JP3767882B2 - サイクロン集塵装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉱山、リサイクル施設等の破砕で生じる粉塵をサイクロンを用いて粉塵を分離するサイクロン集塵装置に関する。更に詳しくは、鉱山、砕石場、土木工事現場、建築・土木廃材のリサイクル施設等で発生する土埃、岩石等の粉塵を遠心力を利用して分離して集塵するサイクロン集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気中の気体から固体粒子である粉塵を除去して空気を清浄にする集塵装置は、原理によって種々の形式が知られ使用されている。遠心力を利用して集塵するサイクロン、湿式集塵機であるスクリッパ、コロナ放電により粒子に荷電しクーロン力により捕集する電気集塵式、ろ布を使用するバグフィルタ等が知られている。
【0003】
鉱山、砕石場、土木工事現場、建築・土木廃材のリサイクル施設等で発生する土埃、岩石等の粉塵を集塵するには、これらの集塵装置が一部で用いられている。しかしながら、これらの現場で集塵装置を設置するとなると、プラントという性格から定置式の場合、大型の集塵機とならざるをえない。即ち、粉塵が発生する発生個所で捕集し配管を通して所定個所に集めて一箇所で粉塵が処理される。
【0004】
また、一般的なものはフィルターを装置のケース内に設け、ファン等の送風装置で粉塵を含んだ空気をケース内のフィルターに吸引し、このフィルターで粉塵を除去している。一方空気の方は外部に放出されるので、この放出により若干の粉塵を環境に放出することになる。
【0005】
更に最近においては、ケース内に水槽からの水を霧状に噴出させ、この粉塵と水の混在した状態のものをケース内部に設けられた衝突壁に付着させて、泥化した粉塵を下方に設けられたコンベアで回収する方法が提案されているが、しかしこの方法もケース内の空気は外部にそのまま放出される構成になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の方法は能率面や環境を保護する点においてはいずれも満足できるものではなかった。即ちフィルター方式は目詰まりが生じやすく、また目詰まりの生じないようにするための特別な構成が必要となり、さらにフィルターを定期的に交換する作業も必要である。
【0007】
また、フィルターを通過した空気は外部へ放出されるようになっているので、周囲の環境を悪化させてしまうおそれがある。さらに、フィルターを通過しない空気も存在しており、放出される空気はすべて完全に粉塵が除去されたものでないので、粉塵の一部は大気に放出されてしまうことで問題がある。
【0008】
また後者のフィルターを使用しない方法として、水を霧状に噴霧して粉塵を取り除く方法は、装置が複雑となり経済的に高価な構成になっていた。衝突壁に付着させて粉塵を取り除く方法も強制的に除去する方法でないので、粉塵を完全に取り除くことはできない。また前者同様、一部の粉塵は空気とともに、あるいは噴霧状態のまま外部へ放出されるおそれがあり問題である。さらに霧状にさせるためある程度の水も必要とし、このための水槽や噴霧装置も必要としていた。
【0009】
従来の集塵装置は、構造が複雑な上、集塵処理されたはずの空気を粉塵を含んだまま外部へ放出してしまう点において大きな問題があった。
【0010】
本発明は、このような技術背景にもとづいてなされたものであり、集塵されて処理された空気を外部に放出することなく、元の吸引開口部近傍に戻し、空気を循環させるようにし、しかも簡素で経済的な構成にしたサイクロン集塵装置の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本発明のサイクロン集塵装置は、
破砕等によって生じる粉塵を除去するサイクロン集塵装置であって、粉塵が混在する破砕体の上部に設けられこの破砕体との間で粉塵室を構成する被覆部材と、一端に開口部を有して前記被覆部材に結合し集塵室を形成する集塵体と、粉塵を含む空気を取り込み遠心作用で粉塵と空気を分離するサイクロンと、前記集塵室に一端が結合され、他端が前記サイクロンの大径部に結合される第1のダクトと、前記サイクロンの大径部の中央部に一端が結合され、他端が前記被覆部材に結合される第2のダクトと、分離された粉塵を取り込むために前記サイクロンの小径部下方向に設けられ下部が前記粉塵室に連通して水を貯留する水槽と、前記粉塵室の粉塵を含んだ空気を前記開口部から前記集塵室内に吸入し前記第1のダクトを介して前記サイクロンに導き、且つ、前記サイクロンで粉塵と分離された空気を前記サイクロンから前記第2のダクトを介して前記粉塵室へ導くように送風するファン装置とからなることを特徴とする。
【0012】
また前記サイクロン小径部近傍に分離された粉塵を前記水槽に落とし込むための給水手段を設けたことを特徴としている。
【0013】
さらに前記水槽の水面高さを常に一定に保つための操作手段又は制御手段を設けたことを特徴としている。
さらに前記水槽の下部に泥化した水の排出をするための排出手段を設けたことを特徴としている。
さらに前記サイクロンを半月状に曲げた構成にしたことを特徴としている。
さらに前記ダクトを前記サイクロンから複数に分岐して被覆部材に結合する構成にしたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下本発明の実施の形態1を図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態1を示し、サイクロン集塵装置のシステムを示した全体構成図である。図2は、図1の平面図である。石灰石や金属の鉱山等で破砕された岩石や土砂、採石場の土砂、又は土木・建築等で破砕されたコンクリート片、石膏ボード等の被破砕物1がコンベア2で搬送される場合に適用したときの例である。
【0015】
この構成の装置はコンベア2上にユニットとして設置できる構成のものである。このコンベア2上に土砂やコンクリート破砕片等の粉塵の伴う被破砕物1を積載するとき、又は搬送されるときに周囲は粉塵3が飛散する状態にある。これら被破砕物1はコンベア2上を揺すられながら搬送されるので、特にコンベア2の場合は、固定された場所に被破砕物1が置かれた場合に比べ、粉塵3が周囲に飛散しやすく環境を悪くする。
【0016】
本実施の形態1においては、このコンベア2上に防塵用のカバーである被覆部材4がコンベア2の両サイドの固定部に設置され、搬送中の被破砕物1を覆っている。コンベア2と被覆部材4の間の空間は粉塵室5を形成している。この粉塵室5中にこもる粉塵3は外部に飛散しないように被覆部材4でカバリングされている。
【0017】
この被覆部材4にはサイクロン集塵装置が一体となって取り付けられており、集塵体6が被覆部材4の略中央部に固定されている。この集塵体6内は空間部を形成しており、粉塵3を図示した矢印のように取り込む集塵室7となっている。この集塵体6の下部は被覆部材4に直接連結されているが、前記粉塵室5に連通して粉塵室5の粉塵3を前記集塵室7に吸入するための吸気口8が設けられ配置されている。
【0018】
この集塵体6の中央部には粉塵3を集塵室7に吸入させ、また集塵室7から排出させるための駆動体であるファン装置9が設けられている。このファン装置9はモータにより軸流ファンを駆動する軸流送風機であり周知のものであるので、詳細説明は省略する。
【0019】
このファン装置9を介して吸入された粉塵3は、集塵体6の上方に設けられたダクト10を通ってサイクロン11に導かれる。このサイクロン11は遠心力利用によるサイクロン集塵装置であり、上方から粉塵3の挿入部である開口部が形成されている。この開口部は大径部12をなしているのに比し、下部の排出部は小径部13をなし全体が円錐形を構成している。このサイクロン11の構造、機能は、産業機械分野でよく使われるもので周知のものである。
【0020】
このサイクロン11の上方大径部12に前記ダクト10が結合されており、このダクト10から粉塵3がサイクロン11に送られるようになっている。粉塵3は空気とともにこのサイクロン11の内壁面上を螺旋状にぐるぐる回りながら下部へ導かれる。内壁面の方が高周速なので、空気より重い粉塵3は結果的に空気と分離して遠心力で内壁面側に押しやられるようにしてサイクロン11の下部へ集積される。
【0021】
このサイクロン11の下方には水槽14が設けられている。この水槽14には一定量の水が保留されており、前記サイクロン11で分離された粉塵3が水とともに泥化し上方から落下しこの水槽14に入るようになっている。
【0022】
