JP3770250B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3770250B2
JP3770250B2 JP2003147815A JP2003147815A JP3770250B2 JP 3770250 B2 JP3770250 B2 JP 3770250B2 JP 2003147815 A JP2003147815 A JP 2003147815A JP 2003147815 A JP2003147815 A JP 2003147815A JP 3770250 B2 JP3770250 B2 JP 3770250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
film
semiconductor device
region
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003147815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004349627A (ja
Inventor
隆興 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003147815A priority Critical patent/JP3770250B2/ja
Priority to KR1020040037092A priority patent/KR20040101922A/ko
Publication of JP2004349627A publication Critical patent/JP2004349627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3770250B2 publication Critical patent/JP3770250B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D1/00Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
    • B26D1/01Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work
    • B26D1/12Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis
    • B26D1/25Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a non-circular cutting member
    • B26D1/26Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a non-circular cutting member moving about an axis substantially perpendicular to the line of cut
    • B26D1/30Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a non-circular cutting member moving about an axis substantially perpendicular to the line of cut with limited pivotal movement to effect cut
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D1/00Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
    • B26D1/56Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which travels with the work otherwise than in the direction of the cut, i.e. flying cutter
    • B26D1/58Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which travels with the work otherwise than in the direction of the cut, i.e. flying cutter and is mounted on a movable arm or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D5/00Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D5/08Means for actuating the cutting member to effect the cut
    • B26D5/12Fluid-pressure means

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置の製造方法に関する。更に、具体的には、同一の下地基板上に、異なる膜厚の絶縁膜を備える半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置を用いる製品に使用する部品点数削減の要求の高まりと共に、半導体装置においては、1の装置内に多様な機能を集積させることへの要求が高まっている。このような要求に応えるため、1の半導体装置に、異なる機能の回路や、使用する電圧の異なる回路を混載する等の必要性が高まり、このため、同一基板上に、高いトランジスタ能力を確保するための、ゲート酸化膜厚の実効膜厚の薄い半導体と、高電圧に対して信頼性を保証するための、ゲート酸化膜厚の厚い半導体とを形成する等の必要が生じている。
【0003】
このような、膜厚の異なるゲート絶縁膜を形成する方法としては、一般には、以下のような方法が知られている。
まず、Si基板上に、熱酸化等によりSiO膜を形成する。次に、厚いゲート絶縁膜を形成する領域にレジストマスクを形成し、これをマスクとして、薄いゲート絶縁膜を形成する領域のSiO膜をエッチングにより除去する。その後、ゲート絶縁膜が除去された領域に熱酸化を行い、薄いゲート絶縁膜を形成する。この際、レジストマスクによりマスキングされた厚い酸化膜を形成する領域においても、同時に酸化が行われるため、この領域において、ゲート絶縁膜の膜厚は、更に、厚くなる。このようにして、2種の厚さの異なるゲート絶縁膜が形成される(例えば、参考文献1参照。)。
【0004】
