JP3768218B2 - 汚泥回収装置 - Google Patents

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この発明は、下水処理施設や汚泥処理施設などにおいて、沈殿池の底に堆積した汚泥を回収するのに用いられる汚泥回収装置に関する。
例えば、下水処理施設では、下水から固形物などが除去された後、汚泥を含む処理前の水が沈殿池に導入される。沈殿池の底には沈降した汚泥が堆積し、また、ガスなどを含む汚泥はスカムとなって浮上し、水面付近に浮遊する。池底の汚泥は掻寄せ板を池底に沿って移動させることによって、また、水面に浮遊するスカムは掻寄せ板を水面に沿って移動させることによって、それぞれ掻き寄せられて回収される。
図8は、池底bに堆積した汚泥Aを回収するための従来の汚泥回収装置を示している。
図示例の汚泥回収装置は、複数の掻寄せ板110を一定間隔毎に左右のチェン111,111間に取り付けたものである。各チェン111を駆動機構112により走行させると、各掻寄せ板110が池底bに沿って移行し、汚泥Aが汚泥回収溝cに掻き寄せられる。各掻寄せ板110はチェン111とともに周回するので、汚泥Aの掻寄せを継続的に行い得る(例えば、非特許文献1参照)。
日立プラント建設株式会社 環境システム営業本部、軽量型汚泥かき寄せ機/日立軽量型汚泥かき寄せ機、[online]、平成11年7月8日、社団法人日本下水道施設業協会(JSCA)、下水道・水環境施設技術紹介−水処理設備(沈殿池)、[平成15年9月1日検索]、インターネット<URL:http://www.siset.or.jp/setsubi/f370/370_2_0.htm>
しかしながら、上記した汚泥回収装置は、所定幅の掻寄せ板110を池底bに沿って移動させることによって汚泥Aを掻き寄せる方式であるため、汚泥Aが舞い上がって掻寄せ板110を乗り越え、汚泥Aの回収効率が悪いという問題がある。また、左右のチェン111を沈殿池aの内部全域にわたって張設するため、特に駆動系が大掛かりとなる。さらに、各掻寄せ板110が池底bを擦るため、消耗が著しく、保守・管理に手数を要するという問題もある。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、汚泥の回収効率が良く、駆動系も大掛かりとならず、保守・管理に手数を要しない汚泥回収装置を提供することを目的とする。
この発明による汚泥回収装置は、沈殿池の底に堆積した汚泥を回収するためのものであって、前記沈殿池の内部に設けられる吸引機構部と、前記沈殿池と隔絶された汚泥回収室に設けられる回収機構部と、吸引機構部および回収機構部の動作を制御する制御装置とから成る。前記吸引機構部は、ガイドレールに沿って走行する機体を有し、前記機体上に、沈殿池の底近くに吸引口を臨ませるように設けられるノズルと、前記ノズルに連通する可撓性を有するホースの余剰長さを外周に巻き取るドラムと、前記ドラムを正逆各方向へ回動させる駆動機構と、機体をガイドレールに沿って往復走行させて前記ドラムをノズルとともに池底に沿って往復動させる往復動機構とが搭載されている。前記回収機構部は、下端部が前記ホースを介して吸引口に連通しかつ上端部に開口部を有する吐出管と、前記開口部の位置が沈殿池の水位に対して上下動可能なように吐出管を垂直に支持する昇降駆動機構とを有している。前記制御装置は、前記機体の往復動に応じて前記ホースをドラムに巻き取りまたはドラムから引き出すように前記往復動機構および前記駆動機構の各動作を制御するとともに、汚泥の吸引時には吐出管の開口部が沈殿池の水位より低い位置に位置し、汚泥の吸引停止時には吐出管の開口部が沈殿池の水位より高い位置に位置するように、前記昇降駆動機構の動作を制御する。
この発明の上記した構成において、汚泥回収室は沈殿池の内部に形成してもよく、沈殿池の外部に形成してもよい。また、吐出管の開口部は吐出管の端面に設けられていてもよく、外周面に設けられていてもよい。さらに、昇降駆動機構には、オイルシリンダやエアシリンダを用いたもの、ボールねじ機構などの電動シリンダを用いたものなど、種々のものが考えられる。
