JP3761836B2 - 加速器用入出射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、研究・医療・工業分野に用いられる粒子線加速装置などに用いられ、入出力ビームを制御する加速器用入出射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、例えば「Opposite Field Septum Magnet System for the Separation of Charged Particle Beams」I.Sakai et al, 17-th International Conference on Magnet Technology, 2001 に示された従来の電磁石の構造図(従来の加速器用入出射装置の縦断面図)である。図7は図6のA−A線からみた断面斜視図の概要である。
図において、50はセプタム電磁石、60および70は補助バンプ電磁石、41,42,43,51,52,61,62は内部導体、45,55,65はヨーク、47は第1のビーム偏向磁極空隙、49は第2のビーム偏向磁極空隙である。
【0003】
次に動作について説明する。
上流側補助バンプ電磁石60の領域では、内部導体51および52により紙面に垂直下向きの磁場B3が存在する。また、セプタム電磁石50の第1のビーム偏向磁場空隙では内部導体41及び43により紙面に垂直下向き磁場B1が存在し、第2のビーム偏向磁場空隙では内部導体42及び43により紙面に垂直上向き磁場B2が存在する。さらに、下流側補助バンプ電磁石70の領域では、内部導体61および62により紙面に垂直下向きの磁場B4が存在する。
【0004】
周回及び取り出しビームはどちらも補助バンプ電磁石60により、反時計周りの方向に曲げられるが、セプタム電磁石50により、取り出しビームは同じく反時計回りに、一方周回ビームは時計周りに曲げられ、ビームの分岐が行われる。下流の補助バンプ電磁石70により、取出しビームはさらに反時計回りに曲げられ、周回軌道からの分離が進む、一方周回ビームは反時計回りに曲げられることにより、周回軌道上に戻される。このようにして、紙面垂直上向きと下向きの対向磁場を併せ持つセプタム電磁石を用いることで、周回ビームと取出しビームの分離を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
当該加速器用入出射装置のセプタム電磁石において、入射(出射)ビームは周回ビームに比べてビームサイズが小さいにも関わらず、鉄心の磁極空隙は同一としていた。このため入射(出射)軌道部分については、必要以上の磁極空隙を確保した構造となっていたため、起磁力、コイル、鉄心が無駄に大きくなってしまうという第1の課題があった。
【0006】
また、当該加速器用入出射装置のセプタム電磁石において、セプタムコイルを薄くするために真空チェンバー中に設置されることがある。この場合、セプタムコイル中で発生するジュール熱を除去する必要があるが、セプタムコイルが薄いため熱伝導が悪く、また真空中であるため対流による除熱も期待できない。更に薄いセプタムコイルは電気抵抗が高く、ここに大電流を流す必要があるため発熱密度が非常に高くなり、これをいかに冷却してビーム偏向・分離能力を高めるかという第2の課題があった。
【0007】
この発明の第一の発明は上記のような第1の課題を解決するためになされたもので、当該加速器用入出射装置のセプタム電磁石の入射(出射)軌道部の磁極空隙を周回ビーム軌道部の磁極空隙と区別して小さくすることにより、起磁力の低減、磁石の小型化を図ることを第1の目的とする。
【0008】
この発明の第二の発明は上記のような第2の課題を解決するためになされたものであり、当該加速器用入出射装置のセプタム電磁石のセプタムコイルを、真空チャンバーを構成する一つの隔壁として使用し、セプタムコイル間に間隙を設けてその間に冷媒を流すことにより、セプタムコイルの冷却効率化・通電容量、引いては当該加速器用入出射装置のビーム分離能力の向上を図ることを目的とする。
【0009】
この発明の第三の発明は第二の発明と同じく第2の課題を解決するためになされたものであり、セプタムコイルの表面を熱放射率の優れた物質でコーティングを施し、放射熱伝導性能の向上を図り、通電容量、引いては当該加速器用入出射装置のビーム分離能力の向上を図ることを目的とする。
【0010】
