JP3761246B2 - 油圧アクチュエ−タ用サ−ボ制御装置 - Google Patents

油圧アクチュエ−タ用サ−ボ制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、油圧アクチュエータ用サーボ制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置を示している。図3において、油圧アクチュエータ1の制御弁2を制御するサーボ制御装置は、油圧アクチュエータ1の駆動を指示する目標値信号aを発生する目標値信号発生手段3、油圧アクチュエータの実際の駆動状態に係るフィードバック信号を出力する駆動状態検出手段4、および、前記目標値信号発生手段3からの目標値信号aと前記駆動状態検出手段4からのフィードバック信号bを受け取りこれら両信号a,bの偏差信号cを算出し且つこの偏差信号cに応じて弁駆動信号dを生成しこの弁駆動信号dを前記制御弁2に出力する制御信号出力手段5とでもって構成されている。図において、5aは、制御信号出力手段5に包含されている弁駆動信号算出部であって、偏差信号cに応じて弁駆動信号d算出するものである。
【0003】
このように構成した油圧アクチュエータ用サーボ制御装置は、制御信号出力手段5からの弁駆動信号dが、目標値信号aにフィードバック信号bが追随するよう油圧アクチュエータ1の制御弁2を切換操作するものであるから、目標値信号aにより油圧アクチュエータ1を任意に駆動することができるものである。
【0004】
このような油圧アクチュエータ用サーボ制御装置は、油圧アクチュエータ1の駆動速度を制御する速度制御用、または油圧アクチュエータ1の駆動位置を制御する位置制御用として多用されている。速度制御用では、目標値信号aは油圧アクチュエータ1の駆動速度を指示する目標駆動速度信号であり、フィードバック信号bは油圧アクチュエータ1の実際の駆動速度を示す実際駆動速度信号が用いられる。また、位置制御用では、目標値信号aは油圧アクチュエータ1の駆動位置を指示する目標位置信号であり、フィードバック信号bは油圧アクチュエータ1の実際の駆動位置を示す実際駆動位置信号が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置は、目標値信号aが指示する目標値(目標速度または目標位置)と、フィードバック信号bを介して検出される油圧アクチュエータ1の実際の駆動状態(速度または位置)の間に生じる偏差を前提として、油圧アクチュエータ1が駆動されるものである。従って、目標値信号aが変動した場合に、油圧アクチュエータ1の駆動状態(速度または位置)がこの目標値の指示する状態(速度または位置)に達するまでに時間的な遅れ(応答遅れ)がある。このような応答遅れは、油圧アクチュエータ1の駆動抵抗(摩擦抵抗、慣性抵抗)および制御弁の切換抵抗(摩擦抵抗、慣性抵抗)等、サーボ制御系が必然的に持っており、しかもこの応答遅れは、機差(同一機種における固体差)および経年変化によって異なるものである。
このため、従来の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置は、油圧アクチュエータ1の駆動状態(速度または位置)を変動する目標値信号aに即応させることが困難であるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、従来のサーボ制御装置に一部構成を付加することにより、従来のサーボ制御装置が持っていた問題点を解消し、油圧アクチュエータ1の駆動状態(速度または位置)を、変動する目標値信号a(速度または位置)に即応させることができる油圧アクチュエータ用サーボ制御装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置は以下の如く構成する。
油圧アクチュエータ1の制御弁2を制御するサーボ制御装置であって、油圧アクチュエータ1の駆動を指示する目標値信号aを発生する目標値信号発生手段3、油圧アクチュエータの実際の駆動状態に係るフィードバック信号bを出力する駆動状態検出手段4、および、前記目標値信号発生手段3からの目標値信号aと前記駆動状態検出手段4からのフィードバック信号bを受け取りこれら両信号a,bの偏差信号cを算出し且つこの偏差信号cに応じて弁駆動信号dを生成しこの弁駆動信号dを前記制御弁2に出力する制御信号出力手段5とを備えたものにおいて、