ところで、半導体装置を用いる製品の微細化の要求も高まると共に、半導体装置自体の微細化の要求も高まっている。この半導体装置の微細化に伴い、ゲート絶縁膜も薄膜化が進んでいる。しかし、ゲート絶縁膜の薄膜化が進むにつれて、トンネル電流は増加し、従来のSiO等からなるゲート絶縁膜では、対応が困難となっている。そこで、絶縁膜材料として、例えば、高誘電率膜をゲート絶縁膜に用いる研究が進められている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−284463号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した方法により、極薄で、かつ、異なる厚さの絶縁膜を、同一基板上に再現性良く、かつ、高精度に形成することは困難である。
また、特に、高誘電率膜は、加工が困難であり、また、熱酸化や、熱窒化等、膜厚制御性のあまり高くない成膜法を用いられる場合が多い。従って、高誘電率膜を使用する場合、異なる膜厚のゲート絶縁膜を形成することは、更に困難である。
また、特に、上述のように、レジストマスクを用いて、絶縁膜を形成する工程を含む場合、レジスト剥離工程により、膜の制御性を損なう場合がある。また、一般にレジスト剥離では、シリコン基板が、プラズマにさらされるため、ダメージが大きく、特に、ゲート膜の信頼性の損失は大きい。
【0007】
従って、この発明は、半導体装置の同一基板上に、異なる膜種、膜厚の絶縁膜を、再現性良く、かつ精度良く形成し、また、膜の制御性、信頼性を損失をおさえることができる改良した半導体装置の製造方法を提案するものである。
【0008】
また、この発明は、絶縁膜として、高誘電率膜を用いる場合にも、膜厚制御の制御性良く絶縁膜を形成するため、改良した半導体装置の製造方法を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
従って、この発明の半導体装置の製造方法は、第1の領域および第2の領域に、分離酸化膜により区画された基板に、第1の絶縁膜、及び、前記第1の絶縁膜上の高誘電率膜、及び、前記高誘電率膜上の第2の絶縁膜からなる3層絶縁膜を形成する3層絶縁膜形成工程と、
前記第1の領域の前記3層絶縁膜表面の第1の領域を覆うレジストマスクを形成するレジストマスク形成工程と、
前記レジストマスクをマスクとして、前記第2の領域の前記3層絶縁膜に、酸素イオンを注入する酸素イオン注入工程と、
前記レジストマスクを除去するレジストマスク除去工程と、
前記イオン注入された、前記第2の領域の前記3層絶縁膜を除去する3層絶縁膜除去工程と、
前記第1の領域の前記3層絶縁膜表面、及び、前記第2の領域の前記3層絶縁膜の除去された前記基板の表面に、第3の絶縁膜を形成する第3絶縁膜形成工程と、
前記第1の領域に形成された第3の絶縁膜を除去する第3絶縁膜除去工程と、
を備えるものである。
【0010】
あるいは、また、この発明の半導体装置の製造方法は、第1の領域および第2の領域に、分離酸化膜により区画された基板に、酸化膜と、前記酸化膜上の高誘電率膜とを含む積層絶縁膜形成工程と、
前記積層絶縁膜の第2の領域にレジストマスクを形成するレジストマスク形成工程と、
前記レジストマスクをマスクとして、前記第1の領域の前記積層絶縁膜に酸素イオンを注入し、酸素イオン注入された前記第1の領域の酸化膜の膜厚を増加させる酸素イオン注入工程と、
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
【0012】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における半導体装置100を説明するための断面模式図である。
図1に示すように、半導体装置100においては、Si基板上2に、素子分離領域(STI)4が形成されている。STI4により区画された領域には、不純物が添加されてWELLが形成されている。
【0013】
また、Si基板2のSTI4により分離された部分には、ソース・ドレイン領域6が形成されている。なお、簡略化のため、この明細書の実施の形態においては、STI4により、2区画に分離され、2組のソース・ドレイン領域6が形成された場合について説明し、従って、各図においても2組のソース・ドレイン領域6が形成されている状態を表している。しかし、実際の半導体装置においては、必要に応じて2以上の複数のソース・ドレイン領域が形成されている。
【0014】
2組のソース・ドレイン領域6のうち1組のソースとドレインの間において、Si基板2上には、酸化膜10、高誘電率膜12、窒化膜14からなる3層積層構造の3層ゲート絶縁膜16が形成されている。酸化膜10の膜厚は、0.5〜2.0nm程度である。また、高誘電率膜12は、HfOを用いて形成されている。高誘電率膜12の膜厚は、1.5〜7.0nm程度である。更に、窒化膜14は、0.5〜1.5nm程度である。また、3層ゲート絶縁膜16の全体の膜厚は、等価酸化膜厚(実効酸化膜換算値(EOT))で、1.0〜5.0nm程度を有するようにする。
【0015】
一方、他方のソース・ドレイン領域6のソースとドレインの間において、Si基板2上には、酸化膜からなるゲート絶縁膜18が形成されている。ゲート絶縁膜(酸化膜)18の膜厚は1.0〜5.0nm程度である。
【0016】
各ゲート絶縁膜16、18上には、それぞれ、ゲート電極20が形成されている。また、各ゲート絶縁膜16、18と、ゲート電極20との側壁には、それぞれ、サイドウォール22が形成されている。さらに、Si基板2表面には、この、ゲート絶縁膜16、18、ゲート電極20、及び、サイドウォール22を埋め込むようにして層間絶縁膜24が形成されている。また、層間絶縁膜24には、その表面から、ソース・ドレイン領域6まで貫通するホールが形成され、ホールには、配線金属26が埋め込まれている。
【0017】
上述のような構造の半導体装置100において、一般的に、ゲート絶縁膜18は、酸化膜1層からなる等価酸化膜厚の比較的厚い絶縁膜である。従って、高電圧に対する高い信頼性を保証する必要がある場合等に対応する半導体として用いることができる。また、他方の、3層ゲート絶縁膜16は、等価酸化膜厚の薄いゲート絶縁膜であり、高いトランジスタ能力を要求される場合等に対応する半導体として用いることができる。このように、半導体装置100においては、異なる膜厚のゲート絶縁膜16、18が形成され、多機能化に対応できるようになっている。
【0018】
図2は、この発明の実施の形態1における半導体装置100の製造方法を説明するためのフロー図である。また、図3〜図10は、実施の形態1における半導体装置100の各製造工程における状態を説明するための断面模式図である。
以下、図2〜図10を用いて、この発明の実施の形態1における半導体装置100の製造方法について説明する。
【0019】
まず、Si基板2上に、STI4を形成し、STI4に挟まれた部分に、不純物を注入し、WELLを形成する(ステップS102)。その後、この状態のSi基板2の表面に、酸化膜10を形成する(ステップS104)。ここでは、熱酸化により、0.5〜2.0nm程度の膜厚の酸化膜10を形成する。
【0020】
