JP3771903B2 - 予充填される使い捨てピペット - Google Patents

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    • A61J1/065Rigid ampoules, e.g. glass ampoules

Description

【0001】
技術分野
本発明は、一般的にピペットに関し、更に詳しくは、薬品または化粧品によって予充填され、1回使用した後廃棄される、剛性材料または弾性材料で作られたピットに係る。
【0002】
背景技術
代表的なピペットは一方の位置から他方の位置に少量の液体またはガスを移送するかまたは液体またはガスを測定する細長いパイプまたは管からなっている。ほとんどの共通のタイプのピットは小さなガラス管からなり、このガラス管は中央のところで広がってバルブを形成している。液体はバルブ内に吸引され、ピペットの上端をストッパー、親指等で閉鎖することによってバルブ内に保持される。ピペットに液体を充填する必要があるので、要求される液体を予充填する使い捨ての1回使用ピペットを提供することが、開業医と研究所技術者の両者にとって有益である。予充填されるピペットは、ピペットの充填ステップがもはや不用であるので、液体の分配排出はきわめて容易にかつ迅速に行うことが可能であり、そして当技術において既に知られているさまざまな方法で達成可能である。
【0003】
技術水準の調査では、本発明の新規性を有する特許は開示されなかった。しかし、次の米国特許が関連すると考えられる。
特許番号 発明者 発行日
6,089,676 ポインター(Poynter) 等 2000年8月8日
5,928,662 フィリップス(Phillips) 1999年7月27日
5,799,837 フィレストーン(Firestone) 等 1998年9月1日
5,624,057 ライフシェイ(Lifshey) 1997年4月29日
5,609,273 フィレストーン(Firestone) 等 1997年3月11日
5,578,020 モスレイ(Mosley) 1996年11月26日
4,150,744 フェニモア(Fennimore) 1979年4月24日
4,114,659 ゴールドベルグ(Goldberg)等 1978年9月19日
フィリップスの米国特許第5,928,662 は、患者に供給するための薬を保持する溜めを備えた薬排出装置を示している。この装置は一端が溜めに接続され、自由端が患者の目の円蓋内に位置する管を備えている。重力作用と毛管作用により、薬は管の大きさおよび材料に従って調節される排出速度で、目の中に流れる。溜めはバリヤとして作用する不透過性の裏当てを備えた吸収材料から作られ、好ましい実施の形態では裏当ては患者の目に取付けるために接着剤を有する。
【0004】
フィレストーンの米国特許第5,799,837 号明細書は、長い保管寿命を有する包装された薬品のためのものであり、開放端を有する中空本体からなる容器を備えている。本体の壁厚は、容器本体を手動で圧縮することによって、薬を一滴ずつ排出することを可能にする。投下のための小滴を形成するために、チップが本体に固定されている。
【0005】
ライフシェイの米国特許第5,624,057 号明細書は、剛性の厚い壁と制限された可撓性領域を有する小型容器からなる、射出成形によって形成された眼病用貯蔵排出装置を開示している。可撓性領域は圧縮したときに少し変形し、従って定量の液体を提供する。一体成形の刺し穴を有するチップはシールを形成する。
【0006】
フィレストーンの米国特許第5,609,273 号明細書は、中空の本体と開放端部を有する容器を含んでいるバリヤパッケージを示している。この容器は本体を手動で圧縮することによって一滴ずつ排出することを可能にする本体厚さを有する。滴下チップは本体の開放端部に固定され、本体を手動で圧縮するときに小滴を形成する。
【0007】
モスレイの米国特許第5,578,020 号明細書は、目点滴器と供給スリーブに関する。点滴器は液体溜め部分と点滴オリフィスを有する排出端部を備えている。溜めの一部は弾性であり、排出スリーブは点滴チューブに外接している。この点滴チューブはその端部を越えて延びる一対の脚部を備えている。この脚部は液体を供給する際に目の上に点滴器を支持するため、眼窩領域にフィットする。
【0008】
フェニモアの米国特許第4,150,744 号明細書は、点滴スパウトを備えた、光と酸素を感知する液体のための包装装置を開示している。容器自体は真空下でガスを通さない外被体内でシールされている。
【0009】
本発明の背景および本発明が関係する技術を示すものとして、残りの引用特許であるポインター等の米国特許第6,089,676 号明細書とゴールドベルグ等の米国特許第4,114,659 号明細書を参照することができる。
【0010】
発明の開示
ットと目点滴器と、瓶、チューブ、小型容器等の形した容器は、1世紀以上にわたって、液体製品を保持、移送および測定するために使用され、従って是認されている。使い捨ての1回使用の容器は特に薬や化粧品の分野で、最近益々普及している。従って、本発明の主たる目的は、予充填された液体を供給するためにバルブ区間の圧縮を可能にする厚さの熱可塑性物質から作られているかあるいは空気が製品の上方に供給されたときに重力によってピレット内部から液体を放出するために、チューブ上端を引裂きまたは切断して破壊することによって予充填された液体を供給するための剛性の可塑性材料から作られている予充填されるピペットを提供することである。
【0011】
