JP3760523B2 - モニタキャリブレーション方法、モニタキャリブレーション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モニタ上になされる表示に基づいて、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション方法、モニタキャリブレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、CRTディスプレイ等のモニタは、入力値と明度との間に、図12に示す様な非線形の表示特性を有し、ある入力値BPから低い入力値では人間の視覚にて明度が0となる。この入力値BPはブラックポイントと呼ばれる。
【0003】
このブラックポイントBPは、モニタ自体のブライトネス等の調整機能によって変えることができ、また、モニタの経年変化によっても変動し、人によっても多少のずれが生じる。このためブラックポイントBPを求めることにより、入力値とモニタに表示されている画像との関係が判明するので、この関係に基づいて、モニタに表示されている画像と同じ色調の画像を他のデバイス、例えばカラープリンタ等にて再現することは可能である。
【0004】
従来、このブラックポイントBPの検出手法として、図13に示す様に、例えばRGB入力値=0を与えたソリッドブラック表示領域Bkと、RGB入力値>0の可変入力値を与えたグレー表示領域Gyとをモニタ上に隣接して表示し、グレー表示領域Gyに対するRGB入力値を増減して、ソリッドブラック表示領域Bkとグレー表示領域Gyとが区別できない最大のRBG入力値を求め、その入力値をブラックポイントBPとして決定する方法(USP5,298,993)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図13に示す表示によるブラックポイントBPの決定は、測定にばらつきが大きく、精度の高い測定としては、不十分であった。そこで、本発明は、ブラックポイントBPを精度高く測定するモニタキャリブレーション方法、モニタキャリブレーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明は、1つまたはそれ以上存在し、以下に述べるような特徴および効果を有する。本発明のモニタキャリブレーション方法は、モニタ上に、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域とを隣接して設けて、グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させることにより、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション方法であって、ソリッドブラック表示領域の少なくとも一部およびグレー表示領域の少なくとも一部が、相互に相手方の表示領域に挟まれた状態に設定されていることを特徴とする。ここで、ソリッドブラック表示領域とは、入力値=0である表示を意味するソリッドブラックのみが表示されている領域を言い、グレー表示領域とは、入力値≧0の表示がなされる領域を言う。グレー表示領域には入力値=0を含めなくても良い。
【0007】
従来の技術として説明した図13では、グレー表示領域Gyは、ソリッドブラック表示領域Bkに挟まれているが、ソリッドブラック表示領域Bkについては挟まれていない。本願発明では、ソリッドブラック表示領域の少なくとも一部およびグレー表示領域の少なくとも一部が、相互に相手方の表示領域に挟まれている。すなわち、ソリッドブラック表示領域もグレー表示領域も共に相手方の表示領域に挟まれている部分が存在することになる。このため、おそらく、グレー表示領域に両側から挟まれたソリッドブラック表示領域における明度の差の現れ方と、ソリッドブラック表示領域に両側から挟まれたグレー表示領域における明度の差の現れ方とが異なり、両方を見ることにより、視覚的にソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との微妙な差が目立ち易くなるため、精度高くブラックポイントが検出できるものと考えられる。
【0008】
このように、ソリッドブラック表示領域の少なくとも一部およびグレー表示領域の少なくとも一部が、相互に相手方の表示領域に挟まれている表示状態としては、例えば、ソリッドブラック表示領域およびグレー表示領域が縞状に交互に配置されている表示状態を挙げることができる。特に、このような縞状の表示状態の内でも、ソリッドブラック表示領域およびグレー表示領域の幅が、1/72〜1/4インチであること、この内でも特に、1/36〜1/8インチであることが、精度の高いブラックポイントBPを求める上で好ましい。
【0009】
また、本発明のモニタキャリブレーション方法は、モニタ上に、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域とを隣接して設けて、グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させることにより、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション方法であって、ソリッドブラック表示領域およびグレー表示領域の内の一方の表示領域が、他方の表示領域に囲まれた状態に設定されることを特徴とする。
【0010】
従来の技術として説明した図13では、グレー表示領域Gyもソリッドブラック表示領域Bkもいずれも、相手方の表示領域に囲まれていない。本願発明では、ソリッドブラック表示領域あるいはグレー表示領域が、相手方の表示領域に囲まれている。このため、おそらく、左右(あるいは上下)のみで他の表示領域と接しているのではなく、左右および上下、更に斜め方向も他の表示領域と接しているため、視覚的にソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との微妙な差が目立ち易くなるため、精度の高いブラックポイントBPの検出ができるものと考えられる。
