JP3760962B2 - 平板状表示装置におけるランプの保持装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は平板状表示装置におけるランプの保持装置に係り、とくに平板状をなす表示パネルの背面側に互いに平行に配列される複数本のランプを保持するランプの保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示装置として広く用いられている陰極線管(Cathode Ray Tube、CRT)は背面側に突出するようにネック部を備えるとともに、その先端側に電子銃を有する構造を有しているために、前後方向の寸法が大きくなっている。従って陰極線管から成る表示装置は、その前後方向の寸法を小さくすることが困難で、薄型化を妨げるという問題があった。
【0003】
このような問題点に鑑みて、各種の平板状表示装置が提案されている。平板状表示装置に用いられる平板状をなす表示パネルには、プラズマディスプレイパネル、フィールドエミッションディスプレイ、プラズマアドレス液晶パネル、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の各種の表示パネルが提案されている。
【0004】
これらの表示パネルの中には、プラズマアドレス液晶パネルのようにそれ自身が発光することができないパネルが存在し、このようなパネルにおいては、その背面側にバックライトを配するようにしている。このようなバックライトの光によって表示パネルを発光させ、所定の表示を行なうようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えばプラズマアドレス液晶パネルにおいては、その表示パネルの後側に複数本の蛍光管を配列して成るバックライトを必要とする。このようなバックライトは、その両端にそれぞれソケットが接続されるとともに、このようなソケットを何等かの保持手段によって保持する必要がある。
【0006】
そこで合成樹脂成形体から成るランプホルダを表示パネルの背面側であって左右の両側においてその周縁部に沿って配列し、このようなランプホルダによって細長い蛍光管の両端に接続されているソケットを受入れて保持するようにしていた。
【0007】
別の構造としては、平板を溶接や加締め、あるいはビス止め等の方法によって固定したランプホルダを用意し、このような金属製のランプホルダにランプを止めるようにしていた。
【0008】
合成樹脂成形体から成るランプホルダはその寸法に応じた金型によって成形する必要があり、とくに表示パネルの寸法が大きくなると金型も大きなものを用意しなければならず、これによってコストが増大する問題があった。金属板を組合わせて成るランプホルダは、製造工程が面倒になるとともに、箱形のランプホルダにした場合には、その重量が大きくなるという問題があった。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、比較的簡潔な構造でありながら確実にバックライトを構成するランプを保持することができ、しかもその製造の際に金型を必要とせず、あるいはまた組立てが容易な平板状表示装置におけるランプの保持装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、平板状をなす表示パネルの背面側に互いに平行に配列される複数本のランプを保持する保持装置において、
保持板と受け板とを組立てて成るランプホルダを前記ランプの配列方向の両端に前記配列方向と直角方向であって前記表示パネルの周縁部に沿って配し、
前記保持板の切込みに前記ランプの両端が受入れられることを特徴とする平板状表示装置におけるランプの保持装置に関するものである。
【0011】
前記保持板がほぼコ字状断面を有するとともに、内側の垂直な壁部にU字状をなす前記切込みが形成され、しかも外側の垂直な壁部に矩形の切込みが形成され、前記ランプの両端の電極に接続されているソケットが前記矩形の切込みに受入れられてよい。また前記内側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片に反射板が取付けられていてよい。あるいはまた前記外側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片にランプの駆動回路が設けられている回路基板が取付けられるとともに、該回路基板によって前記矩形の切込みが閉じられていてよい。
【0012】
前記保持板と組合わされる受け板の外側の端部に直角に折曲げて形成された当接壁部が前記ランプの両端の電極に接続されているソケットの軸線方向先端部を受けるようにしてよい。また前記保持板と組合わされる受け板の内側の端部に前方に突出するように折曲げられている押え片が連設され、該押え片によって拡散板が押えられるようになっていてよい。さらには前記ランプホルダがその長さ方向の中間位置を中心としてその両側が互いに対称の形状を有するものであることが好ましい。
【0013】
本発明の好ましい態様においては、バックライトを構成するランプを保持するためのランプホルダを保持板と受け板とを組合わせた部材によって構成するものである。ここで保持板はランプの位置出しと保持とを行なうものである。また保持板はバックライトの反射板と拡散板とを固定しあるいは保持するものである。さらに保持板はその長さ方向の中間位置を中心としてその両側が互いに対称な形状となすことにより、互いに対向する両側の一対の部材を同じものを用いることを可能にするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1および図2は本発明の一実施の形態に係る平板状表示装置の全体の構成を示すものである。この表示装置はプラズマ液晶パネルから成る板状の表示パネル18によって構成される表示装置であって、前後方向の寸法が非常に薄い平板状の表示装置を構成している。