この発明の第四の発明は第一の発明の構成と第二または第三の発明の構成とを併せたセプタム電磁石として、小型化すると共に、冷却効率のよい加速器用入出射装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明の請求項1に係る加速器用入出射装置は、周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、上記周回ビーム用両コイルのコア部分と上記入出射ビーム用の両コイルのコア部分を含むコアを有し、周回するビーム軌道と入出射するビーム軌道を共に偏向するセプタム電磁石を有する加速器用入出射装置において、上記セプタム電磁石の入出射ビームの通過する磁極空間の断面積を形成する磁極間隙を周回ビームが通過する磁極空間の磁極間隙よりも小さくし、上記入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイルの起磁力を低減すると共に、上記入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイルおよびこれら両コイル用のコア部分を、上記周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイルおよびこれら両コイル用のコア部分より小型化したものである。
【0012】
(2)この発明の請求項2に係る加速器用入出射装置は、周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、上記周回ビーム用両コイルのコア部分と上記入出射ビーム用の両コイルのコア部分を含むコアを有し、周回するビーム軌道と入出射するビーム軌道を共に偏向するセプタム電磁石を有する加速器用入出射装置において、上記セプタム電磁石のコアは中央部に空間部を有するコアとし、
上記コアの空間部に、上記入出射ビーム用リターンコイル、入出射ビームと周回ビームとが通過する真空容器、上記周回ビーム用リターンコイルの順に配置すると共に、上記真空容器内の入出射ビームが通過する部分と上記周回ビームが通過する部分との間に上記入出射ビーム用セプタムコイル、絶縁スペーサ、上記周回ビーム用セプタムコイルを順に配置し、上記絶縁スペーサは複数のスペーサを間隔を介して上記入出射ビーム用と周回ビーム用の両セプタムコイル間に密接挟持させ、各スペーサ及び上記両セプタムコイルによって囲まれた空間を外部からの冷媒が通過する冷媒通路としたものである。
【0013】
(3)この発明の請求項3に係る加速器用入出射装置は、周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、上記周回ビーム用両コイルのコア部分と上記入出射ビーム用の両コイルのコア部分を含むコアを有し、周回するビーム軌道と入出射するビーム軌道を共に偏向するセプタム電磁石を有する加速器用入出射装置において、上記コアの空間部に、上記入出射ビームと上記周回ビームとが通過すると共に、上記電磁石用のセプタムコイルとリターンコイルを内在した真空容器を配置し、上記真空容器の内部は、上記入出射ビーム用リターンコイル、上記入出射ビームが通過する部分、上記入出射ビーム用セプタムコイル、絶縁スペーサ、上記周回ビーム用セプタムコイル、上記周回ビームが通過する部分、上記周回ビーム用リターンコイルの順に配置し、上記入出射ビーム用と周回ビーム用の両セプタムコイルは、上記絶縁スペーサを挾持して密接すると共に、上記両セプタムコイルの上記入出射ビームまたは上記周回ビームと対向するコイル表面にそれぞれ熱放射率の高い非金属部材からなるコーティングを施したものである。
【0014】
(4)この発明の請求項4に係る加速器用入出射装置は、請求項1項記載の加速器用入出射装置と請求項2または請求項3の加速器用入出射装置とを併せて構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、第一の発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1はセプタム電磁石の概要を示す断面斜視図である。
図1において、11は鉄心、12は入射(出射)ビーム用のセプタムコイル1、13は周回ビーム用のセプタムコイル2、14は入射(出射)ビーム用のリターンコイル1、15は周回ビーム用のリターンコイル2、16入射(出射)軌道の磁極空隙1、17ビーム周回軌道の磁極空隙2である。
【0016】
次に動作について説明する。図1において、セプタムコイル1とリターンコイル1に通電することにより、入射(出射)軌道の磁極空隙1に磁場(B1)を生成する。同様にセプタムコイル2とリターンコイル2にも通電するが、通電の向きを逆にすることにより、ビーム周回軌道の磁極空隙2にはB1と逆向きの磁場(B2)を生成する。この逆方向の磁場を利用して、磁極空隙1、2内を通過する荷電粒子ビームを逆向きに偏向させ、各々の軌道を分離することが可能となる。入射(出射)ビームの大きさは、磁極空隙2を通過する周回ビームに比べて小さいため、磁極空隙1の高さは磁極空隙2の高さに比べて小さくしている。
【0017】
以上述べた手法により、入射(出射)軌道側とビーム周回軌道側に互いに逆方向の磁場を発生させる加速器用入出射装置において、セプタムコイル2、リターンコイル2に流す電流に比べて、セプタムコイル1とリターンコイル1に流す電流を小さくすることができるため、電源容量を小さくすることができる。また、セプタムコイル1およびリターンコイル1、鉄心11の大きさを小さくすることが可能となる。
【0018】
実施の形態2.