上記した構成の汚泥回収装置において、吐出管は沈殿池と連通し、沈殿池から導入された水で満たされているので、吐出管は沈殿池と同じ水位である。吐出管の開口部を昇降駆動機構により沈殿池の水位より下げると、開口部より水が外部に溢れ出る結果、吐出管の水位が下がることになり、沈殿池との水位差に応じた吸引力が吸引口に作用する。この吸引力によって沈殿池の底に堆積した汚泥が吸引口に吸い込まれる。吸い込まれた汚泥は水とともに吐出管に導かれ、開口部より汚泥回収室内に排出される。汚泥回収室内に排出された汚泥は外部へ導出される。吐出管の上端の開口部が沈殿池の水位より高い位置に保持されている場合は、吐出管の開口部より水が溢れ出ることはなく、各ノズルの吸引口には吸引力は作用しない。
また、往復動機構により機体を往復走行させることで、沈殿池の底をノズルが往復動するため沈殿池の広範囲にわたって汚泥を回収できる。さらに、ドラムを駆動機構により回動させることで、ホースの余剰長さがドラムの外周に巻き取られるので、ホースがノズルの移動を妨げることがない。
この発明によると、沈殿池の底に堆積した汚泥を吸引口より吸引して回収するので、従来例のように、汚泥が掻寄せ板を乗り越えるようなことがなく、汚泥の回収効率が向上する。しかも、汚泥の吸引力は沈殿池の水位と吐出管内の水位との水位差により生じさせるから、バキューム装置のような特別な設備が不要であって経済的である。また、沈殿池の内部全域にわたってチェンを張設するなどの必要がなく、駆動系が大掛かりとなることはない。さらに、従来の掻寄せ板のような摩耗の問題もなく、保守・管理に手数を要さない。
図1および図2は、この発明の一実施例である汚泥回収装置の構成を示している。
同図において、1は汚泥を含む水が導入される沈殿池であり、この沈殿池1の上流側に緩衝壁10が設置されている。この緩衝壁10は固形物の沈殿池1への流入を防止したり、水流の勢いを止めたりするためのものである。緩衝壁10の全面には複数の流入口11が設けてあり、これらの流入口11を通って水が沈殿池1に流入する。
沈殿池1の内部には汚泥回収室12が区画形成されている。この汚泥回収室12は筒状の隔壁13によって沈殿池1と隔絶されている。前記隔壁13の高さは沈殿池1の水位hより高くなるように設定されているので、沈殿池1の水が隔壁13を乗り越えて汚泥回収室12に流入することはない。汚泥回収室12は沈殿池1より汚泥を回収して下部の排出口14より汚泥引抜管15を経て外部へ排出するためのものである。なお、汚泥回収室12は、沈殿池1と隔絶されていれば、沈殿池1の内部のどこに設けてもよい。また、沈殿池1の内部に限らず外部に設けてもよい。
同図中、Aは沈殿池1の底bに堆積した汚泥、Bは水面に浮遊するスカムである。汚泥Aは後述するノズル40に吸引されて汚泥回収室12に回収される。スカムBは後述する機体20に取り付けられた掻寄せ板25により掻き寄せられてスカムスキマ16に回収される。スカムスキマ16は、掻寄せ板25によりスカムBが掻き寄せられてきたときに回動して開口部を水面近くに位置させるものである。なお、図中、18は堰板であり、スカムBは堰板16によって溢水路17に入り込むのが阻止される。
沈殿池1の内部には汚泥回収装置の吸引機構部2が、また、汚泥回収室10には汚泥回収装置の回収機構部3が、それぞれ設けられている。
前記吸引機構部2は、縦横の枠材によって構成される機体20上に、汚泥吸引機構4、ホース巻取機構5、および往復動機構6が搭載されて成るものである。
前記汚泥吸引機構4は、左右一対のノズル40,40を備えており、各ノズル40の吸引口41より汚泥を吸引し、左右の連結管43,43およびガイド管54を経てホース7へ導く。
各ノズル40は、吸引管42の下端に矩形状の吸引口41が一体形成されたものである。各ノズル40の吸引管42は上端部が曲がり、前記連結管43に連結される。吸引口41の幅は沈殿池1の幅のほぼ1/2であり、2個の吸引口41,41を幅方向に並べることで沈殿池1の全幅に対応させている。
