JP3763794B2 - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザビームプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真画像形成装置に関する。
近年、オフィスオートメーションの進展により、コンピュータの出力端末装置、ファクシミリ装置、複写機等にレーザビームプリンタ等の電子写真画像形成装置が盛んに用いられている。
【0002】
これらの画像形成装置では、帯電器により感光ドラムを所定電位に帯電させた後画像情報に対応した光照射により感光ドラム上に静電潜像を形成し、これをトナーで現像した後記録用紙に転写し、定着してハードコピーを得ている。
一方、転写後の感光ドラムは除電器により除電され、残留トナーはクリーナにより感光ドラム表面よりかき落とされて、感光ドラム上の1プリントサイクルが終了する。
【0003】
【従来の技術】
感光ドラム上の静電潜像を現像する現像方法として、キャリア室又は現像室内に磁性キャリアを収容してトナーをキャリア室に供給する、所謂1.5成分現像方法が知られている。
この現像方法はトナー濃度の制御が不要であるため、簡単な構造の現像装置を提供することができる。しかし、トナー濃度を一定に維持して、良好な画像品質を維持するための工夫が必要となる。
【0004】
また、クリーナにより感光ドラム表面からかき落とされた残留トナーを、トナー還流機構により現像装置のトナーボックスに再使用のため戻す構造が知られている。このような還流機構を具備した現像装置では、残留トナーを廃棄する必要がなくトナーの再使用効率が向上するというメリットがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のトナー還流機構では、現像装置の上部に装着されているトナーボックス中に残留トナーを戻していたため、斜め上方に向かって残留トナーを搬送しなければならなかった。このため、クリーナハウジングの底部に残留トナーが滞留しやすく、トナーの再使用効率が低下するという問題があった。
【0006】
また、トナーボックスに戻される残留トナーの中に紙片やゴミ等の異物が混入していると、それらが現像ローラに運ばれ、ドクターブレードと現像ローラの間に挟まれる。その結果、異物が挟まれた部分で現像剤の搬送が不良となり、その部分に対応する箇所で印字欠落が発生するという問題があった。
1.5成分現像装置では、キャリアを収容するキャリア室は現像ローラと仕切部材との問に画成される。そして、現像ローラが回転されると、トナーがトナー室からキャリア室に供給され、トナーとキャリアが混合されてトナーが所定電位に帯電される。
【0007】
しかし従来のキャリア室構造では、仕切部材と現像ローラとの間隔は両端部分で徐々に狭くなっていたため、現像剤が両端部分から中央部分へ寄ることがあり、その結果、キャリアが両端部分で少なくなることがあった。
この場合、トナー室からのトナーの供給は現像ローラの軸方向に渡り一定なので、トナー濃度が両端部分で高くなりトナー濃度にむらが生じる。トナー濃度にむらが生じることによって、濃淡むらやかぶり等の画質劣化が発生する。
【0008】
よって本発明の目的は、用紙の送給ミスを防止すると共に、給紙・搬送部の耐久性を向上することのできる電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、トナーの再使用効率を向上することのできる電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、印字濃度むら、かぶり等の画質劣化を防止でき、更に組立や保守の容易な電子写真画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、静電潜像保持体と;前記保持体を一様に帯電する帯電手段と;前記保持体を画像情報に応じて露光し、該保持体上に静電潜像を形成する手段と;前記静電潜像を現像して前記保持体にトナー像を形成する現像手段と;前記トナー像を前記保持体から用紙に転写する転写手段と;前記用紙上のトナー像を定着する手段と;を具備し;少なくとも前記静電潜像保持体、前記帯電手段、前記現像手段は、装置本体に対して着脱可能なプロセスユニットに収容され、前記プロセスユニットを装置本体に装着時に、前記プロセスユニットを自動的に装置本体にロックするロック手段を具備し、前記プロセスユニットにトナーを補給するトナーカートリッジが着脱可能に取付けられ、前記トナーカートリッジを前記プロセスユニットに装填した時、該トナーカートリッジが前記ロック手段を解除し、前記プロセスユニットを装置本体から取り外すことを可能にすることを特徴とする電子写真画像形成装置が提供される。
【0010】
その場合において、前記トナーカートリッジを前記プロセスユニットに装填した状態において、該トナーカートリッジをトナー補給の不能な非使用時の位置と、トナー補給の可能な使用時の位置との間で移動でき、該使用時の位置にて、前記トナーカートリッジが前記プロセスユニットにロックされ、前記非使用時の位置にて、該ロックが解除される。これにより、トナーの一部がプロセスユニット又はトナーカートリッジから周囲へ漏れたり、付着するのが防止され、トナーカートリッジ又はプロセスユニットの着脱をより簡単にかつ安全に行うことができる。
【0011】
前記プロセスユニットは、少なくとも前記静電潜像保持体および前記クリーニング手段を含むドラムユニットと、少なくとも現像ローラ、トナー攪拌用アジテータ、およびトナー戻し室を含む現像ユニットとが着脱自在に結合されたものであり、前記ドラムユニットは、クリーニング手段によってかき落とされた残留トナーを搬送する第1スクリュウと、該第1スクリュウの送り方向終端から略直角に延びた第2スクリュウとを一体的に具備し、前記現像ユニットは、残留トナーを前記トナー戻り室に戻す第3スクリュウを具備し、前記ドラムユニットと前記現像ユニットとを結合した時、前記第1および第2スクリュウと前記第3スクリュウとの間でトナー還流路が形成されるものであるのが望ましい。
【0012】
また、前記帯電手段は放電ワイヤと、グリッド電極とを有するコロナ放電器から構成され、該グリッド電極は一方の側で前記放電ワイヤに対向し、他方の側で前記感光ドラムに対向する面を有し、該面に、該感光ドラムの軸方向および回転方向に複数配置され多数の開口を有し、該感光ドラムの回転方向にてこれらの開口はずれて配置されているのが望ましい。
【0013】
更にまた、前記定着手段は該装置の電源と一体化されたユニットとして構成されているのが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図1及び図2を参照すると、本発明実施例のプロセスユニットの外観斜視図及び断面図がそれぞれ示されている。これらの図に示すように、プロセスユニット2は感光ドラム20と、現像装置24と、クリーナ26を一体にした構成であり、プロセスユニット2全体としてプリンタに着脱可能である。
【0015】
符号4はプロセスユニット2のハウジングを示しており、その上面にはコロナ帯電器22取付用の開口6及び光学ユニットにより感光ドラム20を露光するための開口8が設けられている。
10はトナーカートリッジ受部材であり、一対の側板12,14が一体的に形成されている。各側板12,14には受部材10へのトナーカートリッジの装着を案内するガイド溝13,15がそれぞれ形成されている。
【0016】
側板12は更に、受部材10に装着されたトナーカートリッジの回転を許容する溝16を有している。受部材10の底部には複数のトナー補給口18が形成されている。
