JP3772186B2 - 絵の具のついた絵筆の保管具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、絵特に油絵の制作に際して、絵の具のついた絵筆を一時的に保管し次の用に使い易い絵筆の保管具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の絵筆を、絵の制作時に各色の絵の具の混じり合いを避け、次に同じ絵筆を使用するに便利なように保管しておく用具はない。
したがって本発明はそういった使用中の、特に絵の具のついた絵筆を一時的に保管し次回使用するに便利な保管具を提供することを目的とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
絵特に油絵を制作しようとする画家等は、その使用する絵の具を種々混ぜ合わせてねらいとする色調を求める。そしてパレットなどに希望の色の絵の具を混合し調合した絵の具を載せたまま、また他の画面の塗り分けのためにさらに別の絵筆を用いて、パレットの他の部分に別の絵の具の調合をするということが頻繁に起こる。このような場合画家は先の絵筆を他の絵の具のついた絵筆と接触しないように手の指ではさみ持つかあるいは何かの道具を枕にして並べておくかしなければならなかった。こうした場合にそれらの絵筆は何かの弾みでお互いが接触してせっかくの調合絵の具を台なしにしたり周辺のものに付着したりということがしばしば起こっていた。
【0004】
したがって本発明の目的はそういった絵筆のいわゆる危険な散乱を容易に避けられる絵筆の保管具を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本発明は上記の問題を解決するために、コップ状のケ−スの上部開口の縁部の内側から、ほぼ等間隔に、軟質ゴムや軟質の発泡ウレタンからなる棒状体を複数個その開口の中心からの放射線に沿うように接着などで立設し、かつその棒状体の長さをその立設された棒状体の先端部が互いに隣接する程度にして各棒状体の間に差し込まれる絵筆をウレタンの弾性で保持できる保持体とすると共に、更にケ−スの底をすり鉢状に構成した。
【0006】
また第二の実施例によると、前記保持体を軟質発泡ウレタンの円盤の中心から放射状に切込をいれたもので構成した。
【0007】
【作用】
このような構成とすれば、第一の実施例で、棒状体同士の隙間に絵筆を差し込むと柔らかい柔らかいゴムやウレタンのわずかな挟持力に容易に抗して絵筆は自重ですり鉢の底にその尾端を落ち着かせる。仮に尾端が棒状体を直接押すことがあってもその柔らかい弾性により絵筆をそれらの隙間に落ち着かせる。かくして複数の絵筆はそれぞれ独立に画家がおよそねらいをつけた隙間に落ち着きしかもそれらの尾端はすり鉢そこの中心に落ち着き、絵筆は結果的に放射状に立った状態で保管される。かくして絵筆の穂先が互いに接触する危険が避けられるのである。
【0008】
また第二の実施例でいくと、第一の実施例の棒状体の代わりに、同じく軟質ゴムあるいは発泡ウレタンの適当な厚みの円盤に中心から放射状に切込を入れたものでも、隣接する切り離し片の間に絵筆が差し込まれる時は、すり鉢底との協働作用で複数の絵筆がその穂先を互いに離して該ケ−スに並ぶことになる。この場合も切り込みを円盤の周囲部分を残す程度にすると縁部内側にセットしやすくなることは言うまでもない。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1ないし図4について説明する。図1は本発明の第一実施例の縦断面図であり、記号1は全体として本発明の絵筆保管具を示す。2はコップ状のケ−スであり、3は開口部の縁部内側である。4はその縁部内側3に接着などでその基部を固定して片持式に植設した例えば軟質ゴム、更に好ましくは軟質発泡ウレタンなどから形成される棒状体であり、複数本が植設されるが、それぞれの長さはその先端どうしが互いに隣接するまでの長さとするのがより好ましい。したがってその断面形状はある一定以上の幅を必要とする。その幅の目安は植設される棒状体の間隔が平均的な絵筆の太さよりやや小さい寸法である様に設定される。
