JP3763835B2 - 移動農機の傾斜検出装置 - Google Patents

移動農機の傾斜検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3763835B2
JP3763835B2 JP2004102749A JP2004102749A JP3763835B2 JP 3763835 B2 JP3763835 B2 JP 3763835B2 JP 2004102749 A JP2004102749 A JP 2004102749A JP 2004102749 A JP2004102749 A JP 2004102749A JP 3763835 B2 JP3763835 B2 JP 3763835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gyro
angle
tilt
detection
inclination angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004102749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004222732A (ja
Inventor
弘章 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2004102749A priority Critical patent/JP3763835B2/ja
Publication of JP2004222732A publication Critical patent/JP2004222732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3763835B2 publication Critical patent/JP3763835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

本発明は、トラクタ、移植機、管理機、収穫機等の移動農機の傾斜検出装置に関するものである。
一般に、この種移動農機のなかには、走行機体もしくは作業部の傾斜角検出に基づいて傾斜姿勢制御を行うものがあるが、従来、傾斜角検出用センサとしては振子センサ等の重力式傾斜センサが用いられていた。
しかしながら、重力式傾斜センサにおいては、振子等の検出体に慣性力が作用するため、急激な傾斜変動に追随することができず、応答性に劣るのが実状であった。そこで、高速応答性を具備するジャイロを用いて傾斜角検出を行うことが提案されるが、ジャイロにおいては、アンプ等を構成する電子部品の温度変化等に伴って特性変化が生じる許りか、ジャイロ出力から検出角を演算する際にも誤差が生じるため、長時間に亘って傾斜角検出を継続した場合には、誤差が累積されて検出精度が低下するという不都合がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる移動農機の傾斜検出装置を提供することを目的として創案されたものであって、走行機体もしくは作業部の傾斜角検出に基づいて作業部の傾斜姿勢制御を行う移動農機であって、該移動農機に、走行機体もしくは作業部の絶対傾斜角を検出する重力式傾斜センサと、走行機体もしくは作業部の相対傾斜角を検出するジャイロと、ジャイロが検出した角速度が略「0」である状態が所定時間継続した場合は、重力式傾斜センサの検出データに基づいて演算される傾斜角を最終的な傾斜角とし、かつ、重力式傾斜センサの傾斜角を基準値として格納する安定時検出手段と、ジャイロが検出した角速度が略「0」でない状態では、ジャイロの検出データに基づいて傾斜角を演算すると共に、演算した傾斜角に基準値を加算して最終的な傾斜角とする変動時検出手段とを設けたことを特徴とするものである。そして本発明は、この構成によって、傾斜角検出の応答性および検出精度を向上させることができるようにしたものである。
本発明は叙述の如く構成されたものであるから、走行機体もしくは作業部の傾斜角検出に基づいて傾斜姿勢制御を行うものでありながら、重力式傾斜センサおよびジャイロを備えており、そして、ジャイロの検出角が安定状態である場合には、重力式傾斜センサの検出角を最終的な検出角とする一方、ジャイロの検出角が変動状態である場合には、ジャイロ安定時に格納した重力式傾斜センサの検出角(基準値)にジャイロの検出角を加算して最終的な検出角とするため、それぞれの長所を生かした傾斜角検出が可能になる。即ち、ジャイロ安定時には、誤差の少ない絶対傾斜角を検出できる一方、ジャイロ変動時には、応答性に優れた傾斜角検出を行うことができ、しかも、ジャイロの基準値は、ジャイロの検出角が安定する毎に更新されるため、特性変化による誤差や演算による誤差が累積される不都合も解消することができる。
次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はトラクタの走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介してロータリ等の作業部3が昇降自在に連結されている。そして作業部3は、リフトシリンダ4の伸縮に伴うリフトアーム5の上下揺動に連動して昇降する一方、リフトロッドシリンダ6の伸縮に基づいて左右傾斜するが、これらの基本構成は何れも従来通りである。
7は前記走行機体1に設けられる重力式傾斜センサであって、該重力式傾斜センサ7は、機体左右方向(ローリング方向)の絶対傾斜角を検出すべく取付けられているが、さらに走行機体1には、重力式傾斜センサ7と同一方向の相対傾斜角を検出するジャイロ8(角速度出力タイプ)が併設されている。
さらに、前記走行機体1には、マイクロコンピュータ等を用いて構成される制御部9が設けられるが、該制御部9は、前述した重力式傾斜センサ7およびジャイロ8に加え、傾斜自動制御をON−OFFするための傾斜自動スイッチ10、傾斜自動制御の目標傾斜を設定するための傾斜設定ボリューム11、リフトロッドシリンダ6の作動長を検出するためのロッド長センサ12、走行状態を検出するための車軸回転センサ13(走行クラッチの断続検出スイッチでも可)等から信号を入力する一方、リフトロッドシリンダ6を作動させる電磁バルブの伸長用ソレノイド14、縮小用ソレノイド15等に対して作動指令を出力すべく構成されている。即ち、制御部9は、前記重力式傾斜センサ7およびジャイロ8の出力に基づいて走行機体1の左右傾斜角を検出する傾斜角検出制御、前記検出角と目標傾斜角との比較に基づいて作業部3を自動的に傾斜制御する傾斜自動制御等の各種制御を行うが、以下、本発明が要旨とする傾斜角検出制御をフローチャートに基づいて詳述する。
さて、傾斜角検出制御においては、まず、所定時間毎にサンプリングされる重力式傾斜センサ7の検出データに基づいて傾斜角(絶対傾斜角)Sを演算した後、走行状態を判断するが、走行停止中である場合には、ジャイロ8の中立値(角速度が「0」のときのジャイロデータ)を格納すると共に、最終的な検出傾斜角(傾斜自動制御の参照データ)を格納する「傾斜角」変数に前記傾斜角Sを格納するようになっている。
一方、機体が走行中である場合には、ジャイロ8が出力した角速度が略「0」であるか否かを判断し、該判断がYESの場合には、所定のタイマ時間(重力式傾斜センサ7の応答時間に略対応)が経過したか否かを判断する。つまり、角速度が略「0」である状態が所定時間継続したか否かを判断するが、該判断がYESの場合には、前記傾斜角Sを「基準値」変数および「傾斜角」変数に格納するようになっている。
また、角速度が略「0」の状態でない場合、もしくは略「0」の状態が所定時間未満である場合には、ジャイロ8の検出データに基づいて傾斜角(相対傾斜角)Gを演算する。即ち、ジャイロ8の検出データから前記中立値を減算すると共に、その差分データをサンプリング時間毎に積算して前記傾斜角Gを得るが、傾斜角Gを演算した後は、傾斜角Gに前記基準値を加算して「傾斜角」変数に格納するようになっている。
叙述の如く構成された本発明の実施例において、走行機体1の傾斜角を重力式傾斜センサ7およびジャイロ8を用いて検出し、検出した傾斜角に基づいて作業部3を自動的に傾斜制御することになるが、ジャイロ8が検出した角速度が略「0」の状態では、重力式傾斜センサ7の検出データに基づいて演算される傾斜角Sを適用するため、誤差の小さい絶対傾斜角が得られることになる。一方、前記角速度が略「0」でない状態では、ジャイロ8の検出データに基づいて傾斜角Gを演算すると共に、演算した傾斜角Gに基準値を加算して傾斜角を得るため、応答性に優れた傾斜角検出を行うことが可能になり、しかも、前記基準値は、角速度が略「0」になる毎に格納される絶対傾斜角(傾斜角S)であるため、特性変化による誤差や演算による誤差が累積される不都合も解消することができる。従って、重力式傾斜センサ7およびジャイロ8の長所を有効利用することが可能になり、その結果、傾斜角検出の応答性および検出精度を同時に向上させることができる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されないものであることは勿論であって、例えば前記実施例では、角速度出力タイプのジャイロを用い、角速度が略「0」である状態を基準として検出角の演算方式を切換えているが、角加速度出力タイプのジャイロを用い、角加速度が略「0」である状態を基準として検出角の演算方式を切換えることも可能である。
トラクタの側面図である。 制御部の入出力を示すブロック図である。 傾斜角検出制御のフローチャートである。
符号の説明
1 走行機体
3 作業部
7 重力式傾斜センサ
8 ジャイロ
9 制御部

Claims (1)

  1. 走行機体もしくは作業部の傾斜角検出に基づいて作業部の傾斜姿勢制御を行う移動農機であって、該移動農機に、走行機体もしくは作業部の絶対傾斜角を検出する重力式傾斜センサと、走行機体もしくは作業部の相対傾斜角を検出するジャイロと、ジャイロが検出した角速度が略「0」である状態が所定時間継続した場合は、重力式傾斜センサの検出データに基づいて演算される傾斜角を最終的な傾斜角とし、かつ、重力式傾斜センサの傾斜角を基準値として格納する安定時検出手段と、ジャイロが検出した角速度が略「0」でない状態では、ジャイロの検出データに基づいて傾斜角を演算すると共に、演算した傾斜角に基準値を加算して最終的な傾斜角とする変動時検出手段とを設けたことを特徴とする移動農機の傾斜検出装置。
JP2004102749A 2004-03-31 2004-03-31 移動農機の傾斜検出装置 Expired - Fee Related JP3763835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004102749A JP3763835B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 移動農機の傾斜検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004102749A JP3763835B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 移動農機の傾斜検出装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25873194A Division JP3568597B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 移動農機の傾斜検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004222732A JP2004222732A (ja) 2004-08-12
JP3763835B2 true JP3763835B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=32906303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004102749A Expired - Fee Related JP3763835B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 移動農機の傾斜検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3763835B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220518A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Iseki & Co Ltd 農作業車の姿勢制御装置
EP3183963B1 (de) 2013-09-18 2018-05-16 HORSCH LEEB Application Systems GmbH Vorrichtung zum ausbringen von flüssigen und/oder festen wirkstoffen und verfahren zur steuerung einer solchen vorrichtung

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4718393B2 (ja) * 2006-08-08 2011-07-06 株式会社クボタ 農作業機のローリング制御装置
JP5444920B2 (ja) * 2009-07-30 2014-03-19 井関農機株式会社 農作業機の対地作業機自動ローリング制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220518A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Iseki & Co Ltd 農作業車の姿勢制御装置
EP3183963B1 (de) 2013-09-18 2018-05-16 HORSCH LEEB Application Systems GmbH Vorrichtung zum ausbringen von flüssigen und/oder festen wirkstoffen und verfahren zur steuerung einer solchen vorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004222732A (ja) 2004-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2427563T3 (es) Escalera articulada o plataforma elevable con control de trayectoria de posición y amortiguación de vibración activa
CN109099033B (zh) 利用传感器融合反馈在机器中控制流体压力的方法和系统
FI125560B (en) Sensor arrangement for a mobile machine
US20180037444A1 (en) Position control of a boom tip
WO2013080040A1 (en) Method of estimating mounting angle error of gyroscopes by using a turning device, and corresponding turning device
JP3568597B2 (ja) 移動農機の傾斜検出装置
JP3763835B2 (ja) 移動農機の傾斜検出装置
JP3797881B2 (ja) 作業機のローリング制御装置
JP3838319B2 (ja) 水平制御装置
KR100436641B1 (ko) 작업기의 롤링제어장치
JP3949078B2 (ja) 農作業機のローリング制御装置
JP3717411B2 (ja) 作業機のセンサ零点補正装置
JP3838959B2 (ja) 農作業機のローリング制御装置
JP3688211B2 (ja) 作業機のローリング制御装置
WO2021075400A1 (ja) 加速度検出装置、作業機械および加速度検出方法
JP3669947B2 (ja) 作業機のローリング制御装置
JP3838320B2 (ja) 水平制御装置
JP3690187B2 (ja) 水平制御装置
KR102325284B1 (ko) 농작업차량에서의 수평제어 시스템
JPH0739205A (ja) 作業車のステアリング制御機構
JP2984107B2 (ja) 農作業機における姿勢制御装置
JP3870611B2 (ja) 水平制御装置
JP3115274B2 (ja) 農作業機における姿勢制御装置
JP3721855B2 (ja) 水平制御装置
JP2000253706A (ja) トラクタの対地作業機ローリング制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100127

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees