JP3760174B1 - コーナープロテクター - Google Patents

コーナープロテクター Download PDF

Info

Publication number
JP3760174B1
JP3760174B1 JP2005209950A JP2005209950A JP3760174B1 JP 3760174 B1 JP3760174 B1 JP 3760174B1 JP 2005209950 A JP2005209950 A JP 2005209950A JP 2005209950 A JP2005209950 A JP 2005209950A JP 3760174 B1 JP3760174 B1 JP 3760174B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
wall
body member
fixing member
side fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005209950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007023681A (ja
Inventor
清幸 村下
Original Assignee
株式会社セイコー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社セイコー filed Critical 株式会社セイコー
Priority to JP2005209950A priority Critical patent/JP3760174B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3760174B1 publication Critical patent/JP3760174B1/ja
Publication of JP2007023681A publication Critical patent/JP2007023681A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】 従来よりも簡単に本体部材を側壁に着脱することができるコーナープロテクターを提供すること。
【解決手段】 コーナープロテクター10は、側壁2a,2bに固定されてコーナーを保護する。このコーナープロテクター10は、本体部材20と、その本体部材20を側壁2a,2bに固定する一対の固定部材40,50を有している。一対の固定部材40,50は、本体部材20が下方にスライドすると壁側固定部材40と本体側固定部材50が係合する第1状態になるとともに、その第1状態から本体部材20が上方にスライドすると壁側固定部材40と本体側固定部材50の係合が解除された第2状態になる。そして、固定部材40,50を第1状態と第2状態の間で切換えるために必要な本体部材20のスライド量が本体部材20の高さより小さい。
【選択図】 図14

Description

本発明は、連続する2つの側壁面の間に180度を超える角度で形成されているコーナーを保護するコーナープロテクターに関するものである。本明細書の「180度を超える角度で形成されているコーナー」という用語は、側壁に形成されている山状のコーナーを意味しており、谷状のコーナーを排除する。以下の明細書中で単に「コーナー」と記載した場合も、「180度を超える角度で形成されているコーナー」を意味する。
例えば、台車で荷物を運ぶときに、連続する2つの側壁面の間のコーナーに台車が衝突することがある。また例えば、人が荷物を運ぶときに荷物が側壁のコーナーに衝突することがある。側壁のコーナーは衝撃に弱く変形し易い。コーナーが変形するのを防止するために、コーナープロテクターが利用されることがある。コーナープロテクターは、コーナーを跨いで側壁に固定され、コーナーに強い衝撃が加えられることを防止する。
コーナープロテクターの中には、側壁に固定される壁側固定部材と、その壁側固定部材に係合するとともにコーナーを跨いで配置される本体部材を備えるものがある。下記の非特許文献1の374頁の下段、375頁の上段、及び375頁の下段には、このタイプのコーナープロテクターが開示されている。このコーナープロテクターは、本体部材とほぼ同じ長さの壁側固定部材を利用する。側壁に固定されている壁側固定部材の上端よりも本体部材の下端が高くなる位置まで本体部材を持上げる。この状態から本体部材を下方にスライドさせると、本体部材が壁側固定部材に嵌合する。本体部材の下端が壁側固定部材の下端と高さが一致するまで本体部材を下方にスライドさせる。これにより、側壁に対して本体部材が固定される。壁側固定部材から本体部材を分離するときは、本体部材を壁側固定部材に対して上方にスライドさせる。