【0015】
この表示装置は上下一対の横フレーム15と左右一対の縦フレーム16とによって構成される矩形の枠体を備えるようになっており、横フレーム15と縦フレーム16とはコーナの部分に配されるコーナ部材17を介して互いに結合されるようになっている。
【0016】
図2、図3、および図4に示すように、横フレーム15は例えばアルミニウム合金の押出し材から構成されるとともに、断面がほぼコ字状をなし、上側の横フレーム15は上方に向って開放されている。また下側の横フレーム15は下方に向って開放された構造をなしている。これに対して縦フレーム16はアルミニウム合金の押出し材から成る角筒によって構成されている。
【0017】
横フレーム15と縦フレーム16とを互いに結合して矩形の枠体を構成するためのコーナ部材17は図2および図3に示すように、アルミニウム合金のブロック体から構成され、水平方向に突出する角柱状突部22と垂直方向に突出する角柱状突部23とを備えている。
【0018】
コーナ部材17の水平方向に延びる角柱状突部22は横フレーム15の溝の部分に挿入されて結合されるようになっている。そして横フレーム15の図3に示すビス挿通孔24を挿通するビス25をコーナ部材17の角柱状突部22の背面側の部分に設けられている雌ねじ孔26にねじ込んで螺着することによって、横フレーム15とコーナ部材17とが互いに結合されるようになっている。同様にコーナ部材17の角柱状突部23を縦フレーム16内に挿入し、縦フレーム16のビス挿通孔27を挿通するビス28をコーナ部材17の角柱状突部23の雌ねじ孔29にねじ込むことによって、コーナ部材17と縦フレーム16とが互いに結合されるようになっている。このようにして4つのコーナ部材17を介して上下一対の横フレーム15と左右一対の縦フレーム16とが組合わされ、矩形の枠体が構成される。
【0019】
コーナ部材17にはとくに図2に示すように、その前面側であって内側のコーナの部分にそれぞれ凹部33が形成され、この凹部33の部分で矩形の表示パネル18のコーナの部分を受けるようになっている。しかも表示パネル18は上下の横フレーム15にとくに図4に示すように両面接着剤34によって接着固定されるようになっている。表示パネル18の左右の両側端は同様に両面接着剤によって縦フレーム16の前面側に接着固定されている。また横フレーム15には切欠きが形成されるようになっており、このような切欠きによって表示パネル18のチップ管35を横フレーム15内に受入れるようになっており、これによって横フレーム15でチップ管35を保護するようになっている。なおチップ管35は表示パネル18内の空気を吸引排除した後に封止される管である。
【0020】
矩形の枠体を構成する左右一対の縦フレーム16の背面側には、図2に示すようにランプホルダ38が配されている。このようなランプホルダ38によって互いに平行にしかも水平方向に配される複数本のバックライト39を保持するようにしている。
【0021】
図4は表示パネル18の後側におけるバックライト39の配列を示すものであって、バックライト39は表示パネル18の後側からこのパネル18を照明するものである。そしてバックライト39の背面側には反射板40が配されるとともに、バックライト39の前面側であって表示パネル18の背面側に拡散板41が配されるようになっている。また反射板40の背面側にはリヤカバー42が取付けられるようになっており、ビス43によって横フレーム15に固定されている。
【0022】
上記表示パネル18を駆動するための回路が形成されている回路基板47は図4に示すように、横フレーム15の断面がコ字状をなす凹部の内側に配されている。なおここでは2枚の回路基板47が互いに平行にしかも所定の距離を隔てて配されるようになっている。
【0023】
次に縦フレーム16の背面側に配される左右のバックライト39の保持のための構造について説明する。ランプホルダ38は図5〜図8に示すように、保持板51と受け板52とを互いに組合わせるようにしたものである。ここで保持板51はアルミニウム合金の押出し板を断面がほぼコ字状に屈曲させたものであって、その内側の壁部の先端側の部分には折曲げ片53が連設されている。この折曲げ片53には、ビス54によって図8に示すように、反射板40の端部が押えられるようになっている。しかもこのような折曲げ片53を先端部に有する内側の壁部にはU字状切込み55が形成され、このようなU字状切込み55によってバックライト39を構成するランプが受入れられるようになっている(図8および図9参照)。
【0024】
これに対して受け板52の外側の壁部には矩形の切込み56が形成されるとともに、このような切込み56によって図8および図10に示すようにソケット57を受入れるようにしている。ソケット57は表示パネル18の背面側において互いに平行に配される複数本のバックライト39のランプの両端の電極に接続されている。
【0025】
また保持板51の外側の側壁の先端部には直角に折曲がった支持片58が連設され、この支持片58上に回路基板59がビス60によって取付けられるようになっている。回路基板59は上記矩形の切込み56の出口の部分を図10に示すように閉じるようにしており、これによって矩形の切込み56からのソケット57の脱落を防止している。また上記ビス60の先端部によってソケット57の側面を押えるようにし、これによって矩形の切込み56内においてソケット57がふらつかないようにしている。
【0026】
上記保持板51と組合わされる受け板52は、とくに図7および図8に示すようにその断面形状がほぼ階段状に屈曲されたアルミニウム合金の板から構成されている。そしてこのような受け板52の外側の端部には垂直に屈曲された当接壁部61が連設されている。このような当接壁部61はとくに図8に示すように、バックライト39のランプの先端部に接続されているソケット57の先端部を受けるようにしており、これによってソケット57が側方に脱落するのを防止している。
