JP3760042B2 - 一液化システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、二液混合硬化型の接着剤やシーリング剤などを塗布するための複成分混合型塗布容器および複成分混合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、複層ガラス、目地のシーリング剤、接着剤として、分子末端に反応性ケイ素基を有するポリオキシプロピレン(MS)、特開平1−198673号に開示されるような、分子末端に反応性ケイ素基を有するイソブチレン系重合体(PIB)および水添ポリブタジエン系重合体などの加熱架橋硬化型のシーリング剤、また、特開平4−15937号に開示されるような、粘性を付与して仮止め性能を付与するために、これらの加熱架橋硬化型のシーリング剤にホットメルトブチルなどのホットメルト樹脂をブレンドしたシーリング剤がある。
【0003】
これらの反応型ポリマーを、目地などに塗布する際には、
▲1▼ これらの反応型ポリマー、
▲2▼ Sn系硬化触媒、アミン系硬化触媒などの硬化触媒、
▲3▼ 水分、
▲4▼ 無機フィラーなどの充填剤、老化防止剤、
▲5▼ シランカップリング剤などの接着付与剤、
▲6▼ 必要に応じて色粉、
などとともに用いるのが通常である。
【0004】
そして、この場合、これらは一液タイプまたは二液タイプとして用いられている。
すなわち、一液タイプとして用いる場合には、図28に示したように、円筒形状の塗布容器(カートリッジ)100に、上記▲1▼〜▲6▼の成分を、▲3▼の水分を完全脱水して混合した状態で同時に充填包装している。
【0005】
そして、使用時には、図30に示したような別途用意したコーキングガン120を用いている。すなわち、コーキングガン120のストッパー130を矢印方向に解除して、ハンドル121を矢印方向に引っ張り、これにともないハンドル121のハンドル棒部材122先端に連結した押し出し部材123を矢印方向に移動させて、コーキングガン本体124に設けた装着部125に、塗布容器100を装着する。その後、このコーキングガン120のトリガー126を把持して矢印方向に握ることによって、トリガー126に連結したハンドル棒押し出し部材127を介して押し出し部材123が矢印と反対方向に移動して、塗布容器底部101に設けられた底部ピストン部材102を、上部に設けられた吐出口103方向に押しつけて、吐出口103に装着した吐出部材104の吐出口105からシーリング剤Aが吐出され、空気中の水分と反応して硬化するようになっている。
【0006】
一方、二液タイプとして用いる場合には、図29に示したように、いわゆる4L缶と呼ばれる円筒状の容器200に、例えば、その底部に主材201として、上記▲1▼の反応型ポリマーと水分を含んだ▲4▼の充填剤、老化防止剤を、容器200の底部202に充填した後、内蓋203で閉蓋した後、内蓋203の上部に上記▲2▼の硬化触媒と▲5▼の接着付与剤を充填した硬化剤用容器204を配置した後、必要に応じて、▲6▼の色粉を充填した色粉用袋205をその上部に配置して、上蓋206で閉蓋して梱包している。
【0007】
そして、使用時には、上蓋206を開蓋して、硬化剤用容器204と色粉用袋205を取り出した後、内蓋203を開蓋して、硬化剤用容器204と色粉用袋205からそれぞれ、硬化剤および色粉を取り出して、主材201中に入れて、混合撹拌して、図31に示したように、別途用意したカートリッジ250に吸い上げて、目地などに塗布して使用している。
【0008】
すなわち、このカートリッジ250は、円筒状のシリンダー本体251と、シリンダー本体251内に摺動自在に嵌装したピストン部材253と、ピストン部材253に連結したピストン棒部材254に接続したハンドル255と、シリンダー本体251に接続したトリガー部分256と、シリンダー本体251の先端に脱着自在に装着した吐出口部材257を備えている。そして、使用時には、カートリッジ250先端に装着した吐出口部材257を容器200内に浸漬した後、カートリッジ250のストッパー258を矢印方向に解除して、ハンドル255を矢印方向に引っ張り、これにともないハンドル255のピストン棒部材254先端に連結したピストン部材253を矢印方向に移動させて、容器200にて混合撹拌したシーリング剤をシリンダー本体251内に吸い上げる。
【0009】
その後、このカートリッジ250のトリガー252を把持して矢印方向に握ることによって、トリガー252に連結したピストン棒押し出し部材259を介してピストン部材253が矢印と反対方向に移動して吐出部材257の吐出口からシーリング剤が押し出されて吐出されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した一液タイプのものでは、中低層ビルなどの内装に用いるのが通常であるが、この場合、色も含めて、何十〜何百種類もの在庫を準備しなければならず、在庫のスペースなどが必要である。また、一液タイプの場合、▲4▼の充填剤に水分が含まれているので、カートリッジに充填する際に、熱をかけたり、減圧にして脱水するなどの煩雑な脱水操作が必要であり、設備が必要でコスト高となっていた。
【0011】
一方、二液タイプのものでは、このような脱水操作は不要であるが、主材201、硬化剤用容器204、色粉用袋205を別々に配置し、内蓋203および上蓋206で閉蓋して梱包する必要があるため、その梱包作業が煩雑であり、梱包容器の構造も複雑となり、コストも高くなっている。
【0012】
また、二液タイプの場合、使用時に、内蓋203および上蓋206を開蓋し、硬化剤用容器204、色粉用袋205から硬化剤および色粉を取り出して、主材201中に入れて混合撹拌し、別途用意した図31に示した構造のカートリッジ250に吸い上げなければならず、煩雑な作業が必要であり、しかも、複雑な構造の専用の混合撹拌装置が必要となる。
【0013】
本発明は、このような実状に鑑みて、複成分混合硬化型の接着剤やシーリング剤などを少なくとも1成分を分離して収納しつつ、使用時に残りの成分を混合撹拌して、目地などの被塗布部分に簡単に塗布することが可能な複成分混合型塗布容器ならびに複成分を混合するための方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題および目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の複成分混合型塗布容器は、
筒状の塗布容器本体の内部に複成分混合型の少なくとも1成分を収容するとともに、塗布容器本体の内部に上下方向に摺動自在に嵌装した撹拌部材を備えており、
筒状の挿入混合部材本体に残りの成分を充填して、該挿入混合部材本体の上下端を脱着自在な蓋部材で閉蓋してなる挿入混合部材の上下蓋部材を取り外した後、挿入混合部材本体を塗布容器本体の上部に形成された吐出口より挿入し、
