JP3765997B2 - バッテリー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯端末等に用いられるバッテリーに係り、特にバッテリーセルにモールド成型部が形成されているバッテリーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機等の携帯端末に使用されるバッテリーとして、バッテリーセルに各種の回路基板、例えば過電流に対する保護回路基板等を備えたものが提供されている。一般にこの種のバッテリーは、取り扱いの便宜や意匠上の観点から前記回路基板をバッテリーセルにモールド樹脂により一体的に固着するようにしている。
【0003】
図3〜図5は、上記従来のバッテリーの一例を示すものであり、図3において符号1はバッテリーセル、符号2はモールド成型部である。バッテリーセル1は、一定の厚みをもって矩形に形成されたものであり、略その全体がアルミニウム製のケーシング3により覆われており、該ケーシング3が正極を構成し、ケーシング3の側面に図示しない負極が形成されている。
【0004】
図4、図5に示すように、バッテリーセル1の側面4には回路基板5が装着されている。回路基板5は、基板本体6に各種の電子部品7を搭載したものであり、基板本体6を側面4に沿って平行に位置させ、この基板本体6の裏面を両面接着テープ8により側面4に貼り付けることによりバッテリーセル1に取り付けられている。
【0005】
回路基板5とバッテリーセル1とは電極端子10により電気的に接続されている。即ち、バッテリーセル1のケーシング3の側面11に出力端子板12が固定され、基板本体6の端部上面に入力端子板13が設けられ、これら出力端子板12と入力端子板13との間が電極端子10により接続されている。この構造は正極側の構造であるが、負極側についても同様の構造をもってバッテリーセル1と回路基板5とが接続されている。
【0006】
回路基板5及び電極端子10は、前記モールド成型部2内に埋設され、このモールド成型部2によってバッテリーセル1に一体的に固着された構造となっている。即ち、このバッテリーは、バッテリーセル1に回路基板5、電極端子10等を組み付けたのち、これら回路基板5、電極端子10をモールド成型により樹脂内に埋設し、該樹脂からなるモールド成型部2をバッテリーセル1に一体化した構造となっている。
【0007】
この場合モールド成型部2は、バッテリーセル1の側面4、11に形成されることによって外観コ字状となっており、側面4、11と同一幅、かつ所定の厚みをもって側面4、11の延在する方向に形成されている。この構成の下に、モールド成型部2内には、図3に符号14Aで示す部分にバッテリーセル1の正極側の接続構造がが埋設され、符号14Bで示す部分に負極側の接続構造が埋設されている。
なお、バッテリーセル1及び回路基板5からの電源出力は、図3に示す出力ケーブル18を介してコネクタ19から取り出されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のバッテリーにおいては、バッテリーセル1に対してモールド成型部2を成型する際に、先端部15の成型が良好になされない場合があり、該先端部15がバッテリーセル1から剥がれるという問題があった。
【0009】
即ち、上記のバッテリーは、モールド成型部2の先端部15が一方向に突出した形状となっていること、及びバッテリーセル1のケーシング3がアルミニウム製であることに起因して、モールド成型部2の成型時に樹脂が先端部15方向へ流動するにつれてその温度が急速に低下し、ケーシング3に対する先端部15の固着強度が充分に得られず、成型後の金型離型時等にモールド樹脂がバッテリーセル1からの剥がれるという問題があった。バッテリーセル1からモールド成型部2が剥がれた場合には、これを商品として市場に提供できなくなるとともに、コストバランスの観点から分解再利用が困難なため、バッテリー製造上多大な経済的損失が生じるという問題があった。
【0010】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、バッテリーセルにモールド成型部が形成されているバッテリーにおいて、バッテリーセルに対するモールド成型部の固着強度を充分なものとし、バッテリーセルからモールド成型部が剥がれるのを防止したバッテリーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、バッテリーセルに樹脂からなるモールド成型部が一体的に固着されたバッテリーにおいて、前記モールド成型部の一方向に突出して延びる先端部と前記バッテリーセルとの間の部分に、モールド成型時における樹脂の急激な温度低下を抑えるためのシートが介在されていると共に、前記シートが前記バッテリーセルに接着され、前記先端部の少なくとも一部が前記シートに固着されていることを特徴とする。
【0012】
この発明に係るバッテリーによれば、樹脂からなるモールド成型部の先端部とバッテリーセルとの間の部分に、モールド成型時における樹脂の急激な温度低下を抑えるためのシートが介在されているため、成型時にモールド成型部の先端部がバッテリーセル及びシートに充分な強度をもって固着すると共に、当該先端部がバッテリーセルから剥がれるのが防止される。また、モールド成型部が固着されるシートはバッテリーセルに接着されているため、モールド成型部について高い固着強度を得ることができる。
【0015】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のバッテリーにおいて、前記先端部が固着される前記シートの表面が、コロナ放電による粗面処理がなされていることを特徴とするものである。
【0016】