「建築金物総合カタログ2005」 杉田エース株式会社、2005年、p.374〜375
上記の壁側固定部材と本体部材を利用する場合、壁側固定部材より高い位置まで本体部材を持上げて、その状態から本体部材を下方にスライドさせる必要がある。また、壁側固定部材から本体部材を分離する場合も、壁側固定部材より高い位置まで本体部材をスライドさせる必要がある。このために、本体部材を着脱する作業を簡単に行なうことができない。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、従来よりも簡単に本体部材を着脱することができるコーナープロテクターを提供することを目的とする。
本発明に係るコーナープロテクターは、連続する2つの側壁面の間に180度を超える角度で形成されているコーナーを保護するものである。このコーナープロテクターは、コーナーを跨いで側壁に固定される本体部材と、その本体部材を側壁に固定する一対の固定部材を備える。一対の固定部材は、側壁に固定される壁側固定部材と本体部材に固定される本体側固定部材を有している。一対の固定部材は、本体部材が下方にスライドすると壁側固定部材と本体側固定部材が係合する第1状態になるとともに、その第1状態から本体部材が上方にスライドすると壁側固定部材と本体側固定部材の係合が解除された第2状態になる。そして、このコーナープロテクターは、一対の固定部材を第1状態と第2状態の間で切換えるために必要な本体部材のスライド量が、本体部材の上下方向の長さより小さい。
このコーナープロテクターは、本体部材を下方にスライドさせると壁側固定部材と本体部材が係合する(第1状態)。これにより、本体部材が側壁に固定される。第1状態から本体部材を上方にスライドさせると、壁側固定部材と本体部材の係合が解除される。これにより、本体部材を側壁から離反させることができる。このコーナープロテクターは、本体部材を上下方向にスライドさせることによって、本体部材を側壁に対して着脱することができる。しかも、このコーナープロテクターは、本体部材を側壁に着脱するために必要な本体部材のスライド量が小さい。このために、従来よりも簡単に本体部材を着脱することができる。
なお、本体側固定部材は、本体部材と別体に形成されているものであってもよいし、本体部材と一体に形成されているものであってもよい。
壁側固定部材は、その左右方向の長さは本体部材の左右方向の長さより短いとともに、その上下方向の長さは本体部材の上下方向の長さより短いことが好ましい。また、本体側固定部材は、その左右方向の長さは本体部材の左右方向の長さより短いとともに、その上下方向の長さは本体部材の上下方向の長さより短いことが好ましい。そして、本体部材が側壁に固定された状態では、壁側固定部材と本体側固定部材が本体部材に被覆されていることが好ましい。
このコーナープロテクターは、本体部材が側壁に固定された状態では、壁側固定部材と本体側固定部材を視認することができない。このために、見栄えのよいコーナープロテクターを提供することができる。
壁側固定部材は、側壁に固定された状態では、壁側固定部材の上端と側壁の間が開放されていてもよい。本体側固定部材は、本体部材に固定された状態では、本体側固定部材の下端と本体部材の間が開放されていてもよい。この場合、一対の固定部材は、前記した第2状態から本体部材が下方にスライドすると、本体側固定部材が壁側固定部材と側壁の間に入り込んで前記した第1状態になる。
上記の「壁側固定部材の上端と側壁の間が開放されている」とは、壁側固定部材の上端と側壁の間に本体側固定部材が容易に入り込むことができる状態を意味する。例えば、壁側固定部材の上端と側壁の間に隙間が形成されていることを意味する。また例えば、壁側固定部材の上端は側壁に接しているが、壁側固定部材の上端を側壁から容易に離反させることができる状態を意味する。
また、上記の「本体側固定部材の下端と本体部材の間が開放されている」とは、壁側固定部材の上端と側壁の間に本体側固定部材が容易に入り込むことができる状態を意味する。例えば、本体側固定部材の下端と本体部材の間に隙間が形成されていることを意味する。また例えば、本体側固定部材の下端は本体部材に接しているが、本体側固定部材の下端を本体部材から容易に離反させることができる状態を意味する。
