JP3769080B2 - SiO▲2▼もしくはSi▲3▼N▲4▼から構成される薄膜の不純物濃縮装置及びその分析方法 - Google Patents

SiO▲2▼もしくはSi▲3▼N▲4▼から構成される薄膜の不純物濃縮装置及びその分析方法 Download PDF

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Description

【0001】
本発明はSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置及びその分析方法に関し、さらに詳しくは、SiO もしくはSi から構成される薄膜中の超微量不純物分析用の試料を調整するためのSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置及びその不純物分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
SiO2 膜やSi3 4 膜などの半導体薄膜はシリコン半導体素子におけるドープ剤部分拡散マスクや金属蒸着膜の保護膜として使用されているが、この薄膜中にNa,K,Feなどの不純物が存在すると、たとえその量が超微量であっても、素子の電気特性は大きな影響を受ける。このため、超LSI素子等の性能を高めるためには、これら不純物の含有量をできる限り低く抑える必要があるが、この目的を達成するためには、半導体薄膜中の不純物の濃度を正確に測定する必要がある。かかる薄膜中の不純物を測定する手段として、薄膜試料を酸溶液もしくは酸蒸気で溶解し、不純物を分離濃縮した後、フームレス原子吸光分析法もしくは誘導結合プラズマ質量分析法等で測定する湿式化学分析手段が一般的に知られている。
【0003】
しかし、湿式化学分析手段では、多量の試料が必要であると共に、試料を溶解したり、不純物の分離濃縮操作が煩雑であるために、分析操作技術の習得に熟練を要したり、分析に時間がかかるという問題点があった。さらに、酸溶液もしくは酸蒸気を用いるために、環境や安全衛生の面から、酸専用のドラフトや排ガス処理設備及び酸処理設備を設置しなければならないという問題もあったため、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry) ,TRXRF(Total Reflection X-ray Fluorescence Spectrometry),AES(Auger Electron Spectrometry) ,PIXE(Particle Induced X-ray Emission Spectrometry)等の物理分析手段が一般的に行われている。この物理分析手段では通常化学処理操作なしで直接測定できるため、迅速性の点で優れている。また、分析試料量や深さ方向分解能の点でも優れている。
【0004】
ここで、上述の物理分析手段においてはSIMSを除き、10ppm〜10000ppm程度の分析感度であり、超微量不純物成分の検出には適さない。また、SIMSにおいてもppbレベルの検出も可能であるが、ppb以下の不純物分析は困難であった。従って、超LSI素子等の性能を高めるためには、これら超微量不純物成分の検出をできる限り感度を高めて測定する方法の開発が不可欠である。
【0005】
そこで、不純物分析の感度を高めるためには、従来、薄膜試料を酸溶液もしくは酸蒸気で溶解し、溶媒抽出分離法やイオン交換分離法などで不純物を分離濃縮した後、加熱乾燥させて物理分析手段にて測定する方法、すなわち、化学処理操作等にて不純物を濃縮することにより測定感度を向上させ、物理分析手段にて測定するいわゆる併用手段が用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、化学処理操作により不純物を濃縮して測定感度を向上させる方法においては上記湿式化学分析手段で述べたように、試料を溶解したり、不純物の分離濃縮操作が煩雑であるために、分析操作技術の習得に熟練を要したり、分析に時間がかかるという問題点があった。また、酸溶液もしくは酸蒸気を用いるために、環境や安全衛生の面から、酸専用のドラフトや排ガス処理設備及び酸処理設備を設置しなければならなかった。
【0007】
本発明は、このような従来技術を解決するためになされたもので、その目的とするところは、試料の溶解等を行う化学処理操作を行わずに、半導体薄膜中の不純物を濃縮し、迅速、簡便かつ高感度な分析を行うことができる半導体薄膜の不純物濃縮装置及び不純物分析方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者らは半導体薄膜について鋭意研究を重ねた結果、半導体薄膜中に電位差を生じさせた場合に画期的な度合で不純物が濃縮されることを見いだし、本発明の半導体薄膜の不純物濃縮装置及びその不純物分析方法を発明するに至った。
【0009】
本発明に係る半導体薄膜の不純物濃縮装置は、半導体薄膜を溶解せずに、不純物を迅速、簡便かつ高濃度に濃縮する装置であるが、その特徴は、半導体薄膜中に電位差を生じさせて該半導体薄膜中のイオン性不純物を電位差により該半導体薄膜の一部に濃縮するための電極と、前記半導体薄膜を外部と遮断する密閉容器と、を備えることである。
【0010】
また、第1の電位を第1の電極端子に印加し、また、前記第1の電位と異なる第2の電位を第2の電極端子に印加する直流電圧印加手段と、前記半導体薄膜試料を外部と遮断する密閉容器と、前記第1の電極端子に電気的に接続され、前記密閉容器内の前記半導体薄膜試料を一方の面から保持する第1の電極と、前記第2の電極端子に電気的に接続され、前記密閉容器内の前記半導体薄膜試料の他方の面近傍もしくは他方の面に設けられた第2の電極とを備え、前記第1及び第2の電極に電圧を印加することで、前記不純物を前記第2の電極近傍の半導体薄膜に集めることにより前記不純物を濃縮するように構成してもよい。
【0011】
ここで、第1の電極及び第2の電極の材料は白金、金、パラジウム、銀、タンタル、銅などの導電性材料で、分析目的のイオン性不純物の濃縮を直接的にも間接的にも妨害しないものであればいかなるものでもよく、望ましくは白金、金、タンタルである。また、上記の電極は、分析目的の不純物が電極から薄膜試料に、及び薄膜試料から電極に移動しない状態で任意の電圧を印加できるものであればいかなるものであってもよい。
【0012】
