JP3759596B2 - 異常通報支援システム、異常通報支援プログラム、携帯端末及び異常通報支援方法 - Google Patents

異常通報支援システム、異常通報支援プログラム、携帯端末及び異常通報支援方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者の異常を調査して通報を行う異常通報を支援するための異常通報支援システム、異常通報支援プログラム携帯端末及び異常通報支援方法に関する。更に詳しくは、新聞配達物の残存状況から利用者の状態が異常かどうかを判断して通報することを支援するための異常通報支援システム、異常通報支援プログラム携帯端末及び異常通報支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢の一人暮らしである場合等、急病等の緊急事態が発生しても通報ができずに、そのままになってしまうことがある。このような異常状態であるかどうかを調べて、予め決めてあった通報先に通報を行うための通知システムが提案されている。例えば、利用者の健康状態を把握するための観測装置を利用者の住居に設置して、利用者の健康状態に異常を検知した場合に登録した通報先へ通報を行うシステムがある(例えば、特許文献1を参照。)。また、利用者が携行する装置から異常を検知して異常通報を行うシステムがある(例えば、特許文献2を参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平06−46160号公報(第1頁)
【特許文献2】
特開2002−95642号公報(第1−4頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1は、住居毎に新たな観測装置を設置する必要があり、運用を開始するための手間が大きかった。また、特許文献2は計測装置を常に携行する必要があり、利用者に負担が掛かるものであった。
本発明は、上記問題点を解決するものであり、新聞配達物の残存状況から利用者の状態が異常かどうかを判断して通報することを支援するための異常通報支援システム、異常通報支援プログラム携帯端末及び異常通報支援方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の異常通報支援システムは、配達物の残存状況から利用者の状態が異常かどうかを判断して通報することを支援するための異常通報支援システムであって、サーバコンピュータ及び配達物配達員が携行する少なくとも1つの携帯端末を備え、該サーバコンピュータは、通信手段及び通報先を少なくとも含む通報方法、並びに調査対象宅を少なくとも具備する異常調査項目を蓄積するデータベースと、上記携帯端末からの要求に応じて該データベースに蓄積した該異常調査項目を該携帯端末に送信するが、該異常調査項目のうち、上記通報方法に該当する情報は送信しない検索手段と、該携帯端末からの要求に応じて該データベースから要求された該異常調査項目の該通報方法に従って通報を行う通報手段とを備え、該携帯端末は、入出力手段と、該入出力手段の入力に基づいて通信回線を介して上記サーバコンピュータに接続して上記検索手段及び上記通報手段に要求を行い、得られた結果を該入出力手段に出力する通信手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
上記携帯端末は、上記携帯端末は、上記検索手段によって得た上記異常調査項目を蓄積する検索結果蓄積手段と、上記入出力手段の要求に応じて該検索結果蓄積手段に蓄積された該異常調査項目を該入出力手段に出力する参照手段とを更に備えることができる。
また、上記サーバコンピュータは、該サーバコンピュータに具備する入出力手段及び/又は上記携帯端末の入出力手段から入力された異常調査項目を上記データベースに蓄積又は更新するデータベース更新手段を更に具備することができる。更に、上記サーバコンピュータは、上記データベースに蓄積された上記異常調査項目を通報カードに印刷する通報カード印刷手段を更に備えることができる。
また、上記通報先は、病院又は利用者の親族とすることができる。
【0007】
