JP3759922B2 - 燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック、石炭などの燃焼による残渣(燃焼灰)単独、あるいは組み合わせた燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量、CaSO4 量及び未燃分を調整した後、水で混練し、蒸気処理にて固化させ、必要に応じて破砕を行い、路盤材、埋戻材、盛土材、地盤改良材等の土木資材、家畜糞尿処理などの農業資材、吸着材、吸水材等に用いるのに適する粒状固化体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃焼灰の大部分は埋め立て処分されているが、循環型社会構築のために、有効利用技術の開発が要望されている。従来、燃焼灰を原料とした粒状固化体の製造方法として、石炭灰に石灰、石こうを添加した後、混練し、ついで蒸気処理して、粒状固化体とする方法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、ごみ焼却飛灰に石灰、シリカ材を添加し、CaO/SiO2 比、CaO+SiO2 量を調整した後、混練し、ついで蒸気処理して、粒状固化体を製造する方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−205042号公報(第1頁、第1図)
【特許文献2】
特許第3200811号明細書(第1頁、第2図)
【特許文献3】
特許第3288649号明細書(第1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの従来の技術は、次の問題点を有している。
(1) 燃焼灰は、通常、1〜40wt%の未燃分を含有している。未燃分量を調整しないで製造した粒状固化体は、強度、粒度、吸水性能、吸着性能等の品質変動が多く、安定した高品質の粒状固化体の提供が困難である。
(2) 燃焼灰の塑性限界は、通常、20〜100%である。塑性限界が60%を超えると粒状固化体の比重が小さくなり、高強度とならず、施工時、施工後の荷重等により、微粒化が起こる。
【0005】
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、単独の又は組み合わせた燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量、CaSO4 量、未燃分が所定の範囲となるように組成調整することにより、安定した品質、高品質、安全性に優れた粒状固化体を製造する方法を提供するものである。
また、本発明の目的は、燃焼灰の塑性限界が60%以下となるように粉砕した後、上記の方法を行うことにより、より高強度の粒状固化体を製造する方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法は、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水で混練し、成形を行い、40〜100℃の蒸気処理にて固化させ、ついで破砕することを特徴としている(図1参照)。
【0007】
また、本発明の方法は、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰の塑性限界が60%以下となるように粉砕した後、この粉砕燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水で混練し、成形を行い、40〜100℃の蒸気処理にて固化させ、ついで破砕することを特徴としている(図2参照)。
【0008】
また、本発明の方法は、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した燃焼灰を、塑性限界が60%以下となるように粉砕した後、この粉砕燃焼灰を水で混練し、成形を行い、40〜100℃の蒸気処理にて固化させ、ついで破砕することを特徴としている(図3参照)。
【0009】
また、本発明の方法は、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水を加えて造粒し、ついで40〜100℃の蒸気処理にて固化させることを特徴としている(図4参照)。
【0010】
さらに、本発明の方法は、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水を加えて造粒し、ついで40〜100℃の蒸気処理にて固化させた後、この造粒固化体を破砕し、ついでこの破砕物を分級して粒径40mm以下の粒状固化体とすることを特徴としている(図5参照)。
【0011】