以下、第二の発明の実施の形態2を図に基づいて説明する。図2はセプタム電磁石の横断面図で、図3はセプタム電磁石における絶縁スペーサを示す要部の図である。
図において、21は鉄心、22は入射(出射)ビーム用のセプタムコイル1、22a,22bリード部、23は周回ビーム用のセプタムコイル2、24は薄いギャップ、25は絶縁材料、26は入射(出射)ビーム用のリターンコイル1、27は周回ビーム用のリターンコイル2、28は真空チャンバー1、29は真空チャンバー2、30は電磁力支持用の絶縁スペーサ(図3の構造参照)である。
【0019】
次に動作について説明する。セプタムコイル1、2は絶縁材料25を介して真空チェンバー1、2と接合され、真空気密とすることにより荷電粒子ビームが通る通路を確保している。セプタムコイル1とリターンコイル1に通電することにより真空チャンバー1内に磁場(B1)を生成する。同様にセプタムコイル2とリターンコイル2にも通電するが、通電の向きを逆にすることにより、真空チャンバー2内にはB1と逆向きの磁場(B2)を生成する。この逆方向の磁場を利用して、真空チャンバー1、2内を通過する荷電粒子ビームを逆向きに偏向させ、各々の軌道を分離することが可能となる。
また、セプタムコイル1、2に作用する電磁力は各々のコイル側に接近しようとする荷重となるが、コイル間に絶縁スペーサ30をはさんでおくことによりこの電磁力を受ける。
また、セプタムコイル間のギャップに冷媒を流すことにより、セプタム電極の冷却を効果的に実施することができる。
【0020】
以上述べた手法により、入射(出射)軌道側とビーム周回軌道側に互いに逆方向の磁場を発生させる加速器用入出射装置において、そのセプタムコイルを効果的に冷却を行うことができるため電流値の増大が可能であり、引いてはビーム分離能力・加速器全体の性能向上を図ることが可能となる。
【0021】
実施の形態3.
以下、第三の発明の実施の形態3を図に基づいて説明する。図4はセプタム電磁石の横断面図である。
図において、31は鉄心、32は入射(出射)ビーム用のセプタムコイル1、33は周回ビーム用のセプタムコイル2、34は熱放射率の優れた物質によるコーティング、35は入射(出射)ビーム用のリターンコイル1、36は周回ビーム用のリターンコイル2、37は真空チャンバー、38は絶縁スペーサである。
【0022】
次に動作について説明する。セプタムコイル1とリターンコイル1に通電することにより真空チャンバー1内に磁場(B1)を生成する。同様にセプタムコイル2とリターンコイル2にも通電するが、通電の向きを逆にすることにより、真空チャンバー2内にはB1と逆向きの磁場(B2)を生成する。この逆方向の磁場を利用して、真空チャンバー1、2内を通過する荷電粒子ビームを逆向きに偏向させ、各々の軌道を分離することが可能となる。また、セプタムコイル1、2に作用する電磁力は各々のコイル側に接近しようとする荷重となるが、コイル間に絶縁スペーサ38をはさんでおくことによりこの電磁力を受ける。
【0023】
セプタムコイルは薄いため熱抵抗が高く、熱伝達で逃げる熱量は非常に制約される。またセプタムコイルは真空中に設置されるため、当然対流による熱伝達は期待できない。従ってセプタムコイルにて発生するジュール熱は、放射によって逃がすしかない。そこで、セプタム電極の表面に熱放射特性の優れた材質のコーティング層34を設ける。セプタムコイルは電気伝導度の小さな銅などの金属材料を使用することが多い。ところが一般的には非金属材料(アルミナ、窒化ケイ素等のセラミック類)の方が熱放射率の面では大きな値を示すため、このような材料がコーティング材としては適していると考えられるが、熱放射特性の優れたものであれば、その材料を限定するものではない。
【0024】
以上述べた手法により、入射(出射)軌道側とビーム周回軌道側に互いに逆方向の磁場を発生させる加速器用入出射装置において、そのセプタムコイルを効果的に冷却を行うことができるため電流値の増大が可能であり、引いてはビーム分離能力・加速器全体の性能向上を図ることが可能となる。
【0025】
実施の形態4.