本発明の重要な目的は、ピペットの使用後使い捨てできるほど安価である、ピペットを製造するために使用される製造技術を提供することでる。すなわち、本発明は常に新鮮で汚染されていない使い捨て供給される製品を消費者に提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、材料が適合し、比較的に長い円筒形状の大きさと形状がこの分野に適し、薬品工業および化粧品工業のために理想的であるピペットの構造を提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は予充填されるピペットの一部である適切なアプリケータを提供することである。このアプリケータは便利な内蔵ホルダーを使用者に提供することである。従って、管状区間自体が適切なホルダーとして作用するので、使用者は別個のアプリケータを探したり、ピペットに取付ける必要がない。アプリケータにラベルを貼ることができ、清潔を保つために保護することができる。
【0014】
本発明の他の目的は、予充填されるピペットのバルブ内の液体を、薄い中空の管状区間内にある液体バリヤによって、バクテリアまたは微生物で汚染されないように保護することである。
【0015】
本発明のこれらのおよび他の目的と効果は、添付の図に関連してなされる好ましい実施の形態と特許請求の範囲の次の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0016】
本発明を実施するための最良の形態
本発明を実施するための最良の形態は、好ましい実施の形態と第2の実施の形態によって示してある。好ましい実施の形態は図1〜10と図16〜35に示してあり、熱可塑性材料によって形成された剛性のある中空の円形ピペット本体40を備えている。この熱可塑性材料は例えばポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリウレタン、エチレン−ビニル−アセテート等である。材料は内部に貯蔵される液体の種類に応じて、透明、半透明または不透明とすることができる。本体40は3つの基本部分からなっている。すなわち、壊れやすい中空の上側の管42と、壊れやすい上側の管に接続する中空のバルブ(球状)区間44と、開放した端部を有する中空の管状区間46とからなっている。この管状区間はバルブ区間44よりも直径が小さく、このバルブ区間に接している。
【0017】
閉鎖されシールされた末端42分を有する壊れやすい上側の管42は、図3に示すようにシールが破られたときに、本体内に空気を導入することによって機能を発揮する。壊れやすい上側の管42は容易に破断できるように形成されている。この破断は手動で破壊するために便利なように位置決めされた薄い半径方向区間または圧縮すると割れるほど細い縦方向シームを有することによってまたは他の破壊方法によって達成可能である。
【0018】
上側の管42は横断面が図6〜10に示すように形成され、好ましくは液体表面張力および毛管作用を用いて上部空間を維持するように選定された円形、楕円形、正方形、長方形または多角形である。少なくとも一方の側に平らな表面を有する形状は、ピペットが化学薬品を収容するときに、ラベルの配置を容易にするために好都合である。
【0019】
中空のバルブ区間44は壊れやすい上側の管42に接し、その目的は液体貯蔵用の溜めを形成することと、ピペット内部の液体48の排出量を増やすことである。バルブ区間44は円筒形であり、各々の端部は円錐状のテーパ部44′を備えている。このテーパ部は一端が壊れやすい上側の管42に接続し、他端が中空の管状区間46に接続している。
【0020】
本体40の開放端を有する中空の管状区間46は、ピペットの取扱操作と内部からの内容物分配排出を容易にするために、直径が小さく、かつバルブ区間44に接している。
【0021】
ピペット本体40には液体48が予充填される。この液体は薬品または化粧物質からなっている。液体48は水溶液、真溶液、オイル、溶媒、エマルジョン、クリーム、軟膏、ローション、懸濁液、ペースト、ゼリー、シロップ、香膏または容器で搬送およびまたは貯蔵可能な他の類似物質からなっていてもよい。
【0022】
中空の管状区間46の末端に接触するシール手段は、貯蔵のための本体40内に液体製品48を保持する。従って、上側の管42が切断または破壊されたときに、液体製品48をピペットの内側から分けて排出することができる。この作用は本体への空気の侵入を可能にし、従ってピペット内側から製品48を重力で排出することができる。シール手段は弾性的なキャップ50の形をしていてもよい。このキャップは中空の管状区間46の開放端部を塞ぐように形成されている。キャップ50は様々な形状とすることができる。例えば、図20に示すような内側プラグ構造体52、図21に示すような外側プラグ構造体、図23に示すような排尿末端チップアプリケータまたは図22に示すような内側プラグと外側プラグの組み合わせ構造体のようなキャップを使用することができる。弾性キャップ50は好ましくは熱可塑性物質から作られているがしかし、液体48の適合性要求に従って合成ゴムまたは他の物質を使用することができる。
【0023】
シール手段の他の実施の形態は液体バリヤ58の形をしている。この液体バリヤは防腐剤または細菌抑制剤を添加したオイル、ゼリーまたはクリームからなっている。液体バリヤ58は固体ではなく、液体48の容積が周囲温度と共に変化するときに、ピペットの管状区間46内でそれ自体自由に動くことができる。例えば、図16は0°Cのときの代表的な液体と共にバリヤの位置を示している。図18は40°Cのときの違いを示している。図19は50°Cのときの対応する液体48と共にバリヤを示している。中空の管状区間46の内径は液体バリヤ58を維持するために注意深く選定すべきである。内径の代表的な範囲は0.5 〜2.5mm である。