【0011】
なお、相手方の表示領域に囲まれている前記一方の領域は、所定の図形をなしていても良い。例えば星形やキャラクタ等である。また、所定の図形は、1/72〜1/4インチの幅の部分を有するもの、この内でも、特に1/36〜1/8インチをの幅の部分を有するものが精度の高いブラックポイントBPを求める上で好ましい。またこのような幅の部分が多ければ多いほど、一層精度の高いブラックポイントBPを求める上で好ましい。
【0012】
上述したモニタキャリブレーション方法に対して、更に次のような処理を加えても良い。すなわち、グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させる際に、周期的に、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との明度関係が入れ替わるようにする処理である。
【0013】
このことにより、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との境界が常に強調されるので、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との差が判り易くなり、精度の高いブラックポイントBPの検出が可能となる。これ以外に、グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させる際に、周期的に、グレー表示領域に、ソリッドブラックの表示が行われる処理を行っても良い。すなわち、グレー表示領域がソリッドブラックとグレーとの間で入れ替りながら、グレーの明度が変化するので、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との境界が常に強調され、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との差が判り易くなり、精度の高いブラックポイントBPの検出が可能となる。
【0014】
また、本発明のモニタキャリブレーション方法は、モニタ上に、明度に差がある第1グレー表示領域と第2グレー表示領域とを隣接して設けて、第1グレー表示領域と第2グレー表示領域との明度を、明度の差を維持または小さくしつつ明から暗へ、あるいは明度の差を維持または大きくしつつ暗から明へ変化させることにより、モニタの観察者にブラックポイントを検出させることを特徴とする。
【0015】
すなわち、ソリッドブラック表示領域を用いずに、明度の異なるグレー表示領域のみを用いて、両者の明度の差を維持または小さくしつつ明から暗に明度を低下させたり、あるいは両者の明度の差を維持または大きくしつつ暗から明に明度を上昇させたりすることによっても、ブラックポイントBPを求めることができる。
【0016】
このグレー表示領域のみを用いたブラックポイントBPの検出は、第1グレー表示領域と第2グレー表示領域とが共に、その明度を変化させつつ、ブラックポイントBPの検出を行っているので、おそらく、全体の明度が動的に変化することにより、実際の画像表示に用いられるブラックポイントBPとして適切な値が得られ、一層、精度の高いブラックポイントBPの検出が可能となると考えられる。
【0017】
この場合も、前述したごとく、第1グレー表示領域の少なくとも一部および第2グレー表示領域の少なくとも一部が、相互に相手方の表示領域に挟まれた状態に設定されていることが一層精度の高いブラックポイントBPの検出上、好ましい。また、第1グレー表示領域および第2グレー表示領域は、縞状に交互に配置されていても良い。更に、縞状に交互に配置されている第1グレー表示領域および第2グレー表示領域の幅は、1/72〜1/4インチであること、特に、1/36〜1/8インチであることが精度の高いブラックポイントBPの検出上、好ましい。
【0018】
また、前述したごとく、第1グレー表示領域および第2グレー表示領域の内の一方の表示領域が、他方の表示領域に囲まれた状態に設定されていても良いし、この一方の表示領域が、所定の図形をなしていても良い。更に、前述したごとく、第1グレー表示領域と第2グレー表示領域との明度を、明度の差を維持または小さくしつつ明から暗へ、あるいは明度の差を維持または大きくしつつ暗から明へ変化させる際に、周期的に、前記第1グレー表示領域と前記第2グレー表示領域との明度関係が相互に入れ替わるようにしても良い。
【0019】
更に、前述したごとくグレー表示領域に周期的にソリッドブラックを表示した場合と同様に、第2グレー表示領域に周期的に第1グレー表示領域と同じ明度の表示を行うようにしても良い。
【0020】
上述のモニタキャリブレーション方法をモニタキャリブレーション装置として実現するには、例えば次のように構成する。すなわち、モニタ上に、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域とを隣接して設けて、前記グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させることにより、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション装置であって、前記モニタの画面上に、ソリッドブラック表示領域の少なくとも一部およびグレー表示領域の少なくとも一部を、相互に相手方の表示領域に挟まれた状態に設定する表示領域設定手段と、前記表示領域設定手段にて設定された前記ソリッドブラック表示領域には、明度として最低の表示出力を行うソリッドブラック表示領域制御手段と、前記表示領域設定手段にて設定された前記グレー表示領域には、明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させる表示出力を行うグレー表示領域制御手段とを備えたことを特徴とするモニタキャリブレーション装置である。