【0027】
また受け板52の内側の端部には前方に屈曲するようにL字状に押え片62が連設されており、このような押え片62の先端部によって、表示パネル18の内側の配される拡散板41の周縁部を押えるようにしている。拡散板41は導光板から構成され、バックライト39の光をより均一にし、これによって表示パネル18の明るさのムラをなくすためのものである。
【0028】
上記保持板51と受け板52とは互いにスポット溶接によって結合され、これによって図5および図6に示すように2つの部材が一体となったランプホルダ38を構成している。しかも互いに溶接によって結合された保持板51と受け板52とは、ビス63によって縦フレーム16の背面側の部分に固定されている。
【0029】
以上のような構成において、表示パネル18の後側のバックライト39を点灯するとともに、このバックライト39の光を拡散板41によって拡散して表示パネル18の後側を照明する。これに対して横フレーム15の内側に配されている回路基板47上の回路によって表示パネル18を駆動することによって、所定の表示が行なわれる。
【0030】
とくにプラズマ液晶パネルから成る表示装置18は、TFT型の液晶パネルのスイッチング素子に、TFTに代えてプラズマ・スイッチを用いるようにしたものであって、プラズマ・スイッチはガスを封じ込めた放電空間に向ってカソードとアノード、プローブの各電極を配するようにし、FETと等価な働きをするようにしたものである。ここで回路基板47によってプラズマ・スイッチを制御することにより、この表示パネル18が所定の表示を行なうようになる。
【0031】
このように本実施の形態においては、表示パネル18の後側に横フレーム15が配されるとともに、その後側にリヤカバー42が取付けられている。表示パネル18と横フレーム15および縦フレーム16との間には両面接着剤34が介在されており、この両面接着剤34によって表示パネル18の周縁部であってその上下の部分が横フレーム15に結合されている。また横フレーム15の背面側にはリヤカバー42がビス43によって固定されている。ここで横フレーム15は図5に示すパネルホルダ2とシャーシ4の両方の機能を果している。すなわち横フレーム15が表示パネル18の全荷重を受けるとともに、リヤカバー42の後側の壁が直接荷重を支持できるような構造を提供している。
【0032】
また表示パネル18を駆動するための電子回路を構成する回路基板47を横フレーム15のコ字状をなす凹部の中に入れるようにしている。また横フレーム15と表示パネル18とリヤカバー42とによって下記まれる空間の中にバックライト39と反射板40と拡散板41とを収納するようにしている。
【0033】
とくに図4に示す構造によれば、横フレーム15の上方へ開放された空間と表示パネル18の背面側の空間とが互いに遮断されるために、とくに横フレーム15の外部に開放された空間を外気によって冷却するとともに、表示パネル18の背面側の空間を密閉空間とすることが可能になる。これによってとくにバックライト39が収納されている空間に埃が侵入することが防止されるようになる。
【0034】
また表示パネル18から突出しているチップ管35が切欠きを通して横フレーム15内に挿入されるようになっているために、横フレーム15によってチップ管35の損傷を防止することが可能になる。また表示パネル18の熱を横フレーム15を介してリヤカバー42に伝達し、これによって表示パネル18の放熱を図ることが可能になる。また表示パネル18の後側の空間内に入っているバックライト39をリヤカバー42によって冷却できるようになる。
【0035】
また本実施の形態に係る平板状表示装置においては、表示パネル18の背面側に配されるバックライト39が左右のランプホルダ38によって保持されるようになっている。ランプホルダ38は図7に示すようにアルミニウム合金板から成る保持板51と受け板52とを予め図5〜図8に示すように折曲げた後に、これらを互いにスポット溶接の方法によって結合して組立てるようにしている。
【0036】
ここで保持板51の矩形の切込み56によってランプ39のソケット57の外周囲を押えるようにしている。しかもこのようなソケット57の先端部は受け板52の当接壁部61によって押えられるようになっている。またこの保持板51の受け板52との接合面には、ランプホルダ38を縦フレーム16に固定するためのビス63を挿通するビス挿通孔が設けられている。なお縦フレーム16は図8に示すように表示パネル18を保持している。またランプホルダ38の受け板52の押え片62によって拡散板41を押えるようにしている。さらに保持板51の内側壁部に連設されている折曲げ片53によって反射板40を固定するようにしている。
【0037】
このような構造によると、バックライト39を構成するランプを後方、すなわち表示パネル18とは反対側であって図8において上方からこのランプホルダ38に固定することが可能になる。またバックライト39のランプが後方へ脱落するのを防止するために、支持板58に取付けられている回路基板59を利用することが可能になる。なおこの回路基板59上にはバックライト39の駆動用の回路が形成されている。
【0038】
上記バックライト39のランプを挿通させるための保持板51のU字状切込み55が形成されている内側の壁部は、バックライト39の有効部分と側端部とを遮蔽する役割を果している。この遮蔽は外部の埃を内部(表示パネル18の背面側空間)に侵入させないために必要である。またバックライト39のランプの端部は高温であってしかも輝度が低いために、バックライト39の有効部分と隔離する必要があり、これによって表示パネル18の周縁部までより均一な明るさとすることが可能になる。
【0039】
またここでは図5および図6に示すように、ランプホルダ38がその長さ方向の中間部を中心として互いにその両側で対称の形状を有しているために、表示パネル18の左右の両側において同じランプホルダ38を用いることが可能になる。このようなランプホルダ38によって、互いに平行に配列されている複数本のバックライト39を安定に保持できるようになる。
【0040】
このような構造によれば、軽量であってしかも容易にランプ39の固定が行ない得るランプホルダ38が提供される。しかもランプホルダ38によってバックライト39のランプの固定と位置出しと、反射板40および拡散板41の固定とを同時に行なうことが可能になる。またバックライト39のランプを背面側から取付けることが可能になり、これによってランプの装着の作業性が大幅に改善される。
【0041】
またこのような実施の形態によれば、ランプホルダ38が保持板51と受け板52とから構成されており、これらを組合わせて構成されているために、構造がシンプルでしかもコストがかからないという利点を有する。さらにはランプホルダ38によってバックライト39の有効部分と両側端の部分との間の遮蔽を確実に行なうことが可能になる。またバックライト39のランプの脱落防止を回路基板59によって達成することが可能になる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明は、保持板と受け板とを組立てて成るランプホルダをランプの配列方向の両端に配列方向と直角方向であって表示パネルの周縁部に沿って配し、保持板の切込みにランプの両端が受入れられるようにしたものである。
【0043】
従って本発明によれば、ランプの固定が容易でしかも構造が簡潔なランプの保持装置を提供することが可能になる。
【0044】
保持板がほぼコ字状断面を有するとともに、内側の垂直な壁部にU字状をなす上記切込みが形成され、しかも外側の垂直な壁部に矩形の切込みが形成され、ランプの両端の電極に接続されているソケットが矩形の切込みに受入れられている構成によれば、U字状切込みに受入れられたランプの両端に接続されているソケットを外側の垂直な壁部に形成された矩形の切込みによって保持することが可能になる。
【0045】
保持板の内側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、この折曲げ片に反射板が取付けられている構成によれば、ランプホルダを利用して反射板が取付けられることになる。
【0046】
保持板の外側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片にランプの駆動回路が設けられている回路基板が取付けられるとともに、該回路基板によって上記矩形の切込みが閉じられるようにした構成によれば、ランプの駆動回路が設けられている回路基板によってソケットの脱落が防止される。
【0047】
保持板と組合わされる受け板の外側の端部に直角に折曲げて形成された当接壁部がランプの両端の電極に接続されているソケットの軸線方向先端部を受けている構成によれば、当接壁部によってランプの軸線方向の移動あるいはずれが防止される。
【0048】
保持板と組合わされる受け板の内側の端部に前方に突出するように折曲げられている押え片が連設され、該押え片によって拡散板が押えられるようになっている構成によれば、ランプホルダを有効に利用して拡散板を押えることが可能になる。
【0049】
ランプホルダがその長さ方向の中間位置を中心としてその両側が互いに対称の形状を有するようにした構成によれば、互いに対向する両側のランプホルダの部品の共通化が図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマ液晶パネルから成る平板状表示装置の正面図である。
【図2】同表示装置の分解斜視図である。
【図3】コーナ部材による横フレームと縦フレームの結合を示す背面側から見た斜視図である。
【図4】表示装置の要部拡大縦断面図である。
【図5】ランプホルダの平面図である。
【図6】ランプホルダの正面図であるる
【図7】ランプホルダの分解斜視図である。
【図8】ランプホルダによるランプの取付けを示す要部拡大横断面図である。
【図9】図8におけるA〜A矢視図である。
【図10】図8におけるB〜B矢視図である。
【符号の説明】
15‥‥横フレーム、16‥‥縦フレーム、17‥‥コーナ部材、18‥‥表示パネル、22、23‥‥角柱状突部、24‥‥ビス挿通孔、25‥‥ビス、26‥‥雌ねじ孔、27‥‥ビス挿通孔、28‥‥ビス、29‥‥雌ねじ孔、33‥‥凹部、34‥‥両面接着剤、35‥‥チップ管、38‥‥ランプホルダ、39‥‥バックライト、40‥‥反射板、41‥‥拡散板、42‥‥リヤカバー、43‥‥ビス、47‥‥回路基板、51‥‥保持板、52‥‥受け板、53‥‥折曲げ片、54‥‥ビス、55‥‥U字状切込み、56‥‥矩形の切込み、57‥‥ソケット、58‥‥支持片、59‥‥回路基板、60‥‥ビス、61‥‥当接壁部、62‥‥押え片、64‥‥ビス
【発明の属する技術分野】
本発明は平板状表示装置におけるランプの保持装置に係り、とくに平板状をなす表示パネルの背面側に互いに平行に配列される複数本のランプを保持するランプの保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示装置として広く用いられている陰極線管(Cathode Ray Tube、CRT)は背面側に突出するようにネック部を備えるとともに、その先端側に電子銃を有する構造を有しているために、前後方向の寸法が大きくなっている。従って陰極線管から成る表示装置は、その前後方向の寸法を小さくすることが困難で、薄型化を妨げるという問題があった。
【0003】
このような問題点に鑑みて、各種の平板状表示装置が提案されている。平板状表示装置に用いられる平板状をなす表示パネルには、プラズマディスプレイパネル、フィールドエミッションディスプレイ、プラズマアドレス液晶パネル、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の各種の表示パネルが提案されている。
【0004】
これらの表示パネルの中には、プラズマアドレス液晶パネルのようにそれ自身が発光することができないパネルが存在し、このようなパネルにおいては、その背面側にバックライトを配するようにしている。このようなバックライトの光によって表示パネルを発光させ、所定の表示を行なうようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えばプラズマアドレス液晶パネルにおいては、その表示パネルの後側に複数本の蛍光管を配列して成るバックライトを必要とする。このようなバックライトは、その両端にそれぞれソケットが接続されるとともに、このようなソケットを何等かの保持手段によって保持する必要がある。
【0006】
そこで合成樹脂成形体から成るランプホルダを表示パネルの背面側であって左右の両側においてその周縁部に沿って配列し、このようなランプホルダによって細長い蛍光管の両端に接続されているソケットを受入れて保持するようにしていた。
【0007】
別の構造としては、平板を溶接や加締め、あるいはビス止め等の方法によって固定したランプホルダを用意し、このような金属製のランプホルダにランプを止めるようにしていた。
【0008】
合成樹脂成形体から成るランプホルダはその寸法に応じた金型によって成形する必要があり、とくに表示パネルの寸法が大きくなると金型も大きなものを用意しなければならず、これによってコストが増大する問題があった。金属板を組合わせて成るランプホルダは、製造工程が面倒になるとともに、箱形のランプホルダにした場合には、その重量が大きくなるという問題があった。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、比較的簡潔な構造でありながら確実にバックライトを構成するランプを保持することができ、しかもその製造の際に金型を必要とせず、あるいはまた組立てが容易な平板状表示装置におけるランプの保持装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、平板状をなす表示パネルの背面側に互いに平行に配列される複数本のランプを保持する保持装置において、
保持板と受け板とを組立てて成るランプホルダを前記ランプの配列方向の両端に前記配列方向と直角方向であって前記表示パネルの周縁部に沿って配し、
前記保持板の切込みに前記ランプの両端が受入れられることを特徴とする平板状表示装置におけるランプの保持装置に関するものである。
【0011】
前記保持板がほぼコ字状断面を有するとともに、内側の垂直な壁部にU字状をなす前記切込みが形成され、しかも外側の垂直な壁部に矩形の切込みが形成され、前記ランプの両端の電極に接続されているソケットが前記矩形の切込みに受入れられてよい。また前記内側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片に反射板が取付けられていてよい。あるいはまた前記外側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片にランプの駆動回路が設けられている回路基板が取付けられるとともに、該回路基板によって前記矩形の切込みが閉じられていてよい。
【0012】
前記保持板と組合わされる受け板の外側の端部に直角に折曲げて形成された当接壁部が前記ランプの両端の電極に接続されているソケットの軸線方向先端部を受けるようにしてよい。また前記保持板と組合わされる受け板の内側の端部に前方に突出するように折曲げられている押え片が連設され、該押え片によって拡散板が押えられるようになっていてよい。さらには前記ランプホルダがその長さ方向の中間位置を中心としてその両側が互いに対称の形状を有するものであることが好ましい。
【0013】
本発明の好ましい態様においては、バックライトを構成するランプを保持するためのランプホルダを保持板と受け板とを組合わせた部材によって構成するものである。ここで保持板はランプの位置出しと保持とを行なうものである。また保持板はバックライトの反射板と拡散板とを固定しあるいは保持するものである。さらに保持板はその長さ方向の中間位置を中心としてその両側が互いに対称な形状となすことにより、互いに対向する両側の一対の部材を同じものを用いることを可能にするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1および図2は本発明の一実施の形態に係る平板状表示装置の全体の構成を示すものである。この表示装置はプラズマ液晶パネルから成る板状の表示パネル18によって構成される表示装置であって、前後方向の寸法が非常に薄い平板状の表示装置を構成している。
【0015】
この表示装置は上下一対の横フレーム15と左右一対の縦フレーム16とによって構成される矩形の枠体を備えるようになっており、横フレーム15と縦フレーム16とはコーナの部分に配されるコーナ部材17を介して互いに結合されるようになっている。
【0016】
図2、図3、および図4に示すように、横フレーム15は例えばアルミニウム合金の押出し材から構成されるとともに、断面がほぼコ字状をなし、上側の横フレーム15は上方に向って開放されている。また下側の横フレーム15は下方に向って開放された構造をなしている。これに対して縦フレーム16はアルミニウム合金の押出し材から成る角筒によって構成されている。
【0017】
横フレーム15と縦フレーム16とを互いに結合して矩形の枠体を構成するためのコーナ部材17は図2および図3に示すように、アルミニウム合金のブロック体から構成され、水平方向に突出する角柱状突部22と垂直方向に突出する角柱状突部23とを備えている。
【0018】
