JP3767753B2 - 光を利用する捕虫装置 - Google Patents
光を利用する捕虫装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3767753B2 JP3767753B2 JP51680596A JP51680596A JP3767753B2 JP 3767753 B2 JP3767753 B2 JP 3767753B2 JP 51680596 A JP51680596 A JP 51680596A JP 51680596 A JP51680596 A JP 51680596A JP 3767753 B2 JP3767753 B2 JP 3767753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insect
- trapping device
- wall
- housing
- insect trapping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01M—CATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
- A01M1/00—Stationary means for catching or killing insects
- A01M1/14—Catching by adhesive surfaces
- A01M1/145—Attracting and catching insects using combined illumination or colours and adhesive surfaces
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01M—CATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
- A01M2200/00—Kind of animal
- A01M2200/01—Insects
- A01M2200/012—Flying insects
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pest Control & Pesticides (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Insects & Arthropods (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
本発明は、光を利用した捕虫装置に関するもので、この装置は、飛んでいる昆虫を引き寄せて、捕虫装置のハウジング内に昆虫を固定するのに適した装置である。この捕虫装置は、捕獲率を上げるために、好ましい形の囲い、すなわちハウジングを組み合わせて誘引光源を利用する装置である。
従来の技術
誘引光源を利用して飛んでいる昆虫を捕獲する装置は、先行技術において数多く提案されている。しかし、先行技術の捕虫装置では、露出した光源を利用しているので、光源が直接見えてしまう。アイ−オー−シー(I-O-C)製のインセクト−オー−キューターの飛んでいる昆虫の捕虫装置(Insect-O-Cutor fly traps)は、高圧による感電死システムを伴うむき出しになった電球を利用した装置である。ピッケンズ(Pickens)とティミジャン(Thimijan)は、飛んでいる昆虫を捕獲して感電死させるための露出したUV照射光源と帯電格子について開示した。他の捕虫装置のシステムでは、通常、正面あるいは水平面に露出した紫外不可視光線を利用して、昆虫を捕虫装置へ引き寄せる。昆虫は、捕虫装置のキャビネットの裏側の電気格子上に降りる。格子から出る低圧のパルスによって、昆虫は非毒性の粘着性捕獲ボード上に飛び落ちる。次に、捕獲した昆虫を取り外し可能な粘着性シートと共に処分する。グローサウス(Grothaus)等による米国特許第4,696,126号では、露出した電球と粘着性物質による捕虫装置が開示されている。ラッツェローニ、サー.(Lazzeroni,Sr.)等による米国意匠特許第325,954号では、前面に面する露出電球を利用した一般的な捕虫装置が開示されている。アイエロ(Aiello)等による米国特許第4,959,923号は、ラッツェローニ、サー.(Lazzeroni,Sr.)等による米国意匠特許第325,954号に関連している。アイエロの装置は、粘着性捕虫装置と紫外光源に、昆虫を気絶させるパルス電気を組み合わせて利用する装置である。同様に、光を利用したギルバート捕虫装置(Gilbert insect light traps)では、露出電球と、通常は前面に面した入口区域を用いて、飛んでいる昆虫を捕獲する。ホリングスワース(Hollingsworth)とハートスタック、ジュニア.(Harstack,Jr.)は、露出電球を利用して飛んでいる昆虫を捕獲する装置の様々な要素に対する効果に関連したデータを開示している。
ラーキン(Larkin)による米国特許第4,949,501号、及び商標ARP Venus Flyliteシステムでは、誘引光源の利用が開示されている。壁に付着させる手段に光源とハウジングを蝶番で取り付け、そのユニットが二点間を移動できるようにする。最初の位置、つまり縦型の位置では、光源は、縦表面に対して平行で、水平表面に対して90°の角度に位置する。このような営業時間中に使用できる、いわゆる「目に付かない型」の捕虫装置は、見えないところで昆虫を捕獲する機能を果たせるような構成部分を保有するように設計されている。二番目の位置の捕虫装置は「ターボ」型で、光源とハウジングは縦表面に対して垂直で、床に対して水平である(あるいは縦表面に対して90°より大きい角度をなす位置にある)。このターボ型の位置では光は直接視界に入り、昆虫をさらに引き寄せることができると主張されている。
ホワイト(White)による米国特許第4,876,822号では、光源と粘着性捕獲表面とを囲む長方形のハウジングを具備した飛んでいる昆虫の捕獲ユニットが開示されている。ハウジング構成部分は、縦の設置面に対して平行あるいは垂直のどちらかである。ホワイトのユニットでは、底の開口部を通じて昆虫が入るように設計されている。
誘引光を利用した捕虫装置を作るという我々の研究によると、光を利用した先行技術の捕虫装置の形態では、誘引光は最大限に利用されず、また最大数の昆虫が入るような設計ではないことがわかった。先行技術の設計に関する他の欠点は、様々な場所に設けるには好ましくなかったり、大きすぎたり、あるいはその両方であるという点である。ほとんどの場合、捕虫装置が操作していることを人に気づかれるのは、特にレストランなどの環境では望ましくない。しかし、多くの先行技術のデザインは、大きすぎて見た目もよくないので、捕虫装置の存在に気づかれてしまう。さらに、利用者にとって先行技術の捕虫装置、特に電源を供給する必要のある捕虫装置は不便で、目立たない位置に設けるのが困難なことがよくある。
本発明の捕虫装置は、先行技術の捕虫装置の難点の多くに取り組んだ結果、設計されたものである。
課題を解決するための手段
本発明は害虫の捕獲装置であって、昆虫の誘引光の光源と、開口した一つの面が形成されるように光源を取り囲むハウジングとを含む。本発明のその他の特徴は、捕虫装置を利用する方法である。本捕虫装置では、光源がハウジングの壁を超えない範囲内で伸びているので、光源が直接見えないように捕虫装置を設けることができる。ある形態では、捕虫装置を壁のような縦の平らな表面に設けている。別の形態では、捕虫装置を天井、床、あるいは棚といった水平の平らな表面に設けている。
捕虫装置のハウジングは、ベース表面と、角をなす表面とを含む。壁に設置する捕虫装置の角をなす表面の角度は、底面のベース表面から好ましくは90°未満、最も好ましくは約45°〜75°である。
捕虫装置は、昆虫固定手段を含む。ある実施形態では、固定手段は捕虫装置のハウジング内に位置し、死んだ昆虫をハウジング内で捕獲する。固定表面は、取り外し可能な粘着性シートであるのが好ましい。あるいは、固定表面は殺虫性物質、機械仕掛けのわな、液体性のわな、あるいは電気格子であってもよい。
別の実施形態では、昆虫固定手段は殺虫剤を含み、この殺虫剤は捕虫装置の内部、あるいは外部、あるいはその両方の表面に提供される。昆虫は、捕虫装置によって効果的に照らし出される誘引光が原因で、処理表面に引き寄せられる。後者の実施形態では、昆虫が殺虫剤と接触すると、あるいは殺虫剤を体内に取り入れると、昆虫はそのうちどこかで死んでしまう。
