JP3770908B2 - 補綴的歯架工のファンデーション - Google Patents

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Description

本出願は、1994年7月27日付けで出願された特許出願第281,397号の一部継続出願である。
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、歯インプラント構造体の構造、特に堅固な補綴物のファンデーションを形成して、堅固な補綴歯架工のファンデーションを形成するために相互に接続した調節可能なモジュラー式インプラントユニットに関する。又、特に、本発明は、骨内に埋め込んだねじ付きのポストアンカーの突出するヘッドに取り付けられたモジュラー式の歯補綴物の支持ファンデーションの構造に関する。更なる実施の形態として、本発明は、ねじ付きポストアンカーの突出するヘッドに取り付けられて、洗浄、修理、又は交換のために容易に取り外し得る、一体形の堅固な補綴歯架工の構造に関する。
2.従来技術の説明
歯インプラントを配置する現在の技術は、時間がかかり、痛みを伴い、費用もかかる。骨又は歯根にアンカーを配置するためには、外科手術が必要となる。何回も医院に通い、又、歯の治療を受けることは、費用を増し、また、患者にとって苦痛である。この費用のため、一般の人がインプラントで支持された補綴物による利点を享受することができず、また、治癒期間が長くかかるため、患者は、長時間、歯無しの状態であり、又は一時的な補綴物さえもない状態が続く。
より一般的に広く使用されているインプラントは、比較的大径であり、雌ねじ及び雄ねじを有する円筒状の中空のアンカーである。こうしたアンカーは、骨に外科的に埋め込まれる。外科手術は、歯肉を切ってその下の骨を露出させることと、その骨への通路を穿孔することとを含む。次に、これらのアンカーは、こうした予め穿孔した通路内にねじ込み、歯肉を縫合して、インプラントを覆う。雌ねじ付きの中空インプラント内に支持根をねじ込む前に、治癒し始めなければならない。埋め込んだ後の治癒は、約6乃至9月かかることが多く、その間に、インプラントは、骨内に一体化する。完全に治癒したならば、補綴物を支持するねじ付き根を中空のアンカー内にねじ込む。
発明の概要
本発明の一つの目的は、駄目になる重要な支持当接部を修理し、歯補綴物を支持する堅牢で調節可能なモジュラー式下部構造体を提示し、また、ファンデーションポストの埋め込み直後に、少なくとも1つの一時的な補綴物、特に、歯架工を配置することを許容することである。
本発明のもう一つの目的は、その下方の骨を露出させる外科手術を必要とせずに、歯の補綴物のファンデーション、特に、歯架工を形成する効果的な手段を提供し、これにより、患者の苦痛、不便さ、及び多額の支費の原因となるものを解消消することにより、現在の技術の不利的な点を解消することである。
本発明の更に別の目的は、埋め込んだアンカーの上方に亙ってより恒久的な補綴物を取り付けるときの現在技術の時間のかかることを解消することである。
本発明のもう一つの目的は、埋め込んだ直後から、より恒久的な修復及び解決策を為すことが必要となる迄、相当な時間に亙って保持される略正常な咀嚼機能を付与することである。
本発明は、骨の母体内に直接、ねじ込むことのできる比較的小径のねじ付きアンカーポストと、該ポストを相互に接続する調節可能な伸長ユニットとを使用すること、又、上記のユニットを使用して、これにより、該ユニットが埋め込んだアンカー内に取り付けられ、歯補綴物のファンデーションとして使用し得るように堅固な構造体内に配置されるようにする方法から成るものである。このとき、上記の構造体は、現場における構造体のファンデーション(例えば、固定、又は取り外し可能な補綴物の自己硬化性の成形プラスチック及び/又はストック歯から出来たもの)として機能する。このファンデーション及び補綴物は、現在の技術で必要とされる外科手術、歯科医院での治療、何回も通院すること、また、より恒久的な補綴物を取り付けるときの時間的な遅れを伴わずに、埋め込んだ略直後に、歯科医院で完成させることができる。
本発明は、埋め込み方法の直後に、又は、埋め込み方法の実施と同時に、患者の失われた歯(特に、前歯)に代替するための手段を提供するものである。
本発明の別実施例として、歯の全部又は一部分を形成し、又は隣接する数本の歯のみを接続する単一体の補綴物装置であって、洗浄のために容易に取り外し、その後に、ユーザ又は歯科医によって交換することができ、又、補綴物を互いに堅固に接続し得るように形成される補綴物装置が提供される。このことは、埋め込んだ中空のねじ等の上で歯を直ちに交換することを許容し、また、機能する間に、横方向応力又はせん断力が殆ど又は全く加わることなく、相互に接続したユニットに大きい圧縮強度を更に持たせるものである。
