JP3768222B1 - レトラクター - Google Patents

レトラクター Download PDF

Info

Publication number
JP3768222B1
JP3768222B1 JP2004294026A JP2004294026A JP3768222B1 JP 3768222 B1 JP3768222 B1 JP 3768222B1 JP 2004294026 A JP2004294026 A JP 2004294026A JP 2004294026 A JP2004294026 A JP 2004294026A JP 3768222 B1 JP3768222 B1 JP 3768222B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable member
retractor
belt
rod
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004294026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006102230A (ja
Inventor
一基 吉田
Original Assignee
有限会社エムテック ジャパン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社エムテック ジャパン filed Critical 有限会社エムテック ジャパン
Priority to JP2004294026A priority Critical patent/JP3768222B1/ja
Priority to US11/244,504 priority patent/US20060074277A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3768222B1 publication Critical patent/JP3768222B1/ja
Publication of JP2006102230A publication Critical patent/JP2006102230A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B17/0218Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors for minimally invasive surgery

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】 極めて単純な構造で、様々な組織部位に適合して使用可能なレトラクターを提供すること。
【解決手段】 生体組織を保持するための保持部12を備えたレトラクター10であって、保持部12が、棒状支持部材14の先部から突出した進退が可能な可動部材16と、可動部材16に一端が固定された可撓性を有する少なくとも一対の帯状部材18,20とを有してなり、可動部材16の進出限界位置において、帯状部材18,20が伸長状態となると共に、可動部材16を進出限界位置より後退させた所定位置で、一対の帯状部材18,20が、可動部材16に対して非対称な曲線形状を形成するレトラクターである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、手術に際し、肝臓、肺、食道、胃、腸、腎臓、子宮、卵巣等の臓器の一部又は全部を保持するためのレトラクターに関する。
従来より、生体組織を保持するためのレトラクターとしては、ハンドルと、該ハンドルから伸びる支持軸と、該支持軸に対して縦の動きで滑らせることができるよう該支持軸上に設置されたチューブと、該支持軸の末端に設置され、該チューブと連結した拡大できるフレームであって、該支持軸に関する該チューブの動きにより拡大して組織を扱うためのプラットフォームを提供するフレームとを具備し、該フレームが、一対の拡大できるフィンガーを含み、該フィンガーの各々が、該チューブの末端に固定された第1及び第2の柔軟性外部ストリップ及び該支持軸の末端に固定された第1及び第2の柔軟性内部ストリップを含み、該第1の柔軟性外部ストリップと該第1の柔軟内部ストリップがフィンガーの先端において第1の結合部において結合しており、該第2の柔軟性外部ストリップと該第2の柔軟内部ストリップがフィンガーの先端において第2の結合部において結合しており、該第1の結合部と該第2の結合部が結合されておらず、該フィンガーが該軸に対する該チューブの軸方向の動きにより外側に向かって反対方向の横に曲がり、組織を掛けるためのプラットフォームを形成するレトラクター(特許文献1参照。)や、作動構造を含むハンドル手段と、前記ハンドル手段の前記作動構造に取付けられているハウシング手段とを具備し、前記ハウジング手段は、少なくとも1つの中央要素を有し、前記中央要素はこの中央要素と相対的往復運動が可能なガイド要素に隣接して配置されており、前記中央要素およびガイド要素は近位端および遠位端を有しており、ストライドヨーク手段とピボットヨーク手段とを有している相互ヨーク組立体と、ピボットピンで互いに連結された複数の綴じ込み式レトラクタブレードとを含むレトラクタ組立体を更に具備し、前記スライドヨーク手段および前記ピボットヨーク手段は、前記中央要素と前記ガイド要素の相対的相互軸線方向運動が前記綴じ込み式レトラクタブレードを閉じた位置と開いた位置との間で移動させるのに役立つように前記ハウジング手段と協働している外科用レトラクター(特許文献2参照。)が知られており、これらの他にも様々なレトラクターが提案されている(特許文献3〜16参照。)。