次に、酸化膜10上に、高誘電率膜12を形成する(ステップS106)。高誘電率膜12は、酸化膜10の形成後、連続して、あるいは、短時間中に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、1.5〜7.0nmの膜厚に形成される。高誘電率膜12の膜材料としては、ここでは、HfOを用いる。
【0021】
次に、高誘電率膜12上に、窒化膜14を形成する(ステップS108)。窒化膜14は、0.5〜1.5nm程度の膜厚に形成する。また、窒化膜14は、明らかに、酸化膜10とのエッチング選択性が選べるだけの組成を有する膜であることが望ましい。
【0022】
以上のようにして、図3に示すように、3層に積層された膜が形成される。ここで、3層全体の膜厚は、酸化膜換算値(EOT)で1.0〜5.0nm程度を有する。この3層膜は、後に、エッチング等により加工され、3層ゲート絶縁膜16を構成する。
【0023】
次に、図4に示すように、窒化膜14上の、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域(図1、図3〜10においては、右側)に、レジストマスク30を形成する(ステップS110)。ここで、レジストマスク30は、通常の工程により、窒化膜14上にレジストを塗布し、露光、現像を行うことにより形成する。このとき、レジスト膜厚は、後のイオン注入において、イオンを透過しない程度に十分な膜厚に設定する。
【0024】
このように形成したレジストマスク30をマスクとして、図4の矢印32に示すように、イオン注入を行う(ステップS112)。ここでは、まず、窒素イオンを、100eV〜数keV程度の高エネルギー、かつ、1×1013cm−2〜1×1015cm−2程度の高ドーズ量で注入する。その後、酸素イオンを、窒素イオンと同様に、100eV〜数keV程度の高エネルギー、かつ、1×1013cm−2〜1×1015cm−2程度の高ドーズ量で、全体に広く注入する。この注入エネルギー、ドーズ量は、窒化膜14を酸化するのに十分なものである。これにより、レジストマスク30で覆われていない部分の窒化膜14、高誘電率膜12は、イオン注入の大きなドーズとエネルギーでダメージを受け、より酸素リッチな状態に変質する。
【0025】
次に、図5に示すように、レジストマスク30を除去し(ステップS114)、イオン注入によりダメージを受けた部分(即ち、レジストマスク30で覆われていなかった部分であり、図5においては、左側部分)の窒化膜14、高誘電率膜12、酸化膜10からなる3層ゲート絶縁膜16を除去する(ステップS116)。ここでは、イオン注入により選択的に酸化された窒化膜14をエッチングにより除去し、イオンが注入されず残った窒化膜14をハードマスクとして、高誘電率膜12及び酸化膜10を除去する。これにより、イオン注入が行われた部分の3層ゲート絶縁膜16を選択的に除去することができる。
【0026】
次に、高誘電率膜12上に残った窒化膜14の膜厚を所定の膜厚になるようにエッチングする(ステップS118)。これにより、3層ゲート絶縁膜16の全体の膜厚を所望の膜厚に調整することができる。
【0027】
次に、図6に示すように、酸化膜18の形成を行う(ステップS120)。ここでは、熱酸化により、酸化膜18を、ゲート絶縁膜16が除去されSi基板2が露出した部分(図6においては、左側)と、3層ゲート絶縁膜16の窒化膜14上(図6においては右側)とに形成する。ここで、高誘電率膜12の材料であるHfOは、熱により、大きく変質する性質を有するため、処理温度は、700〜900℃程度の低温に留める。また、3層ゲート絶縁膜16が除去された部分(図6においては、右側)において、酸化膜18は、1.0〜1.5nm程度の膜厚を有するようにする。
【0028】
次に、図7に示すように、ゲート絶縁膜16が除去されている方側(図7においては、左側)に、レジストマスク36を形成する(ステップS122)。レジストマスク36は、上述したレジストマスク30の形成の場合と同様に、まず、一面にレジストを塗布し、露光、現像処理を行うことにより形成される。
【0029】
次に、図8に示すように、レジストマスク36をマスクとして、3層ゲート絶縁膜16上の酸化膜18を除去する(ステップS124)。ここでは、3層ゲート絶縁膜16上の窒化膜14が、ストッパ膜として機能する。
【0030】
次に、図9に示すように、ゲート電極20を形成する(ステップS126)。ここでは、まず、ゲート絶縁膜16、18上に、電極材料として、ポリシリコン膜を形成する。その後、レジスト工程により、レジストマスクを形成し、これをマスクとして、ポリシリコン膜のエッチングを行う。これにより、幅30nm程度のゲート電極20が形成される。また、このとき、3層ゲート絶縁膜16、及び、ゲート絶縁膜18とがエッチングストッパとして機能する。また、ゲート絶縁膜16及びゲート絶縁膜18も、ゲート電極20と同じ幅30nmにエッチングして加工する(ステップS128)。
【0031】
次に、図10に示すように、イオン注入を行い、エクステンションを形成する(ステップS130)。その後、ゲート電極20及びゲート絶縁膜16、18の側壁にサイドウォール22を形成する(ステップS132)。再び、イオン注入を行い、不純物の注入を行うことにより、ソース・ドレイン領域6を形成する(ステップS134)。
【0032】
このようにして、ソース・ドレイン領域6及びその間のゲート絶縁膜16、18及びゲート電極20等を形成した後、層間絶縁膜24の形成、ホールの形成、配線金属26の埋め込み等を行い、図1に示すように、半導体装置100が形成される。
【0033】
以上説明したように、実施の形態1によれば、ゲート絶縁膜16、18を形成する場合において、高誘電率膜12を含む3層ゲート絶縁膜16用の3層膜を積層した後、ゲート絶縁膜を形成する領域にイオン注入を行うことにより、この部分の3層膜を、選択的に、容易に除去することができる。また、このように、3層膜を除去した後に、比較的厚いゲート絶縁膜18を形成する。このようにすることにより、一部に高誘電率膜12を用いて、かつ、膜種及び膜厚の異なるゲート絶縁膜を形成する場合にも、各領域を、精度良く確定し、再現性高く、高精度に絶縁膜を形成することができる。
【0034】
また、実施の形態1においては、ゲート絶縁膜16において、高誘電率膜12と、Si基板2との間に酸化膜10を形成している。これにより、高誘電率膜12から、Si基板2への不純物の拡散を抑えることができる。また、ゲート電極20と、高誘電率膜12との間に、窒化膜14を形成している。これにより、ゲート電極20から、高誘電率膜12への不純物拡散を抑えることができ、ゲートの空乏化を抑えることができる。従って、半導体装置100の信頼性を向上させることができる。
【0035】