【0021】
前記表示領域設定手段にて設定される前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域は、縞状に交互に配置されている構成でも良い。縞状に交互に配置されている前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域の幅は、好ましくは、1/72〜1/4インチであり、更に好ましくは、1/36〜1/8インチである。
【0022】
また、モニタ上に、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域とを隣接して設けて、前記グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させることにより、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション装置であって、前記モニタの画面上に、ソリッドブラック表示領域およびグレー表示領域の内の一方の領域を、他方の領域に囲まれた状態に設定する表示領域設定手段と、前記表示領域設定手段にて設定された前記ソリッドブラック表示領域には、明度として最低の表示出力を行うソリッドブラック表示領域制御手段と、前記表示領域設定手段にて設定された前記グレー表示領域には、明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させる表示出力を行うグレー表示領域制御手段とを備えることを特徴とするモニタキャリブレーション装置である。前記一方の領域は、所定の図形をなしていても良い。
【0023】
また、所定の図形は、1/72〜1/4インチの幅の部分を有するもの、この内でも、特に1/36〜1/8インチをの幅の部分を有するものが精度の高いブラックポイントBPを求める上で好ましい。またこのような幅の部分が多ければ多いほど、一層精度の高いブラックポイントBPを求める上で好ましい。
【0024】
また、上述したモニタキャリブレーション装置に対して、更に、周期的に、ソリッドブラック表示領域制御手段が、グレー表示領域制御手段における表示出力と同じ表示出力を前記ソリッドブラック表示領域へ行うと同時に、グレー表示領域制御手段が、グレー表示領域に明度として最低の表示出力を行うことにより、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域との明度関係を入れ替えつつ、グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させても良い。
【0025】
また、周期的に、グレー表示領域制御手段が、グレー表示領域に明度として最低の表示出力を行うことにより、グレー表示領域に、ソリッドブラックの表示を周期的に繰り替えす構成としても良い。また、モニタ上になされる表示に基づいて、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション装置であって、前記モニタの画面上に、第1グレー表示領域と第2グレー表示領域とを隣接して設定する表示領域設定手段と、前記表示領域設定手段にて設定された前記第1グレー表示領域に表示出力を行う第1グレー表示領域制御手段と、前記表示領域設定手段にて設定された前記第2グレー表示領域に前記第1グレー表示領域制御手段の表示出力とは差のある表示出力を行う第2グレー表示領域制御手段と、前記第1グレー表示領域制御手段の表示出力と前記第2グレー表示領域制御手段の表示出力とを、表示出力の差を維持または小さくしつつ明から暗へ、あるいは表示出力の差を維持または大きくしつつ暗から明へ変化するように制御する表示出力制御手段とを備えたことを特徴とするモニタキャリブレーション装置である。
【0026】
前記表示領域設定手段は、モニタの画面上に、第1グレー表示領域の少なくとも一部および第2グレー表示領域の少なくとも一部を、相互に相手方の表示領域に挟まれた状態に設定しても良い。前記表示領域設定手段は、モニタの画面上に、第1グレー表示領域および第2グレー表示領域を縞状に交互に設定しても良い。これら第1グレー表示領域および第2グレー表示領域の幅は、好ましくは、1/72〜1/4インチであり、更に好ましくは、1/36〜1/8インチである。
【0027】
また、前記表示領域設定手段は、モニタの画面上に、第1グレー表示領域および第2グレー表示領域の内の一方の領域を、他方の領域に囲まれた状態に設定しても良い。この場合、前記一方の領域が、所定の図形をなしていても良い。前記表示出力制御手段が、第1グレー表示領域制御手段の表示出力と第2グレー表示領域制御手段の表示出力とを、表示出力の差を維持または小さくしつつ明から暗へ、あるいは表示出力の差を維持または大きくしつつ暗から明へ変化させる際に、周期的に、第1グレー表示領域制御手段の表示出力と第2グレー表示領域制御手段の表示出力とを入れ替えるように構成されていても良い。
【0028】
また、第2グレー表示領域制御手段が、第2グレー表示領域に、周期的に第1グレー表示領域と同じ明度の表示を周期的に繰り返す構成としても良い。なお、本発明でのモニタの観察者は人に限定するものではなく、明度等を測定する測定器であっても良い。
【0029】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1としてのパソコン4とインクジェット型プリンタ2とを接続した状態を示している。図2はその概略ブロック図を示している。
【0030】