また、第1の電極は半導体薄膜試料の一部を保持し、この半導体試料に上記2つの電極を通して直流高電圧が印加されて、半導体薄膜の不純物が表面近傍で局所的に濃縮され得るような位置関係で該密閉容器内に設けられたものである。また、1個の薄膜試料(例えば、薄膜の付いた試料ウェハ)を保持するだけのものでもよく、複数個の薄膜試料を保持するものであってもよい。ここで、「保持」するとは、固定するという概念を含むが、単におくだけの動作をも含むものとする。複数個の薄膜試料を保持し、これらを同時に直流高電圧を印加するためには、各試料を隔てることで他の試料に影響を与えないようにするため、間仕切りを設けることが好ましく、これらに対応して一対の電極も複数個の薄膜試料ごとに設けられていることが好ましい。また、第1及び第2の電極は、脱着自在であることが好ましい。これは、半導体試料の位置決めを容易にし、また、汚染時に電極交換を容易にするためである。
【0013】
次に、第2の電極の形状は、その先端部を尖らせるようにすることが好ましい。これは、半導体薄膜の特定部分により高い電界をかけて、その特定部分の不純物濃度を上げるためである。また、第2の電極は半導体薄膜試料に接触していても接触していなくてもよい。しかし、分析目的の不純物がこの第2の電極に付着してしまう可能性があるため、半導体薄膜試料と任意の距離を保つような位置関係が好ましい。さらに、第2の電極は、半導体薄膜試料の所定の部分について正確に濃縮を行うために上下、前後、及び左右に移動する移動手段を設けても良い。
【0014】
次に、直流電圧印加手段は、半導体薄膜のイオン性不純物を局所的に濃縮するために、交流電圧を直流電圧に変換する等により所定の直流電圧を印加できるものであればいかなるものであってもよい。イオン性不純物を高濃度に濃縮するためには、直流電圧はできる限り高いほうが望ましい。しかし、電圧が高すぎる場合、電極と半導体薄膜試料の間で強い放電が生じて、半導体薄膜試料のイオン性不純物が蒸発したり、電極からの不純物蒸発による二次汚染が起こるために、半導体薄膜の不純物分析の精度および感度は著しく低下する。直流電圧は実用的には、20〜1000Vが望ましい。また、この直流電圧印加手段は半導体薄膜試料に存在する陽イオン及び陰イオンのイオン性不純物を別々に濃縮可能とするため、第1の電位と第2の電位の大小を反転させる機能を有することが好ましい。
【0015】
次に、密閉容器は環境からの二次汚染を低減したり、有機物蒸気等を高濃度に保つためのものである。また、加熱手段は、直流電圧による半導体薄膜のイオン性不純物を加速度的に濃縮するために、半導体薄膜試料を加熱して試料温度を高めるものである。また、有機物溶液貯蔵容器を加熱して有機物溶液温度を高めて所定の膜を形成するためのものである。従って、それぞれ別々に加熱できるものが好ましい。ここで、加熱手段は電気抵抗加熱、赤外線加熱、レーザ加熱など、その種類は問わないが、加熱速度や効率の点では電気抵抗加熱が望ましい。また、濃縮操作後の冷却効率、装置の耐熱性などの点からは、電圧を印加する部分のみを加熱することが好ましい。従って、加熱の制御や局所的加熱が正確且つ容易に行える点では光を用いた加熱が好ましい。ここで、光による加熱とは、赤外線、可視光線、レーザ光、マイクロ波等による加熱を含む。また、これら加熱手段は汚染防止の観点から密閉容器の外部に配設されることが好ましい。
【0016】
また、加熱温度はイオン性不純物の濃度速度を高める観点からは、できる限り高い温度に設定することが望ましい。しかしながら、あまり高温にすると濃縮装置材質からの不純物の混入の恐れがあるため、半導体薄膜試料の加熱温度は300℃以下、特に50〜200℃の範囲が好ましい。また、加熱した後、半導体薄膜を冷却して薄膜中不純物の濃縮状態を固定するために、密閉容器側面にガス導入/排気手段を設けても良い。
【0017】
本発明の装置を構成する部材の材質には、それが半導体薄膜試料中の不純物の正確な測定を直接的にも間接的にも妨害するものでない限り、いかなるものであっても良い。また、半導体薄膜試料の直流高電圧印加状況を監視できるように密閉容器には少なくとも一部を透明材料で構成する半導体薄膜試料監視手段を設けることが好ましい。このような構成をとることにより、高電圧印加状況に応じて高電圧印加処理を停止することができるため、高電圧印加処理に要する時間を短縮することができる。さらに、高電圧印加処理中に密閉容器を開けて、高電圧印加状況を確認する必要がないため、大気中からの不純物の混入を防止することができる。極めて微量の分析を行うため、このような不純物の混入はできる限り避けることが好ましく、その効果は大なるものである。その透明材料としては、耐熱性及び耐酸性材料であることが好ましく、例えば石英やサファイア、四弗化エチレンと六弗化エチレンとの共重合体、四弗化エチレンとエチレンとの共重合体、ポリエチレンやアクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリルニトリルスチレン樹脂等が好ましい。なお、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明樹脂に耐弗化水素酸フィルムでラミネートした板材でもよい。
【0018】
ここで、半導体薄膜試料の前記他方の面に予め所定の膜を形成することが好ましい。ここで、膜とは、シリコン膜の他、有機物膜、もしくは炭素膜やシリコン炭化物膜が含まれる。これらの膜を予め形成しておくことにより、半導体薄膜試料に対する環境からの二次汚染を抑制すると共に、薄膜中の目的不純物が蒸発損失するのを抑制することができる。また、これらの薄膜は二次汚染抑制等の観点からはできる限り厚い膜厚に設定することが望ましい。しかしながら、あまり厚くすると分析に長時間がかかるため、膜厚は、シリコン膜にあっては、3000Å以下、特に100〜2000Åの範囲、また、有機物膜にあっては、2000Å以下、特に20〜1000Åの範囲が好ましい。
【0019】
有機物膜の種類としては、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナフタレン、ショウノウ等の有機物膜、もしくは炭素膜やシリコン炭化物膜など、分析目的のイオン性不純物の濃縮を直接的にも間接的にも妨害しないものであれば、いかなるものでも良く、望ましくはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナフタレン、ショウノウ、炭素膜である。薄膜の形成方法は塗布乾燥法や蒸着法等いかなるものでも良いが、二次汚染抑制の観点から、蒸着法が望ましい。
【0020】
また、上記膜を濃縮前に予め形成するのではなく、密閉容器内に所定の膜を形成する膜形成手段を具備するようにしてもよい。このように構成することで、半導体薄膜試料の脱着等を不要とするため、効率のよい濃縮を可能とする。