以下、第四の発明の実施の形態4を図に基づいて説明する。図5はセプタム電磁石の横断面図である。符号については実施の形態2の符号と同一である。
図5で示すように図1に示す実施の形態1の構成と、図2,図3に示す実施の形態2の構成とを併せたものである。
【0026】
【発明の効果】
(1)この発明の請求項1によれば、周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル2に流す電流に比べて、入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイルに流す電流を小さくすることができるため、電源容量を小さくでき、また、入出射ビーム側の電磁石を小さくできるので、セプタム電磁石全体を小型化することができる。
【0027】
(2)この発明の請求項2および請求項3によれば、セプタムコイルを効果的に冷却できるので、電流値の増大が可能であり、引いてはビーム分離能力・加速器全体の性能向上を図ることが可能となる。
(3)この発明の請求項4によれば、上記(1)と(2)の効果を併せ持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるセプタム電磁石の概要を示す断面斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるセプタム電磁石の横断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるセプタム電磁石の絶縁スペーサを示す要部の図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるセプタム電磁石の横断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるセプタム電磁石の横断面図であ る。
【図6】 従来の加速器用入出射装置の縦断面図である。
【図7】 従来のセプタム電磁石の概要を示す断面斜視図である。
【符号の説明】
11,21,31 鉄心
12,22,32 入射(出射)ビーム用のセプタムコイル1
13,23,33 周回ビーム用のセプタムコイル2
14,26,35 入射(出射)ビーム用のリターンコイル1
15,27,36 周回ビーム用のリターンコイル2
16 入射(出射)軌道の磁極空隙1 17 ビーム周回軌道の磁極空隙2
22a,22b リード部 24 薄いギャップ
25 絶縁材料 28 真空チャンバー1(入射(出射)ビーム側)
29 真空チャンバー2(周回ビーム側)、 30,38 絶縁スペーサ
34 コーティング材 37 真空チャンバー
50 セプタム電磁石

Claims (4)

  1. 周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、上記周回ビーム用両コイルのコア部分と上記入出射ビーム用の両コイルのコア部分を含むコアを有し、周回するビーム軌道と入出射するビーム軌道を共に偏向するセプタム電磁石を有する加速器用入出射装置において、
    上記セプタム電磁石の入出射ビームの通過する磁極空間の断面積を形成する磁極間隙を周回ビームが通過する磁極空間の磁極間隙よりも小さくし、上記入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイルの起磁力を低減すると共に、上記入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイルおよびこれら両コイル用のコア部分を、上記周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイルおよびこれら両コイル用のコア部分より小型化したことを特徴とする加速器用入出射装置。
  2. 周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、上記周回ビーム用両コイルのコア部分と上記入出射ビーム用の両コイルのコア部分を含むコアを有し、周回するビーム軌道と入出射するビーム軌道を共に偏向するセプタム電磁石を有する加速器用入出射装置において、
    上記セプタム電磁石のコアは中央部に空間部を有するコアとし、
    上記コアの空間部に、上記入出射ビーム用リターンコイル、入出射ビームと周回ビームとが通過する真空容器、上記周回ビーム用リターンコイルの順に配置すると共に、
    上記真空容器内の入出射ビームが通過する部分と上記周回ビームが通過する部分との間に上記入出射ビーム用セプタムコイル、絶縁スペーサ、上記周回ビーム用セプタムコイルを順に配置し、
    上記絶縁スペーサは複数のスペーサを間隔を介して上記入出射ビーム用と周回ビーム用の両セプタムコイル間に密接挟持させ、各スペーサ及び上記両セプタムコイルによって囲まれた空間を外部からの冷媒が通過する冷媒通路としたことを特徴とする加速器用入出射装置。
  3. 周回ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、入出射ビーム用のセプタムコイルとリターンコイル、上記周回ビーム用両コイルのコア部分と上記入出射ビーム用の両コイルのコア部分を含むコアを有し、周回するビーム軌道と入出射するビーム軌道を共に偏向するセプタム電磁石を有する加速器用入出射装置において、
    上記コアの空間部に、上記入出射ビームと上記周回ビームとが通過すると共に、上記電磁石用のセプタムコイルとリターンコイルを内在した真空容器を配置し、
    上記真空容器の内部は、上記入出射ビーム用リターンコイル、上記入出射ビームが通過する部分、上記入出射ビーム用セプタムコイル、絶縁スペーサ、上記周回ビーム用セプタムコイル、上記周回ビームが通過する部分、上記周回ビーム用リターンコイルの順に配置し、
    上記入出射ビーム用と周回ビーム用の両セプタムコイルは、上記絶縁スペーサを挾持して密接すると共に、上記両セプタムコイルの上記入出射ビームまたは上記周回ビームと対向するコイル表面にそれぞれ熱放射率の高い非金属部材からなるコーティングを施したことを特徴とする加速器用入出射装置。
  4. 請求項1項記載の加速器用入出射装置のセプタム電磁石の構成と、請求項2または請求項3の加速器用入出射装置のセプタム電磁石の構成とを併せて構成したことを特徴とする加速器用入出射装置。
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