しかしながら、本発明の用途は歯架工の構造にのみ限定されるものではない。以前のアンカー及び重要な支持歯が不良であるか、又は失われた領域にねじアンカーを取り付けることができる。アンカーが小径であることは、歯の間の狭小なスペース、骨の狭い断面部分、又は埋め込んだ恒久的なアンカーの間にそのアンカーを取り付けることを許容する。このため、長期に亙る治癒期間、及び従来の恒久的なインプラントの骨一体化過程中に、一時的な修復手段を支持することができる。
本発明のその他の利点は、本明細書を読むことにより明らかになるであろう。
詳細な説明
本発明によれば、堅固な補綴物のファンデーション、特に堅固な補綴架工のファンデーションは、モジュラー式ユニットで形成される(そのモジュラー式ユニットの各々が、(a)歯インプラントポスト、及び(b)伸長ユニットの少なくとも一方から成っている)。このポストは第一のテーパー付きねじ端(例えば、骨基質、又は歯根内にポストを固定し得るようにされている)と、第二の保持端部(伸長ユニットに係合し得るようにされている)とを備え、伸長ユニットは、ルーズな(sloppy)取り付けによって固定されることが好ましい。上記のルーズな取り付けは、ポストの保持端に関して伸長ユニットが僅かに制限された角度だけ回転することを許容する。上記のルーズな取り付けの有利な点は、各伸長ユニット及び各ポストのヘッドを互いに関して並置して、相互に接続した堅固な架工を形成するようにし得る点である(この架工は、インプラントの上に形成するが、骨のリッジ部分を著しく失うことなく容易に分解して、取り外すことが可能である)。
一つのモジュラー式ユニットの伸長ユニットは、隣接する他のモジュラー式ユニットの少なくとも1つに結合し得るようにされている。この伸長ユニットは、(i)ポストの保持端に係合する少なくとも1つの係合手段と、(ii)2つ以下の葉状体とから成っている。係合手段がポストに係合すると、各葉状体は、ポストから横断方向に向けて上記の係合手段から伸長し、また、その長さが選択可能である。
好適な実施の形態において、これらのポストは、骨の母体に、又は処理した(葉髄)歯根内に固定される。各伸長ユニットは、係合手段と、好ましくは1又は2以上の葉状体とを備えている。各モジュールにおいて、この係合手段は、ポストの保持端を略取り巻き、また、係合手段の断面部分は、ポストの保持端にルーズに嵌まるための孔(即ち、ポストの保持端の断面よりも僅かに大きい孔)を画成する。ポストの保持端及び係合手段の孔の断面部分は、略同一の幾何学的形状であることが好ましい。この寸法の差がポストの保持端と係合手段の孔との寸法の僅かな差に対応する。1つ又は2つ以上の葉状体は、ポストから横断方向に向けて係合手段から伸長して、その長さが選択可能である。必要であるならば、これらの葉状体は、所望の長さに切ることができる。これらの葉状体は、その強度を増し得るように波形にする。各ファンデーションの端部に係合手段がある点を除いて、各係合手段は、これら2つの葉状体に接続され、その葉状体の各々が、隣接する別の伸長ユニットからの別の葉状体又は係合手段に接続される。この結合は、2つの波形の葉状体を共に重ね合わせ、又はクリップ止めすることで行われることが好ましい。次に、各ポストの上方に、例えば、成形といった従来の手段によりキャップが形成される。代替例において、伸長ユニットに結合したアンカーポストの上方に単一のキャップを形成することができる。
別の好適な実施の形態において、ばね負荷式の支持骨組体、又はキャップをアンカーポストのヘッドの上方に取り付けるか、又はアンカーポストを伸長ユニットに結合して、従来の手段によってクラウン、又は補綴物構造体のファンデーションとして機能するようにする。次に、ファンデーションの隣接する一連のアンカーポストの各々の上方に亙ってキャップを取り付けて、架工を完成させることができる。
本発明の一つの代替的な実施の形態において、ポストの保持端は、係合手段がポストの保持端を略取り巻き、また、その係合手段の断面が伸長ユニットとポストとの間のルーズな嵌まり状態を提供する孔を画成する、任意の形状とすることができる。
本発明の別の実施の形態において、ポストの保持端は、伸長ユニットに係合する孔、又は溝を有している。この場合、この伸長ユニットは、孔又は溝を貫通する。任意の部分(即ち、上記の孔、又は溝に係合する伸長ユニットの係合手段)の寸法に関する孔、又は溝の相対的な寸法は、ルーズな嵌まり状態を画成する。この実施の形態において、単一の伸長ユニットが一連の隣接する複数のポストに係合することができる。更に、この実施の形態において、伸長ユニットの任意の部分が係合手段として機能することができる。クラウンのファンデーション(例えば、ポストヘッドの上方におけるばね負荷式の骨組み支持ファンデーション)は、係合手段をスロット内に保持する働きをすることができる。この好適な伸長ユニットは、一定の僅かな可撓性を有するバーである(この可撓性のため、該バーは、口の湾曲に従うことができ、また、隣接する埋め込みポストの間の方向を変えて、その埋め込んだ一連のポストにおける終端ポストの間の連続的なコネクタを形成することが可能となる)。