【0021】
半導体薄膜試料表面の分析範囲すなわち不純物濃縮範囲を明記確定しておくために、前もって半導体薄膜の蒸発気化を開始できるエネルギー強度のレーザ光を半導体薄膜表面の所定位置外部周辺に照射しマーキングしておくことが好ましい。
【0022】
次に、本発明に係る半導体薄膜の不純物分析方法は、半導体薄膜を溶解せずに、不純物を濃縮した後、迅速、簡便かつ高感度に分析する方法であるが、その特徴は、半導体薄膜試料に電圧を印加することで、前記不純物を局所的に集めて濃縮し、この濃縮された半導体薄膜試料の不純物を分析することである。
【0023】
ここで、前記半導体薄膜試料の不純物分析には二次イオン質量分析法、全反射蛍光X線分析法、PIXE法、若しくはAES法で測定することが好ましい。
【0024】
次に、本発明に係る半導体薄膜の不純物濃縮装置及びその分析方法の要旨を説明する。半導体薄膜のイオン性不純物は、主にナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、弗素、塩素等であり、通常は全体にほぼ均一に存在している。この半導体薄膜に直流電圧を印加して電位差を生じさせると、このようなイオン性不純物は静電引力あるいは斥力によって移動するため、濃縮することができる。例えば、図2のグラフの線Aで示すように均一に分布する陽イオン不純物ナトリウムは、半導体薄膜に直流電圧を印加して電位差を生じさせると、負電圧側つまり低電位に印加された表面の方へ移動し、所定時間後には、線Bで示すように負電圧側の表面からの距離が減少するに従って陽イオン不純物ナトリウムの濃度が増加するような局部濃縮された分布に変化する。すなわち、イオン性不純物の濃度を高くすることができるので、従来から用いられているSIMS等の分析装置を用いてもさらに高感度な分析を行うことができるのである。イオン性不純物の局部濃縮は、電位差(印加電圧)が大きく電位差の生じる時間(直流電圧の印加時間)が長いほど顕著になる。一方、弗素、塩素等の陰イオン不純物は正電圧側(高電位側)へ濃縮される。
【0025】
また、上述の直流電圧印加によるイオン性不純物の局部濃縮において、半導体薄膜の温度を上げると濃縮の度合が飛躍的に高まる。これは、温度が高いとイオンの拡散係数が増大することによるもので、半導体薄膜を加熱することによって、イオン性不純物を効率よく移動させて濃縮するのに必要な印加直流電圧及び電圧印加時間を減少させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明に係る半導体薄膜の不純物濃縮装置及び分析方法の実施形態を図面を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0027】
第1の実施の形態
本実施形態の不純物濃縮装置1は、図1にその構成を示すように、第1の電位を電極端子13に印加し、また、第2の電位を電極端子17に印加する直流電圧印加手段11と、半導体薄膜試料Sを外部と遮断する密閉容器3と、電極端子13に電気的に接続され、密閉容器3内の前記半導体薄膜試料Sの裏面から保持する電極(試料保持部材)5と、電極端子17に電気的に接続され、密閉容器3内の前記半導体薄膜試料Sの表面近傍もしくは表面に設けられており、半導体薄膜試料の表面近傍部が尖った形状を有する電極7とを備え、電極5及び電極7に電圧を印加することで、不純物を電極7近傍の半導体薄膜試料Sの表面近傍に集めることにより前記不純物を濃縮するようにしてある。また、半導体薄膜試料Sの直流電圧印加状況を監視できるように、密閉容器3には半導体薄膜試料監視窓19,21が設けてある。
【0028】
さらに、高電圧印加処理に要する時間を短縮する等の理由から半導体薄膜試料加熱手段27を密閉容器3の下に設けてある。また、加熱した後に、半導体薄膜試料Sを冷却して薄膜中不純物の濃縮状態を固定するために密閉容器3の側面にガス導入/排気手段23,25を設けてある。また、電極7には、半導体薄膜試料の所定の部分について正確に目的不純物の濃縮を行うために上下、及び左右に移動する移動手段9を設けてある。さらに、電極5を取り外しができるように、電極脱着手段15を設けてある。
【0029】
また、本実施形態では、Siウェハ上に作製した薄膜試料を上記半導体薄膜の不純物濃縮装置で処理した後、二次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて薄膜に含まれる不純物のイオン強度を測定した。ここで、SIMSの原理図を図3に示す。このSIMSは1次イオン照射系と2次イオン質量分析系に分けられ、まず、1次イオン照射系に備えられたイオン銃39で1次イオンを数keV乃至10数keVのエネルギに加速し、静電レンズで集束したO2 + やCs+ などのイオンで試料41の表面をスパッタエッチングし、試料41から発生した正負の2次イオンを引き出す。次に、2次イオン質量分析系にて、セクタ電場43、スリット47を通じて、セクタ磁場45に試料41から発生した正負の2次イオンが入射する。このセクタ磁場45では、2次イオンの質量数の差を磁場により分離して、それを2次電子増倍管51にて検知することで元素分析を行うことができる。
【0030】
ここで、上記のスパッタエッチングを連続して行うことにより深さ方向の元素分布を測定することもできる。さらに、1次イオンを走査することにより所定領域の元素面内分布も測定でき、これに深さ方向を繰り返して3次元分布の測定もすることができる。
【0031】
ここで他の分析方法としては、X線を試料表面に対し低角度で照射し、表面の不純物元素のみを測定する蛍光X線分析の一種である全反射蛍光X線分析法や、高速(MeV程度)の水素イオンを所望の測定試料に照射することにより試料に含まれる各元素を励起状態にし、これを基底状態に緩和する際に放出する元素固有のX線を分析することで試料中の含有元素等を分析するPIXE法や、超高真空中(〜10-10 Torr)で10〜20keV に加速した電子線を固体表面に照射する際に固体中の原子から発生するオージェ電子の固有のエネルギを測定することで試料中の含有元素等を分析するAES法等を用いても良い。
【0032】
以上のような装置を用いて本発明に係る半導体薄膜濃縮装置の実験を行った。この結果を以下に示す。
【0033】
実施例1
本実施例ではSiウェハ上に熱酸化法で作製したSiO2 膜(2000Å)中のイオン性不純物を本発明の装置を用いて濃縮し、二次イオン質量分析装置で調べた。
【0034】