我々は、本捕虫装置のハウジングの形態を用いれば、捕獲率を上げることができることを見出した。つまり、開口した入口領域と、角をなす反射表面とが誘引光源と共働して、実質上捕獲率を上げる。本捕虫装置のハウジングの、角をなす壁は、害虫が歩いて、あるいは飛んで入ってくるための開口した通路を提供する。捕虫装置のハウジングの、角をなす壁、すなわちハウジングの内側の反射表面は、捕虫装置のベース表面に対して2〜88°の範囲にあることが好ましい。捕虫装置のハウジングの壁は、平面であっても、湾曲していてもよい。
捕虫装置は、光源から誘引光を反射させたり拡散させて、縦表面や天井、あるいはその両方に光を提供するのはもちろん、直接放散した光も提供する。このようにして生じた光のディスプレイは、効果的に効率よく昆虫を引き寄せる。好ましい実施形態では、捕虫装置は、光沢のある金属表面といった反射手段を任意に含む。
先行技術の捕虫装置は、直接光源を露出させることによって昆虫を引きつけようとしているのに対し、本発明の捕虫装置は、むしろ光源を視界から隠すようなつくりになっている。本発明では、光をすぐ近くの表面に向け、照射表面上に照明領域を作り出す。この照明領域は、見た目にも好ましく、その上、害虫を引き寄せて捕獲するのにも効果的である。我々は、さらに、縦表面と、捕虫装置に近接するハウジング内部で色を対比させても、捕獲率を上げるのに役立つことを見出した。
本発明の利点は、飛んでいる昆虫を効果的に捕獲できることである。昆虫は、どの環境でも問題であるが、特に、レストラン、カフェテリア、その他の食品が関わる環境で問題になる。本捕虫装置は、どんな音も臭気も出すことなく、目立たないように昆虫を捕らえる。本捕虫装置の好ましい実施形態のサイズを小さくしても、捕獲率を上げることができる。捕虫装置を小さくして、それに応じて開口した入口部分も小さくすると、捕獲率は劇的に低下すると当業者は予測するであろう。しかし我々は、小さいサイズのユニットの捕獲率が推定したものよりもはるかに高いことを発見した。
本発明の別の利点は、見た目にも好ましいデザインである点である。壁に設けた捕虫装置のハウジングと、それに関連する照明ゾーンは、装飾用の壁の突き出し部分に似た、見た目にも好ましい外形を作り出す。天井に設けた場合は、捕虫装置は基本的には視界に入らず、気づかれない。事実、この装置は捕虫装置らしく見えないので、レストランの常連や他の人々に本来の目的は気づかれない。
さらに、本発明の別の利点は、容易に使用できることである。捕虫装置は、壁、天井、あるいはその他の適当な表面に対して簡単に設置できる。昆虫を処分したり、固定手段を取り替えるために、捕虫装置を調べる必要もたまにしかない。ある実施形態では、捕虫装置のハウジングは、枢軸で旋回できるように壁、天井、あるいはその他の支持表面に設けられる。この特徴によって、容易に昆虫固定手段表面や消耗した電球を取り替えることができ、また、装置の日常的なメンテナンスや洗浄も簡単にできる。
以上の特徴は、添付した図面を参照しながら、以下でより十分に記載された詳細な構成と作用に基づいて、他の利点と共に引き続き明らかになる。本明細書中の同じ番号は、一貫して、同じ部品に対応する。
【図面の簡単な説明】
図1は、本捕虫装置の最初の実施形態の透視図であって、光源、ハウジング、反射表面、固定表面、及び設置手段が共働するよう関連していることを示す。
図2は、図1で示した捕虫装置の側面の断面図である。
図3は、捕虫装置の略透視図で、光のディスプレイに関連した図である。
図4は、捕虫装置の最初の大きいサイズの実施形態に対する二つの照明ゾーンを例示する略図である。
図5は、捕虫装置の2番目の中間サイズの実施形態に対する2つの照明ゾーンを例示する略図である。
図6は、捕虫装置の3番目の小さいサイズの実施形態に対する2つの照明ゾーンを例示する略図である。
図7は、本発明の捕虫装置の4番目の実施形態の透視図である。
図8は、本発明の捕虫装置の5番目の実施形態の透視図である。
図9は、本発明の捕虫装置の6番目の実施形態の透視図である。
図10は、本発明の捕虫装置の7番目の実施形態の透視図である。
図11は、本発明の捕虫装置の8番目の実施形態の透視図である。
図12は、本発明の捕虫装置の9番目の実施形態の透視図である。
図13は、本発明の捕虫装置の10番目の実施形態の透視図である。
図14は、本発明の捕虫装置の11番目の実施形態の透視図である。
図15は、本発明の捕虫装置の12番目の実施形態の透視図である。
図16Aと16Bは、捕虫装置の2番目の実施形態の写真であって、本発明の捕虫装置によって生じた照明ゾーンを撮したものである。
図17は、図9の17−17線に沿った、6番目の実施形態の断面図である。
図18は、図14の18−18線に沿った、11番目の実施形態の断面図である。
図19は、本発明の捕虫装置の13番目の実施形態の側面図である。
図20は、本捕虫装置の13番目の実施形態の透視図である。
図21は、本捕虫装置の14番目の実施形態の断面略図である。
図22は、本捕虫装置の15番目の実施形態の断面略図である。
図23は、本捕虫装置の16番目の実施形態の断面略図である。
図24は、本捕虫装置の17番目の実施形態の断面略図である。
発明の実施の形態
本捕虫装置の最初の実施形態は、通常、図1及び図2の5で示されたものである。捕虫装置5は、光源16を効果的に伴うハウジング11、昆虫固定表面12、及び設置手段10を含む。好ましい実施形態では、捕虫装置5は、壁20のような平面の縦表面に設けられる。(参照番号20は、捕虫装置5によって閉ざされた壁、捕虫装置5を囲む壁の両方を意味する。)捕虫装置のハウジング11は、一対の向き合った側壁25を有し、側壁25の間に前壁26が広がっている。ハウジングの壁25、26は、壁中に比較的小さい切り取り部分、あるいは開口部を有してもよい(不図示)。
ハウジング11の壁25、26は、上向きの開口部27を定義する。開口部27があるため、害虫は歩いたり飛んだりして容易に入ってくる。また捕虫装置5は底壁29を含む。底壁29は好ましくは水平で、隙間を含まない連続表面を有する。好ましい実施形態では、縦表面20に近接する捕虫装置5のエッジは、縦表面20と合うように形成されている。捕虫装置のハウジング11は、三つの側面に沿うように照明源16を囲み、縦表面20によってその包囲を完結させる。あるいは、捕虫装置のハウジング11によって照明源16を完全に囲み、ハウジングの裏側の壁が壁20上に支えられるようにすることもできる。
光源16からの光は、捕虫装置5の上に面した開口部27から、捕虫装置5より通常は上の空間へ、及び捕虫装置5より上部の壁表面20及び天井表面(図1には示されていない)上へ、直接放散したり反射する。光を受ける壁や天井、あるいはその両方の領域を、本明細書中では、照射表面と呼ぶことにする。捕虫装置5を壁20のような縦表面上に設ける場合、大部分はどんな高さに取り付けてもよい。本発明の捕虫装置5は、目線の高さ以上の位置に取り付けるのが好ましい。照明源16は、捕虫装置5の上部付近、ハウジング11の内部、且つ縦表面20付近に位置する。
本発明の捕虫装置5の光源16は、紫外線源を含む。このような光源は、通常白熱光のあるいは蛍光の、電気的に操作される光源である。光源は、広い波長スペクトルを発することもできるが、最善の状態で主に紫外線を発する光源である。本発明の目的のために紫外線は、飛んでいる昆虫類を引き寄せることが知られている波長、つまり約4000Åから400Åの間の波長を有する放散光を含む。光源は、通常約0.5から約100ワットの光放射量を提供し、好ましくは光は約0.5から約75ワットを提供する。好ましい光源16は、チューブユニットにつき約1から約40ワットを有する蛍光球である。捕虫装置5は、ハウジング11内に水平にあるいは縦に配した単一あるいは二つ以上の光源を使用することができる。昆虫を誘引するための効果的な照明ゾーンを生じるのに最適の光源は、捕虫装置のハウジングまたは反射表面の、あるいはその両方の大きさと形状、照明源のワット数、及び照射表面上に集められる光の程度に依存するだろう。
図1と図2に示されるように、光源16は一対の水平な蛍光灯からなることもでき、その場合、一方の蛍光灯は、もう一方の蛍光灯の上に平行関係になるように設置される。好ましい実施形態では、白熱電球16の両方がハウジング11の上部エッジ71の下になるように設置されている。したがって光源16は、実質上ハウジング11に囲まれている。この形態の捕虫装置5は、照明ユニット16が捕虫装置5の近くにいる人の視界から見えないように設けられている。照明源16は、捕虫装置5の下をのぞき込むときだけ直接見える。光ユニット16は、供給電力や家庭用電力に合うように、あるいは光源を作動させるのに適切な電子変換回路を使用するバッテリー電力に合うように設計されている。光源16は、普通の差し込みユニットでハウジング11内に設けられている。好ましくは照明ユニット16は、ソケット(sockets)17がついた蛍光紫外線源であって、通常家庭用電力あるいは供給電力に接続している。