壁側固定部材と本体側固定部材を上記のように構成すると、壁側固定部材と本体側固定部材を強く係合させることができる。本体部材に衝撃が加えられたときに、本体部材が側壁から離反してしまうことを防止することができる。
コーナープロテクターは、複数対の固定部材を備えることが好ましい。
このようにすると、本体部材を側壁に着脱するために必要な本体部材のスライド量を小さくすることと、本体部材を側壁に対して強く固定することの両方を実現することができる。
本体部材は、その周縁の少なくとも一部が側壁側に傾斜していることが好ましい。
このようにすると、本体部材と側壁の間の隙間を傾斜部で隠すことができる。見栄えのよいコーナープロテクターを提供することができる。
左右の周縁が側壁側に傾斜している本体部材を利用する場合は、次のように構成することが好ましい。即ち、本体部材は、その下端から所定の高さまでの間は、その左右の端部が欠けていることが好ましい。
このようにすると、側壁に固定されている幅木と本体部材が干渉することを避けることができる。
壁側固定部材は、側壁と接触する壁側第1平坦部と、その壁側第1平坦部の上端から反側壁側に傾斜している壁側第1傾斜部と、その壁側第1傾斜部の上端から上方に真っ直ぐ伸びている壁側第2平坦部と、その壁側第2平坦部の上端から反側壁側に傾斜している壁側第2傾斜部を有するものでもよい。そして、本体側固定部材は、本体部材と接触している本体側第1平坦部と、その本体側第1平坦部の下端から反本体部材側に傾斜している本体側第1傾斜部と、その本体側第1傾斜部の下端から下方に真っ直ぐ伸びている本体側第2平坦部と、その本体側第2平坦部の下端から反本体部材側に傾斜している本体側第2傾斜部を有するものでもよい。
このように構成すると、壁側固定部材と本体側固定部材が係合した状態では、壁側第2傾斜部と本体側第1傾斜部が接触し、壁側第2平坦部と本体側第2平坦部が接触し、壁側第1傾斜部と本体側第2傾斜部が接触することができる。壁側固定部材と本体側固定部材の接触面積を大きくすることができる。このために、壁側固定部材と本体側固定部材を強く係合させることができる。本体部材を壁に対して強く固定することができる。
実施例を説明する前に、実施例に記載の技術の特徴を列記しておく。
(形態1)本体部材は、側壁に固定された状態では床面に接触する。
(形態2)三対の固定部材を利用する。
(形態3)本体部材は一体形成されている。壁側固定部材は一体形成されている。本体側固定部材は一体形成されている。
(形態4)本体部材は、その左右方向の中央部分で折り曲げられている。その折り曲げられた部分が側壁のコーナーに対向する。
(形態5)本体部材は、その上部の周縁とその左右の周縁が側壁側に傾斜している。
(形態6)壁側固定部材は、その左右方向の中央部分で折り曲げられている。その折り曲げられた部分が側壁のコーナーに対向する。
(形態7)壁側固定部材はネジ孔を有する。ネジ孔にネジを挿入することによって壁側固定部材が側壁に固定される。
(形態8)本体側固定部材は、その左右方向の中央部分で折り曲げられている。その折り曲げられた部分が側壁のコーナーに対向する。
(形態9)本体側固定部材は接着剤によって本体部材に固定される。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、本実施例のコーナープロテクター10の斜視図である。
コーナープロテクター10は、側壁2a,2bに形成されているコーナー4に沿って上下方向に伸びている。コーナープロテクター10は、コーナー4を跨いで2つの側壁面2a,2bに固定されている。
コーナープロテクター10は、本体部材20と、一対の固定部材40,50(固定部材40,50は図1に示されていないが図7や図10等に示されている)を有している。以下では、これらの各部材20,40,50の構成を詳しく説明する。
まず、本体部材20の構成を説明する。本体部材20は、図1の上下方向に伸びている。本体部材20は、その左右方向の中央部分で折り曲げられている。本体部材20は、左右対称に構成されている。本実施例では、側壁2a,2bのコーナー4が約90度であるために、本体部材20も90度の角度が形成されるように折り曲げられている。本体部材20はステンレス製である。