濃縮および測定条件
▲1▼薄膜の濃縮条件……試料ウェハ裏面の電位(電極5):0V、電極7の電位:−500V、電極7と試料ウェハ表面との距離:0.1mm、密閉容器の空間体積:1800cm3 、直流電圧印加時間:30分、試料ウェハ加熱:60℃−10分、試料ウェハ冷却:20℃−20分
▲2▼二次イオン質量分析装置の測定条件……装置:ATOMICA SIMS4000、一次イオンビーム:Ar+ 、加速電圧:10KV、ビーム径:0.05mmφ、走査範囲:0.5mm×0.5mm、電流:0.05μA、二次イオン加速電圧:3KV、その他:エレクトロスプレーガン使用
以上の結果、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ710,420,230であった。
【0035】
比較例1−1
濃縮操作を全く行なわずに、実施例1と同一の測定条件(試料加熱等)で直接試料を二次イオン質量分析装置で測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ20,15,8であった。
【0036】
比較例1−2
直流電圧を印加せず、すなわち、電極7の電位を0Vとした以外、実施例1と同一の条件で濃縮および測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ20,16,7であった。
【0037】
実施例2
Siウェハ上にLPCVD法で作製したSiO2 膜(5000Å)中のイオン性不純物を本発明の装置を用いて濃縮し二次イオン質量分析装置で調べた。
【0038】
濃縮および測定条件
▲1▼薄膜の濃縮条件……試料ウェハ裏面の電位(電極5):0V、電極7の電位:−500V、電極7と試料ウェハ表面との距離:0.1mm、密閉容器の空間体積:1800cm3 、直流電圧印加時間:30分、試料ウェハ加熱温度:60℃−10分、試料ウェハ冷却:20℃−20分
▲2▼二次イオン質量分析装置の測定条件……装置:ATOMICA SIMS4000、一次イオンビームAr+ 、加速電圧:10KV、ビーム径:0.05mmφ、走査範囲:0.5mm×0.5mm、電流:0.05μA、二次イオン加速電圧:3KV、その他:エレクトロスプレーガン使用
以上の結果、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ830,610,170であった。
【0039】
比較例2−1
濃縮操作を全く行なわずに、実施例2と同一の測定条件で直接試料を二次イオン質量分析装置で測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ12,9,4であった。
【0040】
比較例2−2
直流電圧を印加せず、すなわち、電極7の電位を0Vとした以外、実施例2と同一の条件で濃縮および測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ11,9,4であった。
【0041】
実施例3
Siウェハ上にプラズマCVD法で作製したSi3 4 膜(4000Å)中のイオン性不純物を本発明の装置を用いて濃縮し二次イオン質量分析装置で調べた。
【0042】
濃縮および測定条件
▲1▼薄膜の濃縮条件……試料ウェハ裏面の電位(電極5):0V、電極7の電位:−800V、電極7と試料ウェハ表面との距離:0.1mm、密閉容器の空間体積:1800cm3 、直流電圧印加時間:30分、試料ウェハ加熱温度:90℃−10分、試料ウェハ冷却:20℃−20分
▲2▼二次イオン質量分析装置の測定条件……装置:ATOMICA SIMS4000、一次イオンビーム:Ar+ 、加速電圧:10KV、ビーム径:0.05mmφ、走査範囲:0.5mm×0.5mm、電流:0.05μA、二次イオン加速電圧;3KV、その他:エレクトロスプレーガン使用
以上の結果、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ1200,850,570であった。
【0043】
比較例3−1
濃縮操作を全く行なわずに、実施例3と同一の測定条件で直接試料を二次イオン質量分析装置で測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ22,17,10であった。
【0044】
比較例3−2
直流電圧を印加せず、すなわち、電極7の電位を0Vとした以外、実施例3と同一の条件で濃縮および測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのNa,K,Mgのイオン強度はそれぞれ21,17,10であった。
【0045】
実施例4
Siウェハ上に熱酸化法で作製したSiO2 膜(2500Å)中のイオン性不純物を本発明の装置を用いて濃縮し二次イオン質量分析装置で調べた。
【0046】
濃縮および測定条件
▲1▼薄膜の濃縮条件……試料ウェハ裏面の電位(電極5):0V、電極7の電位:+500V、電極7と試料ウェハ表面との距離:0.1mm、密閉容器の空間体積:1800cm3 、直流電圧印加時間:30分、試料ウェハ加熱:60℃−10分、試料ウェハ冷却:20℃−20分
▲2▼二次イオン質量分析装置の測定条件……装置:ATOMICA SIMS4000、一次イオンビーム:Ar+ 、加速電圧:10KV、ビーム径:0.05mmφ、走査範囲:0.5mm×0.5mm、電流:0.05μA、二次イオン加速電圧:3KV、その他:エレクトロスプレーガン使用
以上の結果、SiO2 膜表面から50ÅまでのF,Clのイオン強度はそれぞれ110,230であった。
【0047】
比較例4−1
濃縮操作を全く行なわずに、実施例4と同一の測定条件で直接試料を二次イオン質量分析装置で測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのF,Clのイオン強度はそれぞれ3,8であった。
【0048】
比較例4−2
直流電圧を印加せず、すなわち、電極7の電位を0Vとした以外、実施例4と同一の条件で濃縮および測定したところ、SiO2 膜表面から50ÅまでのF,Clのイオン強度はそれぞれ3,8であった。
【0049】
以上の実施例により、本実施形態の半導体濃縮装置によれば、不純物を約30倍濃縮することができた。従って、30倍分析感度が良くなると同時に、精度も相当量向上すると考えられる。また、薄膜の種類や作製方法によらずに濃縮効果がある。
【0050】