【0010】
この棒状体は断面形状が角状でもあるいは円形でも良く、機能的にはそれらの弾性による復元力が確保されることが肝要なことである。断面が長方形の場合には縦長に設けられることがより好ましい。更に絵筆が棒状体間の隙間より細い場合には隣接同士の先端が接触しているのでその隙間から出ることはないしまた、太い場合でもとくに軟質発泡ウレタンの場合には変形しながら絵筆を保持することになる。それがゴムの場合でも同様な効果が期待できるのは言うまでもない。
【0011】
5は中心部に傾斜面が集中されるすり鉢状の底であり、平板状の底板6の上に設けられて、棒状体の隙間を通して落とし込まれる絵筆の尾端を中央に集める機能を有する。また底板6の上には本発明の側断面図である図3に示す重り8を備えるのが保管具としての安定性のうえから好ましいであろう。
【0012】
図2は図1に示す絵筆保管具の平面図である。これにより、棒状体が縁部内側に所定の間隔で設けられ先端部が互いに接しているこがわかる。この先端部の接触は、絵筆が二本の棒状体に柔らかく挟持されるとはいっても先端部が互いに接してない時には何らかの軽い外力あるいは振動でも絵筆が中央に滑り出ることの危険を防止するために必要なものである。
【0013】
図4は本発明の第二の実施例であり、9は同じく材料として軟質ゴムまたは軟質発泡ウレタンからなる円盤にその中心から放射状に切り込を入れて形成した絵筆保持片を示す。第一実施例とは保持片としての棒状体の間にある隙間がない事が特徴になるが、本発明の目的から見て、あるいは絵筆を保持する材料となる軟質発泡ウレタンの柔軟性から見て絵筆の経の寸法を吸収しかつ原形を大きく変形しないものでもある。この場合保持片は切り込により片持になるので、縁部内側から水平位置の保持にはその断面にある程度の厚みがなければならないことはもちろんのことである。
【0014】
この第二の実施例の価値はその作り易さにある。即ち仮に前記切り込みを円盤の外周をわずかに残す具合にすれば内向き放射状の絵筆保持片を一個の部品として扱え、しかもいわゆるワンパンチ加工で製造できる利点がある。この絵筆保持片を厚手の円盤から形成する時にはその切り離された一片一片は第一実施例の棒状体と変わらぬ機能を発揮することは明瞭であり、したがってこの保持片も棒状体の範疇と同一に扱えるものであることは明白である。
【0015】
更に前記棒状体の植設工程については一本ずつ縁部内側に植設する代わりに一本の帯状体に所定間隔で接着したものを貼りつけることでも良く、あるいはキャップ状のものに棒状体を予め植設しておいてケ−スにかぶせるようにしてもよく更に好ましくはそれらを一体成型で加工できる利点もある。
【0016】
【発明の効果】
このように構成された絵筆保管具を使用すると前記問題点、即ち絵の制作中に異なった絵の具を載せた複数の絵筆をそれらの交差や干渉事故を避けることができるので能率的制作に大いに役立つのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第一実施例を示す中央縦断面図
【図2】 本願発明の第一実施例の平面図
【図3】 図2の中央断面模式図
【図4】 本願発明の第二実施例の平面図
【記号の説明】
1...絵筆保管具
2...ケ−ス
3...縁部内側
4...棒状体
5...すり鉢底
6...底
7...絵筆
8...重り
9...保持片

Claims (2)

  1. コップ状ケースの上部開口の内側縁部から開口中心に向けて片持ち式に設けられた弾性材からなる複数の棒状体で構成され、一つの平面に整列されて絵の具のついた絵筆の保持部をなし、該ケースの底を逆円錐形に形成してなる絵の具のついた絵筆の保管具において、前記棒状体が軟質ゴムまたは軟質発泡ウレタンの円盤に、その中心から放射状に切り込みを入れることで形成されていることを特徴とする絵の具のついた絵筆の保管具。
  2. 前記切込みで形成される切り離された個々の棒状態体の縦断面形状がコップの垂直方向に長方形をなしている請求項1の絵の具のついた絵筆の保管具。
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