プリンタ2とパソコン4とは、所定の規格、ここでは、IEEE1284の規格に準拠したパラレルインターフェース6,8を採用しており、そのインターフェース接続用のIEEE1284用ケーブル10にて接続されている。プリンタ2は、パラレルインターフェース6の他に、プログラムにしたがって種々の制御を実行するCPU12、種々の制御プログラムが格納されたROM14、CPU12による演算の作業領域や演算結果や各種設定状態を格納するRAM16、給紙センサ、排紙センサおよびインク残量センサ、その他のセンサ類18、プリンタ2のメカニカルな部分を駆動するためのメインモータなどのエンジン20、およびプリンタ2に簡単な指示を押しボタン式スイッチ22aにて与えたり、所定の状態を設定するための指示操作や状態をLEDランプ22bで表示する操作部22を備えている。またプリンタ2の本体2aの側面には電源スイッチ3が設けられている。
【0031】
一方、パソコン4は、パラレルインターフェース8の他に、プログラムにしたがって種々の制御を実行するCPU24、種々の制御プログラムが格納されたROM26、補助記憶装置30内の補助記憶媒体から読み込まれたOS、アプリケーションソフトあるいはデバイスドライバといったプログラム、データあるいはCPU24による演算結果や各種設定状態を格納するRAM28、フロッピーディスク、光磁気ディスクあるいはCD−ROM等を補助用の記憶媒体として外部からプログラムやデータを取り入れる補助記憶装置30、演算結果、メニューあるいは印刷時のプリンタ2側のステータス等の表示を行うモニタとしてのディスプレイ32、ユーザからの入力を受けるキーボード34、およびマウスインターフェース36を介してディスプレイ32上に表示されているマウスカーソルを移動させ、かつ指示を入力するためのマウス入力装置38から構成されている。
【0032】
プリンタ2は、本体2aの後部上方に給紙部2bが設けられ、印刷時には給紙部2b内部の記録用紙が一枚ずつプリンタ2内部の印刷部に送られて記録ヘッドからのインク噴射により画像が記録用紙上に形成された後、排紙トレー2c上に排出される。
【0033】
また、パソコン4は、補助記憶装置30から読み込まれて、プログラムとして起動しているプリンタドライバにより、プリンタ2との間で、IEEE1284用ケーブル10のコントロールラインを介して、シェイクハンド処理のためにストローブ信号やアクノリッジ信号といったハンドシェイク信号を相互に交換しつつ、パソコン4からはIEEE1284用ケーブル10のデータラインを介してデータおよびコマンドの伝送がなされ、その結果に応じて、プリンタ2は印刷処理を行ったり、プリンタ2がバイトモードを実行できる場合はステータスデータをパソコン4側に送信する。パソコン4側では、印刷時のプリンタ2のステータスデータが得られれば、その状態をディスプレイ32のステータスモニター表示部32aに表示する。
【0034】
また、プリンタードライバは、パソコン4の操作者の指示により、ディスプレイ32にモニタキャリブレーション用の表示を出力させるための機能をプログラムの一部として備えている。このモニタキャリブレーション処理により、ブラックポイントBPが判明すると、そのブラックポイントBPに基づいて、プリンタ2への出力データを補正して、プリンタ2から排出された記録用紙上に形成された画像が、ディスプレイ32に表示されている画像に近い色調になるようにすることができる。
【0035】
図3に、モニタキャリブレーション処理のフローチャートを示す。なお、このモニタキャリブレーション処理は、補助記憶装置30にセットされたフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等に記載されているプリンタドライバの一部にモニタキャリブレーション処理用プログラムとして含まれており、プリンタドライバをRAM28にロードし実行すると、その機能の一つとして、ユーザにより選択実行されるものである。
【0036】
本モニタキャリブレーション処理が開始されると、まず、ディスプレイ32の画面に対する表示領域が設定される(S100)。表示領域としては、図4(a)に示すごとく、ソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54とを縞状に交互に配置している設定である。ここで、ソリッドブラック表示領域52およびグレー表示領域54の幅は同一であり、1/36〜1/8インチに設定されている。
【0037】
次に、ソリッドブラック表示領域52の入力値を表す変数Xsbと、グレー表示領域54の入力値を表す変数Xgyに0を設定し(S110)、ソリッドブラック表示領域52の各ピクセルに対してR=G=B=Xsbを入力値としてディスプレイ32に表示させ(S120)、グレー表示領域54の各ピクセルに対してR=G=B=Xgyを入力値としてディスプレイ32に表示させる(S130)。このことにより、図4(a)では、最初は、ソリッドブラック表示領域52もグレー表示領域54も、図12に示す原点位置(入力値=0)の状態、すなわちソリッドブラックであり、全体が真っ黒の表示のみとなる。なお、本実施の形態においては、入力値の取り得る範囲は、0〜255である。
【0038】
次に、マウス入力装置38の操作状態を読み込み(S140)、ユーザにより「OK」を意味するマウス入力装置38のクリック操作がなされたか否かを判定する(S150)。ユーザにより「OK」のクリック動作がなされていない場合は(S150で「NO」)、次に、Xgyを、予め設定されている所定量α分増加させる(S170)。なお、αはここではプラスであるが、Xgy(>0)を0に向けて減少させる場合には、αにはマイナスの値が設定される。
【0039】
次にXgy>128か否かが判定されて(S180)、Xgy>128でなければ(S180で「NO」)、再度、グレー表示領域54を入力値Xgyにて発光表示させる(S120)。このときの表示は、前の表示の時よりも入力値Xgyがα分増加している。なお、Xgy>128である場合は(S180で「YES」)、Xgyに128が設定される(S190)。このことにより、Xgyは128が最大値となるようにガードがかけられている。また、ステップS130に戻るループの周期は、ユーザが十分にソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54との明度の差が確認できる時間に設定されている。
【0040】
ステップS140で読み込まれるマウス入力装置38のクリック動作は、ユーザがその視覚により、ソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54との間に明度の差を確認した場合に、なされるものである。したがって、クリック動作がなされない限り、ステップS150にて「NO」と判定されて次第にXgyは大きくなる。このことにより、Xgyが図12に示すブラックポイントBPを越えると、グレー表示領域54の表示とソリッドブラック表示領域52の表示とに明度の差がユーザにより確認される。
【0041】
このとき、ユーザがマウス入力装置38をクリックすると(S150で「YES」)、ブラックポイントBPの入力値として、「Xgy−α」が設定され(S200)、次にこのようにして検出されたブラックポイントBPは、RAM28あるいは補助記憶装置30にセットされている記憶媒体に記憶される(S210)。こうしてモニタキャリブレーション処理が終了する。
【0042】
本願実施の形態では、ソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54とが縞状に交互に配置されている。すなわち、ソリッドブラック表示領域52もグレー表示領域54も共に相手方の表示領域に挟まれている部分が存在することになる。このため、おそらく、グレー表示領域54に両側から挟まれたソリッドブラック表示領域52における明度の差の現れ方と、ソリッドブラック表示領域52に両側から挟まれたグレー表示領域54における明度の差の現れ方とが異なり、両方を見ることにより、視覚的にソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54との微妙な差が目立ち易くなるため、精度高くブラックポイントが検出できるものと考えられる。
【0043】
特に、ソリッドブラック表示領域52およびグレー表示領域54が縞状に交互に配置され、しかも、それらの縞の幅が、1/36〜1/8インチであることから、一層、精度の高いブラックポイントBPを求められる。なお、図4(a)のようなソリッドブラック表示領域52およびグレー表示領域54の設定以外に、図4(b)あるいは図4(c)のような設定でも良い。図4(b)の場合は、グレー表示領域54側の縞が短くて、グレー表示領域54の縞がソリッドブラック表示領域52に囲まれている状態となっている。図4(c)の場合は、逆であり、ソリッドブラック表示領域52側の縞が短くて、ソリッドブラック表示領域52の縞がグレー表示領域54に囲まれている状態となっている。これは左右(あるいは上下)のみで他の表示領域と接しているのではなく、左右および上下、更に斜め方向も他の表示領域と接しているため、視覚的にソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54との微妙な差が目立ち易くなるためであると考えられる。
【0044】
本実施の形態1において、ステップS100が表示領域設定手段としての処理に該当し、ステップS110,S120がソリッドブラック表示領域制御手段としての処理に該当し、ステップS110,S130がグレー表示領域制御手段としての処理に該当する。
【0045】
[実施の形態2]
本実施の形態2は、実施の形態1とはモニタキャリブレーション処理のみが異なる。本実施の形態2のモニタキャリブレーション処理を図5に示す。図5に示す処理の内、ステップS110,S152,S154,S156,S192,S194の処理が実施の形態1とは異なる処理である。
【0046】
まず、ステップS100の後に、変数Xsb,Xgyとともに変数Yに0が設定される(S110)。更に、ステップS120〜S140の処理の後、ステップS150で「NO」と判定されると(以下の説明ではステップS150はすべて「NO」と判定されるとしている。)、次に、前記変数Yが0か否かが判定される(S152)。最初はY=0であるので(S152で「YES」)、次にステップS170,S180の処理がなされる(以下の説明では、Xgy≦128場合として、ステップS180にてはすべて「NO」と判定されるものとする。)。次に、変数Yに変数Xgyの値が設定され(S192)、変数Xgyの値が0に設定される(S194)。
【0047】
こうして、ステップS130に戻ると、Xgy=0であることから、入力値0でグレー表示領域54の表示が行われる(S130)。ステップS140の次に、ステップS150で「NO」と判定されると、ステップS152にては、Y=α(>0)であるので、「NO」と判定されて、次にXgyにYの値が設定され(S154)、Yに0が設定される(S156)。そして、ステップS130に戻る。
【0048】
ステップS130では、Xgy=αにてグレー表示領域54の表示がなされる。ステップS140の次に、ステップS150で「NO」と判定されると、ステップS152にては、Y=0であるので、「YES」と判定されて、次にXgyの値がα分増加される(S170)。このときXgy=2αとなる。次にステップS180にて「NO」と判定された後に、YにXgyの値(2α)が設定され(S192)、Xgyに0が設定される(S194)。そして、ステップS130に戻る。
【0049】
ステップS130ではXgy=0(ソリッドブラック)にてグレー表示領域54の表示がなされる。ステップS140の次に、ステップS150で「NO」と判定されると、ステップS152にては、Y=2α(>0)であるので、「NO」と判定されて、次にXgyにYの値(2α)が設定され(S154)、Yに0が設定される(S156)。そして、ステップS130に戻る。
【0050】
ステップS130では、Xgy=2αにてグレー表示領域54の表示がなされる。ステップS140の次に、ステップS150で「NO」と判定されると、ステップS152にては、Y=0であるので、「YES」と判定されて、次にXgyの値がα分増加される(S170)。このときXgy=3αとなる。次にステップS180にて「NO」と判定された後に、YにXgyの値(3α)が設定され(S192)、Xgyに0が設定される(S194)。そして、ステップS130に戻る。
【0051】
ステップS130ではXgy=0にてグレー表示領域54の表示がなされる。以後、ユーザがクリック操作にて「OK」を出さない限り、あるいはXgyが128を越えない限り、ステップS130でのグレー表示領域54の表示用の入力値は、3α→0(ソリッドブラック)→4α→0→5α→0→6α→…と、ソリッドブラックの表示を周期的に出現しつつ、少しずつ、明度を暗から明に変化させるように入力値が上昇してゆく処理が行われる。
【0052】
本実施の形態2は、このようにグレー表示領域54がソリッドブラックとグレーとの間で入れ替りながら、グレーが変化するので、ソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54との境界が常に強調され、ソリッドブラック表示領域52とグレー表示領域54との差が判り易くなり、一層精度の高いブラックポイントBPの検出が可能となる。
【0053】
本実施の形態2において、ステップS100が表示領域設定手段としての処理に該当し、ステップS110,S120がソリッドブラック表示領域制御手段としての処理に該当し、ステップS110,S130,S152,S154,S156,S170,S192,S194がグレー表示領域制御手段としての処理に該当する。
【0054】
[実施の形態3]
本実施の形態3は、実施の形態1とはモニタキャリブレーション処理のみが異なる。本実施の形態3のモニタキャリブレーション処理を図6に示す。図6に示す処理の内、ステップS100,S120,S130,S196の処理が実施の形態1とは異なる処理であり、また、ステップS196からステップS120に処理が戻る点も異なる。
【0055】
まず、ステップS100では、図7(a)に示す表示領域の設定を行う。この表示領域は、ソリッドブラック表示領域56に囲まれて所定の図形、ここでは、キャラクタ「OK」の形のグレー表示領域58が形成されている。ステップS100の次に、変数Xsb,Xgyに0が設定される(S110)。更に、ステップS120でソリッドブラック表示領域56に変数Xsbを入力値とする表示と、ステップS130にてグレー表示領域58に変数Xgyを入力値とする表示とを行い、更にS140の処理の次にステップS150で「NO」と判定される。
【0056】
更に、ステップS170,S180の後、表示領域使用入力値の入れ替えが行われる(S196)。この表示領域使用入力値の入れ替えとは、直前のステップS120でソリッドブラック表示領域56に表示された入力値は変数Xsbの値であり、直前のステップS130でグレー表示領域58に表示された入力値は変数Xgyの値であったが、ステップS196では、直前に使用された変数を、ソリッドブラック表示領域56とグレー表示領域58とで交換する処理が行われる。すなわち、次のステップS120では、ソリッドブラック表示領域56はXgyの値にて表示がなされ、次のステップS130では、グレー表示領域58はXsbの値にて表示がなされることになる。
【0057】
したがって、もし、直前の状態が図7(a)のごとくの表示であった場合には、次は図7(b)のごとくの表示に変わる。なお、ステップS170の処理によりXgyは少しずつ増加しているので、Xgyの値で表示している表示領域は、次第に明度が上昇するような入力値の値の設定が行われる。ただし、通常はブラックポイントBPよりも小さい入力値での増加であるので、実際に目で見て明度の上昇があるとは限らない。
【0058】
次にステップS196の処理がなされると、ソリッドブラック表示領域56とグレー表示領域58とで使用変数を交換する処理が行われるので、次のステップS120では、ソリッドブラック表示領域56はXsbの値にて表示がなされ、ステップS130では、グレー表示領域58はXgyの値にて表示がなされることになる。すなわち、図7(a)の状態に戻る。ただしXgyはα分増加されている。
【0059】
以後、ステップS196が実行される度に、ソリッドブラック表示領域56とグレー表示領域58との使用変数が交換される。すなわち、本実施の形態3では、グレー表示領域58の明度を暗から明へ変化させる際に、周期的に、ソリッドブラック表示領域56とグレー表示領域58との明度関係が入れ替わるようにされているので、ソリッドブラック表示領域56とグレー表示領域58との境界が常に強調され、ソリッドブラック表示領域56とグレー表示領域58との差が判り易くなり、一層精度の高いブラックポイントBPの検出が可能となる。
【0060】
なお、グレー表示領域58であるキャラクタ「OK」の文字は、ほとんどが1/72〜1/4インチの幅になっている。またその内でも部分的には1/36〜1/8インチの幅となっている。また、ソリッドブラック表示領域56もキャラクタ「OK」に囲まれている部分には1/72〜1/4インチの幅となっている部分および1/36〜1/8インチの幅となっている部分が存在する。このことによって、更に精度の高いブラックポイントBPを求めることができる。
【0061】
本実施の形態3において、ステップS100が表示領域設定手段としての処理に該当し、ステップS110,S120,S196がソリッドブラック表示領域制御手段としての処理に該当し、ステップS110,S130,S170,S196がグレー表示領域制御手段としての処理に該当する。
【0062】
[実施の形態4]
本実施の形態4は、実施の形態1とはモニタキャリブレーション処理のみが異なる。本実施の形態4のモニタキャリブレーション処理を図8に示す。図8に示す処理の内、ステップS100,S110,S112の処理と、ステップS180,S190からの戻り先がステップS112である点が実施の形態1とは異なる。なお、ステップS120,S130は表示領域名が異なるが、実質的内容は実施の形態1のステップS120,S130と同じである。
【0063】
まず、ステップS100では図9に示すごとくの、第1グレー表示領域60および第2グレー表示領域62を設定する。次に、変数Xgyのみに0が設定される(S110)。次に、このXgyの値を用いて、次式1のごとく変数Xsbが求められる(S112)。
【0064】
【数1】
【0065】
f(x)は所定の処理を表し、例えば、次のような式2や式3による処理が挙げられる。
【0066】
【数2】
【0067】
次に、ステップS112で求められたXsbを用いて第1グレー表示領域60が表示され(S120)、次にXgyを用いて第2グレー表示領域62が表示される(S130)。更に、ステップS140の次に、ステップS150で「NO」と判定されると、次に、Xgyがα分増加され(S170)、ステップS180で「NO」と判定されると、次にステップS112に戻る。
【0068】
このことにより、直前のステップS170にてアルファ分増加されたXgyに基づいて前記式1の関係からXsbが求められる(S112)。以後、ステップS150にて「YES」、あるいはステップS180にて「YES」と判定されない間は、Xgyがα分ずつ増加するとともに、例えば、式2でXsbが算出されているとすると、Xsbはα/2ずつ増加することになる。
【0069】
このことは、ディスプレイ32上に、明度に差がある第1グレー表示領域60と第2グレー表示領域62とを隣接して設けて、第1グレー表示領域60と第2グレー表示領域62との明度を、その間の明度の差を維持(式3の場合)または大きく(式2の場合)しつつ暗から明へ変化させるように入力値を増加させることにより、ユーザにブラックポイントBPを検出させることを意味する。
【0070】
このように、本実施の形態4は、ソリッドブラック表示領域を用いずに、明度の異なるグレー表示領域60,62のみを用いて、両者の明度の差を維持または大きくしつつ暗から明に明度を上昇させてブラックポイントBPを求めていることから、おそらく、全体が動的に明度変化することにより、実際の画像表示に用いられるブラックポイントBPとして適切な値が得られ、一層、精度の高いブラックポイントBPの検出が可能となると考えられる。
【0071】
本実施の形態4において、ステップS100が表示領域設定手段としての処理に該当し、ステップS120が第1グレー表示領域制御手段としての処理に該当し、ステップS130が第2グレー表示領域制御手段としての処理に該当し、ステップS112,S170が表示出力制御手段としての処理に該当する。
【0072】
[その他]
前記実施の形態1では縞状のソリッドブラック表示領域52およびグレー表示領域54の設定は、縦方向の縞であったが、横方向の縞であっても良い。前記各実施の形態では、入力値を増加させる方向のモニタキャリブレーション処理で説明したが、入力値を減少させる方向のモニタキャリブレーション処理にて実行しても良い。その場合、ステップS200にてXgyをそのままブラックポイントBPに設定すれば良い。なお、αの値が十分に小さければ、入力値を増加させる方向でも、ステップS200はXgyをそのままブラックポイントBPに設定する処理としても、実質的に問題はない。
【0073】
前記実施の形態3,4において、図7あるいは図9に示す表示領域を用いて、モニタキャリブレーションが行われたが、図7,9の代りに、図10(a)でも良い。この場合、星形が第2グレー表示領域(グレー表示領域)66であり、星形の周囲が第1グレー表示領域(ソリッドブラック表示領域)64である。この逆に、星形が第1グレー表示領域(ソリッドブラック表示領域)64で、星形の周囲が第2グレー表示領域(グレー表示領域)66であっても良い。
【0074】
実施の形態1,2では、図4(a)〜(c)に示した縞状の表示領域を用いたが、図4(a)〜(c)の代りに、図10(b)に示すごとく特定の図形(ここでは星形)を縞状に分割したものでも良い。この場合、星形がグレー表示領域70であり、星形の周囲がソリッドブラック表示領域68である。この逆に、星形の周囲がグレー表示領域70で、星形がソリッドブラック表示領域68であっても良い。
【0075】
また、実施の形態1〜4にて入力値を増加させるステップ値としての所定量αを、図11に示すごとく表示領域72と共に表示したスライダ74にマウスカーソルを合わせて、ドラッグにてスライダ74を左右に移動させることにより、スライダ74の位置に応じた値に設定しても良い。
【0076】
また、図11に示すごとく、前進(Next)ボタン76および後退(Back)ボタン78のボタンを設けて、それらのボタン76,78にマウスカーソルを合わせて、クリックにて、モニタキャリブレーション処理の実行を制御しても良い。例えば、図3のモニタキャリブレーション処理において、ステップS150で「NO」と判定された後、マウス入力装置38からの入力を判断し、前進(Next)ボタン76が押された場合には、αはプラスの値としてステップS170を実行し、後退(Back)ボタン78が押された時はαはマイナスの値としてステップS170を実行する。このことにより、グレー表示領域54の入力値を大きくしていったり、あるいは小さくしていったりすることが、マウス入力装置38の操作のみで可能となる。なお、この場合には、変数Xgyはマイナス値とならないように、ガードをかける。
【0077】
また、図11において、「Ok」ボタン80がクリックされれば、図3のステップS150にて「YES」と判定される。また、キャンセル(Cancel)ボタン82は、モニタキャリブレーション処理を直ちに停止させるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1としてのパソコンとプリンタとを接続した状態の説明図である。
【図2】 その概略ブロック図である。
【図3】 実施の形態1におけるモニタキャリブレーション処理のフローチャートである。
【図4】 実施の形態1で用いられる表示領域の構成説明図である。
【図5】 実施の形態2におけるモニタキャリブレーション処理のフローチャートである。
【図6】 実施の形態3におけるモニタキャリブレーション処理のフローチャートである。
【図7】 実施の形態3で用いられる表示領域の構成説明図である。
【図8】 実施の形態4におけるモニタキャリブレーション処理のフローチャートである。
【図9】 実施の形態4で用いられる表示領域の構成説明図である。
【図10】 他の表示領域の構成説明図である。
【図11】 他の表示領域の構成説明図である。
【図12】 モニタ特性説明図である。
【図13】 従来の表示領域説明図である。
【符号の説明】
2…インクジェット型プリンタ 4…パソコン
6,8…パラレルインターフェース
10…IEEE1284用ケーブル 24…CPU 26…ROM
28…RAM 30…補助記憶装置 32…ディスプレイ
32a…ステータスモニター表示部 34…キーボード
36…マウスインターフェース 38…マウス入力装置
52…ソリッドブラック表示領域 54…グレー表示領域
56…ソリッドブラック表示領域 58…グレー表示領域
60…第1グレー表示領域 62…第2グレー表示領域
64…第1グレー表示領域(ソリッドブラック表示領域)
66…第2グレー表示領域(グレー表示領域)
72…表示領域 74…スライダ 76…前進(Next)ボタン
78…後退(Back)ボタン 80…「Ok」ボタン
82…キャンセル(Cancel)ボタン BP…ブラックポイント
Claims (8)
- モニタ上に、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域とを隣接して設けて、前記グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させることにより、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション方法であって、
前記ソリッドブラック表示領域の少なくとも一部および前記グレー表示領域の少なくとも一部が、相互に相手方の表示領域に挟まれた状態に設定されていることを特徴とするモニタキャリブレーション方法。 - 前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域が、縞状に交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載のモニタキャリブレーション方法。
- 前記縞状に交互に配置されている前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域の幅が、1/72〜1/4インチであることを特徴とする請求項2記載のモニタキャリブレーション方法。
- 前記縞状に交互に配置されている前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域の幅が、1/36〜1/8インチであることを特徴とする請求項2記載のモニタキャリブレーション方法。
- モニタ上に、ソリッドブラック表示領域とグレー表示領域とを隣接して設けて、前記グレー表示領域の明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させることにより、モニタの観察者にブラックポイントを検出させるモニタキャリブレーション装置であって、
前記モニタの画面上に、ソリッドブラック表示領域の少なくとも一部およびグレー表示領域の少なくとも一部を、相互に相手方の表示領域に挟まれた状態に設定する表示領域設定手段と、
前記表示領域設定手段にて設定された前記ソリッドブラック表示領域には、明度として最低の表示出力を行うソリッドブラック表示領域制御手段と、
前記表示領域設定手段にて設定された前記グレー表示領域には、明度を明から暗へ、あるいは暗から明へ変化させる表示出力を行うグレー表示領域制御手段と、
を備えたことを特徴とするモニタキャリブレーション装置。 - 前記表示領域設定手段にて設定される前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域が、縞状に交互に配置されていることを特徴とする請求項5記載のモニタキャリブレーション装置。
- 前記縞状に交互に配置されている前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域の幅が、1/72〜1/4インチであることを特徴とする請求項6記載のモニタキャリブレーション装置。
- 前記縞状に交互に配置されている前記ソリッドブラック表示領域および前記グレー表示領域の幅が、1/36〜1/8インチであることを特徴とする請求項6記載のモニタキャリブレーション装置。
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