このように試料を酸溶解し不純物を分離濃縮するのではなく、直流高電圧を印加してイオン性不純物を非接触で局所的に濃縮するため、試薬や器具からの汚染を大幅に低減することができる。また、密閉容器内で不純物を濃縮するため、環境からの汚染も低減することができる。以上のことから、本発明によって局所薄膜中のNa,K,F,Clなどのイオン性不純物分析を従来よりも大幅に高感度化を可能にした。しかも、薄膜試料の不純物濃縮のための操作は簡単であり、その工業的価値は大である。
【0051】
第2の実施の形態
次に、第2の実施形態の半導体薄膜試料の不純物濃縮装置について図面を参照しながら説明する。
【0052】
本実施形態の半導体薄膜試料の不純物濃縮装置を図4に示す。この不純物濃縮装置1は、半導体薄膜試料Sを外部と遮断するための密閉容器3を備え、半導体薄膜試料Sは導電性材料で形成された電極(保持部材)5に載置して密閉容器3内に設置される。密閉容器3内には更に先端の尖った電極7が設けられており、電極7を密閉容器3内で上下、前後、左右に移動させて所望の位置に固定させるために電極移動手段9が付設されている。不純物濃縮装置1は、更に半導体薄膜試料Sに電位差を生じさせるための手段として、直流電圧電源11を備えており、直流電圧電源11の正極端子13は、密閉容器3に設けられた電極脱着手段15及びモニター用の電流計29を介して電極(保持部材)5と接続される。従って、この電極(保持部材)5は正電極として作用する。他方、負極端子17は、密閉容器3内の電極7と接続される。密閉容器3は監視窓19,21及び透光窓31を有し、レーザ照射装置33が透光窓31に付設される。レーザ照射装置33から照射されたレーザ光は透光窓31を介して電極(保持部材)5上の半導体薄膜試料Sに達し、半導体薄膜試料Sの電極7下方の部分を加熱する。
【0053】
不純物濃縮装置1は、半導体薄膜試料Sを冷却する冷却ガスを導入・排気するためのガス供給手段23及び排気手段25を備えている。
【0054】
上記構成において、半導体薄膜試料Sは必要に応じて表面にシリコン膜を形成した後に電極(保持部材)5に載せて密閉容器3内の適切な位置に固定し、接続端子15と接続する。次に、電極7を半導体薄膜試料S上方の適切な位置に配置して、電極として作用する電極(保持部材)5及び電極7に直流電圧電源11により直流電圧を印加し、レーザ照射装置33によりレーザ光を半導体薄膜試料Sに照射して電極7下方の半導体薄膜試料Sを加熱する。これにより、半導体薄膜試料Sのイオン性不純物が電極7の近くに濃縮される。所定時間の加熱が終了したら、ガス供給手段23から冷却用ガスを密閉容器3内に供給して半導体薄膜試料Sを冷却すると同時に、冷却後のガスを排気手段25によって外部へ排出する。半導体薄膜試料Sの温度が室温程度まで下がった後に、電圧の印加を解除し、半導体薄膜試料Sを密閉容器3から取り出し、半導体薄膜試料Sの表面近傍に濃縮したイオン性不純物を物理分析手段により測定する。
【0055】
更に、上記構成において、直流電圧電源11の正極端子13及び負極端子17の電極(保持部材)5及び電極7との接続を逆にすれば、電極7が正電極となり、ハロゲン等の陰イオン不純物が電極7の近くに濃縮される。尚、直流電圧電源11内に、電圧切換えスイッチを設けて接続の切換えを簡便に行うようにしてもよい。
【0056】
前述から明かなように、本実施形態の半導体薄膜の濃縮装置によれば、半導体薄膜の化学的処理操作を行わずに半導体薄膜中の不純物を半導体薄膜の一部分に局部的に濃縮することができ、濃縮に要する時間も短く、簡便に行うことができる。従って、半導体薄膜の濃縮された不純物を測定することによって、極微量の不純物も検出可能となるので、迅速、簡便且つ高感度な不純物の測定が可能となる。
【0057】
[試料1]
6インチのシリコンウェハに熱酸化法で厚さ3000Åの二酸化ケイ素膜を形成し、試料1を得た。
【0058】
(操作例1)
試料1の二酸化ケイ素膜上にCVD法により厚さ500Åのシリコン膜を形成し、15mm×15mmの正方形に切り出し、図4の装置を用いて下記の条件に従って二酸化ケイ素膜中のイオン性不純物を濃縮し、二次イオン質量分析法により二酸化ケイ素膜表面から50Åまでの範囲のナトリウム、カリウム、マグネシウムのイオン強度を測定した。結果を表1に示す。
【0059】
[濃縮条件]電極(保持部材)5の電位:0V、電極7の電位:−500V、電極7と試料1表面との距離:0.05mm、密閉容器3の容積:1800cm3 、電圧印加時間:15分、レーザ光による試料1の加熱:60℃−10分、試料1の冷却:20℃−5分
[イオン強度測定条件]装置:ATOMICA SIMS4000、一次イオンビーム:Ar+ 、加速電圧:10KV、ビーム径:0.05mmφ、走査範囲:0.5mm×0.5mm、電流:0.05μA、二次イオン加速電圧:3KV、その他:エレクトロスプレーガン使用
(操作例2)
試料1にシリコン膜を形成しなかった点以外は操作例1と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0060】
(操作例3)
試料1を用いて、不純物の濃縮操作におけるレーザでの加熱を行わなかった点以外は操作例1と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0061】
(操作例4)
試料1を用いて、不純物の濃縮操作を直流電圧を印加せずに行った点以外は操作例1と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す
(標準例1)
試料1を用いて、操作例1から不純物の濃縮操作を省いた操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0062】
[試料2]
6インチのシリコンウェハにLPCVD法で厚さ4000Åの二酸化ケイ素膜を形成し、試料2を得た。
【0063】
(操作例5)
試料2の二酸化ケイ素膜上にCVD法により厚さ500Åのシリコン膜を形成し、15mm×15mmの正方形に切り出し、図4の装置を用いて下記の条件に従って二酸化ケイ素膜中のイオン性不純物を濃縮し、二次イオン質量分析法により二酸化ケイ素膜表面から50Åまでの範囲のナトリウム、カリウム、マグネシウムのイオン強度を測定した。結果を表1に示す。
【0064】
[濃縮条件]電極(保持部材)5の電位:0V、電極7の電位:−500V、電極7と試料1表面との距離:0.05mm、密閉容器3の容積:1800cm3 、電圧印加時間:15分、レーザ光による試料1の加熱:60℃−10分、試料2の冷却:20℃−5分
[イオン強度測定条件]操作例1における測定条件に同じ
(操作例6)