左右の各連結管43は、ホース巻取機構5のドラム50を回動自由に支持している。各連結管43の一端はノズル40の吸引管42に連結され、他端はドラム50の中心を通るガイド管54に連通させてある。このガイド管54の両端部は左右の各連結管43の内孔に挿入されて、回動自由に支持されている。
前記ホース巻取機構5は、前記ドラム50と、このドラム50を正逆各方向に回動させる駆動機構51とから成る。
前記ドラム50は、左右の端板52,52間に円筒状の胴部53が設けられたものであり、胴部53の中心を前記ガイド管54が通っている。ガイド管54は適所に接続部54aを有し、この接続部54aにホース7の一端が接続される。ホース7は可撓性を有し、全長がたるまないよう、余剰長さ分が胴部53の外周面に巻き取られる。
なお、この実施例では、余剰長さ分のホース7をドラム50に巻き取るようにしているが、ホース7は必ずしも巻き取る必要はなく、例えば、ホース7を吊持する複数の吊り具を上方に移動自由に設けて、ホース7が垂れてノズル40の移動を妨げないようにしてもよい。
前記機体20の上端部には支持台21が設けてあり、この支持台21上に前記駆動機構51の駆動源であるモータ55が支持されている。このモータ55の軸にはホイール56が装着され、このホイール56と一方の端板52に装着されたホイール57との間にチェン58を張設して前記駆動機構51を構成している。
前記機体20の支持台21上には、往復道機構6の駆動源であるモータ61が支持されるとともに、図3に示すように、モータ61により駆動される回転軸62が軸受22により回転自由に支持されている。モータ61の軸と回転軸62とにはそれぞれホイール63,64が装着され、このホイール63,64間にチェン65が張設されている。回転軸62の両端には左右一対のローラ機構66,66が設けられている。各ローラ機構66は、沈殿池1の上方に架設された左右のガイドレール23に沿って走行する。各ガイドレール23はI型鋼より成り、沈殿池1のほぼ全長にわたって架設されている。
各ローラ機構66は、回転軸62にカップリング68を介して接続された従動軸67をそれぞれ有している。各従動軸67には一対の歯車68a,68bが装着され、各歯車68a,68bにそれぞれ噛み合う歯車68c,68dにローラ69a,69bが一体化されている。各ローラ69a,69bは支え軸60a,60b上に回転自由に支持されており、ガイドレール23を挟むようにして係合させてある。
上記した構成の往復動機構6において、モータ61を駆動して回転軸62が回転すると、回転軸62と一体に従動軸67が回転し、この回転が歯車68a〜68dを介してローラ69a,69bに伝達される。
前記ホース7は汚泥回収室12まで延びて連通管70に連結されている。前記連通管70は汚泥回収室12の隔壁13に固定されており、一端が沈殿池1へ、他端が汚泥回収室12へ、それぞれ突き出ている。連通管70は汚泥回収室12において上方へ延び、その上端に吐出管8が連結されている。
前記吐出管8は、上端面が開口し、全長が拡縮可能な蛇腹構造になっている。この吐出管8の拡縮動作によって上端の開口部80の位置が沈殿池1の水位hに対して上下する。吐出管8は支持金具82を介して昇降駆動機構9により垂直に支持されている。前記昇降駆動機構9が昇降動作すると、吐出管8が拡縮動作して開口部80の位置が上下に変位する。
この実施例では前記昇降駆動機構9としてボールねじ機構を内蔵する電動シリンダが用いてある。この昇降駆動機構9の駆動源であるモータ90を駆動すると、図示しないナット部材が回動し、このナット部材と噛み合うねじ軸91が上下移動する。前記吐出管8の支持金具82はねじ軸91の下端に支持されており、ねじ軸91の上下移動に応じて吐出管8が拡縮動作する。このねじ軸91のストロークは図示しないリミットスイッチの位置を変えることによって自由に設定可能である。
なお、この実施例では手動ハンドル93によってもねじ軸91を上下移動させることを可能としており、手動にするか電動にするかは図示しないクラッチ機構を切り替えることにより実現される。
