JP3758587B2 - ディスク再生装置およびディスク再生装置のランダム選曲方法 - Google Patents
ディスク再生装置およびディスク再生装置のランダム選曲方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、DVDオーディオディスクなどのディスクメディアを複数枚収納してランダム選曲しながら連続演奏を行うディスク再生装置およびディスク再生装置のランダム選曲方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVDオーディオディスクは、CD−DAフォーマット程度の品位の曲であれば100曲以上の曲を記憶可能であるため、ボリューム(ディスク)−グループ−トラックに階層化することが規格化されている。DVDオーディオ規格では、1つのボリューム内に最大9のグループを存在させることができ、各グループには最大99のトラック(曲)を格納することができる。
【0003】
また、DVDオーディオディスクを複数枚収容し、任意のディスクを再生することができるチェンジャ装置も実用化されている。このチェンジャ装置にDVDオーディオディスクを複数枚セットした場合、再生できる曲数は極めて多くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来よりCDプレーヤなどには、ランダム再生機能を備えたものが実用化されていた。このランダム再生機能は、1曲目から順番にシーケンシャルに配列されているCDの曲を乱数によってランダムに選曲して連続演奏する機能である。
【0005】
上記DVDオーディオディスクを複数枚セットできるチェンジャ装置でも、上記CDプレーヤと同様のランダム再生機能を実現することが望まれるが、演奏可能な曲数がシングルCDプレーヤに比べて極めて多数であるため、ランダム選曲が容易でないとともに、多数の曲のなかにはユーザにとってそれほど聴きたくない曲も含まれているという問題点があった。
【0006】
また、ランダム選曲のために各ディスクのグループ数や曲数(トラック数)などのオーディオディスク情報を予め読み取っておこうとすると、複数のDVDオーディオディスクのそれぞれに対して1枚ずつアクセスしなければならず、ディスクへのアクセスは、そのディスクをディスク再生ユニットの位置へ移動させたのちディスク再生ユニットがそのディスクをクランプして回転させてヘッドでデータを読み取るというような処理が必要であるため、ランダム再生のスタートまでに極めて長い時間がかかってしまうという問題点があった。
【0007】
この発明の目的は、DVDオーディオディスクを複数セットできるチェンジャタイプのディスク再生装置で、全ディスクにわたってランダム再生を可能にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、任意のディスク、任意のグループに格納されている任意のトラックを選択する選曲手段と、選択手段の選択内容を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている内容の範囲でディスクをランダムに選択し、次に選択されたディスク中のグループを前記記憶手段に記憶されている内容の範囲でランダムに選択し、さらに選択されたグループ中のトラックを前記記憶手段に記憶されている内容の範囲でランダムに選択し、これによって選択されたトラックの再生を再生手段に指示する処理を繰り返し実行する制御手段と、を備えたディスク再生装置である。
請求項10の発明は、複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生部を備えたディスク再生装置のランダム選曲方法であって、任意のディスク、任意のグループに格納されている任意のトラックの選択を複数トラックについて受け付ける選曲手順と、前記選択手順で選択を受け付けたディスクの範囲内で、ディスクをランダムに選択するディスク選択手順と、前記選択手順で選択を受け付けたグループの範囲内で、ディスク選択手順で選択されたディスク中のグループをランダムに選択するグループ選択手順と、前記選択手順で選択を受け付けたトラックの範囲内で、グループ選択手順で選択されたグループ中のトラックをランダムに選択するトラック選択手順と、トラック選択手順で選択されたトラックの再生を再生部に指示する指示手順と、を有し、このディスク選択手順、グループ選択手順、トラック選択手順、指示手順を繰り返し実行することを特徴とするディスク再生装置のランダム選曲方法である。
上記請求項1、請求項10の発明では、トラックのランダム選択を、ディスクのランダム選択、グループのランダム選択およびトラックのランダム選択の3段階に階層づけておこなうようにした。これにより、多数の曲(トラック)を記憶可能なDVDオーディオディスクを複数枚収容して、全ディスクを横断してランダム選曲する場合でも、発生しなければならない乱数の値域を小さく抑えることができ、乱数演算を容易にすることができる。
なお、一般的なオーディオディスクではトラックは曲に対応しており、この明細書においては、「トラック」と「曲」をほぼ同義で使用する。
また、ユーザが予めトラックを選択し、この選択された複数のトラックのなかからランダムにトラックを選択して再生する。DVDオーディオディスクは多数のトラック(曲)を記憶可能であり、このようなディスクを複数枚収容して全ディスクの全曲をランダム再生すると、再生時間が長時間になるとともに所望でない曲も多く再生されることになる。そこで、予め再生したい曲(トラック)を任意のディスク、任意のグループから選択しておき、この選択されたトラックのなかでランダム選曲して再生することにより、所望の曲のみでランダム再生をすることができる。
【0010】
請求項2の発明は、複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、任意のディスク、任意のグループに格納されている任意のトラックを選択する選曲手段と、装置が収容しているオーディオディスクの枚数、収容している各オーディオディスク中のグループ数、および、各グループ中のトラック数を記憶する記憶手段と、前記記憶されている、オーディオディスクの枚数の範囲でディスクをランダムに選択し、次に選択されたディスク中のグループを前記記憶されている、各オーディオディスク中のグループ数の範囲でランダムに選択し、さらに選択されたグループ中のトラックを前記記憶されている、各グループ中のトラック数の範囲でランダムに選択し、これによって選択されたトラックの再生を再生手段に指示する処理を繰り返し実行する制御手段と、を備えたディスク再生装置である。
請求項11の発明は、複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生部を備えたディスク再生装置のランダム選曲方法であって、この装置が収容しているオーディオディスクの枚数の範囲内で、ディスクをランダムに選択するディスク選択手順と、ディスク選択手順で選択されたディスク中のグループをランダムに選択するグループ選択手順と、この装置が収容している各オーディオディスク中のグループ数の範囲内で、グループ選択手順で選択されたグループ中のトラックをランダムに選択するトラック選択手順と、この装置が収容している各グループ中のトラック数の範囲内で、トラック選択手順で選択されたトラックの再生を再生部に指示する指示手順と、を有し、このディスク選択手順、グループ選択手順、トラック選択手順、指示手順を繰り返し実行することを特徴とするディスク再生装置のランダム選曲方法である。
