JP2001169709A - 捕虫器具 - Google Patents

捕虫器具

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JP2001169709A
JP2001169709A JP36138199A JP36138199A JP2001169709A JP 2001169709 A JP2001169709 A JP 2001169709A JP 36138199 A JP36138199 A JP 36138199A JP 36138199 A JP36138199 A JP 36138199A JP 2001169709 A JP2001169709 A JP 2001169709A
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insect
lamp
opening
insects
repellent device
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JP36138199A
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Takashi Bando
高志 板東
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で、且つメンテナンスの煩わしさを少な
くし、美観を損ねることのない補虫器具の構造を提供す
る。 【解決手段】 虫を誘引するための誘虫ランプ10と、
誘虫ランプ10を覆う透光性カバー20とを備え、透光
性カバー20に、内側に突出する虫導入孔21を、1乃
至複数個形成した補虫器具1に、虫導入孔21の内側開
口であるスリット開口部aを略溝状に形成し、その溝の
幅を、略捕獲する虫の大きさに対応した大きさにする。
また、スリット開口部aを誘虫ランプ10に近接させ、
その距離は、捕獲する虫の大きさに対応した大きさとし
たり、スリット開口部aを、誘虫ランプ10が直視でき
ない位置に形成する。さらに、スリット開口部aの開口
面の法線を、誘虫ランプ10の中心を通るように構成し
たり、スリット開口部aの開口面を、誘虫ランプ10か
ら直視できないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘虫ランプと特殊
な形状の透光性カバーを利用して虫を捕獲するための捕
虫器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハエ、蚊等のいわゆる衛生害虫を駆除す
る方法として、殺虫剤の噴霧の他、虫を防除する殺虫器
や捕虫器が使用されている。特に衛生上、殺虫剤の散布
が好ましくない場所、例えば調理場や食品加工工場等で
は、通常の勤務時間帯に殺虫剤を噴霧することができな
いので、害虫を防除する手段として殺虫器や捕虫器が使
用されている。
【0003】従来、殺虫器や捕虫器の代表的なものとし
て、虫の好む波長を発する蛍光ランプ(以下、誘虫ラン
プと称する)の光を利用して虫を誘引し、誘引した虫を
電撃格子に触れさせて感電死させる電撃殺虫器や、誘虫
ランプの近傍に粘着剤を塗布した捕虫紙を設置して、集
まってくる虫を捕虫紙に接触させて捕獲する粘着式捕虫
器がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電撃殺虫器にあ
っては、誘引した虫を高電圧の印加されている電撃格子
により殺傷するようにするものであるから、高電圧電源
の安全防護手段、及び取扱上の注意などが必要となる。
【0005】また、虫が電撃格子に接触する際に嫌な音
や臭いがでたり、虫の死骸が飛び散るので殺虫器周囲の
掃除が欠かせない。さらに、電撃格子に触れた虫がその
まま格子に付着する場合もあり、電撃格子を頻繁に清掃
する必要があるという問題点があった。
【0006】また、粘着式捕虫器にあっては、前記電撃
殺虫器の有する欠点を改善するものであるが、捕虫紙の
粘着剤が設置場所の空間に露出しているため、埃等の付
着で粘着剤の寿命が短くなり、数日毎の捕虫紙の交換作
業が必要である。さらに、虫の付着した捕虫紙は美観を
損ねるといった問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、安全で、且つメン
テナンスの煩わしさを少なくし、美観を損ねることのな
い補虫器具の構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、虫を誘引するための誘虫ランプと、前記誘虫ラ
ンプを覆う透光性カバーとを備え、前記透光性カバー
に、内側に突出する虫導入孔が1乃至複数個形成された
補虫器具であって、前記虫導入孔の内側開口を略溝状に
形成し、その溝の幅を、略捕獲する虫の大きさに対応し
た大きさにする。
【0009】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の補虫器具の構成に加え、前記内側開口を前記誘虫
ランプに近接させ、その距離は、捕獲する虫の大きさに
対応した大きさとする。
【0010】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の補虫器具の構成に加え、前記内側開口を、前記誘
虫ランプが直視できない位置に形成する。
【0011】請求項4記載の発明にあっては、請求項2
記載の補虫器具の構成に加え、前記内側開口の開口面の
法線を、前記誘虫ランプの中心を通るように構成する。
【0012】請求項5記載の発明にあっては、請求項2
記載の補虫器具の構成に加え、前記内側開口を、前記開
口と前記誘虫ランプとの距離が略一定となるように、前
記誘虫ランプの形状に沿った曲面形状になるように構成
する。
【0013】請求項6記載の発明にあっては、請求項3
記載の補虫器具の構成に加え、前記内側開口の開口面
を、誘虫ランプから直視できないように構成する。
【0014】請求項7記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項6何れか記載の補虫器具の構成に加え、前記
透光性カバーの下部に遮光体を設ける。
【0015】請求項8記載の発明にあっては、前記透光
性カバー内部に、請求項1乃至請求項6何れか記載の補
虫器具の構成に加え、虫を捕獲する補虫紙を設ける。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]本実施形態
に係る補虫器具1について、図1に基づいて詳細に説明
する。図1は、本実施形態に係る補虫器具1の構造を示
す図であり、(a)は縦断面図、(b)は側面の一部を
示す図である。
【0017】まず、本実施形態に係る補虫器具1の構造
について説明する。図1(a)の中央に示す10は、直
管形の誘虫ランプであり、例えば、虫が最も反応する波
長である365nm付近の光を多量に放射する捕虫用蛍
光ランプが使用される。11は誘虫ランプ10の両端部
を支持して、誘虫ランプ10の両端部に設けられた接点
(図示せず)より電力を供給し、誘虫ランプ10を点灯
させるための1組の給電ソケットである。
【0018】12は誘虫ランプ10を点灯させる安定器
やスタータ(図示せず)を収納する、略矩形箱状の器具
本体であり、下側表面の両短辺近傍に、給電ソケット1
1を備えると共に、上側表面には、天井面に直付けした
り、吊り下げ用チェーン等で、天井等の適当な場所に吊
り下げられるようになっている(直付け構造及び吊り下
げ構造は図示せず)。
【0019】20は略矩形箱状で有底箱状の透光性カバ
ーであり、その上端部には、器具本体12を収納する、
上面視略矩形状の枠部が形成されている。また、該枠部
の下端より下方に向って、断面視台形状の補虫スペース
部が設けられ、枠部の開口面積より底面の面積が小さく
なるように構成されている。透光性カバー20の材質と
しては、例えば乳白色アクリル樹脂等が用いられる。
【0020】さらに、該補虫スペース部の長辺側両側面
には、内側に突出する八の字状の虫導入孔21が設けら
れ、虫導入孔21の夫々の側面は、補虫スペース部内部
に向うに従って内側に傾斜し、開口面積が減少していく
先細りの形状をしている。
【0021】また、虫導入孔21の先端は、誘虫ランプ
10に近接すると共に、幅の狭い長尺のスリット開口状
に形成されており、スリット開口部aを介して、誘虫ラ
ンプ10が直視できるようになっている。本実施形態で
は、スリット開口部aの開口の幅は、約2mmに設定した
が、捕獲する虫の大きさ、使用場所等に応じて、自由に
選ぶことができる。
【0022】さらに、該補虫スペース部の外側底部に
は、誘虫ランプ10の光を遮る、非透光性の遮光体30
が設けられ、死滅した虫が透光性カバー20を透けて、
捕虫器具1の外から見えないようにし、美観を損ねない
ようになっている。尚、遮光体30の材質としては、例
えば、金属、樹脂等が用いられるが、塗料等を、補虫ス
ペース部の下部に塗って、遮光体30を形成してもよ
い。
【0023】次に、本実施形態の捕虫器具1の動作につ
いて説明する。電源が投入されると、誘虫ランプ10が
始動し点灯する。誘虫ランプ10が点灯されると、ラン
プ10からの光は、透光性カバー20を通して外部に放
射される。すると、周辺にいる虫は、この光に誘引され
て捕虫器具1の周囲に集まってくる。
【0024】次に、捕虫器具1の周囲に集まった虫は、
スリット開口部aから放射される光を目指して、虫導入
孔21近傍に飛来し、虫導入孔21が八の字状をしてい
ることにより、虫は容易にスリット開口部aより、捕虫
器具1の透光性カバー20(補虫スペース部)内部に入
り込んでくる。
【0025】一旦、補虫スペース部の内部に飛込んだ虫
は、スリット開口部aの開口面積が小さいこと、及びス
リット開口部aと誘虫ランプ10との隙間が狭いため
に、再び透光性カバー20の外に逃げることが出来にく
くなる。
【0026】このようにして、虫は捕虫器具1に捕獲さ
れ、一般的に虫の寿命は、数日から数週間程度であるた
め、捕虫器具1をそのままの状態で放置しておけば虫は
死滅し、透光性カバー20の底部に蓄積される。
【0027】また、捕獲され死滅した虫の嵩は、透光性
カバー20の内容積に対して十分に小さいので、虫の死
骸を清掃する頻度は少なくて済み、本発明者らの実験で
は、少なくとも2ヶ月は、清掃の必要がなかった。さら
に、清掃も透光性カバー20を器具本体12より外して
水洗いするだけの簡単な作業で済むものである。
【0028】尚、図2に示すように、例えば透光性カバ
ー20の内側底面に、台紙41上に粘着剤42を有する
捕虫紙40を設置して捕虫紙との併用をしてもよい。ま
た、誘虫ランプ10としては、本実施形態に示したもの
に限ることなく、通常の蛍光ランプを使用することも可
能である。
【0029】[第2の実施の形態]次に、第2の本実施
形態に係る補虫器具2について、図3に基づいて詳細に
説明する。図3は、本実施形態に係る補虫器具2の構造
を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)はA−A断
面である。尚、第1の実施形態と実質的に同一の機能を
有する部分には同一の符号を付し、図1の実施形態と異
なるところのみ説明する。
【0030】本実施形態の補虫器具2は、丸管形の誘虫
ランプ10を用いるもので、誘虫ランプ10の形状に応
じて、器具本体12は円筒状の物を、透光性カバー20
は有底円筒状の物を用いている。給電ソケット、ランプ
支え等が、器具本体12の下側表面に形成されている
が、ここでは特に図示しない。
【0031】図3(a)に示すように、接続部22によ
り、器具本体12を嵌合するための上部と、下部補虫ス
ペース部20’が連結され、透光性カバー20の外周側
面に3ヶ所に虫導入孔21と、スリット開口部aとが形
成され、スリット開口部aの位置は、環状の誘虫ランプ
10の上側開口よりは、下側開口に近い位置に配置さ
れ、捕獲した虫が下部補虫スペース部20’に多く向う
ようにしてある。
【0032】また、接続部22は、図3(b)に示すよ
うに、透光性カバー20の外周側面に120度間隔で、
均等に3ヶ所に渡って、内側に突出する八の字状の形状
をしている。尚、接続部22を120度間隔で3ヶ所に
渡って設けるとして説明したが、接続部22を設ける間
隔(角度)及び個数は、これらの数字に限定されるもの
ではない。
【0033】基本的な動作や効果は、第1の実施形態で
説明した捕虫器具1と同様であるが、本実施形態の捕虫
器具2は、形状が丸型をしているので、より意匠性に優
れ、調理室や食品加工工場等の施設だけでなく、一般家
庭にも受け入れられる構造となっている。
【0034】[第3の実施の形態]次に、第3の実施形
態に係る補虫器具3について、図4に基づいて詳細に説
明する。図4は、本実施形態に係る補虫器具3の構造を
示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は側面の一部
を示す図である。尚、第1の実施形態と実質的に同一の
機能を有する部分には同一の符号を付し、第1の実施形
態と異なるところのみ説明する。
【0035】本実施形態の捕虫器具3では、第1の実施
形態の補虫器具1に対し、もう1対の虫導入孔21を付
加して、虫導入孔21を4つ構成したものであり、2対
の虫導入孔21の間に、誘虫ランプ10を備えた構成と
なっている。また、第1の実施形態の補虫器具1と比較
して、給電ソケット11が長くなっており、透光性カバ
ー20の補虫スペース部も、より大きな構造となってい
る。
【0036】また、透光性カバー20の側面には、2対
の虫導入孔21が、長手方向が水平となるように配置さ
れた誘虫ランプ10の、上方及び下方の位置に夫々配置
され、上方に配置された1対の虫導入孔21の先端間の
距離は、誘虫ランプ10の直径よりもやや大きめに、下
部に配置された1対の虫導入孔21の先端間の距離は、
誘虫ランプ10の直径よりも小さめに構成されている。
【0037】上部に配置された1対の虫導入孔21の先
端間の距離が、誘虫ランプ10の直径よりもやや大きめ
になっているのは、器具本体12に透光性カバー20を
取付けるときに、誘虫ランプ10と、上部に配置された
1対の虫導入孔21の先端間とが接触して、器具本体1
2に透光性カバー20が取付けができなくならないよう
にするためである。
【0038】基本的な効果は、第1の実施形態と同様で
あるが、虫導入孔21を複数設けたこと、及び、スリッ
ト開口部aが、誘虫ランプ10を直視できない位置に隔
離して形成されているので、誘虫ランプ10の表面にと
まった虫は、スリット開口部aを容易に探索することが
できないため、第1の実施形態の補虫器具1よりも、ス
リット開口部aから透光性カバー20の外に逃げること
ができにくくなっており、第1の実施形態よりも捕虫確
率が高い構造となっている。
【0039】[第4の実施の形態]次に、第4の実施形
態に係る補虫器具4について、図5に基づいて詳細に説
明する。図5は、本実施形態に係る補虫器具4の構造を
示す縦断面図である。尚、第1の実施形態と実質的に同
一の機能を有する部分には同一の符号を付し、図1の実
施形態と異なるところのみ説明する。
【0040】本実施形態の捕虫器具4は、虫導入孔21
の先端(スリット開口部a)に特徴があり、スリット開
口部aの開口面の法線が、前記誘虫ランプの中心を通る
ように構成したものである。尚、スリット開口部aの開
口面は、平面に限らず曲面形状をしていてもよい。
【0041】図5に示す捕虫器具4は、第1の実施形態
で述べた補虫器具1の構成に対し、スリット開口部aが
誘虫ランプ10の中心軸を通る水平面の高さよりも、そ
の位置がやや低くなるよう、スリット開口部aの上端部
が誘虫ランプ10の該中心軸近傍に来るように構成さ
れ、誘虫ランプ10の曲面形状に沿うよう、誘虫ランプ
10とスリット開口部aとの距離が略一定となるように
構成されている。
【0042】このような構成を採ることにより、スリッ
ト開口部aと誘虫ランプ10の隙間をさらに狭くするこ
とができ、第1の実施形態の補虫器具1よりも、一旦透
光性カバー20内部に入り込んだ虫が、再び透光性カバ
ー20の外に逃げることができにくくなる。
【0043】[第5の実施の形態]次に、第5の実施形
態に係る補虫器具5について、図6に基づいて詳細に説
明する。図6は、本実施形態に係る補虫器具5の構造を
示す縦断面図である。尚、第1の実施形態と実質的に同
一の機能を有する部分には同一の符号を付し、図1の実
施形態と異なるところのみ説明する。
【0044】本実施形態の捕虫器具5は、第4の実施形
態の補虫器具4と同様に、虫導入孔21の先端(スリッ
ト開口部a)に特徴があり、スリット開口部aの開口面
を、誘虫ランプ10から直視できないように構成したも
のである。
【0045】図6に示す捕虫器具5は、第1の実施形態
の補虫器具1に対し、1対の虫導入孔21が、誘虫ラン
プ10の中心軸通る水平面よりも、上方及び下方の離れ
た位置に構成されると共に、誘虫ランプ10に近い側の
開口部aの端部の長さが長くなるように構成されてい
る。
【0046】すなわち、上部に配置された虫導入孔21
の先端にあっては、スリット開口部aの上端部よりも下
端部の長さが長くなるように構成され、下部に配置され
た虫導入孔21の先端にあっては、スリット開口部aの
下端部よりも上端部の長さが長くなるように構成されて
いる。
【0047】このような構成を採ることにより、虫が最
も集まり易い強い光を放つ誘虫ランプ10とスリット開
口部aとの間に、障壁を形成したのと同じ効果を得るこ
とができると共に、開口部aの開口面より誘虫ランプ1
0が直視できないようなっているので、虫が容易にスリ
ット開口部aを探索することができず、第3の実施形態
よりも、一旦誘虫ランプ10周辺に集まった虫が、再び
透光性カバー20の外に逃げることができにくい構造と
なっている。
【0048】
【発明の効果】請求項1乃至請求項7記載の発明にあっ
ては、従来の電撃殺虫器のように、高電圧の印加されて
いる電撃格子を用いることがないので、高電圧電源の安
全防護手段、及び取扱上の注意が不要である。また、嫌
な音や臭いがでることがなく、虫の死骸が飛び散ること
もないという効果を奏する。
【0049】請求項1乃至請求項8記載の発明にあって
は、従来の粘着式捕虫器のように、数日毎の捕虫紙の交
換作業しなければならないといった面倒な作業がない。
また、粘着式捕虫器は、捕虫紙上にある程度の虫が捕獲
されたり、長期間が経過し埃等が付着すると捕獲効果が
著しく減少するが、本発明にあっては、原理上、捕獲効
果の減少はない。さらに、虫の付着した捕虫紙は美観を
損ねるが、本発明にあっては、そのようなことがなく、
また、何らの薬剤や粘着剤も必要としないという効果を
奏する。
【0050】請求項1記載の発明にあっては、虫が一
旦、透光性カバー内に入り込むと、透光性カバー内部の
大きさと比較して、透光性カバー内部にある虫導入孔の
内側開口(スリット開口部)は極めて小さいので、容易
に透光性カバーの外へ出ることができないという効果を
奏する。
【0051】請求項2の発明にあっては、透光性カバー
内部にある虫導入孔の内側開口(スリット開口部)と、
誘虫ランプとの隙間が狭いために、捕獲された虫が、透
光性カバー内部にある虫導入孔の内側開口(スリット開
口部)に辿りつくことが困難で、容易に透光性カバーの
外へ出ることができないという効果を奏する。
【0052】請求項3記載の発明にあっては、虫が最も
集まり易い強い光を放つ誘虫ランプと、虫導入孔の内側
開口(スリット開口部)とが離れた位置にあると共に、
及び虫導入孔の内側開口(スリット開口部)からは、誘
虫ランプを直視できないようになっているので、捕獲さ
れた虫が、透光性カバー内部の虫導入孔の内側開口(ス
リット開口部)に辿りつくことが困難であり、容易に透
光性カバーの外へ出ることができないという効果を奏す
る。
【0053】請求項4又は請求項5記載の発明にあって
は、請求項2記載の発明の構造よりも、誘虫ランプとの
隙間が狭くなる部分があるために、捕獲された虫が、透
光性カバー内部の虫導入孔の内側開口(スリット開口
部)に辿りつくことがより困難になって、請求項2記載
の発明よりも、捕獲効率が向上するという効果を奏す
る。
【0054】請求項6記載の発明にあっては、虫が最も
集まり易い強い光を放つ誘虫ランプと、虫導入孔(スリ
ット開口部)との間に、障壁を形成したのと同じ効果を
得ることができると共に、虫導入孔の内側開口(スリッ
ト開口部)の開口面からは、誘虫ランプを直視できない
ようになっているので、捕獲された虫が、より補虫器具
の外部へ逃げることが困難になり、請求項3記載の発明
よりも、捕獲効率が向上するという効果を奏する。
【0055】請求項7記載の発明にあっては、死滅した
虫が透光性カバーを透けて、捕虫器具の外から見えなく
なるので、美観を損ねることがなくなるという効果を奏
する。
【0056】請求項8記載の発明にあっては、透光性カ
バーにより、補虫紙上への埃等の付着が緩和されるの
で、捕虫紙の寿命が長くなり、省メンテナンスと共に、
捕虫紙の節約ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る補虫器具1の構造を示す図で
あり、(a)は縦断面図、(b)は側面の一部を示す図
である。
【図2】本実施形態に係る補虫器具1と補虫紙との併用
を示す縦断面図である。
【図3】本実施形態に係る補虫器具2の構造を示す図で
あり、(a)は縦断面図、(b)はスリット開口部aで
切った平面上の断面を示す図である。
【図4】本実施形態に係る補虫器具3の構造を示す図で
あり、(a)は縦断面図、(b)は側面の一部を示す図
である。
【図5】本実施形態に係る補虫器具4の構造を示す縦断
面図である。
【図6】本実施形態に係る補虫器具5の構造を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 捕虫器具 2 捕虫器具 3 捕虫器具 4 捕虫器具 5 捕虫器具 10 誘虫ランプ 20 透光性カバー 21 虫導入孔 30 遮光体 a スリット開口部(内側開口)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 虫を誘引するための誘虫ランプと、前記
    誘虫ランプを覆う透光性カバーとを備え、前記透光性カ
    バーに、内側に突出する虫導入孔が1乃至複数個形成さ
    れた補虫器具であって、前記虫導入孔の内側開口は略溝
    状に形成され、その溝の幅が、略捕獲する虫の大きさに
    対応した大きさであることを特徴とする補虫器具。
  2. 【請求項2】 前記内側開口は前記誘虫ランプに近接
    し、その距離は、捕獲する虫の大きさに対応した大きさ
    であることを特徴とする請求項1記載の補虫器具。
  3. 【請求項3】 前記内側開口は、前記誘虫ランプが直視
    できない位置に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の補虫器具。
  4. 【請求項4】 前記内側開口の開口面の法線が、前記誘
    虫ランプの中心を通るように構成されていることを特徴
    とする請求項2記載の補虫器具。
  5. 【請求項5】 前記内側開口は、前記開口と前記誘虫ラ
    ンプとの距離が略一定となるように、前記誘虫ランプの
    形状に沿った曲面形状をしていることを特徴とする請求
    項2記載の補虫器具。
  6. 【請求項6】 前記内側開口の開口面は、誘虫ランプか
    ら直視できないように構成されていること特徴とする請
    求項3記載の補虫器具。
  7. 【請求項7】 前記透光性カバーの下部に、遮光体を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6何れか記載
    の補虫器具。
  8. 【請求項8】 前記透光性カバー内部に、虫を捕獲する
    補虫紙を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7
    何れか記載の補虫器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004242584A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Matsushita Electric Works Ltd 捕獲殺虫用照明装置
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