本発明の異常通報支援プログラムは、配達物の残存状況から利用者の状態が異常かどうかを判断して通報することを支援するための異常通報支援プログラムであって、通信手段及び通報先を少なくとも含む通報方法、並びに調査対象宅を少なくとも具備する異常調査項目を蓄積するデータベースと、配達物配達員が携行する携帯端末からの要求に応じて該データベースに蓄積した該異常調査項目を該携帯端末に送信するが、該異常調査項目のうち、上記通報方法に該当する情報は送信しない検索手段と、該携帯端末からの要求に応じて該データベースから要求された該異常調査項目の該通報方法に従って通報を行う通報手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の異常通報支援プログラムにおいて、入力された異常調査項目を上記データベースに蓄積又は更新するデータベース更新手段を更に具備することができる。更に、上記データベースに蓄積された上記異常調査項目を通報カードに印刷する通報カード印刷手段を更に備えることができる。
また、上記通報先は、病院又は利用者の親族とすることができる。
【0008】
本発明の携帯端末は、異常通報支援システムに使用することを特徴とする。
本発明の異常通報支援方法は、本発明の異常通報支援システムを用いた異常通報支援方法であって、配達物配達員は、上記携帯端末を上記サーバコンピュータに接続し、次いで、上記携帯端末の上記入出力手段を用いて上記サーバコンピュータの上記検索手段を使用することにより、上記異常調査項目を上記データベースから検索し、上記通報方法に該当する情報以外の該異常調査項目を上記携帯端末で受信し、次いで、配達物の配達を行う際に、上記携帯端末を用いて配達先の上記異常調査項目を参照し、異常調査を行う必要があった場合、通報する条件に該当するかどうかを確認し、その後、通報する条件に該当する場合は、上記携帯端末を上記サーバコンピュータに接続し、上記通報手段へ利用者に関する通報を指示し、通報を指示された上記通報手段は、上記利用者の上記異常調査項目を上記データベースから検索し、その項目に含まれる通報方法に従って通報を行うことを特徴とする
【0009】
【発明の効果】
本発明の異常通報支援システム、異常通報支援プログラム携帯端末及び異常通報支援方法によれば、新聞配達員等の配達物配達員が新聞受けに放置された新聞等の配達物を確認することによる異常通報を支援することができる。これによって、利用者側は、計測装置等を新たに用意する必要がなく、容易に利用することができる。
【0010】
また、携帯端末に各種異常調査項目を蓄積することで、携帯端末をサーバコンピュータに常時接続することとなく異常調査項目の参照を行うことができる。
更に、通報を要する条件を、サーバコンピュータに蓄積し、実際に確認を行う新聞配達員の携帯端末へ送信することで、留守などで条件が変わっても容易に内容を更新し、最新の条件で確認を行うことができる。
また、蓄積された異常調査項目を用いて通報カードを発行するようにしたため、通報カードの発行作業が容易となる。この通報カードを用いることで現地に到着した救急員らは、利用者からの通報を伝えることが容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記「サーバコンピュータ」に具備する上記「データベース」は、上記「異常調査項目」を必要な数だけ蓄積することができる。また、異常調査項目は、本異常通知支援システムの対象となる利用者の住居を監視し、異常を見つけたときは所定の通報先に通報をするために必要な項目が含まれていればよく、少なくとも調査対象宅と通報方法を具備することができる。また、調査対象宅は、利用者の住居の場所をあらわす情報である。この情報は、住所及び/又は訪問方法等の形式を例示することができる。更に、通報方法は、電話、FAX、電子メール及び専用線等の通信手段と、通報先(名前、電話番号及びメールアドレス等)を少なくとも含む。通報方法は一つの異常調査項目について複数蓄積することができる。1カ所に通報しても応答がない場合は別の通報先に通報することができるからである。
【0012】
上記「携帯端末」は、新聞配達員による携行が可能であり、サーバコンピュータに接続して検索手段及び通報手段に要求を行い、結果を得ることができる端末であればよく、任意に選択することができる。また、専用端末に限らずサーバコンピュータに接続して情報交換ができる、データ通信可能な携帯電話等も使用することができる。