なお、実施の形態1においては、3層ゲート絶縁膜16の最下層に、酸化膜10を形成する場合について説明したが、この発明においては、最下層が酸化膜に限るものではない。最下層の絶縁膜は、高誘電率膜12から、Si基板2への不純物拡散を抑えることができるものであれば、例えば、窒化膜等、他の絶縁膜であってもよい。また、同様に、この発明は、最上層が窒化膜14である場合に限らず、ゲート電極20から、高誘電率膜12への不純物拡散を抑えることができるものであれば、酸化膜等、他の絶縁膜であってもよい。また、この発明においては、ゲート絶縁膜18も、酸化膜である場合に限らず、窒化膜等、他の絶縁膜であってもよい。
【0036】
また、実施の形態1において、酸化膜10は、熱酸化により形成する場合について説明した。しかし、この発明はこれにかぎるものではなく、例えば、800℃〜1200℃程度のドライ酸化、あるいは、低温プラズマを用いたラジカル酸化、または、オゾンにより、酸化膜を形成するものであってもよい。但し、酸化膜10は、極力薄くすることが望ましいため、0.5〜2.0nm程度の膜厚にできるものが好ましい。また、酸化膜に、窒素を導入した膜を用いることもできる。この場合、窒素の導入量は、界面における移動度の低下を考慮して、25atom%以下程度とすることが好ましい。
【0037】
また、実施の形態1では、高誘電率膜12がHfOである場合について説明したが、この発明においては、これに限るものではない。高誘電率膜12としては、誘電率が、3.9以上のもの、より好適には、10〜25程度の誘電率を有するものを選択すればよく、例えば、Al、HfSiO、HfAlO等を用いることができる。但し、高誘電率膜材料は、比較的低温での処理が望ましく、処理温度は、高誘電率膜の種類によって、適宜、大きく変えることが不可欠である。具体的に、例えば、Al等は、比較的高温にも耐えることができるが、HfOや、HfSiO等は、熱によって大きく変質してしまうため、処理温度に注意が必要である。加えて、高温での処理は、酸化工程において、高誘電率膜12の下地の酸化膜10を増加させる等の悪影響も考えられるため、高誘電率膜12の種類によっては、低温酸化膜を堆積したり、窒化膜を堆積したり等の処理が必要である。
【0038】
また、この発明において、3層ゲート絶縁膜16、ゲート絶縁膜18の膜厚は、実施の形態1において説明した膜厚に限るものではない。それぞれの膜厚は、不純物の拡散防止等、各膜に必要な機能を確保できるだけの膜厚にすればよい。
【0039】
また、実施の形態1においては、イオン注入の際(ステップS112)、窒素イオンを注入した後、酸素イオンを注入する場合について説明した。これは、窒素イオンを予め注入することにより、窒化膜14に、効果的にダメージを与えることができ、後の工程において、窒化膜14を容易に除去できるためである。また、窒素は、Si基板2中に残留し、後に、酸化膜(ゲート絶縁膜18)を形成する際(ステップS120)、良質な酸化膜を形成することを可能とするため、半導体の特性上も好ましいためである。しかし、この発明はこれに限るものではなく、酸素イオンのみを注入するものであってもよい。このようにしても、窒化膜14にダメージを与え、除去することができる。また、例えば、アルゴンイオンや、ヒ素イオン、ゲルマニウムイオン等より重い不純物を注入するものであってもよい。また、この実施の形態1においては、イオン注入を1度行う場合について説明したが、イオン注入は何段階かに分けて行うものであってもよい。
【0040】
また、実施の形態1においては、3層ゲート絶縁膜16の窒化膜14を所望の膜厚にエッチングする工程(ステップS118)を含む場合について説明した。しかし、この発明においては、当初から、3層ゲート絶縁膜16が適切な膜厚に形成されているものであれば、このような工程を含む必要はない。
【0041】
また、酸化膜(ゲート絶縁膜18)を形成する際(ステップS120)、熱酸化を用いたが、この発明においては、熱酸化に限るものではない。ゲート絶縁膜の形成は、形成する膜種と、必要な膜厚とを考慮して、適切な方法を選択して行えばよく、例えば、700〜900℃程度のウェット酸化、あるいは、700℃〜1200℃程度のドライ酸化で、比較的厚い酸化膜を形成するもの等であってもよい。
【0042】
また、実施の形態1においては、ゲート電極20を、ポリシリコンを用いて、幅30nmに形成する場合について説明した。しかし、この発明は、これに限るものではない。ゲート電極20の幅は、適宜、必要な幅に形成すればよい。また、ゲート電極20の材料としては、例えば、アモルファスシリコンを用いたものであってもよい。また、このような電極の材料膜の形成方法としては、400〜600℃程度で、ポリシリコン膜を成膜する場合について説明したが、ゲート電極20の用途によっては、原料ガス中からドーピングしたもの等、他の方法により材料膜を成膜するものであってもよい。また、シリコン材料特有の空乏化を防ぐため、金属の単層あるいは、積層構造のゲート電極を用いてもよい。
【0043】
また、実施の形態1においては、膜厚の異なるゲート絶縁膜16、18をそれぞれ1つずつ形成し、これに対応し、それぞれに、ゲート電極20等を形成する場合について説明した。しかし、この発明は、これに限るものではなく、2以上のゲート絶縁膜及びゲート電極等をSi基板上に形成するものにも用いることができる。また、膜厚も、2種類に限るものではなく、この実施の形態1において説明した方法を繰り返し用いることにより、複数に異なる膜厚のゲート絶縁膜を精度良く形成することができる。
【0044】
また、この実施の形態1においては、Si基板2に異なる膜厚、膜種の絶縁膜を形成し、これをゲート絶縁膜16、18として用いる場合について説明した。しかし、この発明は、ゲート絶縁膜の形成に限るものではなく、1の下地基板上に、異なる膜厚、膜種の絶縁膜を形成する必要がある場合に適用させて、用いることができる。
【0045】
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2における半導体装置200を説明するための断面模式図である。
図11に示すように、実施の形態2における半導体装置200は、実施の形態1において説明した半導体装置100と類似するものである。特に、半導体装置200においても、各ゲート電極20の下層に、それぞれ、膜厚の異なるゲート絶縁膜38、18が形成されている。また、膜厚の厚いゲート絶縁膜38(図11においては、右側)は、3層構造となっている。
【0046】
しかし、半導体装置200において、3層ゲート絶縁膜38は、窒化膜40上に、高誘電率膜12、窒化膜14が積層されて構成されている。即ち、半導体装置100の3層ゲート絶縁膜16の最下層の絶縁膜が、酸化膜10であるのに対して、半導体装置200の3層ゲート絶縁膜38の最下層には、窒化膜40が形成されている。
【0047】
また、半導体装置200の製造方法も、半導体装置100の製造方法と類似する。しかし、半導体装置200の製造工程においては、半導体装置100の製造工程における3層ゲート絶縁膜16最下層の酸化膜10の形成(ステップS104)に代えて、窒化膜40を形成する。この際、窒化膜40は、プラズマラジカルを用いたラジカル窒化により、0.5〜2.0nmの膜厚に形成される。
その他の製造工程は、実施の形態1において説明した方法と同様のステップで行い、半導体装置200が形成される。