試料2にシリコン膜を形成しなかった点以外は操作例5と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0065】
(操作例7)
試料2を用いて、不純物の濃縮操作におけるレーザでの加熱を行わなかった点以外は操作例5と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0066】
(操作例8)
試料2を用いて、不純物の濃縮操作を直流電圧を印加せずに行った点以外は操作例5と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す
(標準例2)
試料2を用いて、操作例5から不純物の濃縮操作を省いた操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0067】
[試料3]
6インチのシリコンウェハにプラズマCVD法で厚さ5000Åの四窒化三ケイ素膜を形成し、試料3を得た。
【0068】
(操作例9)
試料3の四窒化三ケイ素膜上にCVD法により厚さ500Åのシリコン膜を形成し、15mm×15mmの正方形に切り出し、図4の装置を用いて下記の条件に従って四窒化三ケイ素膜中のイオン性不純物を濃縮し、二次イオン質量分析法により四窒化三ケイ素膜表面から50Åまでの範囲のナトリウム、カリウム、マグネシウムのイオン強度を測定した。結果を表1に示す。
【0069】
[濃縮条件]電極(保持部材)5の電位:0V、電極7の電位:−800V、電極7と試料1表面との距離:0.05mm、密閉容器3の容積:1800cm3 、電圧印加時間:15分、レーザ光による試料1の加熱:90℃−10分、試料3の冷却:20℃−5分
[イオン強度測定条件]操作例1における測定条件に同じ
(操作例10)
試料3にシリコン膜を形成しなかった点以外は操作例9と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0070】
(操作例11)
試料3を用いて、不純物の濃縮操作におけるレーザでの加熱を行わなかった点以外は操作例9と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0071】
(操作例12)
試料3を用いて、不純物の濃縮操作を直流電圧を印加せずに行った点以外は操作例9と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0072】
(標準例3)
試料3を用いて、操作例9から不純物の濃縮操作を省いた操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
Figure 0003769080
[試料4]
6インチのシリコンウェハに熱酸化法で厚さ3000Åの二酸化ケイ素膜を形成し、試料4を得た。
【0074】
(操作例13)
試料4の二酸化ケイ素膜上にCVD法により厚さ500Åのシリコン膜を形成し、15mm×15mmの正方形に切り出し、図4の装置を用いて下記の条件に従って二酸化ケイ素膜中のハロゲン不純物を濃縮し、二次イオン質量分析法により二酸化ケイ素膜表面から50Åまでの範囲の弗素、塩素のイオン強度を測定した。結果を表2に示す。
【0075】
[濃縮条件]電極(保持部材)5の電位:0V、電極7の電位:+700V、電極7と試料1表面との距離:0.05mm、密閉容器3の容積:1800cm3 、電圧印加時間:15分、レーザ光による試料1の加熱:60℃−10分、試料4の冷却:20℃−5分
[イオン強度測定条件]操作例1における測定条件に同じ
(操作例14)
試料4にシリコン膜を形成しなかった点以外は操作例13と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表2に示す。
【0076】
(操作例15)
試料4を用いて、不純物の濃縮操作におけるレーザでの加熱を行わなかった点以外は操作例13と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表2に示す。
【0077】
(操作例16)
試料4を用いて、不純物の濃縮操作を直流電圧を印加せずに行った点以外は操作例13と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表2に示す。
【0078】
(標準例4)
試料4を用いて、操作例13から不純物の濃縮操作を省いた操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表2に示す。
【0079】
【表2】
Figure 0003769080
上述から明らかなように、半導体薄膜試料に直接電圧を印加することによる不純物の濃縮効果は、半導体薄膜試料を加熱することによって飛躍的に増大する。更に、半導体薄膜試料の表面にシリコン膜を形成することにより加熱効率が良くなり、これにより不純物の濃縮効率が更に上がる。
【0080】
第3の実施の形態
次に、第3の実施形態の半導体薄膜の不純物濃縮装置について図面を参照しながら説明する。
【0081】
本実施形態の半導体薄膜の不純物濃縮装置を図5に示す。この濃縮装置は、第1の電位を電極端子13に印加し、また、第2の電位を電極端子17に印加する直流電圧印加手段11と、半導体薄膜試料Sを外部と遮断する密閉容器3と、電極端子13に接続され、密閉容器3内の前記半導体薄膜試料Sを裏面から保持する電極5と、電極端子17に接続され、密閉容器3内の前記半導体薄膜試料Sの表面近傍もしくは表面に設けられており尖った形状を有する電極7とを備え、電極5及び電極7に直流電圧を印加することで、不純物を電極7近傍の半導体薄膜試料Sの表面近傍に集めることにより前記不純物を濃縮するようにしてある。
【0082】
ここで、本実施形態においては、半導体薄膜試料Sの表面に所定の膜を形成するための膜形成手段として、有機物37の貯蔵容器35が設けてある。この貯蔵容器35は、容器内に貯蔵された有機物37を加熱等により密閉容器3内部に有機物蒸気を発生させることにより半導体薄膜試料Sの表面に有機物膜を形成する。このように半導体薄膜試料Sの表面に所定の膜を形成することで、半導体薄膜試料に対する環境からの二次汚染を抑制すると共に、薄膜中の目的不純物が蒸発損失するのを抑制することができる。また、これらの薄膜は二次汚染抑制等の観点からはできる限り厚い膜厚に設定することが望ましいが、あまり厚くすると分析に長時間がかかるため、膜厚は、シリコン膜にあっては、3000Å以下、特に100〜2000Åの範囲、また、有機物膜にあっては、2000Å以下、特に20〜1000Åの範囲が好ましい。