前記挿入混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出して、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を充填し、
前記挿入混合部材本体と押し出し棒部材を塗布容器本体から取り出した後、前記吐出口より、棒状部材を塗布容器本体内に挿脱自在に挿入して撹拌部材と脱着自在に係合させ、棒状部材を上下方向に移動させて、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、塗布容器本体内に収容した前記成分を混合撹拌するように構成したことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の複成分混合型の複成分を混合するための混合方法は、複成分混合型の複成分を混合するための混合方法であって、
筒状の塗布容器本体の内部に複成分混合型の少なくとも1成分を収容し、
筒状の挿入混合部材本体に残りの成分を充填して、該挿入混合部材本体の上下端を脱着自在な蓋部材で閉蓋した挿入混合部材を、その上下蓋部材を取り外した後、挿入混合部材本体を塗布容器本体の上部に形成された吐出口より挿入し、
前記挿入混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出して、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を充填し、
前記挿入混合部材本体と押し出し棒部材を塗布容器本体から取り出した後、前記吐出口より、棒状部材を塗布容器本体内に挿脱自在に挿入して撹拌部材と脱着自在に係合させ、棒状部材を上下方向に移動させて、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、塗布容器本体内に収容した前記成分を混合撹拌し、
吐出口を介して両成分を吐出することより両成分を混合することを特徴とする。
【0016】
このように構成することによって、使用時に、挿入混合部材の上下蓋部材を取り外した後、挿入混合部材本体を塗布容器本体の上部に形成された吐出口より挿入し、挿入混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出して、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を均一に充填できる。
【0017】
この場合、挿入混合部材本体の第3成分収容部に収容された成分が、塗布容器本体内に塗布容器の最上部から最下部まで、同一幅で円柱状に塗布容器本体内のに予め収容した成分部分の内周側に充填されるため、撹拌部材による撹拌混合が迅速に均一に行われるようになっている。
【0018】
すなわち、挿入混合部材本体と押し出し棒部材を塗布容器本体から取り出した後、塗布容器本体の上部に形成された吐出口より、棒状部材を塗布容器本体内に挿入して撹拌部材と係合させ棒状部材を上下方向に移動させて、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、塗布容器本体内に収容した複数の成分を簡単に混合撹拌できる。混合撹拌した後に、棒状部材と撹拌部材との係合を解除した後、棒状部材を容器本体内より取り出せば、塗布容器本体の上部に形成された吐出口から混合撹拌された成分を目地などの被塗布部分に簡単に塗布することができる。
【0019】
従って、複数の成分を脱水操作などの操作を必要とせず簡単に収納でき、その構造も簡単であり、部品点数も少なく、廃棄物が少量ですむ。さらに、棒状部材、挿入混合部材、および押し出し棒部材の繰り返し使用により廃棄物が少量ですむ。しかも別途撹拌装置を用いることなく、現場にて各成分を簡単に混合撹拌できるので、その塗布作業が容易に行える。
【0020】
また、本発明の複成分混合型塗布容器では、塗布容器本体の内部に複成分混合型の少なくとも2成分をそれぞれ分離して収容したことを特徴とする。
これによって、例えば、▲1▼の反応型ポリマーと水分を含んだ▲4▼の充填剤、老化防止剤を主材として、▲2▼の硬化触媒と▲5▼の接着付与剤を副剤として、塗布容器本体内に分離して収容し、▲6▼の色粉を挿入混合部材内に収容して第3成分とすることによって、種々の第3成分を選択することが可能、すなわち色の選択が可能となる。
【0021】
さらに、本発明の複成分混合型塗布容器では、前記塗布容器本体の前記各成分の間には、フィルム状の分離部材が形成されていることを特徴とする。これによって、不使用時において、運搬などの際に各成分が混合して、容器本体内で反応して使用前に硬化などを起こすのを防止することができる。
【0022】
また、本発明の複成分混合型塗布容器では、前記各成分が塗布容器本体内に上下方向に配置されていることを特徴とする。これにより、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、複数の成分を均一の混合撹拌できる。
【0023】
さらに、本発明の複成分混合型塗布容器では、前記撹拌部材には、上下方向に貫通する少なくとも一つの撹拌孔が形成されていることを特徴とする。これにより、撹拌孔を通して、各成分が撹拌されることになるので、より混合撹拌効果が促進される。
【0024】
また、本発明の複成分混合型塗布容器は、前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、挿入混合部材本体を液密状態で挿通摺動可能な挿通孔が形成された、前記成分の漏洩を防止する保護キャップ部材を脱着自在に装着するように構成されていることを特徴とする。
【0025】
このように構成することによって、塗布容器本体の上部に形成された吐出口を介して挿入した混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出すことにより、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を充填する際に、吐出口を介して、塗布容器本体内に収容した成分が漏洩するのが防止できる。
【0026】
さらに、本発明の複成分混合型塗布容器では、前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、棒状部材を液密状態で挿通摺動可能な挿通孔が形成された、前記成分の漏洩を防止する保護キャップ部材を脱着自在に装着するように構成されていることを特徴とする。
【0027】
このように構成することによって、塗布容器本体の上部に形成された吐出口を介して挿入して撹拌部材と係合した棒状部材を上下方向に移動させて、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、塗布容器本体内に収容した複数の成分を混合撹拌する際に、吐出口を介して、塗布容器本体内に収容した成分が漏洩するのが防止できる。
【0028】