係止キャップと連続的なバーとの間で、ポストの頂部分の上方に且つ/又はその周りに係止手段を設けて、該バーをポストに関して所定位置に保持し得るようにすることが最も好ましい。連続的なポストにかかる係止手段が連続的に存在することは、比較的確実で且つ単一の構造体を形成する。バーの端部は、2つの終端ポストの周りに包み込み、又はその他の方法で係止することができる。この系の構造上の強度を更に増すため、隣り合った係止キャップとバーとの組み合わせ体の全体を成形可能な柔軟な組成物で包み込み、その組成物が硬化したとき(例えば、加硫により)構造体の堅固さが増すようにすることができる。包み込む組成物の構造的強度を更に増すため、補強用コイルをバーの一部、又は全部を取り巻くようにし、包み込む組成物を保持し且つその内部に取り込まれるようにすることができる。次に、一連の個々の歯部分を形成し、公知の手段により堅固なファンデーションに固着することができる。このようにして形成された堅固なファンデーションは、埋め込んだポストから容易に取り外し且つ、そのポストに戻して、堅固で且つ取り外し可能な歯補綴物を形成することができる。また、補綴物の基本的な支持体として、埋め込んだ隣接するポストと共に、処理した歯根を利用することも可能である。
本発明のもう一つの好適な実施の形態において、2以上の埋め込みポスト、歯根、又は既存の補綴物の両側にて且つ互いに略平行に伸長する2つの伸長ユニットがある。連続的に配置された埋め込みポスト、歯根、又は既存の補綴物は、一般に、固定した垂直支持要素と呼ばれる一連のアンカーとして機能する。上記の第一の伸長ユニットは、固定された垂直な支持要素の頬側部に沿って伸長し、また、上記の第二の伸長ユニットは、固定した垂直の支持要素の舌側部に沿って伸長する。これらの第一及び第二の伸長ユニットは、互いに係合して係合面を形成し得るように、圧着、クリップ止め、又はその他の方法で形成される(この係合面は、各ポスト、又は歯を略取り巻き且つこれらに係合して、本発明のファンデーションを形成する)。
本発明の教示内容を組み合わせて、歯補綴的架工の構造体とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
図1は、2つの波形葉状体を有する伸長ユニットの一実施例の平面図、
図1aは、図1の実施例の側面図、
図2は、図1の実施例の等角図、
図2aは、1つの葉状体を有する伸長ユニットの別実施例を示す等角図、
図3は、クリップの等角図的な詳細図、
図3aは、代替的なクリップの側面図、
図4は、幾つかのモジュラー式伸長ユニットを相互に接続して形成された、顎全体の歯架工ファンデーションの概略図的な平面図、
図5は、2つのモジュラー式伸長ユニットを相互に接続した状態を示す、概略図的な側面図、
図6は、ポストの上に取り付けられた伸長ユニットの平面図、
図7は、ポストの平面図、
図7aは、図7のポストのねじ付き端部の詳細な平面図、
図7bは、図7のポストの保持ヘッドの詳細な平面図、
図7cは、線c−cに沿った図7の断面図、
図7dは、線d−dに沿った図7bの断面図、
図8は、ばね負荷式支持骨組み体の側面図、
図9は、ポストの上に配置された図8のばね負荷式支持骨組み体の上に形成されるキャップの概略図的な断面図、
図10は、現場で形成された一連の伸長ユニットの別実施例を示す平面図、
図10aは、図10の実施例を現場で形成する状態を示す概略図的な平面図、
図11は、本発明に従って堅固な単一のファンデーションから形成された前部補綴物を含む顎の概略図的な等角図、
図12は、図11の埋め込んだ歯ポストの一部断面図とした拡大部分図、
図12aは、接続バー及び封止化合物を更に含む、図12の3つの歯ポストの更なる拡大図、
図13は、図12aの歯ポストの外側部分及び係止手段の拡大図、
図14は、接続バーの一部分の側面図、
図15は、曲げ可能な上方部分を有する歯ポストの代替的な実施例を示す側面図、
図16は、2つのスロット付きキャップの間を伸長するコイル状ねじ付き接続バーの拡大切欠き図、
図17は、本発明に使用される十字形スロット付きの歯ポストの平面図、
図18は、終端支持ポストが歯根である一実施例を示す等角図的な概略図、
図19は、補綴物のファンデーションを処理した歯根に固着する包み込み手段の等角図的な概略図、
図20は、補綴物を歯根に固着する包み込み手段の一部分の拡大接写図。
図面を参照すると、図7には、全体として符号70で表示したポストが示されており、骨基質、又は歯根内に挿入される1つのねじ付き端部72と、伸長ユニットを保持する第二の端部たる保持端部71とを有している。該保持端部は、ヘッド73とネック部75と、肩部76とを備えている。ねじ付き端部は、本体77と、末端78とを備える。この本体はテーパー付き末端と一体である。回転防止小面74が末端に隣接する位置にてポストの本体に切り込まれて、埋め込んだねじポストがゆるむのを防止する。図7aには、ねじ付き端部72の詳細が図示される一方、図7bには、保持端部71の詳細が図示されている。図7cは、回転防止小面74の位置におけるポストの断面図である。図7dは、図7bの線dにおけるポストの保持端部の断面図である。各端部は変更可能であり、ポストはこうした変更例の組み合わせとすることができる。例えば、保持端部に溝を形成することができる。