【0083】
半導体薄膜試料Sの直流電圧印加状況を監視できるように、密閉容器3には半導体薄膜試料監視手段19,21が設けてある。さらに、直流電圧印加処理に要する時間を短縮する理由から半導体薄膜試料Sを加熱する加熱手段27が設けてある。
【0084】
なお、半導体薄膜試料Sと電極5及び電極7の間の電流量をモニタするために、密閉容器3外の電気回路に電流計を設けるようにしてもよい(図示せず)。
【0085】
加熱した後に半導体薄膜試料Sを冷却して薄膜中の不純物を固定したり、あるいは、有機物を冷却して有機物蒸気の発生を抑制するために、密閉容器側面にガス導入/排気手段23,25が設けてある。また、電極7には半導体薄膜試料の所定部分について正確に濃縮を行うために上下、前後及び左右に移動する移動手段9を設けてある。さらに、電極5の取り外しができるように、電極脱着手段15を設けてある。
【0086】
以上のような装置を用いて、半導体薄膜の不純物濃縮の実験を行った。それらの結果を以下に示す。
【0087】
[試料1]
6インチのSiウェハ上に熱酸化法で厚さ2500Åの二酸化ケイ素膜を形成し、試料1を得た。
【0088】
(操作例1)
試料1の二酸化ケイ素膜上に蒸着法により厚さ500Åのナフタレン膜を形成し、15mm×15mmの正方形に切り出し、図5の装置を用いて下記の条件に従って二酸化ケイ素膜中のイオン性金属不純物を濃縮し、二次イオン質量分析法により二酸化ケイ素膜表面から50Åまでの範囲のNa,K,Mgのイオン強度を測定した。結果を表3に示す。
【0089】
[濃縮条件]電極(保持部材)5の電位:0V、電極7の電位:−50V、電極7と試料表面との距離:0mm、密閉容器3の容積:1800cm3 、直流電圧印加時間:15分、レーザ光による試料1の加熱:60℃−10分、試料1の冷却:20℃−5分
[イオン強度測定条件]装置:ATOMICA SIMS4000、一次イオンビーム:Ar+ 、加速電圧:10KV、ビーム径:0.05mmφ、走査範囲:0.5mm×0.5mm、電流:0.05μA、二次イオン加速電圧:3KV、その他:エレクトロスプレーガン使用
(操作例2)
試料1にナフタレン膜を形成しなかった以外は操作例1と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0090】
(操作例3)
試料1を用いて、不純物の濃縮操作におけるレーザでの加熱を行なわなかった点以外は操作例1と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0091】
(操作例4)
試料1を用いて、不純物の濃縮操作を直流電圧を印加せずに行った点以外は操作例1と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す
(標準例1)
試料1を用いて、操作例1から不純物の濃縮操作を省いた操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0092】
[試料2]
6インチのSiウェハ上にプラズマCVD法で厚さ4000Åの四窒化三ケイ素膜を形成し、試料2を得た。
【0093】
(操作例5)
試料2の四窒化三ケイ素膜上に、蒸着法により厚さ約500Åのナフタレン膜を形成し、15mm×15mmの正方形に切り出し、図5の装置を用いて下記の条件に従って四窒化三ケイ素膜中のイオン性不純物を濃縮し、二次イオン質量分析法により四窒化三ケイ素膜表面から50Åまでの範囲のNa,K,Mgのイオン強度を測定した。結果を表3に示す。
【0094】
[濃縮条件]電極(保持部材)5の電位:0V、電極7の電位:−80V、電極7と試料表面との距離:0mm、密閉容器3の容積:1800cm3 、直流電圧印加時間:15分、レーザ光による試料2の加熱:90℃−10分、試料2の冷却:20℃−5分
[イオン強度測定条件]操作例1における測定条件に同じ
(操作例6)
試料2にナフタレン膜を形成しなかった以外は操作例5と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0095】
(操作例7)
試料2を用いて、不純物の濃縮操作におけるレーザでの加熱を行なわなかった点以外は操作例5と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0096】
(操作例8)
試料2を用いて、不純物の濃縮操作を直流電圧を印加せずに行った点以外は操作例5と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す
(標準例2)
試料2を用いて、操作例5から不純物の濃縮操作を省いた操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0097】
[試料3]
6インチのSiウェハにLPCVD法で厚さ4000Åの二酸化ケイ素膜を形成し、試料3を得た。
【0098】
(操作例9)
試料3の二酸化ケイ素膜上に、蒸着法により厚さ200Åの炭素膜を形成し、15mm×15mmの正方形に切り出し、図5の装置を用いて下記の条件に従って二酸化ケイ素膜中のハロゲン不純物を濃縮し、二次イオン質量分析法により二酸化ケイ素膜表面から50Åまでの範囲の弗素、塩素のイオン強度を測定した。結果を表3に示す。
【0099】
[濃縮条件]電極(保持部材)5の電位:0V、電極7の電位:+70V、電極7と試料表面との距離:0mm、密閉容器3の容積:1800cm3 、直流電圧印加時間:15分、レーザ光による試料3の加熱:60℃−10分、試料3の冷却:20℃−5分
[イオン強度測定条件]操作例1における測定条件に同じ
(操作例10)
試料3に炭素膜を形成しなかった以外は操作例9と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0100】
(操作例11)
試料3を用いて、不純物の濃縮操作におけるレーザでの加熱を行なわなかった点以外は操作例9と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0101】
(操作例12)
試料3を用いて、不純物の濃縮操作を直流電圧を印加せずに行った点以外は操作例9と同様の操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0102】
(標準例3)
試料3を用いて、操作例9から不純物の濃縮操作を省いた操作を行い、イオン強度の測定を行った結果を表3に示す。
【0103】