図2は、本体部材20の上部を拡大して示した図である。図2を見ると、本体部材20が中央で折り曲がっている様子がよくわかる。以下では、折り曲がっている部分より右側の領域を一方部20aと呼び、折り曲がっている部分より左側の領域を他方部20bと呼ぶ。本体部材20は、その上端部22a,22bと右端部24aと左端部24bが側壁側に傾斜している。即ち、本体部材20の一方部20aの上端部22aと右端部24aはテーパ形状を有しているとともに、本体部材20の他方部20bの上端部22bと左端部24bはテーパ形状を有している。本体部材20の上部の角は面取りされている。
図3には、壁2aを正面に見た場合における本体部材20の上部の拡大図を示している。図3を見ると、テーパ部22a,24aの様子をよく理解することができる。図4には、図3のIV−IV線断面図が示されている。図4を見ると、本体部材20の一方部20aと他方部20bが約90度の角度を形成していることがよくわかる。
図5は、側壁2aを正面に見た場合における本体部材20の下部の拡大図を示している。本体部材20は、その下端から高さSまでの間はテーパ部24aの一部が欠けている。図5では、この欠けている部分を符号26aで表現している。同様に、本体部材20は、その下端から高さSまでの間はテーパ部24b(図2参照)の一部が欠けている。この欠けている部分26bは、図5では見ることができないが、図1等では見ることができる。部分26aの高さSは側壁2aに形成されている幅木6aの高さに一致している。部分26bの高さSは側壁2bに形成されている幅木6b(図1等参照)の高さに一致している。図5の符号28aは、欠けている部分26aの上端である。
図6には、本体部材20を下から見た図を示している。本体部材20は、その下部において両端部24a,24bの一部が欠けている。欠けている部分26a,26bの厚みtは、幅木6a,6bの「側壁2a,2bから突出している部分」の厚み(以下では簡単に幅木6a,6bの厚みと言う)にほぼ一致する。欠けている部分26a,26bを本体部材20に設けることによって、本体部材20を側壁2a,2bに固定したときに本体部材20と幅木6a,6bが干渉しないようになっている。なお、図6の符号28aは、欠けている部分26aの上端である。符号28bは、欠けている部分26bの上端である。
上記した構成を有する本体部材20は、ステンレス板に対して90度の曲げ加工を実施することによって製造することができる。曲げ加工する前に、部分26a,26bを形成しておくことが好ましい。
続いて、固定部材40,50の構成を説明する。固定部材40,50は、本体部材20を側壁2a,2bに対して固定するためのものである。固定部材40は、側壁2a,2bに固定される壁側固定部材である。固定部材50は、本体部材20に固定される本体側固定部材である。まず、壁側固定部材40の構成を説明する。
図7には、壁側固定部材40の斜視図を示している。壁側固定部材40は、一枚のステンレス板を加工して得ることができる。
壁側固定部材40は、その左右方向の中央部で90度に折り曲がっている。壁側固定部材40は、左右対称に構成されている。以下では、中央部より右側の領域を一方部40aと呼び、中央部より左側の領域を他方部40bと呼ぶ。壁側固定部材40は、左右対称に構成されている。壁側固定部材40は本体部材20より幅が狭い。即ち、本体部材20を正面から見た場合における本体部材20の左端と右端の間の距離は、壁側固定部材40を正面から見た場合における壁側固定部材40の左端と右端の間の距離より大きい。
図8は、図7のVIII−VIII線断面図を示している。即ち、壁側固定部材40の一方部40aの縦断面図を示している。図8を見るとよくわかるように、壁側固定部材40の一方部40aは、上下方向に伸びている壁側第1平坦部41aと、その壁側第1平坦部41aの上端から図8の左側に傾斜している壁側第1傾斜部44aと、その壁側第1傾斜部44aの上端から真っ直ぐ上に伸びている壁側第2平坦部46aと、その壁側第2平坦部46aの上端から図8の左側に傾斜している壁側第2傾斜部48aを有している。壁側固定部材40が側壁2a,2bに固定された状態では、図8の壁側固定部材40の右側に壁2aが位置することになる。このために、壁側第1傾斜部44aと壁側第2傾斜部48aは、反壁側に傾斜していると言うことができる。上記の第1平坦部41aには2つのネジ孔42a,42aが形成されている。
壁側固定部材40の他方部40b(図7参照)も上記の一方部40aと同様の構成をしている。即ち、他方部40bは、上下方向に伸びている壁側第1平坦部41bと、その壁側第1平坦部41bの上端から反壁側に傾斜している壁側第1傾斜部44bと、その壁側第1傾斜部44bの上端から真っ直ぐ上に伸びている壁側第2平坦部46bと、その壁側第2平坦部46bの上端から反壁側に傾斜している壁側第2傾斜部48bを有している。第1平坦部41bには2つのネジ孔42b,42bが形成されている。
一方部40aの壁側第1平坦部41aと他方部40bの壁側第1平坦部41bの間が接続されている。これに対し、壁側第1傾斜部44aと壁側第1傾斜部44bの間、壁側第2平坦部46aと壁側第2平坦部46bの間、及び壁側第2傾斜部48aと壁側第2傾斜部48bの間にはギャップが設けられている。
図9には、壁側固定部材40が側壁2a,2bに固定されている様子を示す。本実施例では、3つの壁側固定部材40を側壁2a,2bに固定する。壁側固定部材40は、壁側第1平坦部41a,41bを下にするとともに、壁側第2傾斜部48aを上にして利用される。コーナー4を跨ぐようにして壁側固定部材40を側壁2a,2bに接触させる。具体的には、壁側第1平坦部41aを側壁2aに接触させるとともに、壁側第2平坦部41bを側壁2bに接触させる。この状態で4つのネジ孔42a,42bにネジを打ち込む。これにより、壁側固定部材40が側壁2a,2bに固定される。このとき、壁側第1平坦部41aと側壁2aは密着しているとともに、壁側第1平坦部41bと側壁2bは密着している。これに対し、壁側第1傾斜部44aと側壁2aの間には隙間が形成されているとともに、壁側第1傾斜部44bと側壁2bの間には隙間が形成されている。さらに、壁側第2平坦部46a,46bと側壁2a,2bの間には隙間ができるとともに、壁側第2傾斜部48a,48bと側壁2a,2bの間には隙間ができる。
続いて、本体側固定部材50の構成を説明する。図10は、本体側固定部材50の斜視図である。本体側固定部材50は、一枚のステンレス板を加工して得ることができる。
本体側固定部材50は、その左右方向の中央部で90度に折り曲がっている。本体側固定部材50は、左右対称に構成されている。以下では、中央部より左側の領域を一方部50aと呼び、中央部より右側の領域を他方部50bと呼ぶ。本体側固定部材50は、左右対称に構成されている。本体側固定部材50は本体部材20より幅が狭い。即ち、本体部材20を正面から見た場合における本体部材20の左端と右端の間の距離は、本体側固定部材50を正面から見た場合における本体側固定部材50の左端と右端の間の距離より大きい。
図11は、図10のXI−XI線断面図を示している。即ち、本体側固定部材50の一方部50aの縦断面図を示している。図11を見るとよくわかるように、本体側固定部材50の一方部50aは、上下方向に伸びている本体側第1平坦部51aと、その本体側第1平坦部51aの下端から図11の左側に傾斜している本体側第1傾斜部54aと、その本体側第1傾斜部54aの下端から真っ直ぐ下に伸びている本体側第2平坦部56aと、その本体側第2平坦部56aの下端から図11の左側に傾斜している本体側第2傾斜部58aを有している。図11の本体側固定部材50の右側に本体部材20が固定される。このために、本体側第1傾斜部54aと本体側第2傾斜部58aは、反本体部材側に傾斜していると言うことができる。
本体側固定部材50の他方部50bも上記の一方部50aと同様の構成をしている(図10参照)。即ち、他方部50bは、上下方向に伸びている本体側第1平坦部51bと、その本体側第1平坦部51bの下端から反本体部材側に傾斜している本体側第1傾斜部54bと、その本体側第1傾斜部54bの下端から真っ直ぐ下方に伸びている本体側第2平坦部56bと、その本体側第2平坦部56bの下端から反本体部材側に傾斜している本体側第2傾斜部58bを有している。
一方部50aの本体側第1平坦部51aと他方部50bの本体側第1平坦部51bの間が接続されている。本体側第1傾斜部54aと本体側第1傾斜部54bの間、本体側第2平坦部56aと本体側第2平坦部56bの間、及び本体側第2傾斜部58aと本体側第2傾斜部58bの間にはギャップが設けられている。
図12は、本体側固定部材50が本体部材20に固定されている様子を示す。本実施例では、3つの本体側固定部材50を本体部材20に固定する。本体側固定部材50は、本体側第1平坦部51a,51bを上にするとともに、本体側第2傾斜部58a,58bを下にして利用される。本体部材20の裏面(図1で見えていない面)に本体側固定部材50が固定される。本体側第1平坦部51a,51bの裏面(図10で見えていない面)に接着剤を塗布する。そして、本体側固定部材50を本体部材20の裏面に接触させる。これにより、本体側固定部材50が本体部材20に固定される。このとき、本体側第1平坦部51aは本体部材20に密着しているとともに、本体側第1平坦部51bは本体部材20に密着している。これに対し、本体側第1傾斜部54aと本体部材20の間には隙間ができるとともに、本体側第1傾斜部54bと本体部材20の間には隙間ができる。本体側第2平坦部56a,56bと本体部材20の間には隙間ができるとともに、本体側第2傾斜部58a,58bと本体部材20の間にも隙間ができる。3つの本体側固定部材50の位置は、壁側固定部材40の位置に基づいて決定されている。即ち、それぞれの壁側固定部材40がそれぞれの本体側固定部材50に係合することができるように、本体側固定部材50と壁側固定部材40の位置が決定されている。
コーナープロテクター10の構成を詳細に説明した。上記のコーナープロテクター10は次のようにして側壁2a,2bに固定される。
まず、3つの壁側固定部材40を側壁2a,2bに固定する。続いて、3つの本体側固定部材50が接着された本体部材20を、その裏面が側壁2a,2bに対向するように配置する。このとき、最も下の壁側固定部材40と真中の壁側固定部材40の間に、最も下の本体側固定部材50が位置する。また、真中の壁側固定部材40と最も上の壁側固定部材40の間に、真中の本体側固定部材50が位置する。また、最も上の壁側固定部材40より上方に最も上の本体側固定部材50が位置する。図13に、このときの本体部材20の斜視図が示されている。図13の状態では、本体部材20が床面よりもやや上方に位置している。
図13の状態から本体部材20を下方にスライドさせる。本体側固定部材50の下部(第1傾斜部54a,54b、第2平坦部56a,56b、及び第2傾斜部58a,58b)と本体部材20の間には隙間が形成されているとともに、壁側固定部材40の上部(第1傾斜部44a,44b、第2平坦部46a,46b、及び第2傾斜部48a,48b)と側壁2a,2bの間には隙間が形成されている。このために、本体部材20を下方にスライドさせると、壁側固定部材40の第2傾斜部48a,48bと壁2a,2bの間に本体側固定部材50が入り込む。本体部材20をさらに下方にスライドさせると、壁側固定部材40の第2平坦部46a,46bと側壁2a,2bの間に本体側固定部材50が入り込む。本体部材20をさらに下方にスライドさせると、壁側固定部材40の第1傾斜部44a,44bと側壁2a,2bの間に本体側固定部材50が入り込む。これにより、壁側固定部材40と本体側固定部材50が係合し、本体部材20が側壁2a,2bに固定される。
図14には、壁側固定部材40と本体側固定部材50が係合している様子が示されている。壁側固定部材40の第1傾斜部44aと本体側固定部材50の第2傾斜部58aが接触している。壁側固定部材40の第2平坦部46aと本体側固定部材50の第2平坦部56aが接触している。また、壁側固定部材40の第2傾斜部48aと本体側固定部材50の第1傾斜部54aが接触している。本実施例では、壁側固定部材40と本体側固定部材50の接触面積が大きい。これにより、壁側固定部材40と本体側固定部材50が強く係合している。本体部材20を側壁2a,2bに強く固定することができる。本体部材20に衝撃が加えられても、本体部材20が側壁2a,2bから離反することを防止することができる。
上記した実施例のコーナープロテクター10は、本体部材20を少し持上げた状態から下方にスライドさせると、本体部材20を側壁2a,2bに固定することができる。また、その状態から本体部材20を少し上に持上げると、本体部材20を側壁2a,2bから取り外すことができる。本実施例のコーナープロテクター10は、側壁2a,2bのコーナー4に容易に着脱することができる。
このコーナープロテクター10は、本体部材20が側壁2a,2bに固定された状態では、固定部材40,50を視認することができない。外部からは本体部材20しか見えない。また、コーナープロテクター10は、その両サイドの下部26a,26bが欠けている。このように構成されているために本体部材20と幅木6a,6bと干渉しない。また、テーパ部22a,22b,24a,24bが設けられているために、本体部材20と側壁2a,2bの間の隙間を視認することができない。これらの工夫があるために、コーナープロテクター10は非常に見栄えがよい。
また、このコーナープロテクター10は、3対の固定部材40,50を利用する。これにより、本体部材20を側壁2a,2bに着脱するために必要な本体部材のスライド量を小さくすることと、本体部材20を側壁2a,2bに対して強く固定することの両方を実現している。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、本実施例ではコーナー4の角度が90度(270度)であったが、それ以外の角度のコーナーに対して本発明を適用することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
実施例のコーナープロテクターの斜視図を示す。 本体部材の上部拡大図を示す。 本体部材を側面から見た場合の上部拡大図を示す。 図3のIV−IV線断面図を示す。 本体部材を側面から見た場合の下部拡大図を示す。 本体部材を下から見た図を示す。 壁側固定部材の斜視図を示す。 図7のVIII−VIII線断面図を示す。 壁側固定部材が壁に固定された状態を示す。 本体側固定部材の斜視図を示す、 図10のX−X線断面図を示す。 本体部材に本体側固定部材が固定された状態を示す。 本体部材を壁に固定する前の状態を示す。 壁側固定部材と本体側固定部材が係合している状態を示す。
符号の説明
2a,2b:側壁
4:コーナー
6a,6b:幅木
10:コーナープロテクター
20:本体部材
40:壁側固定部材
50:本体側固定部材

Claims (7)

  1. 連続する2つの側壁面の間に180度を超える角度で形成されているコーナーを保護するコーナープロテクターであり、
    コーナーを跨いで側壁に固定される本体部材と、
    その本体部材を側壁に固定する一対の固定部材とを備え、
    一対の固定部材は、側壁に固定される壁側固定部材と本体部材に固定される本体側固定部材とを有しており、本体部材が下方にスライドすると壁側固定部材と本体側固定部材が係合する第1状態になり、その第1状態から本体部材が上方にスライドすると壁側固定部材と本体側固定部材の係合が解除された第2状態になり、
    一対の固定部材を第1状態と第2状態の間で切換えるために必要な本体部材のスライド量が、本体部材の上下方向の長さより小さく、
    本体部材は、少なくとも左右の周縁が側壁側に傾斜しており、
    本体部材は、その下端から所定の高さまでの間は、その左右の端部が欠けていることを特徴とするコーナープロテクター。
  2. 連続する2つの側壁面の間に180度を超える角度で形成されているコーナーを保護するコーナープロテクターであり、
    コーナーを跨いで側壁に固定される本体部材と、
    その本体部材を側壁に固定する一対の固定部材とを備え、
    一対の固定部材は、側壁に固定される壁側固定部材と本体部材に固定される本体側固定部材とを有しており、本体部材が下方にスライドすると壁側固定部材と本体側固定部材が係合する第1状態になり、その第1状態から本体部材が上方にスライドすると壁側固定部材と本体側固定部材の係合が解除された第2状態になり、
    一対の固定部材を第1状態と第2状態の間で切換えるために必要な本体部材のスライド量が、本体部材の上下方向の長さより小さく、
    壁側固定部材は、側壁と接触する壁側第1平坦部と、その壁側第1平坦部の上端から反側壁側に傾斜している壁側第1傾斜部と、その壁側第1傾斜部の上端から上方に真っ直ぐ伸びている壁側第2平坦部と、その壁側第2平坦部の上端から反側壁側に傾斜している壁側第2傾斜部を有しており、
    本体側固定部材は、本体部材と接触する本体側第1平坦部と、その本体側第1平坦部の下端から反本体部材側に傾斜している本体側第1傾斜部と、その本体側第1傾斜部の下端から下方に真っ直ぐ伸びている本体側第2平坦部と、その本体側第2平坦部の下端から反本体部材側に傾斜している本体側第2傾斜部を有していることを特徴とするコーナープロテクター。
  3. 壁側固定部材は、その左右方向の長さは本体部材の左右方向の長さより短いとともに、その上下方向の長さは本体部材の上下方向の長さより短く、
    本体側固定部材は、その左右方向の長さは本体部材の左右方向の長さより短いとともに、その上下方向の長さは本体部材の上下方向の長さより短く、
    本体部材が側壁に固定された状態では、壁側固定部材と本体側固定部材が本体部材に被覆されていることを特徴とする請求項1又は2のコーナープロテクター。
  4. 壁側固定部材は、側壁に固定された状態では、壁側固定部材の上端と側壁の間が開放されており、
    本体側固定部材は、本体部材に固定された状態では、本体側固定部材の下端と本体部材の間が開放されており、
    一対の固定部材は、前記第2状態から本体部材が下方にスライドすると、本体側固定部材が壁側固定部材と側壁の間に入り込んで前記第1状態になることを特徴とする請求項1から3のいずれかのコーナープロテクター。
  5. 複数対の固定部材を備える請求項1から4のいずれかのコーナープロテクター。
  6. 本体部材は、その周縁の少なくとも一部が側壁側に傾斜していることを特徴とする請求項2のコーナープロテクター。
  7. 本体部材は、少なくとも左右の周縁が側壁側に傾斜しており、
    本体部材は、その下端から所定の高さまでの間は、その左右の端部が欠けていることを特徴とする請求項6のコーナープロテクター。
JP2005209950A 2005-07-20 2005-07-20 コーナープロテクター Active JP3760174B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005209950A JP3760174B1 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 コーナープロテクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005209950A JP3760174B1 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 コーナープロテクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3760174B1 true JP3760174B1 (ja) 2006-03-29
JP2007023681A JP2007023681A (ja) 2007-02-01

Family

ID=36165353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005209950A Active JP3760174B1 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 コーナープロテクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3760174B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007023681A (ja) 2007-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE245241T1 (de) Paneel, insbesondere fussbodenpaneel
EP2528349A3 (en) Bracket to be used in a vertical cable manager
WO2005052277A3 (en) Skirting board
JP3760174B1 (ja) コーナープロテクター
JP4897412B2 (ja) 車両用ドアハンドル
US10972818B2 (en) Mounting tool and speaker device
JP4711888B2 (ja) 長押
CN212201136U (zh) 一种用于墙板安装的收口件
JP3129896U (ja) 見付けエッジ
JP6534817B2 (ja) 壁パネル
JP6696755B2 (ja) 引き出し
JP5112763B2 (ja) 蹴込み引き出し用連結部材及びそれを用いた蹴込み引き出し
JP4734954B2 (ja) 連結具及びこれを用いたパネルの連結構造
KR101964553B1 (ko) 건축 마감용 패널 및 코너 패널
JP5726617B2 (ja) 手摺の支持構造
JP4648244B2 (ja) 棚受け部材
JP4919835B2 (ja) ドア用錠受け金具
JP3109235U (ja) 引戸用掘り込み引手及び引戸
KR20180033867A (ko) 프레임 연결구 및 이를 포함하는 도어, 수납장
JP2017176519A (ja) キャビネット
JP5358160B2 (ja) カウンター用支持具及びこれを用いたカウンター
JP3831358B2 (ja) ブラケット
JP6532782B2 (ja) マグネットキャッチ
JP4734955B2 (ja) パネルの取付構造
JP4721587B2 (ja) パネル、及び厚み調整部材

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3760174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250