コーナ部材17の水平方向に延びる角柱状突部22は横フレーム15の溝の部分に挿入されて結合されるようになっている。そして横フレーム15の図3に示すビス挿通孔24を挿通するビス25をコーナ部材17の角柱状突部22の背面側の部分に設けられている雌ねじ孔26にねじ込んで螺着することによって、横フレーム15とコーナ部材17とが互いに結合されるようになっている。同様にコーナ部材17の角柱状突部23を縦フレーム16内に挿入し、縦フレーム16のビス挿通孔27を挿通するビス28をコーナ部材17の角柱状突部23の雌ねじ孔29にねじ込むことによって、コーナ部材17と縦フレーム16とが互いに結合されるようになっている。このようにして4つのコーナ部材17を介して上下一対の横フレーム15と左右一対の縦フレーム16とが組合わされ、矩形の枠体が構成される。
【0019】
コーナ部材17にはとくに図2に示すように、その前面側であって内側のコーナの部分にそれぞれ凹部33が形成され、この凹部33の部分で矩形の表示パネル18のコーナの部分を受けるようになっている。しかも表示パネル18は上下の横フレーム15にとくに図4に示すように両面接着剤34によって接着固定されるようになっている。表示パネル18の左右の両側端は同様に両面接着剤によって縦フレーム16の前面側に接着固定されている。また横フレーム15には切欠きが形成されるようになっており、このような切欠きによって表示パネル18のチップ管35を横フレーム15内に受入れるようになっており、これによって横フレーム15でチップ管35を保護するようになっている。なおチップ管35は表示パネル18内の空気を吸引排除した後に封止される管である。
【0020】
矩形の枠体を構成する左右一対の縦フレーム16の背面側には、図2に示すようにランプホルダ38が配されている。このようなランプホルダ38によって互いに平行にしかも水平方向に配される複数本のバックライト39を保持するようにしている。
【0021】
図4は表示パネル18の後側におけるバックライト39の配列を示すものであって、バックライト39は表示パネル18の後側からこのパネル18を照明するものである。そしてバックライト39の背面側には反射板40が配されるとともに、バックライト39の前面側であって表示パネル18の背面側に拡散板41が配されるようになっている。また反射板40の背面側にはリヤカバー42が取付けられるようになっており、ビス43によって横フレーム15に固定されている。
【0022】
上記表示パネル18を駆動するための回路が形成されている回路基板47は図4に示すように、横フレーム15の断面がコ字状をなす凹部の内側に配されている。なおここでは2枚の回路基板47が互いに平行にしかも所定の距離を隔てて配されるようになっている。
【0023】
次に縦フレーム16の背面側に配される左右のバックライト39の保持のための構造について説明する。ランプホルダ38は図5〜図8に示すように、保持板51と受け板52とを互いに組合わせるようにしたものである。ここで保持板51はアルミニウム合金の押出し板を断面がほぼコ字状に屈曲させたものであって、その内側の壁部の先端側の部分には折曲げ片53が連設されている。この折曲げ片53には、ビス54によって図8に示すように、反射板40の端部が押えられるようになっている。しかもこのような折曲げ片53を先端部に有する内側の壁部にはU字状切込み55が形成され、このようなU字状切込み55によってバックライト39を構成するランプが受入れられるようになっている(図8および図9参照)。
【0024】
これに対して受け板52の外側の壁部には矩形の切込み56が形成されるとともに、このような切込み56によって図8および図10に示すようにソケット57を受入れるようにしている。ソケット57は表示パネル18の背面側において互いに平行に配される複数本のバックライト39のランプの両端の電極に接続されている。
【0025】
また保持板51の外側の側壁の先端部には直角に折曲がった支持片58が連設され、この支持片58上に回路基板59がビス60によって取付けられるようになっている。回路基板59は上記矩形の切込み56の出口の部分を図10に示すように閉じるようにしており、これによって矩形の切込み56からのソケット57の脱落を防止している。また上記ビス60の先端部によってソケット57の側面を押えるようにし、これによって矩形の切込み56内においてソケット57がふらつかないようにしている。
【0026】
上記保持板51と組合わされる受け板52は、とくに図7および図8に示すようにその断面形状がほぼ階段状に屈曲されたアルミニウム合金の板から構成されている。そしてこのような受け板52の外側の端部には垂直に屈曲された当接壁部61が連設されている。このような当接壁部61はとくに図8に示すように、バックライト39のランプの先端部に接続されているソケット57の先端部を受けるようにしており、これによってソケット57が側方に脱落するのを防止している。
【0027】
また受け板52の内側の端部には前方に屈曲するようにL字状に押え片62が連設されており、このような押え片62の先端部によって、表示パネル18の内側の配される拡散板41の周縁部を押えるようにしている。拡散板41は導光板から構成され、バックライト39の光をより均一にし、これによって表示パネル18の明るさのムラをなくすためのものである。
【0028】
上記保持板51と受け板52とは互いにスポット溶接によって結合され、これによって図5および図6に示すように2つの部材が一体となったランプホルダ38を構成している。しかも互いに溶接によって結合された保持板51と受け板52とは、ビス63によって縦フレーム16の背面側の部分に固定されている。
【0029】
以上のような構成において、表示パネル18の後側のバックライト39を点灯するとともに、このバックライト39の光を拡散板41によって拡散して表示パネル18の後側を照明する。これに対して横フレーム15の内側に配されている回路基板47上の回路によって表示パネル18を駆動することによって、所定の表示が行なわれる。
【0030】
とくにプラズマ液晶パネルから成る表示装置18は、TFT型の液晶パネルのスイッチング素子に、TFTに代えてプラズマ・スイッチを用いるようにしたものであって、プラズマ・スイッチはガスを封じ込めた放電空間に向ってカソードとアノード、プローブの各電極を配するようにし、FETと等価な働きをするようにしたものである。ここで回路基板47によってプラズマ・スイッチを制御することにより、この表示パネル18が所定の表示を行なうようになる。
【0031】
このように本実施の形態においては、表示パネル18の後側に横フレーム15が配されるとともに、その後側にリヤカバー42が取付けられている。表示パネル18と横フレーム15および縦フレーム16との間には両面接着剤34が介在されており、この両面接着剤34によって表示パネル18の周縁部であってその上下の部分が横フレーム15に結合されている。また横フレーム15の背面側にはリヤカバー42がビス43によって固定されている。ここで横フレーム15は図5に示すパネルホルダ2とシャーシ4の両方の機能を果している。すなわち横フレーム15が表示パネル18の全荷重を受けるとともに、リヤカバー42の後側の壁が直接荷重を支持できるような構造を提供している。
【0032】
また表示パネル18を駆動するための電子回路を構成する回路基板47を横フレーム15のコ字状をなす凹部の中に入れるようにしている。また横フレーム15と表示パネル18とリヤカバー42とによって下記まれる空間の中にバックライト39と反射板40と拡散板41とを収納するようにしている。
【0033】
とくに図4に示す構造によれば、横フレーム15の上方へ開放された空間と表示パネル18の背面側の空間とが互いに遮断されるために、とくに横フレーム15の外部に開放された空間を外気によって冷却するとともに、表示パネル18の背面側の空間を密閉空間とすることが可能になる。これによってとくにバックライト39が収納されている空間に埃が侵入することが防止されるようになる。
【0034】
また表示パネル18から突出しているチップ管35が切欠きを通して横フレーム15内に挿入されるようになっているために、横フレーム15によってチップ管35の損傷を防止することが可能になる。また表示パネル18の熱を横フレーム15を介してリヤカバー42に伝達し、これによって表示パネル18の放熱を図ることが可能になる。また表示パネル18の後側の空間内に入っているバックライト39をリヤカバー42によって冷却できるようになる。
【0035】
また本実施の形態に係る平板状表示装置においては、表示パネル18の背面側に配されるバックライト39が左右のランプホルダ38によって保持されるようになっている。ランプホルダ38は図7に示すようにアルミニウム合金板から成る保持板51と受け板52とを予め図5〜図8に示すように折曲げた後に、これらを互いにスポット溶接の方法によって結合して組立てるようにしている。
【0036】
ここで保持板51の矩形の切込み56によってランプ39のソケット57の外周囲を押えるようにしている。しかもこのようなソケット57の先端部は受け板52の当接壁部61によって押えられるようになっている。またこの保持板51の受け板52との接合面には、ランプホルダ38を縦フレーム16に固定するためのビス63を挿通するビス挿通孔が設けられている。なお縦フレーム16は図8に示すように表示パネル18を保持している。またランプホルダ38の受け板52の押え片62によって拡散板41を押えるようにしている。さらに保持板51の内側壁部に連設されている折曲げ片53によって反射板40を固定するようにしている。
【0037】
このような構造によると、バックライト39を構成するランプを後方、すなわち表示パネル18とは反対側であって図8において上方からこのランプホルダ38に固定することが可能になる。またバックライト39のランプが後方へ脱落するのを防止するために、支持板58に取付けられている回路基板59を利用することが可能になる。なおこの回路基板59上にはバックライト39の駆動用の回路が形成されている。
【0038】
上記バックライト39のランプを挿通させるための保持板51のU字状切込み55が形成されている内側の壁部は、バックライト39の有効部分と側端部とを遮蔽する役割を果している。この遮蔽は外部の埃を内部(表示パネル18の背面側空間)に侵入させないために必要である。またバックライト39のランプの端部は高温であってしかも輝度が低いために、バックライト39の有効部分と隔離する必要があり、これによって表示パネル18の周縁部までより均一な明るさとすることが可能になる。
【0039】
またここでは図5および図6に示すように、ランプホルダ38がその長さ方向の中間部を中心として互いにその両側で対称の形状を有しているために、表示パネル18の左右の両側において同じランプホルダ38を用いることが可能になる。このようなランプホルダ38によって、互いに平行に配列されている複数本のバックライト39を安定に保持できるようになる。
【0040】
このような構造によれば、軽量であってしかも容易にランプ39の固定が行ない得るランプホルダ38が提供される。しかもランプホルダ38によってバックライト39のランプの固定と位置出しと、反射板40および拡散板41の固定とを同時に行なうことが可能になる。またバックライト39のランプを背面側から取付けることが可能になり、これによってランプの装着の作業性が大幅に改善される。
【0041】
またこのような実施の形態によれば、ランプホルダ38が保持板51と受け板52とから構成されており、これらを組合わせて構成されているために、構造がシンプルでしかもコストがかからないという利点を有する。さらにはランプホルダ38によってバックライト39の有効部分と両側端の部分との間の遮蔽を確実に行なうことが可能になる。またバックライト39のランプの脱落防止を回路基板59によって達成することが可能になる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明は、保持板と受け板とを組立てて成るランプホルダをランプの配列方向の両端に配列方向と直角方向であって表示パネルの周縁部に沿って配し、保持板の切込みにランプの両端が受入れられるようにしたものである。