図2を参照すると、プロセスユニット2のハウジング4の開口6中にはコロナ帯電器22が装着されている。現像装置24は図示矢印方向に回転される現像ローラ30を含んでおり、ハウジング4に取り付けられた仕切部材32と現像ローラ30との間にキャリア室又は現像室34を画成している。キャリア室34内にはキャリアとトナーとから成る現像剤が収容される。36は現像ローラ30に付着した現像剤の層厚を規制するドクターブレードである。
【0017】
符号38はトナーを収容するトナー室を示しており、トナー室38に収容されたトナーを攪拌する第1及び第2アジテータ40,42が回転可能に設けられている。
44はトナーカートリッジを示しており、カートリッジ受部材10に着脱可能に装着される。クリーナ26は感光ドラム20に接触して残留トナーを感光ドラムからかき落とすブレード28を有している。
【0018】
符号46はクリーナ26のハウジング27中に収容された残留トナーを現像装置24のトナー室38に還流するトナー還流機構を示している。トナー還流機構46については後で詳細に説明する。
次に図3を参照すると、本発明実施例のプリンタの概略構成図が示されている。感光ドラム20は、例えば、アルミドラム上に機能分離型有機感光体を厚さ20μmに塗布したものであり、その外形は24mmで矢印方向に周速度25mm/sで回転する。コロナ帯電器22はスコロトロン帯電器であり、感光ドラム20表面を約−600Vに一様に帯電する。
【0019】
符号48は光学ユニットを示しており、一様に帯電された感光ドラム20を画像露光して静電潜像を形成する。本実施例では、露光部として半導体レーザユニットを採用している。この光学ユニット48により、感光ドラム20を画像パターンに応じて露光することにより、感光ドラム20上に−50〜−100Vの静電潜像を形成する。
【0020】
この静電潜像は現像ローラ30を有する現像装置24により現像され、感光ドラム20上にトナー像が形成される。現像ローラ30は、複数の磁極を有するマグネットローラと、マグネットローラの回りを回転するスリーブとから構成される。
トナー室38内にはトナーカートリッジ44から供給されたトナーと、トナー還流機構46により還流された残留トナーとが供給されるが、これらのトナーはアジテータ40,42の回転により攪拌されて一様に混合される。
【0021】
キャリア室34内には所定量のキャリアが収容されており、アジテータ40,42を回転することによりトナー室38からトナーがキャリア室34内に送り込まれて、キャリア室34内のトナー濃度が概略一定に保たれる。
ドクターブレード36により現像ローラ30上の現像剤の層厚が規制され、現像ローラ30上に磁気ブラシが形成される。この磁気ブラシが感光ドラム20上の静電潜像に接触してこれを現像する。
【0022】
用紙カセット50中に収容された用紙52はピックローラ54の回転により送り出されて、レジストローラ対58で感光ドラム20上のトナー像とタイミングが取られた後、転写器60方向に搬送される。56は手差しトレーを示している。
感光ドラム20上のトナー像は、転写器60により静電的に用紙52上に転写される。用紙52に転写されたトナー像はヒートロール64とバックアップロール66とから成る定着器62により定着され、定着像を有する用紙がスタッカ68に排出される。
【0023】
感光ドラム20上の残留トナーはクリーナ26のブレード28により感光ドラムからかき落とされて、トナー還流機構46によりトナー室38に戻される。符号69はプリンタの制御回路を搭載しているプリント配線板を示している。
現像動作によりトナーが消費されるとキャリア室34内のトナー量が減り、キャリアとトナーとから成る現像剤の体積が小さくなる。このとき、減ったトナー分だけトナー室38内に収容されているトナーが、アジテータ40,42の回転動作によりキャリア室34内に供袷され、キャリア室34内のトナー濃度が一定に維持される。アジテータ40,42は、トナー室38内でのトナーの軸方向の偏りを矯正する。
【0024】
トナーが消費されてトナー室38内のトナーが不足すると、図示しないトナーセンサによってこれが検知されて、プリンタのディスプレイに表示される。このときには、オペレータが使用済みのトナーカートリッジを現像装置24より取り外して、トナーが充填された新しいトナーカートリッジ44を現像装置24に装着して、トナー室38にトナーを補給する。
【0025】
図4(A)、図4(B)及び図5を参照して、トナーカートリッジの構造及びその装着の仕方について説明する。図4(A)に示すように、トナーカートリッジ44は断面概略J形状のカートリッジベース70と、カートリッジベース70に回動可能に装着されるカートリッジ本体45とから構成される。
カートリッジベース70の側板72には図1に示したカートリッジ受部材10の側板12,14に形成されたガイド溝13,15に挿入される突起76が形成されている。カートリッジベース70の底部には受部材10のトナー補給口18に対応する複数の開口78が形成されている。
【0026】
カートリッジベース70の一方の側板72には更に、カートリッジ本体45に突設した突起74が嵌合する溝73が形成されている。カートリッジ本体45はカートリッジベース70の開口78に整列可能な複数の開口79を有している。図4(A)に示すように、カートリッジ本体45とカートリッジベース70とは、突起74をカートリッジベース70の溝73中に嵌合することにより一体化されている。
【0027】
この状態でカートリッジベース70の突起76をカートリッジ受部材10のガイド溝13,15に挿入することにより、トナーカートリッジ44がカートリッジ受部材10に装着される。
突起76をカートリッジ受部材10のガイド溝13,15にいっぱいに挿入した状態で、図4(B)に示すようにカートリッジ本体45をカートリッジベース70に対して回転する。
【0028】
これにより、カートリッジ本体45の突起74はカートリッジベース70の溝73から抜け出て、カートリッジ受部材10の溝16に嵌合し、図5に示した位置でカートリッジ本体45の突起74が溝16中でロックされる。
この状態では、カートリッジ本体45の開口79がカートリッジベース70の開口78とカートリッジ受部材10のトナー補給口18に整列し、トナーカートリッジ44に収容されているトナーがトナー室38内に供給される。
【0029】
次に図6を参照して、トナー還流機構46の詳細について説明する。クリーナ26内には一端がギヤ84に連結され、他端がはすばギヤ90に連結されたコイル部材80が収容されている。
トナー還流機構46はゴムホース等の可撓性チューブ86と、可撓性チューブ86内に収容されたコイル部材88を含んでいる。コイル部材88の一端は、図7に示すようにはすばギヤ90に噛み合うはすばギヤ92に連結されている。トナー室38に隣接するトナー戻し室39にはギヤ98に遵桔されたシャフト94と、シャフト94に連結されたコイル部材96が収容されている。
【0030】
感光ドラム20の駆動ギヤ82に噛み合うギヤ84が回転されると、コイル部材80が回転されてクリーナ28内の残留トナーを矢印B方向に搬送する。コイル部材80の回転は互いに噛み合うはすばギヤ90,92を介して可撓性チューブ86内に収容されたコイル部材88に伝達され、コイル部材88が残留トナーを矢印C方向に搬送するように回転される。
【0031】
一方、コイル部材96はギヤ98により回転されて、トナー戻し室39内に戻された残留トナーを矢印D方向に搬送し、トナー室38を画成する後板の幅方向概略中央部に設けられた開口97,99を介して残留トナーをトナー室38内に供給する。