図1及び図1aには、全体として参照符号10で表示した伸長ユニットの一つの実施例が詳細に示されており、矩形の管である係合手段が全体として参照符号11で表示され、管の断面は、方形の孔12を画成し、2つの波形葉状体13が該係合面から伸長している。図1に図示した実施の形態において、係合手段11を有する伸長ユニット10は2つの半体14、16(共に、溶接、又はその他の方法で堅固に固着されている)から曲げて形成されている。上記実施例において係合手段は、方形の孔を画成する係合面15を有しており、該方形の孔の各側部は約1.9mmの長さを有し、図7のポスト70(この場合、各側部は該孔よりも僅かに小さい)を保持端部71のような方形の保持端部に係合する。
好適実施例において、これらのポストは中実であり、チタニウム合金で出来ている。各ポストのねじ端部はテーパーが付けられ且つ雄ねじが形成されて、ポストがゆるむのを防止する回転防止小面を有している。これらのポストは、全長が約18mm乃至約22mmで形成し、ヘッドの長さが約5mm、肩部の長さが約2mm、本体の長さが約6乃至約10mmであり、また末端を有するように形成することが好ましい。該肩部がヘッドをネック部に接続する。この肩部は、この実施例において、ポストのねじ端部を骨基質内にねじ込む間に、ポストの保持する状態を簡単にするため方形にしてある。該ヘッドは、方形の断面をしており、該方形の各側部は最大長さが約1.66mmであり、そのヘッドの長さの最初の3mmはヘッド73の自由端部79(直径約1.65mm)までテーパーが付けられている。該ヘッド73は肩部76よりも幅が広く、ネック部75にて肩部76を30°の角度で接続する。該肩部76は本体77と一体である一方、該本体77はテーパー付き末端78と一体である。該本体及び末端にはねじが形成されている。この本体において、ねじは外径1.8mm、内径1.5mmピッチ0.5mm、切り込み角度90°である。回転防止小面74は、末端に隣接する位置にてポストのねじ付き本体に形成された平面状溝である。該溝の長さは1mmであり、ポストの直径に対して平行で、上記面と上記直径との間の距離は0.65乃至0.70mmである。
図5には、歯架工のファンデーションの構造が概略図で図示されている。図5において、一方の伸長ユニット10はポストの保持端部50の上に配置された状態で図示され、また、もう一方の伸長ユニット10は別のポストの保持端部50の上に配置された状態で示してある。各伸長ユニットの葉状体13は、各ポストから横断方向に向けて各伸長ユニットの係合手段11から伸長している。
図5に図示するように、該伸長ユニット10は、最初に、ポスト50の上方に配置されて、係合面及びポストの保持端部の側部が略平行となるようにする。次に、図6に図示した係合面15がポストに係合して、ルーズな嵌まり状態を形成する迄、伸長ユニット10を回転させる。その後、隣接する2つの伸長ユニットの各々からの1つの葉状体を端部を合わせた状態に配置するか、又は、好ましくは、重ね合わせて且つクリップ51を取り付けて安定化させる。典型的なクリップの詳細は図3に図示してある。
図6は、一つの実施の形態に対する概略図であり、伸長ユニット10の係合面15がポストの保持端50とルーズに嵌まる状態を図示している。図6に概略図で図示した実施の形態において、係合面の断面は、孔を画成する(該孔は方形であり、ポストの方形の保持端部の断面よりも僅かに大きい)。該孔の寸法とポストの保持端部の寸法とに差があるため、ルーズは嵌まり状態が得られる。図6に図示するように、伸長ユニットはポストにきちっと係合し、図示した位置にて動かないように拘束される。しかしながら、該略図から明らかであるように、該伸長ユニットを時計方向に回転させると、該伸長ユニットをポストから取り外すことが可能となる。更に安定性が得られるように、ポストと係合面との間のスペースに結合剤を充填することができる(特に、モジュラー式ファンデーションを長期間に亙り所定位置に残す場合)。
歯架工のファンデーションの概略図が図4に図示されている。該ファンデーションの各端部41にて、モジュールは1つの葉状体のみを有する。1つの葉状体のみを有するモジュールの伸長ユニットの一例が図2aに図示されている。図4において、重なり合う伸長ユニットの葉状体、及び端部同士を合わせた状態に略接続する葉状体も図示されている。
図8は、全体として参照符号80で表示したばね負荷式支持骨組み体(図7のポストに取り付けられた)の平面図である。図8のこのばねは、図9に図示するように、キャップ91の構造体に対する骨組み体として機能する。該ばね81の端部はアンカーポスト92のネック部に係合する。