詳述すると、前記サイクロン11の下部には水を供給するためのパイプ15が差し込まれ、弁16により水量が調整される。前記パイプ15はサイクロン11の内壁面に沿って設けられ、供給された水は遠心力で回っている粉塵3に作用し、この粉塵3を泥化し前記サイクロン11の下部に設けられた前記水槽14に入れる。
【0023】
前記水槽14には水面高さを一定にコントロールするためのセンサーであるフロートスイッチ17が取り付けられている。即ち、水面が下がると、このフロートスイッチ17が作動し、前記弁16を開き水を供給する。サイクロン11の下部に集積された粉塵3はこの水の供給により泥化し下方の水槽14に落下する。
【0024】
この水槽14の下部には泥化した水を前記粉塵室5に排水するためのパイプ18が設けられている。このパイプ18は前記被覆部材4に固定され途中に排水のための弁19が設けられている。前記水槽14の水面が設定した位置より高くなると、前述と同様フロートスイッチ17の作動により前記弁19が開き泥水を前記コンベア上に流し、水面の水平高さを調整する。
【0025】
これらの操作は操作盤または制御盤20により行ってもよく、又フロートスイッチの代わりに機械式で作動するフロート弁を使用し、このフロート弁の動作に連動し前記弁1又は弁19の開閉動作を行わせてもよい。あるいは前記フロートスイッチ17が作動したことをランプで表示させ、マニュアルで操作してもよい。図1及び後述する図の実施の形態2では、操作手段又は制御手段で行われるように模式的に記載されているが、この方法に限定されるものではない。
【0026】
一方分離された空気はサイクロン11の中央部からサイクロン11の外に排出され、前記サイクロン11大径部12中央に設置されたダクト21を通って前記粉塵室5に回収される。このダクト21は前記サイクロン11と前記被覆部材4に跨って結合されており、中は空間部で吹き抜けになっている。
【0027】
このダクト21を実施例の図ではエルボを介しフランジ部でサイクロンに結合しているが、この形状に限定されるものではない。一体になったパイプ状のものであってもよく、又複数本分岐して構成してもよい。この構成によりサイクロン11で分離された空気はサイクロン集塵装置の外部へ排出されることなく前記粉塵室5に回収されることが可能となる。従って作業者は粉塵のない快適な環境で作業ができることになる。
【0028】
作 用
次に作用を実施の形態1について説明する。コンベア2上を搬送される被破砕物1は、被覆部材4内に入ったとき、粉塵3は粉塵室5に押し込められる。粉塵3は集塵体6の吸気口8から吸入され集塵室7に導かれる。この吸引動作はファン装置9によって行われ、集塵室7に集められた粉塵3はダクト10を通ってサイクロン11に導かれる。
【0029】
このサイクロン11に導かれた粉塵3は遠心力作用で内壁に沿ってぐるぐる回転しながららせん状に下方へ落下していく。落下した粉塵3はパイプ15から弁16の調整を経て供給された水により泥化してさらに下降し、下部に設けられた水槽14に落下し保水される。
【0030】
保水された泥水はこの水槽14の水面を所定高さ越えたとき、フロートスイッチ17の指令で弁19が開けられパイプ18を介して前記コンベア上に落とされる。一方、分離された空気は粉塵3に比し軽いので、前記サイクロン11の大径部12中央に設置されたダクト21を介して、前記泥水同様にコンベア2上に導かれる。
【0031】
このように粉塵3の流れは閉ループをなし循環するようになっていて、当初の粉塵の含む空気、分離された粉塵、空気はいずれもサイクロン集塵装置の外部に放出されることはない。
【0032】
[実施の形態2]
図3は実施の形態2を示し、サイクロン集塵装置のシステムを示した全体構成図である。実施の形態2のサイクロン集塵装置は、実施の形態1のものと同様にコンベア22上に防塵カバーである被覆部材23を設け、粉塵室24を構成するものである。被覆部材23に直結して集塵体25を結合する。この集塵体25はダクトの役目も果たしている。
【0033】
この集塵体25の一端はサイクロン26の大径部27に連結していて、前記粉塵室24から集塵室25に吸引された粉塵3は前記サイクロン26に導かれる。このサイクロン26は全体構造が半月の曲線形状をなしている。このサイクロン26の大径部27に前記集塵体25のダクト部分が結合している。
【0034】
このサイクロン26の大径部27に対し90度方向を変えサイクロン小径部28が水槽29に対向している。この小径部28と水槽29の粉塵処理の関係は前述の実施の形態1と同様である。前記サイクロン大径部27の中央部に分離された空気の排出用ダクト30の一端が結合されており、このダクト30の他端は90度向きを変え前記コンベア22上の被覆部材23に結合している。
【0035】
この実施の形態2では、ファン装置31が排出用ダクト30側に取り付けられている。この実施の形態2の特徴は、前記サイクロン26の向きを変えることにより、サイクロン集塵装置の高さを低くし装置そのものをコンパクトにしたことにある。この実施の形態2においても前記サイクロン26で分離された空気は外部へ排出されることなく、前記粉塵室24に回収されるようになっている。
【0036】
[実施の形態3]
図4は前記サイクロン11,26で分離された空気用の排出ダクト21,30の位置を変えた場合の実施の形態3を示したものである。搬送方向に向かって集塵体6,25及びサイクロン11,26を中央にして左右に分岐してダクト32を取り付けた構成である。この場合、矢印のようにコンベア2,22上左右に浮遊している粉塵を中央部の集塵体6,25に寄せて吸入するので、搬送方向に沿って搬送されるコンベア2,22の粉塵3をまんべんなく集塵することになる。またこの構成であれば、サイクロン集塵装置を搬送方向に沿ってどちらの向きに設置しても構わない。
【0037】
[実施の形態4]
図5(a),(b)はサイクロンの構造が異なる実施の形態4を示し、図5(a)はサイクロンの断面図であり、図5(b)は図5(a)のb−b線で切断したときの断面図である。前述した実施の形態1及び2では、サイクロンは単体であったが、図5に示すものは同芯に直径が異なる2台のサイクロンを配置した例である。サイクロン36は、外側サイクロン37とこれと同芯に内側サイクロン38が配置されている。
【0038】
外側サイクロン37の上方大径部39にダクト40が結合されており、このダクト40から粉塵が外側サイクロン37に送られる。同時に、粉塵と空気は、内側サイクロン38の上方大径部41に開けられた開口42に送られる。外側サイクロン37は、前述したサイクロン同様の作用で粉塵と空気を分離する。同時に内側サイクロン38も同様の作用で粉塵と空気を分離するが、内側サイクロン38の上方大径部41の直径は小さいのでより細かい粉塵を分離できる利点がある。
【0039】
清浄な空気は、内側サイクロン38の中心部から吸い込まれ、ダクト43を介して被覆部材(図示せず)に送られる。この実施の形態4のサイクロン36は、性能が異なるサイクロンを並列に配置したものといえる。
【0040】
[実施の形態5]
図6(a),(b)は、サイクロンの構造が異なる実施の形態5を示し、図6(a)はサイクロンの断面図であり、図6(b)は図6(a)のb−b線で切断したときの断面図である。前述した実施の形態4は、サイクロンを並列に配置したものであった。図6に示すサイクロンは、サイクロンを同芯に配置し、しかも風の流れは直列になるように配置した例を示す断面図である。
【0041】
サイクロン46には、外側サイクロン47とこれと同芯に内側サイクロン48が配置されている。外側サイクロン47と内側サイクロン48の間には、円筒状の隔壁52が同芯に配置されている。外側サイクロン47の上方大径部49にダクト50が結合されており、このダクト50から粉塵が外側サイクロン47に送られる。
【0042】
外側サイクロン47は、前述した同様の作用で粉塵と空気を分離する。中心分の清浄な空気は、隔壁52の下部の開口53から隔壁52と内側サイクロン48との間の空間を通り、比較的細かい粉塵と空気は、内側サイクロン48の上方大径部51に開けられた開口54に送られる。内側サイクロン48の上方大径部51の直径は小さいのでより細かい粉塵を分離できる利点がある。
【0043】
清浄な空気は、内側サイクロン48の中心部から吸い込まれ、ダクト55を介して被覆部材(図示せず)に送られる。この実施の形態5のサイクロン46は、粉塵と空気の分離性能が異なるサイクロンを直列に配置したものといえる。
【0044】
