JP3766759B2 - 複合粉体及びそれを含有する化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複合粉体及びそれを含有する化粧料に関し、更に詳細には、特定粒子径を有する粉体表面にイオウを被覆することにより、凝集性が少なく分散性に優れた複合粉体、並びに、それを含有することにより、使用性、使用感に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、イオウは殺菌効果、漂白効果があることが知られており、にきびの予防、治療、美白効果の目的で、軟膏、クリーム、洗顔料等、多くの化粧料に配合されている。しかし、イオウは凝集性が強く、分散性が悪い粉末であるため、そのまま粉末の状態で化粧料中に配合すると、製造中あるいは保存中にイオウが凝集又は沈降して安定性を悪化させたり、ざらざらした感触を生じる等、化粧料としての品質を損ねる場合があった。
【0003】
これを解決するために、例えば、特公昭60−6882号公報では、イオウを流動パラフィンやワセリン中で微粉末状にしたり、特開昭61−210036号公報では、イオウとともに不溶性高分子粉末を配合して硫黄の凝集を防止したり、特公平1−24132号公報では、比重を調整したイオウ含有顆粒を化粧料に配合したりする方法が報告されている。また、特開平6−329402号公報には、イオウガスを接触させて固体表面にイオウの皮膜を形成する方法等が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の方法はいずれも、イオウの凝集や沈降の改善はなされてはいるものの、その効果はいまだ充分なものとはいえず、また、特定の製造設備を要するために簡便にできないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記実情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を行なった結果、特定粒子径を有する粉体の表面をイオウで被覆して複合化することにより、イオウの凝集や沈降を低減させ、分散性に優れた複合粉体を得ることができ、また、それを含有する化粧料は安定性、使用感に優れたものであることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)イオウ、
(B)平均粒子径が5μm以下の粉体、
(C)分子内にポリオキシアルキレン基を有するシリル化剤を含有し、
成分(B)の表面を成分(A)で被覆し、さらに、この複合粉体を成分(C)で表面処理したことを特徴とする複合粉体である。さらには、これらの複合粉体を含有することを特徴とする化粧料である。以下、詳述する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられる成分(A)のイオウは、淡黄色の微細な無結晶又は結晶性の粉末であり、ニキビの予防や治療、美白効果に用いられるものである。
【0007】
一方、本発明で用いられる成分(B)の平均粒子径が5μm以下の粉体としては、この特定粒子径を有するものであれば、通常の化粧料に用いられる無機粉体、有機粉体のいずれをも使用することができる。
【0008】
例えば、無機粉体としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン等が挙げられる。
【0009】
有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタン、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、コメデンプン、ラウロイルリジン等が挙げられる。
【0010】
界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等が挙げられる。
さらに、これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なったものでも良く、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
なお、平均粒子径が5μmを超える粉体を用いてイオウと複合化させると、沈降や沈澱が生じたり、分散性が不良になる等して、いずれをも満足し得る複合粉体を得ることができない。
【0011】
本発明における複合粉体は、溶解したイオウに平均粒子径5μm以下の粉体を添加混合して粉体の表面にイオウを被覆させる方法や、二硫化炭素、ベンジルアルコール等のアルコールや、ベンゼン、トルエン、エーテル等の有機溶剤にイオウを溶解し、これに平均粒子径5μm以下の粉体を添加混合した後、溶剤を蒸発させて粉体の表面にイオウを被覆させる方法等により、簡便に得ることができる。
【0012】
本発明の複合粉体における成分(A)と成分(B)の配合重量比は、特に限定されるものではないが、好ましくは、(A):(B)=1:0.01〜50、より好ましくは、1:0.05〜30である。
上記配合比内で得られる複合粉体は、イオウの沈降や沈澱が低減され、且つ、イオウ配合による効果の発現が充分なものとなり、より好ましい。
【0013】
さらに、上述した複合粉体を、成分(C)として分子内にポリオキシアルキレン基を有するシリル化剤を用いて表面処理することにより、より分散性に優れた複合粉体を得ることができる。
【0014】
本発明における成分(C)の分子内にポリオキシアルキレン基を有するシリル化剤としては、例えば下記一般式(1)で表わされるシリル化剤が挙げられる。
(R1O)aR2bSiR3O(C2H4O)p(C3H6O)qR4・・・(1)
[式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、R2は炭素数1〜10のアルキル基又はフェニル基、R3は炭素数2〜5の2価炭化水素基、R4は水素、炭素数1〜10のアルキル基又は−R3SiR2b(OR1)aである。また、aは1〜3の整数、bは0〜2の整数であり、a+bは3である。pは0〜200の整数、qは0〜200の整数であり、p+qは3〜200の整数である。]
【0015】
具体的に例示すると、例えば
(CH3O)3SiC3H6O(C2H4O)10H、
(CH3O)3SiC3H6O(C2H4O)10CH3、
(CH3O)3SiC4H8O(C2H4O)10C4H9、
(CH3O)3SiC3H6O(C2H4O)30C2H5、
(CH3O)3SiC3H6O(C2H4O)10C3H6Si(OCH3)3、
(CH3)(CH3O)2SiC5H10O(C2H4O)5CH3、
(C4H9O)(CH3)2SiC5H10O(C2H4O)20CH3、
(CH3CH2O)3SiC3H6O(C2H4O)20(C3H6O)10C2H5、
等が挙げられる。
【0016】
また、成分(A)〜(C)を用いた複合粉体は、分子内にポリオキシアルキレン基を有するシリル化剤を有機溶剤に溶解し、これに平均粒子径5μm以下の粉体の表面にイオウを被覆した複合粉体を添加混合した後、溶剤を蒸発させてシリル化剤を表面処理する方法や、二硫化炭素、ベンジルアルコール等のアルコールや、ベンゼン、トルエン、エーテル等の有機溶剤にイオウを溶解させ、これに平均粒子径5μm以下の粉体、及び、分子内にポリオキシアルキレン基を有するシリル化剤を添加して混合した後、溶剤を蒸発させて粉体にイオウとシリル化剤を被覆させる方法等により、簡便に得ることができる。
【0017】
本発明の複合粉体における成分(A)〜(C)の配合重量比は、特に限定されるものではないが、好ましくは、{(A)+(B)}:(C)=1:0.01〜5、より好ましくは、1:0.02〜3である。上記配合重量比で表面処理することによって、分散性がより優れた複合粉体を得ることができる。
【0018】
本発明の化粧料における上記複合粉体は、必要に応じて一種又は二種以上を目的に応じて適宜選択して用いることができる。また、配合量は、その組成や化粧料の剤型に応じて変えることができ、特に限定されないが、好ましくは、0.01〜30重量%(以下、単に「%」と記す)、より好ましくは、0.05〜10%である。
【0019】
本発明の化粧料には、本発明の効果を妨げない範囲で通常の化粧料に使用される固体、半固体、液状の油剤、水、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、界面活性剤、油溶性ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、樹脂、粉体、紫外線吸収剤、保湿剤、防腐剤、抗菌剤、香料、塩類、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(美白剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン、包接化合物等などを添加することができる。
【0020】
それぞれ特に限定されるものではないが、いくつか例を挙げると、例えば油剤としては、天然動植物油脂類、及び半合成油脂、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油、フッ素系油剤等があるが、天然動植物油脂類、及び半合成油脂としては、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ポリオキシエチレン(以下、「POE」と記す)ラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等;炭化水素油としては、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリンエーテル(セラキルアルコール)等;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、2−エチルヘキサン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセライド、トリイソオクタン酸グリセライド、トリイソステアリン酸グリセライド、トリイソパルミチン酸グリセライド、トリー2−エチルヘキサン酸グリセライド、モノステアリン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、トリミリスチン酸グリセライド等;シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン,テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、シリコーンレジン等;フッ素系油剤としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等が挙げられる。
【0021】
アルコール類としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、ソルビトール、マルトース等の糖アルコール等、ステロールとして、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール等がある。
水溶性高分子としては、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子などがある。
また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0022】
界面活性剤にはアニオン性、カチオン性、非イオン性、及び両性の活性剤があるが、アニオン性界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウムやパルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホルマリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステル硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩、N−アシルアミノ酸系活性剤等;カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香属四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等;非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等;両性界面活性剤としては、ベタイン系、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体が挙げられる。
【0023】
油溶性のゲル化剤としては、アルミニウムステアレート、マグネシウムステアレート、ジンクミリステート等の金属セッケン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体等が挙げられ、また、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリナイトクレー等の有機変性粘土鉱物も含まれる。
【0024】
粉体としては、前述した無機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体の他、有色顔料、パール剤、金属粉末顔料、タール色素、天然色素等が挙げられる。例えば、有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した複合粉体等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等;タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる粉体で、これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なった粉体でも良く、必要に応じて一種、又は二種以上用いることができる。
【0025】
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸メチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤等が挙げられる。
保湿剤としては、ソルビトール、キシリトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ピロリドンカルボン酸塩等がある。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等がある。
酸化防止剤としては、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン等、pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等、キレート剤としては、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等、清涼剤としては、L−メントール、カンフル等、抗炎症剤としては、アラントイン、グリチルレチン酸、トラネキサム酸、アズレン等が挙げられる。
【0026】
美肌用成分としては、胎盤抽出液、アルブチン、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ロイヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出液等の細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の皮膚収斂剤、イオウ、チアントロール等の抗脂漏剤等が挙げられ、ビタミン類としては、ビタミンA油、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、dl−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等がある。
アミノ酸類としては、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等、核酸としては、デオキシリボ核酸等、ホルモンとしては、エストラジオール、エチニルエストラジオール等が挙げられる。
【0027】
本発明において、化粧料とは、ファンデーション、メークアップ下地、頬紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメークアップ化粧料、化粧水、乳液、クリーム、パック、マッサージ料、リップクリーム、ハンドクリーム、洗浄剤等の皮膚化粧料、頭髪化粧料のみならず、外用医薬品などの使用時に感触が問題とされる、皮膚に外用されるすべての製品を包含する。また、剤型も、クリーム、乳液などの水中油型(O/W)、油中水型(W/O)のエマルションから、口紅などの油性固形化粧料、化粧水などのローション、さらにペースト状、ゲル状等種々の形態を選択することができる。
【0028】
【実施例】
以下に、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
【0029】
(参考例1)イオウ20gを加熱溶解し、それに平均粒子径0.1μm以下の無水ケイ酸(エロジール200;日本アエロジール社製)を10g加えて均一に混合し、イオウの複合粉体を得た。
【0030】
(参考例2)イオウ3gをトルエン100gに溶解し、それに前述した無水ケイ酸を10g加えて均一に混合分散した後、トルエンを減圧留去してイオウの複合粉体を得た。
【0031】
(参考例3)前記した参考例2において、無水ケイ酸を平均粒子径0.1μm以下の疎水性無水ケイ酸(エロジールR972;日本アエロジール社製)とした以外は同様にしてイオウの複合粉体を得た。
【0032】
(実施例4)イオウ3gをトルエン100gに溶解し、それに参考例1で用いた無水ケイ酸を10g、並びに下記式(2)で表されるシリル化剤を0.2g添加して均一に混合した後、トルエンを減圧留去してイオウの複合粉体を得た。
【0033】
【化1】
【0034】
(実施例5)
前記した実施例4において、シリル化剤を下記式(3)0.3gとした以外は同様にしてイオウの複合粉体を得た。
【0035】
【化2】
【0036】
(比較例1)
イオウ3gと無水ケイ酸(エロジール200;日本アエロジール社製)を10gを混合して、混合粉体を得た。
【0037】
(比較例2)
イオウ3gをトルエン100gに溶解し、それに平均粒子径20μmの球状無水ケイ酸を10g加えて均一に混合分散した後、トルエンを減圧留去してイオウの複合粉体を得た。
【0038】
(分散性の評価)上記、複合粉体及び混合粉体それぞれ5gと1,3−ブチレングリコール15gとを3本ローラーで混合分散して分散サンプルとし、粉体の分散性を光学顕微鏡(倍率:100倍)にて観察した。その結果、参考例1〜3、実施例4〜5の分散サンプルは、いずれも粉体の凝集が非常に少なく、優れた分散性を示していた。それに対し、比較例1の分散サンプルは、分散性が不均一であった。また、比較例2の分散サンプルは、比較例1の混合粉体よりは分散性が良好であったが、本発明品に係る実施例と比較した場合、その分散性は満足し得るものではなかった。参考例2で得られた複合粉体の分散サンプルの顕微鏡写真を図1に、比較例1で得られた混合粉体の分散サンプルの顕微鏡写真を図2に示す。
【0039】
(沈降度合いの評価)上述の分散サンプル2%、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸1%、精製水97%を混合して沈降の度合を観察したところ、参考例1〜3、実施例4〜5で得られた複合粉体は、分散性が良好で、静置後も粉体の沈降がほとんど観察されなかった。さらに、実施例4〜5のシリル化剤を用いた複合粉体は、より良好なものであった。それに対し、比較例1の混合粉体及び比較例2の複合粉体では、良好な分散性が得られず、明らかに沈降が観察された。
【0040】
参考例6〜7及び比較例3〜4 クリーム表1に示す組成のクリームを調製し、その品質について下記の方法より評価を行った。
【0041】
【表1】
【0042】
(製造方法)
A:成分1〜8を加熱溶解する。
B:成分9〜11を混合し加熱溶解した後、Aに加えて乳化する。
C:成分13〜16及び17を混合する。
D:Bを冷却し、成分12、18及びCを加えてクリームを得た。
【0043】
(評価方法)
製造したクリームを室温に2週間静置した後、粉体の凝集性及び沈降の状態を観察し、以下の基準で評価を行なった。
[評価基準]
◎:凝集又は沈降が観察されない。
○:ほとんど凝集又は沈降が観察されない。
△:凝集又は沈降の兆候が観察される。
×:明らかに凝集又は沈降が観察される。
【0044】
専門評価パネル30名による使用テストを行ない、塗布時のさらさら感、のび広がり、後肌のべたつきのなさ、なめらかさ、さっぱり感について5段階評価し、さらにその平均点で判定した。
[評価基準]
5点:非常に良好。
4点:良好。
3点:普通。
2点:やや不良。
1点:不良。
[判定]
◎:平均点4.5以上。
○:平均点3.5以上4.5未満。
△:平均点2.5以上3.5未満。
×:平均点2.5未満。
上記評価方法より得られた結果を表1に併せて示す。
【0045】
表1の結果より明らかなように、本発明の複合粉体を含有する参考例6〜7のクリームは、イオウの凝集も沈降もなく、品質的に非常に優れたものであり、使用テストの結果も良好なものであった。一方、比較例3及び比較例4の場合は、経時的にイオウが凝集、沈降し、使用感においても、本発明品と比較して、良好な結果は得られなかった。
【0046】
実施例8 クリーム
(成分) (%)
1.モノオレイン酸ソルビタン 2.5
2.流動パラフィン 5.0
3.メチルポリシロキサン 0.5
4.水添大豆リン脂質 1.0
5.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(80E.O.) 0.3
6.グリセリン 5.0
7.1,3−ブチレングリコール 18.0
8.精製水 残量
9.複合粉体(参考例3) 0.5
10.1,3−ブチレングリコール 0.5
11.水酸化ナトリウム 0.02
12.カルボキシビニルポリマー 0.1
13.防腐剤 適量
14.香料 適量
【0047】
(製造方法)
A:成分4〜8を加熱溶解する。
B:成分1〜3を混合し加熱した後、Aに添加して乳化混合する。
C:成分9及び10を混合する。
D:Bを冷却し、C及び成分11〜14を加えてクリームを得た。
本発明の複合粉体を含有する実施例8のクリームは、イオウの凝集も沈降もなく、品質的に非常に優れたものであり、使用感も良好なものであった。
【0048】
【0049】
(製造方法)
A:成分1〜5を加熱溶解する。
B:成分6〜7を混合し加熱した後、Aに加える。
C:成分8及び9を混合する。
D:Bを冷却し、C及び成分10〜12を加えて洗顔料を得た。
本発明の複合粉体を含有する実施例9の洗顔料は、イオウの凝集も沈降もなく、品質的に非常に優れたものであり、使用感も良好なものであった。
【0050】
【0051】
(製造方法)
A:成分1〜2を加熱溶解する。
B:成分3〜5を均一混合する。
C:Aを冷却し、B及び成分6〜8を加えてパックを得た。
本発明の複合粉体を含有する実施例10のパックは、イオウの凝集も沈降もなく、品質的に非常に優れたものであり、使用感も良好なものであった。
【0052】
実施例11 二層型ローション
(成分) (%)
1.酸化亜鉛 2.0
2.複合粉体(参考例3) 0.2
3.硫酸アルミニウム 0.5
4.第一リン酸ナトリウム 0.3
5.防腐剤 適量
6.香料 適量
7.精製水 残量
【0053】
(製造方法)
A:成分1〜7を混合して二層型ローションを得た。
本発明の複合粉体を含有する実施例11の二層型ローションは、経時的に粉体が凝集、固化することもなく、シェイキングすることにより、簡単に分散し、品質的に非常に優れたものであり、使用感も良好なものであった。
【0054】
【発明の効果】
本発明の複合粉体は、凝集性が少なくて分散性に優れている。さらに、これを含有する本発明の化粧料は、使用性に優れ、品質的に非常に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例2の複合粉体分散サンプルの顕微鏡写真である(粉体濃度;25%、分散媒;1,3−ブチレングリコール、倍率;100倍)。
【図2】比較例1の混合粉体分散サンプルの顕微鏡写真である(粉体濃度;25%、分散媒;1,3−ブチレングリコール、倍率;100倍)。
Claims (4)
- 次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)イオウ、
(B)平均粒子径が5μm以下の粉体、
(C)分子内にポリオキシアルキレン基を有するシリル化剤
を含有し、成分(B)の表面を成分(A)で被覆し、さらに成分(C)で表面処理したことを特徴とする複合粉体。 - 成分(A)と成分(B)の配合重量比が、(A):(B)=1:0.01〜50であることを特徴とする請求項1に記載の複合粉体。
- 成分(A)〜(C)の配合重量比が、{(A)+(B)}:(C)=1:0.01〜5であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合粉体。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の複合粉体を含有することを特徴とする化粧料。
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