上記請求項2、請求項11の発明では、トラックのランダム選択を、ディスクのランダム選択、グループのランダム選択およびトラックのランダム選択の3段階に階層づけておこなうようにした。これにより、多数の曲(トラック)を記憶可能なDVDオーディオディスクを複数枚収容して、全ディスクを横断してランダム選曲する場合でも、発生しなければならない乱数の値域を小さく抑えることができ、乱数演算を容易にすることができる。
また、上記のようにディスク、グループ、トラックと3段階にランダム選択するときに、それぞれ実際に装置が収容しているオーディオディスクの枚数およびそのオーディオディスクの内容の範囲内で選択することにより、ランダム選曲した場合でも、実際に存在しない曲を選択してしまうことがなくなる。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記記憶手段は、各トラックの再生履歴を記憶する再生履歴記憶手段を含み、前記制御手段は、前記再生手段に再生を指示したトラックについて再生済の履歴を前記再生履歴記憶手段に書き込むとともに、前記トラックの選択をこの再生履歴記憶手段に再生済の履歴が書き込まれていないトラックのなかから行うことを特徴とする。
上記請求項3の発明では、再生したトラックについては再生済の履歴を再生履歴記憶手段に記憶し、この再生済履歴の記憶されていないトラックのなかから次のトラックのランダム選択を行うようにした。これにより、ランダム再生を実行している場合でも重複して同じ曲を再生することがなくなる。
【0012】
請求項4の発明は、複数のオーディオディスクを収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、前記再生手段の最大ディスク収容枚数、前記オーディオディスク中の最大グループ数、および、各グループ中の最大トラック数の範囲内でディスク番号、グループ番号およびトラック番号をランダムに生成する曲番号生成処理と、前記再生手段を用いて、前記生成したディスク番号のオーディオディスクにアクセスするとともに、このオーディオディスクのグループ数および各グループ中のトラック数を読み取るオーディオディスク情報読取処理と、前記生成したグループ番号およびトラック番号で指定されるトラックが前記生成したディスク番号のオーディオディスクに存在しないとき、前記オーディオディスクから読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号を再度ランダムに生成し、これを再生手段に対して再生すべきトラックのグループ番号およびトラック番号として通知する再生成処理と、を繰り返し実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項12の発明は、複数のオーディオディスクを収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生するディスク再生装置のランダム選曲方法であって、最大ディスク収容枚数、オーディオディスク中の最大グループ数、および、各グループ中の最大トラック数の範囲内でディスク番号、グループ番号およびトラック番号をランダムに生成する曲番号生成手順と、前記生成したディスク番号のオーディオディスクにアクセスするとともに、このオーディオディスクのグループ数および各グループ中のトラック数を読み取るオーディオディスク情報読取手順と、前記生成したグループ番号およびトラック番号で指定されるトラックが前記生成したディスク番号のオーディオディスクに存在しないとき、前記オーディオディスクから読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号を再度ランダムに生成し、これを再生すべきトラックのグループ番号およびトラック番号とする再生成手順と、を繰り返し実行することを特徴とする。
上記請求項4、請求項12の発明では、グループ数および各グループ中のトラック数(いわゆるオーディオディスク情報)を読み取っていないオーディオディスクであっても、ランダム選曲の対象とし、その最大グループ数、最大トラック数の範囲内でグループ番号、トラック番号を生成する。これにより、収容されたオーディオディスクのオーディオディスク情報を予め読み取っておかなくても、
そのディスクも選曲対象としてランダム演奏が可能になるとともに、そのオーディオディスクにアクセスして該当するトラックが存在しないことが分かった場合でも、そのときに読み取ったオーディオディスク情報に基づいて存在するグループ番号、トラック番号の範囲内で新たにグループ番号、トラック番号を生成することができるため、リカバーを迅速にすることができる。
【0013】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記複数のオーディオディスクのそれぞれについて、各オーディオディスク中のグループ数、および、各グループ中のトラック数を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記オーディオディスク情報読取処理において、読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数を前記記憶手段に書き込み、前記曲番号生成処理において、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれたディスクのディスク番号が生成されたときは、前記記憶手段に書き込まれたグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12発明の前記オーディオディスク情報読取手順において、読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数を前記記憶手段に書き込み、前記曲番号生成手順において、前記グループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれたディスクのディスク番号が生成されたときは、前記記憶手段に書き込まれたグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成することを特徴とする。
上記請求項5、請求項13の発明では、読み取ったオーディオディスク情報を記憶手段に記憶しておき、以後のランダム選曲はこのオーディオディスク情報、
すなわちディスク中のグループ数、各グループ中のトラック数の範囲内で行うようにした。これにより、一度ディスクにアクセスしてオーディオディスク情報を読み取ったのちは、そのディスクに関するランダム選曲において存在しないグループ・トラックを選択してしまうことがなくなる。
【0014】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記再生手段は、開放したときオーディオディスクの取り出しおよびセットが可能な収容部を有し、前記制御手段は、前記収容部が開放されたとき、これによって入れ換え可能となったオーディオディスクについての、前記記憶手段に書き込まれているオーディオディスク中のグループ数および各グループ中のトラック数を消去することを特徴とする。
上記請求項6の発明では、上記収容部の開放は、ランダム選曲による再生(ランダム再生)中でも行うことができ、開放することによって記憶手段が自動的にリセットされるため、途中で順次オーディオディスクを交換しながら途切れることなくランダム再生を継続することが可能になる。
【0015】