また、本発明の複成分混合型塗布容器では、前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、挿入混合部材本体および押し出し棒部材にて充填された成分と塗布容器本体内に予め収容した成分とを吐出口から吐出する際にさらに前記両成分の混合撹拌する混合翼部材が内部に形設された混合吐出部材を、脱着自在に装着するように構成されていることを特徴とする。
【0029】
さらに、本発明の複成分の混合方法は、前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、混合翼部材が内部に形設された混合吐出部材を装着し、
前記挿入混合部材本体および押し出し棒部材にて充填された成分と塗布容器本体内に予め収容した成分とを吐出口から吐出する際に、前記混合吐出部材の内部に形設され混合翼部材によって、前記両成分をさらに混合撹拌することを特徴とする。
【0030】
これによって、挿入混合部材本体および押し出し棒部材にて充填された成分と塗布容器本体内に予め収容した成分とを吐出口から吐出する際に、混合吐出部材を通過させ、混合翼部材によって、吐出口から吐出する両成分の混合撹拌をより促進することができる。
【0031】
前記挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に充填する際に、塗布容器本体の高さ方向に部分的に充填することもできる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本発明の複成分混合型塗布容器の第1の実施例の部分切欠斜視図、図2は、図1の複成分混合型塗布容器の縦断面図である。
【0033】
図1及び図2において、本発明の複成分混合型塗布容器1は、略円筒形状の塗布容器本体2と、塗布容器本体2の底部3に設けられ塗布容器本体2の内壁4上を上下方向に摺動可能に装着された略カップ形状の底部ピストン部材5とを備えている。
【0034】
なお、塗布容器本体2、底部ピストン部材5の材質は特に限定されるものではなく、塗布容器本体2に収容する成分に応じて、例えば、アルミなどの金属、フッ素樹脂、ポリエチレンなどの合成樹脂、ダンボールなどの紙の表面にアルミを蒸着したものなどが使用可能であり、これらを適宜組み合わせることも可能である。さらに、これらの部材の寸法、形状も適宜変更可能であり、例えば、塗布容器本体2の形状を多角形円筒状にしてこれに応じて底部ピストン部材5の形状も多角形盤状とすることも可能である。
【0035】
また、塗布容器本体2の上部には、上壁6が設けられており、その中央部分には、吐出孔7が設けられている。吐出孔7の周囲は、上壁6よりも上方に突出し、その外周に雄ねじ8が螺設された吐出口9が形成されている。そして、この吐出口の雄ねじ8に螺合する雌ねじ32が内壁に形成されたゴムなどの弾性部材、フッ素樹脂、ポリエチレンなどの合成樹脂から構成された保護キャップ部材30が、吐出口9に予め螺着されている。この保護キャップ部材30には、後述する挿入混合部材本体90および棒状部材20を液密状態で挿通摺動可能な挿通孔31が形成されている。なお、この保護キャップ部材30は、吐出口9に予め螺着したが、使用時に螺着するようにすることも可能である。
【0036】
また、吐出口9には、使用時に、後述するように挿入混合部材本体91の先端などの先の尖った部材などで突き刺すことによってその仮着状態が解除されたり、または孔を開けることができる閉塞部材10によって閉塞されている。
【0037】
さらに、この吐出口9は、後述するように、使用時に保護キャップ部材30を吐出口9から取り外した後、別途、図3に示したような形状の本発明の複成分混合型塗布容器1とともに用いるために用意された混合吐出部材40の内壁41の下端に設けられた雌ねじ42を吐出口9の雄ねじ8に螺着させて係合することができるようになっている。この混合吐出部材40は、断面略円錐形状であって、その内壁41に、螺旋形状の混合翼部材43が形成されており、この中を容器本体2から吐出された成分が通過することによって撹拌され、撹拌混合が促進されて混合吐出部材40の上部に設けられた吐出孔44より吐出されるようになっている。
【0038】
なお、本実施例の場合には、吐出口9と保護キャップ部材30を螺着によって係合したが、図4に示したように、吐出口9の外周に嵌合凸部9aを、保護キャップ部材30の内壁にこの嵌合凸部9aに嵌合する嵌合凹部34を設けて、この保護キャップ部材30を合成樹脂などの可撓性の材料から構成して、これらを嵌合するようにして脱着自在に係合するようにしてもよい。また、この構造を、図示しないが、吐出口9と混合吐出部材40との係合の場合にも同様に適用することも勿論可能である。
【0039】
塗布容器本体2の底部3の近傍には、略円盤形状の撹拌部材11が塗布容器本体2の内壁4に嵌着されており、撹拌部材11は塗布容器本体2の内壁4上を上下方向に摺動自在に構成されている。この撹拌部材11の上部中央部分には、円筒形状の係合部12が形成されており、この係合部12の内壁13に雌ねじ14が螺設されており、後述するように、別途用意した棒状部材20の先端21に螺設された雄ねじ22と螺合して係合できるように構成されている。
【0040】
なお、本実施例の場合には、撹拌部材11を塗布容器本体2の底部3の近傍に予め配置したが、撹拌部材11を塗布容器本体2の上壁6近傍に予め位置させておくことも勿論可能である。
【0041】
また、撹拌部材11には、上下方向に貫通する複数の撹拌孔15が形成されており、混合撹拌効果を向上するようになっている。
なお、この撹拌部材11の厚さは、特に限定されるものではなく、また、撹拌部材11に設けられた撹拌孔15の数は少なくとも一つであればよく、その形状も本実施例のように円形とする他、例えば楕円形状にするなど適宜変更可能であり何ら限定されるものではない。
【0042】
また、この場合、撹拌部材を円盤形状としたが、例えば、図5に示したように、星形の複数の突設部11aを有する形状として、突設部11a,11aの間を撹拌孔15’としたもの、図6に示したように、螺旋形状の羽根部材11bとして、螺旋形状の撹拌孔15”を形成して、その混合撹拌効果を向上するようにしたものなど、適宜変更可能である。
【0043】
一方、塗布容器本体2内には、塗布容器本体2の底部3の底部ピストン部材5の上方部分に、第1成分収容部16が、その上部に第2成分収容部17がそれぞれ、塗布容器本体2の内壁4に固着されたフィルム状の分離部材18を介して相互に分離した状態で収容されている。なお、この分離部材18は、後述するように、挿入混合部材90を吐出口9を介して塗布容器本体2内に挿入した際に、挿入混合部材90の先端部で容易に突き破ることができ、撹拌部材11の上下移動によって塗布容器本体2の内壁4との固着状態が解除できるように、例えば、ビニールなどの薄い合成樹脂フィルム、アルミ箔などから構成されている。また、この分離部材18は、第1成分収容部16に収容した成分と第2成分収容部17に収容した成分とが、混ざりにくい成分である場合には、省略可能である。
【0044】