【0048】
以上説明したように、実施の形態2においても、実施の形態1において説明した半導体装置100と同様に、膜種、膜厚の異なるゲート絶縁膜を有する半導体装置200を得ることができる。また、この際、膜種及び膜厚の異なるゲート絶縁膜を形成する場合にも、各領域を、精度良く確定し、再現性高く、高精度に絶縁膜を形成することができる。
【0049】
また、実施の形態2においては、3層ゲート絶縁膜38の最下層を窒化膜40としている。一方、ゲート絶縁膜18は、酸化膜である。このように、各ゲート絶縁膜に、全く異なる種類の膜を形成することができる。また、窒化膜40は、酸化膜に比して誘電率が高いため、物理的な膜厚を確保しつつ、等価酸化膜厚を薄くすることができる。また、窒化膜40は、高誘電率膜12と、Si基板2との間に形成されている。これにより、酸化膜10を形成した場合と同様に、高誘電率膜12から、Si基板2への不純物の拡散を抑えることができる。従って、半導体装置100の信頼性を向上させることができる。
その他の部分は、実施の形態1と同様であるから説明を省略する。
【0050】
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3における半導体装置300を説明するための断面模式図である。
図12に示すように、半導体装置300は、実施の形態1において説明した半導体装置100と類似するものである。特に、半導体装置300においても、実施の形態1と同様に、それぞれ、配線20の下層に、膜厚の異なるゲート絶縁42、44が形成されている。
【0051】
しかし、半導体装置300において、ゲート絶縁膜42、44は、共に、酸化膜10及び高誘電率膜12の2層の構造となっている。また、膜厚の薄い方の2層ゲート絶縁膜42(図12においては、右側)において、各層の膜厚は、半導体装置100と同様に、酸化膜10が、膜厚0.5〜2.0nm程度であり、高誘電率膜12が、2.0〜7.0nmである。2層ゲート絶縁膜42のEOTは、1.0nm〜5.0nm程度である。また、膜厚の厚い方の2層ゲート絶縁膜44(図12においては、左側)においては、酸化膜10の膜厚が、2層ゲート絶縁膜42の酸化膜10よりも厚く形成されている。
【0052】
図13は、実施の形態3における半導体装置300の製造方法を説明するためのフロー図である。また、図14〜図17は、半導体装置300の各製造工程における状態を説明するための断面模式図である。
以下、図13〜図17を用いて、この発明の実施の形態3における半導体装置300の製造方法について説明する。
【0053】
まず、図14に示すように、実施の形態1のステップS102〜S106と同様に、Si基板2上に、STI4及びWELLを形成し(ステップS302)、その後、このSi基板2上に、酸化膜10及び高誘電率膜12を形成する(ステップS304、S306)。
【0054】
次に、図15に示すように、薄い膜厚のゲート絶縁膜42を形成する領域側(図12、図14〜図17においては、右側)に、レジストマスク30を形成する(ステップS308)。ここでは、実施の形態1のステップS110と同様に、レジスト塗布、露光、現像の通常のレジスト工程によりレジストマスクを形成する。
【0055】
次に、図15の矢印32に示すように、レジストマスク30をマスクとして、イオン注入を行う(ステップS310)。ここでは、まず、窒素イオンを、注入し、その後、酸素イオンを、100eV〜数keVの高エネルギー、高ドーズ量で、全体に深く、広く注入する。これにより、レジストマスク30が形成されていない部分において、酸化膜10と、Si基板2との界面にある酸化膜10の膜厚を増大させる。また、酸素イオンの注入により、高誘電率膜12の酸素欠損も補われる。また、窒素イオンの注入により、後に形成するゲート電極20からの不純物の拡散を抑えることができる。
【0056】
次に、図16に示すように、高誘電率膜12上にゲート電極20を形成する(ステップS312)。また、続けて、ゲート絶縁膜42、44のエッチングをも行う(ステップS314)。ゲート電極20と、ゲート絶縁膜42、44の加工は、実施の形態1におけるステップS126、S128と同様に、ポリシリコン膜の形成、レジストマスクの形成の後、ポリシリコン膜、高誘電率膜12、酸化膜10のエッチングにより行う。このとき各ゲート電極20、及び、ゲート絶縁膜42、44の幅は、30nm程度とする。なお、図16に示すように、高誘電率膜12のエッチングにおいては、最下部の酸化膜10が、エッチングストッパとして機能する。
【0057】
次に、図17に示すように、実施の形態1のステップS130〜S134、エクステンション、サイドウォール22、ソース・ドレイン領域6を形成する(ステップS316〜S320)。その後、実施の形態1と同様に、ゲート電極20等を埋め込むようにして、層間絶縁膜24をSi基板2上に形成した後、ホールの形成、配線金属26の埋め込み等を行い、図12に示すような半導体装置300が形成される。
【0058】
以上説明したように、実施の形態3においても、実施の形態1において説明した半導体装置100と同様に、膜厚の異なるゲート絶縁膜を有する半導体装置300を得ることができる。また、膜厚の異なるゲート絶縁膜を形成する場合にも、各領域を、精度良く確定し、再現性高く、高精度に絶縁膜を形成することができる。
【0059】
また、実施の形態3においては、イオン注入により、最下層の酸化膜10の膜厚を増加させた部分を形成し、膜厚の厚い2層ゲート絶縁膜44を形成している。このため、界面や界面付近の酸化膜に、レジスト工程を施さずに、膜厚の異なるゲート絶縁膜42、44を形成することができる。従って、信頼度の高いゲート絶縁膜を得ることができ、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
【0060】
また、イオン注入の条件を変化させることにより、酸化膜10を所望の膜厚とすることができ、従って、所望の膜厚のゲート絶縁膜を形成することができる。膜厚を増膜させる場合には、実施の形態1のようにダメージを与える場合より、比較的高エネルギーでの注入を行えばよい。
【0061】
なお、この発明において、酸化膜10及び高誘電率膜12を含む2層ゲート絶縁膜42、44の膜厚や、形成方法は、実施の形態3において説明したものに限るものではない。
【0062】
また、実施の形態3においても、2つのゲート絶縁膜42、44を形成する場合について説明した。しかし、実施の形態1においても述べた通り、この発明は、2以上の複数のゲート絶縁膜を有する半導体装置に用いることができる。
【0063】
また、実施の形態3においては、窒素イオンを導入した後、酸素イオンを導入する場合について説明した。しかし、この発明は、これに限るものではなく、酸素イオンのみを注入するもの等であってもよい。
その他は、実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。
【0064】
実施の形態4.