照明源16は、ハウジング11に直接設けることもできるし、ハウジング11によって囲まれている縦表面20に設けることもできる。好ましくは、光源16は、壁20に付いたブラケット30に設置する。ブラケット30の位置は、ハウジング11のどの部分でもよいが、縦表面20に近くで光源16を支持することが好ましい。したがって光源16は、放散されるエネルギーの実質量を反射表面上に向けるのに最適な位置にある。
「反射表面」は光を反射する表面ならばどれでもよい。図1に示されている捕虫装置5では、反射表面は、前壁26の内側表面、側壁25の内側表面、平らな表面20、及び天井(不図示)である。光は、捕虫装置の角をなす反射表面から縦の照射表面上に反射される。照射表面は、反射光、あるいは光源から出た放散光、あるいはその両方を受ける表面である。壁、天井、床、支柱なども照射表面となりうる。
反射表面は、光の位置に対して様々な場所に位置することが可能である。つまり、光源16は反射表面の照射部分の最も高いところより上方に位置することもできるし、反射表面とほぼ同じ高さに位置することもできる。また、実質的には反射表面の高い地点よりも低い位置にすることもできる。
捕虫装置のハウジング11は、様々な方法で製造することができる。捕虫装置5は、熱可塑性材料から単一部品として型取られたり、角をなす側壁25と水平な底29を形成するために、平らなあるいは実質上平面の構成要素を通常入手できる留め具で付けて組み立てられる。ハウジング11を組み立ててから、ハウジング11に設置用器材10を付着させ、適切な固定表面及び光源16を取り付けることができる。本発明の捕虫装置5の配線は適所で行う。また本捕虫装置5に電気コードを使用して電気を供給したり、ハウジング内の可能な場所にバッテリーを取り付けることもできる。ハウジング11は、好ましくは通常利用できる構成材料類から作られる。この材料類は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラートなどの熱可塑性材料、アルミニウム、マグネシウム、関連する合金などの金属材料、木あるいは木製品、強化熱可塑性材料あるいは熱硬化性材料、板紙、プレス加工した板紙、段ボール紙(corrugated paperboard)、その他の材料を含む。
捕虫装置5の最初の実施形態では、昆虫固定手段も含む。本発明の目的のために、「昆虫固定手段」は、昆虫を殺すことができる、あるいは昆虫が捕虫装置5に入った後、捕虫装置5から出られないようにするあらゆる装置、表面、あるいは材料を含む。このような実施形態の手段は、表面、層、あるいはわなの形状内に殺虫物質を含んだり、積極的な機械仕掛けのわなや受け身的な機械仕掛けのわな、飛んでいる昆虫を沈める液体状のわな、粘着性層、圧力感応式粘着性層(pressure sensitive adhesive layers)、高直流又は低直流のあるいは高パルス電圧又は低パルス電圧の電気格子、あるいは害虫をわなにかけたり、固定したり、殺したり、バラバラにすることができるその他の手段を含む。
本発明の目的に対して好ましい実施形態の手段は、粘着性表面12を含む。最も好ましい表面は、ボール紙の底に付着する圧力感応式高粘着性物質12を含む。利用できる粘着性物質には、ミネソタ州セント.ポールのエイチ.ビー.フューラー カンパニー(H.B.Fuller Company)製のUV反応抑制剤を含んだ、ラッテクスを基剤とする粘着性物質、可塑性にした粘着性のアクリル物質、エチレン−ビニルアセタートあるいは酢酸ビニルを基剤とする粘着性物質などが挙げられる。他に利用できる粘着性物質には、タングルフット カンパニー(Tanglefoot Company)製のタングルトラップ(Tangletrap)粘着性物質が挙げられる。ハウジング11内の光源16の下に取り付けられているこのような粘着性表面12は、飛んでいる昆虫が上部の開口部27を通じて入ってきた場合、その昆虫が粘着性表面12上に直接残るような位置にある。好ましい実施形態では、圧力感応式粘着性表面12は、捕虫装置の底壁29の上、光源16の下、上に面した開口部27と反対側に位置する。しかし、固定手段12は、捕虫装置5の内部であればどの場所に位置してもよいと解さなければならない。固定表面と固定された害虫は、通常の作動状態にある捕虫装置5の付近にいる人間に見られてはならない。電気バラスト(electrical ballast)(不図示)を粘着性物質12の下のハウジング11内に置くこともできる。
固定手段12上の死んだ昆虫を示すために、図1のハウジング11では一部を切り取って例示した。好ましい実施形態では、粘着性シート12は取り外しができて、使い捨てである。適当な時間間隔で捕虫装置5内に新しいシート12を取り付ける。
固定表面12は、好ましくは底29の一部分を横断するように、あるいは捕虫装置5の底の全領域を覆うように広がっている。また、固定表面は、ハウジング11の壁25、26、あるいは壁表面20、あるいは両方に位置することも可能である。好ましい実施形態の固定表面は、圧力感応式粘着性物質のシート12である。粘着性ボードは定期的に、必要に応じて交換される。透明なあるいは白に彩色された粘着性物質を用いて、ハウジングの角をなす壁25、26の反射表面の色と共働させ、縦表面20上に反射光を向けるのに役立てることができる。粘着性表面12は、平たい表面よりも、むしろ溝を付けて、昆虫を固定できる表面面積を増大させることができる。
本発明の捕虫装置5は、昆虫誘引化学物質を任意に含んでもよい。典型的な昆虫誘引化学物質は少なくともいくらか揮発性を有する有機材料で、典型的な昆虫の食物源に由来する生成物、あるいはフェロモンまたはフェロモンの混合物である。好ましい実施形態では、粘着性の筋12上で利用される粘着性物質に昆虫誘引化学物質を取り入れる。化学物質は、好ましくは油を基剤とする食品発臭剤、あるいはフェロモンである。
また、捕虫装置5では効果的な量の殺虫剤を利用してもよい。様々な揮発性や非揮発性の殺虫剤、及び殺虫剤調製構成物は、飛んでいる昆虫に対して効果的であることが知られており、ほとんどの殺虫剤を使用できる。しかし、本発明で使用する好ましい殺虫剤は、接触後に害虫を殺す非揮発性の殺虫剤調製構成物である。このような非揮発性殺虫剤構成物は、捕虫装置5の周囲の環境中に放出されることはない。このような材料は、ピレトリン類似化合物、及び有機リン酸塩の殺虫剤構成物を含む。殺虫剤は、捕虫装置5内で、あるいは照射表面の近く、あるいはその両方で噴霧することができる。つまり、捕虫装置5では、殺虫剤が提供された表面を有する壁あるいはその他の照射表面上に光を照射することもできる。殺虫剤と接触した昆虫は、この後、捕虫装置のハウジング11内を飛んで死んでいくものもある。また、殺虫剤と接触したり、殺虫剤を取り入れた後で、周囲を飛んで、他のところで死ぬ昆虫もいる。
捕虫装置5の上に面した開口部27へ物体が投げ入れられて、捕虫装置が誤用される可能性もある。捕虫装置5をこのような問題から守るために、上述の誤用に対するバリアを上に面した開口部27に取り付けることができる。このとき、バリアは、昆虫が入ってくるのを妨げないバリアで、且つ捕虫装置から直接放散された光あるいは反射された放散光を妨げないバリアである。このようなバリアは、上に面した開口部27の開いた領域を実質上できるだけ広くする必要があり、且つ最小の入口を有するバリアを提供しなければならない。格子あるいはスクリーン(不図示)は、昆虫が入るのに十分な大きさの開口部を有するが、物体が投げられても、あるいは別の方法で上に面した開口部に物体が向けられても、その物体を除外できるよう十分に小さい必要がある。このようなスクリーンあるいは格子は、様々な材料から作られ、透明あるいは不透明な材料を含む。このような材料には、金属ワイヤー、合成あるいは天然の繊維からできた糸、熱可塑性の格子、エキスパンデッドメタル、ワイヤースクリーンなどが含まれる。好ましい実施形態では、格子は、少なくとも約4平方インチの面積の開口部を有するように構成される。
様々な図面で描いたように、捕虫装置5を縦表面20あるいは天井表面に直接設けるのが好ましい。あるいは、捕虫装置5は壁20の近くに位置することもできる。例えば、照明ゾーンを作り出すために、捕虫装置5を照射表面に十分に近い棚あるいはテーブルの上に置くこともできる。さらに、捕虫装置を移動可能な支持スタンドに置けば、捕虫装置が通常のフロアーランプに似たものに見えるだろう。