前記制御信号出力手段5に、目標値信号aとフィードバック信号bとを受け取って演算し前記弁駆動信号dを補正する補正手段6を設けると共に、
前記補正手段6は、目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れに関する応答遅れ関連データを目標値信号aの時間微分値に関連付けて更新可能に記憶すると共に、実際の目標値信号aの時間微分値に関連して記憶にかかる応答遅れ関連データを出力する記憶部6aと、上記記憶部6aから出力される応答遅れ関連データを受け取り、前記制御弁2に入力する弁駆動信号dを目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れを減少するのに必要な値に補正する補正部6bとでもって構成したことを特徴とする油圧アクチュエータ用サーボ制御装置。
【0008】
【作用】
以上の如く構成した本発明の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置は、変動する目標値信号a(速度または位置)に対して油圧アクチュエータ1の駆動状態(速度または位置)の応答が遅れた場合、
先ず、制御信号出力手段5中に付加された補正手段6における記憶部6aに、この応答遅れに関する応答遅れ関連データが記憶される。この応答遅れ関連データは、記憶部6aに入力される目標値信号aとフィードバック信号bを基に算出されるもので、変動する目標値信号aの時間微分値(変動速度)に関連付けて更新可能に記憶されるものであり、目標値信号aとフィードバック信号bの偏差に関連するデータである。
【0009】
記憶部6aへの上記記憶は、目標値信号aの時間微分値(変動速度)に関連づけて応答遅れデータが更新記憶される。
このようにして記憶部6aに記憶された応答遅れデータ(目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れに関する応答遅れ関連データであって、目標値信号aの時間微分値に関連付けて更新可能に記憶されたデータ)は、実際の目標値信号aの時間微分値(変動速度)に関連して記憶にかかる読み出し信号によって、該当する応答遅れ関連データが読みだされる。
【0010】
記憶部6aから読みだされた応答遅れ関連データ(変動する目標値信号aの実際の時間微分値に対応するもの)は、補正部6bに入力される。補正部6bは、入力に係る応答遅れ関連データを基に、制御弁2に入力する弁駆動信号dを目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れを減少するのに必要な値に補正するのである。
【0011】
その結果、変動する目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れ(換言すれば変動する目標値信号aの指示に係る油圧アクチュエータ1の速度または位置に対し、油圧アクチュエータ1の実際の駆動速度または駆動位置の応答遅れ)は、大幅に減少するのである。
【0012】
【実施例】
以下本発明の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置の実施例を図1および図2に基づいて説明する。本発明のサーボ制御装置は上述したように、従来のサーボ制御装置に一部構成を付加したものであるから、以下の説明においては上述した従来の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置で用いた符号は同義のものとしてそのまま援用する。
【0013】
図1において、6は、制御信号出力手段5中に設けられた補正手段である。補正手段6は、記憶部6aと補正部6bとから構成されている。
前記記憶部6aには、目標値信号aとフィードバック信号bが入力されている。そして、この補正手段6は、目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れに関する応答遅れ関連データを目標値信号aの時間微分値に関連付けて更新可能に記憶しており、且つ実際の目標値信号aの時間微分値に関連して記憶にかかる応答遅れ関連データを出力するようになっている。
【0014】
従来のサーボ制御装置では、上述したように目標値信号aが変動した場合、目標値信号aに対してフィードバック信号bが常に遅れて追随する。即ち応答遅れがある。上記記憶部6aには、この応答遅れに関連するデータを応答遅れ関連データとして、目標値信号aの時間微分値(変動速度)に関連付けて更新可能に記憶するものである。目標値信号aの時間微分値(変動速度)に関連付けて記憶される応答遅れ関連データとしては、目標値信号aとフィードバック信号bの偏差に関連するデータが用いられる。
記憶部6aへの上記記憶は、目標値信号aの時間微分値(変動速度)に該当する応答遅れデータが更新記憶される。この場合、目標値信号aが変動した場合において当該変動する目標値信号aの時間微分値(変動速度)に該当する応答遅れ関連データが更新記憶されるのは勿論であるが、目標値信号aが変動しない場合であっても目標値信号aの時間微分値(変動速度=0)に該当する応答遅れ関連データを更新記憶するようにしている。
【0015】
図2は、目標値信号aの時間微分値に関連して記憶される応答遅れデータの一例を示している。図2において、目標値信号aの時間微分値として、目標値信号aの変動速度V1〜V5(V1<V5)が採用されており、これら変動速度V1〜V5にそれぞれ関連付けて応答遅れ関連データS1〜S5が更新可能に記憶されている。
更新可能に記憶される応答遅れ関連データとしては、目標値信号aとフィードバック信号bの偏差に関連するデータであって、偏差あるいは偏差の時間微分値が用いられる。要は、応答遅れ関連データは、偏差信号cのみに応じて算出される従来の弁駆動信号dを、偏差信号cを小さくするのに必要な値に補正するため要する補正データであれば良いものである。
【0016】
記憶部6aの機能を図2に基づいて更に説明する。記憶部6aは、変動する目標値信号aを受け取ると、
▲1▼受け取りに係る目標値信号aの時間微分値(図2では変動速度)を算出し、この算出値がV1〜V5のいずれに該当するかを算出する。更に記憶部6aは、この算出したV1乃至V5をインデックス信号として、記憶に係る応答遅れ関連データS1〜S5の中から該当する応答遅れ関連データを読み出す。
【0017】
▲2▼同時に記憶部6aは、受け取りに係る目標値信号aとフィードバック信号bとから、応答遅れ関連データの補正値δSを算出する。この応答遅れ関連データの補正値δSは、目標値信号aとフィードバック信号bの偏差あるいは当該偏差を小ならしめるために必要な弁駆動信号d補正用データである。そして、算出に係る応答遅れ関連データの補正値δSを、上記▲1▼で読みだした応答遅れ関連データに加算して新たな応答遅れ関連データ(S1〜S5の内の一つにδSを加算した値)を算出し、この算出結果を、▲1▼で読み出した応答遅れ関連データの読み出し先に更新記憶(入れ換えて記憶)すると共に補正部6bに出力する。
即ち、応答遅れ関連データS1〜S5の更新記憶は、更新前の記憶に係る応答遅れ関連データに、実際に生じた応答遅れ関連データ(応答遅れ関連データの補正値δS)を加算し、これを新たな応答遅れ関連データS1〜S5として記憶することでなされるものである。
【0018】
記憶部6aの上記▲1▼〜▲2▼の演算並びに更新記憶については、公知の技術を用いて容易に実現できるものであるから、ここではその詳細説明を省略する。
【0019】
補正手段6における前記補正部6bは、記憶部6aから出力される応答遅れ関連データS1〜S5に基づき、弁駆動信号dを補正するのである。補正部6bによる弁駆動信号dの補正は、現に制御弁2に入力されている弁駆動信号dをして変動する目標値信号aに対する油圧アクチュエータ1の応答遅れを小ならしめるよう、弁駆動信号dを補正するのである。この補正は、制御信号出力手段5から制御弁2に出力される弁駆動信号dが、変動する目標値信号aに対する油圧アクチュエータ1の応答遅れを小ならしめる値となるとよう補正するのである。図1の実施例では、偏差信号cを介してそのように補正する例が示されているが、弁駆動信号算出部5aの後段に補正部6bを配置して弁駆動信号dそのものを補正するようにしても良い。
また、この補正は、記憶部6aからの入力に係る応答遅れ関連データS1〜S5の関数として算出される値を係数として偏差信号c(または弁駆動信号d)に乗じることでなしても良いし、記憶部6aからの入力に係る応答遅れ関連データS1〜S5の関数として算出される値を加算値として偏差信号c(または弁駆動信号d)加えることでなしても良い。
【0020】
このようにして補正部6bで補正された弁駆動信号dは、制御弁2に入力されて、目標値信号aが変動した場合の油圧アクチュエータ1の応答遅れを小さくするのである。補正手段6における記憶部6aには、変動する目標値信号aに対して油圧アクチュエータ1の応答遅れが生じる度に、新たな応答遅れ関連データが目標値信号aの時間微分値に関連付けて記憶され、次回目標値信号aが変動した際に、変動に係る目標値信号aの時間微分値をインデックス信号として対応する応答遅れ関連データが読みだされ、この読みだされた応答遅れ関連データを基にして弁駆動信号dを補正するものであるから、記憶に係る応答遅れ関連データは、次第に最適の値に書換えられるものである。
【0021】
なお、上記の実施例では、目標値信号aが油圧アクチュエータ1の駆動速度を指示する信号としフィードバック信号bが油圧アクチュエータ1の実際の駆動速度を示す信号とした場合、および、目標値信号aが油圧アクチュエータ1の駆動位置を指示する信号としフィードバック信号bが油圧アクチュエータ1の実際の駆動位置を示す信号とした場合、の双方を包含するものとして説明している。請求項1はこれら双方を包含するものであり、請求項2は前記前者を、請求項3は前記後者をそれぞれ包含している。
【0022】
また、上記実施例では、記憶部6aに更新可能に記憶する応答遅れ関連データは、目標値信号aの時間微分値に関連付けて更新可能に記憶する共に、実際の目標値信号aの時間微分値をインデックス信号として読みだすようにしているが、この応答遅れ関連データは、変動する目標値信号aの値(レベル)毎に当該目標値信号aの時間微分値に関連付けて更新可能に記憶すると共に、実際の目標値信号aの値(レベル)並びにその時間微分値の双方をインデックス信号として読みだすようにしても良いものである。
このようにすると、目標値信号aの各値(レベル)毎に異なる応答遅れ関連データを用いて弁駆動信号dを補正することができるので、応答遅れが、変動する目標値信号aの値(レベル)毎に異なる場合にも応答遅れで的確に小ならしめることができるものである。
【0023】
また記憶部6aに目標値信号aの時間微分値に関連付けて更新可能に記憶される応答遅れ関連データは、目標値信号aの一階微分値(この場合変動速度になる)にのみに関連付けて更新可能に記憶するようにしても良く、目標値信号aの一階微分値、二階微分値、…n階微分値にそれぞれ関連付けて更新可能に記憶したデータの合計値として記憶するようにしても良い。いずれの場合であっても本発明の範囲に包含されるこというまでもない。
【0024】
更に、補正手段6における記憶部6aへの応答遅れ関連データの更新記憶に、下記の如き制限を付けるようにしても良い。
▲1▼ 記憶部6aに記憶されている更新前の応答遅れ関連データと更新しようとする応答遅れ関連データとの差が予め設定した所定値を越えている場合には、当該所定値を限度として応答遅れ関連データを更新記憶する。即ち、更新前の応答遅れ関連データを初期値とするとき、更新後の応答遅れ関連データがこの初期値に対して予め設定した所定値を越えて更新されないよう規制するのである。上記所定値は、記憶部6a内に記憶しておくようにする。
このようにした場合には、例えば、ノイズ等によりフィードバック信号bが、油圧アクチュエータ1の実際の駆動状態から急激に離隔したような場合、あるいは、油圧アクチュエータ1が駆動終端(油圧シリンダのストロークエンド等)等で停止しているような場合に、不必要に大きな応答遅れ関連データの更新記憶を規制することができる。
この構成は、請求項4に対応している。
【0025】
▲2▼ 応答遅れ関連データの更新記憶可能範囲(上限値および下限値)を設定しておき、逐次更新記憶される応答遅れ関連データのトータル値が、この設定に係る更新記憶可能範囲(上限値および下限値)を越えないよう規制する。更新記憶可能範囲(上限値および下限値)は、記憶部6a内に記憶しておくようにする。
このようにした場合には、サーボ制御装置の故障に起因して目標値信号aに対してフィードバック信号bが全く追随してこないような場合でも、異常な応答遅れに関連してのデータの更新記憶が制限され、安全であるという効果がある。
この構成は、請求項5に対応している。
【0026】
【効果】