しかしながら、特許文献1に記載のレトラクターは、多重板バネ方式のため、金属ブレードが薄くなり組織を圧迫すると、剛性不足のため形状が安定せず、特に先端の金属折り返し部分が不連続面で鋭利のため、組織を損傷する場面が発生し危険であり、現在、販売が停止されている。特許文献2に記載のレトラクターにあっては、先端金属部分の隙間があいている場合、軸方向に前進すると、1枚の金属部部の先端が組織を損傷する危険性があり、またブレードを閉じる際に、ブレードの隙間に組織が入り込み、そのまま器具をとじてしまうと、はさみで切断するような状態となって危険である。さらに、特許文献3に記載のレトラクターは、多数の金属の屈曲部分により定められた形状に変化するが、取り扱いに注意をしないと、器具の回転時に先端の金属部分で組織を貫通してしまう危険性がある。
また、特許文献4に記載のレトラクターは、より安全に効果的に機能させるため、レトラクターがシース鞘で包まれている方式であるが、シースの鞘を折りたたむ際、器具の径が大きくなる欠点が生じ、さらなる低侵襲の道具として細径化は望めず、また、最終拡張のシースの鞘の形が最初から決定されているため、レトラクター形状は限定された形に留まり用途が限定されてしまう。特許文献5に記載のレトラクターは、先端形状は、3、4、6本の細い筒状の棒で構成され、最先端部は細い球で構成されているが、複数の筒状の丸棒は独立しており、組織を圧迫すると複数の棒の先端部は、平面にならず組織を抑える効果は、期待できない。また、軸方向に前進する場合は、先端部が組織を貫通する危険性がある。特許文献6に記載のレトラクターは、先端の形状が左右に分かれ、3本の部品から構成され、中心部には2組のヒンジが左右の半筒の棒に接続しており、平面の組織圧迫効果は高いが、軸上に前進すると組織を損傷し、器具を閉じるときに3本の部品と2本のヒンジに組織は入り込み組織を切断する危険がある。
特許文献7に記載のレトラクターは、中心のシャフトの左右に半円形の筒状の棒2箇所でピンにより接続されていて後方に後退して複数の半円形の筒状の棒が存在し隙間をできるだけ少なくして平面の圧迫効果を望んでいるが、構成部品が多数のため器具の径が大きくなるので、更なる低侵襲の道具として細径化は望めない。特許文献8に記載のレトラクターは、器具の軸上に細い2対のバンドで垂直に組織を圧迫するだけで平面の圧迫効果はなく、用途が制限される。特許文献9及び10に記載のレトラクターは、器具の中心よりバルンを膨らませることにより組織を平面で隙間がなく圧迫することができるが、方向がずれると摩擦がないために滑りやすい欠点がある。
特許文献11に記載のレトラクターは、特許文献8に記載のレトラクター同様、器具の軸上に細い2対のバンドで垂直に組織を圧迫するだけで平面の圧迫効果はなく、用途が制限され、ブレードの中間に屈曲点が存在する。特許文献12に記載のレトラクターは、器具の軸の後方から1対のブレードが左から前方先端中心を通り右に分岐し戻り、ブレードの剛性補強のため器具の最先端より1対のブレードの中間点向かってV型の支えが存在するが、V型の接続点の構造に問題がありブレードの折りたたみが困難であり、特に収納時にブレードが外筒より傷つき、体内に破片が落下する可能性が生じる。特許文献13に記載のレトラクターは、5点網掛け方式で組織を軸方向に抑える機能のみであり、器具の細径化には無理がある。特許文献14に記載のレトラクターは、半円形の板バネリングの構造で、隙間を埋めるための膜があり、用途が限られる簡単な器具で、小さな組織は圧迫できない。特許文献15に記載のレトラクターは、金属の骨組みを内蔵するバルーン拡張方式であり、組織を抑える効果は高いが、角度がずれるとスリップしてしまう欠点がある。また細径化には複雑な構造のために向かない。特許文献16に記載のレトラクターは、板状のリングのため組織を抑えるだけの用途に限られる簡単な器具であり、小さな組織は圧迫できない。
特許第3391824号公報 特許第3369219号公報 米国特許第5467763号公報 米国特許第5803902号公報 米国特許第4909789号公報 米国特許第5235966号公報 米国特許第5325848号公報 米国特許第349339号公報 米国特許第5318586号公報 米国特許第5439476号公報 米国特許第699358号公報 米国特許第5339803号公報 米国特許第5405360号公報 米国特許第5441044号公報 米国特許第5865802号公報 米国特許第5860987号公報
本発明の課題は、極めて単純な構造で、様々な生体組織の部位に適合して使用可能なレトラクターを提供することにある。また、従来のレトラクターの機能を有すると共に、他の用途にも使用可能なレトラクターを提供することにある。
本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意研究した結果、保持部に伸長可能な帯状部材を用いて極めて簡単な構造とすることにより、ポート挿入時のレトラクター自体の径を小さくすることを可能とし、さらに、保持部の形状を非対称にすることや、可動部材をフルストローク可能として保持部の形状を変形させることによって、様々な生体組織の部位に適合させて使用することができることを見い出し本発明を完成するに至った。