上記した実施例は、沈殿池1の底に沿って2個のノズル40,40を移動させて池底bに堆積した汚泥を回収する構成のものであるが、図4および図5に示す実施例のように、池底bのほぼ全域にわたって複数のノズル40を固定的に設置して汚泥の回収を行うようにしてもよい。
図示例の汚泥回収装置では、複数のノズル40が吸引口41を下方に向けて池底b上に整列配置されたものである。各ノズル40の吸引口41はその幅が沈殿池1の幅にほぼ一致させてある。各ノズル40は吸込管42の下端にそれぞれ一体形成されている。各吸込管42は上方へ延びて曲がり、沈殿池1の外部に設けられた汚泥回収室12に向けて延びている。沈殿池1と汚泥回収室12との隔壁19には複数の連通管70が固定され、各連通管70に各吸込管42がそれぞれ連結されている。
各連通管70は汚泥回収室12において所定本数毎に連結管71に連結され、各連結管71に吐出管8がそれぞれ連結されている。
各吐出管8は、前記した第1実施例のものと同様の構成であり、拡縮動作によって上端の開口部80の位置が沈殿池1の水位hに対して上下する。全ての吐出管8は支持金具82を介して昇降駆動機構9により垂直に支持されており、前記昇降駆動機構9を駆動することにより全ての吐出管8が拡縮動作して開口部80の位置が上下に変位する。
図6は、上記した汚泥回収装置の動作を制御する制御装置100を示している。この制御装置100は、専用のハードウェア回路によっても実現でき、また、プログラムされたコンピュータによっても実現できる。制御装置100にはホース巻取機構5のモータ55(以下、「第1のモータ」という。)と、往復動機構6のモータ61(以下、「第2のモータ」という。)と、昇降駆動機構9のモータ90(以下、「第3のモータ」という。)と、往復動機構6の動作範囲を規制する第1、第2の各センサ101,102と、タイマ103とが接続されている。第1、第2の各センサ101,102はリミットスイッチや光電センサなどで構成されており、ガイドレール23に沿う機体20の移行路に設置されている。
図7は、制御装置100による制御の流れを示している。なお同図中、「ST」は「STEP」(ステップ)の略であり、制御の流れにおける各手順を示す。
ST1では、制御装置100は運転指令に待機している。いま、作業員によって図示しない始動スイッチが投入されると、ST1の判定が「YES」となり、制御装置100は第2のモータ61を正転させて往復動機構6により機体20を汚泥回収室12から離れる方向へ前進させる。同時に第1のモータ55を正転させ、ホース巻取機構5のドラム50を回動させてホース7をドラム50より引き出す(ST2,3)。この前進時では、吐出管8の上端の開口部80は沈殿池1の水位hより高い位置に保持されており、吐出管8の開口部80より水が溢れ出ることはなく、各ノズル40の吸引口41には吸引力は作用しない。
機体20が所定の位置に到達したことが第1のセンサ101により検出されると、ST4の判定が「YES」であり、制御装置100は第2のモータ61の駆動を停止させて機体20の前進を停止させるとともに、第1のモータ55の駆動を停止させてドラム50の回転を止め、ドラム50からのホース7の引出しを停止させる(ST5,6)。
つぎに、制御装置100は第3のモータ90を正転させて昇降駆動機構9により吐出管8を収縮させ、吐出管8の上端の開口部80を沈殿池1の水位hより低い位置まで下げる(ST7)。これにより吐出管8の開口部80より水が溢れ出るようになり、各ノズル40の吸引口41に吸引力が作用して汚泥の吸引が開始される。
つぎに制御装置100は、第2のモータ61を逆転させて往復動機構6により機体20を汚泥回収室12に近づく方法へ後退させる。同時に第1のモータ55を逆転させてホース巻取機構5のドラム50を前記と反対方向に回動させ、ホース7をドラム50の周面に巻き取る(ST8,9)。この後退時では、吐出管8の上端の開口部80は沈殿池1の水位hより低い位置に保持されており、各ノズル40の吸引口41に吸引力が作用して池底bの汚泥が吸い込まれ、吐出管8の開口部80より汚泥が水と一緒に溢れ出て汚泥回収室12に回収される。
