JP3765735B2

JP3765735B2 - Gas pipe replacement construction method

Info

Publication number: JP3765735B2
Application number: JP2001168739A
Authority: JP
Inventors: 秀一八木; 精太清水; 健川島; 幹雄和久井; 登宮本
Original assignee: Tokyo Gas Co Ltd
Current assignee: Tokyo Gas Co Ltd
Priority date: 2001-06-04
Filing date: 2001-06-04
Publication date: 2006-04-12
Anticipated expiration: 2021-06-04
Also published as: JP2002364776A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス管の交換工事方法に関し、特に、ガス管の交換後において、取り替えられた新しいガス管内の空気を抜く空気パージ処理について、空気パージ後の各住戸内のガス機器の点火試験を簡略化することができるガス管交換工事方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図４は、従来におけるガス交換工事方法を説明する図である。図４に示されるように、道路の地下などに埋設されるメイン管１から、灯外管２が地中で集合住宅１０に延び、灯外管２は、集合住宅直下でパイプシャフト内の立管３ａと接続している。図示される場合のように、集合住宅に複数のパイプシャフトが配設されている場合は、灯外管２はそれぞれのパイプシャフト内の立管３ａと接続している。各パイプシャフト内の立管３ａからは、集合住宅を構成する複数の住戸それぞれに対して、分岐管３ｂがガスメータＭを介して各住戸内に引き込まれている。
【０００３】
メイン管１とパイプシャフト内の立管３ａをつなぐ灯外管２については、経年劣化が進んだ場合に、交換工事を行っている。この灯外管交換工事では、工事前に、まず、灯外管２を引き込む集合住宅の各住戸に対して、事前に工事の施工と当日工事完了時点での在宅をチラシなどで依頼する。そして、工事当日、古い灯外管２を新しい灯外管２に交換した後、あらかじめ選定された箇所において、新しい灯外管内の空気を抜く処理（空気パージ）を実施する。
【０００４】
空気パージ箇所Ｐは、各パイプシャフトごとに複数箇所選定され、例えば、交換した灯外管２に最も近い（最上流）ガスメータや最も遠い（最下流）ガスメータ、その間のガスメータなど複数のガスメータが任意に選択される。そして、選択された各ガスメータについて、各パイプシャフト内の立管３ａから分岐する分岐管３ｂとガスメータＭとの接続箇所をはずし、そこから空気を抜く作業が行われる。その後、全住戸において、集合住宅内のガス管（パイプシャフト内の立管３ａ及び分岐管３ｂを含む）内の残留空気によるガス機器の燃焼不良及び立ち消えを防止するために、工事関係者（ガス会社担当者を含む）が各住戸を訪問し、住戸内のガス機器の点火試験を行っている。
【０００５】
このとき、不在の住戸については、工事関係者は、特定の時間まで住人の帰宅を待ち、それ以降は、「ガス機器使用前のガス会社への連絡、ガス会社による点火試験実施」を依頼するチラシを配付し、ガス会社の宿直者に業務を引き継ぐ。ガス会社の宿直者は、不在であった住人から連絡を受けると、随時、点火試験のためにその住戸に出動し、全戸についての点火試験を実施する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、工事当日の在宅を依頼するチラシを配付しても、実際は不在宅が相当数あり、特定時間（例えば、工事当日の夜１９時）内に全戸の点火試験を完了することは非常に困難であった。従って、不在者宅要員（ガス会社の宿直者）の負担及びそのコストの増大を招き、また、工事の効率化を阻害していた。また、近年における生活時間の多様化により、不在宅者が相当数いることを前提としたガス管交換工事方法が求められている。
【０００７】
そこで、本発明の目的は、ガス管交換工事における安全性を担保しつつ、集合住宅の各住戸のガス機器の点火試験を簡略化することができるガス管交換工事方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のガス管交換工事方法では、メイン管と集合住宅のパイプシャフト内の立管をつなぐ灯外管の交換後、灯外管とパイプシャフト内の立管との接続位置に最も近い（最上流）ガスメータ部分だけで空気パージを実施する。
【０００９】
最上流のガスメータ部分で空気パージを実施することにより、集合住宅内のガス管内の残留空気がほとんどない状態となり、空気パージを実施したガスメータ以外のガスメータの住戸についての点火試験が不要となる。
【００１０】
例えば、上記目的を達成するための本発明のガス管交換工事方法は、集合住宅を構成する複数の住戸それぞれに引き込まれる少なくとも一つの第一のガス管（パイプシャフト内の立管）と接続し、前記集合住宅外に延びる第二のガス管（灯外管）を交換するガス管交換工事方法において、
前記第二のガス管を前記第一のガス管から切り離して古いガス管から新しいガス管に交換し、
前記第一のガス管に接続する各住戸ごとの複数のガスメータすべてのうち前記新しいガス管に最も近い第一のガスメータにおける前記第一のガス管との接続部分から、前記新しいガス管内の空気を抜くための空気パージを実施することを特徴とする。
【００１１】
なお、前記最も近いガスメータの住戸が、工事当日に不在の場合、工事当日に在宅である住戸のガスメータのうちで、前記新しいガス管に最も近いガスメータと前記第一のガス管との接続部分で、前記新しいガス管内の空気を抜くための空気パージが実施される。
【００１２】
そして、前記空気パージ実施後、前記最も近いガスメータに対応する住戸内にあるガス機器の点火試験については、必ず工事関係者により実施する。
【００１３】
そして、前記最も近いガスメータ以外のガスメータに対応する住戸内にあるガス機器の点火試験については、当該各住戸の住人に実施してもらうよう依頼し、工事関係者は実施しない。
【００１４】
または、前記最も近いガスメータ以外のガスメータに対応する住戸内にあるガス機器の点火試験については、特定の時刻が経過するまでに在宅の住戸に対しては、工事関係者が実施し、特定の時刻が経過しても不在の住戸に対しては、当該各住戸の住人に依頼するようにしてもよい。
【００１５】
なお、前記集合住宅が複数の第一のガス管を有する場合、各第一のガス管ごとに、各第一のガス管に接続する複数のガスメータであって、工事当日に在宅である住戸のガスメータのうち、前記新しいガス管に最も近いガスメータと前記第一のガス管との接続部分で、前記新しいガス管内の空気を抜くための空気パージが実施される。
【００１６】
また、前記第二のガス管を前記第一のガス管から切り離す時間が所定時間以上の場合、前記第一のガスメータの上階にあるガスメータのうち前記新しいガス管に最も近い第二のガスメータにおける前記第一のガス管との接続部分でも、さらに空気パージを実施するようにしてもよい。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本実施の形態に限定されるものではない。
【００１８】
図１は、本発明の実施の形態におけるガス管交換工事方法の概略を説明する図である。本発明の実施の形態におけるガス管交換工事方法では、メイン管１と集合住宅１０のパイプシャフト内の立管３ａをつなぐ灯外管２の交換後、新しい灯外管２内の空気を抜くための空気パージ箇所を、灯外管２とパイプシャフト内の立管３ａとの接続位置に最も近い（最上流）ガスメータ部分（図１の位置Ｐ１）とする。
【００１９】
発明者らは、以下に詳述するように、最上流ガスメータＭと分岐管３ｂとの接続部分（以下、ガスメータ部分という場合ある）から空気パージを実施することにより、それより下流（灯外管からより遠くに離れる方向であって、パイプシャフト内の立管３ａに沿った上階方向を含む）の集合住宅内のガス管（パイプシャフト内の立て管３ａや分岐管３ｂを含む）内に空気がほとんど残留しないことを見いだした。
【００２０】
そして、このことから、その最上流ガスメータ部分、すなわち、分岐管３ｂとそのガスメータＭとをはずした箇所だけで空気パージ作業を行い、その後、その最上流ガスメータの住戸については、工事関係者（ガス会社担当者）が、必ずガス機器の点火試験を実施し、それ以外の住戸については、必ずしも工事関係者による点火試験を必要としないガス管交換工事方法を考案した。
【００２１】
空気パージを実施したガスメータについては、空気パージ実施のために、ガスメータＭを分岐管３ｂからはずすので、そこからガスメータ内に空気が混入する可能性があり、そのガスメータＭの住戸内でのガス機器の点火試験が必ず必要である。一方、集合住宅におけるそれ以外の住戸のガスメータについては、空気パージを行わず、また、集合住宅内のガス管内の残留空気もほとんどないことから、当該他の住戸でのガス機器の立ち消えの確率がゼロに近いため、チラシなどで、住人自身により点火試験を依頼することとした。
【００２２】
このように、本発明の実施の形態におけるガス管交換工事方法によれば、灯外管の交換後の空気パージを灯外管に最も近いガスメータ（最上流ガスメータ）部分だけで行うことにより、それより下流のガス管（特に、パイプシャフト内の立管及び分岐管）内の残留空気がほとんどない状態となることから、複数箇所で空気パージを実施する必要がなくなり、さらに、最上流ガスメータの住戸以外の住戸での工事関係者による点火試験が不要となる。これにより、工事関係者による点火試験の負担が大幅に軽減され、工事の効率化、人件費の低減を図ることができる。
【００２３】
以下に、本発明の実施の形態のガス管交換工事方法の空気パージ作業を実施し、全戸で点火試験を実施したときの調査結果について説明する。