また、レトラクターに、従来のレトラクターとしての機能のみならず、他の機能を持たせることができることを見い出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1) 生体組織を保持するための保持部を備えたレトラクターであって、前記保持部が、棒状支持部材の先部から突出した進退が可能な剛性を有する可動部材と、該可動部材の先端に一端が固定されると共に、他端が前記棒状支持部材に固定された、それぞれ長さが異なり可撓性を有する一対の帯状部材とを有してなり、前記一対の帯状部材は、一組又は二組であって、前記可動部材の進出限界位置において、前記帯状部材が伸長状態となると共に、該可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、該一対の帯状部材が、可動部材に対して非対称な曲線形状を形成し、前記可動部材と協働して生体組織を安定して保持することを特徴とするレトラクターや、(2)可動部材が、棒状支持部材の先方でフルストロークの移動が可能となっていることを特徴とする上記(1)に記載のレトラクターや、(3) 生体組織を保持するための保持部を備えたレトラクターであって、前記保持部が、棒状支持部材の先部から突出し、該棒状支持部材の先方でフルストロークの進退が可能な剛性を有する可動部材と、該可動部材の先端に一端が固定されると共に、他端が前記棒状支持部材に固定された、可撓性を有する一対の帯状部材とを有してなり、前記一対の帯状部材は、一組又は二組であって、前記可動部材の進出限界位置において、前記帯状部材が伸長状態となると共に、該可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、該帯状部材が曲線形状を形成し、前記可動部材と協働して生体組織を安定して保持することを特徴とするレトラクターや、(4)一対の帯状部材が、それぞれ長さが異なる帯状部材からなり、可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、可動部材に対して非対称な曲線形状を形成することを特徴とする上記(3)に記載のレトラクターに関する。
また本発明は、(5)棒状支持部材及び/又は可動部材が回転可能となっていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のレトラクターや、(6)可動部材を所定位置で固定可能な固定手段を有していることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のレトラクターや、(7)保持部の先端に球状部材が設けられていることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載のレトラクターや、(8)保持部の先端に電極が設けられていることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載のレトラクターや、(9)体液を吸引可能な吸引口が設けられていることを特徴とする上記(1)〜()のいずれかに記載のレトラクターに関する。
本発明のレトラクターは、極めて単純な構造で、様々な生体組織の部位に適合させて使用することができる。また、本発明のレトラクターは、従来のレトラクターの機能を有すると共に、他の用途にも使用することができる。
第1の発明のレトラクターとしては、生体組織を保持するための保持部を備えたレトラクターであって、前記保持部が、棒状支持部材の先部から突出した進退が可能な可動部材と、該可動部材に一端が固定された可撓性を有する少なくとも一対の帯状部材とを有してなり、前記可動部材の進出限界位置において、前記帯状部材が伸長状態となると共に、該可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、該一対の帯状部材が、可動部材に対して非対称な曲線形状を形成するレトラクターであれば特に制限されるものではなく、本発明のレトラクターによれば、保持部全体を利用して極めて広範囲の組織を保持(圧迫)できると共に、非対称タイプであるので軸を180度回転することによって、保持部の片側を利用して異なる範囲の組織を保持することができる。すなわち、本発明のレトラクターによれば、器具を交換することなく、異なるサイズのレトラクターとして使用することができる。また、保持部が、棒状支持部材の先部から突出した進退が可能な可動部材を有し、該可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、該一対の帯状部材が、可動部材に対して非対称な曲線形状を形成する構成であるので、可動部材を進退させることにより、帯状部材が様々な曲線形状を形成することができ、目的とする組織の形状及び用途に合わせて最適な形状に変化させ、様々な生体組織の部位に適合させることができる。また、可動部材が、棒状支持部材の先方でフルストロークの移動が可能となっていることが好ましく、これにより、より多様な曲線形状を形成することが可能となる。
さらに、本発明のレトラクターにおいては、一対の帯状部材が、可動部材に対して(非対称な)曲線形状を形成するので、帯状部材と可動部材の間に隙間(空間)が存在し、かかる隙間から組織を直接観察することができるので、かかる隙間から組織を他の器具により切開又は凝固することができ、また、かかる隙間に組織が入り込み、滑りを防止してより安定して生体組織を保持することができる。また、帯状部材は、可撓性(柔軟性)を有しているので、多少、角度がずれて、所望の部位に挿入されても、組織にフィットさせることができ、その結果、ポートからの使用制限角度がほとんどなく、どのポートからもアプローチが容易かつ可能となる。
前記棒状支持部材は、例えば、断面円形形状、多角形形状のステンレス等からなる棒状部材であって、その直径は、3〜15mm程度であることが好ましく、3〜7mm程度であることがより好ましい。本発明のレトラクターは、可動部材の進出限界位置において、帯状部材が伸長状態となると共に、全体の構造が極めて簡単であるので、棒状支持部材の直径を上記のように小径とすることにより、レトラクター自体の径も小さくすることができ、小径のポートからの挿入が可能となり、より低侵襲の手術が可能となる。
また、本発明のレトラクターは、前記棒状支持部材の先部から突出した進退が可能な可動部材を備えており、かかる可動部材としては、例えば、棒状支持部材の内部を挿通する棒状部材が挙げられ、具体的に、例えば、棒状支持部材から突出した保持部を形成する部分の直径が0.5〜3mm、好ましくは0.5〜1.5mm程度のステンレス等からなる所定の剛性を有する棒状部材が挙げられ、これにより、帯状部材と協働して生体の組織を安定して保持することができる。なお、保持部を形成する部分以外の部分は、大きな径として可動部材の安定性を高めることが好ましい。