照射表面に対して捕虫装置を正しく設置すると、照射表面上の直接放散光や反射光によって、昆虫の捕獲数が増える。捕虫装置からの光が縦表面20、あるいは天井表面、あるいはその両方に届くように、捕虫装置5を照射表面の近くにやや離して置く。捕虫装置5の最初の実施形態は、壁に取り付けて、天井表面から30〜50インチ以内のところに置くのが好ましい。捕虫装置5の内部は、生じる誘引光のディスプレイが増えるように、白あるいは別の明るい色にするのが好ましい。
好ましい実施形態では、さらに光沢のある反射手段28を任意に用いて、捕虫装置5によって生じる誘引照明を最大限にすることもできる。最初の実施形態では、光沢のある反射層28は、図2で示すように、好ましくは捕虫装置のハウジング11の前壁26を横断するように広がっている。したがって反射層は、前壁26の角度と同じ角度である。
光沢のある反射層28は、アルミ箔、金属処理したポリエステルの鮮やかな白い反射パネル、銀メッキしたガラス鏡、あるいは関連する別の反射表面、といった金属表面から作ることができる。光沢のある反射層28の位置は、捕虫装置5の内部のどこでもよく、例えば側壁25及びまたは前壁26の内側に沿う位置、及びまたは平らな表面20に沿う位置にある。さらに、光沢のある反射層28は、ハウジング11の底壁29上に位置することもできる。図1と図2で例示される実施形態では、光沢のある反射層28は、前壁26の内側表面上に位置し、アルミ箔や金属処理したポリエステル表面を含む。
また、光沢のある反射層は、ハウジングの壁の角度とは別の角度で捕虫装置内に取り付けられた別の表面であってもよい。つまり、光沢のある反射層の内側表面が望ましい角度で位置する限りは、ハウジング11の前壁26の角度は、他のハウジング構成要素に対してあらゆる任意の角度にすることができる。このような特色については図9と図17に例示してあって、後で記載する。
捕虫装置のハウジング11の色は、近接する縦表面20の色と対照をなして、捕獲率を上げるのに役立つ。好ましい実施形態では、ハウジング11の内側壁は、黄褐色あるいはより暗い色で、取り囲む壁20は白である。あるいは、捕虫装置5を白にして、近隣の壁20を黄褐色、あるいはより暗い色にすることもできる。
捕虫装置の設置手段は、捕虫装置5の重量を支え、且つ上に開口した通路27を維持できる適切な機械システムであればどれでもよい。捕虫装置5は、スクリュー、ボルト、釘、クリップ、フランジなどの様々な設置用金属製品を用いて適所に固定される。あるいは、ベルクロ留め具(Velcro fasteners)、圧力感応式粘着性パッド、ゴム台などを用いて、適切な位置に一時的に置くこともできる。例えば、図1と図2に示した設置手段10は、ブラケット及びスクリュー装置を含む。ハウジング11は、スクリュー、釘、永久的な接着構造、またはベルクロ留め具などの留め具手段によって縦表面20に付着させたフランジ、つまみ、あるいはフックを含むこともできる。さらに、捕虫装置5を天井から吊して、つり紐や、ケーブル、鎖などで縦表面20に設置させることもできる。あるいは、取り付け手段として、ハウジング11内に穴を含むこともできる。縦表面20上には、この穴と共働するフック、突出部、あるいは掛けることが可能なその他の突起部が設けられ、捕虫装置5を縦表面20上に掛けることができる。設置手段の重要な点は、昆虫を引き寄せて捕獲率を上げるために、捕虫装置5から出る直接拡散光や反射光、あるいは両方光のディスプレイを縦表面20で受けられるように、捕虫装置5を縦表面20に安全に設置しなければならない点である。
好ましい実施形態では、ベース表面29は、ハウジング11の残りの部分とは独立した部品である。前壁26と側壁25は完全なシュラウド(shroud)27を形成する。シュラウド27は、捕虫装置5が作動しているときに壁20と接する裏側のエッジ72を有する。ベース表面29は、常に水平な位置にあるように、壁20に設けられている。ハウジング11の残りの部分は、枢軸で旋回するようにブラケット30上に設けられ、シュラウド27は、ハウジング11の上部エッジ71が壁20に付くような位置に向かって上方に移動することができる。シュラウド27が移動して上部エッジ71が壁20に接するような位置になると、捕虫装置5の内部の構成要素は露出する。これによって、粘着性表面12や光源16の取り替えが容易になる。
捕虫装置5の反射表面は、ある好ましい形態を有する必要がある。先行技術におけるハウジングは、昆虫を引き寄せる能力をいくらか有する反射表面を有する。しかし、先行技術は、昆虫を引き寄せるために、直接露出する白熱電球にまず依存する。我々は、昆虫を引き寄せるためには直接露出する光を必要としないこととを見出し、ハウジングの改良形態を用いれば、飛んでいる害虫を引き寄せる能力がかなり、驚く程に増大することを見出した。
捕虫装置の1番目、2番目、3番目の実施形態は、全て、図1と図2に示した同じ形態を有する。しかし、各実施形態は、以下で特定する異なるサイズを有する。1番目、2番目、3番目の実施形態の捕虫装置5は、上に面した開口部27と、ベース表面に対して90°未満の角αの位置にある壁25、26とを有する。角度は、ベース表面29から出ている延長線95に対して測定される。したがって、ベース表面に対する角度とは、壁20から外側に向かって、ベース表面に対して平行に伸びたベース表面の延長線に対する角度のことを意味するものである。角αは図2に示されている。このような捕虫装置の昆虫を引き寄せる能力は、角αが90°未満のとき増大し、そのピークは角αが45〜75°のときである。捕虫装置5の反射表面とベース表面の延長線95の間の角が約60゜のとき、最も好ましい。
捕虫装置の1番目、2番目、3番目の実施形態は、それぞれ平らなハウジングの壁25、26を有する。しかし、ハウジングの壁は平らであっても、湾曲していてもよい。角をなす表面は、ハウジングの前壁、あるいは側壁、あるいはその両方を有する。このような傾斜した、あるいは湾曲した反射表面は、縦の設置表面20や天井、あるいはその両方の上に、非常に効果的なパターンで光源16からの光を反射させたり、ディスプレイさせて、昆虫を引きつける能力や捕獲率を実質上増やすことができる。ハウジングの壁に応じて湾曲、及びまたは傾斜させると、捕獲率が上がる結果となる。誘引力が増す理由のひとつに、入口の開口部27のサイズが大きくなることが挙げられる。また、ハウジングの反射表面の角度によって、誘引光のディスプレイを最善の状態にすることが容易であるのも、誘引力が増す理由である。また、傾斜、あるいは湾曲したハウジングの壁も、昆虫が捕虫装置の外側を単に歩き回るのを防ぐのに役立つ傾向にある。
図3、4、5、6は、捕虫装置によって壁の上に生じる照明ゾーンの略図である。以上の図では、壁20が照射表面である。図3は、生じた照明光の跡32を示す捕虫装置の略図である。我々は、昆虫が照明ゾーン32に引き寄せられ、多数の昆虫が最初に照明ゾーン上に降りて、次に捕虫装置へはいることを見出した。また我々は、大部分の昆虫が明るいゾーン36に降りて、残りの照明ゾーン32に降りる昆虫は少ないことを見出した。
図3は、三つの実施形態5、33、あるいは34をどれでも表せるようにした図である。図4は1番目の大きい実施形態5を例示する。図5は2番目の中間サイズの実施形態33を例示する。図6は3番目の小さい実施形態34を例示する。各捕虫装置5、33、34は、照明ゾーン32を壁20あるいは照射表面上に作り出す。照明ゾーンは、通常捕虫装置より上にある。(捕虫装置5は、天井にも照明ゾーンを作り出せるようにしてもよい。しかし、図3〜6には説明のための例示はしていない。)照明ゾーン32には、「明るいゾーン」36として認識できる部分がある。明るいゾーン36は、光が最もはっきりして、容易に目に付く壁上の領域である。図4、5、6では、明るいゾーン36を定義する明確な境界73を例示しているが、この明るいゾーンの境界は主観的に定義されるものである。なぜなら、光は、捕虫装置のそばが最も明るく、光つまり照明ゾーン32がこれ以上認められなくなるまで、次第に明るさが減っていく。明るいゾーン36と、照明ゾーン32の外形については、図16Aと16Bの写真で正確に示した。図16Aは、捕虫装置の2番目の実施形態と照明ゾーンの写真である。図16Bは同じ写真であるが、明るいゾーン36の主観的な境界73を示すために記号を付けたものである。図4、5、6で示したように、捕虫装置の大きさの減少は、照明ゾーン32の大きさの減少に繋がる。
次の表1は、図4〜6で例示した3つの捕虫装置の寸法を示す。1番目の実施形態は図4に示されている。2番目の実施形態は図5に、3番目の実施形態は図6に示されている。
小さいサイズの捕虫装置33と34は、1番目の実施形態に比べて設置できる場所が多様なので、有利である。また、これらの捕虫装置33、34は小さいので、比較的目立たず、部屋の内装の特徴の価値を下げることもない。さらに、小さいサイズは、電気コンセントに直接差し込むこともできるので、コードの必要がなくなるか、あるいはコードを使用しても短いものですむ。好ましい実施形態33、34は、一つあるいは二つの9ワット蛍光電球を光源16として使用することもできる。電球は、長さが約5インチなので、捕虫装置34を比較的こぢんまりした大きさにできる。