以上本発明の実施例について説明してきたが、本発明の具体的構成はこの実施例に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のサイクロン集塵装置はサイクロンで粉塵を含んだ空気を粉塵と空気を簡単に分離できるとともに、分離された粉塵は泥化して外部に飛散することなく回収でき、また分離された空気も外部に放出されることなく回収できるので、周囲の外気を汚さず環境を悪化させることはない。
【0046】
また装置そのものはコンパクトでユニット化を達成したので、被覆部材の一部を変えるだけで、どのコンベアに対しても対応が可能である。さらに簡易な構成により、経済的にも優れた装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1を示し、サイクロン集塵装置のシステムを示した全体構成図である。
【図2】図2は、図1の平面図である。
【図3】 図3は、本発明の実施の形態2を示し、サイクロン集塵装置のシステムを示した全体構成図である。
【図4】図4は、分岐したダクトの取り付け状態を示した構成図である。
【図5】図5(a),(b)はサイクロンの構造が異なる実施の形態4を示し、図5(a)はサイクロンの断面図であり、図5(b)は図5(a)のb−b線で切断したときの断面図である。
【図6】図6(a),(b)は、サイクロンの構造が異なる実施の形態5を示し、図6(a)はサイクロンの断面図であり、図6(b)は図6(a)のb−b線で切断したときの断面図である。
【符号の説明】
1…被破砕物
2、22…コンベア
3…粉塵
4、23…被覆部材
5、24…粉塵室
6、25…集塵体
7…集塵室
9、31…ファン装置
10…ダクト
11、26…サイクロン
14、29…水槽
21,30、32…ダクト

Claims (8)

  1. 破砕等によって生じる粉塵を除去するサイクロン集塵装置であって、
    粉塵が混在する破砕体の上部に設けられこの破砕体との間で粉塵室を構成する被覆部材と、
    一端に開口部を有して前記被覆部材に結合し集塵室を形成する集塵体と、
    粉塵を含む空気を取り込み遠心作用で粉塵と空気を分離するサイクロンと、
    前記集塵室に一端が結合され、他端が前記サイクロンの大径部に結合される第1のダクトと、
    前記サイクロンの大径部の中央部に一端が結合され、他端が前記被覆部材に結合される第2のダクトと、
    分離された粉塵を取り込むために前記サイクロンの小径部下方向に設けられ下部が前記粉塵室に連通して水を貯留する水槽と、
    前記粉塵室の粉塵を含んだ空気を前記開口部から前記集塵室内に吸入し前記第1のダクトを介して前記サイクロンに導き、且つ、前記サイクロンで粉塵と分離された空気を前記サイクロンから前記第2のダクトを介して前記粉塵室へ導くように送風するファン装置とからなる
    ことを特徴とするサイクロン集塵装置。
  2. 請求項1において、
    前記サイクロンの中心部で前記大径部内に、この大径部より直径が小径の小径サイクロンが前記サイクロンと同芯位置に配置されている
    ことを特徴とするサイクロン集塵装置。
  3. 請求項1において、
    前記サイクロンの中心部で前記サイクロンの大径部に、この大径部より直径が小径の小径サイクロンが前記サイクロンと同芯位置に配置されて、
    前記サイクロンと前記小径サイクロンとの間に隔壁が配置されている
    ことを特徴とするサイクロン集塵装置。
  4. 請求項1ないし3項から選択される1項において、
    前記サイクロン小径部近傍に分離された粉塵を前記水槽に落とし込むための給水手段を設けたことを特徴とするサイクロン集塵装置。
  5. 請求項1ないし3項から選択される1項において、
    前記水槽の水面高さを常に一定に保つための操作手段又は制御手段を設けたことを特徴とするサイクロン集塵装置。
  6. 請求項1ないし3項から選択される1項において、
    前記水槽の下部に泥化した水の排出をするための排出手段を設けたことを特徴とするサイクロン集塵装置。
  7. 請求項1ないし3項から選択される1項において、
    前記サイクロンを半月状に曲げた構成にしたことを特徴とするサイクロン集塵装置。
  8. 請求項1ないし3項から選択される1項において、
    前記ダクトを前記サイクロンから複数に分岐して被覆部材に結合する構成にしたことを特徴とするサイクロン集塵装置。
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