このように本実施例のトナー還流機構によれば、クリーナ26内に収容された残留トナーがトナー室38の幅方向概略中央部分に戻されるため、トナーカートリッジ44から供給されたトナーと残留トナーをアジテータ42の回転により一様に混合することができる。
【0032】
図8を参照すると、本発明第2実施例の現像装置断面図24Aが示されている。この実施例はトナー補給口18に異物混入防止部材100を装着したものである。
具体的には、異物混入防止部材100は14本/インチの密度でナイロン繊維を縦横に編んだネットから形成され、このネット100をトナー補給口18の縁部に接着剤で取り付けた。
【0033】
即ち、トナー補給時にトナーカートリッジ44を現像装置から取り外すため、トナー補給口18がオープンになる。このときややもすると、現像装置外部より人の毛髪、消しゴムの粉、衣類の繊維、紙片等の異物がトナー室38内に侵入する。これを防止するためにネット100をトナー補給口18に取り付けたものである。
【0034】
符号102はネット100を振動させるための振動機構を示している。トナーの流動性が悪い、装置の使用環境が高温多湿である、あるいはネット100のメッシュが細かい等の理由により、ややもするとネット100を介してトナーがトナー室38内に補給されない場合がある。
この問題を解決するために、振動機構102によりネット100を必要に応じて振動させる。図9を参照して、異物除去ネット100の振動機構102について説明する。
【0035】
トナー補給口18の縁部の周囲に、スポンジ緩衝材104、ピエゾ振動子106、異物除去ネット100、スポンジ緩衝材104を順次接着で積層した。ピエゾ振動子106はトナー補給口18の縁部の周囲に複数設けて、ネット100を振動するようにした。異物除去ネット100を必要に応じて振動させることにより、トナーをスムーズにトナー室38内に補給することが可能である。
【0036】
図10は本発明第3実施例の現像装置24Bの断面図を示している。本実施例では、異物混入防止ネット100′をアジテータ42の回転軌跡と干渉するように設け、アジテータ42の回転動作によってネット100′に振動を与える。
図11を参照すると、本実施例第4実施例の現像装置24Cの断面図が示されている。本実施例では、トナー還流機構46′の還流端47がトナー室38を画成する側板に開口している。更に、第1アジテータ40と第2アジテータ42との間に異物除去ネット108が設けられている。
【0037】
トナー還流機構46′で還流される残留トナー中には、往々にして紙片、ゴミ、粗大トナー等の異物が混入されている。これらの異物が現像ローラ30に送られると、印字欠落が発生する恐れがある。
本実施例では、異物除去ネット108により残留トナー中の異物が現像ローラ30に搬送されるのを防止できるため、印字欠落のない良好な現像を行うことができる。
【0038】
図12(A)は複数の羽根40aを有する一般的なアジテータ40を示している。図12(B)はアジテータ40の外周を異物除去ネット110で覆い、ブレード112をネット110に押し当てたアジテータ40Aを示している。ネット110上に残された粗大トナーやゴミ等はブレード112によりその移動を阻止され、これらの異物が現像ローラ30に送られることが防止される。
【0039】
図13(A)及び図13(B)はアジテータの他の実施例を示している。図13(A)に示すアジテータ40Bはねじれた羽根114を有している。アジテータ40Bを回転することにより、羽根114がトナーを軸方向に動かす力を与えるため、還流してきた残留トナーの軸方向への均一化がより速やかに行われる。
図13(B)に示すアジテータ40Cは軸115に対して傾斜した複数の羽根116を有している。このアジテータ40Cもアジテータ40Bと同様に、軸方向の力をトナーに与えることができる。
【0040】
尚、第1アジテータ40として図13(A)に示すアジテータ40Bを使用すると、第2アジテータ42は反対方向にねじれた羽根を有するアジテータを使用する必要がある。
また、第1アジテータ40として図13(B)に示すアジテータ40Cを使用すると、第2アジテータ42としては反対方向に傾いた羽根を有するアジテータを使用する必要がある。
【0041】
次に図14を参照して、現像ローラ30の支持機構について説明する。現像ローラ30はベアリング118を介してブラケット120に回転可能に取り付けられている。
ブラケット120は、現像装置全体の強度を保つ補強材として働き、現像ローラ30の他にドクターブレード36等の取付精度が必要な部材もブラケット120に取り付けられている。このブラケット120は、ハウジング4に取り付けられており、ブラケット120とハウジング4との間には弾性ゴム製の制振材122が挿入されている。
本実施例では、制振材122がハウジング4とブラケット120との間に介装されているため、ハウジング4の振動がブラケット120に伝達されることが防止され、現像ローラ30の振動が防止される。これにより現像ローラ30と感光ドラム20の間のギャップを常に一定に保つことができる。
【0042】
現像ローラ30の取付にブラケットを使用しない現像装置の場合には、現像ローラのシャフトとハウジングの問、あるいは現像ローラのシャフトを支持しているベアリングとハウジングの間に制振材を挿入する。これによって、ハウジングから現像ローラへの振動の伝達を有効に防止できる。
次に図15を参照して、アジテータの支持機構について説明する。アジテータ40の一端はスリーブ軸受124により支持され、他端はピボット軸受126により支持されている。
【0043】
符号128はトナー室38内のトナーが外部に漏れるのを防止するスポンジシールである。ピポット軸受126は樹脂製であり、ハウジング4に固定されている。このため、ビボット軸受126側からトナーが外部に漏れることはない。
このようにアジテータ40の片側の支持にピボット軸受126を採用したために、従来のようにスリーブ軸受部にトナーが侵入して発生するアジテータ40の回転トルクの上昇を防止できる。これによって、キャリア室のねじれを防止することができ、キャリア室の変形に起因して発生する印字濃度むらやかぶりを低減することができる。
【0044】
次に図16乃至図21を参照して、キャリア室内でキャリアとトナーとを均一に混合でき、トナー濃度のむらが発生しない仕切部材の形状について説明する。現像ローラ30と仕切部材32との間にキャリア室(現像室)34が画成されている。
図16(A)に示す実施例は、仕切部材32の壁面32aを表面処理して粗くしたものである。表面処理方法としては、表面の削り又は磨き、サンドブラスト処理等が挙げられる。このように壁面32aを粗面処理することにより、キャリア室34内でトナーとキャリアが一様に混合されやすくなる。
【0045】
図16(B)に示した実施例は仕切部材32の壁面32bを凹凸形状にして、現像剤の攪拌性を向上させたものである。仕切部材32の壁面32bをウエーブ形状に形成するのが最も望ましく、これにより現像ローラ30の軸方向に現像剤が移動しやすくなる。
図17(A)〜図18(B)は他の望ましい仕切部材32の形状を示している。即ち、現像ローラ30と対向する仕切部材32の幅方向概略中央部に断面三角形突起134、台形突起136、楕円形突起138又は円形突起140を形成する。
【0046】
このように、仕切部材32の幅方向概略中央部に種々の形状の突起を設けることにより、現像剤の軸方向の流れを押さえ、現像剤の偏りをなくしている。現像剤の偏りがなくなることによって、トナー濃度むらが防止され、良好な画質を得ることができる。
図19は仕切部材の他の形状を示している。本実施例の仕切部材32は幅方向中央部分の壁面142が現像ローラ30と概略平行で、両端部分の壁面143が端に行くにつれて現像ローラ30から徐々に離れるように形成されている。