捕虫装置のハウジング11は、様々な形をとることができる。捕虫装置は、通常、円形、長円形、楕円形にすることができ、直線の端あるいは湾曲した端と、平行面とを有する広がった形にすることもできる。また、三角形、正方形または長方形、六角形、八角形などの捕虫装置も可能である。しかし、各捕虫装置の形状は、好ましくは、反射表面上に最も効果的に光を反射できる角をなす反射表面を一つ以上有する。
図7〜15は、本発明の壁用捕虫装置の別の実施形態を例示する。これらの実施形態では様々な設計のハウジングが用いられる。各ハウジングは、壁あるいは他の平らな縦表面に設置することを意図されたものである。図7〜15の各捕虫装置は、光源と設置手段も含む。しかし、これらの要素を説明するための例示はしていない。
図7は捕虫装置の4番目の実施形態37を示す。捕虫装置37は丸みのある形を有し、球形を4分の1にした形に似ている。内側の反射表面は、壁20側から見ると凹面になっている。捕虫装置37は、実質上水平の底壁47を有する。捕虫装置37の湾曲の角度は(水平面に対して)、底の端では0°、次第に変化してハウジングの上部エッジでは約90°になる。捕虫装置のハウジングは湾曲しているので、ハウジングのある点に対する接線と、図2に例示したような延長線95のような水平な延長線に対して湾曲角を決めることができる。
図8は、本発明の5番目の実施形態38を例示する。捕虫装置38は複数のハウジングセクション48、49、50を有する。各ハウジングセクションは、いくらか丸みのある形を有し、光源を横に囲むように周囲に広がっている。各セクション48、49、50の内側反射表面は、壁20側から見ると凹面になっている。底のセクション50は、実質上水平な底壁(不図示)を有する。好ましい実施形態では、水平なベースに対して各セクション48、49、50の角度が90°未満になるように、各セクション48、49、50は壁から外側に傾斜している。
図9と図17は、本捕虫装置の6番目の実施形態39を例示する。捕虫装置39は円柱の半分のような形をしていて、水平な底表面51を有する。捕虫装置39の設計では、水平なベース表面に対するハウジング52の角度を約90°である。図9と図17は、水平なベース表面に対して角αの位置にある独立した平らな反射表面を利用した例を示す。反射表面76は、その上に光沢層を任意に有することができる(不図示)。反射表面76は湾曲した形状を有してもよいし、あるいは複数の角度をなす表面から構成されてもよい。また、その両方の特徴を有することもできる。
本捕虫装置の7番目の実施形態40は、図10に例示されている。捕虫装置40は、三角形の前壁53と、前壁53のどちらかの側に側壁54、55を有する。側壁54、55はV字型に傾斜している。水平面に対して前壁53の角度は90°以下である。この設計では、固定手段は、捕虫装置40の中央付近に位置するV型の粘着性シートからなることも可能である。あるいは、粘着性シートを支持するための独立した水平表面(不図示)が提供されることもある。
本捕虫装置の8番目の実施形態41は、図11に例示されている。捕虫装置41は、捕虫装置41が設けられている縦表面から外側に向かって湾曲した前壁56を有する。捕虫装置41は、一対の側壁57、58と、ベース59を有する。側壁57、58も外側に向かって湾曲している。壁56、57、58の内側の反射表面は、壁20側から見ると凸面になっている。捕虫装置41に関しては、水平のベース表面59に対する前壁56の正接による湾曲度は、約60°から約90°の範囲で、前壁56の底の端で約90°、前壁56の上端近くで約60°である。
図12に示されている本捕虫装置の9番目の実施形態42は、図11で例示した実施形態にいくらか類似している。しかし、捕虫装置42は、凸表面と言うよりむしろ平らな連続表面を有する前壁60と側壁61、62が特徴である。各壁60、61、62は、捕虫装置42が設けられている平らな表面20に対して外側に傾斜している。好ましい実施形態では、表面60、61、62の角度は、水平ベースに対して90°未満である。前壁60の上端は、図で示したように、湾曲しているか、ドーム型の形状を有するのが好ましい。
図13は本発明の10番目の実施形態43を例示する。この設計では、捕虫装置のハウジング63は、円錐形の半分のような形をしている。捕虫装置43の底は、点74で収束している。この実施形態では、円錐形ハウジングの壁の角度は、水平面に対して約45〜75°であるのが好ましい。
図14と図18は、本発明の11番目の実施形態を例示していて、図9で例示した6番目の実施形態にいくらか類似している。捕虫装置44のハウジング64は、捕虫装置44の上部近くまで、徐々に湾曲している。ハウジング64の内側反射表面は、上端近くで凸面になっている。図18で例示されているように、前壁64は徐々に湾曲していて、その湾曲度は、前壁64に沿った任意の点79に対する接線78から測定できる。好ましくは、壁64の上部に近い接線の角度は、水平面に対して90°未満であって、さらに好ましい角度は水平面に対して約30°〜75°である。接線の角度とは、接線と水平面の間の角度のことで、この角度は図18のxで示されている。
図15は、本発明の12番目の実施形態65を例示する。特徴は、一対の対称的な傾斜パネルを有する前壁70で、一対の側壁67、68を有する。捕虫装置65は、上に向いた開口部75を有するが、底の開口部69を任意に有することもできる。捕虫装置65の前壁の上部パネル66の角度は、水平面に対して約60°である。
図7〜18に例示した実施形態では、図1の1番目の実施形態に関して詳細に記載された特徴を全てもっていると理解するべきである。つまり、図7〜18で例示した各実施形態は、光源、設置手段、任意の光沢層、固定手段、任意の昆虫誘引化学物質、任意の殺虫剤などを有する。図7〜18に示される各実施形態は、縦表面20に直接設けられているが、各捕虫装置は照射表面から間隔を置いて設けられていると解すべきである。さらに各捕虫装置は、移動可能な、あるいは静止した支持部材上に設けることもできる。また各捕虫装置は、床のすぐ近くに設けてもよいし、好ましくは他の構造物の後ろに設けて、人間が捕虫装置の上の開口部から下をのぞき込めないようにする。
本発明の捕虫装置は、天井に設けることもできる。図19〜24は、壁20よりもむしろ天井83に設ける捕虫装置の好ましい実施形態を示す。図19〜20に示されている13番目の実施形態の捕虫装置80は、側壁86、後壁87、及び底壁84を伴うハウジングを有する。また捕虫装置80は上部壁を有することもできるし、天井83自体が捕虫装置の囲いの上部壁を形成することもできる。壁86、84は横の開口部82を形成し、この開口部82から害虫は歩いて入ってきたり、飛んで入ってくる。
捕虫装置80は、一つ以上の光源84を有し、光源84は捕虫装置のハウジング内に含まれる。光源84は、開口部82から照明を出せる方向に向いている。このため、図19で示すように、天井83、あるいは壁20、あるいはその両方に照明ゾーンが作り出される。照明ゾーンは、捕虫装置80へ昆虫を引き寄せるのに効果的である。上述したように、昆虫は最初、照明ゾーン上に降りる傾向にある。さらに我々は、飛んでいる昆虫は、壁の照明ゾーンと天井の照明ゾーンの両方に降りることも見出した。捕虫装置80は、昆虫固定手段を含み、好ましくは縦の支持部材85に設けた粘着性シートを含む。捕虫装置80は、壁の表面20から50インチ内に設けられるのが好ましい。捕虫装置80は、適切な設置手段(不図示)によって天井に維持される。好ましくは、底壁84は、図19で例示されるように下向きの角をなす。壁84の角yは、好ましくはベース表面から90°未満で、より好ましいのはベース表面から約30°〜75°である。この角度はyとして示されている。ベース表面に対する角度yを正確に示すと、ベース表面の延長線96に対する角度yということになる。延長線96は、ベース表面が縦ならば、縦の線である。捕虫装置80は、光沢のある反射層、殺虫剤、昆虫誘引性化学物質、及び他の実施形態に関して上記したような特色を任意に含んでもよい。さらに、天井用捕虫装置80のサイズと形は、先に示した壁用ユニットに関する例のように、様々な具合に変えることができる。
捕虫装置の14番目の実施形態は、図21に例示される。捕虫装置88は、横の開口部89が壁20に面するように、天井83に設けられる。捕虫装置88のハウジング90は、球体の4分の1の形のように湾曲した形を有し、壁用の実施形態の4番目に類似する。捕虫装置88に対する光源は、一対の紫外線ランプ91であって、ハウジング90、あるいは天井83に適切に設けられている。バラスト(ballast)コンパートメント92が提供されている。ハウジング88の内側には、粘着性のコーティング94を有する取り外し可能な光沢のある反射層93が含まれる。
捕虫装置の15番目の実施形態は図22で例示されている。捕虫装置97は、ハウジング98によって形成される横の開口部89を有する。ハウジング98は、縦のベース表面99を有し、底壁100と一対の側壁(不図示)がベース表面99の周囲を囲む。長方形のハウジング98によって、角y、すなわち、底壁100に対するベース表面の延長線101の角度は、90度になる。底壁100の内側で光沢のある反射手段103を支持する。縦のベース表面99は、ベース表面99の上に固定手段、好ましくは粘着性シート102を有する。
図23は、本発明の16番目の実施形態を例示する。捕虫装置104の一部は、天井83内に形成されている長方形の凹所105内に設けられている。奥部分105の上部は、捕虫装置のバラストコンパートメント92を収容する。また、奥部分105内には一対の光源91がある。捕虫装置104のハウジング110は、平行の上部壁106、縦のベース表面107、及び角をなす底壁108を有する。また、捕虫装置104は、一対の側壁(不図示)によっても囲まれている。光沢のある反射層109は、ハウジングの内側表面の全てに使用されている。底壁108の内側に、粘着性シート111のような適切な固定手段を有する。ベース表面107に対する底壁111の角yは、90度未満であるのが好ましく、約45〜75度にあるのが最も好ましい。
本発明の17番目の実施形態は、図24に例示されている。捕虫装置112は、横の開口部89を形成するハウジング113を有する。ハウジングは、縦のベース表面116、角をなす底表面117、及び一対の側壁(不図示)を有する。この実施形態では、ベース表面に対する底表面の角yは、90度よりも大きい。ベース表面116の内側に、光沢のある反射層115を有し、底壁117の内側に、粘着性シート114のような適切な固定手段を有する。
上述した壁用捕虫装置と同様、例示した天井用実施形態は、好ましい例のみであって、捕虫装置の様々な構成要素の形状や位置に関して変化させることが可能である。
実施例
本発明の捕虫装置の開発で行われた研究の実質的な内容は、飛んでいる昆虫の捕獲率が最高点に達するような捕虫装置の形態を発見することであった。我々は、害虫の入り方には、害虫が壁や天井、あるいはその両方に降りてから歩いて捕虫装置に入る入り方や、捕虫装置へ直接飛んできて、最初に有効表面上に降りる入り方があることを見出した。我々は、害虫がどちらの入り方で捕虫装置に入っても、害虫が下向きの縦方向にやってきて、上に面した開口部から入る方法、あるいは水平方向にやってきて横の開口部から入る方法がよいことを見出した。したがって我々は、前述の方法で入ってくる昆虫を妨げるようなバリアに相当するものはどんなものでも捕虫装置内に設置しないことが非常に望ましいことを見出した。光源は、ハウジングのどの部材によっても、実質的に妨げられることがないようにしなければならない。ハウジング内に取り付けられた格子やスクリーンは、どんなものでもバリア機能を最小限にする必要がある。さらに照明を利用した壁用捕虫装置では、捕虫装置の反射表面が縦の設置表面に対して平行あるいは垂直角度に固定されていない場合、捕獲率は実質上増大することを我々は見出した。我々は、平行あるいは垂直にしたときの形態が、実質上誘引光の効果を低下させることを見出した。これは、光が昆虫に対して適切にディスプレイされないからである。また我々は、露出した光源が明るくても、縦表面や天井表面、あるいはその両方上に直接放散された光や反射光の拡散したディスプレイを組み合わせた場合ほど、昆虫を引き寄せないことを見出した。また我々は、捕虫装置のハウジングの内側に、縦表面の色と対比するような色、通常はより暗い色を用いると、捕獲率が増大することを見出した。
捕獲率実験を行う際、本発明の捕虫装置は白い壁と天井のある部屋の適切な場所に取り付けられる。湿度は50%、温度80°F、昆虫の食物と適切な蛍光灯を用意し、部屋の空間に対する蝿の密度を、約10立方フィートに付き1匹にする。この密度は、各実験の始めの時点で部屋に160匹の蝿が放たれていることに等しい。蝿の密度は、実験結果の統計的なノイズが抑えられるように、最善の値を用いた。平均データとは、30分につき捕獲される蝿の数の平均を表したものである。様々な方向に面する開口部をもつ捕虫装置を含んだ変形捕虫装置による捕獲率に関する効果を決定するために、模範となる捕虫装置を実験室に取り付けた。捕虫装置の取り付けは、開口部を上に向けたり、下に向けたり、水平に向けたりして行った。上に「開口した」形態と、それ以外の「閉口した」形と呼ばれる全ての形態との間には、統計上重要な違いが見られた(表2)。「閉口した」形態とは、底の開口部あるいは壁の(水平向きの)開口部を有する捕虫装置を指す。上に面した開口部を利用すると、平均捕獲率は著しく増大する。上に面した開口部を有する捕虫装置を縦表面上に取り付けた場合、捕獲率は40%よりも増大する結果になる。次の表の「対照」実験の捕虫装置は、粘着性物質を支持するための平らな底のハウジングを含むが、むき出しになった電球を囲む側壁はない。
反射表面が位置する最も効果的な角度を決定するための実験も行った。表2と表3は、図1と図2で示したような設計を有する捕虫装置に使用されるハウジング形態を指す。「ハウジング角」αとは、ハウジングの平らな前壁26と水平表面95がなす角のことである。「対照」となる形状とは、前壁あるいは側壁のない、すなわち水平なベース表面とむき出しになった電球のみがある形状のことを言う。これらのデータによって、昆虫を効果的に引き寄せるには、直接むき出しになった光源は必要でなく、実際、照射表面上に照明ゾーンを作り出す方が、より効果的に昆虫を引き寄せることがわかる。反射表面に関する捕獲率の実験では、30度あるいは60度の角にした反射表面の方が、90度の表面よりも遥かによい結果となる。
表4のデータから、60°表面の捕獲率は30°表面の捕獲率よりも著しく高い(31%増)ことが示された。
表5では、30分間毎の蝿の平均捕獲率の測定値が示され、対照をなすように暗い色を捕虫装置に使用した場合、捕獲率が上がることがわかった。これらの実験では、壁と天井を白くして、捕虫装置のハウジングを白あるいは黄褐色にした。これらのデータから、ハウジングの内側の対照的な色使いに引き寄せられる昆虫の数は著しく増えることがわかった(34%より多い)。
さらに、ハウジング内に金属処理した光沢のあるポリエステル(マイラー(Mylar))の反射表面を有する装置の効果と、実質上反射しない、黒い表面の効果とを比較するために実験を行った。実験の結果は、以下の表6に示した。
表6に示される我々の実験は、光沢のある反射表面をハウジング内に取り付けた場合、捕獲率が実質上増大することを示す。我々が使用した金属処理のマイラー(Mylar)表面は、黒い反射しない表面と比較した場合、捕獲率が実質的に増大を示す(26%)。黒い表面を使用した結果の捕獲率は、上に面した開口部を通じて光源から直接光が放散したときの誘引力を実質上示すものである。
また、捕虫装置の大きさを変えた場合の捕獲率効果を決定する実験も行った。上述した表1の直線の寸法a〜fを有する三つの大きさの異なる捕虫装置について実験した。最初の実施形態は大きい捕虫装置5であり、2番目の実施形態は中間の大きさの捕虫装置33、3番目の実施形態は小さい捕虫装置34である。単一の9ワットのUV電球35を各捕虫装置の光源として利用した。電球35は、水平に、捕虫装置のハウジングの上端の下に設けた。室内には、天井に固定された通常の照明がある。各捕虫装置は、壁に設けた。実験は9回行って、以下に示す昆虫捕獲率に到達した。照明ゾーンの大きさは、壁上の明らかな照明境界に印を付けて決定し、次に照らされた壁の面積を測定した。表1は、捕虫装置の1番目、2番目、3番目の実施形態の寸法を説明するものである。
大きさが小さくなると、捕獲率は著しく下がると通常は考えられるだろう。特に、入口の開口領域の表面積が減少した場合や、照明ゾーンの面積が減少した場合、比例して捕獲率も減少すると推測されるだろう。また、照明ゾーンの大きさが減少すると、捕獲率も比例して減少すると予測されるだろう。しかし我々の実験では、サイズの小さくなったユニットの捕獲率は、予測よりも高いことがわかった。
2番目の実施形態の捕獲率の改善は、121%(すなわち、入口の開口部の相対的な大きさを基にして予測した捕獲率と比較した実際の捕獲率)と、145%(すなわち、照明ゾーンの相対的な大きさを基にして予測した捕獲率と比較した実際の捕獲率)であった。
3番目の実施形態の捕獲率の改善は、466%(すなわち、入口の開口部の相対的な大きさを基にして予測した捕獲率と比較した実際の捕獲率)と、282%(すなわち、照明ゾーンの相対的な大きさを基にして予測した捕獲率と比較した実際の捕獲率)であった。要約すると、小さいサイズの捕虫装置33、34は大きい捕虫装置5と対照的に捕獲率の減少を示すが、小さいユニット33、34の捕獲率は予測よりもはるかに高いことが示された。
上述したように、小さい捕虫装置は、見た目と設置のし易さから言って望ましい。上述のデータから、小さいユニットは、わずか38平方インチの入口開口部を有する3番目の実施形態でさえ、多量の昆虫を効果的に捕獲することがわかる。したがって、本発明の好ましい実施形態は、約175平方インチ未満の入口の開口部を有するであろう。
また、壁用の捕虫装置と天井用の捕虫装置の間の相対的な効果を決定する実験も行った。この実験では、本捕虫装置の1番目の実施形態を利用し、最初の実験では捕虫装置を縦の壁に設け、次の実験では水平な天井に設けた。二つの25ワットのUV電球を捕虫装置の光源として利用し、電球は、各捕虫装置のハウジング内に水平に設けた。部屋には天井に固定される通常の照明をつけた。実験は、ある期間、捕虫装置を一つだけ部屋に設けて行った。実験は各ユニットごと2回行った。実験を始めるに当たって、160匹の蝿を部屋に放した(すなわち、10立方フィートに蝿1匹)。このうち床の上で死ぬ蝿もあり、部屋から逃げた蝿も少数いた。各ユニットで使用した固定手段には、粘着性シートを利用した。つまり、壁用のユニットには水平の粘着性シートを、天井用のユニットには縦のシートを利用した。
以上のデータは、壁用捕虫装置及び天井用捕虫装置による昆虫の捕獲効果がほぼ等しいことを示している。各ユニットで捕獲された蝿の平均数の違いは、統計的に重要でないと考えられる。
上述した明細書、データ、及び図は、開示された照明による捕虫装置の形態を設けたときの利点を理解する基礎を提供するものであって、それと同時に本発明の多くの実施形態が、本明細書中の趣旨と範囲から離れることなく作り出されることが可能である。よって、本発明は、以下に添付する請求項にある。
Claims (4)
- 壁に取り付けて使用される害虫用の捕虫装置であって、
a)前記壁に取り付けられるハウジングであって、上方の開口部を備え、水平面に対して90°未満の正接角度をなす反射表面を備える前記ハウジングと、
b)粘着手段を備える昆虫固定表面と、
c)光源と、を備え、
前記ハウジングは、前記昆虫固定面に接近可能とするために旋回心軸周りに旋回可能に取り付けられ、前記昆虫固定表面から上方に向けて設けられる少なくとも3つの側壁を備え、前記3つの側壁は、前記上方の開口部を除いて前記昆虫固定表面が直接見えないように、かつ前記光源と前記昆虫固定表面とを覆うように前記壁に取り付けられ、前記反射表面は、前記光源からの光を反射して前記捕虫装置が取り付けられる前記壁の上方の照明ゾーンに光を反射させることを特徴とする捕虫装置。 - 前記ハウジング内に配された、光沢のある反射手段を別部材として前記側壁に更に備えることを特徴とする請求項1に記載の捕虫装置。
- 前記反射表面の少なくとも一部は、湾曲した形状を有することを特徴とする請求項1に記載の捕虫装置。
- 昆虫を捕獲する方法であって、
a)請求項1に記載の捕虫装置を旋回心軸周りに旋回可能に壁に取り付けた後に、
b)前記ハウジングの前記壁に面する前記側壁の裏エッジが前記壁に当接する最初の位置から、前記ハウジングの前記上方の開口部を取り囲む前記側壁の上部エッジが前記壁に当接する2番目の位置まで、前記捕虫装置を前記旋回心軸周りに旋回させて、
c)前記昆虫固定表面が実質上昆虫で覆われているとき、前記昆虫固定表面を取り替えることを特徴とする昆虫を捕獲する方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US34290494A | 1994-11-21 | 1994-11-21 | |
US08/342,904 | 1994-11-21 | ||
PCT/US1995/010000 WO1996015664A1 (en) | 1994-11-21 | 1995-07-21 | Light trap for insects |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10509045A JPH10509045A (ja) | 1998-09-08 |
JP3767753B2 true JP3767753B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
ID=23343793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51680596A Expired - Lifetime JP3767753B2 (ja) | 1994-11-21 | 1995-07-21 | 光を利用する捕虫装置 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0793413B1 (ja) |
JP (1) | JP3767753B2 (ja) |
AU (1) | AU679867B2 (ja) |
CA (1) | CA2187079C (ja) |
DE (1) | DE69512266T2 (ja) |
ES (1) | ES2139231T3 (ja) |
HK (1) | HK1002344A1 (ja) |
MX (1) | MX9703704A (ja) |
NZ (1) | NZ291313A (ja) |
WO (1) | WO1996015664A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101519031B1 (ko) * | 2007-09-24 | 2015-05-11 | 브랜덴버그 (유케이) 리미티드 | 곤충 트랩 |
JP2019076111A (ja) * | 2013-03-01 | 2019-05-23 | アースロポッド バイオサイエンシーズ エルエルシー | 捕虫器装置および使用方法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2186497B1 (es) * | 2000-10-17 | 2004-08-01 | Titandor, S.L. | Aparato eliminador de insectos mediante papel adhesivo perfeccionao. |
GB2381181B (en) * | 2001-10-25 | 2005-07-13 | P & L Systems Llc | Insect trap |
US8276313B2 (en) | 2003-09-17 | 2012-10-02 | Gerd Reime | Method and apparatus for trapping insects |
DE10342939A1 (de) * | 2003-09-17 | 2005-04-21 | Gerd Reime | Verfahren und Vorrichtung zum Einfangen von Insekten |
US10548305B2 (en) | 2013-08-19 | 2020-02-04 | Spidertek, Llc | Spider trap |
ES2952696T3 (es) | 2013-11-27 | 2023-11-03 | Procter & Gamble | Dispositivo para atrapar insectos |
SG11201705017WA (en) | 2015-01-12 | 2017-07-28 | Arthropod Biosciences Llc | Insect trap device and method of using |
WO2018013081A1 (en) | 2016-07-11 | 2018-01-18 | The Procter & Gamble Company | Heated insect trapping device |
WO2018183281A1 (en) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | The Procter & Gamble Company | Insect trap |
US11484022B2 (en) | 2019-10-15 | 2022-11-01 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Insect trap device |