【0024】
ピペットは、開放端部に同じように機能する多くの種類のアプリケータチップ60を含む中空の管状区間46を備えている。幾つかの種類のチップが図24〜35に示してある。これらのチップを説明すれば、目薬点滴チップ62は、図27に示されるもので、中空の管状区間46の開口端部が、管外壁から開口端に向かって先細になる円錐形に形成されているものである。排尿チップ64は、図28に示されるもので、中空の管状区間46の開口端部が球根状の部分と、この球根状の部分から開口端へ延びている筒状部分とを有するものである。針なしチップ66は、図24に示されるもので、中空の管状区間46の開口端部が管外壁から比較的大きな円錐角のテーパー部分と、このテーパー部分から開口端に向かって針のような小さい円錐角で延びているテーパー部分とからなり、これに応じて開口端部内の貫通孔も細くなっているものである。もう1つの針なしチップ66は、図30に示されるもので、中空の管状区間46の開口端部において、管軸線に沿った貫通孔が斜めに分岐して、円錐形の外周面に複数の開口端を形成しているものである。雄型ルーアーロックチップ68は、図31に示されるもので、中空の管状区間46の開口端部に、管外壁から放射状に延びるフランジが形成されているものである。雌型ルーアーロックチップ70は、図32に示されるもので、中空の管状区間46の開口端部が管外壁から放射状に延びるフランジ部分と、フランジ部分の周縁から中心の管状部分を間隔を置いて囲む円筒部分とからなり、円筒部分の内面に雌ねじが形成されているものである。吸収綿チップ72は、図25に示すもので、中空の管状区間46の開口端部に開口端に接して吸収綿が取りつけられているものである。吸収テープチップ74は、図26に示されているもので、中空の管状区間46の開口端部に開口端に接して吸収テープが取りつけられているものである。吸収発泡体チップは、図35に示すもので、中空の管状区間46の開口端部に開口端に接して吸収発泡体が取りつけられているものである。多孔式分配排出器78は、図29に示すもので、中空の管状区間46の開口端部の軸線に沿って延びる空洞内に、軸線方向に貫通する多数の細孔を有する板を有するものである。ブラシチップ80は、図33に示すもので、中空の管状区間46の開口端部に開口端に接して軸線方向に延びるブラシ束が取りつけられているものである。コルクチップ82は、図34に示すもので、中空の管状区間46の開口端部に開口端に接してコルクが取りつけられているものである。
【0025】
本発明の第2の実施の形態が図11〜15と図20〜35に示してある。この実施の形態は、上側の管42が省略され、バルブ区間44の構造体が弾性であり、かつ図11,12に示すように上端の円錐状テーパ部44′を半球の閉鎖体84によって置き換えている点を除いて、好ましい実施の形態と基本的に同じである。管状区間46は本体40が開放端部88を有する中空のチップ区間86を備えている点で、少しだけ異なっている。この中空のチップ区間は、ピペット内部から内容物を制御分配排出するための管状区間46に隣接している。チップ区間86がかなり小さいときには、テーパ区間90が中空の管状区間46と中空のチップ区間86の間に配置される。チップ区間の内径は中空の管状区間46の内径の2分の1から3分の1である。テーパ区間90は2つの管状要素を滑らかに接続する。本体の中空の管状区間46は本体の中空チップ区間86の少なくとも2倍の長さを有する。要素の残りは好ましい実施の形態と同じであり、バルブ区間44がピペットの予充填内容物の分配排出を完全に制御することを除いて、操作が類似している。
【0026】
本発明を詳細に説明し、添付の図に示したが、本発明はこのような詳細に制限されない。というのは、本発明の精神および範囲を逸脱することなく本発明にとって多くの変更および変形が可能であるからである。従って、添付の請求項の文言と範囲に入るすべての変形および形態が本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 好ましい実施の形態の部分斜視図である。
【図2】 液体シールが適所にある、充填状態のピペットの図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】 上側の管が液体の一部を取り出すように作用し、液体シールが前もって消失したピペットの図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】 上側の管の円形形状を示す、図1の4−4線に沿った断面図である。
【図5】 バルブ区間を示す、図1の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 管状区間を示す、図1の6−6線に沿った断面図である。
【図7】 楕円形の上側の管を示す、図1の7−7線に沿った断面図である。
【図8】 正方形の上側の管を示す、図1の8−8線に沿った断面図である。
【図9】 長方形の上側の管を示す、図1の9−9線に沿った断面図である。
【図10】 多角形の上側の管を示す、図1の10−10線に沿った断面図である。
【図11】 ピペットの内側に液体を充填していない状態の第2の実施の形態の部分斜視図である。
【図12】 中間幅まで圧縮された弾性的なバルブ区間を破線で示す、図11の12−12線に沿った断面図である。
【図13】 図11の13−13線に沿った断面図である。
【図14】 図11の14−14線に沿った断面図である。
【図15】 図11の15−15線に沿った断面図である。