この発明に係るバッテリーによれば、モールド成型部の固着されるシートの表面がコロナ放電による粗面処理されているので、モールド成型部の固着について、より高い固着強度を得ることができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1、図2は、この発明の一実施の形態を示しており、この発明を携帯端末用バッテリーに適用した場合のものである。この発明の一実施形態に係る携帯端末用バッテリーA(バッテリー)は、バッテリーセル1にモールド成型部2が固着されたものである。
【0018】
このバッテリーAは、その基本的構成が図3〜図5に示すバッテリーと同様の構成であり、図1、図2には示していないが、図4、図5に示す回路基板5、電極端子10等を備えており、これら回路基板5、電極端子10等をモールド成型部2内に埋設した状態で該モールド成型部2がバッテリーセル1に固着された構成となっている。なお、図1、図2において、図3〜図5に示す構成要素と同一のものについては同一符号を付し、その説明を省略する。
【0019】
バッテリーAは、モールド成型部2に一方向に突出して延びる先端部15を有するが、この先端部15とバッテリーセル1の側面11との間にモールド成型部固着強化用のシート20が介在されている。シート20は、その半部21が先端部15内に埋設され、半部22が外部に露出している。
【0020】
シート20は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂製のシートであって、厚さ0.1mm程度のものを帯状に形成したものである。このシート20のモールド成型部2が固着される側の面には、コロナ放電による粗面処理が施されている。そしてこのシート20は、アクリル系接着剤等の接着剤によりバッテリーセル1の側面11に接着されている。
【0021】
このバッテリーAにおいて、バッテリーセル1に対してモールド成型部2を成型するには、予めシート20を側面11に接着剤により貼り付けておき、このシート20の半部21を覆うようにモールド成型部2を成型する。ここで、モールド成型部2の成型にはポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂等が使用される。樹脂が金型内に充填され、先端部15が形成された場合、先端部15とバッテリーセル1との間にはシート20が介在されているため、この部分での急激な温度低下が抑えられ、先端部15がバッテリーセル1及びシート20に充分な強度をもって固着する。
【0022】
モールド成型部2の樹脂としてポリアミド樹脂を使用し、シート20としてPETシートを使用した場合には、ポリアミド樹脂は極性物質に良い接着性を示すが、弱極性物質であるPETシートに対しては接着性がやや低下する。しかし、シート20はその表面にコロナ放電による粗面処理が施されているので、充分な接着性を示す。また、両者について着色合成樹脂を使用した場合にも、例えばモールド成型部2をポリアミド樹脂、シート20をPETシートとして双方を黒色とした場合にも、外観品質上及び接着強度上良好な品質・強度を得ることができる。
【0023】
このようにバッテリーAにおいては、バッテリーセル1に対してモールド成型部2を成型する際に、先端部15とバッテリーセル1との間にシート20が介在されるため、先端部15の固着強度を充分に得ることができ、先端部15がバッテリーセル1から剥がれるのを防止することができる。従って、製品製造上歩留まりの向上を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、樹脂からなるモールド成型部とバッテリーセルとの間に、モールド成型時における樹脂の急激な温度低下を抑えるためのシートが介在されているため、成型時にモールド成型部の先端部がバッテリーセル及びシートに充分な強度をもって固着すると共に、当該先端部がバッテリーセルから剥がれるのが防止でき、製品製造上歩留まりの向上を図ることができる。また、モールド成型部が固着されるシートはバッテリーセルに接着されているため、モールド成型部について高い固着強度を得ることができる。
【0026】
また、請求項2に係る発明によれば、モールド成型部の固着されるシートの表面がコロナ放電による粗面処理されているので、モールド成型部の固着について、より高い固着強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係るバッテリーの斜視図である。
【図2】 図1に示すバッテリーの要部の拡大図である。
【図3】 従来のバッテリーの一例を示す斜視図である。
【図4】 図3に示すバッテリーの要部の斜視図である。
【図5】 図3に示すバッテリーの要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
A バッテリー
1 バッテリーセル
2 モールド成型部
15 先端部
20 シート
Claims (2)
- バッテリーセルに樹脂からなるモールド成型部が一体的に固着されたバッテリーにおいて、
前記モールド成型部の一方向に突出して延びる先端部と前記バッテリーセルとの間の部分に、モールド成型時における樹脂の急激な温度低下を抑えるためのシートが介在されていると共に、
前記シートが前記バッテリーセルに接着され、前記先端部の少なくとも一部が前記シートに固着されていることを特徴とするバッテリー。 - 請求項1記載のバッテリーにおいて、
前記先端部が固着される前記シートの表面が、コロナ放電による粗面処理がなされていることを特徴とするバッテリー。
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- 2001-06-21 JP JP2001188021A patent/JP3765997B2/ja not_active Expired - Lifetime
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