【0043】
従って本発明によれば、ランプの固定が容易でしかも構造が簡潔なランプの保持装置を提供することが可能になる。
【0044】
保持板がほぼコ字状断面を有するとともに、内側の垂直な壁部にU字状をなす上記切込みが形成され、しかも外側の垂直な壁部に矩形の切込みが形成され、ランプの両端の電極に接続されているソケットが矩形の切込みに受入れられている構成によれば、U字状切込みに受入れられたランプの両端に接続されているソケットを外側の垂直な壁部に形成された矩形の切込みによって保持することが可能になる。
【0045】
保持板の内側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、この折曲げ片に反射板が取付けられている構成によれば、ランプホルダを利用して反射板が取付けられることになる。
【0046】
保持板の外側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片にランプの駆動回路が設けられている回路基板が取付けられるとともに、該回路基板によって上記矩形の切込みが閉じられるようにした構成によれば、ランプの駆動回路が設けられている回路基板によってソケットの脱落が防止される。
【0047】
保持板と組合わされる受け板の外側の端部に直角に折曲げて形成された当接壁部がランプの両端の電極に接続されているソケットの軸線方向先端部を受けている構成によれば、当接壁部によってランプの軸線方向の移動あるいはずれが防止される。
【0048】
保持板と組合わされる受け板の内側の端部に前方に突出するように折曲げられている押え片が連設され、該押え片によって拡散板が押えられるようになっている構成によれば、ランプホルダを有効に利用して拡散板を押えることが可能になる。
【0049】
ランプホルダがその長さ方向の中間位置を中心としてその両側が互いに対称の形状を有するようにした構成によれば、互いに対向する両側のランプホルダの部品の共通化が図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマ液晶パネルから成る平板状表示装置の正面図である。
【図2】同表示装置の分解斜視図である。
【図3】コーナ部材による横フレームと縦フレームの結合を示す背面側から見た斜視図である。
【図4】表示装置の要部拡大縦断面図である。
【図5】ランプホルダの平面図である。
【図6】ランプホルダの正面図であるる
【図7】ランプホルダの分解斜視図である。
【図8】ランプホルダによるランプの取付けを示す要部拡大横断面図である。
【図9】図8におけるA〜A矢視図である。
【図10】図8におけるB〜B矢視図である。
【符号の説明】
15‥‥横フレーム、16‥‥縦フレーム、17‥‥コーナ部材、18‥‥表示パネル、22、23‥‥角柱状突部、24‥‥ビス挿通孔、25‥‥ビス、26‥‥雌ねじ孔、27‥‥ビス挿通孔、28‥‥ビス、29‥‥雌ねじ孔、33‥‥凹部、34‥‥両面接着剤、35‥‥チップ管、38‥‥ランプホルダ、39‥‥バックライト、40‥‥反射板、41‥‥拡散板、42‥‥リヤカバー、43‥‥ビス、47‥‥回路基板、51‥‥保持板、52‥‥受け板、53‥‥折曲げ片、54‥‥ビス、55‥‥U字状切込み、56‥‥矩形の切込み、57‥‥ソケット、58‥‥支持片、59‥‥回路基板、60‥‥ビス、61‥‥当接壁部、62‥‥押え片、64‥‥ビス
Claims (7)
- 平板状をなす表示パネルの背面側に互いに平行に配列される複数本のランプを保持する保持装置において、
保持板と受け板とを組立てて成るランプホルダを前記ランプの配列方向の両端に前記配列方向と直角方向であって前記表示パネルの周縁部に沿って配し、
前記保持板の切込みに前記ランプの両端が受入れられることを特徴とする平板状表示装置におけるランプの保持装置。 - 前記保持板がほぼコ字状断面を有するとともに、内側の垂直な壁部にU字状をなす前記切込みが形成され、しかも外側の垂直な壁部に矩形の切込みが形成され、前記ランプの両端の電極に接続されているソケットが前記矩形の切込みに受入れられていることを特徴とする請求項1に記載の平板状表示装置におけるランプの保持装置。
- 前記内側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片に反射板が取付けられていることを特徴とする請求項2に記載の平板状表示装置におけるランプの保持装置。
- 前記外側の壁部の先端部に直角に折曲げられた折曲げ片が形成され、該折曲げ片にランプの駆動回路が設けられている回路基板が取付けられるとともに、該回路基板によって前記矩形の切込みが閉じられていることを特徴とする請求項2に記載の平板状表示装置におけるランプの保持装置。
- 前記保持板と組合わされる受け板の外側の端部に直角に折曲げて形成された当接壁部が前記ランプの両端の電極に接続されているソケットの軸線方向先端部を受けていることを特徴とする請求項2に記載の平板状表示装置におけるランプの保持装置。
- 前記保持板と組合わされる受け板の内側の端部に前方に突出するように折曲げられている押え片が連設され、該押え片によって拡散板が押えられるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の平板状表示装置におけるランプの保持装置。
- 前記ランプホルダがその長さ方向の中間位置を中心としてその両側が互いに対称の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の平板状表示装置におけるランプの保持装置。
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