図18は、この発明の実施の形態4における半導体装置400を説明するための断面模式図である。
図18に示すように、半導体装置400は、実施の形態1において説明した半導体装置100と類似する構造を有する。特に、半導体装置400は、各ゲート電極20の下方に膜厚の異なるゲート絶縁膜50、52が形成されている。
【0065】
しかし、半導体装置400におけるゲート絶縁膜50、52は、共に、酸化膜10、高誘電率膜12、窒化膜14が積層された、3層構造となっている。また、図18において左側の3層ゲート絶縁膜52の膜厚は、右側の3層ゲート絶縁膜52の膜厚より厚くなっている。具体的には、各3層ゲート絶縁膜50、52最下層の酸化膜10の膜厚が異なっており、図18において左側の3層ゲート絶縁膜52における酸化膜10の方が厚くなっている。
【0066】
図19は、この発明の実施の形態4における半導体装置400の製造方法を説明するためのフロー図である。また、図20〜図23は、半導体装置400の各製造工程における状態を説明するための断面模式図である。
【0067】
実施の形態4における半導体装置400の製造方法は、実施の形態3において説明した半導体装置300の製造方法と類似するものである。しかし、半導体装置400は、半導体装置300と異なり、高誘電率膜12上に窒化膜14を有するため、この窒化膜14に関する部分において、製造方法が異なっている。
以下、図19〜図23を用いて、この発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法について説明する。
【0068】
まず、実施の形態3のステップS302〜S306同様に、STI4、及び、WELLが形成されたSi基板2上に、酸化膜10及び高誘電率膜12を形成する(ステップS402〜S406)。その後、図20に示すように、高誘電率膜12上に、実施の形態1のステップS108と同様と同様に、窒化膜14を形成する(ステップS408)。
【0069】
次に、図21に示すように、膜厚の薄いゲート絶縁膜50を形成する領域(図21においては、右側)にレジストマスク30を形成する(ステップS410)。ここでは、実施の形態1のステップS110と同様に、レジスト塗布、露光、現像の通常のレジスト工程によりレジストマスク30を形成する。
【0070】
次に、レジストマスク30をマスクとして、図21の矢印32に示すように、イオン注入を行う(ステップS410)。ここでは、実施の形態3のステップS310と同様に、窒素イオン、酸素イオンの順に、注入をおこなう。これにより、酸化膜10において、図22に示すように、膜厚の厚いゲート絶縁膜52を形成する領域側(図22においては、左側)の膜厚が厚くなる。
【0071】
次に、図22〜図23に示すように、実施の形態3のステップS312〜S320と同様に、ゲート電極20の形成(ステップS414)、ゲート絶縁膜50、52の加工(ステップS416)、エクステンションの形成(ステップS418)、サイドウォール22の形成(ステップS420)、ソース・ドレイン6の形成(ステップS422)を行う。また、ゲート電極20等を埋め込む絶縁膜24及びホールの形成、配線金属26の埋め込み等を行い、図18に示すような半導体装置400を得ることができる。
【0072】
以上説明したように、実施の形態4においても、実施の形態1〜3において説明した半導体装置100〜300と同様に、膜種、膜厚の異なるゲート絶縁膜を有する半導体装置400を得ることができる。また、膜厚の異なるゲート絶縁膜を形成する場合にも、各領域を、精度良く確定し、再現性高く、高精度に絶縁膜を形成することができる。
【0073】
また、実施の形態4では、実施の形態3において述べたのと同様に、ゲート絶縁膜を除去するためのレジスト工程を省略することができる。従って、界面や界面付近の酸化膜に、レジスト工程を施さずに、膜厚の異なるゲート絶縁膜50、52を形成することができる。これにより、信頼度の高いゲート絶縁膜を得ることができ、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
【0074】
また、実施の形態3の場合に加え、実施の形態4では、高誘電率膜12上に、窒化膜14を形成している。従って、ゲート電極20から、高誘電率膜12内に不純物が拡散するのを、より効果的に抑えることができる。これにより、信頼度の高いゲート絶縁膜50、52を得ることができ、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
【0075】
なお、実施の形態4においても、2つのゲート絶縁膜50、52を形成する場合について説明した。しかし、実施の形態1〜3においても述べた通り、この発明はこれに限らず、複数種類のゲート絶縁膜を有するものに用いることができる。更に、実施の形態1〜4の工程を、適宜、組み合わせることにより、2層、3層あるいはそれ以上の積層絶縁膜や、単層の絶縁膜等、それぞれに、膜種、膜厚の異なる複数の絶縁膜を同一の基板上に、再現性高く、かつ、精度良く形成することができる。
その他は、実施の形態1〜3と同様であるから説明を省略する。
【0076】
なお、この発明において、第1の絶縁膜には、例えば、実施の形態1、3、4における酸化膜10や、実施の形態2における窒化膜40が該当する。また、第2の絶縁膜には、例えば、実施の形態1、2、4における窒化膜14が該当し、第3の絶縁膜には、例えば、実施の形態1、2におけるゲート絶縁膜18が該当する。
【0077】
また、この発明において、3層絶縁膜には、例えば、実施の形態1、2における3層ゲート絶縁膜16、38が該当する。また、積層絶縁膜には、例えば、実施の形態3における2層ゲート絶縁膜42、44、あるいは、実施の形態4における3層ゲート絶縁膜50、52が該当する。また、この発明において、第1の領域には、例えば、実施の形態1、2においてレジストマスク30を形成した領域(各図においては、右側)が該当し、第2の領域には、例えば、実施の形態3、4において、レジストマスク36を形成した領域(各図においては、右側)が該当する。
【0078】
また、例えば、実施の形態1、2において、ステップS104〜S108を実行することにより、この発明の、3層絶縁膜形成工程が、ステップS110を実行することによりレジストマスク形成工程が、ステップS112を実行することにより、イオン注入工程が、ステップS116を実行することにより、3層絶縁膜除去工程が、ステップS114を実行することにより、レジストマスク除去工程が、ステップS120を実行することにより第3絶縁膜形成工程が実行される。
【0079】
また、例えば、実施の形態1、2において、ステップS118を実行することにより、薄膜化工程が、ステップS124を実行することにより第3絶縁膜除去工程が、ステップS126を実行することにより、配線形成工程が実行される。
【0080】
また、例えば、実施の形態3、4において、ステップS304〜S306あるいはステップS404〜S408を実行することにより、この発明における、積層絶縁膜形成工程が、ステップS308あるいは、S410を実行することにより、レジストマスク形成工程が、また、ステップS310あるいはS412を実行することにより、イオン注入工程が実行される。
【0081】
また、例えば、実施の形態3、4において、ステップS312あるいはS414を実行することにより、この発明の配線形成工程が実行される。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明においては、3層絶縁膜を形成した後、この絶縁膜に選択的にイオン注入を行い、このイオン注入を行った部分の3層絶縁膜を除去する。さらに、この3層絶縁膜を除去した部分に、新たに絶縁膜を形成する。このようにして、異なる膜厚、膜種の絶縁膜を形成する領域を、精度良く区画して、異なる膜種、膜厚の絶縁膜を再現性高く、高精度に形成することができる。従って、デバイス特性の良い半導体装置を得ることができる。
【0083】