【図16】 液体が充填され、周囲温度0°Cのときに液体バリヤが適所にある好ましい実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図17】 液体が充填され、周囲温度20°Cのときに液体バリヤが適所にある好ましい実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図18】 液体が充填され、周囲温度40°Cのときに液体バリヤが適所にある好ましい実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図19】 液体が充填され、周囲温度50°Cのときに液体バリヤが適所にある好ましい実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図20】 中空の管状区間の端部に取付けられた内側プラグの形をした弾性キャップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図21】 中空の管状区間の端部に取付けられた外側プラグの形をした弾性キャップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図22】 中空の管状区間の端部に取付けられた内側プラグと外側プラグを組み合わせた形をした弾性キャップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図23】 中空の管状区間の端部に取付けられた、排尿末端チップアプリケータ上の外側プラグの形をした弾性キャップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図24】 針なしチップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図25】 吸収綿チップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図26】 吸収テープチップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図27】 目薬点滴チップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図28】 排尿チップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図29】 多孔式分配排出チップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図30】 第2の種類の針なしチップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図31】 雄型ルーアーロックチップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図32】 雌型ルーアーロックチップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図33】 ブラシチップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図34】 コルクチップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。
【図35】 吸収発泡チップとして形成されたアプリケータチップを有する両実施の形態を中心線上で切断した断面図である。

Claims (18)

  1. a)中空の丸いピペット本体を備え、
    b)前記本体が貯蔵用の溜めを形成する中空のバルブ区間を有し、
    c)前記本体が更に、端部が開放した中空の管状区間を有し、ピペットの取扱操作とピペット内部からの内容物分配排出を容易にするために、前記管状区間の直径がバルブ区間の直径よりも小さく、管状区間がバルブ区間に隣接し、
    d)液体製品がピペット本体内にある薬品または化粧物質からなり、
    e)液体製品を貯蔵する本体内に液体製品を保持するためおよび取り出すときにピペット本体の中空の管状区間から液体製品を分けて排出することができるようにするために、シール手段が管状区間に接触し、前記ピペットシール手段が、それぞれ防腐剤または細菌抑制剤を含むオイル、ゼリーおよびクリームからなるグループから選択された液体バリヤからなっていることを特徴とする、薬剤および化粧品のための予充填される使い捨てピペット。
  2. a)中空の丸いピペット本体を備え、
    b)前記本体が、シールを破ったときに本体に空気を導入するためのシールされた末端を有する壊れやすい中空の上側の管を備え、
    c)前記本体が更に、壊れやすい上側の管に隣接する中空のバルブ区間を有し、このバルブ区間が貯蔵用の溜めを形成し、
    d)前記本体が更に、端部が開放した中空の管状区間を有し、ピペットの取扱操作とピペット内部からの内容物分配排出を容易にするために、前記管状区間の直径がバルブ区間の直径よりも小さく、かつバルブ区間に隣接し、
    e)液体製品がピペット本体内にある薬品または化粧物質からなり、
    f)液体製品を貯蔵する本体内に液体製品を保持するため、上側の管を切断または引きちぎったときにピペット本体内の内側から液体製品を分けて排出できるようにするために、それによってピペット内部から液体製品を重力で排出できるようにする、本体への空気の侵入を可能にするために、シール手段が中空の管状区間に接触し、前記ピペットシール手段が、それぞれ防腐剤または細菌抑制剤を含むオイル、ゼリーおよびクリームからなるグループから選択された液体バリヤからなっていることを特徴とする、薬剤および化粧品のための予充填される使い捨てピペット。