【００２４】
調査内容
（１）対象：原則としてガスメータ数１５個以上の鉄筋系集合住宅
（２）方法：灯外管交換後、各集合住宅の各パイプシャフトに対して、最上流のガスメータ部分から空気パージを実施した後、全戸について点火試験を実施し、その際の燃焼炎の状態を観察した。
（３）調査件数：建物数１９０棟、パイプシャフト数６６０本、ガスメータ数５４２０個
（４）調査結果
【００２５】
【表１】

【００２６】
（５）検証結果：空気パージのためにガスメータとガス管とを取り外した住戸では、94.5%の確率で点火試験時に燃焼炎の立ち消えが観察されたが、それ以外の取り外さなかったガスメータについては、立ち消えは皆無であった。このように、空気パージを実施しなかった大部分のガスメータの住戸については、立ち消えは発生せず、住人自身による点火試験で十分に安全を担保できることが確認できた。
【００２７】
次に、撤去予定建物を利用したガス分析試験による調査結果について説明する。
【００２８】
調査内容
（１）対象：鉄筋４階建て（総戸数２４戸、うち１戸は休止）、灯外管口径50A及び40A
（２）内容：図２のガス管図において、パイプシャフトＡ、Ｃについては、交換された灯外管に最も近い最上流ガスメータ、パイプシャフトＢについては、最下流ガスメータを空気パージ箇所Ｐに選択し、空気パージを実施した。空気パージ実施後、図２に示される各サンプリング位置Ｓからガスをサンプリングして、ガスクロマトグラフィ法によりその組成分析を実施した。また、ガスのサンプリング後、各住戸で点火試験を実施した。
（３）分析結果：図２の各サンプリング位置に、そこでサンプリングされたガスの濃度を示した。
（４）検証結果：空気パージ後、図２の各位置でのガス組成分析結果では、いずれのサンプリング位置でも、ガス濃度は、８０％以上あり、正常な燃焼を維持するのに十分なガス組成であった。ただし、最上流ガスメータで空気パージを実施したパイプシャフトＡ、Ｃにおけるガス濃度は、図示されるように、全サンプリング位置でガス濃度９０％であって、さらにほぼ半数が９９％以上であり、ほとんど残留空気がないことが確認された。これに対して、パイプシャフトＢにおけるガス濃度は、正常な燃焼を維持するのに必要な濃度であったが、パイプシャフトＡ、Ｃにおけるガス濃度と比較すると低い濃度であり、最上流のガスメータで空気パージを実施する方が、残留空気がより少なくなり、より好ましいことが確認された。
【００２９】
上記調査結果から、灯外管の交換後、集合住宅の各パイプシャフトそれぞれについて、最上流のガスメータ部分一箇所で空気パージを実施し、空気パージ実施後、その最上流ガスメータの住戸でのみ、工事関係者（ガス会社担当者）による点火試験を実施することとした。
【００３０】
これにより、ガス会社担当者は、集合住宅の全戸に対する点火試験を実施が不要となり、安全を担保しつつ、点火試験工程が簡略化され、工事全体の効率化、短時間化が図られる。また、全戸に対して、在宅を依頼する必要がなくなり、住人の負担も軽減することができる。
【００３１】
図３は、本発明の実施の形態におけるガス管交換工事方法の処理フローチャートである。図３において、まず、ガス管を交換する工事を実施する旨のチラシを全戸に対して配付する（Ｓ１０）。そして、ガス会社担当者が、あらかじめ、工事当日の在宅状況を聞き取り調査し（Ｓ１１）、灯外管の交換後の空気パージ箇所を決定する（Ｓ１２）。具体的には、空気パージ実施箇所は、上述のように、集合住宅のパイプシャフトごとに、交換される灯外管に最も近い最上流のガスメータ部分であるが、在宅状況調査において、その最上流ガスメータの住戸の住人が、工事当日に在宅であれば、その最上流ガスメータを空気パージ箇所に決定する。一般には、最上流ガスメータは、集合住宅の一階におけるパイプシャフトに隣接する住戸のガスメータとなる。また、最上流ガスメータの住戸の住人が工事当日に不在の場合は、在宅する住戸のガスメータうちで灯外管に最も近いガスメータを、空気パージ箇所に決定する。
【００３２】
なお、空気パージ箇所に決定されたガスメータの住戸には、空気パージ実施後、その住戸内で点火試験を実施する旨を伝えておく。
【００３３】
工事当日、灯外管をメイン管から切り離して古い灯外管から新しい灯外管に交換する（Ｓ１３）。そして、灯外管の交換後、上記ステップＳ１２で決定した空気パージ箇所であるガスメータ部分で空気パージを実施する（Ｓ１４）。
【００３４】
空気パージ実施後、ステップＳ１５において、空気パージを実施したガスメータの住戸に対しては、必ず工事関係者による点火試験を実施する必要があるので、特定の時刻（例えば工事当日の１９時）までは（Ｓ１６）、工事関係者であるガス会社担当者が、その空気パージ実施ガスメータの住戸の住人の在宅を確認して（Ｓ１７）、ガス機器の点火試験を実施する（Ｓ１８）。ステップＳ１１において、事前に空気パージ実施ガスメータのガス需要者の工事当日の在宅を確認していたが、その後の予定変更や急用などで、不在になる可能性もある。従って、特定時刻を過ぎても、その住人が不在の場合は、「ガス機器使用前のガス会社への連絡、ガス会社による点火試験実施」を依頼するチラシを配付し（Ｓ１９）、工事関係者となるガス会社の宿直者に業務を引き継ぐ（Ｓ２０）。ガス会社の宿直者は、不在であった住人から連絡を受けると、点火試験のためにその住戸に出動し、点火試験を実施する。
