JP3766684B2 - 光デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝送媒体として光ファイバーを使用する光通信用の光デバイスに関し、とくに、中子を用いて光ファイバを光ユニットに接続する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信用光デバイスとして、中子を用いて光ファイバを光ユニットに接続する光モジュールが多用されている。図7は従来例拡大断面図であり、中子付き光モジュールの光ファイバ接続部分を表している。なお、説明の便宜のため、本明細書及び図1〜図7では紙面に向かって右方向を前方、左方向を後方として表示する。
【0003】
図7を参照して、光ファイバ1は、図外の光ユニット部の前方に設けられた中子3aに前方から挿入され光ユニット部へ固定される。以下その構造を説明する光ファイバー1は、ガラス部1a(クラッドおよびコア部から構成されるガラス部分)をUV樹脂層1bで覆い、さらにその外側をナイロン又はエストラマー材からなる被覆層1cで覆う構造を有している。
【0004】
光ファイバ1後端(図面左方向)近傍は、ガラス部1aが露出され、そのガラス部1a後端はジルコニア製のキャピラリ3a−2に圧入されている。このキャピラリ3a−2後端面は、光ファイバー1のガラス部1aとともに研磨加工されている。光ファイバ1およびキャピラリ3a−2は、金属製のブランク3a−1で覆われ、さらに光ファイバー1は、ブランク3a−1へエポキシ樹脂などの接着剤(図7中の固定結合部2に該当する)で固定される。光ファイバ1が圧入されたキャピラリ3a−2及びブランク3a−1は、光部品が収容された図外のケースの前方に固設されて光ユニット部の一部をなし、中子を構成する。
【0005】
上述したように、従来の光デバイスでは、伝送媒体である光ファイバは、接着剤などによってユニット部(ここではブランク3a−1)へ固定される。このような光ファイバ1を固定して接続する光デバイスでは、中子及び中子の前方に表出する光ファイバ1の外周面に、ゴムやエラストマー材等の可とう性材料からなる可とう性チューブ5(キャップ)を被せる。こうして、光ファイバー1の曲げ径をできるだけ大きくし、光ファイバ1にかかる曲げ応力を低減させて光ファイバ1の破断を抑制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、可とう性チューブを被せた従来の光デバイスでは、光デバイスの取付作業等の際に光ファイバー1の破断が発生することがあった。かかる破断の問題は、可とう性チューブ5内に弾性体(具体的にはコイルバネ)よりなる保護部材を配置して補強しても、ファイバー破断荷重(破断耐量)は変わらず、この方法では解決することが困難であった。
【0007】
本発明は、光ファイバを光ユニット部へ固定接続する光デバイスにおいて、光ファイバの破断耐量を向上することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の発明者が破断した光ファイバを観察したところ、光ファイバの破断が起きる場所は、図7を参照して、光ファイバ1とブランク3a−1とを接着剤で固定した固定結合部2の先端8付近に集中していることが明らかになった。本発明の発明者はこの知見に基づいて鋭意検討したところ、固定結合部を覆剛体パイプを配置すると、光ファイバに曲げが加わったときの固定結合部先端への応力集中が緩和され、光ファイバの破断耐量が向上することを見出した。本発明はかかる剛体パイプを配置した光デバイスに関する。
【0009】
図1は本発明の第1実施形態例断面図であり、光ファイバを光ユニット部へ中子を用いて固定接続する光デバイスを表している。図2は、本発明の第1実施形態例拡大断面図であり、図1の固定接続部近傍の詳細構造を表している。
本発明の第1の構成は、前方へ延在する光ファイバ1をユニット部3へ固定する固定結合部2と、前記光ファイバ1との間に遊びをもたせるための隙間を介して前記光ファイバ1外周を覆う先端部4aを有し、前記先端部4aから後方へ延在して前記光ファイバ1および前記固定結合部2の外周を覆う剛体パイプ4とを備える。
【0010】
上記の第1の構成では、固定結合部2の外周を覆い、さらに固定結合部2前方の光ファイバ1外周にまで延在する剛体パイプ4を備える。この剛体パイプ4の先端部4a(前方側の先端部分)は、光ファイバ1外周面との間に隙間を有し、光ファイバ1の曲げに対して遊びをもたせている。
この構成では、上述したように、剛体パイプ4の設置が光ファイバ1の破断耐量を向上させる。加えて、剛体パイプ4の先端部4aは、光ファイバ1との間に遊びがあるため、剛体パイプ先端(前端)での応力集中も回避することができる。従って、剛体パイプ先端での光ファイバ1の破断耐量が向上する。