上述から明らかなように、半導体薄膜試料に直流電圧を印加することによる不純物の濃縮効果は、半導体薄膜試料を加熱することによって飛躍的に増大する。さらに、半導体薄膜試料表面に有機物膜を形成することによって、環境からの二次汚染を抑制すると共に、薄膜中の目的不純物の蒸発損失を抑制できるので、不純物の分析感度及び精度を大幅に改善することができる。
【0104】
【表3】
Figure 0003769080
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体薄膜の不純物濃縮装置及びその不純物分析方法によれば、化学処理を行わずに簡便な操作で半導体薄膜のイオン性不純物を表面近傍に局部的に濃縮することができ、検出感度以下の極微量濃度の不純物の測定を簡便にし、その工業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の半導体薄膜の不純物濃縮装置の構成を示す概念図である。
【図2】本発明に係る半導体薄膜のイオン性不純物の濃縮を示すグラフであり、縦軸は不純物の濃度を、横軸は負電圧が印加される半導体薄膜表面からの距離を表し、線Aは電圧の印加前の陽イオン不純物ナトリウム濃度を、線Bは電圧の印加後の陽イオン不純物ナトリウム濃度を示す。
【図3】SIMSの原理を説明するための図である。
【図4】本発明に係る第2の実施形態の半導体薄膜の不純物濃縮装置の構成を示す概念図である。
【図5】本発明に係る第3の実施形態の半導体薄膜の不純物濃縮装置の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
S 半導体薄膜試料
1 不純物濃縮装置
3 密閉容器
5 電極(保持部材)
7 電極
9 電極移動手段
11 直流電圧電源
13 電極端子(正極端子)
15 電極脱着手段
17 電極端子(負極端子)
19 半導体薄膜試料監視窓
21 半導体薄膜試料監視窓
23 ガス導入手段
25 ガス排出手段
27 加熱手段
29 電流計
31 透光窓
33 レーザ照射装置
35 有機物貯蔵容器
37 有機物
39 イオン銃
41 試料
43 セクタ電場
45 セクタ磁場
47 スリット
49 偏向電極
51 2次電子増倍管

Claims (10)

  1. SiO もしくはSi から構成される薄膜中に電位差を生じさせて該SiO もしくはSi から構成される薄膜中のイオン性不純物を電位差により該SiO もしくはSi から構成される薄膜の一部に濃縮するための上下、前後及び左右に移動する移動手段を有する電極と、前記SiO もしくはSi から構成される薄膜を外部と遮断する密閉容器と、を備えることを特徴とするSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置。
  2. SiO もしくはSi から構成される薄膜に含まれる不純物を濃縮する装置において、第1の電位を第1の電極端子に印加し、また、前記第1の電位と異なる第2の電位を第2の電極端子に印加する直流電圧印加手段と、前記SiO もしくはSi から構成される薄膜を外部と遮断する密閉容器と、前記第1の電極端子に電気的に接続され、前記密閉容器内の前記SiO もしくはSi から構成される薄膜試料を一方の面から保持する第1の電極と、前記第2の電極端子に電気的に接続され、前記密閉容器内の前記SiO もしくはSi から構成される薄膜試料の他方の面近傍もしくは他方の面に設けられた上下、前後及び左右に移動する移動手段を有する第2の電極と、を備え、前記第1及び第2の電極に電圧を印加して、前記不純物を前記第2の電極近傍のSiO もしくはSi から構成される薄膜試料の他方の表面近傍に集めることにより前記不純物を濃縮することを特徴とするSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置。
  3. 前記第1及び第2の電極は、脱着自在であることを特徴とする請求項2記載のSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置。
  4. 前記第1の電極に保持されたSiO もしくはSi から構成される薄膜試料を加熱する加熱手段を具備することを特徴とする請求項2又は3記載のSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置。
  5. 前記密閉容器内に所定の膜を形成する膜形成手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4記載のSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置。
  6. 前記加熱手段は、前記SiO もしくはSi から構成される薄膜表面に光を照射して加熱することを特徴とする請求項4記載のSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置。
  7. 前記不純物を濃縮した後に、その濃縮された不純物を検出する物理分析手段を具備することを特徴とする請求項1乃至6記載のSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物濃縮装置。
  8. SiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物を濃縮することにより前記不純物を分析する方法において、このSiO もしくはSi から構成される薄膜試料の上下、前後及び左右に移動する移動手段を有する電極に電圧を印加することで、前記不純物を局所的に集めて濃縮し、この濃縮されたSiO もしくはSi から構成される薄膜試料の不純物を分析することを特徴とするSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物分析方法。
  9. 前記SiO もしくはSi から構成される薄膜試料の前記他方の面に予め所定の膜を形成することを特徴とする請求項8記載のSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物分析方法。
  10. 前記SiO もしくはSi から構成される薄膜試料の不純物分析には二次イオン質量分析法、全反射蛍光X線分析法、PIXE法、若しくはAES法で測定することを特徴とする請求項8又は9記載のSiO もしくはSi から構成される薄膜の不純物分析方法。
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