【００３５】
一方、ステップＳ１５において、空気パージを実施していない他のガスメータの住戸に対しては、必ずしも、工事関係者による点火試験は必要ないが、図３の実施の形態では、特定時刻までに在宅している住戸については（Ｓ２１、Ｓ２２）、工事関係者による点火試験を実施する（Ｓ２３）。
【００３６】
特定時刻を過ぎても不在の住人に対しては、住人自身による点火試験を依頼するチラシを配付し（Ｓ２４）、工事関係者は、点火試験を実施しない。
【００３７】
こうして、特定時刻を過ぎても不在の住人に対しては、点火試験をする必要がなくなるので、工事関係者の負担が著しく軽減され、工事コストの低減にも寄与する。
【００３８】
なお、上記実施の形態において、灯外管２の交換時においては、通常、古い灯外管をパイプシャフト内の立管３ａから切断して切り離してから、パイプシャフト内の立管を新しい灯外管に接続するまで、立管内に空気が混入するのを防止するために、立管３ａの切断面にはキャップがはめられる。
【００３９】
このとき、古い灯外管の切断に手間取るなどして、灯外管を切断するのに時間がかかり、パイプシャフト内の立管３ａの切断面からの空気の混入が比較的多いと判断される場合は、すべてのガスメータのうちで灯外管に最も近いガスメータ部分（すなわち、最上流ガスメータ部分）に加えて、さらにその上階において灯外管に最も近いガスメータ（以下、上流ガスメータという）部分が、別の空気パージ箇所として選択され、空気パージが実施されてもよい。空気の混入が多い場合は、空気が上階部分まで達している場合があるからである。
【００４０】
上階において空気パージを実施するかどうかは、例えば、切断時間により判定される。切断時間があらかじめ決められた第１の時間より短い場合は、上階における空気パージを実施する必要はなく、最上流ガスメータ部分のみで空気パージが実施され、第１の時間以上の場合に、次の上階部分における上流ガスメータ部分での空気パージが実施される。
【００４１】
さらに、切断時間が第１の時間より長い第２の時間以上の場合は、さらに多くの空気が混入したと判断して、更なる上階部分における上流ガスメータ部分での空気パージが実施されてもよい。すなわち、切断時間に応じて、最上流ガスメータ部分に限らず、各階の上流ガスメータ部分で空気パージを実施するかどうかが判定される。上階においても、上流ガスメータ部分で空気パージを実施することで、より下流のガスメータ部分で空気パージする場合と比較して、集合住宅内ガス管内の残留空気をより少なくすることができ、より高い安全性を担保することができる。
【００４２】
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
【００４３】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、集合住宅についてのガス管交換工事において、ガス管交換後の空気パージ実施後、全戸について点火試験を実施しなくとも、安全を担保できる空気パージ箇所を選択するので、工事の効率化、低コスト化が図られる。また、空気パージを実施するガスメータの住戸の住人以外に対しては、工事当日の在宅を依頼する必要がないので、住人の負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態におけるガス管交換工事方法の概略を説明する図である。
【図２】建物内のガス管におけるサンプリング位置とそのガス濃度を示す図である。
【図３】本発明の実施の形態におけるガス管交換工事方法の処理フローチャートである。
【図４】従来におけるガス交換工事方法を説明する図である。
【符号の説明】
１メイン管
２灯外管
３ａ立管
３ｂ分岐管
Ｍガスメータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas pipe replacement work method, and in particular, for an air purge process for removing air in a new gas pipe after the gas pipe is replaced, an ignition test of the gas equipment in each dwelling unit after the air purge is performed. The present invention relates to a gas pipe replacement method that can be simplified.
[0002]
[Prior art]
FIG. 4 is a diagram for explaining a conventional gas exchange construction method. As shown in FIG. 4, the outer tube 2 extends from the main tube 1 buried under the road or the like to the apartment house 10 in the ground, and the outer tube 2 is installed in the pipe shaft directly under the apartment house. It is connected to the tube 3a. In the case where a plurality of pipe shafts are disposed in the housing complex as shown in the figure, the lamp tube 2 is connected to the standpipe 3a in each pipe shaft. A branch pipe 3b is drawn into each dwelling unit via a gas meter M from the standpipe 3a in each pipe shaft for each of a plurality of dwelling units constituting the apartment house.
[0003]
For the outer lamp 2 that connects the main pipe 1 and the vertical pipe 3a in the pipe shaft, replacement work is performed when the deterioration over time progresses. In this external tube replacement work, first, prior to the construction, each housing unit of the apartment house into which the external light tube 2 is drawn in is requested in advance by a flyer for the construction work and staying home at the time of completion of the day construction. Then, on the day of the construction, after replacing the old lamp tube 2 with the new lamp tube 2, a process (air purging) is performed to remove air from the new lamp tube at a preselected location.
[0004]
A plurality of air purge points P are selected for each pipe shaft. For example, a plurality of gas meters such as a gas meter closest to the replaced outer lamp 2 (the most upstream gas), a gas meter farthest (the most downstream), and a gas meter between them can be arbitrarily selected. Selected. And about each selected gas meter, the connection location of the branch pipe 3b and the gas meter M which branch from the standing pipe 3a in each pipe shaft is removed, and the operation | work which extracts air from there is performed. After that, in all dwelling units, in order to prevent the combustion failure and extinction of gas equipment due to residual air in the gas pipes (including the vertical pipes 3a and branch pipes 3b in the pipe shaft) in the housing complex, (Including those in charge of the company) visit each dwelling unit and conduct an ignition test of gas equipment in the dwelling unit.
[0005]
At this time, with regard to the absent unit, the construction personnel wait for the resident to return until a specific time, and after that, request “contact the gas company before using the gas equipment, conduct the ignition test by the gas company”. Hand out leaflets and take over the business to gas company staff. When a gas company custodian receives a call from a resident who is absent, he / she is dispatched to the unit for an ignition test at any time and conducts an ignition test for all the units.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, even if leaflets requesting staying home on the day of construction are distributed, there are actually a large number of people who are not at home, and it is very difficult to complete the ignition test of all the houses within a specific time (for example, 19:00 on the night of the day of construction). Met. As a result, the burden on unaccompanied home staff (gas company staff members) and the cost thereof are increased, and the efficiency of the construction is hindered. In addition, due to the diversification of living time in recent years, a gas pipe replacement construction method that assumes that there are a considerable number of non-homers has been demanded.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a gas pipe replacement work method that can simplify the ignition test of the gas equipment of each dwelling unit of the apartment house while ensuring safety in the gas pipe replacement work.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the gas pipe replacement work method of the present invention, after the replacement of the outdoor pipe connecting the main pipe and the vertical pipe in the pipe shaft of the housing complex, the external pipe and the vertical pipe in the pipe shaft are replaced. The air purge is performed only in the gas meter portion closest to the connection position (upstream).
[0009]
By performing the air purge at the most upstream gas meter portion, there is almost no residual air in the gas pipes in the apartment house, and an ignition test is unnecessary for the dwelling units of gas meters other than the gas meter that has performed the air purge.
[0010]
For example, the gas pipe replacement work method of the present invention for achieving the above object is connected to at least one first gas pipe (stand pipe in a pipe shaft) drawn into each of a plurality of dwelling units constituting the apartment house. In the gas pipe replacement work method for replacing the second gas pipe (outer lamp) extending outside the housing complex,
Disconnect the second gas pipe from the first gas pipe and replace the old gas pipe with a new one;
Of the plurality of gas meters for each dwelling unit connected to the first gas pipe, the air in the new gas pipe is removed from the connection portion with the first gas pipe in the first gas meter closest to the new gas pipe. It is characterized by carrying out an air purge for extracting.
[0011]
In addition, in the case where the nearest gas meter dwelling is absent on the day of construction, among the gas meters of dwelling units that are at home on the day of construction, the connection portion between the gas meter nearest to the new gas pipe and the first gas pipe Then, an air purge for removing air in the new gas pipe is performed.
[0012]
After the air purge is performed, an ignition test of the gas equipment in the dwelling unit corresponding to the nearest gas meter is always performed by a construction person.
[0013]
And the ignition test of the gas equipment in the dwelling unit corresponding to gas meters other than the nearest gas meter is requested to have the resident of each dwelling unit carry out, and the construction person concerned does not carry out.
[0014]
Or, for the ignition test of the gas equipment in the dwelling unit corresponding to the gas meter other than the closest gas meter, the construction personnel will carry out the dwelling unit at home before the specific time elapses, and the specific time You may make it ask the resident of each dwelling unit for the dwelling unit which is absent even if elapses.
[0015]
In addition, when the said housing complex has a plurality of first gas pipes, a plurality of gas meters connected to the respective first gas pipes for each first gas pipe, and a dwelling unit that is at home on the construction day Of the gas meter, an air purge for removing air in the new gas pipe is performed at a connection portion between the gas meter closest to the new gas pipe and the first gas pipe.
[0016]
Further, when the time for separating the second gas pipe from the first gas pipe is a predetermined time or more, in the second gas meter closest to the new gas pipe among the gas meters on the upper floor of the first gas meter. An air purge may be further performed at the connection portion with the first gas pipe.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. However, the technical scope of the present invention is not limited to this embodiment.
[0018]
FIG. 1 is a diagram for explaining the outline of a gas pipe replacement work method according to an embodiment of the present invention. In the gas pipe replacement work method according to the embodiment of the present invention, after the lamp outer pipe 2 connecting the main pipe 1 and the vertical pipe 3a in the pipe shaft of the apartment house 10 is replaced, the air in the new lamp outer pipe 2 is extracted. Is the gas meter portion (position P1 in FIG. 1) closest to the connection position between the lamp tube 2 and the vertical pipe 3a in the pipe shaft (upstream).
[0019]
The inventors, as will be described in detail below, perform an air purge from a connection portion (hereinafter sometimes referred to as a gas meter portion) between the most upstream gas meter M and the branch pipe 3b, thereby further downstream (outer lamp tube). In the gas pipes (including the vertical pipes 3a and branch pipes 3b in the pipe shaft) in the apartment house in the direction farther away from the pipe and including the upper floor direction along the vertical pipes 3a in the pipe shaft) We found that almost no air remained.
[0020]
From this, the air purging operation is performed only at the most upstream gas meter portion, that is, the place where the branch pipe 3b and the gas meter M are removed. A person in charge of the company) conducted an ignition test of gas equipment, and devised a gas pipe replacement work method that does not necessarily require an ignition test by construction personnel for other units.
[0021]
For the gas meter that has been purged with air, the gas meter M is removed from the branch pipe 3b in order to perform the purge of air, so there is a possibility that air will enter the gas meter from there, and the gas equipment in the dwelling unit of the gas meter M An ignition test is always necessary. On the other hand, the gas meters of other dwelling units in the apartment house are not purged of air, and there is almost no residual air in the gas pipes in the apartment house. Because it is close to zero, we decided to request an ignition test by the resident himself with a flyer.
[0022]
As described above, according to the gas tube replacement work method in the embodiment of the present invention, the air purge after the replacement of the outer tube is performed only in the gas meter (upstream gas meter) portion closest to the outer tube. Since there is almost no residual air in the downstream gas pipes (especially the vertical pipes and branch pipes in the pipe shaft), it is not necessary to perform air purging at multiple locations, and the most upstream gas meter dwelling unit Ignition tests by construction personnel in other dwelling units are unnecessary. As a result, the burden of the ignition test by the construction personnel can be greatly reduced, and the construction efficiency and labor costs can be reduced.
[0023]
Below, the investigation result when the air purge operation | work of the gas pipe replacement construction method of embodiment of this invention is implemented and an ignition test is implemented in all the houses is demonstrated.
[0024]
Details of Survey (1) Target: Reinforced housing with more than 15 gas meters in principle (2) Method: After replacing the lamp tube, purge the air from the most upstream gas meter on each pipe shaft of each housing After the implementation, an ignition test was conducted on all the houses, and the state of the combustion flame at that time was observed.
(3) Number of surveys: 190 buildings, 660 pipe shafts, 5420 gas meters (4) Survey results [0025]
[Table 1]

[0026]
(5) Verification results: In the dwelling unit from which the gas meter and the gas pipe were removed for air purge, the extinction of the combustion flame was observed during the ignition test with a probability of 94.5%. For other gas meters that were not removed, There was no disappearance. In this way, it was confirmed that most of the gas meter dwelling units that did not perform air purging did not disappear and that the ignition test by the resident himself could sufficiently ensure safety.
[0027]
Next, the investigation result by the gas analysis test using the building to be removed will be explained.
[0028]
Survey contents (1) Target: 4 stories of rebar (total of 24 units, one of which is suspended), 50A and 40A
(2) Contents: In the gas pipe diagram of FIG. 2, for pipe shafts A and C, the most upstream gas meter closest to the replaced lamp tube and the most downstream gas meter for pipe shaft B are selected as the air purge location P. And an air purge was performed. After the air purge, the gas was sampled from each sampling position S shown in FIG. 2, and the composition analysis was performed by gas chromatography. In addition, after the gas sampling, an ignition test was conducted at each dwelling unit.
(3) Analysis result: The concentration of the gas sampled there was shown at each sampling position in FIG.
(4) Verification result: After the air purge, the gas composition analysis result at each position in FIG. 2 shows that the gas concentration is 80% or more at any sampling position, and the gas composition is sufficient to maintain normal combustion. Met. However, as shown in the figure, the gas concentration in the pipe shafts A and C subjected to air purge with the most upstream gas meter is 90% at all sampling positions, and more than half is 99% or more. It was confirmed that there was no residual air. On the other hand, the gas concentration in the pipe shaft B is a concentration necessary for maintaining normal combustion, but it is lower than the gas concentration in the pipe shafts A and C. It has been confirmed that it is preferable to perform air purging because there is less residual air.
[0029]
From the above survey results, after the replacement of the outer tube, each pipe shaft of the apartment house is purged with air at one part of the most upstream gas meter, and after the air purge is completed, only at the housing of the upstream gas meter Ignition tests were conducted by related parties (persons in charge of the gas company).
[0030]
As a result, the person in charge of the gas company does not need to perform an ignition test on all the houses of the apartment house, and while ensuring safety, the ignition test process is simplified and the overall construction is made more efficient and shorter. In addition, it is not necessary to request that all households be at home, and the burden on residents can be reduced.
[0031]
FIG. 3 is a process flowchart of the gas pipe replacement work method according to the embodiment of the present invention. In FIG. 3, first, a leaflet indicating that the construction for exchanging the gas pipe is performed is distributed to all the houses (S10). Then, the person in charge of the gas company listens and investigates the status of staying at home on the day of construction (S11) in advance, and determines the air purge location after the replacement of the lamp tube (S12). Specifically, as described above, the place where the air purge is performed is the most upstream gas meter portion closest to the lamp tube to be replaced for each pipe shaft of the apartment house. If the resident of the gas meter dwelling unit is at home on the construction day, the most upstream gas meter is determined as the air purge point. In general, the most upstream gas meter is a gas meter of a dwelling unit adjacent to a pipe shaft on the first floor of an apartment house. If the resident of the most upstream gas meter unit is absent on the day of the construction, the gas meter closest to the lamp tube is determined as the air purge location among the gas meters of the home units at home.
[0032]
Note that the gas meter dwelling unit determined as the air purge location is informed that the ignition test will be carried out in the dwelling unit after the air purging.
[0033]
On the day of construction, the lamp tube is separated from the main tube, and the old lamp tube is replaced with a new lamp tube (S13). Then, after replacement of the lamp tube, air purge is performed at the gas meter portion, which is the air purge location determined in step S12 (S14).
[0034]
After performing the air purge, in step S15, the gas meter dwelling unit for which the air purge has been performed must be subjected to an ignition test by construction personnel, so until a specific time (for example, 19:00 on the construction day) (S16) The person in charge of the gas company, who is the person involved in the construction, confirms that the resident of the dwelling unit of the air purge execution gas meter is at home (S17) and conducts an ignition test of the gas equipment (S18). In step S11, the gas customer of the air purge execution gas meter has confirmed that he / she is at home on the day of the construction, but may be absent due to a subsequent schedule change or emergency. Therefore, if the resident is absent even after the specified time has passed, a flyer requesting "contact the gas company before using the gas equipment and conduct an ignition test by the gas company" is distributed (S19). The business will be taken over to a gas company veteran (S20). When a gas servant in charge of a gas company is contacted by a resident who has been absent, he / she is dispatched to the dwelling unit for an ignition test and conducts an ignition test.
[0035]
On the other hand, in step S15, the ignition test by the construction personnel is not necessarily required for the dwelling units of other gas meters that are not purged with air, but in the embodiment of FIG. For the existing dwelling units (S21, S22), an ignition test is carried out by construction personnel (S23).
[0036]
A flyer requesting an ignition test by the resident himself / herself is distributed to residents who are absent even after the specific time has passed (S24), and the construction personnel do not perform the ignition test.