請求項7の発明は、複数のオーディオディスクを収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、前記複数のオーディオディスクのそれぞれについて、各オーディオディスク中のグループ数、および、各グループ中のトラック数を記憶する記憶手段と、前記再生手段が前記オーディオディスクのいずれかにアクセスしたとき、このオーディオディスクのグループ数および各グループ中のトラック数を読み取って前記記憶手段に書き込むオーディオディスク情報読取処理を実行する制御手段であって、ディスク番号をランダムに生成するディスク番号生成処理と、このディスク番号が、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれているディスクのディスク番号であった場合は、前記書き込まれたグループ数、および、前記書き込まれた各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成し、それ以外のディスク番号であった場合は、前記オーディオディスク中の最大グループ数、および、各グループ中の最大トラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成し、この生成したディスク番号、グループ番号およびトラック番号を、アクセスして再生すべきディスク、グループおよびトラックの番号として、再生手段に通知するグループ・トラック番号生成処理と、を繰り返し実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
上記請求項7の発明では、既にオーディオディスク情報(グループ数および各グループ中のトラック数)を読み取っているオーディオディスクの場合にはその範囲内でランダム選曲するため確実な選曲が可能であり、またオーディオディスク情報が読み取られていないオーディオディスクであっても選曲対象としてそのなかの任意のトラックを指定するため、オーディオディスク情報が予め読み取られていないオーディオディスクがいつまでも選曲対象にならないという事態を防止することができる。
【0016】
請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記制御手段は、前記繰り返し実行するディスク番号生成処理において、第1回目のディスク番号の生成は、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれているディスクのなかからディスク番号をランダムに選択することを特徴とする。
【0017】
上記請求項8の発明では、ランダム再生をスタートしたときに、選曲(トラックの選択)でもたついたのではユーザの印象が良くないため、この発明では、1曲目のみは確実な選曲ができるディスクから選曲をするようにした。これにより、1曲目の選曲の選曲において、ディスク、グループ、トラックの再選択が生じた場合の時間ロスがなくなり、迅速に再生が開始できるので、ユーザの印象を良くすることができる。
【0018】
請求項9の発明は、請求項7,8の発明において、前記制御手段は、ディスク番号生成処理で生成したディスク番号が、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれていないディスクのディスク番号であった場合に、グループ・トラック番号生成処理で生成したグループ番号のトラック番号が前記ディスク番号のオーディオディスクに存在しなかったとき、当該オーディオディスクから読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号を再度ランダムに生成することを特徴とする。
上記請求項9の発明では、オーディオディスク情報(グループ数および各グループ中のトラック数)を読み取っていないオーディオディスクもランダム選曲の対象とする。このオーディオディスクにアクセスしたとき、生成したグループ番号、トラック番号が存在しなかった場合には、このディスク中で新たなグループ番号、トラック番号を再選択する。これにより、オーディオディスク情報を読み取っていないオーディオディスクをランダム選曲の対象とした場合でも、選曲がもたつくことがなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
≪装置の構成≫
図面を参照してこの発明の実施形態であるディスク再生装置について説明する。図1は同ディスク再生装置の正面外観図、図2は同ディスク再生装置のトレイを引き出した状態の平面図、図3は同ディスク再生装置の正面パネルに設けられているFLディスプレイを示す図である。
装置正面には、トレイ1、FLディスプレイ2、プレイスイッチなどの各種スイッチ3、トレイを引き出すためのイジェクトスイッチ4、プレイモードを選択するためのプレイモードスイッチ5が設けられている。
【0020】
イジェクトスイッチ4が押されたときトレイ1は図2に示すように手前方向に摺動して引き出され、ディスクのセット、取り出し、交換が可能になる。トレイ1は、図2に示すように、トレイ本体10の内部に回転テーブル11を回転可能に載置した構成になっている。回転テーブル11上に5枚分のディスク(DVD)をセットするための凹部であるディスクセット部121〜125が形成されている。ディスクセット部121〜125には、それぞれディスク番号1〜5が対応している。ディスク制御装置の制御部(システムコントローラ30:図4参照)は、ディスクセット部121にセットされたディスクをディスク1として扱い、ディスクセット部125にセットされたディスクをディスク5として扱う。
【0021】
トレイ1(回転テーブル11)のディスクセット部121〜125にセットされたディスクを読み取るディスク再生ユニット33(図4参照)は、中央部奥(図2における中央上方)に設けられており、トレイ1が本体内に収納されたとき、図2のディスクセット部125の位置にあるディスクがディスク再生ユニット33と対向して再生可能となる。図2の引き出した状態では、ディスクセット部121〜124にディスクをセットすることができ、ディスクセット部125にはディスクをセットすることができない。また、トレイ1を本体内に収納した状態で、ユーザによりディスク番号(1〜5)が選択されたとき、システムコントローラ30は、そのディスク番号のディスクセット部121〜125が再生位置にくるように回転させる。
【0022】
なお、トレイ1の引き出しおよび収納は、システムコントローラ30の指示により、トレイ駆動機構(不図示)が行い、回転テーブル11の回転は、システムコントローラ30の指示により、回転テーブル駆動機構(不図示)が行う。なお、回転テーブルの回転は、5枚のディスクを順次再生位置に移動させるためのものであるため、1ステップ=72度ずつ回転する。
【0023】
ここで、回転テーブル11に形成されている各ディスクセット部121〜125は、ディスク形状に合わせて円形であるが、回転テーブル11の外周から各ディスクセット部121〜125の内部に向けて(ディスクセット部の中心を含む)切り欠きが形成されている。また図示しないが、トレイ本体10の奥側中央部、すなわち図2におけるディスクセット部125の切欠と同じ位置にも同様の切欠が形成されている。この切欠部を利用してディスク再生ユニット32のディスククランプ機構(不図示)は、再生位置にあるディスクを下から上に持ち上げてクランプし、ディスクモータを用いて回転させる。このディスクのクランプ位置は、トレイ本体10の上面よりも高い位置である。また、前記ディスククランプ機構は、前記切欠部121a〜125aを通過できる程度の大きさであるため、ディスクを再生しているとき、すなわちディスククランパがディスクをクランプしているときでも、その再生中のディスクをディスク再生ユニット32に残したままトレイを引出し可能である。そして、ディスク再生ユニット32に残したディスクを再生しながら、他の4つのディスクセット部(図2ではディスクセット部121、122、123、124)においてディスクをセット(交換)可能である。