また、この発明においては、積層絶縁膜を形成した後、選択的にイオン注入を行うことにより、その部分の積層絶縁膜の下層の絶縁膜の膜厚を増加させることができる。従って、異なる膜厚の絶縁膜を形成する領域を、精度良く区画して、異なる膜種、膜厚の絶縁膜を形成することができる。従って、デバイス特性の良い半導体装置を得ることができる。また、このようにすれば、積層絶縁膜を除去するレジスト剥離工程を用いなくてよいため、基板に与えるダメージを抑えることができる。従って、信頼度の高いゲート絶縁膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における半導体装置を説明するための断面模式図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明するためのフロー図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図8】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図9】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図10】 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図11】 この発明の実施の形態2における半導体装置を説明するための断面模式図である。
【図12】 この発明の実施の形態3における半導体装置を説明するための断面模式図である。
【図13】 この発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明するためのフロー図である。
【図14】 この発明の実施の形態3における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図15】 この発明の実施の形態3における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図16】 この発明の実施の形態3における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図17】 この発明の実施の形態3における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図18】 この発明の実施の形態4における半導体装置を説明するための断面模式図である。
【図19】 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を説明するためのフロー図である。
【図20】 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図21】 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図22】 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【図23】 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造工程の1過程における状態を説明するための断面模式図である。
【符号の説明】
100、200、300 半導体装置
2 Si基板
4 素子分離領域(STI)
6 ソース・ドレイン領域
10 酸化膜
12 高誘電率膜
14 窒化膜
16 3層ゲート絶縁膜
18 ゲート絶縁膜(酸化膜)
20 ゲート電極
22 サイドウォール
24 層間絶縁膜
26 配線金属
30 レジストマスク
32 イオン
36 レジストマスク
38 3層ゲート絶縁膜
40 窒化膜
42、44 2層ゲート絶縁膜
50、52 3層ゲート絶縁膜

Claims (13)

  1. 第1の領域および第2の領域に、分離酸化膜により区画された基板に、第1の絶縁膜、及び、前記第1の絶縁膜上の高誘電率膜、及び、前記高誘電率膜上の第2の絶縁膜からなる3層絶縁膜を形成する3層絶縁膜形成工程と、
    前記第1の領域の前記3層絶縁膜表面を覆うレジストマスクを形成するレジストマスク形成工程と、
    前記レジストマスクをマスクとして、前記第2の領域の前記3層絶縁膜に、酸素イオンを注入する酸素イオン注入工程と、
    前記レジストマスクを除去するレジストマスク除去工程と、
    前記酸素イオン注入された、前記第2の領域の前記3層絶縁膜を除去する3層絶縁膜除去工程と、
    前記第1の領域の前記3層絶縁膜表面、及び、前記第2の領域の前記基板の表面に、第3の絶縁膜を形成する第3絶縁膜形成工程と、
    前記第1の領域に形成された第3の絶縁膜を除去する第3絶縁膜除去工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体装置の製造方法は、前記第3絶縁膜除去工程の後、前記第1の領域、および、前記第2の領域に、ゲート電極を形成するゲート電極形成工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記3層絶縁膜除去工程の後、前記第1の領域に形成された前記第2の絶縁膜の表面を、所定の膜厚にする薄膜化工程を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1の絶縁膜は、酸化膜、または、窒化膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2の絶縁膜は、酸化膜、または、窒化膜であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第3の絶縁膜は、酸化膜、または、窒化膜であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記3層絶縁膜形成工程に形成する前記第1の絶縁膜の膜厚は、0.5nm〜2nmであり、
    前記高誘電率膜の膜厚は、1.5nm〜7.0nmであり、
    前記第2の絶縁膜の膜厚は、0.5〜1.5nmであり、
    前記酸素イオン注入工程は、酸素イオン注入エネルギーを100eV〜数keVとし、かつ、注入量を1×1013cm-2〜1×1015cm-2としてイオン注入を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記酸素イオン注入工程前に、
    前記レジストマスクをマスクとして、前記第2の領域の前記第3層絶縁膜に、窒素イオンを注入する窒素イオン注入工程を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記3層絶縁膜形成工程に形成する前記第1の絶縁膜の膜厚は、0.5nm〜2nmであり、
    前記高誘電率膜の膜厚は、1.5nm〜7.0nmであり、
    前記第2の絶縁膜の膜厚は、0.5〜1.5nmであり、
    前記窒素イオン注入工程は、窒素イオン注入エネルギーを100eV〜数keVとし、かつ、注入量を1×1013cm-2〜1×1015cm-2としてイオン注入を行うことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記酸素イオン注入工程の前に、前記レジストマスクをマスクとして、前記第2の領域の前記第3層絶縁膜に、アルゴンイオンを注入するアルゴンイオン注入工程を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 第1の領域および第2の領域に、分離酸化膜により区画された基板に、酸化膜と、前記酸化膜上の高誘電率膜とを含む積層絶縁膜を形成する積層絶縁膜形成工程と、
    前記積層絶縁膜の前記第2の領域にレジストマスクを形成するレジストマスク形成工程と、
    前記レジストマスクをマスクとして、前記第1の領域の前記積層絶縁膜に酸素イオンを注入し、酸素イオン注入された前記第1の領域の酸化膜の膜厚を増加させる酸素イオン注入工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 前記積層絶縁膜は、更に、前記高誘電率膜上に形成された絶縁膜を含む、3層構造の絶縁膜であることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記酸素イオン注入工程の後、前記第2の領域の前記積層絶縁膜上、及び、前記酸素イオン注入が行われた前記第1の領域の前記積層絶縁膜上に、それぞれ、ゲート電極を形成するゲート電極形成工程を備えることを特徴とする請求項11または12に記載の半導体装置の製造方法。