[0037]
In this way, it is not necessary to perform an ignition test for residents who are not present even after a specific time has elapsed, so the burden on construction personnel is significantly reduced and the construction cost is reduced.
[0038]
In the above embodiment, when the lamp tube 2 is replaced, the old lamp tube is usually cut off from the stand tube 3a in the pipe shaft and then the stand tube in the pipe shaft is removed from the new lamp tube. In order to prevent air from being mixed into the vertical pipe until it is connected to the pipe, a cap is put on the cut surface of the vertical pipe 3a.
[0039]
At this time, it takes time to cut the lamp tube by taking time to cut the old lamp tube, and it is determined that air is relatively mixed from the cut surface of the vertical tube 3a in the pipe shaft. In this case, in addition to the gas meter portion closest to the lamp tube (that is, the most upstream gas meter portion) of all the gas meters, the gas meter portion (hereinafter referred to as the upstream gas meter) closest to the lamp tube on the upper floor is further provided. It may be selected as another air purge location and an air purge may be performed. This is because when there is a large amount of air, the air may reach the upper floor.
[0040]
Whether or not air purging is performed on the upper floor is determined by, for example, the cutting time. When the cutting time is shorter than the predetermined first time, it is not necessary to perform air purging on the upper floor, and air purging is performed only on the most upstream gas meter portion. An air purge is performed in the upstream gas meter portion in the upper floor portion.
[0041]
Furthermore, if the cutting time is longer than the first time and longer than the second time, it is determined that more air has been mixed in, and even if an air purge is performed in the upstream gas meter portion in the further upper floor portion. Good. That is, according to the cutting time, it is determined whether or not air purging is performed not only in the most upstream gas meter portion but also in the upstream gas meter portion of each floor. Even in the upper floor, by performing air purging in the upstream gas meter portion, it is possible to reduce the residual air in the gas pipe in the housing complex, compared to the case of purging air in the downstream gas meter portion, and higher. Safety can be ensured.
[0042]
The protection scope of the present invention is not limited to the above-described embodiment, but covers the invention described in the claims and equivalents thereof.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the gas pipe replacement work for the apartment house, after performing the air purge after the gas pipe replacement, the air purge point that can ensure safety can be selected without performing the ignition test for all the houses. Construction efficiency and cost can be reduced. Further, since it is not necessary to request staying home on the day of the construction to those other than the resident of the gas meter dwelling unit that performs the air purge, the burden on the resident can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining the outline of a gas pipe replacement work method in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing sampling positions and gas concentrations in gas pipes in a building.
FIG. 3 is a process flowchart of a gas pipe replacement work method according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram for explaining a conventional gas exchange construction method.
[Explanation of symbols]
1 Main tube 2 Outer tube 3a Stand tube 3b Branch tube M Gas meter

Claims

In the gas pipe replacement construction method of connecting the first gas pipe drawn into each of the plurality of dwelling units constituting the apartment house and exchanging the second gas pipe extending outside the apartment house,
The second gas pipe is disconnected from the first gas pipe and replaced with an old gas pipe to a new gas pipe, and the new gas pipe among all the plurality of gas meters connected to the first gas pipe is connected to the first gas pipe. The first gas meter closest to the first gas meter is connected to the first gas pipe only at the connection with the first gas pipe, and the new gas pipe is purged with air, and the other gas meter is connected to the first gas pipe. In the part, a gas pipe replacement construction method characterized by not performing air purge .

In claim 1,
When the nearest gas meter dwelling unit is absent on the day of construction , instead of the gas meter, a connection between the gas meter closest to the new gas pipe and the first gas pipe among the gas meters of the dwelling units that are home on the day of construction The gas pipe replacement work is characterized in that air purge is performed only in the part to remove air in the new gas pipe, and air purge is not performed in the connection part with the first gas pipe in another gas meter. Method.

In claim 1 or 2,
In the case where the housing complex has a plurality of first gas pipes, a plurality of gas meters connected to the first gas pipes for each first gas pipe, and a gas meter of a dwelling unit that is at home on the construction day Of these, the first gas pipe in another gas meter is subjected to air purging for extracting air in the new gas pipe only at the connection portion between the gas meter closest to the new gas pipe and the first gas pipe. Gas pipe replacement work method characterized in that air purge is not carried out at the connection part .

In any one of Claims 1 thru | or 3,
When the time for separating the second gas pipe from the first gas pipe is a predetermined time or more, the second gas meter in the second gas meter closest to the new gas pipe among the gas meters on the upper floor of the first gas meter. A gas pipe replacement work method characterized in that air purge is further carried out at a connection portion with one gas pipe.