また、前記可動部材の両側には、少なくとも一対の帯状部材が配置されており、かかる帯状部材としては、幅5〜15mm、好ましくは3〜7mm程度、厚さ0.5〜3mm、好ましくは0.5〜1.5mm程度、長さ3〜15cm、好ましくは5〜10cm程度の帯状部材が挙げられ、材質としては、可撓性を有するものであれば特に制限されるものではなく、例えば、金属材料や、ポリエチレン、ポリプロピレン、合成ゴム等の合成樹脂が挙げられ、高密度ポリエチレンでが特に好ましい。また、金属材料と合成樹脂材料、カーボンファイバーと合成樹脂材料のような複合材料を用いてもよい。かかる帯状部材の長さの異なるものを用いることにより非対称な曲線形状を形成することができる。この帯状部材は、少なくとも一対、すなわち、2本設けられてさえすればよく、3本設けられていてもよいし、4本(二対)以上設けられていてもよい。また、この帯状部材は、一端が可動部材に固定されていればよく、帯状部材の他端は、棒状支持部材に固定されていてもよいし、一端が固定されているのとは別の可動部材に固定されていてもよい。また、保持部を形成する帯状部材の長さを独立して又は同時に変化させることができるような構成とすることもでき、例えば、棒状支持部材の内部に帯状部材の他端側を出入可能な構成が挙げられる。これにより、目的とする組織の形状及び用途によってより最適な形状に変化させて、様々な生体部位の部位に適合させることができる。
第2の発明のレトラクターとしては、生体組織を保持するための保持部を備えたレトラクターであって、前記保持部が、棒状支持部材の先部から突出したフルストロークの進退が可能な可動部材と、該可動部材に一端が固定された可撓性を有する帯状部材とを有してなり、前記可動部材の進出限界位置において、前記帯状部材が伸長状態となると共に、該可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、該帯状部材が曲線形状を形成するレトラクターであれば特に制限されるものではなく、本発明のレトラクターによれば、可動部材がフルストロークの移動が可能となっているので、帯状部材が形成する曲線形状を多様に変化させることができ、目的とする組織の形状及び用途によって最適な形状に変化させて、様々な生体部位の部位に適合させることができる。
さらに本発明のレトラクターにおいては、帯状部材が曲線形状を形成するので、帯状部材と可動部材の間に隙間(空間)が存在し、かかる隙間から組織を直接観察することができるので、かかる隙間から組織を他の器具により切開又は凝固することができ、また、かかる隙間に組織が入り込み、滑りを防止して安定して生体組織を保持することができる。さらに、帯状部材は、可撓性(柔軟性)を有しているので、多少、角度がずれて、所望の部位に挿入されても、組織にフィットさせることができ、その結果、ポートからの使用制限角度がほとんどなく、どのポートからもアプローチが容易かつ可能となる。
前記棒状支持部材は、例えば、断面円形形状、多角形形状のステンレス等からなる棒状部材であって、その直径は、3〜15mm程度であることが好ましく、3〜7mm程度であることがより好ましい。本発明のレトラクターは、可動部材の進出限界位置において、帯状部材が伸長状態となると共に、全体の構造が極めて簡単であるので、棒状支持部材の直径を上記のように小径とすることにより、レトラクター自体の径も小さくすることができ、小径のポートからの挿入が可能となる。
また、本発明のレトラクターは、前記棒状支持部材の先方でフルストロークの進退が可能な可動部材を備えており、かかる可動部材としては、例えば、棒状支持部材の内部を挿通する棒状部材が挙げられ、具体的に、例えば、棒状支持部材から突出した保持部を形成する部分の直径が0.5〜3mm、好ましくは0.5〜1.5mm程度のステンレス等からなる所定の剛性を有する棒状部材が挙げられ、これにより、帯状部材と協働して生体の組織を安定して保持することができる。なお、保持部を形成する部分以外の部分は、大きな径として可動部材の安定性を高めることが好ましい。
また、前記可動部材の片側又は両側には、帯状部材が配置される。帯状部材が可動部材の両側に設けられる場合、該一対の帯状部材が、可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、可動部材に対して対称な曲線形状を形成するものであってもよいが、非対称な曲線形状を形成することが好ましく、これにより、保持部全体を利用して極めて広範囲の組織を保持(圧迫)できると共に、非対称タイプであるので軸を180度回転することによって、保持部の片側を利用して異なる範囲の組織を保持することができる。すなわち、本発明のレトラクターによれば、器具を交換することなく、大きさの異なる3つのサイズのレトラクターとして使用することができる。なお、非対称な曲線形状は、例えば、長さの異なる帯状部材を用いることにより形成することができる。
帯状部材としては、例えば、幅5〜15mm、好ましくは3〜7mm程度、厚さ0.5〜3mm、好ましくは0.5〜1.5mm程度、長さ3〜15cm、好ましくは5〜10cm程度の帯状部材が挙げられ、材質としては、可撓性を有するものであれば特に制限されるものではなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、合成ゴム等の樹脂が挙げられ、高密度ポリエチレンを用いることが特に好ましい。この帯状部材は、1本であってもよいし、2本(一対)であってもよく、4本(二対)以上の帯状部材が設けられていてもよい。また、この帯状部材は、一端が可動部材に固定されていればよく、帯状部材の他端は、棒状支持部材に固定されていてもよいし、一端が固定されているのとは別の可動部材に固定されていてもよい。また、保持部を形成する帯状部材の長さを独立して又は同時に変化させることができるような構成とすることもでき、例えば、棒状支持部材の内部に帯状部材の他端側を出入可能な構成が挙げられる。これにより、目的とする組織の形状及び用途によってより最適な形状に変化させて、様々な生体部位の部位に適合させることができる。