また、本実施例では、第1成分収容部16と第2成分収容部17との二つの成分収容部に分離して収容したが、図7に示したように三つ以上の複数の成分に分離して収容することも可能である。
【0045】
一方、図8は、本発明において用いられる挿入混合部材90を示している。この挿入混合部材90は、円筒形状の筒状の挿入混合部材本体91と、挿入混合部材本体91の上下の開口部92,93をそれぞれ閉蓋するように装着したキャップ形状の上蓋部材94と下蓋部材95とを備えている。
【0046】
そして、この挿入混合部材90内は、第3成分収容部90aとなっており、複成分混合型の残りの成分が収容されている。
この場合、上蓋部材94と下蓋部材95の内側にはそれぞれ、雌ねじ94a,95aが螺設されており、それぞれ挿入混合部材の上下端の外周壁に螺設した雄ねじ96,97に螺合することによって、挿入混合部材本体91の上下の開口部92,93をそれぞれ脱着自在に螺着して閉蓋するようになっている。
【0047】
なお、挿入混合部材本体91の外径は、保護キャップ部材30の挿通孔31の内径とほぼ同じ寸法になっている。また、その長さは、後述するように挿入混合部材本体91を保護キャップ部材30の挿通孔31を介して塗布容器本体2内に挿入した際に手で把持して操作できるように、塗布容器本体2の底部3と塗布容器本体2の上部の吐出口9の距離よりも長くなっているのが好ましい。しかしながら、挿入混合部材90を介して、第3成分を塗布容器本体2に部分的に入れる場合、例えば、塗布容器本体2の上部の第2成分収容部17にのみ入れる場合などにおいては、これより短く設定することも可能である。
【0048】
なお、本実施例の場合には、上蓋部材94と下蓋部材95を、挿入混合部材本体91の上下の開口部92,93をそれぞれ脱着自在に螺着して閉蓋するようにしたが、図9に示したように、上蓋部材94と下蓋部材95をアルミ蒸着したポリエチレンなどのフィルムとして、これを挿入混合部材本体91の上下の開口部92,93に溶着して、使用時に上蓋部材94と下蓋部材95を開口部92,93から剥がすことができるようにすることもできる。この場合には、上蓋部材94と下蓋部材95に、溶着部分94b,95bより外側に突出する把持部分94c,95cを設けておけば、剥がし易くなるので好ましい。
【0049】
また、挿入混合部材本体91の上端部分には、図9に示したように、保護キャップ部材30の挿通孔31から突出する部分に、微少な凹凸を形成した把持部分91bを形成しておけば、手で把持して操作し易くなるので好ましい。
【0050】
図10は、本発明において用いられる押し出し棒部材50を示しており、押し出し棒部材50は、円盤形状の押し出し部51と、押し出し部51に連結した支持棒部分52とを備えている。また、支持棒部分52には、後述するように、本発明の複成分混合型塗布容器に用いる固定用治具において、所定位置に押し出し棒部材50を固定するための切欠部54がその上方部分に設けられている。
【0051】
この場合、押し出し棒部材50の押し出し部51の外径は、後述するように、押し出し棒部材50を挿入混合部材本体91の上端の開口部92を介して、挿入混合部材本体91内に挿入できるように、挿入混合部材本体91の内径より僅かに小さくなっている。
【0052】
また、押し出し棒部材50の支持棒部分52の長さは、後述するように、押し出し棒部材50を挿入混合部材本体91の上端の開口部92を介して、挿入混合部材本体91内に挿入した後、下方に付勢しながら挿入混合部材本体91を引き上げることができるように、挿入混合部材本体91の長さよりも長くなっている。
【0053】
さらに、押し出し棒部材50の支持棒部分52の上端部には、図10に示したように、微少な凹凸を形成した把持部分53を形成しておけば、手で把持して操作し易くなるので好ましい。
【0054】
なお、挿入混合部材90、押し出し棒部材50の材質は特に限定されるものではなく、挿入混合部材90に収容する成分に応じて、例えば、アルミなどの金属、フッ素樹脂、ポリエチレンなどの合成樹脂、ダンボールなどの紙の表面にアルミを蒸着したものなどが使用可能であり、これらを適宜組み合わせることも可能である。さらに、これらの部材の寸法、形状も適宜変更可能であり、例えば、挿入混合部材本体91の形状を多角形円筒状にしてこれに応じて押し出し棒部材50の押し出し部51の形状も多角形盤状とすることも可能である。
【0055】
図11は、本発明の複成分混合型塗布容器に用いる固定用治具の一実施例を示す斜視図、図12は、図11のIX−IX線での断面図、図13は、図11のX−X線での断面図である。
【0056】
固定用治具60は、円盤形状の台座61を備え、台座61の上面の一側には部分円管形状の支持柱部材62が立設されている。
この支持柱部材62の上端部には、円盤形状の押し出し棒部材固定用の係止部材63が固定されている。係止部材63には、スリット64が外周部分から中心部分に向かって設けられており、その中心部分に押し出し棒部材50の支持棒部分52を挿通支持するための支持孔65が形成されている。
【0057】
図12に示したように、係止部63の内部には、摺動孔66が形成されており、摺動孔66の内部には、押し出し棒部材固定用の係止片68が摺動孔66に沿って摺動可能に装着されており、バネ部材67によって、この係止片68は、支持孔65方向に付勢されている。また、この係止片68の先端の係止突設部68aは、摺動孔66の支持孔65に開口する開口66aを介して支持孔65内に突出して、図12に示したように、押し出し棒部材50の支持棒部分52の切欠部54と係合し、押し出し棒部材50を所定の位置に固定するようになっている。
【0058】
また、係止片68の上部には、スライド操作片68bが設けられており、スライド操作片68bは、摺動孔66の上方に形成されたスライド用スリット開口69を介して、係止部63の上面に突出するようになっている。このスライド操作片68bを、図12に示したように、矢印に示したように係止部63の外周側方向に操作することによって、バネ部材67に抗して係止片68を移動させることによって、係止突設部68aと押し出し棒部材50の支持棒部分52の切欠部54とに係合を解除できるようになっている。
【0059】
また、支持柱部材62の中間部分には、支持柱部材62の内壁62aに沿って上下方向に摺動可能な円盤形状の塗布容器固定用の係止部材70が設けられている。そして、係止部材70の係止部材本体71の中央部分には、塗布容器本体2の、保護キャップ部材30を装着した吐出口9を挿通するための挿通孔72が形成されている。
【0060】
図13に示したように、係止部材70の基端部73は、支持柱部材62の内部に上下方向に形成された摺動孔80内に上下方向に摺動可能に装着され、係止部材70の基端部73と係止部材本体71との連結部74が、摺動孔80の内壁62a側に形成されたスリット開口82を上下に摺動することにより、係止部材70が支持柱部材62の内壁62aに沿って上下方向に摺動可能となっている。
【0061】
なお、係止部材70の基端部73は、摺動孔80に装着されたバネ部材81によって、下方向に付勢されており、後述するように、保護キャップ部材30を装着した吐出口9を挿通孔72に挿通して、塗布容器本体2を台座61と係止部材70の間に装着した際に、係止部材本体71の下面71aが塗布容器本体2の上壁6に当接して、塗布容器本体2を固定用治具60に固定できるようになっている。
【0062】
また、摺動孔80の支持柱部材62の外壁62b側には、スリット開口83が設けられており、このスリット開口83を介して、係止部材70の基端部73の外壁側にスライド操作片75が突設されている。このスライド操作片75を、図13の上方向に操作することによって、バネ部材81に抗して係止部材本体71を上方向に移動させることにより、係止部材本体71の下面71aと塗布容器本体2の上壁6との当接を解除するとともに、保護キャップ部材30を装着した吐出口9を挿通孔72から取り外して、塗布容器本体2を固定用治具60から取り外すことができるようになっている。
【0063】
このように構成される塗本発明の複成分混合型塗布容器1は、下記のようにして使用される。
先ず、例えば、前述した▲1▼の反応型ポリマーと水分を含んだ▲4▼の充填剤、老化防止剤を主材として、塗布容器本体2内の第1成分収容部16に収容し、▲2▼の硬化触媒と▲5▼の接着付与剤を副剤として、第2成分収容部17に収容するとともに、」別途▲6▼の色粉を第3成分として、挿入混合部材90内の第3成分収容部90aに収容する。
【0064】
なお、これらの成分の組み合わせ、収容部分は適宜変更可能であるが、挿入混合部材90内の第3成分収容部90aに収容する成分は、挿入混合部材本体91の上下の開口部に装着した上蓋部材94と下蓋部材95を取り外して、挿入混合部材本体91を保護キャップ部材30の挿通孔31を介して塗布容器本体2内に挿入する際に、第3成分収容部90aに収容した成分が、下方の開口93を介して漏洩しないように、固体状、ある程度粘性を有する液体状、ゲル状などとすることが望ましい。
【0065】
このような組み合わせとして、例えば、前述した▲1▼〜▲6▼の成分を例に挙げれば、
(1) ▲1▼の反応型ポリマーと水分を含んだ▲4▼の充填剤、老化防止剤からなる主材と、▲2▼の硬化触媒と▲5▼の接着付与剤からなる硬化剤とを、第1成分収容部16および第2成分収容部17にそれぞれ収容するとともに、挿入混合部材90内の第3成分収容部90aに▲6▼の色粉を収容する場合、
(2) 前述の主材と色粉を第1成分収容部16におよび第2成分収容部17にそれぞれ収容するとともに、硬化剤を第3成分収容部90aに収容する場合、
などがある。
【0066】
なお、挿入混合部材90内の第3成分収容部90aに少なくとも▲6▼の色粉を収容する場合には、色粉の色を種々選択した他種類の挿入混合部材90を用意しておけば、色の選択範囲が広がることになる。
【0067】
また、挿入混合部材90内の第3成分収容部90aに収容される成分の高さは、図20に示したように、挿入混合部材本体91を塗布容器本体2内に挿入して、その下端部が塗布容器本体2の底部3の底部ピストン部材5に当接するように配置した際に、塗布容器本体2内に収容した第1成分収容部16の上端液面L’と一致しており、吐出の際の成分の混合の均一化が図れるようになっている。
【0068】
そして、図11に示した固定用治具を準備して、図14に示したように、係止部材70の係止部材本体70を上方向に押し上げる。この際、図13の点線で示したように、スライド操作片75を上方向に操作することによって、バネ部材81に抗して係止部材本体71を上方向に移動させて、塗布容器本体2の保護キャップ30が装着された吐出口9を、係止部材70の挿通孔72に挿通する。これにより、バネ部材81の付勢力によって、図13の実線で示したように、係止部材本体71が下方に移動して、係止部材本体71の下面71aが塗布容器本体2の上壁6に当接して、塗布容器本体2が固定用治具60に固定される。
【0069】
そして、使用に際して、図15の点線で示したように、挿入混合部材90の上蓋部材94と下蓋部材95とを挿入混合部材本体91の上下の開口部92,93から取り外した後、挿入混合部材本体91の上端部分を把持して、押し出し棒部材50の把持部分53を手で把持して、押し出し棒部材50の押し出し部51を挿入混合部材本体91の上端の開口部92を介して、挿入混合部材本体91内に僅かに挿入する。
【0070】
この状態で、図15の矢印で示したように、押し出し棒部材50の支持棒部分52を、スリット64を介して側方より支持孔65に装着する。この際、押し出し棒部材50の支持棒部分52に押されて、バネ部材67に抗して係止片68が図15の矢印方向に外周側に移動して、その先端の係止突設部68aが開口66aを介して摺動孔66内に引き込まれる。
【0071】
そして、図16に示したように、予め保護キャップ30に形成された挿通孔31から、挿入混合部材本体91を用いて押し込んだり又はねじこんだりすることによって、その先端部を、吐出口9を介して塗布容器本体2内に挿入して、閉塞部材10の仮着状態を解除して孔を開ける。なお、この場合、閉塞部材10の仮着状態を解除して孔を開けるには、挿入混合部材本体91を用いないで、ドライバーなどの工具などで開けることも勿論可能である。
【0072】
さらに、このように孔を開けた後、図16に示したように、挿入混合部材本体91を塗布容器本体2内にさらに挿入して、図17および図20に示したように、挿入混合部材本体91の下端部で分離部材18を突き破って、その下端部が塗布容器本体2の底部3の底部ピストン部材5に当接するように配置する。この際、挿入混合部材本体91の上端部分を把持して、押し出し棒部材50の把持部分53を手で把持して、押し出し棒部材50を挿入混合部材本体91の塗布容器本体2内への挿入と同期して、下方に移動させる。
【0073】
その後、図17に示したように、さらに押し出し部51を挿入混合部材本体91の上端の開口部92を介して、挿入混合部材本体91内に挿入することによって、図12に示したように、係止片68の先端の係止突設部68aは、摺動孔66の支持孔65に開口する開口66aを介して支持孔65内に突出して、押し出し棒部材50の支持棒部分52の切欠部54と係合し、押し出し棒部材50を所定の位置に固定する。
この際、塗布容器本体2内に収容した第1成分収容部16の上端液面は、図20に示したように、LからL’へと上昇するが、押し出し棒部材50の押し出し部51の下面51aがこの液面L’と一致するように押し出し棒部材50の切欠部54の位置が予め設定されたおり、これによって吐出の際の成分の混合の均一化が図れるようになっている。
【0074】
そして、図18および図21の矢印で示したように、押し出し棒部材50を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体91を保護キャップ30の挿通孔31をガイドとして上方に引き上げれば、挿入混合部材本体91の第3成分収容部90aに収容された成分Cが塗布容器本体内に押し出されて、塗布容器本体2内の第1成分収容部16および第2成分収容部17に予めそれぞれ収容した成分部分A、Bの内周側に残りの成分が充填される。
【0075】
この場合、図25に示したように、挿入混合部材本体91の第3成分収容部90aに収容された成分Cが、塗布容器本体2内に塗布容器の最上部から最下部まで、同一幅で円柱状に塗布容器本体2内の第1成分収容部16に予め収容した成分部分A、Bの内周側に充填されるため、下記の撹拌部材11による撹拌混合が迅速に均一に行われるようになっている。
【0076】
このように、塗布容器本体2内に、第3成分収容部90aに収容された成分を充填した後、スライド操作片68bを、図12に示したように、矢印に示したように係止部63の外周側方向に操作することによって、バネ部材67に抗して係止片68を移動させることによって、係止突設部68aと押し出し棒部材50の支持棒部分52の切欠部54とに係合を解除する。
【0077】
そして、図19に示したように、挿入混合部材本体91とともに、押し出し棒部材50を上方に移動させて、塗布容器本体2の保護キャップ30の挿通孔31を介して塗布容器本体2内から取り出すとともに、押し出し棒部材50を係止部63のスリット64を介して、挿入混合部材本体91とともに、押し出し棒部材50を取り出す。
【0078】
その後、図22に示したように、予め保護キャップ30に形成された挿通孔31から、別途、図22に示したような形状の本発明の複成分混合型塗布容器1とともに用いるために用意された棒状部材20を吐出口9を介して塗布容器本体2内に挿入する。
【0079】
さらに、図23に示したように、棒状部材20を塗布容器本体2内にさらに挿入して、塗布容器本体2の底部3に位置する撹拌部材11の係合部12の内壁13に形成された雌ねじ14に、棒状部材20の先端21に螺設された雄ねじ22を螺合させて係合する。
【0080】
なお、この螺合に際しては、塗布容器本体2の内壁4と撹拌部材11の外周11aとがある程度摩擦を有するので、棒状部材20の回転とともに撹拌部材11が回転しないようになっているので螺着できるようになっている。
【0081】
この状態で、図23の一点鎖線で示したように、棒状部材20を保護キャップ30の挿通孔31をガイドとして、上方に引くことにより、撹拌部材11が塗布容器本体2の内壁4上を上方向に摺動して、撹拌部材11によって、第1成分収容部16に収容した主材Aと、第2成分収容部17に収容した副剤Bと、挿入混合部材90によって挿入された第3成分Cとが撹拌混合される。なお、この際、撹拌部材11に上下方向に貫通して形成された複数の撹拌孔15により、撹拌流が生じて混合撹拌効果が向上するようになっている。
【0082】
また、この際、棒状部材20を上下方向にさらに移動させることによって、撹拌部材11を塗布容器本体2内を上下に移動させて、こられの成分をさらに撹拌混合することもできる。
【0083】
このように、塗布容器本体2内の両成分を撹拌混合した後、棒状部材20の先端21の雄ねじ22と撹拌部材11の係合部12の雌ねじ14との螺合による係合を状態を解除した後、棒状部材20を塗布容器本体2内から取り出す。
【0084】
なお、この際、撹拌部材11は、塗布容器本体2の底部に位置させて取り出すようにすれば、吐出口9から混合成分が吐出されるのを妨げないので好ましい。その後、スライド操作片75を、図13の上方向に操作することによって、バネ部材81に抗して係止部材本体71を上方向に移動させることにより、係止部材本体71の下面71aと塗布容器本体2の上壁6との当接を解除するとともに、保護キャップ部材30を装着した吐出口9を挿通孔72から取り外して、塗布容器本体2を固定用治具60から取り外す。
【0085】
そして、図24に示したように、保護キャップ部材30を吐出口9から取り外した後、別途、図3に示したような形状の本発明の複成分混合型塗布容器1とともに用いるために用意された混合吐出部材40の内壁に設けられた雌ねじ42を吐出口9の雄ねじ8に螺着させて係合する。
【0086】
この混合吐出部材40は、断面略円錐形状であって、その内壁41に、螺旋形状の混合翼部材43が形成されており、この中を容器本体2から吐出された成分が通過することによって、混合翼部材43によって撹拌混合が促進されて混合吐出部材40の上部に設けられた吐出孔44より吐出されるようになっている。
【0087】
したがって、この状態で、別途用意したコーキングガン(図示せず)に、複成分混合型塗布容器1を装着した後、このコーキングガンを用いて、塗布容器本体底部に設けられた底部ピストン部材5を、図24の矢印および一点鎖線で示したように、上部に設けられた吐出孔44方向に押しつけて、この吐出孔44を、例えば、被塗布部分の目地などの部分にあてれば、混合された混合成分(シーリング剤)が塗布され、直ちに硬化する。
【0088】
なお、容器本体2内での撹拌混合が十分である場合には、混合吐出部材40を用いずに、図28に示したような、従来タイプの吐出部材104を用いることも勿論可能である。
【0089】
また、本実施例では、挿入混合部材本体91の第3成分収容部90aに収容された成分を塗布容器本体2内に充填する際に、固定用治具60を用いて、塗布容器本体2を固定するとともに、押し出し棒部材50を所定位置に固定するようにしたが、勿論この他の治具を用いることも可能であり、また、このような治具を用いないで操作することも勿論可能である。
【0090】
さらに、本実施例では、操作しやすいため、また、挿入混合部材本体91の第3成分収容部90aに収容された成分を塗布容器本体2内に充填する際に、塗布容器本体2内の第1成分収容部16に予め収容した成分の反発圧力に負けて、充填成分が上方へ押し上げられるのを防止するために、挿入混合部材本体91を塗布容器本体2内に挿入する前に、押し出し棒部材50を挿入混合部材本体91内に挿入しておいたが、挿入混合部材本体91を塗布容器本体2内に挿入した後、押し出し棒部材50を挿入混合部材本体91内に挿入することも勿論可能である。
【0091】
また、本実施例では、挿入混合部材本体91の第3成分収容部90aに収容された成分を塗布容器本体2内の高さ全域(第1成分収容部16および第2成分収容部17)にわたって挿入充填するようにしたが、容器本体2に部分的に、例えば、図26に示したように、挿入混合部材本体91の第3成分収容部90aに収容された成分を、第1成分収容部16にのみ挿入充填することも、また、図27に示したように、第2成分収容部16にのみ挿入充填することも勿論可能である。この場合には、図10に示した押し出し棒部材50の切欠部54の位置を適宜設定すればよい。
【0092】
なお、本発明の複成分混合型塗布容器は、二液混合硬化型の接着剤やシーリング剤に限らず、例えば、マヨネーズとケチャップを混合してパンなどの食品に塗布する際など、液体の混合の場合に限らず、液体と流動体との混合、流動体同士の混合、固体と液体の混合など、あらゆる分野の複成分混合型の成分を混合して塗布する塗布容器として適用することが可能であり、何ら限定されるものではない。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、使用時に、挿入混合部材の上下蓋部材を取り外した後、挿入混合部材本体を塗布容器本体の上部に形成された吐出口より挿入し、挿入混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出して、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を均一に充填できるため、撹拌部材による撹拌混合が迅速に均一に行われる。
【0094】
すなわち、挿入混合部材本体と押し出し棒部材を塗布容器本体から取り出した後、塗布容器本体の上部に形成された吐出口より、棒状部材を塗布容器本体内に挿入して撹拌部材と係合させ棒状部材を上下方向に移動させて、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、塗布容器本体内に収容した複数の成分を簡単に混合撹拌できる。混合撹拌した後に、棒状部材と撹拌部材との係合を解除した後、棒状部材を容器本体内より取り出せば、塗布容器本体の上部に形成された吐出口から混合撹拌された成分を目地などの被塗布部分に簡単に塗布することができる。
【0095】
従って、複数の成分を脱水操作などの操作を必要とせず簡単に収納でき、その構造も簡単であり、部品点数も少なく、廃棄物が少量ですむ。さらに、棒状部材、挿入混合部材、および押し出し棒部材の繰り返し使用により廃棄物が少量ですむ。しかも別途撹拌装置を用いることなく、現場にて各成分を簡単に混合撹拌できるので、その塗布作業が容易に行える。
【0096】
また、本発明では、塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、挿入混合部材本体を液密状態で挿通摺動可能な挿通孔が形成された保護キャップ部材を脱着自在に装着するように構成されているので、塗布容器本体の上部に形成された吐出口を介して挿入した混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出すことにより、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を充填する際に、吐出口を介して、塗布容器本体内に収容した成分が漏洩するのが防止できる。
【0097】
さらに、本発明では、塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、混合翼部材が内部に形設された混合吐出部材を、脱着自在に装着するように構成されているので、挿入混合部材本体および押し出し棒部材にて充填された成分と塗布容器本体内に予め収容した成分とを吐出口から吐出する際に、混合吐出部材を通過させ、混合翼部材によって、吐出口から吐出する両成分の混合撹拌をより促進することができる。
【0098】
従って、本発明によれば、複成分混合硬化型の接着剤やシーリング剤などを少なくとも2成分に分離して収納しつつ、使用時にこれらの成分を混合撹拌して、目地などの被塗布部分に簡単に塗布することが可能な複成分混合型塗布容器を提供でき、しかも、例えば、マヨネーズとケチャップを混合してパンなどの食品に塗布する際など、液体の混合の場合に限らず、液体と流動体との混合、流動体同士の混合、固体と液体の混合など、あらゆる分野の複成分混合型の成分を混合して塗布する塗布容器および複成分混合方法を提供できる。
【0099】
さらに、接着剤、シーリング剤などに適用する場合、挿入混合部材内の第3成分収容部に少なくとも色粉を収容する場合には、色粉の色を種々選択した他種類の挿入混合部材を用意しておけば、色の選択範囲が広がることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の複成分混合型塗布容器の第1の実施例の部分切欠斜視図である。
【図2】図2は、図1の複成分混合型塗布容器の縦断面図である。
【図3】図3は、本発明の複成分混合型塗布容器とともに用いる混合吐出部材を装着した状態を示す部分拡大断面図である。
【図4】図4は、本発明の複成分混合型塗布容器の保護キャップ部材と吐出口の係合状態を示す別の実施例の部分拡大断面図である。
【図5】図5は、本発明の複成分混合型塗布容器の撹拌部材の別の実施例を示す上面図である。
【図6】図6は、本発明の複成分混合型塗布容器の撹拌部材の別の実施例を示す部分拡大斜視図である。
【図7】図7は、本発明の複成分混合型塗布容器の別の実施例の縦断面図である。
【図8】図8は、本発明において用いられる挿入混合部材の実施例を示す縦断面である。
【図9】図9は、本発明において用いられる挿入混合部材の別の実施例を示す斜視図である。
【図10】図10は、本発明において用いられる押し出し棒部材の実施例の斜視図である。
【図11】図11は、本発明の複成分混合型塗布容器に用いる固定用治具の一実施例を示す斜視図である。
【図12】図12は、図11のIX−IX線での断面図である。
【図13】図13は、図11のX−X線での断面図である。
【図14】図14は、本発明の複成分混合型塗布容器を固定用治具に装着する状態を説明する斜視図である。
【図15】図15は、本発明の押し出し棒部材を挿入した挿入混合部材本体を固定用治具に装着する状態を説明する斜視図である。
【図16】図16は、固定用治具に装着した本発明の複成分混合型塗布容器内に押し出し棒部材を挿入した挿入混合部材本体を挿入する状態を説明する斜視図である。
【図17】図17は、固定用治具に装着した本発明の複成分混合型塗布容器内に挿入した挿入混合部材本体内の所定位置に押し出し棒部材を固定する状態を説明する斜視図である。
【図18】図18は、固定用治具に装着した本発明の複成分混合型塗布容器内に挿入した挿入混合部材本体および押し出し棒部材を用いて、挿入混合部材本体に収容した成分を塗布容器内に充填する状態を説明する斜視図である。
【図19】図19は、固定用治具に装着した本発明の複成分混合型塗布容器、挿入混合部材本体および押し出し棒部材を固定用治具より取り外す状態を説明する斜視図である。
【図20】図20は、本発明の複成分混合型塗布容器に挿入混合部材本体および押し出し棒部材を挿入した状態を説明する縦断面図である。
【図21】図21は、挿入混合部材本体および押し出し棒部材を用いて、挿入混合部材本体に収容した成分を塗布容器内に充填する状態を説明する縦断面図である。
【図22】図22は、本発明の複成分混合型塗布容器に棒状部材を挿入する状態を説明する縦断面図である。
【図23】図23は、本発明の複成分混合型塗布容器の撹拌部材に棒状部材を装着して撹拌混合する状態を説明する縦断面図である。
【図24】図24は、本発明の複成分混合型塗布容器の吐出口に混合吐出部材を装着して使用する状態を説明する縦断面図である。
【図25】図25は、図21のXXV−XXV線での断面図である。
【図26】図26は、挿入混合部材本体および押し出し棒部材を用いて、挿入混合部材本体に収容した成分を塗布容器内に充填する別の実施例の状態を説明する縦断面図である。
【図27】図27は、挿入混合部材本体および押し出し棒部材を用いて、挿入混合部材本体に収容した成分を塗布容器内に充填するさらに別の実施例の状態を説明する縦断面図である。
【図28】図28は、従来の一液タイプの塗布容器の縦断面図である。
【図29】図29は、従来の二液タイプの塗布容器の縦断面図である。
【図30】図30は、従来の一液タイプの塗布容器をコーキングガンを用いて使用する状態を説明する概略図である。
【図31】図31は、従来の二液タイプの塗布容器とともに用いるカートリッジの概略図である。
【符号の説明】
1・・・・複成分混合型塗布容器
2・・・・塗布容器本体
5・・・・底部ピストン部材
7・・・・吐出孔
8・・・・雄ねじ
9・・・・吐出口
10・・・・閉塞部材
16・・・・第1成分収容部
17・・・・第2成分収容部
18・・・・分離部材
20・・・・棒状部材
22・・・・雄ねじ
30・・・・保護キャップ部材
31・・・・挿通孔
32・・・・雌ねじ
40・・・・混合吐出部材
42・・・・雌ねじ
43・・・・混合翼部材
44・・・・吐出孔
50・・・・押し出し棒部材
51・・・・押し出し部
52・・・・支持棒部分
60・・・・固定用治具
90・・・・挿入混合部材
90a・・・・第2成分収容部
91・・・・挿入混合部材本体
92,93・・・・開口部
94・・・・上蓋部材
95・・・・下蓋部材

Claims (11)

  1. 筒状の塗布容器本体の内部に複成分混合型の少なくとも1成分を収容するとともに、塗布容器本体の内部に上下方向に摺動自在に嵌装した撹拌部材を備えており、
    筒状の挿入混合部材本体に残りの成分を充填して、該挿入混合部材本体の上下端を脱着自在な蓋部材で閉蓋してなる挿入混合部材の上下蓋部材を取り外した後、挿入混合部材本体を塗布容器本体の上部に形成された吐出口より挿入し、
    前記挿入混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出して、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を充填し、
    前記挿入混合部材本体と押し出し棒部材を塗布容器本体から取り出した後、前記吐出口より、棒状部材を塗布容器本体内に挿脱自在に挿入して撹拌部材と脱着自在に係合させ、棒状部材を上下方向に移動させて、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、塗布容器本体内に収容した前記成分を混合撹拌するように構成したことを特徴とする複成分混合型塗布容器。
  2. 塗布容器本体の内部に複成分混合型の少なくとも2成分をそれぞれ分離して収容したことを特徴とする請求項1に記載の複成分混合型塗布容器。
  3. 前記塗布容器本体の前記各成分の間には、フィルム状の分離部材が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の複成分混合型塗布容器。
  4. 前記各成分が塗布容器本体内に上下方向に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の複成分混合型塗布容器。
  5. 前記撹拌部材には、上下方向に貫通する少なくとも一つの撹拌孔が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の複成分混合型塗布容器。
  6. 前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、挿入混合部材本体を液密状態で挿通摺動可能な挿通孔が形成された、前記成分の漏洩を防止する保護キャップ部材を脱着自在に装着するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の複成分混合型塗布容器。
  7. 前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、棒状部材を液密状態で挿通摺動可能な挿通孔が形成された、前記成分の漏洩を防止する保護キャップ部材を脱着自在に装着するように構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の複成分混合型塗布容器。
  8. 前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、挿入混合部材本体および押し出し棒部材にて充填された成分と塗布容器本体内に予め収容した成分とを吐出口から吐出する際にさらに前記両成分の混合撹拌する混合翼部材が内部に形設された混合吐出部材を、脱着自在に装着するように構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の複成分混合型塗布容器。
  9. 複成分混合型の複成分を混合するための混合方法であって、
    筒状の塗布容器本体の内部に複成分混合型の少なくとも1成分を収容し、
    筒状の挿入混合部材本体に残りの成分を充填して、該挿入混合部材本体の上下端を脱着自在な蓋部材で閉蓋した挿入混合部材を、その上下蓋部材を取り外した後、挿入混合部材本体を塗布容器本体の上部に形成された吐出口より挿入し、
    前記挿入混合部材本体内に、上方より挿入した押し出し棒部材を下方に付勢しつつ、挿入混合部材本体を上方に引き上げることにより、挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に押し出して、塗布容器本体内に予め収容した成分部分の内周側に残りの成分を充填し、
    前記挿入混合部材本体と押し出し棒部材を塗布容器本体から取り出した後、前記吐出口より、棒状部材を塗布容器本体内に挿脱自在に挿入して撹拌部材と脱着自在に係合させ、棒状部材を上下方向に移動させて、撹拌部材を塗布容器本体内において上下に移動させることにより、塗布容器本体内に収容した前記成分を混合撹拌し、
    吐出口を介して両成分を吐出することより両成分を混合することを特徴とする複成分の混合方法。
  10. 前記塗布容器本体の上部に形成された吐出口に、混合翼部材が内部に形設された混合吐出部材を装着し、
    前記挿入混合部材本体および押し出し棒部材にて充填された成分と塗布容器本体内に予め収容した成分とを吐出口から吐出する際に、前記混合吐出部材の内部に形設され混合翼部材によって、前記両成分をさらに混合撹拌することを特徴とする請求項9に記載の複成分の混合方法。
  11. 前記挿入混合部材本体に収容した残りの成分を塗布容器本体内に充填する際に、塗布容器本体の高さ方向に部分的に充填することを特徴とする請求項9又は10に記載の複成分の混合方法。
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