上記「通信回線」は、サーバコンピュータ及び携帯端末を常時接続する必要がなく、少なくとも両者間の通信を行うことができる手段であればよく、必要となったときに接続されていればよい。また、この例として、サーバコンピュータ及び携帯端末間を直結すること、電話回線や有線又は無線のネットワークを用いること、更に、インターネット等を介して接続すること等を挙げることができる。
上記「調査対象宅」は、異常通報を行うかの調査を行う、利用者宅である。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の異常通報支援システム、異常通報支援プログラム携帯端末及び異常通報支援方法を図1〜2を用いて説明する。
1.異常通報支援システム、異常通報支援プログラム及び携帯端末の構成
本異常通報支援システムは図1に示すように、サーバコンピュータ1及び携帯端末2と、これらを接続する通信回線3を備える。
(1)サーバコンピュータ
サーバコンピュータ1は、市販されるサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ又はワークステーション等によって構成されており、本異常通報支援システムを運用するための異常通報支援プログラムが格納されたハードディスク等の記憶媒体を内部に具備している。また、異常通報支援プログラムは図1に示すように、データベース11、検索手段12、通報手段13、データベース更新手段14及び通報カード印刷手段15を備える。
【0014】
データベース11は異常調査項目を蓄積し、検索手段12、通報手段13及び通報カード印刷手段によって異常調査項目の参照がされる。また、データベース更新手段14によって異常調査項目の追加及び更新がされる。また、異常調査項目は、通報を希望する利用者、住居の住所、通報先及び通報する条件等の項目を備える。
この通報する条件は、例えば、新聞受けに新聞が残っていたら通報する、3日分以上新聞が残っていたら通報する、月曜日は不在のため通報しなくてもよい等の条件を用いる。
【0015】
検索手段12は、携帯端末2の入出力手段21からの要求に応じて、要求された条件に適合する異常調査項目をデータベース11から検索し、要求した入出力手段に送信する手段である。また、送信する異常調査項目は、通常利用者の住所等と、通報する条件である。通報方法は、サーバコンピュータ1側で使用するため、通常は送信を行わない。
通報手段13は、携帯端末2の入出力手段21からの指示に応じて、指示された条件に該当する異常調査項目をデータベース11から検索し、その項目に含まれる通報方法に従って通報を行う手段である。例えば、電話の場合は、音声合成装置等を用いて要旨を発声する。また、複数の通報方法が蓄積されている場合は、通知先の応答があるまで順次通報する。
【0016】
データベース更新手段14は、データベース11に異常調査項目を新たに蓄積したり、蓄積済みの異常調査項目の内容を変更したりする手段である。これは、新規利用者の登録を行ったり、旅行等の理由で通報方法を変更する必要がある等の理由で異常調査項目の内容を変更したりする必要がある場合が生じるためである。
通報カード印刷手段15は、利用者が所定の場所に掲示して本異常通報支援システムに頼らずに通報することを他者に依頼するとき等に用いる、通報カードを印刷するための手段である。この通報カードは図2に示すように、利用者の名前や通報方法等を記載するための欄が設けられており、通報カード印刷手段15によって印刷される。また、印刷された通報カードは、利用者住居の異常時に他者が見つけ易い場所(例えば冷蔵庫の扉)に配置する。
【0017】
(2)携帯端末2
携帯端末2は、新聞配達員が携行して用いるための小型の端末であり、図1に示すように、タッチパネル、キースイッチ、キーボード及びディスプレイ等の入出力手段21、サーバコンピュータ1に接続するための通信手段22、検索結果蓄積手段23及び参照手段24を備える。
検索結果蓄積手段23は、サーバコンピュータ1の検索手段12から送られてきた異常調査項目を蓄積し、参照手段24の要求に応じて異常調査項目を参照手段24に送信する手段である。
参照手段24は、新聞配達員の操作によって検索結果蓄積手段23に蓄積された異常調査項目を参照し、入出力手段21で表示等の方法で出力する手段である。
【0018】
(3)通信回線3
通信回線3は、有線、電波又は赤外線などを用いて両者を直結することで構成される回線の他、インターネット等の通信回線網による回線を例示できる。
更に、本異常通報支援プログラム及びそれを用いたシステムの場合は、任意の携帯端末2を直結、又は通信回線3を介して接続することができる。この携帯端末2を用いてもサーバコンピュータに備えられるキーボード、ディスプレイ及びプリンタ等の入出力手段を使用する方法と同じように利用することができる。
【0019】
2.異常通報作業の概要
本異常通報支援システム、異常通報支援プログラム及び携帯端末を適用する異常通報作業の概要を説明する。
通常、日刊新聞を購読する利用者は配達された新聞を毎日新聞受けから取り出す。このため、新聞配達員が、当日分の新聞を新聞受けに配達する時間には前日の新聞受けに新聞が残っていない状態となる。
もし、利用者が身体の異常等によって動きがとれない状態になった場合、新聞受けから新聞を取り出すことができなくなり、新聞配達員が新しい新聞を配達するときになっても、新聞受けに前日分の新聞が残っていることになる。また、新聞配達員が新聞を新聞受けに投入するときは、前日分の新聞があるかどうかを容易に把握することができることが多い。
【0020】
以上より、新聞配達員が配達時に新聞受けに前日分の新聞があるかどうかを確認し、残っている場合は該当利用者に異常があると判断して、通報することができれば、異常通報作業の目的を達することができる。また、朝刊及び夕刊を購読する利用者であれば、朝刊配達時に前日の朝刊又は夕刊が残っていないか確認し、夕刊配達時に当日の朝刊又は前日の夕刊が残っていないか確認するという、一日に2回の異常確認を受けることができる。
このような異常通報の方法は、新聞配達員が毎日確認を取る方法のため、異常の検出装置の停止や故障等の心配がなく、利用者に安心感を与えることができる。また、新聞配達員による確認作業も、通常の新聞配達に加えて目視等により、配達先の新聞受けを確認するだけで済むため、余分な負担を最小限に抑えることができる。
【0021】
一方、新聞配達員が新聞を配達するすべての購読者がこの異常通報作業を希望するとは限られず、一部の購読者のみ異常通報作業を行う必要がある場合がある。また、異常通報作業を依頼する購読者が、一時又は常時、数日間にわたって留守にするため、異常でないにもかかわらず新聞が残る場合があり、この場合は異常でないと判断する必要がある。このような条件を把握することは、新聞配達を行う新聞配達員には煩雑であり、通報作業も容易ではない。このため、本異常通報支援システムは、これらの異常通報作業を容易にするための上記構成を備える。
【0022】
3.異常通報支援システム、異常通報支援プログラム携帯端末及び異常通報支援方法の運用
本異常通報支援システム、異常通報支援プログラム及び携帯端末を用いて異常通報支援方法を行う手順を説明する。
(1)受付及び変更処理
始めに異常通報を行うために、該当利用者の異常調査項目をデータベース11に蓄積する受付処理を行う必要がある。始めに、サーバコンピュータ1又は携帯端末2が備える入出力手段21を用いて異常調査項目を入力する。入力された異常調査項目はデータベース更新手段14に送信され、データベース更新手段14がデータベース11に異常調査項目を蓄積する。
【0023】
また、連絡先の変更、連絡条件の変更(例えば前日分が残っていたら通報だったのを、3日分以上残っていたら通報に変更する。)等がある場合は、変更処理を行う。サーバコンピュータ1又は携帯端末2が備える入出力手段21を用いて異常調査項目を入力する。入力された異常調査項目はデータベース更新手段14に送信され、データベース更新手段14がデータベース11に異常調査項目を更新する。
【0024】
更に、データベース11に異常調査項目を蓄積又は更新する際に通報カード印刷手段15を用いて通報カードを印刷することができる。この通報カードは、印刷後、利用者住居の異常時に他者が見つけ易い場所(例えば冷蔵庫)に配置する。
【0025】
(2)検索情報読込処理
新聞配達員は、新聞配達を始める前に、サーバコンピュータ1に携帯端末2を接続して、自分の配達区域の最新の異常確認先の一覧情報を入手する。具体的には、通信回線3を介して携帯端末2をサーバコンピュータ1に接続する。次いで、携帯端末2の入出力手段21を用いて、サーバコンピュータ1の検索手段12を使用する。検索手段12は、該当新聞配達員の配達区域に含まれる住所を備える異常調査項目をデータベース11から検索し、携帯端末2へ送信する。但し、異常調査項目のうち、上記通報方法に該当する情報は携帯端末2へ送信しない。
携帯端末2に送られた異常調査項目は、検索結果蓄積手段23に蓄積される。
【0026】
(3)新聞配達及び確認作業
新聞配達員は、新聞配達を行う際に、携帯端末2の参照手段24を用いて配達先の異常調査項目を参照し、異常調査を行う住居であるかどうかを確認する。また、異常調査を行う必要があった場合、新聞受けに溜まっている新聞を確認して、通報する条件に該当するかどうかを確認する。
【0027】
更に、通報する条件に該当する場合は、通信回線3を介して携帯端末2をサーバコンピュータ1に接続し、通報手段13へ該当利用者に関する通報を指示する。通報を指示された通報手段13は、該当利用者の異常調査項目をデータベース11から検索し、その項目に含まれる通報方法に従って通報を行う。
【0028】
3.異常通報支援システム、異常通報支援プログラム携帯端末及び異常通報支援方法の効果
本異常通報支援システム、異常通報支援プログラム及び携帯端末は、確認作業が必要な住居を新聞配達員が携行する携帯端末2で確認することができるため、誤りなく確認作業を行うことができる。これによって、利用者側は、計測装置等を新たに用意する必要がなく、容易に利用することができる。
【0029】
また、通報を要する条件を、サーバコンピュータ1に蓄積し、実際に確認を行う新聞配達員の携帯端末2へ送信することで、留守などで条件が変わっても容易に反映した最新の条件で異常確認を行うことができる。
更に、データベース11の蓄積及び更新時に通報カードを印刷して提供することができる。この通報カードによって、通報によって来訪した人が、通報カードを確認し、所定の病院へ搬送したり、必要な処置を行うことができる。
【0030】
尚、本発明においては、上記実施例に限らず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、実施例のシステムは、サーバコンピュータ1と携帯端末2を、通信回線3を介して接続しているが、間に中継サーバを設けることができる。この中継サーバは管轄となる携帯端末に必要な情報のみを蓄積する。これによって、アクセス集中による負荷を軽減すると共に、個人情報の参照を最小限にすることができる。
【0031】
また、通報先が通信回線3等を介してサーバコンピュータ1に接続し、通報を指示した新聞配達員に連絡を取ることができる。この連絡はサーバコンピュータ1に発信手段(図示せず)を設け、該発信手段を用いて該当新聞配達員の端末2に通信回線3を介して連絡を要求することで行われる。連絡を要求された端末2は、入出力手段21を用いて新聞配達員に連絡を受けたことを報知する。このように連絡を取ることができるようにすることで、確認時の状況を聞くこと等ができ、通報先の状況判断等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本異常通報支援システム、異常通報支援プログラム及び携帯端末の構成を説明するための模式図である。
【図2】本通報カード印刷手段によって印刷された通報カードの例を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1;サーバコンピュータ、11;データベース、12;検索手段、13;通報手段、14;データベース更新手段、15;通報カード印刷手段、
2;携帯端末、21;入出力手段、22;通信手段、23;検索結果蓄積手段、24;参照手段、3;通信回線。1;サーバコンピュータ

Claims (11)

  1. 配達物の残存状況から利用者の状態が異常かどうかを判断して通報することを支援するための異常通報支援システムであって、
    サーバコンピュータ及び配達物配達員が携行する少なくとも1つの携帯端末を備え、
    該サーバコンピュータは、通信手段及び通報先を少なくとも含む通報方法、並びに調査対象宅を少なくとも具備する異常調査項目を蓄積するデータベースと、上記携帯端末からの要求に応じて該データベースに蓄積した該異常調査項目を該携帯端末に送信するが、該異常調査項目のうち、上記通報方法に該当する情報は送信しない検索手段と、該携帯端末からの要求に応じて該データベースから要求された該異常調査項目の該通報方法に従って通報を行う通報手段とを備え、
    該携帯端末は、入出力手段と、該入出力手段の入力に基づいて通信回線を介して上記サーバコンピュータに接続して上記検索手段及び上記通報手段に要求を行い、得られた結果を該入出力手段に出力する通信手段と、を備えることを特徴とする異常通報支援システム。
  2. 上記携帯端末は、上記検索手段によって得た上記異常調査項目を蓄積する検索結果蓄積手段と、上記入出力手段の要求に応じて該検索結果蓄積手段に蓄積された該異常調査項目を該入出力手段に出力する参照手段とを更に備える請求項1記載の異常通報支援システム。
  3. 上記サーバコンピュータは、該サーバコンピュータに具備する入出力手段及び/又は上記携帯端末の入出力手段から入力された異常調査項目を上記データベースに蓄積又は更新するデータベース更新手段を更に具備する請求項1又は2記載の異常通報支援システム。
  4. 上記サーバコンピュータは、上記データベースに蓄積された上記異常調査項目を通報カードに印刷する通報カード印刷手段を更に備える請求項1乃至3のいずれか一項に記載の異常通報支援システム。
  5. 上記通報先が病院又は利用者の親族である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の異常通報支援システム。
  6. 配達物の残存状況から利用者の状態が異常かどうかを判断して通報することを支援するための異常通報支援プログラムであって、
    通信手段及び通報先を少なくとも含む通報方法、並びに調査対象宅を少なくとも具備する異常調査項目を蓄積するデータベースと、配達物配達員が携行する携帯端末からの要求に応じて該データベースに蓄積した該異常調査項目を該携帯端末に送信するが、該異常調査項目のうち、上記通報方法に該当する情報は送信しない検索手段と、該携帯端末からの要求に応じて該データベースから要求された該異常調査項目の該通報方法に従って通報を行う通報手段とを備えることを特徴とする異常通報支援プログラム。
  7. 入力された異常調査項目を上記データベースに蓄積又は更新するデータベース更新手段を更に具備する請求項記載の異常通報支援プログラム。
  8. 上記データベースに蓄積された上記異常調査項目を通報カードに印刷する通報カード印刷手段を更に備える請求項又はに記載の異常通報支援プログラム。
  9. 上記通報先が病院又は利用者の親族である請求項6乃至8のいずれか一項に記載の異常通報支援プログラム。
  10. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の異常通報支援システムに使用することを特徴とする携帯端末。
  11. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の異常通報支援システムを用いた異常通報支援方法であって、
    配達物配達員は、上記携帯端末を上記サーバコンピュータに接続し、次いで、上記携帯端末の上記入出力手段を用いて上記サーバコンピュータの上記検索手段を使用することにより、上記異常調査項目を上記データベースから検索し、上記通報方法に該当する情報以外の該異常調査項目を上記携帯端末で受信し、
    次いで、配達物の配達を行う際に、上記携帯端末を用いて配達先の上記異常調査項目を 参照し、異常調査を行う必要があった場合、通報する条件に該当するかどうかを確認し、
    その後、通報する条件に該当する場合は、上記携帯端末を上記サーバコンピュータに接続し、上記通報手段へ利用者に関する通報を指示し、通報を指示された上記通報手段は、上記利用者の上記異常調査項目を上記データベースから検索し、その項目に含まれる通報方法に従って通報を行うことを特徴とする異常通報支援方法。
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