JP3764514B2 - 微粉炭バーナノズル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は微粉炭を用いるバーナノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3及び図4に基づいて従来の装置を説明する。図3は従来の微粉炭バーナノズルで、バーナノズル02が水平方向に向けられている状態を示す。
【0003】
微粉炭管01とバーナノズル02との取り合い部分03には、図示されるように形状の不連続部位があり、矢印で示す方向から送られてくる微粉炭の流速が低下する部分となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように構成された従来のものにおいて、図4に一点鎖線で示すようにバーナノズル02の角度を変えると、整流板04の前縁が上下に移動するため、取り合い部03で流れが変化する。
【0005】
即ち、図示するようにバーナノズル02が角度を下向きにした場合には整流板04の下側で断面積が大きくなり、流速が低下し易くなる。
【0006】
一般に流速が低下すると粉体の堆積が生じ易くなり、反対に流速が早すぎると特に微粉炭のようなものの場合には摩耗の問題が生じる。
【0007】
従って、上記のようにバーナノズル02が角度を下向きに変化させると整流板04の下側の流速が低下しここに粉体の堆積が生じ易くなるという状況を見越して、この部分での流速を高くするような設計条件を選ぶと、今度は摩耗を促進させるというやっかいな問題がある。
【0008】
本発明は、従来の装置におけるこのような問題を解消し、バーナノズル内に微粉炭の堆積を防止し、かつ摩耗の問題も発生しないようにしたものを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するべくなされたもので、微粉炭管の後端に整流板を内包したバーナノズルを揺動可能に連接したものにおいて、上記微粉炭管とバーナノズルの取り合い部に面する整流板前縁の上面と下面のうち少くとも下面を、外方に向って凸状とした断面円弧状の突起部で形成した微粉炭バーナノズルを提供し、整流板の少くとも下面を断面円弧状の突起部で形成することにより、バーナノズルが揺動して角度が変化しても取り合い部の流路形状が常に一定となり、この部分で流速の低下が防止され、格別の摩耗問題もないまゝ微粉炭堆積防止が計られるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に基づいて、本発明の実施の1形態を説明する。
【0011】
図1は定常状態にある微粉炭バーナノズルを示し、1は微粉炭管、2はバーナノズルで、同微粉炭管1の後端とバーナノズル2の前端は取り合い部分3で連絡し、かつバーナノズルは枢支点Pを軸として上下に揺動可能に構成されている。
【0012】
4は整流板で、上記バーナノズル2の中央部に配置されている。5は断面円弧状の突起部材で、外方に向って凸状となり、上記整流板4の前縁部で上面と下面に取り付けられている。なお、図中矢印Aは微粉炭の流れ方向を示している。
【0013】
このように構成された本実施の形態において、バーナノズル2が水平方向に向いている図1の定常状態では、微粉炭の流れは全く問題はない。そして、図2に1点鎖線で示すように、バーナノズル2がその角度を変化させると、整流板4の前縁部は図示のように上方に上がることになるが、この前縁部には上面と下面に断面円弧状の突起部材5を取り付けているので、同突起部材5と取り合い部3との間の流路形状は、前記した定常状態の場合と何ら変らず一定に維持されている。
【0014】
従って、このようにバーナノズル2が角度を変えても、それを原因として流速が低下することもなく、適正流速が維持されるものであり、微粉炭の堆積もなく、また摩耗促進ということもない。
【0015】
なお、ここでは突起部材5は、整流板4とは別の部材が整流板の上、下面に取り付けられたものについて説明したが、この突起部材5は整流板4と一体物としてはじめから形成されたものであってもよい。
【0016】
即ち、整流板4の前縁の断面形状を円弧状にしておいてもよいもので、要するに、この位置を、外方に向って凸状にした断面円弧状の突起部で形成すればよいのである。
【0017】
また、突起部材5は、整流板4の上面と下面の両方に設けたものについて説明したが、堆積現象は重力に支配され、下方にしか発生しないことから、この突起部材5は下面に設けることは必須であるが、上面については省略することもできるものである。
【0018】
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】
以上本発明によれば、断面円弧状の突起部により、取り合い部との間の流路形状が一定に維持されるので、流速の低下が生じることはなく、常に適正流速が維持可能であり、その結果として微粉炭の堆積防止が計られると同時に摩耗促進の防止が計られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態に係るバーナノズルを示す説明図。
【図2】図1のものの作動状況を示す説明図。
【図3】従来のバーナノズルを示す説明図。
【図4】図3のものの作動状況を示す説明図。
【符号の説明】
1 微粉炭管
2 バーナノズル
3 取り合い部
4 整流板
5 突起部
Claims (1)
- 微粉炭管の後端に整流板を内包したバーナノズルを揺動可能に連接したものにおいて、上記微粉炭管とバーナノズルの取り合い部に面する整流板前縁の上面と下面のうち少くとも下面を、外方に向って凸状とした断面円弧状の突起部で形成したことを特徴とする微粉炭バーナノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28726095A JP3764514B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 微粉炭バーナノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28726095A JP3764514B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 微粉炭バーナノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09133322A JPH09133322A (ja) | 1997-05-20 |
JP3764514B2 true JP3764514B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=17715103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28726095A Expired - Lifetime JP3764514B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 微粉炭バーナノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3764514B2 (ja) |
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-
1995
- 1995-11-06 JP JP28726095A patent/JP3764514B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09133322A (ja) | 1997-05-20 |
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