USD988462S1 (en) | 2020-08-31 | 2023-06-06 | The Procter & Gamble Company | Insert for an arthropod trapping device |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4117624A (en) * | 1977-07-25 | 1978-10-03 | Pestolite, Inc. | Insect trap |
US4876822A (en) * | 1989-04-04 | 1989-10-31 | White James N | Flying insect control unit using lights and adhesives |
US4918856A (en) * | 1989-05-24 | 1990-04-24 | Olive Billy B | Insect trap for fleas or the like |
US4949501A (en) * | 1989-10-03 | 1990-08-21 | Larkin Edward F | Flying insect trap |
USRE34402E (en) * | 1990-10-01 | 1993-10-12 | Williams Clarence O | Flea trap utilizing night-light |
US5365690B1 (en) * | 1993-01-04 | 1998-03-03 | Ecolab Inc | Flying insect trap using reflected and radiated light |
-
1995
- 1995-07-21 NZ NZ291313A patent/NZ291313A/en not_active IP Right Cessation
- 1995-07-21 CA CA002187079A patent/CA2187079C/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-21 MX MX9703704A patent/MX9703704A/es unknown
- 1995-07-21 EP EP95928773A patent/EP0793413B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-21 ES ES95928773T patent/ES2139231T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-21 AU AU32404/95A patent/AU679867B2/en not_active Expired
- 1995-07-21 WO PCT/US1995/010000 patent/WO1996015664A1/en active IP Right Grant
- 1995-07-21 DE DE69512266T patent/DE69512266T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-21 JP JP51680596A patent/JP3767753B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-02-24 HK HK98101413A patent/HK1002344A1/xx not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101519031B1 (ko) * | 2007-09-24 | 2015-05-11 | 브랜덴버그 (유케이) 리미티드 | 곤충 트랩 |
JP2019076111A (ja) * | 2013-03-01 | 2019-05-23 | アースロポッド バイオサイエンシーズ エルエルシー | 捕虫器装置および使用方法 |
JP7030729B2 (ja) | 2013-03-01 | 2022-03-07 | アースロポッド バイオサイエンシーズ エルエルシー | 捕虫器装置および使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2139231T3 (es) | 2000-02-01 |
MX9703704A (es) | 1997-08-30 |
EP0793413B1 (en) | 1999-09-15 |
EP0793413A1 (en) | 1997-09-10 |
HK1002344A1 (en) | 1998-08-21 |
AU679867B2 (en) | 1997-07-10 |
CA2187079C (en) | 2005-09-13 |
DE69512266D1 (de) | 1999-10-21 |
DE69512266T2 (de) | 1999-12-30 |
WO1996015664A1 (en) | 1996-05-30 |
AU3240495A (en) | 1996-06-17 |
CA2187079A1 (en) | 1996-05-30 |
JPH10509045A (ja) | 1998-09-08 |
NZ291313A (en) | 1998-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6493986B1 (en) | Light trap for insects | |
US7841131B2 (en) | Light trap for insects | |
US5365690A (en) | Flying insect trap using reflected and radiated light | |
US5974727A (en) | Decorative flying insect trap | |
US6959510B1 (en) | Insect trap with continuous light pattern | |
JP3767753B2 (ja) | 光を利用する捕虫装置 | |
KR102526536B1 (ko) | 점착형 포충기 | |
US7284350B2 (en) | Light trap for insects | |
US6393759B1 (en) | Electronic fly trap apparatus with cover | |
US6502347B1 (en) | Lighted insect trap | |
WO2006051429A2 (en) | Flying insect trap | |
US7024815B1 (en) | Lamp plus-insect exterminator | |
CA2251055C (en) | Fly trap with two or more directional light patterns | |
MXPA97003704A (en) | Light trap for insec | |
KR20170027423A (ko) | 유해 곤충퇴치기 | |
JP2000287600A (ja) | 虫取器 | |
JP6699962B2 (ja) | 捕虫器 | |
KR20190066225A (ko) | 점착시트로 빛이 투과되는 파리 포충기 | |
JP2001169709A (ja) | 捕虫器具 | |
AU667616B2 (en) | Flying insect trap using reflected and radiated light | |
JPH07274793A (ja) | 飛行昆虫捕獲器 | |
JP7171008B2 (ja) | 誘虫用光源ユニット | |
JPH0654635A (ja) | ノミ誘引捕獲装置 | |
JP3759299B2 (ja) | 昆虫誘引忌避装置 | |
CN209931285U (zh) | 一种粘捕式蚊蝇诱捕器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050524 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20050823 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20051007 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |