JP3759203B2 - 多重画像ビデオ信号受像中に選択的に禁止となる非線形処理機能を有するテレビジョン受像器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ受像器、特に、▲1▼多重画像すなわち「ピクチャ・イン・ピクチャ」(picture in picture)あるいは「ピクチャ・アウトサイド・ピクチャ」(picture outside picture )処理および非線形ビデオ処理の双方を有し、▲2▼表示されるべき画像信号を組み合わせてから、非線形処理が行われ、▲3▼多重画像のビデオ信号を表示中には、非線形処理が禁止されるタイプのテレビジョン受像器に関するものである。
【0002】
なお、本明細書の記述は本件出願の優先権の基礎たる米国特許出願第08/286,868号(1994年8月5日出願)の明細書の記載に基づくものであって、当該米国特許出願の番号を参照することによって当該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】
画像の同時表示、すなわち「ピクチャ・イン・ピクチャ」(PIP)または「ピクチャ・アウトサイド・ピクチャ」(POP)方式を特徴とするテレビ受像器は既知のものである。ピクチャ・イン・ピクチャ受像器では、「主たる」すなわち「大きな」画面中に表示されるはめ込み(inset )すなわち「小さな」画像は、選択的に記憶してメモリから取り出すことで垂直または水平に圧縮される。圧縮された画像のビデオ信号は、ピクチャ・イン・ピクチャ・コンプレッション・プロセッサによるタイミング信号によって制御される多重スイッチにより、主画像のビデオ信号領域内に挿入される。
【0004】
ピクチャ・イン・ピクチャ・コンプレッション・プロセッサの例が、1989年12月26日発行のD.L.McNeely とR.T.Fling による米国特許第4,890,162号および1988年8月30日発行のE.D.Romesburg による米国特許第4,768,083号に記述されている。ピクチャ・アウトサイド・ピクチャ(POP)は、表示の時にサイド・バイ・サイド・イメージを作り出すために、補助ビデオ信号が主ビデオ信号と組み合わされるという点以外、同様のものである。
【0005】
非線形ビデオ信号プロセッサは既知のものである。そこでは、ビデオ信号は、表示画像の細部を改善するために、選択されたビデオ信号帯域において非線形な増幅作用を受ける。例えば、O.H.Shade は、表示画像の明暗部における細部を改善するための、所謂「ブラック・ストレッチ」と「ホワイト・ストレッチ」処理を特徴とする非線形ビデオプロセッサを、1956年8月21発行の米国特許第2,760,008号に記述している。
【0006】
テレビ受像器には、ピクチャ・イン・ピクチャ処理と非線形ビデオ信号処理(特に、「ブラック・ストレッチ」処理)の双方を行うのが望ましいものとして認められて来た。そのような受像器は、1993年4月13日付でLineberry により「ピクチャ・イン・ピクチャ処理および非線形処理を有するテレビ受像器」として、米国特許第5,202,765号に記述されている。この受像器では、ある種の非線形(例えば、ブラック・ストレッチ)処理が、主ビデオ信号と圧縮ビデオ信号とを組み合わせる多重スイッチによって、圧縮された補助ビデオ信号を挿入後に主ビデオ信号に適用される。このような構成は、ピクチャ・イン・ピクチャ挿入を行う前に非線形処理を行うシステムと比較して、特許明細書中にLineberry によって詳述されているように多くの利点がある。
【0007】
Lineberry のシステム(100)は、図1にブロック図として図示され、主画像ビデオ信号(S1)およびはめ込み画像ビデオ信号(S2)を、それぞれの発生源102,104より受け取る。ピクチャ・イン・ピクチャ(今後「PIP」と略称)プロセッサ106から構成されている。プロセッサ106は、はめ込み画像ビデオ信号S2を水平方向および垂直方向に圧縮し、時分割の多重化方式により主画像ビデオ信号(S1)の中に圧縮されたはめ込み画像ビデオ信号を挿入するマルチプレックス・スイッチ(図示せず)を備えており、PIP形式のルミネッセンス(輝度)S3およびクロミネッセンスS4の出力信号を供給する。ルミナンス(輝度)成分S3は、非線形プロセッサ108(例えば、ブラック・ストレッチ、ホワイト・ストレッチおよびそれと類似のプロセッサ)に加えられ、非線形に処理されたPIP信号S5を供給する。それから、クロミナンス信号S4と非線形処理されたルミナンス信号S5は、ビデオ表示プロセッサ110に加えられる。このプロセッサは、色相および飽和調整、輝度およびコントラスト調整、RGBマトリクス等の追加の処理機能を、PIPビデオ信号に与え、それによって得られたビデオ信号S6は、(例えばRGB成分の形で)キネスコープその他適当なディスプレイ機器112に供給される。PIPタイミング信号S7は、主画像信号S1の表示中にプロセッサを使用可とし、はめ込み画像信号S2の表示中にプロセッサを使用不可するために、非線形プロセッサ108の抑止入力端子に加えられる。その結果、非線形処理は、主画像領域の表示画像のみに適用され、はめ込み画像領域の表示画像には適用されない。
【0008】
好都合なことには、Lineberry によって説明されたように、非線形処理を主画像領域に限定することは、PIP挿入後に非線形処理(例えばブラック・ストレッチ)が行われるシステム中のある種の信号の状態において特に重要である。特に、そのような場合では、ブラック・ストレッチ回路がダイナミックに主画像の画面内容の変動を調整するのに応じて、画像のブラック・レベルは変動している。挿入画像が相対的に低いIRE信号より構成され、主画像が相対的に高いIRE信号より構成される場合では、画像はブラック・レベルに向って知覚できる程度に「引き延ばされる」ので、ブラックの部分がクリップされ、多くの細部が失われることになる。比較的小さな程度で、ブラック・ストレッチ回路が、挿入画像の画面内容が変わるために調整するので、主画像のブラック・レベルが変動することがある。画像は、主画像に比べて小さいので、主画像が有力な調整要素である上述例程には、この効果は大きくない。それ故、はめ込み画像の表示中に非線形処理を禁止することで、はめ込み画像のルミナンス・レベルは、主画像のレベルによって乱されない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記で説明し、図1で示したLineberry のシステムにおいて、非線形プロセッサ108には、導線116によって伝達されるPIPタイミング・パルスS7に応答して、非線形プロセッサ108が使用不可となる抑止入力端子が設けられている。非線形プロセッサ108を、集積回路としてビデオ・ディスプレイ・プロセッサ110内に組み入れるのが望ましいとここでは認識される。しかし、このことにより、比較的大規模な集積回路においては、アクセス「ピン」は貴重であるという問題が存在することになる。Lineberry のシステムでは、特定の実施例における非線形プロセッサ108は、例えばソニーのCX20125「ダイナミック・ピクチャ・プロセッサ」のような比較的小規模な集積回路で作られた。この集積回路は、非線形の回路動作を禁止(抑止)するための集積回路のピンを持っている。多くの機能、例えば色相および飽和調整、輝度およびコントラスト調整等、を持つ大規模集積回路にとって、非線形処理に対応する機能のみのための集積回路のピンを別に作るという問題が生ずるかも知れない。それ故、本発明は、まず第1にこのために別途に集積回路のピンを設ける必要なしに、非線形処理をはめ込み画像表示中に禁止できるPIPシステムの要望に応えることを目的とすものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、テレビジョン装置において、主画像ビデオ信号(S1)をはめ込み画像ビデオ信号(S2)と組み合わせて、出力信号(S3)をビデオ表示プロセッサ(200)に供給する第1のプロセッサと、タイミング信号(S7)に応答して前記主画像ビデオ信号(S1)が提示された場合には非線形処理を前記出力信号(S3)に適用しかつ前記はめ込み画像が提示された場合には前記非線形処理を禁止する禁止機能と関連する、集積回路(IC)の単一のピンによって形成される禁止入力(214)を有する非線形プロセッサ(202)と、前記非線形プロセッサ(202)および前記ビデオ表示プロセッサ(200)はともに前記集積回路内に形成されてなり、前記非線形プロセッサ(202)の前記禁止入力(214)に結合されるコンデンサ(C1)であって、前記第1のプロセッサ(106)の出力と前記タイミング信号(S7)が加えられる前記禁止入力(214)との間に直列に結合されるコンデンサ(C1)を備え、前記直列結合の前記コンデンサは、前記禁止機能と独立であって前記非線形プロセッサと関連するフィルタ機能も実行し、前記フィルタ機能は、コンデンサが前記集積回路の外部にあることを必要とすることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のテレビジョン装置において、前記タイミング信号(S7)の振幅を事前定義の値(ΔV)に制限するために電圧レベル変換器(220)が前記コンデンサ(C1)と直列に結合されることを特徴とする。
また、また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のテレビジョン装置において、前記コンデンサ(C1)は、前記非線形プロセッサ(202)のビジュアル・ポンピング効果を最小にするように比較的長い時定数をもたらすため抵抗(R2)に並列に結合されることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、PIPプロセッサ(106)において主画像ビデオ信号(S1)をはめ込み画像ビデオ信号(S2)と組み合わせ、PIP出力信号(S3)をビデオ表示プロセッサ(200)に供給するステップと、PIPタイミング信号(S7)を供給するステップと、前記PIP出力信号(S3)を非線形プロセッサ(204)を介して前記ビデオ表示プロセッサ200に結合するステップと、前記主画像ビデオ信号(S1)が提示された場合には非線形処理を前記PIP出力信号(S3)に適用しかつ前記はめ込み画像が提示された場合には前記非線形処理を禁止する前記非線形プロセッサ(204)の禁止機能に使われる前記PIPタイミング信号(S7)を禁止入力(214)に結合するステップと、前記非線形プロセッサ(202)の前記禁止入力(214)をコンデンサ(C1)に結合するステップと、前記非線形プロセッサ(202)および前記ビデオ表示プロセッサ(200)をともに集積回路(IC)内に形成するステップであって、前記禁止入力は、前記集積回路の単一のピンによって形成されるステップと、前記PIPタイミング信号(S7)を、前記コンデンサ(C1)を介して前記非線形プロセッサ(204)の前記禁止入力(214)に加えるステップと、前記禁止機能と独立であって前記非線形プロセッサと関連するフィルタ機能を実行するため前記コンデンサを前記禁止入力に直列に結合するステップであって、前記フィルタ機能は、コンデンサが前記集積回路の外部にあることを必要とするステップとを備えることを特徴とする方法である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の方法において、前記PIPタイミング信号の振幅を事前定義の値(ΔV)に制限するために前記コンデンサを電圧レベル変換器(220)に結合するステップをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の方法において、前記非線形プロセッサのビジュアル・ポンピング効果を最小にするように選択された比較的長い時定数をもたらすために前記コンデンサ(C1)を抵抗(R2)に並列に結合するステップをさらに備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の実施例である多重画像テレビジョン・システムは、組み合わされた画像信号を作り出すために第1および第2ビデオ信号を組み合わせ、かつ第1および第2ビデオの相対的な空間的位置を識別するための画像識別信号を与える第1プロセッサを有する。非線形プロセッサは、組み合わされたビデオ信号をディスプレイ機器と結合し、結合した信号に非線形処理をする。画像識別信号に応答して、コントロール回路は、ビデオ信号の一つを表示している間は非線形プロセッサを使用可とし、他のビデオ信号を表示している間はプロセッサを使用不可とする。非線形プロセッサは、コンデンサに接続するためのピンを有する集積回路に形成される。そのコンデンサは、第1番目の電極において、非線形プロセッサによって形成されたディスプレイ機器に供給される信号のルミナンス・レベルを表わす電荷を貯えるために、直接集積回路のピンに接続される。コントロール回路は、電位変換回路から成り、識別信号に応答して、コンデンサの第2番目の電極に変換された電圧を印加する。
【0013】
都合の好いことに、コンデンサのルミナンス・レベルを貯えるのに便利なピンが、使用可/使用不可すなわちON/OFF動作を制御する二重の機能を提供し、それで集積回路に必要なピンの全体の数を少なくできる。
【0014】
さらに、本発明の他の側面として、非線形回路のON/OFF動作を、本質的にはユーザーに対して感知し得ないものとするように、特別な電圧レンジΔVを選ぶことができる。この関係では、充電されたコンデンサの電圧が変化すると、図5(PIP画像に続く斜線部)に示す「トレーリング・コントラスト・バー」と呼ばれる望ましくないアーティファクト(artifact)を発生することが知られている。これについては後で詳述する。後述のように、ΔVの値を選択することで、そのようなアーティファクトを完全に防止することが可能である。
【0015】
本発明によれば、多重画像テレビジョン信号を処理するための方法とは、組み合わされたビデオ信号と第1および第2ビデオ信号の相対的な空間的位置を識別するための画像識別信号を作り出すために、第1および第2ビデオを信号を組み合わせ、組み合わされたビデオ信号を非線形処理のために非線形プロセッサを経由してディスプレイ機器に供給し、非線形プロセッサをコンデンサ接続用のピンを備えた集積回路として形成し、非線形プロセッサによって形成されたディスプレイ機器に供給された信号のルミナンス・レベルを表わす電荷をコンデンサに蓄え、第1レベルの識別信号に応答して、あるビデオ信号を表示中に非線形プロセッサを使用可にし、第2レベルの識別信号に応答してその他のビデオ信号を表示中に非線形プロセッサを使用不可するために、コンデンサに識別信号を加えることから構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。
【0017】
図2のテレビ受像器は、主画像ビデオ信号源102および補助画像ビデオ信号源104より、それぞれ主ビデオ信号(S1)および補助ビデオ信号(S2)を受け取るピクチャ・イン・ピクチャ・プロセッサ106を備えている。ビデオ信号源は、受像器の中の別々のチューナおよび検波器で構成されている場合もあるし、補助ビデオ入力信号源や、チューナと補助ビデオ信号源とを組み合わせて形成する場合もある。プロセッサ106は従来技術の構成をもつものであって、補助画像ビデオ信号S2を垂直および水平に圧縮するための圧縮回路と、ピクチャ・イン・ピクチャ形式でクロミナンス出力信号S4およびルミナンス出力信号S3のそれぞれを与えるために、時分割多重化方式によって主画像ビデオ信号の領域内に、圧縮された補助画像ビデオ信号を挿入するためのマルチプレクス・スイッチとを備えている。以後、主画像ビデオ信号に取り入れられる圧縮された補助ビデオ信号は、「はめ込み」画像信号として参照される。
【0018】
プロセッサ106は、はめ込み画像の空間的位置すなわち主画像に対するはめ込み画像の位置またはタイミングを識別する、PIP識別信号を導線116上にさらに供給する。従来技術のPIPプロセッサでは、挿入画像を主画像中に挿入する時分割マルチプレックス・スイッチを制御するプロセッサ信号より、タイミング信号S7は得られている。PIPタイミング・パルス(信号S7)は、図4中に示されている。説明している実施例では、主画像が表示中のとき(時間T1−T2およびT3以後)、パルスは低レベル(0ボルト)で、はめ込み画像が表示中のとき(T2−T3)、パルスは高レベル(5ボルト)である。
【0019】
ピクチャ・イン・ピクチャ・クロミナンスおよびルミナンス信号S4,S3は、それぞれビデオ・ディスプレイ・プロセッサ200の入力に加えられる。ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ200は、キネスコープのような表示機器112で表示用にピクチャ・イン・ピクチャ出力信号S6(RGB形式の場合もある)を供給するために、例えば、色相および飽和調整、輝度およびコントラスト調整そして処理された信号を組み合わせるためのマトリクス回路を含む従来の処理機能を備えている。
【0020】
本発明の別の側面によれば、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ集積回路200は、さらにPIPビデオ信号のルミナンス成分S3に非線形処理を行うための非線形プロセッサ202を備えている。この処理は集積回路200内にて数々の段階において行われる。ルミナンス成分S3の非線形処理の適当な段階は、輝度およびコントラスト制御処理の後、RGB出力信号を形成するマトリクス化の前である。
【0021】
図2の例に示されている特別な非線形プロセッサ202は、比較的低い輝度レベル(例えば数IRE単位)のビデオ信号の増幅度を増やすことで、低い明るさの画面のコントラストを改善する所謂「ブラック・ストレッチ」型である。この結果、プロセッサは、非線形伝達関数発生器204を有しており、この発生器204をルミナンス信号は通過し、発生器の伝達関数は、ビデオ出力信号のブラック・レベルの関数として、フィードバックにより変えられる。
【0022】
図6は、多くの画面の状態に対するプロセッサ108の伝達関数の変化をグラフ表示したものである。図6において、ポイント610は、ブラック・エンハンスメント動作のしきい値を表わし、例えば、数IRE単位(例えばホワイトのピーク値の10〜15%または10〜15IRE単位)のブラックに近いビデオ・レベルに相当する。ポイント510以上のルミナンス・ビデオ出力信号(例えば相対的に明るい画面)は、線分600に沿って線形に増幅される。
【0023】
しきい値610以下のルミナンス・レベルに対しては、線分602に沿った線形な増幅分、それより高い成分604に沿った増幅分、最も高い線分606に沿った部分に、増幅度を分けることができる。増幅度の急激な変化による可視アーティファクトを避けるために、プロセッサ204の利得は図に示す離散的なステップよりもスムースに変化する。画像のブラック・レベルに関して、ブラック・ピーク値の許容レベルの画像は、線分600,602に沿って直線状に増幅される。画面のブラック・ピーク値が所定のしきい値以下の場合、処理された信号が低い明るさの領域においてより多くの利得を得るように利得は増加され、それによりコントラストは高められる。
【0024】
簡単に要約すると、非線形プロセッサ204の利得のフィードバック制御は、ビデオ出力信号の関数として表わされ、表示された画像がブラックからホワイトへの幅広いルミナス・トーナリティ(luminance tonality)のレンジを持つ画像を提供するのに十分なブラックを有することを保証する。もし画面にブラックが少ないときは、ビデオ利得(すなわちコントラスト)はブラック領域で増加される。反対に、ビデオ信号のブラックの量が、最小のしきい値を充足すれば、ビデオ信号は、ブラックからグレイの領域において利得の変更なく通過する。しきい値以下の連続した利得変化は、所定のルミナンス・トーナリティ・レンジに適合するための「ブラック・ストレッチ」補償による可視アーティファクトのできるのを避けるために望ましい。この方法に適用されたブラック・ストレッチ処理は、ビデオ信号源の中の典型的な幅広いルミナンス・レベル以上の、バランス(ブラックからホワイト)の取れたトーナリティ(色調)特性を有する画像を作り出すことができる。
【0025】
非線形プロセッサ202における非線形関数発生器204のフィードバック制御(すなわちブラック・ストレッチの利得)は、通常、206で示されるピーク検知器、バッテリとして指示されている標準バイアス電源212、エラー増幅器208、そして集積回路200のピン214に接続されたコンデンサC1と抵抗R2とより成る時定数回路により行われる。
【0026】
簡単に云えば、関数発生器204のビデオ出力信号の最大ブラック・レベルは、電源212により与えられるバイアス電圧のしきい値(Vb)と比べて、検知器206により検知され、チャージ・コンデンサC1に充電されて記憶される。記憶されたブラック・エラーのピーク値は、前述したように伝達関数をコントロールするために、エラー増幅器208を介して関数発生器204の利得コントロール入力へフィードバックされる。簡単にまとめると、適当なピーク・ブラック・レベルを持つ画面は、コントラストを高めずに全体として発生器204の利得を維持するフィードバック信号を発生する。しきい値以下のブラックのピークを持つ画面に対してエラー信号増大し、低い明るさの領域において発生器204の利得を増加させる。この増加は、バイアス電圧Vbによってセットされる所定のピーク・レベルに対応するブラック・ピークが、修正された画面に対して得られるまで続ける。
【0027】
急激な図面の変化につれて利得が著しく変調するのを防ぐために、ピーク検知器の時定数は比較的長く(例えば、数秒)決められる。時定数は、コンデンサC1とそれに並列に接続された放電抵抗R2とのRC積によって決定される。これらコンデンサと抵抗の値の一例として、4.7μFと680kΩが考えられ、3秒を僅かに越える時定数が得られる。
【0028】
もっと詳しく云うと、ブラック・ピーク検知器206は、バイアス電流源210からエミッタ・バイアス電流Ibを提供しているエミッタ直結のNPNトランジスタQ1,Q2対で構成されている。トランジスタQ1はコレクタにより正電源+Vccへ、ベースにより関数発生器204の出力へ接続される。トランジスタQ2は「ダイオード接続」されて、すなわちコレクタとベースは直結され、集積回路ピン214とエラー増幅器208の入力、そして抵抗R1を経てバッテリとして示されているバイアス電源212へ接続される。
【0029】
非線形プロセッサ202の動作において、トランジスタQ1のベースに加えられるビデオ出力信号のブラック方向(電圧減少方向)のピーク値がトランジスタQ1のバイアスをオフし、電流源210により供給される電源IbによってコンデンサC1が充電される。このように、表示された画像のブラック・レベルに比例した電荷がコンデンサC1に貯えられる。ピン214における電圧降下は、ある画面におけるブラック過剰を意味し、関数発生器204に印加されて、ブラック・ストレッチ利得の減少をもたらす。反対に、ピン214における電圧上昇はブラック量不足の画面に相当する。それに対してプロセッサ108が応答し、ブラック・ストレッチの利得を増加させる。この動作は、平衡状態に達するまで継続し、その状態ではビデオ出力信号のブラック・ピークは充分に高められ、トランジスタQ1をONにし、コンデンサC1の電荷を安定させる。以前に述べたように、抵抗R2はコンデンサC1から電荷を比較的長い時定数(例えば3秒程度)で放電し、ブラック・ストレッチの低い明るさのコントラスト増強である望ましくない「ビジュアル・ポンピング」効果を避けている。「ビジュアル・ポンピング」という用語は、低レベル・ビデオ利得の速すぎる変化のために生じる著しいコントラスト変動の一時的可視のアーティファクトを指す。
【0030】
非線形プロセッサ202のON/OFF制御について、上述したことから、ブラック・ストレッチ利得がピン214の電圧によって制御され、処理されたビデオ出力信号のブラック・レベルのピーク値に比例することが理解されると思う。トランジスタQ2のバイアスをオフするのに充分な外部電圧を集積回路ピン214に加えると、フィードバック・ループは損われ、ブラック・ストレッチ処理は「挫折」(すなわち、禁止またはOFF)となるであろう。この最終結果は、はめ込み画像表示中に処理を中断するという本発明の目的であるが、集積回路ピン214に与えられるPIP認識信号S7を直接変えることでは達成することができない。電圧を直接にピン214に印加することを、非線形プロセッサのON/OFF制御に利用できない理由は、「トレーリング・コントラスト・バー」として上述し図5に図示した、望ましくないアーティファクトに影響されずに行うことができないからである。
【0031】
「トレーリング・コントラスト・バー」という潜在的なアーティファクトは、図5に示されてあり、図5では領域500が主画像ビデオ信号S1を表示したものであり、領域502が、PIPビデオ信号を表示した部分である。斜線部504は、「トレーリング・コントラスト・バー」を表わす。このアーティファクト、平坦なフィールド・ルミナンス・レベル(例えば、20IRE)をプロセッサ106の主およびはめ込み画像入力に印加し、集積回路200のピン端子214にPIP識別信号を直接加えてはめ込み画像信号の非線形処理を無効にすることで、研究用として分離することができる。これらの条件において、PIP信号の右側の境界にすぐ続いている領域504は、20IREの入力信号とは異なったシフトされたルミナンス・レベルを持つようになる。
【0032】
このアーティファクトの原因は、ピン214に直接電圧を印加することにより、コンデンサC1の電荷に変化を生じるためであることが発見されている。コンデンサC1の電荷が、ブラックの構成レベルを表わし、非線形プロセッサの利得を制御しているので、PIP間隔後にコンデンサC1の電荷が再び確立されるまで、電荷の変化により表示された画像のコントラストに影響を受ける。このことは、数マイクロ秒要するかも知れない。この時間は、アーティファクト504に図示されるように、PIP画像の右側の端に続く知覚できるコントラスト・チェンジ・バーを作り出すのに十分である。
【0033】
本発明のさらに別の面によると、
(i)ON/OFF制御電圧の変化は限定された振幅のΔVである。
【0034】
(ii)ON/OFF電圧は、コンデンサC1の電極のうち集積回路のピン214と接続されない側に印加される。
【0035】
という条件であれば、望ましくない「コントラスト・バー」を生じることなしに、ブラック・ストレッチ回路の動作は、挫折とすることができるかも知れない、ということが判明している。
【0036】
本発明の上記の特徴は、4個の抵抗R3からR6、およびPNPトランジスタQ3で構成される図2の破線で取り囲んだ電圧変換器220によって得られる。これらの素子は接続されて、下記3つの機能を与える。
【0037】
(1)導線116上のPIPタイミング信号パルスS7の振幅を変換する。
【0038】
(2)変換された電圧変化ΔVの大きさを制限する。
【0039】
(3)変換され、制限を加えられた信号S8を、集積回路のピン214に接続されていない、コンデンサの電極に印加する。
【0040】
もっと詳細に云うと、電圧変換器220において、導線116上のPIPタイミング信号S7は、電流制限抵抗R6を介してPNPトランジスタQ3のベースに加えられる。トランジスタQ3は、エミッタで正電源+Vcc222に接続され、主画像ビデオ信号が表示中(タイミング信号S7が0V)のとき、抵抗R6より供給される電流によってON(飽和)となる。はめ込み画像ビデオ信号が表示中(タイミング信号S7が+5Vのとき)、トランジスタQ3のベース、エミッタ間に接続されたターン・オフ・バイアス抵抗R5によって、トランジスタQ3はOFFとなる。上述したトランジスタQ3のベース電圧変動は、トランジスタQ3のベース電圧を表わす波形400により図4に示されている。
【0041】
上述したステップ(2)は、トランジスタQ3のコレクタおよび電源端子222と接地の各々の間に接続された抵抗R3とR4から構成される抵抗電圧分割器によって、電圧変換器220に与えられている。この接続構成により、トランジスタQ3のコレクタ電圧をVccからVcc−ΔVの間に限定している。トランジスタQ3が、0ボルトレベルにあるPIP識別信号に応答して飽和している場合、信号S8のレベルは、主画像ビデオ・インターバルの間Vccに等しい。これは、図3において、トランジスタQ3のコレクタ電圧を示す波形300により図示されている。電圧の変化ΔVは、下記の式によりVcc、R3およびR4の値によって決定される。
【0042】
【数1】
ΔV=Vcc−Vcc[R4/(R4+R3)]
前述の表現より、抵抗R3とR4の値は、全電圧変化がコンデンサC1を介してターミナル214に伝えられることを確実にするために、時定数抵抗R2の値よりも小さく決めるべきである。可視アーティファクトを生ずることなく非線形プロセッサのON/OFF制御を行うことは、ピーク・ホワイトとブラック・レベルの間のピーク検知器206の動作電圧レンジに依存する。本発明を説明する実施例に示されている特定の検知器として、代表的なピーク・レベルは、0IREレベルとして4.4ボルト、100IREレベルとして5.0ボルトで、ΔVとしては0.6ボルトの所定の電位差を与えるものである。この電圧は、線形制御の極値(ブラック・ストレッチ利得の拡張なし)とブラック・ブースト最大値(非線形プロセッサの利得最大値)との間のプロセッサの全利得制御幅を表わす。
【0043】
コンデンサC1の電荷を変えずに集積回路のピン214に制御信号S8を加える最終ステップは、電圧変換器220の出力側(トランジスタQ3のコレクタ)を、ピン214から最も離れたコンデンサC1の電極、すなわちピン214に直結される「極めて近い」(proximate )電極と区別されているコンデンサC1の「末端」(distal)電極に接続することで、実現されている。
【0044】
低インピーダンス電源からピン214に直接電圧を加えると、貯えられた電荷に変化を生じ、その結果「トレーリング・コントラスト・バー」を生ずることを想い起してほしい。信号S8をコンデンサC1の末端電極に加えることで、この問題は完全に避けられる。コンデンサの電荷は直ちに変わることはできないので、実質的に、コンデンサは電圧レベル・シフタの役割をする。それ故、ΔVがコンデンサの末端電極に加えられると、極めて近い電極の電位も同量だけ直ちに変化する。このようにして、図3のPIP間隔T2−T3の間は、ICピン214の電圧は正確にΔVだけ変化し、それによって、はめ込み画像ビデオ信号の表示中は非線形処理を禁止する。それ故、システム全体で画像表示を行い、そこにおいて非線形処理がはめ込み画像領域にではなく、主画像領域に適用される。好都合なことには、処理は集積回路中で行われ、集積回路の共通ピンはピーク値検知とON/OFF制御機能との双方を行い、トレーリング・コントラスト・バーの問題は避けられる。
【0045】
図2の例を簡単にまとめると、示されている多重画像テレビジョン・システムは、第1および第2ビデオ信号を組み合わせて組合わされた信号(S3)と、第1および第2ビデオ信号の相対的空間位置を識別するための画像識別信号を作り出すための第1プロセッサ(106)を含んでいる。第2プロセッサ(202)は、組み合わされたビデオ信号を表示装置(112)に供給し、供給される信号に非線形処理を行う。非線形プロセッサは集積回路(200)中に形成され、供給される信号の所定の振幅パラメータ(例えば、ブラック・レベル)を表わす信号をするフィルタR2C1に接続するためのピン214を持つ。制御回路(220)(例えば、電圧変換器)は、フィルタに接続される。制御回路は、識別信号の第1状態(例えば、0ボルト)に応答して、ビデオ信号の一つを表示中に第2プロセッサすなわち「非線形プロセッサ」における非線形処理を使用可とし、フィルタにより作成された信号を変形した(例えば、ピン電圧をΔVだけ下げた)識別信号の第2状態に応答して、他のビデオ信号を表示中に第2プロセッサの非線形処理を使用不可とする。
【0046】
数多くの変化を、図2に示される本発明の例に行うことができる。例えば、表示装置112が従来の装置の標準アスペクト比4:3に比べて幅広のアスペクト比(例えば、16:9のアスペクト比)を持つ場合では、ピクチャ・イン・ピクチャ・プロセッサ106をピクチャ・アウトサイド・ピクチャ・プロセッサに置き換えて、主画像ビデオがピクチャ・アウトサイド・ピクチャ・ビデオのコントラストを変えることのないようにするために本発明の原理を利用することができる。そのようなシステムは、図2のシステムを変更した図7に示されている。
【0047】
特に、図7では、表示装置112は、アスペクト比が4:3よりも大きい幅広のアスペクト比(例えば、幅と高さの比16:9)表示装置702に置き換えられていて、ピクチャ・イン・ピクチャ・プロセッサ106もピクチャ・アウトサイド・ピクチャ・プロセッサ708に置き換えられている。このプロセッサは、プロセッサ106と同様に、補助ビデオ信号S2を圧縮するが、主画像ビデオ信号S1の境界内ではなく境界外に、(時分割多重化により)圧縮された画像を置く。ピクチャ・アウトサイド・ピクチャ・プロセッサ708により作り出されるタイミング信号S7′は、このように主画像信号の境界内ではなく境界外の圧縮された小さな画像の位置を表わす。図7の例のピクチャ・アウトサイド・ピクチャ(POP)のシステムの動作は、前述した図2の(例のピクチャ・イン・ピクチャ:PIP)のものとは、主画像ビデオ信号S1に加えられる非線形処理が、幅広スクリーンの表示装置702に表示される補助(ピクチャ・アウトサイド・ピクチャ:POP)ビデオ信号S2に加えられる点を除いて同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部分的概略であるが、非線形ビデオ処理およびピクチャ・イン・ピクチャ処理を有する従来技術のテレビ受像器のブロック図である。
【図2】一部分概略であるが、本発明の実施例を示すピクチャ・イン・ピクチャ(PIP)処理を有する多重画像テレビ受像器のブロック図である。
【図3】図1の受像器に作用する信号レベルおよびタイミングの関係を示す波形図である。
【図4】図1の受像器に作用する信号レベルおよびタイミングの関係を示す波形図である。
【図5】図1の受像器による予測されるアーティファクトを示す図である。
【図6】図1の回路例における非線形プロセッサとして用いるのに適しているブラック・ストレッチ・プロセッサの伝達関数を示す図である。
【図7】ピクチャ・アウトサイド・ピクチャ(POP)ビデオ信号を処理するための図2の多重影像受像器の変更を示すブロック図である。
Claims (6)
- 主画像ビデオ信号(S1)をはめ込み画像ビデオ信号(S2)と組み合わせて、出力信号(S3)をビデオ表示プロセッサ(200)に供給する第1のプロセッサと、
タイミング信号(S7)に応答して前記主画像ビデオ信号(S1)が提示された場合には非線形処理を前記出力信号(S3)に適用しかつ前記はめ込み画像が提示された場合には前記非線形処理を禁止する禁止機能と関連する、集積回路(IC)の単一のピンによって形成される禁止入力(214)を有する非線形プロセッサ(202)と、
前記非線形プロセッサ(202)および前記ビデオ表示プロセッサ(200)はともに前記集積回路内に形成されてなり、
前記非線形プロセッサ(202)の前記禁止入力(214)に結合されるコンデンサ(C1)であって、前記第1のプロセッサ(106)の出力と前記タイミング信号(S7)が加えられる前記禁止入力(214)との間に直列に結合されるコンデンサ(C1)を備え、
前記直列結合の前記コンデンサは、前記禁止機能と独立であって前記非線形プロセッサと関連するフィルタ機能も実行し、前記フィルタ機能は、コンデンサが前記集積回路の外部にあることを必要とする
ことを特徴とするテレビジョン装置。 - 前記タイミング信号(S7)の振幅を事前定義の値(ΔV)に制限するために電圧レベル変換器(220)が前記コンデンサ(C1)と直列に結合されることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン装置。
- 前記コンデンサ(C1)は、前記非線形プロセッサ(202)のビジュアル・ポンピング効果を最小にするように比較的長い時定数をもたらすため抵抗(R2)に並列に結合されることを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン装置。
- PIPプロセッサ(106)において主画像ビデオ信号(S1)をはめ込み画像ビデオ信号(S2)と組み合わせ、PIP出力信号(S3)をビデオ表示プロセッサ(200)に供給するステップと、
PIPタイミング信号(S7)を供給するステップと、
前記PIP出力信号(S3)を非線形プロセッサ(204)を介して前記ビデオ表示プロセッサ200に結合するステップと、
前記主画像ビデオ信号(S1)が提示された場合には非線形処理を前記PIP出力信号(S3)に適用しかつ前記はめ込み画像が提示された場合には前記非線形処理を禁止する前記非線形プロセッサ(204)の禁止機能に使われる前記PIPタイミング信号(S7)を禁止入力(214)に結合するステップと、
前記非線形プロセッサ(202)の前記禁止入力(214)をコンデンサ(C1)に結合するステップと、
前記非線形プロセッサ(202)および前記ビデオ表示プロセッサ(200)をともに集積回路(IC)内に形成するステップであって、前記禁止入力は、前記集積回路の単一のピンによって形成されるステップと、
前記PIPタイミング信号(S7)を、前記コンデンサ(C1)を介して前記非線形プロセッサ(204)の前記禁止入力(214)に加えるステップと、
前記禁止機能と独立であって前記非線形プロセッサと関連するフィルタ機能を実行するため前記コンデンサを前記禁止入力に直列に結合するステップであって、前記フィルタ機能は、コンデンサが前記集積回路の外部にあることを必要とするステップと
を備えることを特徴とする方法。 - 前記PIPタイミング信号の振幅を事前定義の値(ΔV)に制限するために前記コンデンサを電圧レベル変換器(220)に結合するステップをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記非線形プロセッサのビジュアル・ポンピング効果を最小にするように選択された比較的長い時定数をもたらすために前記コンデンサ(C1)を抵抗(R2 )に並列に結合するステップをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の方法。
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