本発明の方法において、CaO量は5〜40wt%、望ましくは10〜30wt%である。CaO量が下限未満では、エトリンガイト、C−S−Hなどの水和反応進行が不十分となり、高強度を発現しないとともに、有害物溶出量が土壌環境基準を超えることが多くなる。一方、CaO量が上限を超えると、未反応CaOが多く残存し、高強度を発現しないとともに、溶出液pHが高くなり、有害物溶出量が土壌環境基準を超えることが多くなる。
【0012】
また、CaSO4 量は2.5〜40wt%、望ましくは3〜30wt%である。CaSO4 量が下限未満では、エトリンガイト、C−S−Hなどの水和反応進行が不十分となり、高強度を発現しないとともに、有害物溶出量が土壌環境基準を超えることが多くなる。一方、CaSO4 量が上限を超えると、未反応CaSO4 が多く残存し、高強度を発現しない。
【0013】
また、未燃分量は4〜20wt%、望ましくは4.2〜15wt%である。未燃分量が下限未満では、固化体が緻密となり、吸水性、吸着性が不十分であるとともに、破砕による粒状体に薄片が多くなり、土木資材等としての品質に問題を有する。一方、未燃分量が上限を超えると、多孔質となりすぎて、高強度を発現しない。
【0014】
さらに、燃焼灰の塑性限界(JIS A 1205土の液性限界・塑性限界試験方法で測定)が60%以下であれば、上記の組成に調整することで、所定の粒状固化体をより確実に製造することができる。
燃焼灰の塑性限界が60%を超える場合、燃焼灰のみをボールミル、振動ミル、ローラミル、衝撃式破砕機などで粉砕を行い、塑性限界が60%以下とする。ただし、燃焼灰の塑性限界が非常に大きい場合などは、他の燃焼灰、添加材(石灰及び/又は石こう)とを組み合わせ、組成調整した後、粉砕を行うことにより、塑性限界を60%以下とすることができる。
【0015】
混練物は、振動成形、低圧成形、高圧成形、押出成形などを行うことにより、より高強度の粒状体を製造できる。また、造粒法は、攪拌式、転動式、低圧、高圧のプレス式、押出式などが適用できる。
成形体、あるいは造粒物を40〜100℃、望ましくは55〜95℃で蒸気処理を行うことにより、高強度で、安全性に優れた固化体の製造ができる。下限未満の温度では、処理時間が長時間となり、上限を超える温度では、蒸気処理装置が高コストとなり、問題である。
本発明の方法においては、上記のCaO量、CaSO4 量、未燃分量、蒸気処理温度を、本発明の数値範囲又は望ましい数値範囲を適宜組み合わせて用いることができる。
【0016】
組成調整された燃焼灰の混練物の成形を行い、蒸気処理後、破砕を行うことにより、幅広い粒度分布を有した40mm以下の粒状体が製造でき、高CBRを発現するため、砕石代替としての路盤材等への利用することができる。
造粒物を蒸気養生にて製造した粒状固化体は、粒度が約20mm以下の略球状体であり、サンドコンパクションなどの地盤改良材、埋戻材等の土木資材、家畜糞尿処理材、土壌改良材等の農業資材、水分、VOCなどの吸着材等への利用することができる。
【0017】
造粒物を蒸気養生にて製造した固化体を破砕し、ふるいとの組み合わせて粒度調整した粒状固化体は、粒度が約20mm以下の不定形粒子であり、高CBRを発現する材として、土木資材、農業資材等への利用することができる。
石灰源材は、消石灰、生石灰、貝殻、炭酸カルシウム主体の汚泥を焼成したものなどが適用できる。石こう源材は、排脱石こう、リン酸石こうなどの化学石こう、廃石こうボード粉末、石こう廃鋳型粉末、天然石こうなどが適用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施することができるものである。
図1は本発明の実施の第1形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置を示している。
【0019】
図1において、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック、石炭などの燃焼灰単独又はこれらを組み合わせた燃焼灰と、石灰及び/又は石こうを混練機10に供給する。石灰及び/又は石こう供給量は、CaOが5〜40wt%、望ましくは10〜30wt%、CaSO4 が2.5〜40wt%、望ましくは3〜30wt%、未燃分が4〜20wt%、望ましくは4.2〜15wt%となるように調整する。その後、水を加えて混練する。なお、燃焼灰、石灰及び/又は石こう、水を同時に供給してもよい。
【0020】
ついで、混練物を成形機12に導入して成形した後、成形体を水熱処理装置14に導入し、蒸気(スチーム)を供給して40〜100℃、望ましくは55〜95℃の蒸気処理を行って成形体を固化させる。ついで、固化成形体を破砕機16に導入し破砕して粒状固化体とする。
【0021】
図2は本発明の実施の第2形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置を示している。
本実施形態は、燃焼灰を粉砕機18に供給して、燃焼灰の塑性限界が60%以下となるように粉砕した後、混練機10に導入するようにしたものである。他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。
【0022】
図3は本発明の実施の第3形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置を示している。
図3において、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック、石炭などの燃焼灰単独又はこれらを組み合わせた燃焼灰と、石灰及び/又は石こうを粉砕機に供給する。石灰及び/又は石こう供給量は、CaOが5〜40wt%、望ましくは10〜30wt%、CaSO4 が2.5〜40wt%、望ましくは3〜30wt%、未燃分が4〜20wt%、望ましくは4.2〜15wt%となるように調整する。ついで、組成調整した燃焼灰を混練機10に導入し水を加えて混練する。
【0023】
ついで、混練物を成形機12に導入して成形した後、成形体を水熱処理装置14に導入し、蒸気(スチーム)を供給して40〜100℃、望ましくは55〜95℃の蒸気処理を行って成形体を固化させる。ついで、固化成形体を破砕機16に導入し破砕して粒状固化体とする。
【0024】
図4は本発明の実施の第4形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置を示している。
図4において、製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック、石炭などの燃焼灰単独又はこれらを組み合わせた燃焼灰と、石灰及び/又は石こうを造粒機22に供給し、混合する。石灰及び/又は石こう供給量は、CaOが5〜40wt%、望ましくは10〜30wt%、CaSO4 が2.5〜40wt%、望ましくは3〜30wt%、未燃分が4〜20wt%、望ましくは4.2〜15wt%となるように調整する。ついで、水を造粒機22に加えて組成調整された燃焼灰を造粒する。
【0025】
ついで、造粒物を水熱処理装置14に導入し、蒸気(スチーム)を供給して40〜100℃、望ましくは55〜95℃の蒸気処理を行って造粒物を固化させて粒状(造粒)固化体とする。
【0026】
図5は本発明の実施の第5形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置を示している。
本実施形態は、実施の第4形態(図4)における粒状(造粒)固化体を、破砕機16とふるい等の分級機24との組み合わせにより、粒径40mm以下の粒状固化体とするようにしたものである。すなわち、図5に示すように、水熱処理装置14からの粒状(造粒)固化体を破砕機16に導入し、ついで、破砕物を分級機(例えば振動ふるい)24に導入して分級し、ふるい下から粒径40mm以下の粒状固化体を取り出す。ふるい上は破砕機16に循環する。他の構成及び作用は実施の第4形態の場合と同様である。
【0027】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴とするところをより一層明確にする。
実施例1
石炭焚流動層燃焼による燃焼灰(CaO:15wt%、CaSO4 :5wt%、未燃分量:25wt%、塑性限界:55%)60重量部と微粉炭焚ボイラ灰(CaO:5wt%、CaSO4 :0.3wt%、未燃分量:2wt%、塑性限界:35%)40重量部の混合燃焼灰(CaO:11wt%、CaSO4 :3.1wt%、未燃分量:15.8wt%)100重量部に消石灰5wt%、二水石こう2wt%を添加して組成調整(CaO:13.8wt%、CaSO4 :4.4wt%、未燃分量:14.8wt%、塑性限界:47%)した後、45重量部の水で混練を行い、振動成形にて、ブロック状の成形体(300□×200mmH )とした後、60℃、24h 蒸気処理を行い、衝撃式破砕機とふるいの組み合わせにて、JIS A 5001(道路用砕石)に示されたM−40の粒度を有する粒状固化体の製造を行った。粒状固化体の修正CBRは100%であり、環境庁告示46号に示された溶出試験による有害重金属溶出量は、基準値を満足した。
【0028】
実施例2
製紙スラッジ灰(CaO:20wt%、CaSO4 :1.5wt%、未燃分量:15wt%、塑性限界:80%)を振動ミルで粉砕を行って塑性限界を50%とした後のスラッジ灰100重量部に生石灰5wt%、二水石こう3wt%を添加して組成調整(CaO:23.1wt%、CaSO4 :3.6wt%、未燃分量:13.9wt%、塑性限界:51%)した後、50重量部の水で混練を行い、振動成形にて、ブロック状の成形体(300□×200mmH )とした後、60℃、24h 蒸気処理を行い、衝撃式破砕機による粉砕にて、JIS A 5001(道路用砕石)に示されたC−40の粒度を有する粒状固化体の製造を行った。粒状固化体の修正CBRは75%であり、環境庁告示46号に示された溶出試験による有害重金属溶出量は、基準値を満足した。
【0029】
実施例3
製紙スラッジ灰(CaO:20wt%、CaSO4 :1.5wt%、未燃分量:15wt%、塑性限界:80%)を振動ミルで破砕を行って塑性限界を55%とした後のスラッジ灰100重量部に生石灰5wt%、二水石こう3wt%を添加して組成調整(CaO:23.1wt%、CaSO4 :3.6wt%、未燃分量:13.9wt%、塑性限界:57%)した後、45重量部の水で攪拌造粒を行い、75℃、24h 蒸気処理を行って、10mm以下の略球状の粒状固化体の製造を行った。家畜糞尿100重量部に粒状固化体40重量部を加えた結果、家畜糞尿はハンドリング性が良好となり、かつ、悪臭が大幅に減少した。
【0030】
実施例4
ごみ焼却飛灰(CaO:30wt%、CaSO4 :4wt%、未燃分量:3wt%、塑性限界:35%)65重量部と微粉炭焚ボイラ灰(CaO:3wt%、CaSO4 :0.4wt%、未燃分量:7.5wt%、塑性限界:40%)35重量部の混合燃焼灰(CaO:20.6wt%、CaSO4 :2.7wt%、未燃分量:4.6wt%)100重量部に消石灰2wt%、二水石こう5wt%を添加して組成調整(CaO:20.5wt%、CaSO4 :6.2wt%、未燃分量:4.2wt%、塑性限界:38%)した後、35重量部の水で攪拌造粒を行い、90℃、15h 蒸気処理を行った後、衝撃式破砕機とふるいの組み合わせにより、10mm以下の不定形の粒状固化体を製造した。粒状固化体の修正CBRは47%であり、環境庁告示46号に示された溶出試験による有害重金属溶出量は、基準値を満足した。
【0031】
実施例5
下水汚泥焼却灰(CaO:5.2wt%、CaSO4 :0.5wt%、未燃分量:0.5wt%、塑性限界:45%)80重量部と木くず焼却灰(CaO:21wt%、CaSO4 :2.2wt%、未燃分量:50wt%、塑性限界:80%)20重量部の混合燃焼灰(CaO:8.4wt%、CaSO4 :0.8wt%、未燃分量:10.4wt%)100重量部に生石灰5wt%、廃石こうボード粉末(二水石こう純度:95%)5wt%を添加して粉砕しながら組成調整(CaO:12.2wt%、CaSO4 :4.1wt%、未燃分量:9.5wt%、塑性限界:52%)した後、50重量部の水で攪拌造粒を行い、90℃、10h 蒸気処理を行った後、衝撃式破砕機とふるいの組み合わせにより、10mm以下の不定形の粒状固化体を製造した。粒状固化体の修正CBRは41%であり、環境庁告示46号に示された溶出試験による有害重金属溶出量は、基準値を満足した。
【0032】
比較例1
微粉炭焚ボイラ灰(CaO:5wt%、CaSO4 :0.3wt%、未燃分量:2wt%、塑性限界:35%)100重量部に消石灰7.5wt%、二水石こう5wt%を添加して組成調整(CaO:9.5wt%、CaSO4 :3.8wt%、未燃分量:1.8wt%、塑性限界:37%)した後、33重量部の水で混練を行い、振動成形にて、ブロック状の成形体(300□×200mmH )とした後、60℃、24h 蒸気処理を行い、衝撃式破砕機にて、JIS A 5001(道路用砕石)に示されたC−40の粒度を有する粒状固化体の製造を行った。粒状固化体の修正CBRは58%であり、環境庁告示46号に示された溶出試験による有害重金属溶出量は、基準値を満足した。
【0033】
比較例2
石炭焚流動層燃焼による燃焼灰(CaO:15wt%、CaSO4 :5wt%、未燃分量:25wt%、塑性限界:55%)100重量部に消石灰5wt%、二水石こう2wt%を添加して組成調整(CaO:17.5wt%、CaSO4 :6.1wt%、未燃分量:23.4wt%、塑性限界:57%)した後、52重量部の水で混練を行い、振動成形にて、ブロック状の成形体(300□×200mmH )とした後、60℃、24h 蒸気処理を行い、衝撃式破砕機にて、破砕を行った。粒状固化体は1mm以下の微粉が多く、JIS A 5001(道路用砕石)に示されたC−40、C−30の粒度を満足しなかった。また、粒状固化体の修正CBRは49%であり、環境庁告示46号に示された溶出試験による有害重金属溶出量は、基準値を満足した。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。
(1) 燃焼灰単独、あるいは複数の燃焼灰を組み合わせ、さらに、石灰及び/又は石こうを添加して、CaO量、CaSO4 量、未燃分量を調整することにより、種々の燃焼灰に対応し、高強度で、安定した品質の粒状固化体を製造することができる。
(2) 燃焼灰のみ、あるいは燃焼灰と添加材(石灰及び/又は石こう)との混合粉体を粉砕することにより、より高強度の粒状固化体を製造することができる。
(3) 未燃分を適度に含有した粒状固化体であるので、薄片が少なく、さらに、吸水性、吸着性にも優れており、農業資材、吸着資材としての適用ができる。
(4) 組成調整された燃焼灰の混練物を成形し、蒸気処理した後、破砕することにより、幅広い粒度分布を有した40mm以下の粒状体が製造でき、高CBRを発現するため、砕石代替としての路盤材等への利用することができる。
(5) 組成調整された燃焼灰の混合物を造粒し、この造粒物を蒸気養生することにより製造した粒状固化体は、粒度が約20mm以下の略球状体であり、サンドコンパクションなどの地盤改良材、埋戻材等の土木資材、家畜糞尿処理材、土壌改良材等の農業資材、水分、VOCなどの吸着材等への利用することができる。
(6) 組成調整された燃焼灰の混合物を造粒し、この造粒物を蒸気養生することにより製造した固化体を破砕し、ふるいとの組み合わせて粒度調整した粒状固化体は、粒度が約20mm以下の不定形粒子であり、高CBRを発現する材として、土木資材、農業資材等への利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置の系統的ブロック図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置の系統的ブロック図である。
【図3】本発明の実施の第3形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置の系統的ブロック図である。
【図4】本発明の実施の第4形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置の系統的ブロック図である。
【図5】本発明の実施の第5形態による燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法を実施する装置の系統的ブロック図である。
【符号の説明】
10 混練機
12 成形機
14 水熱処理装置
16 破砕機
18、20 粉砕機
22 造粒機
24 分級機
Claims (5)
- 製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水で混練し、成形を行い、40〜100℃の蒸気処理にて固化させ、ついで破砕することを特徴とする燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法。
- 製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰の塑性限界が60%以下となるように粉砕した後、この粉砕燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水で混練し、成形を行い、40〜100℃の蒸気処理にて固化させ、ついで破砕することを特徴とする燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法。
- 製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した燃焼灰を、塑性限界が60%以下となるように粉砕した後、この粉砕燃焼灰を水で混練し、成形を行い、40〜100℃の蒸気処理にて固化させ、ついで破砕することを特徴とする燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法。
- 製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水を加えて造粒し、ついで40〜100℃の蒸気処理にて固化させることを特徴とする燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法。
- 製紙スラッジ、紙、木くず、食品や下水などの有機系汚泥、ごみ、プラスチック及び石炭の少なくともいずれかの燃焼灰に石灰及び/又は石こうを加え、CaO量が5〜40wt%、CaSO4 量が2.5〜40wt%、未燃分が4〜20wt%となるように組成調整した後、水を加えて造粒し、ついで40〜100℃の蒸気処理にて固化させた後、この造粒固化体を破砕し、ついでこの破砕物を分級して粒径40mm以下の粒状固化体とすることを特徴とする燃焼灰を原料とする粒状固化体の製造方法。
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