以上の如く構成し作用する本発明に係る油圧アクチュエータ用サーボ制御装置は、従来のサーボ制御装置に補正手段6を追加した簡単な構成でありながら、従来のサーボ制御装置が持っていた変動する目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れ(油圧アクチュエータ1の応答遅れ)を大幅に解消することができるので、その効果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧アクチュエータ用サーボ制御装置の説明用ブロック図である。
【図2】補正部6の記憶部6aに更新可能に記憶される応答遅れ関連データの説明図である。
【図3】従来の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置の説明用ブロック図である。
【符号の説明】
1;油圧アクチュエータ、2;制御弁、3;目標値信号発生手段、
4;駆動状態検出手段、5;制御信号出力手段、
5a;弁駆動信号算出部、6;補正手段、
6a;記憶部、6b;補正部、
a;目標値信号、b;フィードバック信号、c;偏差信号、
d;弁駆動信号、

Claims (5)

  1. 油圧アクチュエータ1の制御弁2を制御するサーボ制御装置であって、
    油圧アクチュエータ1の駆動を指示する目標値信号aを発生する目標値信号発生手段3、
    油圧アクチュエータ1の実際の駆動状態に係るフィードバック信号を出力する駆動状態検出手段4、および、前記目標値信号発生手段3からの目標値信号aと前記駆動状態検出手段4からのフィードバック信号bを受け取りこれら両信号a,bの偏差信号cを算出し且つこの偏差信号cに応じて弁駆動信号dを生成しこの弁駆動信号dを前記制御弁2に出力する制御信号出力手段5とを備えたものにおいて、
    前記制御信号出力手段5に、目標値信号aとフィードバック信号bとを受け取って演算し前記弁駆動信号dを補正する補正手段6を設けると共に、
    前記補正手段6は、目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れに関連する応答遅れ関連データを目標値信号aの時間微分値に関連付けて更新可能に記憶すると共に、実際の目標値信号aの時間微分値に関連して記憶にかかる応答遅れ関連データを出力する記憶部6aであって、応答遅れ関連データの更新可能な記憶が、更新前の記憶に係る応答遅れ関連データに実際に生じた応答遅れ関連データを加算しこれを新たな応答遅れ関連データとして記憶することでなされるよう構成した記憶部6aと、上記記憶部6aから出力される応答遅れ関連データを受け取り、前記制御弁2に出力する弁駆動信号dを目標値信号aに対するフィードバック信号bの応答遅れを減少するのに必要な値に補正する補正部6bとでもって構成したことを特徴とする油圧アクチュエータ用サーボ制御装置。
  2. 油圧アクチュエータ1の駆動を指示する目標値信号aが、油圧アクチュエータ1の駆動速度を指示する目標駆動速度信号であり、フィードバック信号bが油圧アクチュエータ1の実際の駆動速度を示す実際駆動速度信号であることを特徴とする請求項1の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置。
  3. 油圧アクチュエータ1の駆動を指示する目標値信号aが、油圧アクチュエータ1の駆動位置を指示する目標駆動位置信号であり、フィードバック信号bが油圧アクチュエータ1の実際の駆動位置を示す実際駆動位置信号であることを特徴とする請求項1の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置。
  4. 補正手段6における記憶部6aは、当該記憶部6aに記憶されている更新前の応答遅れ関連データと更新しようとする応答遅れ関連データとの差が予め設定した所定値を越えて更新記憶されないよう構成してあることを特徴とする請求項1乃至3の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置。
  5. 補正手段6における記憶部6aは、応答遅れ関連データの更新記憶可能範囲が設定されており、逐次更新記憶される応答遅れ関連データのトータル値が、この設定に係る更新記憶可能範囲を越えないよう構成してあることを特徴とする請求項1乃至4の油圧アクチュエータ用サーボ制御装置。
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