機体20が所定の位置に到達したことが第2のセンサ102により検出されると、ST10の判定は「YES」であり、制御装置100は第1のモータ55の駆動を停止させてドラム50の回転を止め、ホース7の巻取りを停止させるとともに、第2のモータ61の駆動を停止させて機体20の後退を停止させる(ST11,12)。さらに、制御装置100は第3のモータ90を逆転させて昇降駆動機構9により吐出管8を引き伸ばし、吐出管8の上端の開口部80を沈殿池1の水位hより高い位置まで上げる(ST13)。これにより吐出管8の開口部80から水が溢れ出るのが止まり、各ノズル40の吸引口41に吸引力が作用しなくなる。
つぎに、制御装置100はタイマ103による計時動作をスタートさせ(ST14)、設定時間が経過するまで汚泥回収装置の駆動を停止させる。この間、池底bには適量の汚泥が堆積する。設定時間が経過してタイマ103がタイムアップすると、ST15の判定が「YES」であり、始動スイッチが切られていなければ、ST16の判定が「NO」であり、ST2へ戻って同様の汚泥回収動作が行われる。なお、上記実施例では汚泥の堆積時間を考慮して汚泥回収装置を一定時間間隔で間欠動作させているが、汚泥の堆積にそれ程時間がかからなければ、汚泥回収装置を継続的に動作させてもよい。
図4および図5の第2実施例については、制御装置100は一定時間毎に第3のモータ90を正転させて昇降駆動機構9により各吐出管8を一斉に押し下げ、各吐出管8の上端の開口部80を沈殿池1の水位hより低い位置まで下げる。これにより全てのノズル40による汚泥の吸引動作が一斉に開始される。この汚泥の回収が一定時間行われると、制御装置100は各吐出管8を一斉に引き上げて各吐出管8の上端の開口部80を沈殿池1の水位hより高い位置まで引き上げる。これにより吸引動作が一斉に停止し、池底に適量の汚泥が堆積するまで待機することになる。
この発明の第1実施例である汚泥回収装置の構成を示す側面図である。 第1実施例の正面図である。 往復動機構の詳細を示す断面図である。 この発明の第2実施例である汚泥回収装置の構成を示す平面図である。 第2実施例の正面図である。 制御装置を示すブロック図である。 制御装置による制御の流れを示すフローチャートである。 従来例の側面図である。
符号の説明
1 沈殿池
7 ホース
8 吐出管
12 汚泥回収室
40 ノズル
41 吸引口
50 ドラム
80 開口部

Claims (1)

  1. 沈殿池の底に堆積した汚泥を回収するための汚泥回収装置であって、前記沈殿池の内部に設けられる吸引機構部と、前記沈殿池と隔絶された汚泥回収室に設けられる回収機構部と、吸引機構部および回収機構部の動作を制御する制御装置とから成り、
    前記吸引機構部は、ガイドレールに沿って走行する機体を有し、前記機体上に、沈殿池の底近くに吸引口を臨ませるように設けられるノズルと、前記ノズルに連通する可撓性を有するホースの余剰長さを外周に巻き取るドラムと、前記ドラムを正逆各方向へ回動させる駆動機構と、機体をガイドレールに沿って往復走行させて前記ドラムをノズルとともに池底に沿って往復動させる往復動機構とが搭載され、
    前記回収機構部は、下端部が前記ホースを介して吸引口に連通しかつ上端部に開口部を有する吐出管と、前記開口部の位置が沈殿池の水位に対して上下動可能なように吐出管を垂直に支持する昇降駆動機構とを有しており、
    前記制御装置は、前記機体の往復動に応じて前記ホースをドラムに巻き取りまたはドラムから引き出すように前記往復動機構および前記駆動機構の各動作を制御するとともに、汚泥の吸引時には吐出管の開口部が沈殿池の水位より低い位置に位置し、汚泥の吸引停止時には吐出管の開口部が沈殿池の水位より高い位置に位置するように、前記昇降駆動機構の動作を制御するようにした汚泥回収装置。
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