【0047】
これにより、現像剤の軸方向の移動によってトナー濃度が高くなる両端部分において、キャリア室の容積を増やすことができ、全体的にトナー濃度を均一化することができる。トナー濃度を均一化することによって、かぶり、濃淡むらを防止でき、良好な画質を得ることができる。
図20(A)〜図21(B)は仕切部材の更に他の形状を示している。即ちこれらの実施例では、現像ローラ30に対向する仕切部材32の壁面に複数(図示された実施例では2個)の突起物を設けたものである。
【0048】
突起物の形状は断面三角形144a,144b、台形146a,146b、楕円形148a,148b又は円形150a,150bのいずれの形状でもよい。
現像ローラ30に対向する仕切部材32の壁面に種々の形状の突起物を2個設けたことにより、両端部分から中央部分に向かう現像剤の軸方向の流れを突起物によって押さえることができ、トナー濃度を現像ローラ30の軸方向に渡り均一化することができる。
【0049】
図22(A)及び図22(B)を参照すると、本発明実施例のスコロトロン帯電器のグリッド形状が示されている。
従来のスコロトロン帯電器では、放電ワイヤが通過するグリッド電極の中央部分に開口が設けられていず、放電ワイヤと感光ドラムとの間がグリッド電極により遮蔽されていた。このため感光ドラムの帯電むらが発生することがあり、特にハーフトーンの再現性が悪いという問題があった。
【0050】
そこで本発明実施例では、図22(A)に示すように放電ワイヤ152が通過するグリッド154の中央部分に複数の平行四辺形開口156を設けるようにした。または、図22(B)に示すようにグリッド154′に複数の大きな平行四辺形開口158を設けるようにしてもよい。
このように本実施例のスコロトロン帯電器では、放電ワイヤ152が通過する中央部分においてグリッド154,154′が開口156,158を有しているため、感光ドラム表面を一様に帯電することができ、ハーフトーンの再現性を向上することができる。
【0051】
図23は自動給紙用の用紙カセット50を示す。図3に示すように、多数枚の用紙52を積み重ねた状態で保持する用紙カセット50は、カセットごとプリンタ装置の底部のカセット収容部に矢印E方向に着脱可能に装着される。用紙カセット50がプリンタ装置に装着された状態で用紙の給紙方向Fの先端部がプリンタ本体側のピックローラ54に近接した位置に来る。
【0052】
本実施例による用紙カセット50は、カセット本体201と、このカセット本体に支点を中心に揺動可能に取付けられた圧力板202と、弾性材203、例えばマイラーのシートとを介して圧力板202と連動するように連結されたエンドガイド204からなる。
圧力板202は用紙の先端側を下側から保持するもので、用紙の量が多い時は、図24(A)に示すように、略水平な状態となっており、用紙の量が少なくなると、図24(B)に示すように、支点205を中心として回転し、用紙の先端部分をピックローラ54に押し当てようとする。したがって、カセット50内の用紙は用紙枚数に関係なく、最上端の用紙の先端部が常時ピックローラ54に当接するように押し上げられている。エンドガイド204はその上端がカセット本体201に揺動可能に連結され、その下端がマイラーシート203とを介して圧力板202と連動するようにこの圧力板202に連結されている。
【0053】
用紙の量が多い時は、上述の如く図24(A)に示すように、圧力板202は略水平な状態となっており、最上端の用紙の先端部がピックローラ54に当接するように押し上げられている。用紙の量が少なくなると、図24(B)に示すように、圧力板202は支点205を中心として上方へ回転し、用紙を持ち上げ、最上端の用紙の先端部分をピックローラ54に押し当てようとする。この時、支点205より下方位置206で圧力板202に連結されているマイラーシート203は圧力板202に引っ張られて用紙の前方(F方向)に回動し、これによりエンドガイド204も下側が前方へ移動する。これにより、エンドガイド204は用紙の後端部を前方へ押し、用紙先端部がピックローラ54と接触することを確保する。
【0054】
このように本実施例では、用紙が少なくなった場合に、用紙の後端がエンドガイド204によって押されるため、用紙の先端は確実にピックローラ54に接触する位置まできており、ピックミスを引き起こすことが防止される。
なお、本実施例では、マイラーシート203は用紙カセットの用紙後方の中央部に設けられており、用紙の進行方向に複数の穴207が設けられている。これらの穴207を通じて、光学センサ(図示せず)によって用紙のサイズを検出し、プリンタ装置の制御部(図示せず)に入力する。また、圧力板202が図24(A)のように下がった時、マイラーシート203の弾性力だけではエンドガイド204が元の状態へ戻らないので、エンドガイド204に樹脂ばね208を設け、エンドガイド204を確実に元の状態へ戻るようにすると共に、マイラーシート203の弛みをなくする。なお、樹脂ばね208はカセット本体201の穴209に取り付けられている。
【0055】
図25はピックローラ54による給紙機構を示す。ピックローラ54は、用紙カセット50内の最上端の用紙の先端部に接触していると共に、給紙方向(F方向)前方にある分離パッド211にも接触している。ピックローラ54が矢印G方向に回転すると、用紙カセット50内の最上部の用紙52aがピックローラ54により前方へ送られ、2枚目の用紙52aは分離パッド211との摩擦により前方への移動を妨げられ、その用紙52bの先端部Hがピックローラ54と分離パッド211と間に挟まれた状態に維持されている。1枚目の用紙52aの印字が完了し、2枚めの用紙52bについて印刷開始の指令がないときは、当該用紙についての次の印刷が開始されるまでの間、図25(A),(B)に示すように、用紙先端部Hがピックローラ54と分離パッド211との間に挟まれた状態になっており、このまま長時間放置されると、ピックローラ54や分離パッド211の表面のゴムが変形し、これらの耐久性や用紙のピック性能に影響する。
【0056】
そこで、本実施例では、図25(C)に示すように、始めの用紙について印刷が完了した時点で、或いは、始めの用紙がピックローラ54から離れた後に、ピックローラ54を所定量回転させ、次の用紙を先端部Hが分離パッド211より約10mm程度前方へ送っておき、この位置で待機させて次の印刷指令を待つ。これにより、ピックローラ54と分離パッド211との間には用紙があるものの、それの間に用紙の先端縁Hが位置していないため、長時間放置した場合においても、ピックローラ54や分離パッド211の表面のゴムが変形するおそれはない。
【0057】
図26はピックローラ54とレジストローラ58による紙送り機構の第1実施例を示す。用紙カセット50からの自動給紙の場合、前述のように、用紙カセット50内の用紙はピックローラ54により送出された後、ループ状に約180度方向変換され、レジストローラ58によって、感光体ドラム46と転写器60との間に送られる。したがって、図26に示すように、ピックローラ54とレジストローラ58との間には、用紙をU字形経路の搬送する搬送ガイド220がある。
【0058】
本実施例の紙送り機構は、ピックローラ54とレジストローラ58を共通の駆動モータにより駆動するものである。即ち、モータピニオン221と噛み合う遊星機構222を矢印I方向に移動させることにより1回転駆動力をピックローラ54側或いはレジストローラ58側のいずれかに切り換える構造としている。なお、図26において、223は金属ローラ、224は給紙センサであり、円形の一点鎖線でギアを示す。
【0059】
本実施例による紙送り機構は、図27のタイムチャートに示すように作動される。即ち、先ず最初はピックローラ54が駆動される状態にあり、用紙がピックローラにより送られ、その先端が、レジストローラ58前方の搬送ガイド220の適切な位置に設けられた給紙センサ224の位置まで達すると、このセンサがONとなり、所定時間後に、ピックローラ54からレジストローラ58へ駆動を切り換える。この時点では用紙の先端はレジストローラ58に達しており、以後用紙はレジストローラ58により送られることとなり、用紙への印刷を行われる。用紙の後端がセンサ224の位置に達すると、このセンサはOFFとなり、所定時間後に、レジストローラ58からピックローラ54へ駆動を切り換える。この時点では、用紙の後端はレジストローラ58から離れている。
【0060】
図28はピックローラ54とレジストローラ58による紙送り機構の第2実施例を示す。本実施例の紙送り機構は、ピックローラ54とレジストローラ58を、別個の駆動モータを用いるか、又は共通の駆動源を用いて2つの駆動経路に分けると共に適当な電磁クラッチ(図示せず)を使用して両者を独立して駆動できるようにしたものである。例えば、図28に概略示すように、ピックローラ54側及びレジストローラ58側の双方に別個に連結されたモータピニオン221a,221bを設け、両者がそれぞれ独立して駆動できるようにする。
【0061】
図29は図26に示した駆動切換型の第1実施例にかかる紙送り機構を動作させるフローチャートの一例である。まず、紙送り命令があると、給紙部に設けられた図示しないセンサが用紙カセット50内に用紙があるか否かを検出し、用紙がない場合はその旨警告する。用紙がある場合は、ピックローラ54を回転させる。ピックローラは給紙センサがONとなるまで回転を続け用紙を送る。ピックローラが用紙を規定量送ってもなお、給紙センサがONとならない場合は、用紙のジャムが発生しているものと判断し、その旨警告する。給紙センサがONとなって所定時間が経過した後に、ピックローラ54からレジストローラ58へ駆動を切り換え、給紙センサ224がOFFとなるまで、レジストローラ58によって用紙を送る。レジストローラ58が用紙を規定量送ってもなお、給紙センサ224がOFFとならない場合は、用紙のジャムが発生しているものと判断し、その旨警告する。給紙センサ224がOFFとなって所定時間後に、レジストローラ58を停止する。次の紙送り命令があれば、ステップを繰り返し、なければ、レジストローラ58側からピックローラ54側へ駆動を切り換えて、ピックローラ54を一定量回転した後、用紙の先端が即ち図25(C)に示すようにピックローラ54と分離パッド211との間から約10mm程度進んだ状態で停止し、処理を終了する。
【0062】
図30は図26に示した第1実施例にかかる紙送り機構を動作させるフローチャートの別の例である。図29の処理と異なる部分のみ説明すると、本例では、給紙センサ224がOFFとなって所定時間後に、直ちに、レジストローラ58側からピックローラ54側へ駆動を切り換える。レジストローラ58を停止し、ピックローラ54を一定量回転させて、用紙の先端がピックローラ54と分離パッド211との間から約10mm程度進んだ状態で停止させる。次の紙送り命令があれば、ステップを繰り返し、なければ、処理を終了する。
【0063】
図31は図28に示した第2実施例にかかる紙送り機構を動作させるフローチャートであり、図32は同実施例の送り機構におけるタイミングチャートである。まず、紙送り命令があると、給紙部に設けられた図示しないセンサが用紙カセット内に用紙があるか否かを検出し、用紙がない場合はその旨警告する。用紙がある場合は、ピックローラ54を回転させる(ピックモータON)。ピックローラ54は給紙センサ224がONとなるまで回転を続け用紙を送る。ピックローラ54が用紙を規定量送ってもなお、給紙センサがONとならない場合は、用紙のジャムが発生しているものと判断し、その旨警告する。給紙センサ224がONとなって所定時間が経過した後に、ピックモータをOFFとしてピックモータを停止する。所定時間経過後、レジストモータをONとする(レジストローラ回転)と共に、ピックモータを再度ONとする。これにより、用紙はレジストローラ58とピックローラ54の両者で送られ、印字が行われる。ピックローラ54は一定量回転した後停止する。この時の一定量とは、次に来る用紙の先端が、図25(A)で説明したように、分離パッド211上を離れる位置まで送るのに相当する回転量である。給紙センサ224がOFFとなり、即ち、先行する用紙の後端が給紙センサ224を離れ、一定時間経過後に、レジストローラ58を停止する。次の紙送り命令があれば、ステップを繰り返し、なければ、処理を終了する。
【0064】
図32は上述した第2実施例にかかる紙送り機構を動作させるタイミングチャートの一例である。先ずピックローラ54が回転し、1枚目の用紙を送る。このピックローラは、1枚目の用紙が給紙ローラに到達し、給紙センサがONとなった後一定回転して停止する。所定時間経過後、レジストローラ58とピックローラ54の両者を同時に回転し、当該用紙についての印字動作を行う。この時、用紙はレジストローラ58とピックローラ54の両者によって送られる。ピックローラ54は一定量回転した後停止する。この時点では、1枚目の用紙は既にピックローラ54から離れている。ピックローラ54は一定時間停止した後、2枚目の用紙を送るべく、再度回転する。このピックローラ54は、1枚目の用紙の後端が給紙センサ224を通過して給紙センサがOFFとなり、次の用紙の先端が給紙センサ224に到達して給紙センサをONとなって(J区間)、さらに一定量(K区間)回転した後に停止する。所定時間経過後、レジストローラ58とピックローラ54の両者を回転し、2枚目の用紙についての印字動作を行う。以上の動作を繰り返すことにより、給紙動作が行われる。
【0065】
このように、ピックローラ54及びレジストローラ58をそれぞれ別個の駆動モータで駆動する、或いは電磁クラッチ等を使用する、等によりそれぞれ独立して駆動することで、用紙がピックローラから抜けるまで、ピックローラを駆動させることができ、ピックローラとレジストローラとの間での、引き合いによる負荷の増加、それに伴うびびり音、搬送ガイドの擦れ音等を軽減することが可能となる。即ち、上記のような構成により、負荷を軽減し、レジストモータのトルクを軽減することが出来、ランクの小さい又はより安価なモータを使用することが可能となる。更にまた、用紙がピックローラを抜ける時の衝撃が少なく、転写みだれが起こるのを防止する。
【0066】
図33(A),(B),(C)はプロセスユニット2のロック機構を示す。図1及び図2においても説明したように、本発明実施例のレーザプリンタにおいては、プロセスユニット2はプリンタ装置本体に着脱可能に装着され、トナーカートリッジ44はプロセスユニット2に対して着脱可能に装着される。
図33(A)はトナーカートリッジ44を装着していない状態のプロセスユニット2のみをプリンタ装置に装着した状態を示す。プロセスユニットは矢印Lの方向に図示しない案内部に沿ってプリンタ装置本体に挿入されるが、最初の挿入時にプロセスユニット2のロック部230の斜面231が、プリンタ装着本体側のロック部材240の斜面241に接触する。ロック部材240はばね性を有する形状のため下方(矢印M方向)に撓み、プロセスユニット2のロック部230の斜面231はロック部材240の斜面241を乗り越える。乗り越えた後は、ロック部材240のツメ242と、ロック部230が嵌合するので、プロセスユニット2は取り外すことが不可能となる。この時それぞれの嵌合部の形状は、図33(C)に示すように、プロセスユニット2を取り外そうとするとツメが噛み込むように、プロセスユニット2の引抜き方向(矢印Lと反対の方向N)に対する角度θ1(プロセスユニット側のロック部230のツメの角度)、θ2(プリンタ本体側のロック部材240のツメ242の角度)が共に90度より小さくなるようにすると効果的である。
【0067】
なお、ロック部材240はプリンタ装置のフレーム250に設けられたタボ251によって位置決めされ、フレーム250を挟むことで固定している。
図33(B)はトナーカートリッジ44をプロセスユニット2に矢印O方向に装填した状態を示す。図示のようにロック部材240は、トナーカートリッジ44に設けられたロック部材240に対向するロック解除用突起部253によって押し下げられ、プロセスユニット2のロック部230との嵌合が解除される。この状態においては、ジャム処理等のために把手255を挟みプロセスユニット2をプリンタ本体から取り外すことが可能となる。
【0068】
本実施例では、このようなロック機構を左右対称に2箇所設けることで更に安定した作用を得ることができる。このように必要に応じて1つ又は複数のロック機構を設ける構成とすることができる。
図34(A),(B)はトナーカートリッジ44をプロセスユニット2に装填した状態を断面図で示すものである。図34(A)は、トナーカートリッジ44の装填直後の状態であり、トナーカートリッジ44の外カバー263の開口264と内カバーの265の開口266がずれているため、トナー267はプロセスユニット2内に浸入しない。図34(B)は使用状態でのトナーカートリッジ44を示し、図中矢印P方向へ内カバー265が回転することで互いの開口264,266が合致し、プロセスユニット2へのトナー267の浸入が開始される。
【0069】
また、270は弾性シール部材であり、外カバー263と内カバー265との間、外カバー263とプロセスユニット2との間の隙間をそれぞれ塞ぐ作用をしている。なお、トナーカートリッジ44は内カバー265に設けられたピン268がプロセスユニット2のスリット269に嵌まり込むことで固定される。
このように、トナーカートリッジ44を装填していない状態では、プロセスユニット2をプリンタ本体から取り外せないように機能するロック機構を設けることによって、プロセスユニット2のみを取り外した時に生じ得る、プロセスユニットからのトナーの漏れに伴うプリンタ周辺の汚れを、安価且つ有効に防止することができる。したがって、トナーがプリンタ装置の内外に漏れることによって生ずる周辺の汚れ、未印刷或いは印刷済みの用紙へのトナーの付着等が防止され、印字品質を信頼性の高いものとすることが出来る。
【0070】
図35(A),(B)はプロセスユニットのロック機構の他の実施例を示すものである。図35(A)は画像形成装置、即ちプリンタの全体を示す概略図で、プロセスユニット2はプリンタの蓋272を開けて矢印L方向に装着される。装置と同時にプリンタ本体側のロック部材240の作用によりプロセスユニット2は自動的にロックされる。図35(B)において、トナーカートリッジ44をプロセスユニット2に装填すると、トナーカートリッジ44の突起状のロック解除部材270がロック部材240をそのばねに抗して押圧しロックを解除する。従って、本実施例においては、トナーカートリッジ44をプロセスユニット2に装填している時に限ってプロセスユニット2をプリンタ本体から取り外すことが出来る。
【0071】
図36(A),(B)はトナーカートリッジ44を示し、図34(A),(B)で示した実施例と同様、図36(A)のように未使用状態では、外カバー263の開口264と内カバー265の開口266がずれているため、トナー267はトナーカートリッジ44から流出しないが、内カバー265が矢印P方向に回転すると、図36(B)のように互いの開口264,266が合致し、これらの開口からトナーカートリッジ44内部のトナーが流出できる状態となる。なお、トナーカートリッジ44単独の状態では、外カバー263の開口264が内カバー261の開口266からずれる位置に、図示しないばね等で規制されている。
【0072】
図37(A),(B),(C)はプロセスユニット2に、図36(A),(B)に示したようなトナーカートリッジ44を装填する動作を時系列的に示すものである。図37(A)のようにプロセスユニット2をプリンタ装置本体に装着した状態では、本体側のロック部材240のツメによりプロセスユニット2がロックされている。図37(B)において、トナーカートリッジ44をプロセスユニット2に装填しようとする際は、トナーカートリッジ44はその外カバー263の開口264が内カバー265の開口266からずれている状態でのみ装填可能となる。図36(B)の状態では、トナーカートリッジ44の突起270が本体側のロック部材240のツメに当たって装填できないからである。したがって、この時はまだ、ロック部材240は作用しており、プロセスユニット2はプリンタ本体に対してロックされている。しかしながら、この状態から図37(C)のように、トナーカートリッジ44の内カバー265を矢印P方向に回転させ、外カバー263の開口264が内カバー265の開口266に合致する位置とすると、トナーカートリッジ44の突起270がロック部材240のツメを押して、プロセスユニット2のロック部から外し、プロセスユニット2の取外しを可能とする。このように、プロセスユニット2とトナーカートリッジ44とが一体に結合されており、かつトナーカートリッジが使用状態の位置にある時のみ、プロセスユニット2をプリンタ本体から取り外すことができる。なお、この時はトナーカートリッジ44の突起270はプロセスユニット2の係合穴271に嵌まり込んでいてトナーカートリッジ44はプロセスユニットに固定されている。
【0073】
図38(A),(B)はプロセスユニット2の他の実施例を示し、トナーカートリッジの装着用のU字形溝部には、トナー補充口8がある。U字形溝部の一方側には、1対の把手274が枢動可能に設けられ、通常は図38(B)のようにU字形溝部の内側にせり出すようにばね(図示せず)等により付勢されている。したがって、トナーカートリッジを装填使用とする際は、これらの把手274をU字形溝部の壁側に押し広げて図38(A)の状態として、トナーカートリッジをプロセスユニット2に装填する。
【0074】
図39(A)〜(C)はプロセスユニット2にトナーカートリッジ44を装填する動作を時系列的に示すものである。図39(A)のようにプロセスユニット2をプリンタ装置本体に装着した状態では、本体側のロック部材240のツメによりプロセスユニット2がロックされている。図39(B)において、トナーカートリッジ44をプロセスユニット2に装填しようとする際は、上述のように、把手274を押し広げてトナーカートリッジ44を矢印L方向に装填する。この時、外カバー263の開口が内カバー265の開口からずれていてトナーの流出が防止される。また、トナーカートリッジ44のロック解除部276がプリンタ本体側のロック部材240のツメを押し、プロセスユニット2のプリンタ本体に対するロックを解除する。次に図39(C)のように、トナーカートリッジ44の内カバーを矢印P方向に回転させると、トナーカートリッジ44の外カバー263の開口が内カバー265の開口に合致する位置となると共に、トナーカートリッジ44の突起部270がプロセスユニット2の係合穴271に嵌合して、トナーカートリッジ44がプロセスユニット2から抜けないようにする。更に、前述の把手274がばね(図示せず)等によりトナーカートリッジ44側に付勢され、トナーカートリッジ44が矢印Pと反対の方向へ回転するのを防止する。したがって、この状態では、トナーカートリッジ44をプロセスユニット2に固定する。従って、プロセスユニットごとプリンタ本体から取り外すことは出来るが、トナーカートリッジ44単独でプロセスユニット2から取り外すことはできない。
【0075】
従って、プロセスユニット2はトナーカートリッジ44の装填時のみ取外し可能で、トナーカートリッジ44は外が263と内カバー265の開口が合致していない時のみ取外し可能となり、これらの着脱時におけるトナーの漏れ、周辺への付着を防止する。
図40〜図42はトナー還流機構を示すもので、図40(A),(B)はドラムユニット280と現像ユニット290とを組合せたプロセスユニットの平面図及び側面図、図41(A),(B)はドラムユニット280の平面図及び側面図、図42(A),(B)は現像ユニット290の平面図及び側面断面図である。トナー還流機構については図6及び図7を参照して前述したが、本実施例では、現像ユニットとドラムユニットとの組合構造におけるトナー還流機構を示す。
【0076】
ドラムユニット280は、感光体ドラム20、クリーナ26、前帯電器(図示せず)等を含む1つのユニットとして構成される。このドラムユニット280には、クリーナ26によって感光体ドラム20から掻き落とされたトナーを還流させるために、感光体ドラム20と平行に第1スクリュウ282が取付けられ、この第1スクリュウの一端はドラムユニット280の側部の外側へ突き出ており、その下側から第2スクリュウ284がドラムユニットの側壁に沿って感光体ドラム20と略直角な方向に斜め上方(θ=5〜25度)に傾斜して延びている。第1スクリュウ282と第2スクリュウ284との間は、図7で示したようなはすばギアによって互いに噛み合っており、回転力を伝達できるようになっている。第2スクリュウ284の他端にもはすばギアを設けられている。
【0077】
一方、現像ユニット290は、現像ローラ30、第1及び第2アジテータ40,42、トナー戻し室39等を含む1つのユニットとして構成される。この現像ユニット290のトナー戻し室39には、現像ローラ30やアジテータ40,42と平行に第3スクリュウ292が設けられ、はすばギアを設けたその一端は現像ユニット290の側壁の外側へ突き出ている。
【0078】
ドラムユニット280と現像ユニット290とを組合せた際、第3スクリュウ292のはすばギアは第2スクリュウ284他端のはすばギアに下側から噛み合うように位置決めされ且つ結合される。第2スクリュウ284や、スクリュウ間の結合部には、前述したように可撓性チューブ等でトナー搬送流路がドラムユニット280と一体的に形成されており、またドラムユニット280と現像ユニット290との結合部分における搬送流路にはシール294が施され、トナーの漏れを防止している。なお、現像ユニット290はガイド296がドラムユニット280に当接するように結合される。
【0079】
本実施例によるトナー還流機構では、クリーナ26によって感光体ドラム20から掻き落とされた残留トナーは第1スクリュウ282によって図の矢印Q左方に搬送され、その端部位置では下側にある第2スクリュウ284に受け継がれ、斜め上方に矢印R方向に搬送され、更に第2スクリュウ284他端の下側にある第3スクリュウ292に受け継がれて、矢印S方向に搬送され、トナー戻し室39を経てトナー室に戻される。また、本実施例では、ドラムユニット280と現像ユニット290とをスライド式に結合することができる。
【0080】
図43は現像部における前停電器、即ちスコロトロン帯電器22の周辺の構造を示し、図44は図22(A)及び(B)に示したスコロトロン帯電器におけるグリッド電極の他の実施例形状を示す。図43において、20は像担持体である感光体ドラム、30は現像ローラ、40はアジテータ、26はクリーナ、302は除電用開口部、304は露光用開口部、306は非接触帯電部材、308はグリッド電極である。図44において、20は感光体ドラム、308はグリッド電極、306は非接触帯電部材であり、310はグリッド電極の穴形状パターン、312はこれらの穴パターンに基づく帯電パターン、特に穴形状の各部位及びこれらを重畳した帯電パターンを示す。
【0081】
グリッド電極308はプレス加工により形成されるが、図22(A)及び(B)に示した実施例では、感光体ドラム20の軸方向に同形状の穴を複数配置し、その穴の列を感光体ドラム20の回転方向にも複数配置したパターンであったが、本実施例では感光体ドラム20の回転方向には、複数列とする(2列を図示)が、これらの複数列の穴形状を、例えばピッチに対して1/3〜2/3づつ互いにずらしている。なお、穴310自体の形状は平行四辺形で約30〜60度の傾き(θ)をもち、隣接する穴と穴との間隔(t)を0.5〜1.5mmとする。
【0082】
このような穴形状310の配列とすることにより、感光体ドラム20の軸方向に関する穴310の開口幅のムラが少なくなり、帯電パターン312で示すように感光体ドラム20に対する帯電ムラが減少し、良好な印字品質が得られる。また、穴形状310は複数列であるため、部材の強度が得られ、安定した安価なグリッド電極308を構成することができる。
【0083】
図45は定着ユニット62と電源ユニット320とを一体化したものである。定着ユニットと電源ユニットとをそれぞれ個々のユニットとして別個に構成すると、両ユニットとも発熱体であるため、各ユニットを冷却するための冷却ダクト等の配列が複雑なものとなり、また両ユニット間の電気的接続構造が複雑となり、保守点検等のためにこれらを取り外したり交換する場合において、それぞれ個別に着脱しなければならないため、コストが増加する原因になっていた。
【0084】
本実施例では、定着ユニット62と電源ユニット320とを一体化して、1つのユニットとして構成したものである。即ち、図45において、20は感光体ドラム、52はトナー画像が転写された用紙、62は定着ユニット、320は電源ユニット、322は排熱ダクト、324は排熱ファン、326は第1プリント回路基板、328は第2プリント回路基板、330は装置フレーム、332は位置決め用のピンを示す。
【0085】
図示のように、一対の加熱ローラ64,66を具備する定着ユニット62は電源を搭載しているフレーム320上に電源に隣接して搭載される。そして、コネクタ又はケーブル(図示せず)を使用して電源ユニット320から直接定着ユニット62へ電源供給を行うようにしている。更に、電源ユニット320上に設けた排熱ダクト322の上部を定着ユニット62の側へも延ばし、排熱ダクト322と排熱ファン324を電源ユニット320用としてのみならず定着ユニット62用として兼用する。
【0086】
一体化ユニットはガイドピン332をプリンタ装置のフレーム330の所定の穴にセットすることにより、プリンタ本体に対する定着ユニット62の位置決めと同時にプリンタ装置側の第2プリント配線基板328への電気的接続を直接行えるようにしている。なお、第1プリント配線基板326は一体化ユニットの側に取付けられている。
【0087】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を有している。
(1)キッパー内の用紙が少なくなった場合でも、用紙先端部が確実にピックローラに捕捉され、ピックミスが防止されると共に、ピックローラや分離パッドが長時間用紙先端縁に接触していることによって生ずる変形等が防止され、給紙・搬送部の耐久性が向上する。
【0088】
(2)残留トナーをクリーナから現像装置のトナー室に直接戻すように構成したため、還流機構の傾斜を綬く取ることができる。これにより、残留トナーがクリーナの底部に溜まることが防止され、トナー再使用効率を向上することができる。
(3)キャリア室を画成する仕切部材の形状を最適化することにより、トナー濃度を現像ローラの軸方向に渡り均一化することができ、かぶり、濃淡むらのない良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスユニットの外観斜視図である。
【図2】プロセスユニットの断面図である。
【図3】本発明実施例の全体構成図である。
【図4】トナーカートリッジの斜視図である。
【図5】トナーカートリッジの装着方法を示す側面図である。
【図6】トナー還流機構を示す平面図である。
【図7】図6のA部分の詳細図である。
【図8】本発明第2実施例の現像装置断面図である。
【図9】異物除去ネットの振動機構を示す断面図である。
【図10】本発明第3実施例の現像装置断面図である。
【図11】本発明第4実施例の現像装置断面図である。
【図12】アジテータ斜視図である。
【図13】他のアジテータ斜視図である。
【図14】現像ローラの支持機構を示す断面図である。
【図15】アジテータ支持機構の断面図である。
【図16】仕切部材形状を示す図である。
【図17】他の仕切部材形状を示す図である。
【図18】他の仕切部材形状を示す図である。
【図19】他の仕切部材形状を示す図である。
【図20】他の仕切部材形状を示す図である。
【図21】他の仕切部材形状を示す図である。
【図22】スコロトロン帯電器のグリッド形状を示す図である。
【図23】用紙カセットの平面図である。
【図24】用紙カセットの動作を示し、(A)は用紙の量が多い時、(B)は用紙の量が少ない時である。
【図25】ピックローラによる給紙機構を示し、(A),(B)は従来例、(C)は実施例を示す。
【図26】紙送り機構の第1実施例を示す概略図である。
【図27】図26に示す紙送り機構の動作フローチャートを示す。
【図28】紙送り機構の第2実施例を示す概略図である。
【図29】図26に示した紙送り機構の動作の一例を示すフローチャートである。
【図30】図26に示した紙送り機構の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図31】図28に示した紙送り機構の動作を示すフローチャートである。
【図32】図28に示した紙送り機構の動作を示すタイミングチャートである。
【図33】(A),(B),(C)はプロセスユニットのロック機構を示す図である。
【図34】(A),(B)はトナーカートリッジの装着機構を示す図である。
【図35】(A),(B)はプロセスユニットのロック機構の他の実施例を示す。
【図36】(A),(B)はトナーカートリッジを示す概略図である。
【図37】(A),(B),(C)はプロセスユニットのロック機構の他の例を示す動作説明図である。
【図38】(A),(B)はプロセスユニットの他の例を示す概略図である。
【図39】(A),(B),(C)は図38に示したプロセスユニットのロック機構を示す動作説明図である。
【図40】(A),(B)はドラムユニットと現像ユニットとを組み合わせたプロセスユニットにおけるトナー還流機構に示す平面図および側面図である。
【図41】(A),(B)はドラムユニットのトナー還流機構に示す平面図および側面図である。
【図42】(A),(B)は現像ユニットのトナー還流機構を示す平面図及び側面図である。
【図43】現像部における帯電器の周辺を示す概略断面図である。
【図44】帯電器のグリッド電極のパターンを示す図である。
【図45】定着器と電源ユニットを一体化した状態を示す図である。
【符号の説明】
2…プロセスユニット
4…ハウジング
10…カートリッジ受部材
20…感光ドラム
22…帯電器
24…現像装置
26…クリーナ
30…現像ローラ
32…仕切部材
34…キャリア室
38…トナー室
40,42…アジテータ
44…トナーカートリッジ
46…トナー還流機構

Claims (8)

  1. 静電潜像保持体と;
    前記保持体を一様に帯電する帯電手段と;
    前記保持体を画像情報に応じて露光し、該保持体上に静電潜像を形成する手段と;
    前記静電潜像を現像して前記保持体にトナー像を形成する現像手段と;
    前記トナー像を前記保持体から用紙に転写する転写手段と;
    前記用紙上のトナー像を定着する手段と;
    を具備し;
    少なくとも前記静電潜像保持体、前記帯電手段、前記現像手段は、装置本体に対して着脱可能なプロセスユニットに収容され、
    前記プロセスユニットを装置本体に装着時に、前記プロセスユニットを自動的に装置本体にロックするロック手段を具備し、
    前記プロセスユニットにトナーを補給するトナーカートリッジが着脱可能に取付けられ、
    前記トナーカートリッジを前記プロセスユニットに装填した時、該トナーカートリッジが前記ロック手段を解除し、前記プロセスユニットを装置本体から取り外すことを可能にすることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記トナーカートリッジを前記プロセスユニットに装填した状態において、該トナーカートリッジをトナー補給の不能な非使用時の位置と、トナー補給の可能な使用時の位置との間で移動でき、該使用時の位置にて、前記トナーカートリッジが前記プロセスユニットにロックされ、前記非使用時の位置にて、該ロックが解除されることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  3. 前記トナーカートリッジを前記使用時の位置にある時、該トナーカートリッジを該使用時の位置に固定する手段を具備することを特徴とする請求項に記載の電子写真画像形成装置。
  4. 前記プロセスユニットは、少なくとも前記静電潜像保持体および該静電潜像保持体上の残留トナーをかき落とすクリーニング手段を含むドラムユニットと、少なくとも現像ローラ、トナー攪拌用アジテータ、およびトナー戻し室を含む現像ユニットとが着脱自在に結合されたものであることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  5. 前記ドラムユニットは、クリーニング手段によってかき落とされた残留トナーを搬送する第1スクリュウと、該第1スクリュウの送り方向終端から略直角に延びた第2スクリュウとを一体的に具備し、前記現像ユニットは、残留トナーを前記トナー戻り室に戻す第3スクリュウを具備し、前記ドラムユニットと前記現像ユニットとを結合した時、前記第1および第2スクリュウと前記第3スクリュウとの間でトナー還流路が形成されることを特徴とする請求項に記載の電子写真画像形成装置。
  6. 前記第2スクリュウは前記第1スクリュウの送り方向終端のの下側からはすば歯車を介して略直角に連結されると共に、該連結部から斜め上方へ30°〜60°の角度で延びており、前記第3スクリュウは前記第2スクリュウの送り方向終端部下側からはすば歯車を介して略直角に連結されていることを特徴とする請求項に記載の電子写真画像形成装置。
  7. 前記ドラムユニットと前記現像ユニットとの連結部にはシールが施されていることを特徴とする請求項に記載の電子写真画像形成装置。
  8. 前記保持体上の残留トナーをかき落とすクリーニング手段と;該クリーニング手段により前記保持体からかき落とされた残留トナーを前記現像手段に還流する還流手段が更に設けられており、これらのクリーニング手段およびトナー還流手段も、前記プロセスユニットに収容されていることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
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