図10及び図10aに図示するように、本発明のもう一つの実施の形態は、略平行な2つの伸長葉状体101、102から現場で形成することができる。図10aには、図10の実施の形態のファンデーションを形成するときの中間段階が概略図で図示されている。第一の伸長葉状体ユニット101は、ポスト104の頬側部及び歯根105に沿って伸長する一方、第二の伸長葉状体ユニット102は、ポスト104の舌側部及び歯根105に沿って伸長する。これらの伸長ユニットは、箇所103にて圧着等により共に接着されて、例えば、平行四辺形の係合面115を形成する(該係合面はポスト104、又は歯根105を取り囲み且つこれらに係合する)。係合面115の断面は孔112を画成する。係合面115のコーナ部103の間の中間の葉状体106は、図10に示すように、圧着及び曲げにより波状に形成するか、又は、図10aに示すように直線状のままであるようにすることができる。圧着し且つ成形した伸長葉状体101、102は、係合面115のコーナ部103にて、例えば、結合剤により共に固着するか、又は、これらのコーナ部及び/又は中間葉状体に沿った中間位置にて圧着することができる。
図1及び図7のモジュラー式の実施の形態を採用する時、支持ポスト70は歯肉組織を通じてその下方の骨基質内に直接、ねじ込まれる。所望で且つ有効であれば、最初にパイロット穴を穿孔することができる。固定したねじポスト70の各々の上に伸長ユニット10を配置して、ルーズな嵌まり状態を形成し、次に、僅かに回転させて、ポスト73を係合面15と確実に係合させる。次に、各伸長ユニットからの葉状体を共にクリップ止めして、ポストのヘッド及び係合面を係合位置に係止する。ばね負荷式支持骨組み体80をポストのヘッドの上に取り付け、次に、補綴物を骨組み体80の上に形成することが好ましい。
図11乃至図17の図面は、本発明の更に好適な実施の形態を図示するものであり、これらの実施の形態は、現場にて比較的堅固な単一の補綴物のファンデーションを準備するために使用することができ、このファンデーションは、本発明に従って埋め込んだ歯ポストにより取り外し可能に取り付け且つそのポスト支持することができる。この支持骨組み体は、義歯を支持することを可能にし、また取り外し且つ再取り付け可能な方法にてその下方の埋め込んだアンカーポストに取り付けられる。このシステムは、周知であるように顎骨の形状が異なるためにポストを顎骨内に埋め込むときの角度が異なることに対応する手段を提供する。このため、埋め込んだポストが頬側部から舌側部、及び長手方向に斜めに拡がる状態が解消され、その結果、望ましい一般的な平行な位置に補綴物を支持することができる。更なる利点として、この実施の形態の構造体は、側面応力又はトルクを生ぜずに、歯ポスト又は顎骨に大きい圧縮強度を持たせる。
図11には、従来の中空のインプラント121が所定位置にあり、本発明の雄ねじ付き埋め込み歯ポスト120が従来のポスト121の間で且つそのポスト121の周りに介在された顎骨の全体的な概略図を図示する。図示するように、本発明の歯ポスト120は、顎骨内に螺着状態で埋め込まれて、従来のインプラント121を埋め込むことにより形成された傷が治癒する間、又は、インプラント121が顎骨100に固着される間に、全体として参照符号119で示した歯補綴物を支持する。
本発明の歯ポスト121は、図12に拡大図に示してある。ねじ付きポスト120、120a、120bの3つが顎骨内にある間に、拡がる方向に示されている。図示するように、該ポスト120は、互いに平行ではなく、図面の面内及び図面に対して垂直な面内の双方にて互いに斜めになっている。図示するように、埋め込んだ歯ポスト120は、先が尖った内端119にて末端となる雄ねじ付きの筒部分128と、方形、又は多角形断面の肩部123と、収束するが、先端は平らである外側ヘッド部分126とを備えている。この収束するヘッド部分126は、凹状面127により画成された側方スロット(ヘッド部分126を貫通する)を有している。この実施の形態における接続バー133は、最右側の埋め込みポスト120Rから中間のポスト120b、120、120aを貫通して最左側ポスト120Lまで伸長する連続部材である。この接続バー133は、ポストの各々に形成されたスロット127を貫通している。
全体として、参照符号131で示した保持キャップは、各ポストヘッド126の上方を亙り且つ接続バー133を跨いで伸長している。図13において、保持キャップ131は、丸味の付いたコーナ部分を有する略矩形の部材として図示されている。しかしながら、円筒状の形状、又は楕円の円筒状の形状も利用可能である。図示するように、保持キャップ131は、ポストヘッド126の上方に嵌まり、多角形の肩部123及び接続バー133に対して係止する。保持キャップの下方部分は、2対の脚部135に分割されて、スロット(接続バー133を跨ぐ)を提供する。図13に図示した好適な実施の形態において、脚部152の内側の内縁部は比較的接近しており、その脚部151の外側の内縁部は最も広く分離されて、このため、接続バー133は、表面151により画成された外側のスロットスペース内にルーズに嵌まるが、下面152の間にて押し込まなければならないようにする。これにより、面取りコーナ部分149に入るように、脚部135を弾性的に押して、これにより、脚部が反発したとき、バーをより大きい孔151内の所定位置に係止する。
図17に示した別の実施の形態において、歯ポスト120の頂部におけるスロット123は十字形であり、歯ポストの方向をそれほど厳密でなくてもよくし、接続バー133を利用可能なスロットに通すために、その接続バー133を過度に曲げる程度が少なくて済むようにする。
以前のように、保持キャップ131が歯ポスト120の上方部分126に関して比較的ゆるく、又は「ルーズな状態」に嵌めることにより、幾つかのポスト上の保持キャップ131を略平行なままに保ちつつ、各ポスト120が保持キャップに且つ互いに関して斜めになることが許容される。この実施の形態において、接続バー133の上面142に形成された切欠きが保持キャップの縁部と相互作用することにより保持キャップ131の平行な位置が保持される。このように、このシステムを口内に取り付けるとき、接続バー133は、幾つかのポスト120のスロット127を通してねじ込み、次に、保持キャップ131をポストヘッド126の上に配置して、互いに平行な方向まで回動させ、保持キャップ131の内面の縁部151を接続バー133の切欠き142内に挿入することで所定位置に係止する。
ファンデーションの各種部分の相対的な方向を保つ更なる手段として、図12aに示すように、接続バー133、及び保持キャップ131により形成された組立体の全体に硬化性、展延性のあるプラスチック材料を付与する。次に、この展延性のプラスチックは、比較的堅固な基質160内で硬化させ、歯ポスト120におけるスロット127に関する保持キャップ131、及び接続バー133の相対的方向を確実に保持する。保持キャップ131の内部への内端開口部を被うためポストの肩部123の周りに覆い139を配置し、又、矩形の栓、又は覆い153をスロット開口部151の上に配置することにより、展延性のあるプラスチックが保持キャップ内に入ることが防止される。このためポストのスロット付きヘッドを分離させ、キャップ及び接続バーを直ちに取り外すことが可能となる。展延性プラスチックが単一の剛性な部材を形成し得るように硬化したならば、その堅固なシステムは、ポストから容易に取り外し、また、相対的な位置及び方向が固定されたときに、ポストに戻すことができる。
このシステムを硬化したプラスチック内に収容したならば、所望の色及び寸法の義歯を補綴的ファンデーションに固着して、一時的ではあるが、直ちに使用でき、しかも、完全に機能する歯補綴物を提供することができる。
図10及び図11の単一の補綴物を作製するとき、先のモジュラー式の実施の形態に関して上述した方法にて、歯ポスト120を顎骨内に螺着して埋め込む。これと代替的に、これらのポストは、雌ねじ付きの恒久的に取り付けた従来の骨と一体化したインプラント121(図11に空の状態で図示した型式のもの)内に固着することもできる。該接続バー133(相互に接続したより短い長さのものか、又は、連続的な可撓性の長さのもの)をスロット127内に挿入することができる。この接続バーは、ステンレス鋼、チタニウムのような材料、又はマイラーのような合成の可撓性重合体のような歯科用として承認された任意の適当な材料とし、その長縁部の少なくとも1つに沿って形成された切欠き142を有することが好ましい。この接続バーは、各端部の終端ポスト(即ち、ポスト120R、120L)を越えて僅かに伸長して、その後に、そのバーを所定位置に固着するものであることを要する。
次に、保持キャップ131をポスト120の各々の上方に配置して、該キャップの弾性的脚部135が接続バー133を跨ぐようにする。該キャップは互いに関して平行な方向に配置され、次に、スロット151の外縁部が接続バーの切欠き142内に係止される迄、下方に押し付けることでその位置に固着される。上述したように、該キャップはポスト120の上に比較的ゆるく取り付けられる。このため、キャップ131はポストの斜めの方向に従う必要はなく、その結果、キャップ121は、キャップ同士を相対的に平行な方向に保ちつつ、幾つかのポストにおける斜めの収束状態に対応することができる(。
弾性的脚部135は、接続バー133を把持して、該キャップが誤って外れるのを防止する。このように、該キャップは所望の平行な方向に配置され、矩形の接続バー133の溝によって所定位置に保持される。
スロット127は接続バー133の厚さよりも広く、ポスト120に関してバーが頬側部、舌側部の軸線の周りで回動するのを許容する。該スロットの幅は、バー133の厚さよりも少なくとも約20%広いことが好ましく、また、約100%広いことが最も好ましい。
ファンデーション構造体を更に固定するため、硬化可能なプラスチック材料の層を付与して、接続バー133及び保持キャップ131を被い、次に、硬化又はその他の方法で硬くして、単一の基質構造体169が形成されるようにする。覆いは、保持キャップ131の側部及び底部に固着されており、プラスチック材料がキャップ内に浸透するのを防止する(この浸透が生ずると、保持キャップ131とインプラントポスト120との間に望ましくない相互接続が為される)。包み込む重合体は、メチルメタアクリレート、従来の歯科用組成物、又はその他の光硬化性又は自己硬化性のアクリル系、又はその他の材料のような、歯科用として承認された任意の熱可塑性又は熱硬化性重合体とすることができる。所望であれば、この重合体は2つの層にて付与する。即ち、薄い第一の層を付与し、次に構造体が均一であるかどうかを点検して取り付ける。満足できるなら、より厚い堅固な最終的被覆を付与し、単一の構造体が確実に形成されるようにする。
ユニットの構造的強度を更に増すために、幾つかの保持キャップ131の中間にて、接続バー133の上にコイルを配置することができる。このコイルは、硬化する前に、硬化性組成物を所定位置に保持するフォームとして機能し、また、最終的に硬化した構造体における補強部材として機能する。図12aに図示するように、コイルは、接続バー及び重合体の上を包むように配置し、その後に、コイルの間で且つコイルの周りに重合体を付与して硬化させる。図17のU字形コイルは、従来のヘリカルコイルから形成することがてきる。その後に、このヘリカルコイルは、所定の位置に押し付け、コイルの各々に沿ってU字形の樋状体が形成されるようにする。
図18に図示した更に好適な実施例において、接続バー133は、一連のばねコイル151及びプラグシース153を通じて進める。ばねコイル151の各々の端部は、矩形の覆いシース153内に固着される。このシース153は、接続バー133の周囲に確実に嵌まり、コイルによって脚部135に対して且つキャップ131の脚部135の間でスロットに押し付けられ、相当な量の硬化性組成物がキャップ131の内部に入って、ポスト120と接触するのを防止する。面取り加工したコーナ部分149(プラグシース153により覆われていない)にて、基質は脚部135を共に係止する働きをする。硬化性組成物がキャップ内にある結果、ポスト120とその周囲のキャップ131とが結合し、これにより、補綴物のファンデーションを歯のポストから取り外すことを妨害する。
コイル145は、チタニウム、又はステンレス鋼、又は歯科用として承認された弾性的な重合系材料で形成することが好ましい。この接続バー133は、同様に、チタニウム、又はステンレス鋼、又はマイラーのような堅牢であるが、可撓性のある重合体で形成することができる。補綴物を患者の口の内部で形成し、包み込む重合体が硬化したならば、その補綴物を支持ポストから除去して、公知の方法により、補綴物のファンデーションに沿って義歯を固着し、所定の一時的な歯補綴物が形成されるようにする。
また、接続バー133は、隣接する埋め込みポスト120の中間で相互に接続したより短い長さのユニットとして形成し、硬化性のプラスチック基質内に包み込まれる前に、圧着、又はクリッブ止めのような方法にて、共に、係止し且つ固着することができる。
歯のポストは、各種のねじ寸法及び直径(恒久的な骨一体化インプラント121内に挿入するのに適したものを含む)にて形成することができる。
本発明の歯のポストの更なる実施の形態として、図15に全体として符合150で示したポストは、従来のねじ付き筒151と、収束する内端点152とを備えている。しかしながら、スロット付きのヘッド163は、埋め込んだ後に、スロット227内に嵌まる内部の舌状体と、ポストのヘッド及び多角形の肩部123の上縁部に嵌まる取り巻きフランジとを有するキーレンチを使用して、ストック151に関して可塑的に曲がり得るように形成される。このことは、顎骨の異常な形状の結果として、埋め込んだ歯のポストが垂直方向から過度に拡がった任意の角度に対応する更なる手段を可能にする。このようにして、この曲がり可能なスロット付きの外端部分153は、保持キャップ131及び接続バー133がルーズに嵌まることと相俟って、キャップの平行な方向を確保する働きをし、このため、補綴物に対するより堅固で且つ直線状の支持体が形成される。
図19乃至図21に図示した実施の形態において、ファンデーションの支持体の終点は、処理した歯根160である。この歯根160は、ストラッブ157によりファンデーション構造体に固着される。この歯根に隣接した終端点にある矩形のプラグ153は、ストラッブ157を歯根の周囲に巻き付けたとき、接続バー133の端部、及び可撓性の保持ストラップ157の端部を保持するカラー159を提供する。次に、矩形のプラグ153のカラー159を圧着して、接続バー及びストラッブ157の両端を所定位置に保持する。この好適な解決策において、キャップ132も歯根の上に配置し且つ可撓性のストラッブ157を取り巻くようにする。この薄い可撓性のストラッブは、例えば、マイラーのような堅固な重合系材料、又は、チタニウム又はステンレス鋼のような可撓性の金属で形成し且つ波形に形成することが好ましい。この波形は、歯根の周りで容易に膨張することを許容し、歯の周囲を柔軟な硬化性プラスチックが流れるためのスペースを更に許容する。硬化性プラスチックが歯根に接着するのを回避するため、歯根には、公知の潤滑材が付与される。
コイル151は、ばね状の弾性を有しており、このため、隣り合った埋め込みポストの間、及び/又は歯根の間のスペースに関係なく、該コイルを容易に膨張又は圧縮して、隣接する2つのキャップの間に嵌まるようにすることができる。勿論、埋め込んだポストに対して作用するばね負荷を均一にすることが望ましいが、堅固な覆いを形成し得るように重合体を硬化させたとき、全てのばね圧力が解消されることを認識すべきである。