  3. 前記ピペットが、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリウレタンまたはエチレン−ビニル−アセテートからなるグループから選択された熱可塑性物質によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の予充填される使い捨てピペット。
  4. 前記ピペットの壊れやすい中空の上側の管が、容易に破断できるように形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の予充填される使い捨てピペット。
  5. 前記ピペットの壊れやすい中空の上側の管の横断面が、円形、楕円形、正方形、長方形および多角形からなるグループから選択されていることを特徴とする請求項1または2記載の予充填される使い捨てピペット。
  6. 前記ピペットのバルブ区間が円筒の形をし、この円筒が各々の端部が円錐状のテーパ部を有し、このテーパ部の一端が壊れやすい上側の管に接続し、他端が中空の管状区間に接続していることを特徴とする請求項1または2記載の予充填される使い捨てピペット。
  7. 前記液体製品が、水溶液、真溶液、オイル、溶媒、エマルジョン、クリーム、軟膏、ローション、懸濁液、ペースト、ゼリー、シロップまたは香膏からなるグループから選択されていることを特徴とする請求項1または2記載の予充填される使い捨てピペット。
  8. ピペットシール手段が更に、中空の管状区間の開放端部を塞ぐように形成された弾性キャップを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の予充填される使い捨てピペット。
  9. 前記ピペットの中空の管状区間が更に、その開放端部に、目薬点滴チップ、排尿チップ、針なしチップ、雄型ルーアーロックチップ、雌型ルーアーロックチップ、吸収綿チップ、吸収テープチップ、吸収発泡体チップ、多孔式分配排出器、ブラシチップまたはコルクチップからなるグループから選択されたアプリケータチップからなっていることを特徴とする請求項1または2記載の予充填される使い捨てピペット。
  10. a)中空の弾性ピペット本体を備え、
    b)前記本体が貯蔵用溜めおよび分けて排出するための溜めを形成する中空のバルブ区間を有し、
    c)前記本体が更に、中空の管状区間を有し、ピペットの取扱操作を容易にするために、前記管状区間の直径がバルブ区間の直径よりも小さく、管状区間がバルブ区間に隣接し、d)前記本体が更に、端部が開放した中空のチップ区間を有し、ピペット内部からの内容物分配排出するために、前記チップ区間の開放端部が管状区間に隣接し、
    e)液体製品がピペット本体内にある薬品または化粧物質であり、
    f)液体製品を貯蔵する本体内に液体製品を保持するためおよび取り出すときにピペット 本体から液体製品を分散させることができるようにするために、シール手段が中空チップに接触し、前記ピペットシール手段が、それぞれ防腐剤または細菌抑制剤を含むオイル、ゼリーおよびクリームからなるグループから選択された液体バリヤからなっていることを特徴とする、薬剤および化粧品のための予充填される使い捨てピペット。
  11. 前記ピペットが、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリウレタンまたはエチレン−ビニル−アセテートからなるグループから選択された熱可塑性物質によって形成されていることを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
  12. 前記ピペットのバルブ区間が第1と第2の端部を有する円筒の形をし、第1の端部が中空の管状区間に接続する円錐状のテーパ部を有し、第2の端部が半球形の閉鎖体を形成していることを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
  13. 前記本体の中空の管状区間が本体の中空のチップ区間の少なくとも2倍の長さを有することを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
  14. テーパ区間が中空の管状区間と中空のチップ区間の間に設けられていることを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
  15. 前記中空のチップ区間の内径が中空の管状区間の内径の2分1から3分の1であることを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
  16. 前記液体製品が、水溶液、真溶液、オイル、溶媒、エマルジョン、クリーム、軟膏、ローション、懸濁液、ペースト、ゼリー、シロップまたは香膏からなるグループから選択されていることを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
  17. 前記ピペットの中空の管状区間が更に、その開放端部に、目薬点滴チップ、排尿チップ、針なしチップ、雄型ルーアーロックチップ、雌型ルーアーロックチップ、吸収綿チップ、吸収テープチップ、吸収発泡体チップ、多孔式分配排出器、ブラシチップまたはコルクチップからなるグループから選択されたアプリケータチップからなっていることを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
  18. ピペットシール手段が更に、中空の管状区間の開放端部を塞ぐように形成された弾性キャップを備えていることを特徴とする請求項10記載の予充填される使い捨てピペット。
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