JP2003147815A 2003-05-26 2003-05-26 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3770250B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003147815A JP3770250B2 (ja) 2003-05-26 2003-05-26 半導体装置の製造方法
KR1020040037092A KR20040101922A (ko) 2003-05-26 2004-05-25 반도체 장치의 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003147815A JP3770250B2 (ja) 2003-05-26 2003-05-26 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004349627A JP2004349627A (ja) 2004-12-09
JP3770250B2 true JP3770250B2 (ja) 2006-04-26

Family

ID=33534243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003147815A Expired - Fee Related JP3770250B2 (ja) 2003-05-26 2003-05-26 半導体装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3770250B2 (ja)
KR (1) KR20040101922A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4575653B2 (ja) * 2003-07-31 2010-11-04 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP4589219B2 (ja) * 2005-11-16 2010-12-01 シャープ株式会社 半導体装置の製造方法
US7518145B2 (en) * 2007-01-25 2009-04-14 International Business Machines Corporation Integrated multiple gate dielectric composition and thickness semiconductor chip and method of manufacturing the same
KR100868649B1 (ko) * 2007-05-17 2008-11-12 주식회사 동부하이텍 반도체 소자 및 그의 제조방법
KR100909967B1 (ko) 2007-06-08 2009-07-29 삼성전자주식회사 반도체 소자의 제조방법
JP5190250B2 (ja) * 2007-11-02 2013-04-24 パナソニック株式会社 半導体装置
JP2010073867A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Tokyo Electron Ltd 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20040101922A (ko) 2004-12-03
JP2004349627A (ja) 2004-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9412600B2 (en) Method of forming a semiconductor structure including a ferroelectric material and semiconductor structure including a ferroelectric transistor
TWI267923B (en) Method for making semiconductor device
US20050214998A1 (en) Local stress control for CMOS performance enhancement
US6710383B2 (en) MISFET semiconductor device having a high dielectric constant insulating film with tapered end portions
JP2003037264A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR20120055577A (ko) 서로 다른 두께의 게이트 유전체들을 포함하는 고유전율 게이트 스택에 있어서 일함수 조정
JP2007123364A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US8048759B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US20080023774A1 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
JP2002359371A (ja) 半導体装置とその製造方法
KR20090012573A (ko) 반도체 소자 및 그 제조 방법
JP2004128316A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP3770250B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR101054320B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법
US6835622B2 (en) Gate electrode doping method for forming semiconductor integrated circuit microelectronic fabrication with varying effective gate dielectric layer thicknesses
US8034695B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP5410398B2 (ja) 半導体装置
JP2008021935A (ja) 電子デバイス及びその製造方法
US7387921B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JP2004079606A (ja) 高誘電率膜を有する半導体装置及びその製造方法
JP5177980B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US7033932B2 (en) Method for fabricating a semiconductor device having salicide
US7517760B2 (en) Semiconductor device manufacturing method including three gate insulating films
US20030096466A1 (en) Method for forming gate dielectrics of varying thicknesses on a wafer
JP2005093816A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees