JP3762596B2 - 端子台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば照明器具に内蔵して使用される端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の端子台には、当該端子台を取付孔が形成された取付板にその取付孔を通じて取り付けるために、取付爪が設けられることがある。
【0003】
例えば、特開平2−283909号公報には、一対の取付脚(取付爪)を設けて部品の取付が容易にかつ良好に行われるようにした部品の取付構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記部品の取付構造では、端子台が取付板から外れ易く、また取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造による制約が大きいという課題があった。
【0005】
図9は特開平2−283909号公報に記載の一対の取付爪を適用した端子台の上面図および側面図、図10は図9の端子台が取付板から外れ易いという課題の説明図、図11は取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造から受ける制約が大きいという課題の説明図である。
【0006】
いま、図9(a)に示すように、一対の取付爪PA1,PA2に対して、近い位置と遠い位置とに電線挿入孔H10が設けられる端子台があり、図9(b)に示すように、取付爪PA1,PA2に対して遠い位置の電線挿入孔H10に電線Wを挿入し、その電線Wを上方に引っ張ったとすると、図10に示すように、端子台の左方側が取付板Bから離れる状態になる。このとき、専ら取付爪PA2に大きな引張り力が加わり、取付爪PA1と取付爪PA2との肉厚が同一であるので(図9(b)の寸法M11,M12参照)、取付爪PA1の左方への変位量よりも取付爪PA2の右方への変位量の方が大きくなり、端子台が取付板から外れ易くなる(図10の下段に示す破線参照)。このような不具合は、一対の取付爪PA1,PA2に対して遠い位置の電線挿入孔H10に挿入した電線Wを引っ張ったときに発生し易い。また、この場合、てこの原理による効果が大きく、より大きな力が取付爪PA2に加わるので、取付爪PA2の破損により端子台が取付板から外れる場合もある。
【0007】
他方、端子台の取付板Bへの組付けの際、取付爪PA1と取付爪PA2との肉厚が同一であると、図11の破線に示すように、取付爪PA1の左方への変位量と取付爪PA2の右方への変位量とが等しくなるので、両取付爪PA1,PA2は同一の高さで接触する。したがって、それ以上、両取付爪PA1,PA2の各係止用突起の先端間の長さを短くすることができないので、その長さよりも取付板Bの取付孔H11を小さくすることができない。つまり、取付板Bの取付孔H11の孔径に対する一対の取付爪PA1,PA2の構造から受ける制約が大きいのである。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、端子台が取付板から外れ難く、また取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造による制約が小さい端子台を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明の端子台は、複数の鎖錠端子と、これら複数の鎖錠端子を内部に収納する本体とを備え、この本体には、前記各鎖錠端子に鎖錠させる電線を挿入するための電線挿入孔が上面に形成されているとともに、取付孔が形成された取付板のその取付孔に弾性変形させて取り付けられるものであって相互に離反する方向に係止用突起が各先端部に形成され弾性を有する一対の取付爪が設けられ、これら一対の取付爪のうち、電線挿入孔が遠い側の取付爪の肉厚を電線挿入孔が近い側の取付爪に比べて変化させて成り、前記本体から取付面側にアース片や回り止め突起などの突出部を設けるとともに、この突出部の高さを、取付爪先端と係止用突起の係止部との間に設定して成るのである。
【0010】
この構造では、一対の取付爪のうち、電線挿入孔が遠い側の取付爪の肉厚を電線挿入孔が近い側の取付爪に比べて変化させると、端子台を取付板から外れ難くすることができるとともに、取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造による制約を小さくすることができる。さらに、この構造によれば、両取付爪の各係止用突起の変位量がアンバランスであっても、端子台を取付板に対してまっすぐ押し込むことができ、取付操作性が良くなる。
【0011】
また、請求項1記載の端子台において、前記本体は、一面開口の箱状に形成され前記複数の鎖錠端子を互いに絶縁した状態で内部に収納するボディと、このボディの開口および側面を覆う箱状に形成され前記各鎖錠端子に対応する位置に前記電線挿入孔を有するカバーとにより成る構造でもよい(請求項2)。この構造でも、端子台を取付板から外れ難くすることができるとともに、取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造による制約を小さくすることができる。
【0012】
また、請求項1記載の端子台において、前記各鎖錠端子は、板状の端子板部と、この端子板部とともに対応する前記電線挿入孔から挿入された電線の導体線を狭持し鎖錠する鎖錠片を有する速結端子板部とを一体に備えて成る構造でもよい(請求項3)。この構造によれば、部品点数の削減が可能になる。
【0013】
さらに、請求項2記載の端子台において、一端側に圧接部を有し他端側にスリットを有するアースバネを備え、前記ボディには、前記アースバネの圧接部を内部に収納し、この圧接部を前記複数の鎖錠端子のうちの一の鎖錠端子に圧接させるための挿入孔が穿設されているとともに、前記アースバネのスリットに嵌入してそのアースバネを前記ボディに固定するための突起が形成されている構造でもよい(請求項4)。この構造によれば、アースバネおよび一の鎖錠端子により構成されるアースブロックのボディへの取付けが容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に係る端子台の分解斜視図、図2は図1の端子台を上方から見た図、図3は図1の端子台を後方から見た図、図4は図1の端子台の一部断面図で、これらの図を用いて以下に本実施形態の説明を行う。
【0015】
図1に示す端子台は、例えば照明器具における取付孔H1が形成された金属製の取付板Bに取り付けられて使用されるものであって、複数の速結端子部11,12,13(複数の鎖錠端子)と、アースバネ14と、複数の速結端子部11,12,13を内部に収納するボディ15およびカバー16とにより構成されている。
【0016】
速結端子部11は、両端が左方に屈曲する板状の端子板部111と、この端子板部111の上端中央から左方に屈曲して前後方向に延びる断面弓形状に形成され、電線の導体線(図示せず)を端子板部111の屈曲部分とともに鎖錠片112aとしての各先端で狭持し鎖錠する速結端子板部112と、この速結端子板部112の前後端の各々から延設された解錠片113と、端子板部111の下端後方から右方に屈曲して前方に延びる延設部114と、この延設部114の前端から上方に屈曲する板状の屈曲部115と、この屈曲部115に形成された一対の鎖錠片116とを備え、金属板を使用し例えば曲げ加工およびかしめなどを行うことにより一体に構成される。つまり、端子板部111の屈曲部分と速結端子板部112の各鎖錠片112aとにより、前後方向に配列された電線速結用の速結手段が一対構成され、屈曲部115側の一対の鎖錠片116により、左右方向に配列された電線速結用の速結手段が一対構成される構造になっている。
【0017】
速結端子部12は、両端が右方に屈曲する板状の端子板部121と、この端子板部121の上端中央から右方に屈曲して前後方向に延びる断面弓形状に形成され、電線の導体線を端子板部121の屈曲部分とともに鎖錠片122aとしての各先端で狭持し鎖錠する速結端子板部122と、この速結端子板部122の前後端の各々から延設された解錠片123と、端子板部121の下端後方から左方に屈曲して前方に延びる延設部124と、この延設部124の前端から上方に屈曲する板状の屈曲部125と、この屈曲部125に形成された一対の鎖錠片126とを備え、金属板を使用し例えば曲げ加工およびかしめなどを行うことにより一体に構成される。つまり、端子板部121の屈曲部分と速結端子板部122の各鎖錠片122aとにより、前後方向に配列された電線速結用の速結手段が一対構成され、屈曲部125側の一対の鎖錠片126により、左右方向に配列された電線速結用の速結手段が一対構成される構造になっている。
【0018】
速結端子部13は、両端が右方に屈曲する板状の端子板部131と、この端子板部131の上端中央から右方に屈曲して前後方向に延びる断面弓形状に形成され、電線の導体線を端子板部131の屈曲部分とともに鎖錠片132aとしての各先端で狭持し鎖錠する速結端子板部132と、この速結端子板部132の前後端の各々から延設された解錠片133とを備え、金属板を使用し例えば曲げ加工などを行うことにより一体に構成される。つまり、端子板部131の屈曲部分と速結端子板部132の各鎖錠片132aとにより、前後方向に配列された電線速結用の速結手段が一対構成される構造になっている。そして、本実施形態では、速結端子部13はアース端子として使用される。
【0019】
アースバネ14は、金属板を使用し例えば曲げ加工などを行うことにより図1に示す形状に形成され、速結端子部13の端子板部131の右面に圧接(当接)する圧接部141を左端側に有し、当該アースバネ14をボディ15に取り付けるためのスリット142を右端側に有している。また、アースバネ14の右端側は下方に屈曲されており(図4参照)、この屈曲部分が取付板Bのアース孔H2に挿入され取付板Bに圧接される。
【0020】
ボディ15は、絶縁性の樹脂などで一面開口の箱状に形成され、速結端子部11〜13を互いに絶縁した状態で左右方向に並べて内部に収納するものである。このボディ15には、速結端子部11〜13を互いに絶縁した状態で収納するための隔壁部15a,15bと、速結端子部11〜13をそれぞれ当該ボディ15に取付固定するための断面コ字状の壁部15c〜15eとが形成されている。
【0021】
また、ボディ15の下面には、本端子台の回り止め用であって取付板Bの孔H3に挿入される突起15fが形成され(図3参照)、またアースバネ14填め込み用の溝部15gが設けられている(図4参照)。この溝部15gには、アースバネ14のスリット142に嵌入(圧入)するリブ15hが形成され、このリブ15hの近傍には、アースバネ14の圧接部141側をボディ15内部に挿入するための孔15iが穿設されている。
【0022】
また、ボディ15の前方側面には、複数の孔15jが上記各鎖錠片126に対応する位置に穿設されている。
【0023】
さらに、前後方向と直交するボディ15の両側面の各々には、係止爪15kが複数形成されているとともに、取付部150が左右方向の右方寄りに一体に形成されている(図2,図3参照)。具体的には、各取付部150は、隔壁15aを通る面を中心とする位置に設けられ、弾性を有する取付爪151,152としての両端が下方に延びる断面コ字状に形成され、両取付爪151,152の先端には、それぞれ左右方向に相互に離反する係止用突起151a,152aが形成されている。そして、本実施形態の特徴として、両取付爪151,152のうち、左右方向の右方寄りの取付爪151よりもその左方寄りの取付爪152の方が肉厚が厚くなっている(後述の図5における寸法M1,M2(>M1)参照)。例えば、取付爪151の厚みは1.2mm程度に設定され、取付爪152の厚みは1.4mm程度に設定される。なお、既述の突起15fは、この下端が取付爪151,152の下端と係止用突起151a,152aの先端との間にくるようにその高さが設定されている。
【0024】
カバー16は、絶縁性の樹脂などでボディ15の開口および側面を覆う箱状に形成され、上述の各速結手段に対応する位置に電線挿入孔16aを有している。さらに詳述すると、カバー16の上面には6つの電線挿入孔16aが穿設され、カバー16の前方側面には5つの電線挿入孔16aが穿設されている。ただし、前方側面に設けられた5つの電線挿入孔16aのうち、左端側の電線挿入孔16aは、内蔵する速結端子部への接続用としては使用されない。
【0025】
また、カバー16の上面には、架橋部16bを挟んで隣接されたT字状の一対の孔16cが2組穿設され、各孔16cには当該孔16cよりも一回り小さめで弾性を有する解錠部材16dが架橋部16bから延設されている(図2参照)。ここで、右方側における前後いずれかの解錠部材16dの先端を押下すると、押下された解錠部材16dの下方に位置する前後いずれかの解錠片113,123がそれに押されて降下し、これら解錠片113,123側の鎖錠片112a,122aの各先端が対応する端子板部111,121の屈曲部分から離れる。同様に、左方側における前後いずれかの解錠部材16dの先端を押下すると、押下された解錠部材16dの下方に位置する前後いずれかの解錠片133がそれに押されて降下し、この解錠片133側の鎖錠片132aの先端が対応する端子板部131の屈曲部分から離れる。これらの結果、前後方向に配列された各速結手段からの電線の引抜きが可能になる。
【0026】
さらに、前後方向と直交するカバー16の両側面の各々には、各係止爪15kが係止する係止孔16eが複数設けられている(図3参照)。
【0027】
図5は取付板に取り付けられた図1の端子台を前方から見た図、図6は取付板に取り付けられた図1の端子台を後方から見た図で、これらの図をさらに用いて本端子台の組立ておよび取付板への組付け手順の一例を説明する。ただし、図5および図6では、簡単のため、取付板のみ断面図で示してある。
【0028】
まず、例えばアースバネ14の圧接部141をボディ15の孔15iに挿入しながら、アースバネ14のスリット142にボディ15のリブ15hを嵌入し、ダボカシメを行う(図4参照)。これにより、アースバネ14はボディ15の溝部15gに填め込まれて固定される。
【0029】
この後、速結端子部11〜13をそれぞれボディ15の断面コ字状の壁部15c〜15eに嵌入する。これにより、速結端子部11〜13はボディ15に取付固定される。
【0030】
この後、カバー16でボディ15の開口および側面を閉塞しながら、ボディ15の各係止爪15kを対応するカバー16の各係止孔16eに係止させる。これにより、ボディ15とカバー16とが互いに固定されるとともに、速結端子部11〜13が抜け止め固定され、完成品としての端子台が得られる。
【0031】
この後、取付板Bの孔H3に対して突起15fの位置合わせを行いながら、端子台の各取付部150の取付爪151,152を対応する取付板Bの取付孔H1に嵌入する。続いて、電線Wを電線挿入孔16aに挿入する。これにより、図5および図6に示すように、端子台の取付板Bへの組付けが完了する。
【0032】
図7および図8は本実施形態の特徴となる取付部の両取付爪から得られる作用の説明図である。ただし、図7および図8では、簡単のため、取付板のみ断面図で示してある。
【0033】
図5の状態から、すなわち速結端子部13側に電線Wが接続されている状態から、その電線Wを上方に引っ張ると、図7に示すように、端子台の左方側が取付板Bから離れる状態になる。このとき、専ら取付爪152に大きな引張り力が加わるが、取付爪151よりも取付爪152の方が厚めの肉厚になっているので、取付爪151の左方への変位量と取付爪152の右方への変位量との差が少なくあるいはほぼ等しくなり、端子台が取付板Bから外れ難くなる。例えば、両者の変位量の差がほぼ等しければ、図7の下段に示す破線のように、取付爪151,152の双方が取付孔H1から同時に抜けない限り、取付板Bからの端子台の外れが防止され得る。また、取付爪152の肉厚を厚くしたので、取付爪152の破損による取付板Bからの端子台の外れも防止される。
【0034】
他方、本端子台の取付板Bへの組付けの際、取付爪151よりも取付爪152の方が厚めの肉厚になっているので、図8の破線に示すように、取付爪152の右方への変位量よりも取付爪151の左方への変位量の方が大きくなり、両取付爪151,152は異なる高さで接触する。この結果、両取付爪151,152の各係止用突起の先端間の長さが短くなる。これにより、取付板Bの取付孔H1の寸法を小さくすることができる。つまり、取付板Bの取付孔H1の孔径に対する一対の取付爪151,152の構造による制約を小さくすることができる。
【0035】
以上により、より大きな引張り荷重のかかる取付爪の寸法を大きくすれば、単位変位量(たわみ)に対する応力値も増加するために、図9に示した端子台のように、より大きな引張り荷重のかかった取付爪のみが大きくたわんで外れることがなく、耐引張り荷重値の増加を図ることができる。
【0036】
また、一対の取付爪の寸法を大きくした場合に比べて、端子台を取付板に取り付ける際の荷重が軽減されるので、端子台の取付板への組付けが容易になる。
【0037】
また、取付板の取付孔の孔径を小さくすることができるので、取付強度(引張り強度)をより強固にすることができる。
【0038】
さらに、端子台の取付板への取付けの際、取付けが完了するまでの間、ボディの下面に形成した突起が当該突起用の孔にガイドされるので、両取付爪の各係止用突起の変位量がアンバランスであっても、端子台を取付板に対してまっすぐ押し込むことができ、取付操作性が良く、また自動機などで自動取付を行うときの位置決め精度が良くなる。
【0039】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明によれば、複数の鎖錠端子と、これら複数の鎖錠端子を内部に収納する本体とを備え、この本体には、前記各鎖錠端子に鎖錠させる電線を挿入するための電線挿入孔が上面に形成されているとともに、取付孔が形成された取付板のその取付孔に弾性変形させて取り付けられるものであって相互に離反する方向に係止用突起が各先端部に形成され弾性を有する一対の取付爪が設けられ、これら一対の取付爪のうち、電線挿入孔が遠い側の取付爪の肉厚を電線挿入孔が近い側の取付爪に比べて変化させて成るので、端子台を取付板から外れ難くすることができるとともに、取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造による制約を小さくすることができる。