【0011】
また、剛体パイプ4の先端部4aよりも前方に延在する光ファイバ1を覆う可とう性チューブ5を設けることで、光ファイバ1の曲げを更に抑制することができる。この可とう性チューブ5は、剛体パイプ4を覆い、かつその先端(前端)が剛体パイプ4の先端部4aよりも前方に位置するように配置することができる。また、可とう性チューブ5は、剛体パイプ先端に接合されてもよい。
【0012】
上記剛体パイプ4は、光ファイバ1の曲げを効果的に抑制できるだけの剛性を有すればよく、剛性の高い材料により又は剛性の高い構造により実現することができる。例えば剛体パイプ4を金属製とすることができる。具体的には、Fe、Cu又はAlを主成分とする金属でもよく、さらにこれらの金属を主成分とする合金であってもよい。また、剛体パイプ4を樹脂製、又はセラミック製とすることもできる。
【0013】
上記剛体パイプ4は、ユニット部3とは別部品として構成することができる。この場合、この剛体パイプ4がユニット部3および光ファイバ1に対して、少なくとも径方向に移動自由に支持することができる。これにより、光ファイバ1に曲率半径の小さな曲げ(以下「急激な曲げ」という。)が加わることを防止することができる。
【0014】
また、上記剛体パイプ4は、ユニット部3と一体に成形することもできる。この場合、剛体パイプ4の形状を、先端部4aを肉薄にして可とう性をもたせ、かつ固定結合部2を覆う部分を肉厚にすることができる。これにより、剛体パイプ先端で、光ファイバ1に急激な曲げが加わることを防止することもできる。
また、剛体パイプ4の先端部4aの内径部に斜面の面取り部を設けることで、光ファイバ1の急激な曲げを防止することもできる。また、その面取り部を、丸みをもった面取り部とすることで、光ファイバ1の急激な曲げをより有効に防止することもできる。さらに、上記面取り部が設けられた剛体パイプ4の先端部4aを、後端部4bより肉厚とすることで、光ファイバ1の急激な屈曲を抑制することができる。
【0015】
また、光ファイバ1を固定する固定結合部2は、光ファイバ1とユニット部3とを接着固定するものでもよく、または、光ファイバ1とユニット部3とをかしめ固定してもよい。
図6は本発明の第5〜7実施形態例を説明するための断面図であり、図6(b)〜(d)はそれぞれ第5〜7実施形態例での剛体パイプの位置を、図6(a)は比較のために第1実施形態例での剛体パイプの位置を表している。なお、第5〜7実施形態例では、光ファイバ1、ユニット部3、固定結合部2及び可とう性チューブ5等の剛体パイプ以外の部分については第1実施例と同様なので、図6を参照する説明では同時に図1及び図2中の符号を参照している。
【0016】
本発明の発明者は、光ファイバ1とユニット部3の固定結合部2を覆う剛体パイプ4が、可とう性チューブ5の外側に設けられた場合であっても、上述した第1の構成と同様に光ファイバ1の破断耐量が向上することを見出した。
かかる知見に基づいて発明された本発明の第2の構成は、図6(b)を参照して、光ファイバ1をユニット部3へ固定する固定結合部2と、前記固定結合部2および前記光ファイバ1の外周を覆う可とう性チューブ5と、前記可とう性チューブ5の外周に設けられ、すくなくとも前記固定結合部2の外周を覆う剛体パイプ4とを有することを特徴とする。
【0017】
この剛体パイプ4は可とう性チューブ5とは別部品とすることができる。さらには、その剛体パイプ4を、可とう性チューブ5に対してはめ込み固定とすることができる。
さらに本発明の発明者は、光ファイバ1ユニット部3との固定結合部2を覆う剛体パイプ4が、可とう性チューブ5の中に埋め込まれた場合であっても、同様に光ファイバの破断耐量が向上することを見出した。
【0018】
かかる知見に基づく本発明の第3の構成は、図6(c)を参照して、光ファイバ1をユニット部3へ固定する固定結合部2と、前記固定結合部2および前記光ファイバ1外周を覆う可とう性チューブ5と、前記可とう性チューブ5に埋め込まれ、すくなくとも前記固定結合部2の外周を覆う剛体パイプ4とを有することを特徴とする。
【0019】
さらに本発明の発明者は、光ファイバ1とユニット部3との固定結合部2を覆う剛体パイプ4の外側に、剛体パイプ4の先を延長する延長パイプ9を設けることで、光ファイバ1が急激に曲げられることが防止され、破断耐量が更に向上することを見出した。
図4は本発明の第3実施形態例断面図であり、延長パイプを備えた中子を表している。
【0020】
上述の延長パイプに関する知見に基づく本発明の第4の構成は、図4を参照して、前方へ延在する光ファイバ1をユニット部3へ固定する固定結合部2と、前記光ファイバ1との間に遊びをもたせるための隙間を介して前記光ファイバ1外周を覆う先端部4aを有し、前記先端部4aから後方へ延在して前記光ファイバ1および前記固定結合部2の外周を覆う剛体パイプ4と、前記剛体パイプ4の先端部4aの少なくとも一部と重なるとともにそれより前方に設けられ、前記剛体パイプ4より大きい内径を有する延長パイプ9とを備えることを特徴とする。この延長パイプ9は、剛体パイプ4の先端部4aより前方に位置する光ファイバ1の曲がりを制限するものであれば、剛体であっても可撓性であってもよい。
【0021】
第4の構成において、延長パイプ9を少なくともその径方向に前記剛体パイプ4に対して移動自由に設けることで、光ファイバ1の破断耐量を大きくすることができる。なお、前記延長パイプ9は前記剛体パイプ4と同じ材料で構成することができる。
上述した本発明に係る剛体パイプは、図6(d)を参照して、その先端部4aの内径を、固定結合部を覆う部分の内径よりも小径にすることができる。これにより、先端部4aにおける光ファイバ1の自由度が制限され、固定結合部2を支点とする光ファイバ1の曲げが小さくなり、破断耐量が向上する。
【0022】
上述したように、図2を参照して、本発明では剛体パイプ4の先端部4aが固定結合部2よりも前方に位置することにより、光ファイバ1の破断耐量を向上していることから、本発明の第5の構成は、前方へ延在する光ファイバ1をユニット部3へ固定する固定結合部2と、前記光ファイバ1との間に遊びをもたせるための隙間を介して前記光ファイバ1外周を覆う先端部4aを有し、前記先端部4aから後方へ延在して前記光ファイバ1および前記固定結合部2の外周を覆う剛体パイプ4とを備えた光デバイスの製造方法において、前記固定結合部2が前記剛体パイプ4の先端部4aを越えないように前記固定がなされることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明を実施形態例に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1実施形態例は、剛体パイプと、これを覆う可とう性チューブを用いた光デバイスに関する。図1,2を参照して、光ファイバー1は、コア及びクラッドからなるガラス部1aと,その外周に設けられたUV樹脂層1b,最外周に設けられたナイロンやエラストマー材よりなる被覆層1cよりなっている。
【0024】
光ファイバ1の後端は中子3aに装着されている。中子3aは、光ファイバ1とキャピラリ3a−2(ジルコニアなどからなり、ガラス部1aが圧入されている)を金属製のブランク3a−1で覆った構造となっており、光ファイバ1はブランク3a−1の先端、即ち中子3aの先端において、接着剤で固定されている。この接着剤による固定部は、光ファイバ1をユニット部3(本実施例ではブランク3a−1)へ固定する固定結合部2を構成する。なお、固定結合部2は、接着固定のほか、機械的なカシメ固定であってもよい。
【0025】
剛体パイプ4は、ブランク3a−1の一部及び固定結合部2を覆い、その先端部4aは固定結合部2の前方に表出する光ファイバ1の外側まで延在する。その先端部4aは、光ファイバ1との間に遊びをもたせるための隙間が設けられている。
本実施形態例の剛体パイプ4は、例えばステンレスパイプ等の金属パイプが用いられる。また、剛体パイプ4は、ブランク3a−1に対して非固定で移動自由に装着される。この剛体パイプ4の先端4cには、その内径に面取りが施されている。なお、剛体パイプ4の材料として、ステンレスのほか、Fe,Cu,Alのいずれか一つあるいは複数を含む金属あるいは合金(たとえば、黄銅)を採用することができ、また、これら金属材料のほか、硬質樹脂やセラミックスを採用することができる。
【0026】
中子3aおよび剛体パイプ4は、可とう性チューブ5により覆われている。この可とう性チューブ5は、たとえばゴムからなる可とう性をもった筒体である。本実施形態例では、可とう性チューブ5は、剛体パイプ4を覆っているだけで、固着されてはいない。
このような構造を採用した本実施形態例によれば、曲げ応力に対し強度が高いので、光ファイバー破断荷重を向上させることができる。
【0027】
以上説明した第1の実施形態例では、可とう性チューブ5が設けられているが、これを設けない構造であっても同様の効果を発揮する。図3は本発明の第2実施形態例断面図であり、可とう性チューブを有しない光デバイスの固定結合部近傍の構造を表している。
図3を参照して、本実施例では上述した第1の実施形態例から可とう性チューブ5を除外した構造をしており、その他の構成は第1の実施形態例と同様である。本実施形態例の構造であっても、金属パイプからなる剛体パイプ4を設けたことで、上述した従来例に比べて、破断荷重耐量が向上する。
【0028】
本発明の発明者が行った、第1及び第2の実施形態例と、従来例として説明した構造(剛体パイプがなく,可とう性チューブを設けたもの)とについての破断荷重量の比較実験によれば、従来例の破断荷重量を1とすると、第1の実施形態例の破断荷重量は従来例の4.5倍、第2の実施例の破断荷重量は従来例の2倍であった。
【0029】
本発明の第3の実施形態例は、延長パイプを設けた例である。本実施形態例は、上述した第1及び第2の実施形態例と基本構成は同じであるが、剛体パイプ4の先端部4a外周を覆い、先端部4aの前方に延在する光ファイバにまで延在する延長パイプ9が設けられている。本実施形態例では、延長パイプ9によって、光ファイバ1の曲げ角度が急激になることが抑制されるので、剛体パイプ4のみを設けるよりも更に破断荷重耐量が向上する。
【0030】
図5は本発明の第4実施形態例断面図であり、中子と一体に成形された剛体パイプを表している。第1乃至第3の実施形態例では、剛体パイプは中子を構成するブランクに対して移動自由に設けられていた。これに対して、本実施形態例では、図5を参照して、剛体パイプ4とブランク3a−1とを一体化し、両者を固定した態様とする。
【0031】
一体化については、ブランク3a−1の加工時に先端部分を光ファイバ線1に対して遊びをもった隙間ができるように製作し、この先端部分が剛体パイプ4となるようにすることができる。また、剛体パイプとなる別部品を、ブランク3a−1とねじ込みまたは溶接固定することで一体とすることもできる。本実施形態例において、ブランク3a−1の先端部(即ち、ブランク3a−1と一体化した剛体パイプ4)が、光ファイバ1との間に遊びをもった隙間を構成する。このため、ブランク3a−1の先端が剛体パイプ4として機能し、光ファイバ1の破断耐量が向上する。
【0032】
本発明の第5実施形態例は、剛体パイプを可とう性チューブに埋め込んだ例である。上述の第1の実施形態例では、図6(a)を参照して、可とう性チューブ5の内径面に沿って剛体パイプ4が設けられていた。本実施形態例では、図6(c)を参照して、この剛体パイプ4が可とう性チューブ5のなかに埋め込まれている。本実施形態例においても剛体パイプ4を設けたことによって、既述の従来例に比べて破断荷重耐量が向上してる。
【0033】
本発明の第6の実施形態例では、図6(b)を参照して、可とう性チューブ5の外側に剛体パイプ4として金属パイプを配設する。本実施形態例では、この剛体パイプ4は可とう性チューブ5とは別部品であり、可とう性チューブ5の外側に圧入されて装着される。本実施形態例においても剛体パイプ4である金属パイプを設けたことによって、既述の従来例に比べて破断荷重耐量が向上してる。
【0034】
本発明の第7実施形態例は、第1実施形態例における剛体パイプの形状を変更した例である。本実施形態例に係る剛体パイプは、図6(d)を参照して、剛体パイプ4の先端部4aが肉厚に形成され、先端部4aの内径部に面取り部10が形成されている。本実施形態例では、面取りされる部分が肉厚なので、光ファイバ1が剛体パイプ4の先端において急激に曲がることが抑制され、剛体パイプ4による破断耐量向上という本発明の効果がさらに向上する。なお、本実施形態例あるいは第1実施形態例で説明した、剛体パイプ4の先端部4aの面取りは、平面的な斜面による面取りのほか、曲面からなる丸みをもった面取りであってもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、光ファイバをユニット部へ固定する固定結合部での光ファイバの破断耐量が向上し、信頼性の高い光デバイスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例断面図
【図2】本発明の第1実施形態例拡大断面図
【図3】本発明の第2実施形態例断面図
【図4】本発明の第3実施形態例断面図
【図5】本発明の第4実施形態例断面図
【図6】本発明の第5〜7実施形態例を説明するための断面図
【図7】従来例拡大断面図
【符号の説明】
1 光ファイバ
1a ガラス部(クラッド、コア部)
1b UV樹脂層
1c 被覆層
2 固定結合部
3 ユニット部
3a 中子
3a−1 ブランク
3a−2 キャピラリ
3b ケース
4 剛体パイプ
4a 先端部
4b 後端部
4c 先端
5 可とう性チューブ
8 固定結合部先端
9 延長パイプ
10 面取り部

Claims (16)

  1. ユニット部に前方から挿入された光ファイバをユニット部へ固定する固定結合部と、
    前記光ファイバとの間に遊びをもたせるための隙間を介して前記光ファイバ外周を覆う先端部を有し、前記先端部から後方へ延在して前記光ファイバおよび前記固定結合部の外周を覆う剛体パイプと、
    前記剛体パイプと前記先端部より前方に延在する前記光ファイバとを覆う可とう性チューブと、を備え、
    前記剛体パイプは、その径が前記先端部に向かって次第に小さくなり、前記先端部において前記光ファイバの外周面に近接する部分を有し、
    前記可とう性チューブは前記剛体パイプの後端部よりも先端部において肉厚であり、
    前記剛体パイプが、前記ユニット部及び前記可とう性チューブに対して、非固定で移動自由に支持されることを特徴とする光デバイス。
  2. 前記剛体パイプは、金属製であることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  3. 前記剛体パイプは、Fe、Cu及びAlから選択された一または複数の元素を含む金属からなることを特徴とする請求項2記載の光デバイス。
  4. 前記剛体パイプは、樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  5. 前記剛体パイプは、セラミック製であることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  6. 前記剛体パイプは、前記先端部を肉薄として可とう性をもたせ、かつ前記固定結合部を覆う部分を肉厚としたことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  7. 前記剛体パイプの前記先端部の内径部に、斜面の面取り部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  8. 前記剛体パイプの先端部の内径部に、丸みをもった面取り部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  9. 前記面取り部が設けられた前記剛体パイプの先端部は、その後端部より肉厚であることを特徴とする請求項7または8記載の光デバイス。
  10. 前記固定結合部は、前記光ファイバと前記ユニット部とを接着して固定したことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  11. 前記固定結合部は、前記光ファイバと前記ユニット部とをかしめて固定したことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  12. ユニット部に前方から挿入された光ファイバをユニット部へ固定する固定結合部と、
    前記光ファイバとの間に遊びをもたせるための隙間を介して前記光ファイバ外周を覆う先端部を有し、前記先端部から後方へ延在して前記光ファイバおよび前記固定結合部の外周を覆う剛体パイプと、
    前記剛体パイプの先端部の少なくとも一部と重なるとともにそれより前方に設けられ、少なくとも重なる部分は前記剛体パイプより大きい内径を有する延長パイプと、
    を備えることを特徴とする光デバイス。
  13. 前記延長パイプは、少なくともその径方向に前記剛体パイプに対して移動自由に設けられたことを特徴とする請求項12記載の光デバイス。
  14. 前記延長パイプは、前記剛体パイプと同じ材料からなることを特徴とする請求項12記載の光デバイス。
  15. 前記剛体パイプの前記先端部の内径は、前記固定結合部を覆う部分における前記剛体パイプの内径よりも小さいことを特徴とする請求項1または12記載の光デバイス。
  16. ユニット部に前方から挿入された光ファイバをユニット部へ固定する固定結合部と、
    前記光ファイバとの間に遊びをもたせるための隙間を介して前記光ファイバ外周を覆う先端部を有し、前記先端部から後方へ延在して前記光ファイバおよび前記固定結合部の外周を覆う剛体パイプと、
    前記剛体パイプと前記先端部より前方に延在する前記光ファイバとを覆う可とう性チューブと、を備え、
    前記剛体パイプは、その径が前記先端部に向かって次第に小さくなり、前記先端部において前記光ファイバの外周面に近接する部分を有し、
    前記可とう性チューブは前記剛体パイプの後端部よりも先端部において肉厚であり、
    前記剛体パイプが、前記ユニット部及び前記可とう性チューブに対して、非固定で移動事由に支持される光デバイスの製造方法において、
    前記固定結合部が前記剛体パイプの先端部よりも後方で前記固定がなされることを特徴とする光デバイスの製造方法。
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