この補綴物装置が単一の構造体であることは、横方向応力、又はトルク(顎骨内に埋め込んだポストを緩め、又は顎骨に亀裂を生じさせる可能性がある)を回避する一方で、ユニットの圧縮強度を増す。次に、この係止した構造体は、容易に除去し且つ交換することが可能である。

Claims (12)

  1. 堅固な補綴的歯架工のファンデーションを形成するモジュラー式手段にして、
    前記ファンデーションが、少なくとも2つのモジュラー式手段を備え、
    該モジュラー式手段の各々が、ポスト(70)と伸長ユニット(10)とを備え、
    前記ポスト(70)が、歯根及び歯基質から成る群から選択された堅固な歯の材料内に該ポストを固定し得るようにされた第一の端部であるねじ端部(72)と、前記伸長ユニット(10)に係合する第二の端部である保持端部(71)とを備え、
    該伸長ユニット(10)が、(i)少なくとも1つの係合手段(11)と、(ii)前記ポスト(70)から横断方向に向けて前記係合手段(11)から伸長し、また、その長さが選択可能である2つ以下の葉状体(13,101,102)とから成っており、
    前記係合手段(11)が、前記ポスト(70)の前記保持端部(71)とのルーズな嵌まり状態を保ち得る寸法及び形状とした部分を有し、
    該ルーズな嵌まり状態が、前記ポスト(70)の前記保持端部(71)に関して前記伸長ユニット(10)が僅かに制限された範囲で角運動するのを許容し、
    1つのモジュラー式手段の前記伸長ユニット(10)の少なくとも1つの前記葉状体が隣接するモジュラー式手段の少なくとも1つの葉状体と結合し得るようにされることを特徴とするモジュラー式手段。
  2. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、前記ポストがチタニウム合金で出来ていることを特徴とするモジュラー式手段。
  3. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、前記葉状体(13)の各々が、別のモジュールから伸長する葉状体(13)とかみ合い係合し得るように波形に形成されることを特徴とするモジュラー式手段。
  4. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、一方のモジュールの伸長ユニット(10)が、クリップ(51)により、少なくとも1つの別のモジュールの少なくとも1つの伸長ユニット(10)に結合されることを特徴とするモジュラー式手段。
  5. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、前記伸長ユニット(10)が、前記ポスト(70)の前記保持端部(71)を貫通して伸長することを特徴とするモジュラー式手段。
  6. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、前記ポスト(70)の前記保持端部(71)が前記伸長ユニットに係合する溝(74)を有し、該溝(74)の幅が前記伸長ユニット(10)とのルーズな嵌まり状態とする孔を画成することを特徴とするモジュラー式手段。
  7. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、前記係合手段(11)が、前記ポスト(70)の前記保持端部(71)を略取り巻いて、前記係合手段(11)の断面が前記ルーズな嵌まり状態とする孔を画成することを特徴とするモジュラー式手段。
  8. 請求項7に記載のモジュラー式手段にして、前記孔が前記ポスト(70)の前記保持端部(71)よりも大きいが、該保持端部(71)の断面と同一の幾何学的形状であることを特徴とするモジュラー式手段。
  9. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、前記ポスト(70)の前記保持端部(71)がネック部分(75)を形成し得るように、円周方向に凹状であることを特徴とするモジュラー式手段。
  10. 請求項9に記載のモジュラー式手段にして、前記ネック部分(75)に係合し且つ歯のインプラントの構造体のファンデーションとして機能し得るようにされたばね負荷式の支持骨組み体(80)を備えることを特徴とするモジュラー式手段。
  11. 請求項1に記載のモジュラー式手段にして、ばね負荷式の支持骨組み体(80)を有し、該支持骨組み体(80)が前記ポスト(70)の保持端部(71)に弾性的に保持されることを特徴とするモジュラー式手段。
  12. 請求項1に記載のモジュラー式手段を用いた、患者の口内に現場で形成することのできる歯補綴物の略堅固な取り外し可能なファンデーションにして、
    係合手段(11)と葉状体(13、101,102)とを共に包み堅固に保持するよう硬化されている重合体を有し、ここで、係合手段(11)が互いに平行になるように位置決めされかつ葉状体(13、101,102)が該重合体を補強するように作用すると同時に該重合体によってより堅固にされていることを特徴とするファンデーション。
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