上記第1及び第2の発明のレトラクターにおいては、棒状支持部材及び/又は可動部材が回転可能となっていることが好ましい。これにより、帯状部材の形状をより変化させることが可能となって、さらに使用用途を拡大することができる。また、可動部材を所定位置で固定可能な固定手段を有していることが好ましく、これにより、可動部材を進退させて所望の位置で固定することができ、また、回転可能な場合には、その回転位置も固定することができる。
また、上記第1及び第2の発明のレトラクターにおける保持部の先端(可動部材の先端)には、球状部材や電極が設けられていることが好ましい。前記球状部材としては、例えば、直径が2〜10mm程度、好ましくは3〜7mm程度の球状部材が挙げられ、材質としては、ステンレス等の金属や合成樹脂等を挙げることができるが、上記帯状部材と同一の樹脂であることが製造容易であることから好ましい。球状部材が設けられていることにより、生体組織を傷つけることを防止することができると共に、滑りを防止して生体組織を安定して保持することができる。また、前記電極としては、針状、棒状、球状等の電極が挙げられ、具体的に、対極板とメス先電極を組合わせた単極形におけるメス先電極(モノポーラ電極)や、ピンセットの先端部分で1対の電極を構成する複極形における電極が挙げられ、電極が設けられていることにより、組織を保持(圧迫)しながら凝固、切開することが可能となり、そのため、他のポートから電気メス等の器具の出し入れをせずに、同時に処置することが可能となって、その結果、傷の箇所が1箇所少ない低侵襲の手術を行うことが可能となる。
また、上記第1及び第2の発明のレトラクターにおいては、体液を吸引可能な吸引口が設けられていることが好ましい。前記体液を吸収可能な吸引口は、例えば、棒状支持部材内部に吸引管を挿通することにより、棒状支持部材の先端部に設けることができ、これにより、生体組織を保持しながら体液を吸引、洗浄することもできるので、ポートを1ヶ所少なくでき、その結果、傷の箇所が1箇所少ない低侵襲の手術を行うことも可能である。特に、可動部材がフルストロークの進退が可能な構成においては、保持部の先端部(可動部材の先端部)と棒状支持部材の先端部に設けられた吸引口とが極めて接近するので、体液を効率よく吸引することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の実施例に係るレトラクター10は、生体組織を保持するための保持部12を備えたレトラクターである。保持部12は、直径が5mm、長さ50cm程度の棒状支持部材14の先部から突出したフルストロークの進退が可能な可動部材16と、可動部材16の先端に一端が固定され、棒状支持部材14に他端が固定された、高密度ポリエチレンからなる一対の帯状部材18,20とを有している。この一対の帯状部材18,20は、帯状部材18が、帯状部材20よりも長くなっており、可動部材16を進出限界位置より後退させた所定位置で、棒状支持部材14に対して非対称な曲線形状を形成することができる。
可動部材16は、棒状支持部材14に挿通され、固定手段22に連結しており、この固定手段22によって、可動部材16を所定位置で固定し、保持部12を所定の(非対称)形状に保持できるようになっている。また、可動部材14の進出限界位置においては、帯状部材18,20が伸長状態となって、レトラクター自体の径をできる限り小さくし、小さなポートに導入可能として、低侵襲性の手術を可能としている。また、可動部材16の先端には、帯状部材18,20と同一材質の直径が5mm程度の球状部材24が設けられており、この球状部材24により、組織に損傷を与えることを防止すると共に、生体組織との滑りを防止する。なお、符号26は、把持部材である。
以上のような、レトラクター10を使用するには、図2(A)に示すように、可動部材14を進出限界位置に固定し、帯状部材18,20が伸長状態となっている状態で、ポートへ挿入する。次に、使用用途に合わせ、可動部材14を後退させ、固定部材22で固定することにより、一対の帯状部材18,20が所定の非対称形状を形成する(図2(B)〜(F)参照。)そして、手術中、生体組織を保持するために使用される(図3〜5参照。)。
また、本発明の他の実施例に係るレトラクターとしては、図6に示すように、棒状支持部材又は可動部材を回動自在にしたものや、図7に示すように、さらに、可動部材を2軸系として、帯状部材が、それぞれ独立して伸縮できる構成とすることもできる。なお、帯状部材の設置数に応じて、2軸系に限らず、3軸系以上とすることもできる。
さらに、本発明の実施例に係るレトラクターとしては、図8及び図9に示すものが挙げられ、かかるレトラクターは、二対の帯状部材が設けられて、その帯状部材は、それぞれ可動部材に対して対象となっており、二対の帯状部材はそれぞれ独立して伸縮、回転することができる構成となっている。
また、本発明の実施例に係るレトラクターとしては、図10に示すものが挙げられ、かかるレトラクターは、保持部を形成する帯状部材の長さをそれぞれ独立して変化させることができるものである。すなわち、一端が可動部材の先端に固定された帯状部材の他端を棒状支持部材の内部に挿入された移動部材に固定し、かかる移動部材の進退により、帯状部材の他端側を棒状支持部材から出し入れして保持部を形成する帯状部材の長さを変化させる構成となっている。
本発明のレトラクターの正面図である。 図1に示すレトラクターの変形態様説明図である。 図1に示すレトラクターの使用状況説明図である。 図1に示すレトラクターの使用状況説明図である。 図1に示すレトラクターの使用状況説明図である。 本発明のレトラクターの他の実施例を示す図である。 本発明のレトラクターの他の実施例を示す図である。 本発明のレトラクターの他の実施例を示す図である。 本発明のレトラクターの他の実施例を示す図である。 本発明のレトラクターの他の実施例を示す図である。
符号の説明
10 レトラクター
12 保持部
14 棒状支持部材
16 可動部材
18 帯状部材
20 帯状部材
22 固定手段
24 球状部材
26 把持部材

Claims (9)

  1. 生体組織を保持するための保持部を備えたレトラクターであって、
    前記保持部が、棒状支持部材の先部から突出した進退が可能な剛性を有する可動部材と、該可動部材の先端に一端が固定されると共に、他端が前記棒状支持部材に固定された、それぞれ長さが異なり可撓性を有する一対の帯状部材とを有してなり、
    前記一対の帯状部材は、一組又は二組であって、
    前記可動部材の進出限界位置において、前記帯状部材が伸長状態となると共に、該可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、該一対の帯状部材が、可動部材に対して非対称な曲線形状を形成し、前記可動部材と協働して生体組織を安定して保持することを特徴とするレトラクター。
  2. 可動部材が、棒状支持部材の先方でフルストロークの移動が可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のレトラクター。
  3. 生体組織を保持するための保持部を備えたレトラクターであって、
    前記保持部が、棒状支持部材の先部から突出し、該棒状支持部材の先方でフルストロークの進退が可能な剛性を有する可動部材と、該可動部材の先端に一端が固定されると共に、他端が前記棒状支持部材に固定された、可撓性を有する一対の帯状部材とを有してなり、
    前記一対の帯状部材は、一組又は二組であって、
    前記可動部材の進出限界位置において、前記帯状部材が伸長状態となると共に、該可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、該帯状部材が曲線形状を形成し、前記可動部材と協働して生体組織を安定して保持することを特徴とするレトラクター。
  4. 対の帯状部材が、それぞれ長さが異なる帯状部材からなり、可動部材を進出限界位置より後退させた所定位置で、可動部材に対して非対称な曲線形状を形成することを特徴とする請求項3に記載のレトラクター
  5. 棒状支持部材及び/又は可動部材が回転可能となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレトラクター。
  6. 可動部材を所定位置で固定可能な固定手段を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のレトラクター。
  7. 保持部の先端に球状部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレトラクター。
  8. 保持部の先端に電極が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレトラクター。
  9. 体液を吸引可能な吸引口が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレトラクター。
JP2004294026A 2004-10-06 2004-10-06 レトラクター Expired - Fee Related JP3768222B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294026A JP3768222B1 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 レトラクター
US11/244,504 US20060074277A1 (en) 2004-10-06 2005-10-05 Retractor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294026A JP3768222B1 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 レトラクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3768222B1 true JP3768222B1 (ja) 2006-04-19
JP2006102230A JP2006102230A (ja) 2006-04-20

Family

ID=36126444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004294026A Expired - Fee Related JP3768222B1 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 レトラクター

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060074277A1 (ja)
JP (1) JP3768222B1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8100822B2 (en) 2004-03-16 2012-01-24 Macroplata Systems, Llc Anoscope for treating hemorrhoids without the trauma of cutting or the use of an endoscope
US8007508B2 (en) 2005-07-01 2011-08-30 Cox John A System for tissue dissection and retraction
US8932211B2 (en) 2012-06-22 2015-01-13 Macroplata, Inc. Floating, multi-lumen-catheter retractor system for a minimally-invasive, operative gastrointestinal treatment
US9186131B2 (en) 2009-12-16 2015-11-17 Macroplata, Inc. Multi-lumen-catheter retractor system for a minimally-invasive, operative gastrointestinal treatment
EP3363490B1 (en) 2009-12-16 2021-05-26 Boston Scientific Scimed, Inc. Arrangements for effecting an endoluminal anatomical structure
US10595711B2 (en) 2009-12-16 2020-03-24 Boston Scientific Scimed, Inc. System for a minimally-invasive, operative gastrointestinal treatment
US9565998B2 (en) 2009-12-16 2017-02-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Multi-lumen-catheter retractor system for a minimally-invasive, operative gastrointestinal treatment
USRE48850E1 (en) 2009-12-16 2021-12-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Multi-lumen-catheter retractor system for a minimally-invasive, operative gastrointestinal treatment
US10531869B2 (en) 2009-12-16 2020-01-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Tissue retractor for minimally invasive surgery
US10758116B2 (en) 2009-12-16 2020-09-01 Boston Scientific Scimed, Inc. System for a minimally-invasive, operative gastrointestinal treatment
US10966701B2 (en) 2009-12-16 2021-04-06 Boston Scientific Scimed, Inc. Tissue retractor for minimally invasive surgery
DE102010012586A1 (de) * 2010-03-23 2011-09-29 W.O.M. World Of Medicine Ag Chirurgischer Retraktor und Verwendung im Rahmen einer thorakoskopischen Operation
CN102579091B (zh) * 2012-02-16 2014-04-30 南方医科大学珠江医院 一种单孔腹腔镜下行脾脏手术的肝胃牵开装置
US9801692B2 (en) * 2014-08-07 2017-10-31 Biomet Manufacturing, Llc Instrument deployed tissue protector
CN110087526B (zh) 2016-12-30 2022-01-14 波士顿科学国际有限公司 用于体腔内部微创治疗的系统
EP3595505A1 (en) 2017-03-18 2020-01-22 Boston Scientific Scimed, Inc. System for a minimally-invasive treatment within a body lumen
CN108784762B (zh) * 2017-05-04 2023-08-22 崔家鸣 镜下骨遮挡手术用的组织扩张器械
WO2019241177A1 (en) * 2018-06-12 2019-12-19 Terumo Cardiovascular Systems Corporation Circular retractor for cardiovascular valve procedures
US11832789B2 (en) 2019-12-13 2023-12-05 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices, systems, and methods for minimally invasive surgery in a body lumen

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US523596A (en) * 1894-07-24 Nicolas rubinstein
US349339A (en) * 1886-09-21 Tube-well and pumping mechanism for the same
US669358A (en) * 1900-07-30 1901-03-05 Gen Electric Insulated electric conductor and method of making same.
US4909789A (en) * 1986-03-28 1990-03-20 Olympus Optical Co., Ltd. Observation assisting forceps
US4869238A (en) * 1988-04-22 1989-09-26 Opielab, Inc. Endoscope for use with a disposable sheath
US6120437A (en) * 1988-07-22 2000-09-19 Inbae Yoon Methods for creating spaces at obstructed sites endoscopically and methods therefor
GB9201214D0 (en) * 1992-01-21 1992-03-11 Mcmahon Michael J Surgical retractors
CA2089999A1 (en) * 1992-02-24 1993-08-25 H. Jonathan Tovey Resilient arm mesh deployer
US5325848A (en) * 1992-09-10 1994-07-05 Ethicon, Inc. Endoscopic tissue manipulator with expandable frame
US5318586A (en) * 1993-01-19 1994-06-07 Erkan Ereren Laparoscopic and thoracoscopic expandable instruments
US5439476A (en) * 1993-02-04 1995-08-08 Trigonon, Inc. Inflatable laparoscopic retractor
US5339803A (en) * 1993-04-13 1994-08-23 Ilya Mayzels Self-hinging disposable retractor instrument for endoscopic surgery
US5411044A (en) * 1994-04-12 1995-05-02 Andolfi; Alexander S. Patient transfer walker
CA2156027C (en) * 1994-10-04 2006-07-18 Keith Ratcliff Surgical retractor
US5803902A (en) * 1994-10-06 1998-09-08 United States Surgical Corporation Surgical retractor
US5836311A (en) * 1995-09-20 1998-11-17 Medtronic, Inc. Method and apparatus for temporarily immobilizing a local area of tissue

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006102230A (ja) 2006-04-20
US20060074277A1 (en) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3768222B1 (ja) レトラクター
US10870143B2 (en) Connection structure and connection method
EP1885259B1 (en) Apparatus for internal surgical procedures
JP6516752B2 (ja) 腹腔鏡鉗子
JP4137931B2 (ja) 内視鏡用処置具
CN106999001B (zh) 具有可选择性弯折的轴杆和选择性弯折该轴杆并且当轴杆弯折时处于张紧中的缆线的手术工具
KR102506627B1 (ko) 조직 퇴축을 위한 장치 및 방법
JP2006518261A (ja) 湾曲器具に沿っての駆動力の伝達
WO2003007783A2 (en) Surgical tool for use in expanding a cannula
US11039851B2 (en) Endoscopic submucosal dissection hood
JPH1028691A (ja) 圧排子
CN114554974A (zh) 细丝切割装置
US20230310023A1 (en) Cold snare
US7404817B2 (en) High-frequency incision device
JP4495492B2 (ja) 内視鏡用突没型処置具
JP3771975B2 (ja) 高周波切開切除具
US11278268B2 (en) Endoscopy tools and methods of use
JP5235709B2 (ja) 内視鏡用高周波処置具
US20200030002A1 (en) Instruments and methods for myoma retraction
CN117338392A (zh) 旋切器
AU2018230967A1 (en) Devices and methods for surgical retraction
US20110301598A1 (en) Electrocautery Cutting Instrument with Elastic Wire Loop
JP2016073353A (ja) 鏡視下手術切除物排出デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees