JP3764140B2 - 傾斜磁場コイルシステムを懸架する軸方向剛性懸架素子が設けられるmri装置 - Google Patents
傾斜磁場コイルシステムを懸架する軸方向剛性懸架素子が設けられるmri装置 Download PDFInfo
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Description
本発明は、磁気共鳴画像を形成する装置に関連する。この装置は、傾斜磁場コイルがその上に配置されるキャリアを含む傾斜磁場コイルシステムを含む。傾斜磁場コイルは、接続手段によって装置の枠組みに取付けられ、接続手段は傾斜磁場コイルシステムによって生成される機械振動の伝達を少なくするよう構成される。
【0002】
このような種類のMRI装置は、米国特許第5,793,210号から公知である。この文書に説明されるMRI装置には、周囲の雰囲気のガス圧よりも低いガス圧を有するエンクロージャ内に配置される傾斜磁場コイルを有する傾斜磁場コイルが設けられる。このような種類のコイルはキャリア上に配置されるが、キャリア自体がMRI装置の更なる部分に取付けられる。キャリアは特に、接続手段によってMRI装置の枠組みに取付けられる。
【0003】
傾斜磁場コイルは動作すると雑音を生成し、この雑音は検査されるべき患者にとって非常に不快であることは一般的に知られている事実である。従って、この雑音を可能な限り少なくすることを技術目的とする。このために、公知のMRI装置における傾斜磁場コイルは、傾斜磁場コイルから発生する振動の周囲への音響伝達がかなり少なくなるような残留圧力を有する真空雰囲気内に配置される。この真空空間には、雑音を吸収するガラス繊維材料が充填され、それにより、大気路を介する伝達が更に少なくされる。接続手段を介する振動伝達を防ぐために、接続手段は、傾斜磁場コイルシステムによって生成される振動の伝達を緩和するよう構成される。傾斜磁場コイルシステムは主に、例えば、ゴム、プラスチック、又は、エポキシ材料といった所望の音響特性を有する材料、又は、上述したような材料で、コイルシステムを支持するために特別に設けられる支持体又はフランジといった堅い構造部に付勢する弾性材料によって支持される。
【0004】
上述した処置は全て制限的な欠点を有する。上述したような材料は、有限の度合いまでにしか音響振動を減衰せず、周囲の雰囲気を介する音響路を依然として可能にする。傾斜磁場コイルを雑音吸収繊維材料で取り囲むことも有限の度合いまでしか音響振動を減衰せず、接続手段を介する音響路を依然として可能にする。このことは、傾斜磁場コイルが真空中に配置されても生じてしまう。更に、傾斜磁場コイルを真空外囲器内に配置することは、思い切った構造処置を採る必要があり、また、追加の空間を必要とする。追加の空間は、MRI装置のコイルが位置する付近においては特に望ましくない。傾斜磁場コイルキャリアの弾性懸架装置も欠点を有し、それは、巨視的な意味で傾斜磁場コイルの位置が変化してしまう点である。この欠点は想像上のものではなく、というのは、弾性懸架装置の設計は、振動を最大限に切り離すことを目的とし、懸架装置は可能な限り弾性となるようにされているからである。巨視的な位置変化は撮像品質に影響を及ぼす。
【0005】
本発明は、傾斜磁場コイルシステム内において生成される振動が、環境へ音響伝搬されることが異なる方法で弱められる、上述したようなMRI装置を提供することを目的とする。
【0006】
このために、本発明のMRI装置は、接続手段が多数の懸架素子を含み、懸架素子の第1の端はキャリアに取付けられ、第2の端はMRI装置の枠組みに直接的又は間接的に取付けられ、接続手段は、第1の方向において第1の機械剛性を有し、第1の方向に対し垂直に延在する少なくとも1つの方向において第2の小さい剛性を有し、懸架素子の第1の端はキャリアの取付け点において少なくとも1つの低振動方向を示すようその取付け点に取付けられ、懸架素子の第1の端と第2の端の間に延在する接続方向は、キャリアの取付け点の低振動方向に略一致することを特徴とする。
【0007】
第1の方向における第1の機械剛性は、位置的な安定性の要件によって決められる。つまり、傾斜磁場コイルキャリアは、巨視的な観点から、動作時にその定位置を維持しなければならない。第2の方向における剛性は、第1の方向における剛性よりもかなり小さくなければならない。このような懸架素子の最も単純な形として、その曲げ剛性が軸方向における剛性よりもかなり小さくなるような厚さを有するロッドが挙げられる。又は、ロッドの取付け点回りにおいて傾斜可能であるように周囲に取付けられるロッドが挙げられる。後者のロッドの場合、横断方向における剛性は、軸方向の剛性に対し更に無視できるほど小さい。このような懸架素子のもう1つの形として、1つの軸回りに小さなヒンジ剛性が得られるような寸法にされるノッチヒンジ、又は、2つの互いに垂直な軸回りに小さなヒンジ剛性が得られるような寸法にされる2つのノッチヒンジの組合せが挙げられる。周知である他の構成素子も、それらの素子が、1つの方向に所与の度合いの機械剛性を示し、その1つの方向に対し垂直な方向にかなり小さな剛性を示すという要件を満たす限り、利用可能である。
【0008】
一般的に、傾斜磁場コイルシステムは、その上に傾斜磁場コイルが取付けられるキャリアを含む。キャリアは一般的に円筒状にされ、傾斜磁場コイルとキャリアは一体にされて1つの剛性ユニットを形成する。懸架素子を使用することにより、キャリア、即ち、傾斜磁場コイルシステム全体の空間における位置を決めることができる。一般的に、振動する部材の各点は、3つの異なる方向に振動歪みを発生し、それぞれ位相も異なる。本発明は、特に円筒状である傾斜磁場コイルキャリアには、1つの振動方向における振幅は、もう1つの振動方向における振幅よりもかなり低い場所があるという事実の認識に基づいている。振幅の低い振動方向を、低振動方向と称する。本発明の懸架素子がそのような場所(つまり、1つの振動方向における振幅が、もう1つの方向における振幅よりかなり低い場所)に取付けられ、また、低振動方向が懸架素子の延在方向に選択されると、懸架素子の長手方向における振動は、他の方向におけるよりも発生しなくなり、この他の方向における振動は、懸架素子によって非常に小さな度合いでしか伝達されず、なぜなら、懸架素子は当該の他の方向において小さな剛性を有するからである。従って、傾斜磁場コイルシステムによって生成される振動の伝達はかなり少なくなる。本発明の懸架素子を使用することにより、本発明の懸架素子はその軸方向における懸架方向が、所望の方向、つまり、取付け点の低振動方向からほとんどずれないという利点が提供される。このことは、軸方向においてずれている場合の懸架素子によって伝達される振動力の減少率の偏りは、ずれの角度の正弦の二乗に比例することによって示される。小さい角度に対しては、減少率の偏りは非常に小さくなる。
【0009】
少なくとも1つの懸架素子に対し、軸方向における剛性と横断方向における剛性の比は50:1であることが好適である。この数値は、残っている振動に対し許容可能な振動絶縁をもたらすことが分かっている。
【0010】
本発明の上述したような処置の効果は、最も重要な周波数、即ち、最大の音響エネルギーが発生する周波数以外の振動周波数に対してはそれほどではない場合もある。これは、最重要の周波数以外の周波数に対する取付け点において低振動方向がないか、存在する低振動方向は、本発明の懸架素子の長手方向に一致しないこと意味する。最重要の周波数以外のその他の周波数に対し更に、振動絶縁を実現するには、少なくとも1つの懸架素子にアクティブドライブ可能な素子が設けられ、このアクティブドライブ可能な素子は、懸架素子の軸方向における剛性を実質的に弱める。アクティブドライブ可能な素子は、残留振動によってもたらされる懸架素子の長手方向における変位が、アクティブドライブ可能な素子の長さの対抗する拡張/収縮によって補償されるよう制御される。アクティブドライブ可能な素子の長さの拡張/収縮は、駆動されることにより制御可能な素子の長さが変化することによりもたらされる。この結果、駆動周波数(又は複数の駆動周波数)に対する懸架素子の剛性が実質的に弱められる。このような素子は、例えば、圧電アクチュエータ又は電磁気アクチュエータによって形成される。この処置によって、残留振動(MRI装置の他の構成部に作用する力)の伝達を防ぐ。
【0011】
本発明の好適な実施例において、MRI装置には、アクティブドライブ可能な素子を駆動させる駆動回路が設けられ、この駆動回路は、キャリアの当該取付け点の領域に設けられる力センサとアクティブドライブ可能な素子との間に配置されるフィードバック回路を含む。力センサは、取付け点において伝達される力、特に、懸架素子の長手方向における力を測定する。長手方向に伝達される力は、従って、ゼロとなるよう制御可能である。
【0012】
本発明の更なる実施例では、MRI装置には、MRI装置の傾斜磁場を発生させる信号を生成する傾斜磁場制御回路と、アクティブドライブ可能な素子を駆動させる駆動回路とが設けられる。駆動回路は、傾斜磁場制御回路とアクティブドライブ可能な素子との間に接続されるフィードフォワード回路を含む。この実施例は、傾斜磁場コイルシステムの振動状態に関する演繹的知識を有利に使用する。この知識は、傾斜磁場電流の制御信号から得られ、つまり、アクティブドライブ可能な素子に対する相殺信号が発生されるよう得られ、アクティブドライブ可能な素子の相殺効果は、フィードバック回路を使用した際と同一である。
【0013】
本発明のMRI装置のもう1つの実施例には、傾斜磁場コイル用の円筒状キャリアが設けられ、キャリアは、第1の端部において4つの懸架素子に取付けられ、第2の端部において、更に2つの懸架素子に取付けられる。従って、傾斜磁場コイルシステムは、理想的なノッチヒンジとして作用する懸架素子によって実現される。これは、長手方向に対し垂直な方向における剛性は、全ての実用的な目的において無視できるほどに小さい値を有することを意味する。従って、横断方向における振動のわずかな伝達も望ましくない状況において、そのような伝達は最適に防止される。更に、キャリアの巨視的に低い周波数の動作(例えば、10Hzの大きさのオーダ)も、6つの懸架素子によって懸架されることにより効果的に防止される。従って、MRI装置の画質の低下が回避される。
【0014】
本発明のMRI装置のもう1つの実施例では、少なくとも1つの懸架素子は、厚くされた中心部を含むロッド状の懸架素子として構成される。厚くされた部分によって、ロッドの破壊安定性が高められる。厚くされた部分があることによって、残りの厚くされていない部分は、厚くされる部分が省略される場合においても薄くなるよう構成され、それにより、横断方向における剛性が更に弱められる。
【0015】
本発明を、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
【0016】
図1に概略的に示す磁気共鳴装置は、定常磁場Bを生成する第1の磁石システム1と、傾斜磁場を生成する第2の磁石システム(傾斜磁場コイルシステム)と、傾斜磁場コイルシステム2用の電力増幅器3と、第1の磁石システム1用の電源4を含む。RFコイル5は、RF交流磁場を発生させる。この為に、RFコイル5は、RF源6を含むRF送信装置に接続される。RFコイル5は、被験者(図示せず)のRF透過磁場(RF transmitted field)によって生成されるスピン共鳴信号の検出にも使用することができる。このために、RFコイルは、信号増幅器7を含むRF受信装置に接続される。信号増幅器7の出力は、検出器回路9に接続され、回路9は中央制御装置10に接続される。中央制御装置10は、RF源6用の変調器11、電力増幅器3、及び、表示モニタ12も制御する。RF発振器13は、変調器11と、測定信号を処理する検出器9を制御する。冷却ダクト15を有する冷却装置14が、第1の磁石システム1の磁石コイルを冷却するよう設けられる。磁石システム1及び2の中に配置されるRFコイル5は、測定空間16を囲む。この測定空間は、医学診断測定装置の場合では、検査されるべき患者、又は、頭部又は頸部といった検査されるべき患者の一部を受容するのに十分に大きい。従って、定常磁場Bと、被験者スライスを選択する傾斜磁場、及び、空間的に一様なRF交流磁場が、測定空間16内に生成される。RFコイル5は、送信コイルの機能と測定コイルの機能を兼ねることができる。その場合、分離回路8が設けられて、フォワード信号トラフィックとリターン信号トラフィックとを分離させる。或いは、2つの機能に異なるコイルを使用することも可能である。その場合、例えば、表面コイルを測定コイルとして使用することができる。所望される場合は、コイル5は、RF磁場をシールドするファラデー(Faraday)ケージ17に囲まれてもよい。
【0017】
図2は、本発明の懸架素子に使用するダブルノッチヒンジを示す。本発明の磁器共鳴装置における傾斜磁場コイルはキャリア上に配置され、傾斜磁場コイルとキャリアは共に1つの剛性ユニットを構成する。キャリアは、懸架素子によって装置の枠組みに取付けられる。本発明では、懸架素子は、第1の方向(軸方向)に第1の機械剛性を有し、第1の方向に垂直な1つの又は2つの方向(横断方向)に第2の小さい剛性を有する。図2c及び図2dは、2つのいわゆるダブルノッチヒンジが設けられる上述したような懸架素子の1つの実施例を示す。
【0018】
図2a及び図2bはダブルノッチヒンジを示すが、図2aは正面図であり、図2bは図2aの側面図である。図示するダブルノッチヒンジは、円形又は矩形の断面を有するロッド状の部材18によって形成される。2つの互いに平行なカットアウト20及び21は、部材18の長手軸19に対し垂直に延在するよう設けられ、2つの互いに平行なカットアウト22及び23は、カットアウト20及び21に対し垂直であり、且つ、長手軸に対しても垂直に延在するよう設けられる。カットアウトの領域においてロッドの幅が小さいことにより、小さい回転剛性が達成される。玉軸継手の動作にダブルノッチヒンジを好適に似せるには、長手軸方向におけるカットアウトの距離を小さくすることが重要である。
【0019】
本発明の懸架素子は、図2a及び図2bを参照しながら説明した2つのダブルノッチヒンジと中間ロッドの組合せによって実現される。図2c及び図2dは、上述したような種類のロッド状部材24を示し、その両端には、2つのダブルノッチヒンジ25、26が設けられ、これらは、玉軸継手として略動作する。2つのダブルノッチヒンジ25及び26は、ヒンジの方向において所与の(僅かな)剛性を有する場合がある。従って、玉軸継手として作用するダブルノッチヒンジ25及び26によって実現される懸架素子は、1つの端の近くにある第1のカットアウトの対27及び28と、もう1つの端に近い方にある第2のカットアウトの対29及び30と、第3のカットアウトの対31及び32と、第4のカットアウトの対33及び34が設けられるロッド状部材24から構成される。懸架素子の横断方向における所望のより小さな剛性は、2つの玉軸継手25及び26を、ロッド状部材24の両側に組み合わせることにより実現される。ダブルノッチヒンジは依然として所与の剛性を示すが、2つのダブルノッチヒンジ25及び26の間の距離は比較的大きいので、各ヒンジに必要とされる曲げの角度は小さくてよい。これは、横断方向における小さい剛性として明らかとなる。この効果は、ダブルノッチヒンジの技術において、横断方向の剛性は、2つのダブルノッチヒンジ25及び26間の距離の2乗の逆数値に比例するという周知の事実に基づいて説明することができる。2つのダブルノッチヒンジ25及び26間の距離が比較的大きいので、曲げの角度が小さいと変位が、これは重要ではないが、横断方向において依然として生じる。
【0020】
ロッド状部材の一部は、アクティブドライブ可能な素子35によって形成され、それにより、懸架素子を軸方向において実質的に弱めることができる。アクティブドライブ可能な部材35は、例えば、ピエゾアクチュエータによって形成され、これは、周知であるように、印加される電気電圧の影響下で収縮及び拡張することができる。懸架素子の一端は、傾斜磁場コイルキャリアに接続され、懸架素子の他端は、MRI装置の枠組みに接続される。傾斜磁場コイルキャリアは、ロッドの軸方向19を横断する方向における振動による変位を主に示すが、ロッドの軸方向19においても一部の残留振動による変位をもたらす振動モードを有する。ピエゾ素子35が駆動されない場合は、一部の残留振動による変位である後者の振動成分は、懸架素子からMRI装置の枠組みに、実質的に減衰されることなく伝達される。しかし、好適な信号波形によってピエゾ素子35を駆動することにより、振動の結果懸架素子に生じる長手方向における変位は、ピエゾ素子35の長さ方向における対抗する拡張/収縮によって相殺される。ピエゾ素子の長さ方向における拡張/収縮は、ピエゾ素子を駆動することによってその長さが変わることによってもたらされる。その結果、懸架素子は、駆動周波数(複数の周波数)に対し実質的に弱められる。懸架素子の第1の端と第2の端間の接続方向、つまり、ロッドの長手軸19方向は、懸架素子がキャリアに取付けられる取付け点の低振動方向と同一であるべきである。
【0021】
図3は、振動によって変形される傾斜磁場コイルシステム用のキャリアを示す。このような種類のキャリアは一般的に円筒状であり、図3は、その側面図である。図3では傾斜磁場コイルは示さないが、傾斜磁場コイルはキャリアと一緒にされると剛性ユニットを形成する。図面中、変形していない円筒状キャリアは実線で表し、参照番号40aが付けられる。一方、変形したキャリアは破線で表し、参照番号40bが付けられる。この変形はキャリアへの振動によるものであり、1つの重要な振動モードでは、そのような振動は一般的に700Hzの周波数を有する。
【0022】
振動によって、全ての点は、それらの定常位置から変位する。例えば、変形していないキャリア40aの端の点44aは、振動によって位置44bに変位する。この変位は、点44a及び点44bに関連付けられる変位ベクトル46によって表される。この変位ベクトルは、変形していないキャリア40aの円筒状軸に対し約45度の角度47をなす。この変位ベクトルが、考慮される周波数における当該の点の唯一の振動方向である(つまり、振動方向が、図の平面方向においてのみあり、図の平面に対し垂直に延在する振動方向がない)場合、図の平面におけるベクトル46に対し垂直な方向が、低振動方向である。
【0023】
本発明の考えに従う懸架装置は、ロッド状部材50から構成されるロッド状の懸架素子48によって実現される。ロッド状部材50の長手方向は、ベクトル46に対し垂直に延在し、ロッド状部材50の両端にはそれぞれ玉軸継手52、54が設けられる。玉軸継手52、54は、例えば、図2を参照しながら説明したように構成される。従って、懸架素子50の長手方向は、変形していないキャリア40aの円筒状軸に対し45度の角度をなす。玉軸継手52は、キャリア40aの取付け点44aに取付けられ、玉軸継手54は、振動しない固定点、例えば、MRI装置の枠組みに取付けられる。尚、ベクトル46によって表される、ロッド状部材50の長さに対する振動による変位量の割合は、図3では現実的ではない。実際には、ベクトル46は、ロッド状部材50よりも数倍小さい。
【0024】
図3を参照しながら説明する懸架素子の実施例には、2つの玉軸継手を有する剛性ロッドが含まれるが、懸架素子には異なる構成を選択してもよい。例えば、薄い弾性ロッドを使用してもよく、長手方向を横断する方向における弾性ロッドの柔軟性は、上述の実施例と同一の機能性を有する。この場合、薄いロッドの一端は端の点44aに接続され、薄いロッドの他端は、図3に示す玉軸継手54が取付けられる点に取付けられる。弾性ロッドの長さが長すぎると、負荷により壊れる危険性があるので、ロッドの中心位置は厚めに構成され、それにより、2つの端における残りの薄い部分のみが曲がる。
【0025】
図4は、傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアを示す斜視図であり、キャリアは、4つの本発明の懸架素子によって懸架される。図4におけるキャリア40は略円筒状であり、中心部分における厚い壁56と、両端における僅かに薄い壁部58a及び58bを有する。懸架素子48a、48b、48c、及び、48dは、薄い壁部58a及び58bに取付けられる。図示する懸架素子はそれぞれ、図3を参照しながら説明した懸架素子48と同一の方法で構成されうる。本体を空間における固定位置に懸架するには、6つの本発明の懸架素子によって6つの独立した方向でその部材を懸架することが原則的に必要であり、つまり、その横断方向における剛性が、その軸方向における剛性と比較すると無視できるほどに小さい懸架素子によって懸架することが必要である。しかし、本発明の懸架素子48a乃至48dに対しては、端にある玉軸継手の剛性を無視できるほどに小さくせず、その代わり、ロッド状部材の長手方向に対し垂直な面において所与の有限の剛性が維持されるよう決められる。10:1が、剛性の割合に好適な値であり、この値によって、4つの懸架素子を使用するので十分となる。この有限の剛性を維持することにより、キャリア40を6つより小さい数の、つまり、図示する状況では、4つの懸架素子で懸架することができるようになる。ロッドの方向は、円筒状キャリア40の対称軸59上の点に向かうよう方向付けられる。懸架素子48a及び48bの方向は、対称軸上の同一の第1の点60で互いに交差し、懸架素子48c及び48dの方向は、対称軸上の同様の第2の点62で互いに交差する。4つの懸架素子のそれぞれは、変形していないキャリア40の円筒状軸59に対し45度の角度をなす。
【0026】
図5は、傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアの第1の実施例を示し、このキャリアは、6つの本発明の懸架素子によって懸架される。懸架素子48a、48b、及び、48fは、薄い壁部58aに取付けられ、懸架素子48c、48d、及び、48eは、薄い壁部58bに取付けられる。図示する懸架素子のそれぞれは、図3を参照しながら説明した懸架素子48と同一の方法で構成される。ロッド48a、48b、及び、48fはそれぞれの方向が、円筒状キャリア40の対称軸59上の同一の点64において互いに交差するように方向付けられる。ロッド48c、48d、及び、48eはそれぞれの方向が、対称軸59の同一の点66において互いに交差するよう方向付けられる。図5において、ロッドの端にあるダブルロッドヒンジは玉軸継手として作用し、玉軸継手の長手軸に対し垂直な方向における剛性は、依然として無視できるほどに小さくはない値を有する。長手軸に対し垂直な方向に、上述したような値の剛性を有するのは、キャリア40は、懸架素子48のこの構成では依然として円筒状軸59の周りに回転の自由があり。この回転の自由は横断方向における有限の剛性によって防止されるからである。6つの懸架素子48a乃至48fのそれぞれは、変形していないキャリア40の円筒状軸59に対し45度の角度をなす。更に、キャリア40の巨視的な低周波動作(例えば、10Hzの大きさのオーダ)は、6つの懸架素子を含む懸架装置を使用することによりもはや可能でなくなる。
【0027】
図6a乃至図6cは、6つの本発明の懸架素子によって懸架される、傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアの第2の実施例を示す。図6aは、全体的な斜視図であり、図6bは、図6aに示すキャリアの正面図であり、図6cは、図6aに示すキャリアの側面図である。図6aは、図5から派生したものであるが、図6aでは、図5に示す懸架素子48eが省略され、懸架素子48gが追加される。この懸架素子48gは、薄い壁部58aに取付けられ、この取付け点は、懸架素子48a及び48bの取付け点に対し対称的な位置にある。懸架素子48gの長手方向は、対称軸59に対し垂直に延在し、これは、つまり、懸架素子48gは、丸い円筒状断面に対し接線方向に方向付けられる。3つの懸架素子48a、48b、及び、48fの方向は全て、キャリア40の円筒状軸59上の点64に方向付けられる。3つの懸架素子のそれぞれは、円筒状軸に対し45度の角度をなす。懸架素子48c及び48dの方向は共に、円筒状軸59上の点66に方向付けられる。これらの懸架素子48c及び48dは共に、円筒状軸に対し45度の角度をなす。図6に示すロッドの端にある玉軸継手は理想的な玉軸継手として作用し、これは、長手軸に対し垂直な方向における剛性は、全ての実用目的において無視できるほどに小さい値を有することを意味する。図5に示す実施例と比較するに、図6に示す実施例では、キャリア40は円筒状軸59の回りに回転しないことが保証される。これは、各懸架素子の選択的な位置及び方向によってもたらされる。図5に示す実施例と同様に、キャリア40の巨視的な低周波動作(例えば、10Hzの大きさのオーダ)は、6つの懸架素子を含む懸架装置を使用することにより可能でなくなる。
【0028】
図7は、例えば、図2c及び図2dに示す懸架素子におけるアクティブドライブ可能な素子のフィードフォワード駆動の制御動作を表すブロック図である。ここでは、フィードフォワード駆動とは、傾斜磁場コイルキャリアの振動動作を、図2cを参照しながら説明したように懸架素子を実質的に弱めることが達成されるような方法で、予測する一種の制御を意味するものと理解する。このような予測は、傾斜磁場コイルを駆動する信号、従って、コイルを振動させる信号は予め既知であることにより可能である。
【0029】
ブロック図の入力68は、傾斜磁場コイルを駆動させる信号(例えば、傾斜磁場コイルを流れる電流Igrad)を受信する。制御作用と、傾斜磁場電流の影響下の傾斜磁場コイルの振動動作の組み合わせられた結果である信号は、ブロック図の出力76から得られる。ブロック図は2つの並列の分岐から構成され、第1の分岐は、傾斜磁場電流Igradがどのように、キャリアの取付け点によって懸架素子上に加えられるべき力となるかを示すブロック70を含み、Hgと表される。従って、ブロック70は、傾斜磁場コイルを傾斜磁場電流Igradによって駆動させることによりもたらされる、(相殺されるべき周波数に対する)キャリア40の動的振動動作を表す。
【0030】
ブロック図の第2の分岐は、直列接続される第1のブロック72及び第2のブロック74を含む。第2のブロック74は、ピエゾアクチュエータのキャリア40への影響が、キャリアの取付け点によって懸架素子に加えられるべき力をもたらす様子を示し、Hpと表される。従って、ブロック74は、ピエゾアクチュエータによってキャリア40に加えられる力によりもたらされる、(相殺されるべき周波数に対する)キャリア40の動的振動動作を表す。第1のブロック72が、実際のフィードフォワード制御を実行する。第1のブロックの内容は、キャリア40への、傾斜磁場電流Hgの影響とピエゾアクチュエータHpの影響の比Hg/Hpを表す。第1の分岐によって生成される信号と第2の分岐によって生成される信号は、第1のブロック72の影響下で、(代数的に)ゼロとなるよう加算される。従って、所望の制御は、2つの分岐の結果を加算することによって実現され、この加算は、加算器78において行われる。
【0031】
尚、ピエゾアクチュエータを、フィードバック回路によって駆動することも可能である。その場合、フィードバック回路及びピエゾアクチュエータによって形成されるシステムが取付け点にある振動に反応する。相殺されるべき振動は、それ自体は知られている力センサによって決定できる。測定された力は、好適なフィルタリングが施された後に、ピエゾアクチュエータに適用され、上述したような相殺効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知の磁気共鳴装置の一般的な構成を示す概略図である。
【図2a】 ダブルノッチヒンジと、ダブルノッチヒンジから形成される本発明の懸架素子を示す概略図である。
【図2b】 ダブルノッチヒンジと、ダブルノッチヒンジから形成される本発明の懸架素子を示す概略図である。
【図2c】 ダブルノッチヒンジと、ダブルノッチヒンジから形成される本発明の懸架素子を示す概略図である。
【図2d】 ダブルノッチヒンジと、ダブルノッチヒンジから形成される本発明の懸架素子を示す概略図である。
【図3】 振動により変形される傾斜磁場コイルシステムのキャリアを示す図である。
【図4】 4つの本発明の懸架素子によって懸架される傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアを示す図である。
【図5】 6つの本発明の懸架素子によって懸架される傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアの第1の実施例を示す図である。
【図6a】 6つの本発明の懸架素子によって懸架される傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアの第2の実施例を示す図である。
【図6b】 6つの本発明の懸架素子によって懸架される傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアの第2の実施例を示す図である。
【図6c】 6つの本発明の懸架素子によって懸架される傾斜磁場コイルシステムの円筒状キャリアの第2の実施例を示す図である。
【図7】 懸架素子におけるアクティブドライブ可能な素子のフィードフォワード駆動の制御動作を説明するブロック図である。
Claims (7)
- 傾斜磁場コイルがその上に配置されるキャリアを有する傾斜磁場コイルシステムを有し、
上記傾斜磁場コイルキャリアは、接続手段によって磁気共鳴画像形成装置の枠組みに取付けられ、
上記接続手段は、上記傾斜磁場コイルシステムによって生成される機械振動の伝達を減少するよう構成される磁気共鳴画像形成装置であって、
上記接続手段は、多数の懸架素子を有し、
上記懸架素子の第1の端は上記キャリアに取付けられ、第2の端は上記装置の枠組みに、直接的又は非直接的に取付けられ、
上記接続手段は、第1の方向における第1の機械剛性と、上記第1の方向に対し垂直に延在する少なくとも1つの方向における第2の小さい剛性を有し、
上記懸架素子の上記第1の端のそれぞれは、少なくとも1つの低振動方向を示すよう上記キャリアの取付け点に取付けられ、
上記懸架素子の上記第1の端と上記第2の端との間の接続方向は、上記キャリアの上記取付け点の上記低振動方向と略一致することを特徴とする装置。 - 上記多数の懸架素子のうち少なくとも1つの懸架素子に対し、軸方向の剛性と横断方向の剛性の比は10:1である請求項1記載の装置。
- 上記多数の懸架素子のうち少なくとも1つの懸架素子には、上記軸方向における上記懸架素子の剛性を実質的に減少するアクティブドライブ可能な素子が設けられる請求項1又は2記載の装置。
- 上記アクティブドライブ可能な素子を駆動させる駆動回路が設けられ、
上記駆動回路は、上記キャリアの当該の取付け点の領域に設けられる力センサと上記アクティブドライブ可能な素子との間に配置されるフィードバック回路を有する請求項3記載の装置。 - 上記装置の傾斜磁場を発生させる信号を生成する傾斜磁場制御回路と、
上記アクティブドライブ可能な素子を駆動させる駆動回路とが設けられ、
上記駆動回路は、上記傾斜磁場制御回路と上記アクティブドライブ可能な素子との間に接続されるフィードフォワード回路を有する請求項3記載の装置。 - 上記傾斜磁場コイル用の円筒状キャリアが設けられ、
上記キャリアは、第1の端部において4つの上記懸架素子に取付けられ、第2の端部において更に2つの上記懸架素子に取付けられる請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の装置。 - 上記多数の懸架素子のうち少なくとも1つの懸架素子は、厚くされた中心部を有するロッド状の素子として構成される請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の装置。
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