さらに、前記本体から取付面側にアース片や回り止め突起などの突出部を設けるとともに、この突出部の高さを、取付爪先端と係止用突起の係止部との間に設定して成るので、両取付爪の各係止用突起の変位量がアンバランスであっても、端子台を取付板に対してまっすぐ押し込むことができ、取付操作性が良くなる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の端子台において、前記本体は、一面開口の箱状に形成され前記複数の鎖錠端子を互いに絶縁した状態で内部に収納するボディと、このボディの開口および側面を覆う箱状に形成され前記各鎖錠端子に対応する位置に前記電線挿入孔を有するカバーとにより成るのであり、この構造でも、端子台を取付板から外れ難くすることができるとともに、取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造による制約を小さくすることができる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の端子台において、前記各鎖錠端子は、板状の端子板部と、この端子板部とともに対応する前記電線挿入孔から挿入された電線の導体線を狭持し鎖錠する鎖錠片を有する速結端子板部とを一体に備えて成るので、部品点数の削減が可能になる。
【0042】
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の端子台において、一端側に圧接部を有し他端側にスリットを有するアースバネを備え、前記ボディには、前記アースバネの圧接部を内部に収納し、この圧接部を前記複数の鎖錠端子のうちの一の鎖錠端子に圧接させるための挿入孔が穿設されているとともに、前記アースバネのスリットに嵌入してそのアースバネを前記ボディに固定するための突起が形成されているので、アースバネおよび一の鎖錠端子により構成されるアースブロックのボディへの取付けが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る端子台の分解斜視図である。
【図2】 図1の端子台を上方から見た図である。
【図3】 図1の端子台を後方から見た図である。
【図4】 図1の端子台の一部断面図である。
【図5】 取付板に取り付けられた図1の端子台を前方から見た図である。
【図6】 取付板に取り付けられた図1の端子台を後方から見た図である。
【図7】 本実施形態の特徴となる取付部の両取付爪から得られる作用の説明図である。
【図8】 本実施形態の特徴となる取付部の両取付爪から得られる作用の説明図である。
【図9】 (a)及び(b)は特開平2−283909号公報に記載の一対の取付爪を適用した端子台の上面図および側面図である。
【図10】 図9の端子台が取付板から外れ易いという課題の説明図である。
【図11】 取付板の取付孔の孔径に対する一対の取付爪の構造から受ける制約が大きいという課題の説明図である。
【符号の説明】
11,12,13 速結端子部
14 アースバネ
15 ボディ
15f 突起
150 取付部
151,152 取付爪
151a,152a 係止用突起
16 カバー
Claims (4)
- 複数の鎖錠端子と、これら複数の鎖錠端子を内部に収納する本体とを備え、この本体には、前記各鎖錠端子に鎖錠させる電線を挿入するための電線挿入孔が上面に形成されているとともに、取付孔が形成された取付板のその取付孔に弾性変形させて取り付けられるものであって相互に離反する方向に係止用突起が各先端部に形成され弾性を有する一対の取付爪が設けられ、これら一対の取付爪のうち、電線挿入孔が遠い側の取付爪の肉厚を電線挿入孔が近い側の取付爪に比べて変化させて成り、前記本体から取付面側にアース片や回り止め突起などの突出部を設けるとともに、この突出部の高さを、取付爪先端と係止用突起の係止部との間に設定して成ることを特徴とする端子台。
- 前記本体は、一面開口の箱状に形成され前記複数の鎖錠端子を互いに絶縁した状態で内部に収納するボディと、このボディの開口および側面を覆う箱状に形成され前記各鎖錠端子に対応する位置に前記電線挿入孔を有するカバーとにより成ることを特徴とする請求項1記載の端子台。
- 前記各鎖錠端子は、板状の端子板部と、この端子板部とともに対応する前記電線挿入孔から挿入された電線の導体線を狭持し鎖錠する鎖錠片を有する速結端子板部とを一体に備えて成ることを特徴とする請求項1記載の端子台。
- 一端側に圧接部を有し他端側にスリットを有するアースバネを備え、前記ボディには、前記アースバネの圧接部を内部に収納し、この圧接部を前記複数の鎖錠端子のうちの一の鎖錠端子に圧接させるための挿入孔が穿設されているとともに、前記アースバネのスリットに嵌入してそのアースバネを前記ボディに固定するための突起が形成されていることを特徴とする請求項2記載の端子台。
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