【0024】
FLディスプレイ2は、図3(A)に示すように、再生中のディスク番号を示すディスク番号インジケータ20、グループ番号やトラック番号を表示するためのマトリクス表示器21、再生中/ポーズの状態を示す動作状態インジケータ22、動作モードを表示する動作モードインジケータなどを含んでいる。動作モードインジケータにはプログラム再生モードインジケータ23、ランダム再生モードインジケータ24が含まれている。後述のプログラムランダム再生モード時にはプログラム再生モードインジケータ23およびランダム再生モードインジケータ24の両方が点灯する。
【0025】
後述のランダム再生モードでDVDオーディオディスクのランダム再生を行っているときには、図2(B)に示すようにランダム再生モードインジケータ24が点灯するとともに、再生中のディスク番号(3)、グループ番号(1)、トラック番号(3)および再生経過時間(0:12)が表示される。
【0026】
また、再生操作スイッチ群3には、再生スイッチ、停止スイッチ、ポーズスイッチ、およびスキップ操作子が含まれている。
【0027】
モード選択スイッチ5がオンされたとき、オンされる毎に複数の再生モードを順次設定してゆく。設定するモードとしては、通常モード、プログラムモード、ランダムモードなどである。通常モードは、1枚のディスクを順次再生するモードであり、そのとき再生位置にあるディスクの先頭の曲から順番に再生してゆき、そのディスクの曲が終了すると停止する。プログラムモードは、ユーザによりディスク1〜ディスク5にわたって選択された曲を順次再生してゆくモードである。また、ランダムモードは、セットされているディスク全体にわたって曲をランダムに選択して演奏してゆくモードである。複数のディスクがある場合でもその全てのディスクにわたってランダムに選曲して順次再生する。
【0028】
図4は同ディスク再生装置のブロック図である。このディスク再生装置の動作を制御するシステムコントローラ30には、メモリ31、ディスクチェンジャユニット32、ディスク再生ユニットコントローラ34、表示部35、操作部36が接続されている。ディスクチェンジャユニット32は、トレイ1、トレイ駆動機構、回転テーブル駆動機構などを含んでおり、システムコントローラ30からの指示に応じてトレイを開閉して、ユーザに対してディスクのセット、交換、取り出しを可能にするとともに、回転テーブルを回転させて指定されたディスクをディスク再生ユニット33に対向する再生位置へ移動させる。ディスク再生ユニット33は、トレイ1にセットされているディスクを再生する装置であり、ディスクを回転可能に把持するディスククランプ機構、ディスクの記録面にレーザ光を照射してピットの有無を読み取る光ピックアップなどを備えている。ディスク再生ユニット33を制御するディスク再生ユニットコントローラ34は、光ピックアップの受光部が受光した反射光などに基づいて、光ピックアップのトラッキング、フォーカシング、さらにディスクの回転速度などを制御する。また、光ピックアップが検出した信号は、オーディオ回路38に入力される。
【0029】
メモリ31には、トレイ1にセットされている各ディスクのグループ数、トラック数(曲数)を記憶するとともに、どの曲が再生済であるかなどを管理するディスク管理テーブルが設定される。
【0030】
≪ディスク管理テーブルの説明≫
図5はディスク管理テーブルを示す図である。DVDオーディオディスクの場合、1枚のディスク(ボリューム)に最大9グループのトラック群を記録することができ、各グループには最大99トラックの曲を記録することができる。このため、各ディスクのディスク管理履歴テーブルには、ディスク情報を記憶するレコードエリア×1、グループ情報を記憶するレコードエリア×9、トラック情報を記憶するレコードエリア×99×9の合計901のレコードエリアが設定され、このテーブルがディスク1〜ディスク5に対応して5つ設定されている。
【0031】
ディスク情報を記憶するレコードエリアには、ディスクの有(2)/無(0)/未確認(1)を示す有無フラグ、および、再生済(1)/未再生(0)を示す再生フラグが設定されている。ディスクの有無は、トレイ1のディスク番号に対応するディスクセット部にDVDディスクがセットされているか否かを示すフラグであり、デフォルトは1であるが、回転テーブル11が回転され、ディスク再生ユニット33がディスクにアクセスしようとしたとき、そのディスクの有無がわかりフラグが2または0にセットされる。また、再生フラグに1(再生済)がセットされるのは、そのディスクに含まれる全ての曲(トラック)が再生済となった時である。
【0032】
グループ情報を記憶するレコードエリアには、そのグループの有(2)/無(0)/未確認(1)を示す有無フラグ、および、再生済(1)/未再生(0)を示す再生フラグが設定されている。有無フラグは、ディスクがセットされていない場合には全てのグループで0(無)であり、ディスクの有無が未確認の場合には全てのグループで1(未確認)である。また、ディスクがセットされそのディスクのオーディオディスク情報が読み取られた場合には、そのオーディオディスク情報の内容に基づいてこのディスクに存在が認められたグループに対しては、その有無フラグが2(有)にセットされ、このディスクに存在しないと認められたグループに対しては、その有無フラグが0(無)にセットされる。また、再生フラグに1(再生済)がセットされるのは、そのグループに含まれる全ての曲(トラック)が再生済となったときである。
【0033】
トラック情報を記憶するレコードエリアには、そのトラックの有(2)/無(0)/未確認(1)を示す有無フラグ、そのトラックの再生済(1)/未再生(0)を示す再生フラグ、および、選択(1)/非選択(0)を示す選択フラグが設定されている。選択フラグは、プログラム再生や後述のプログラムランダム再生をするとき、ランダム再生の対象曲として選択されているか否かを示すフラグである。
有無フラグは、ディスクがセットされていない場合には全てのトラックの有無フラグが0(無)であり、ディスクの有無が未確認の場合には全てのトラックの有無フラグが1(未確認)である。また、ディスクがセットされそのディスクのオーディオディスク情報が読み取られた場合には、そのオーディオディスク情報の内容に基づき、このディスクに存在する各グループ中に存在が確認された各トラックに対しては、その有無フラグが2(有)にセットされ、このディスクに存在しないグループの全トラックおよびグループは存在するがその中に存在が認められない各トラックに対しては、その有無フラグが0(無)にセットされる。
【0034】
通常はディスクにアクセスしたとき、ディスクの有無とオーディオディスク情報の内容を同時に確認するが、現在再生位置にあるディスク番号から離れた番号のディスクが選択された場合、ディスクチェンジャユニット32が回転テーブル11を回転させてその選択されたディスクのディスクセット部を再生位置まで移動させる途中に、他のディスクのディスクセット部が再生位置を通過する。このときこのディスクセット部にディスクが有るか否かをディスク再生ユニット33が確認することができる。したがって、この場合には、オーディオディスク情報を読み取らないためグループ数やトラック数を確認することはできないが、ディスクの有無のみ確認可能であり、有無フラグ=2/0のみをディスク管理テーブルに書き込むことができる。
【0035】
なお、上記の例では有無フラグ、再生済フラグ、選択フラグをそれぞれ別のフラグレジスタで構成したが、全てを1つのフラグレジスタで構成し、そのステータス(値)で上記各種の状態を表すようにしてもよい。
【0036】
また、ディスク再生ユニット33がオーディオディスクのオーディオディスク情報を読み取ったとき、その内容が上記ディスク管理テーブルに設定されるとともに、各トラックの再生時間等を含むこのディスク管理情報は、メモリ31の所定エリアに別途記憶される。
【0037】
≪ランダム再生モードの説明≫
ここで、ランダム再生、プログラム再生およびプログラムランダム再生について説明する。
ランダム再生は、ユーザがモード選択スイッチ5でランダムモードを選択し、再生スイッチを押したときに実行される再生モードである。
【0038】
ランダム再生においては、まず、乱数1を発生してディスク番号を生成する。次に、乱数2を発生してグループ番号を生成する。さらに、乱数3を発生してトラック番号を生成する。そして、このディスク番号をディスクチェンジャユニット32に通知するとともに、グループ番号、トラック番号をディスク再生ユニット33に通知してそのトラックの曲の再生を実行する。そして、再生が終了すると、ディスク管理テーブルのそのトラックに対応するレコードエリアの再生フラグに1(再生済)をセットする。
【0039】
上記乱数1に基づくディスク番号の生成、乱数2に基づくグループ番号の生成および乱数3に基づくトラック番号の生成は、上記ディスク管理テーブルを参照して行う。すなわち、再生フラグ=1(再生済)の番号は選択しないようにして重複した再生を無くし、有無フラグ=0(無)の番号は選択しないようにして存在しないトラックを選択しないようにしている。
【0040】
ただし、有無フラグ=1(未確認)のディスク、グループ、トラックは、確認されるまでは有るものとして選択対象とする。未確認のディスクが選択されてディスクチェンジャユニット32およびディスク再生ユニット33がアクセスしたとき、ディスクが無かった場合には、このディスクに対応するディスク管理テーブルの各レコードエリアに0(無)をセットし、これを選択対象から外して再度ディスク番号の生成、グループ番号の生成、トラック番号の生成をやり直す。
【0041】
また、有無フラグ=1(未確認)のディスク番号が生成され、そのディスクにアクセスしたとき、ディスクはセットされていたが、オーディオディスク情報を読み取った結果、生成されたグループ番号・トラック番号のトラックが存在しない場合には、グループ番号、トラック番号を再度生成してこのディスク上で再度ランダム選曲をする。これは、ディスクも再度選択しなおすとなると、ディスクチェンジャユニット32やディスク再生ユニット33を再度駆動してディスクを交換する必要があり、連続再生が間延びするためである。この場合、まず読み取ったオーディオディスク情報に基づいてディスク管理テーブルの各レコードエリアの有無フラグに2(有)または0(無)をセットする。そして、0(無)のグループおよびトラックを選択対象から外して、再度グループ番号、トラック番号の生成をやり直す。
【0042】
以上の手順でランダム再生モードを処理するが、さらにユーザに対する使用感を良くするために、以下の処理を行う。
ランダム再生モードをスタートした直後の1曲目の選曲のみ、有無フラグ=1(未確認)のディスクを選択対象から外し、=2(有)が確認されているディスクから選択する。ランダム再生のスタート時に選曲がもたついていると印象がよくないため、1曲目のみは確実に選曲できるようにするためである。
【0043】
なお、本実施形態では採用していないが、以下のようにすることも可能である。オーディオディスク情報を読み取っていないディスク、すなわちグループがいくつあるか、各グループにトラックがいくつあるかが不明なディスクを選択したときには、小さい数のグループおよびトラックを選択するようにする。これは、グループ番号、トラック番号は1から順番に付されるようになっているため、小さい数のグループ、トラックは存在する可能性が高いからである。
したがってオーディオディスク情報未確認のディスクの場合には、グループ1のトラック1を選択することにより、存在するトラックを確実に選択することができる。
【0044】
また、ランダム性を保つ場合には、グループ番号は1〜5程度の範囲選択(生成)し、トラック番号は1〜10程度の範囲で選択(生成)すれば高い確率で実際に存在するグループ・トラックを選択することができる。この場合において、生成したグループ番号、トラック番号のトラックが存在しない場合には、上記と同様に読み取ったオーディオディスク情報に基づき、このディスク上で再度トラックを選択すればよい。
【0045】
≪ランダム再生途中のディスク交換の説明≫
装置の構成の説明で述べたようにこのディスク再生装置は、1枚のディスクを再生中にそのディスクのみディスク再生ユニットに残して、トレイ1を引き出し、他のディスクを交換することができるようになっている。そして、ランダム再生中にもこのディスク交換が可能であり、ディスクを次々と交換してゆくことにより、途切れることなく新たな曲を供給してランダム再生を継続してゆくことができる。
【0046】
この場合、システムコントローラは、トレイが引き出された場合には、引き出すことで交換可能になった4枚のディスクのディスク管理テーブルについて全ての有無フラグを1(未確認)変更する。ただし、再生フラグ、選択フラグはリセットしない。これはディスクが交換されなかったときにこれらの情報をそのまま使用するためである。そして、有無フラグが1(未確認)になったディスクについては、上記の未確認ディスクの場合と同じ処理をする。そして、ディスクにアクセスしてオーディオディスク情報を読み取った結果、トレイが引き出されるまえと同じディスクが交換されずセットされている場合には、有無フラグを前と同様にセットしなおしてディスク管理テーブルを前の状態にもどす。ディスクが交換されている場合、またはディスクが取り出されて空になっいる場合には、再生フラグ、選択フラグをリセットし、新たなディスクに合わせてディスク管理テーブルを設定する。また、ディスクが取り出されて空になっている場合には、再生フラグ、選択フラグをリセットするとともに有無フラグを0(無)にリセットする。
【0047】
また、全ての曲が再生されたディスクを交換して新しいディスクをセットすることにより、再生されなかった曲を残すことなく無駄なく連続再生することができるが、全ての曲が再生されたディスクについては、図3に示すFLディスプレイのディスク番号インジケータ20を点滅させるなどして、ユーザにその旨を知らせるようにすることにより、タイミングよくディスクを交換することが可能になる。
【0048】
≪プログラム再生モードの説明≫
プログラム再生モードは、ユーザが選択した複数の曲(トラック)のみを順次再生するモードである。曲の選択は、ユーザに曲番号(ディスク番号、グループ番号、トラック番号)を直接入力させてもよく、曲の再生中にユーザが指定操作をしたときその曲を選択するようにしてもよく、どのような方式で選曲を受け付けるようにしてもよい。また、選曲のための操作子として図示しない赤外線リモコンなどを用いてもよい。選曲が行われると、ディスク管理テーブルのこの選曲された曲(トラック)に対応するレコードエリアの選択フラグを1(選択)にセットする。
なお、選曲は、ディスクの有無の確認およびオーディオディスク情報の確認をしない状態でも受け付けるため、ディスク番号=1〜5、グループ番号=1〜9、トラック番号=1〜99の範囲で曲番号を受け付ける。システムコントローラ30は、指定された曲番号をその曲番号のトラックの有無にかかわらず選択フラグをセットする。
【0049】
再生モードとしてプログラム再生モードがセットされ、上記のように選曲が行われたのち再生スイッチがオンされると、この選曲された曲のみを順番に(ディスク順、グループ順、トラック順に)演奏するプログラム再生モードの処理が実行される。
【0050】
この場合において、上記のように曲の存在を確認しないで選曲を受け付けているため、選曲された曲番号の曲が存在しない場合、すなわちその曲番号で指定されるディスク、グループまたはトラックが存在しない場合がありえるが、この場合には、その曲をスキップして次の曲の再生へ進む。この場合、この存在しない曲の選択をクリアしても(選択フラグを0(非選択)にリセットしても)、そのまま放置してもよい。
トレイ1が引き出されてディスクが交換された場合でも上記選曲を有効にする場合には、上記存在しない曲の選択フラグをそのままにしておき、トレイ1が引き出されたとき上記選曲をリセットする場合には、上記存在しない曲の選択フラグをリセットすればよい。
【0051】
≪プログラムランダム再生モード≫
このプログラムランダム再生モードは、プログラム再生モードとランダム再生モードとを組み合わせたものである。最初に上記プログラム再生モードと同様の手順で複数の曲を選曲し、こののちランダム再生をスタートすることによって、このプログラムランダム再生が実行される。上記選曲はプログラム再生モードで行った選曲をそのまま有効にしてもよく、プログラムランダム再生モードでは、プログラム再生モードで行った選曲を一端リセットして再度選曲を受け付けるようにしてもよい。また、上記ディスク管理テーブルのレコードエリアを拡張してプログラムランダム再生モード専用の選択フラグ(ランダム選択フラグ)を設けてもよい。
【0052】
≪フローチャートの説明≫
図6〜図9のフローチャートを参照してディスク再生装置のランダム再生モードの動作について説明する。
図6はランダム再生モードのメインルーチンを示すフローチャートである。図7は曲番号生成サブルーチンを示すフローチャートである。
図6において、モード選択スイッチによってランダム再生モードが設定されたときこの動作が実行される。ユーザによりスタートスイッチがオンされるまで待機する(s1)。スタートスイッチがオンされると、曲番号生成動作を実行する(s2)。この曲番号生成動作が上記曲番号生成サブルーチンに対応している。
【0053】
ここで、図7を参照して曲番号生成サブルーチンについて説明する。曲番号サブルーチンではディスク管理テーブルを参照して曲番号を生成することにより、曲が存在しない曲番号が生成されることが極力ないようにしている。まず、今回の曲番号生成が1回目、すなわち第1曲目であるか否かを判断する(s20)。1曲目であれば、最初から選曲にもたつきがあってはユーザの印象が悪いため、ディスクの候補として、有無フラグ=0(無)のもののみならず=1(未確認)のものも除外して、有無フラグ=2(有)のもののみを抽出する(s21)。なお、ディスクの存在が確認されているディスク番号であれば、そのディスクのオーディオディスク情報が読み込まれていなくてもよい。グループ番号およびトラック番号が実際に存在するグループ、トラックにヒットしなくてもオーディオディスク情報を読み込んだのち実際に存在するグループ、トラックのなかからランダムにグループ番号、トラック番号を生成することは容易で極めて短時間で可能だからである。
一方、今回の曲番号生成が第2曲目以後の場合には、ディスクが無いことが確認されている(有無フラグ=0)ディスク番号以外の、有無フラグ=2(有り)および有無フラグ=1(未確認)のディスクを候補として抽出し(s22)、この候補のなかからディスク番号をランダム生成する(s23)。
【0054】
そして生成されたディスク番号のディスクについてオーディオディスク情報が既に読み込まれているかを検索する(s24)。オーディオディスク情報が読み込まれている場合には、ディスク管理テーブルのグループ、トラックの有無フラグもそれにあわせてセットされているため、ディスク管理テーブルに基づき、有無フラグ=2(有り)であり、再生フラグ=0(未再生トラックあり)のグループを候補として抽出し(s25)、この候補のなかからグループ番号をランダム生成する(s26)。さらにディスク管理テーブルに基づき、有無フラグ=2(有り)であり、再生フラグ=0(未再生)のトラックを候補として抽出し(s27)、この候補のなかからトラック番号をランダム生成する(s28)。
以上の処理で生成されたディスク番号、グループ番号、トラック番号を曲番号としてメインルーチンに渡して(s29)、リターンする。
【0055】
一方、選択されたディスク番号のオーディオディスク情報がまだ読み取られていないとs24で判断された場合には、グループ番号の候補を最大範囲の1〜9とし(s30)、この候補のなかからグループ番号をランダム生成する(s31)。そしてディスク番号の候補を最大範囲の1〜99とし(s32)、この候補のなかからディスク番号をランダム生成する(s33)。そして、以上の処理で生成されたディスク番号、グループ番号、トラック番号を曲番号としてメインルーチンに渡して(s29)、リターンする。なお、s30〜s33で生成されたグループ番号、トラック番号の曲が存在しなかった場合には、メインルーチンのs11においてグループ番号、トラック番号を再度生成することで対応する。このs11の動作はこの曲番号生成サブルーチンのs25〜s28と同様の処理動作である。
【0056】
図6にもどって、曲番号が生成されると(s2)、この曲番号のディスクが既にオーディオディスク情報読取済のものであるか、ディスクの存在は確認されているがオーディオディスク情報が未だ読み取られていないものであるか、または、ディスクの存在が未確認(有無フラグ=1)のものであるかを判断する(s3)。オーディオディスク情報が既に読み取られているディスクの場合には、上記の曲番号生成サブルーチンにおいて実際に存在する曲番号が生成されているはずであるため、s3からs4に進んで、その曲番号のディスクを再生位置に移動させてディスク再生ユニット33が処理可能にし、その曲番号のグループ、トラックにアクセスして曲を再生する(s4)。そしてこの曲の再生が終了すると(s5)、ディスク管理テーブルのこの曲(トラック)に対応する再生フラグを1(再生済)に更新して(s6)、s2に戻り、次の曲をランダム選曲する。
【0057】
また、ディスクの存在が未確認の場合にはs3からs7に進み、回転テーブル11を回転させてそのディスク番号のディスクセット部を再生位置に移動させ、ディスクがセットされているか否かを判断する(s7)。もしディスクがセットされていなかった場合には、ディスク管理テーブルのこのディスク番号に対応するテーブルの全てのレコードエリアに有無フラグ=0(無し)を書き込んで(s12)、s2に戻り、曲番号の生成をやりなおす。
【0058】
ディスクがセットされていた場合には(s7)、そのディスクにアクセスしてオーディオディスク情報を読み取り(s8)、その内容をメモリに記憶するとともに、グループ数、トラック数をディスク管理テーブルにセットする(s9)。そして、生成されている曲番号のグループ番号、トラック番号で指定される曲(トラック)が存在するかを判断し(s10)、存在する場合にはs4に進んで、その曲の再生処理を実行する。
一方、生成されている曲番号のグループ番号、トラック番号で指定される曲(トラック)が存在しない場合には、s11でグループ番号、トラック番号の生成をやり直してs4に進む。このs11のグループ番号、トラック番号の生成は、s9で書き込まれたディスク管理テーブルの内容に基づいて行われるため、必ず実際に存在するグループ、トラックの番号が選択される。
【0059】
図8はトレイ監視動作を示すフローチャートである。この動作はイジェクトボタンがオンされたか否かを監視する動作であり、適当な時間間隔で繰り返し実行される動作である。まず、イジェクトボタンがオンされたか否かを判断する(s40)。イジェクトボタンがオンされていない場合にはそのまま動作を終了する。イジェクトボタンがオンされているときにはトレイ1を引き出すとともに(s41)、そのとき再生位置にあったディスクセット部のディスク番号以外のディスク番号についてディスク管理テーブルの有無フラグを未確認(1)にセットしなおす。なお、上記ランダム再生中にトレイがイジェクトされた場合でもディスク再生ユニット33がクランプしているディスクはそのまま再生を継続し、ランダム再生が中断することがない。
なお、トレイの収納もイジェクトボタンがオンされたときに行うが、このフローチャートではその部分の処理の説明を省略する。
【0060】
図9はプログラム選曲動作を示すフローチャートである。このプログラム選曲動作はプログラム再生モードで実行されるようにしてもよく、これに加えてプログラムランダム再生動作で実行されるようにしてもよく、また通常モードで実行されるようにしてもよい。まずユーザによって曲が選択される(s45)。ユーザは、直接曲番号を入力することで選曲してもよく、再生中の曲を指定することで選曲してもよい。このようにして曲が選択されると、この選択された曲に対応するディスク管理テーブルのレコードエリアに設定されている選択フラグを1(選択)にセットする(s46)。
【0061】
なお、上記曲番号生成サブルーチン(図7)および図6のs11のグループ番号、トラック番号生成動作において、トラック番号の候補の抽出条件として選択フラグ=1(選択)を更に加えることにより、プログラムランダム再生を実行することができる。
【0062】
≪尚書き≫
なお、上記実施形態では、ディスク番号、グループ番号、トラック番号について、各フラグを参照して選択可能な候補を先に抽出したのち、この候補の範囲内でランダム選択するようにしているが、ディスク番号、グループ番号、トラック番号のとり得る最小値〜最大値の範囲内でランダムに番号を生成し、この後各種フラグを参照してこのディスク番号、グループ番号、トラック番号で指定されるトラックが、(不存在や再生済で)再生できない場合にはこれを捨てて再度番号の生成をやりなおし、再生できる番号にヒットするまでこれを繰り返すようにしてもよい。
【0063】
また、この実施形態のディスク管理テーブルでは、各レコードエリアに有無フラグ、再生フラグ、選択フラグを設定しているが、存在しないグループ、トラックについては再生フラグを再生済(1)にセットすることにより、有無フラグを省略するようにしてもよい。この場合、グループ、トラックの存在が未確認の場いいにはそれに対応する再生フラグは未再生(0)とする。
【0064】
この実施形態では、DVDオーディオディスクを複数枚セットできるディスク再生装置を例にあげて説明したが、この発明を適用する装置はこれに限定されない。
【0065】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、極めて多数のトラック(曲)を演奏可能なディスク再生装置において、ランダム選曲が容易になるとともに、ユーザが所望の曲を選択し、そのなかでランダム選曲をさせることが可能になる。
【0066】
また、この発明によれば、収容されている複数のオーディオディスクのなかにグループ数やトラック数などのオーディオディスク情報を読み取っていないものがあっても、そのディスクもランダム選曲の対象とすることができ、選曲の幅を広げることができるとともに、この場合であっても存在しないトラックを選択してしまうことをできるだけ少なくすることができるとともに、もし存在しないトラックを選択してしまった場合でも迅速にリカバーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるディスク再生装置の外観正面図
【図2】同ディスク再生装置のトレイを引き出した状態の平面図
【図3】同ディスク管理装置の制御部のブロック図
【図4】同ディスク再生装置の正面パネルに設けられているFLディスプレイを示す図
【図5】同ディスク再生装置のディスク管理テーブルを示す図
【図6】同ディスク管理装置のランダム再生動作を示すフローチャート
【図7】同ディスク管理装置の曲番号生成動作を示すフローチャート
【図8】同ディスク管理装置のトレイ監視動作を示すフローチャート
【図9】同ディスク管理装置のプログラム選曲動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…トレイ、2…FLディスプレイ、3…再生操作スイッチ群、4…イジェクトスイッチ、5…再生モード選択スイッチ、
10…トレイ本体、11…回転テーブル、121〜125…ディスクセット部(凹部)、
20…ディスク番号インジケータ、21…マトリクス表示器、22…動作状態インジケータ、23…プログラム再生モードインジケータ、24…ランダム再生モードインジケータ、
30…システムコントローラ、31…メモリ、32…ディスクチェンジャユニット、33…ディスク再生ユニット、34…ディスク再生ユニットコントローラ、35…表示部、36…操作部、38…オーディオ回路
Claims (13)
- 複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、
任意のディスク、任意のグループに格納されている任意のトラックを選択する選曲手段と、
選択手段の選択内容を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている内容の範囲でディスクをランダムに選択し、次に選択されたディスク中のグループを前記記憶手段に記憶されている内容の範囲でランダムに選択し、さらに選択されたグループ中のトラックを前記記憶手段に記憶されている内容の範囲でランダムに選択し、これによって選択されたトラックの再生を再生手段に指示する処理を繰り返し実行する制御手段と、
を備えたディスク再生装置。 - 複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、
任意のディスク、任意のグループに格納されている任意のトラックを選択する選曲手段と、
装置が収容しているオーディオディスクの枚数、収容している各オーディオディスク中のグループ数、および、各グループ中のトラック数を記憶する記憶手段と、
前記記憶されている、オーディオディスクの枚数の範囲でディスクをランダムに選択し、
次に選択されたディスク中のグループを前記記憶されている、各オーディオディスク中のグループ数の範囲でランダムに選択し、
さらに選択されたグループ中のトラックを前記記憶されている、各グループ中のトラック数の範囲でランダムに選択し、これによって選択されたトラックの再生を再生手段に指示する処理を繰り返し実行する制御手段と、
を備えたディスク再生装置。 - 前記記憶手段は、各トラックの再生履歴を記憶する再生履歴記憶手段を含み、
前記制御手段は、前記再生手段に再生を指示したトラックについて再生済の履歴を前記再生履歴記憶手段に書き込むとともに、前記トラックの選択をこの再生履歴記憶手段に再生済の履歴が書き込まれていないトラックのなかから行う請求項2に記載のディスク再生装置。 - 複数のオーディオディスクを収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、
前記再生手段の最大ディスク収容枚数、前記オーディオディスク中の最大グループ数、および、各グループ中の最大トラック数の範囲内でディスク番号、グループ番号およびトラック番号をランダムに生成する曲番号生成処理と、
前記再生手段を用いて、前記生成したディスク番号のオーディオディスクにアクセスするとともに、このオーディオディスクのグループ数および各グループ中のトラック数を読み取るオーディオディスク情報読取処理と、
前記生成したグループ番号およびトラック番号で指定されるトラックが前記生成したディスク番号のオーディオディスクに存在しないとき、前記オーディオディスクから読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号を再度ランダムに生成し、これを再生手段に対して再生すべきトラックのグループ番号およびトラック番号として通知する再生成処理と、
を繰り返し実行する制御手段と、
を備えたディスク再生装置。 - 前記複数のオーディオディスクのそれぞれについて、各オーディオディスク中のグループ数、および、各グループ中のトラック数を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記オーディオディスク情報読取処理において、読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数を前記記憶手段に書き込み、
前記曲番号生成処理において、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれたディスクのディスク番号が生成されたときは、前記記憶手段に書き込まれたグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成する
請求項4に記載のディスク再生装置。 - 前記再生手段は、開放したときオーディオディスクの取り出しおよびセットが可能な収容部を有し、
前記制御手段は、前記収容部が開放されたとき、これによって入れ換え可能となったオーディオディスクについての、前記記憶手段に記憶されているオーディオディスク中のグループ数および各グループ中のトラック数を消去する請求項5に記載のディスク再生装置。 - 複数のオーディオディスクを収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生手段と、
前記複数のオーディオディスクのそれぞれについて、各オーディオディスク中のグループ数、および、各グループ中のトラック数を記憶する記憶手段と、
前記再生手段が前記オーディオディスクのいずれかにアクセスしたとき、このオーディオディスクのグループ数および各グループ中のトラック数を読み取って前記記憶手段に書き込むオーディオディスク情報読取処理を実行する制御手段であって、
ディスク番号をランダムに生成するディスク番号生成処理と、
このディスク番号が、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれているディスクのディスク番号であった場合は、前記書き込まれたグループ数、および、前記書き込まれた各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成し、
それ以外のディスク番号であった場合は、前記オーディオディスク中の最大グループ数、および、各グループ中の最大トラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成し、
この生成したディスク番号、グループ番号およびトラック番号を、アクセスして再生すべきディスク、グループおよびトラックの番号として、再生手段に通知するグループ・トラック番号生成処理と、
を繰り返し実行する制御手段と、
を備えたディスク再生装置。 - 前記制御手段は、前記繰り返し実行するディスク番号生成処理において、第1回目のディスク番号の生成は、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれているディスクのなかからディスク番号をランダムに選択する請求項7に記載のディスク再生装置。
- 前記制御手段は、ディスク番号生成処理で生成したディスク番号が、前記記憶手段にグループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれていないディスクのディスク番号であった場合において、
グループ・トラック番号生成処理で生成したグループ番号のトラック番号が前記ディスク番号のオーディオディスクに存在しなかったとき、当該オーディオディスクから読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号を再度ランダムに生成する請求項7または請求項8に記載のディスク再生装置。 - 複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生部を備えたディスク再生装置のランダム選曲方法であって、
任意のディスク、任意のグループに格納されている任意のトラックの選択を複数トラックについて受け付ける選曲手順と、
前記選択手順で選択を受け付けたディスクの範囲内で、ディスクをランダムに選択するディスク選択手順と、
前記選択手順で選択を受け付けたグループの範囲内で、ディスク選択手順で選択されたディスク中のグループをランダムに選択するグループ選択手順と、
前記選択手順で選択を受け付けたトラックの範囲内で、グループ選択手順で選択されたグループ中のトラックをランダムに選択するトラック選択手順と、
トラック選択手順で選択されたトラックの再生を再生部に指示する指示手順と、
を有し、このディスク選択手順、グループ選択手順、トラック選択手順、指示手順を繰り返し実行することを特徴とするディスク再生装置のランダム選曲方法。 - 複数トラックを複数のグループに格納して記憶したオーディオディスクを複数枚収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生する再生部を備えたディスク再生装置のランダム選曲方法であって、
この装置が収容しているオーディオディスクの枚数の範囲内で、ディスクをランダムに選択するディスク選択手順と、
ディスク選択手順で選択されたディスク中のグループをランダムに選択するグループ選択手順と、
この装置が収容している各オーディオディスク中のグループ数の範囲内で、グループ選択手順で選択されたグループ中のトラックをランダムに選択するトラック選択手順と、
この装置が収容している各グループ中のトラック数の範囲内で、トラック選択手順で選択されたトラックの再生を再生部に指示する指示手順と、
を有し、このディスク選択手順、グループ選択手順、トラック選択手順、指示手順を繰り返し実行することを特徴とするディスク再生装置のランダム選曲方法。 - 複数のオーディオディスクを収容し、指示されたオーディオディスクにアクセスして、指示されたグループの指示されたトラックを再生するディスク再生装置のランダム選曲方法であって、
最大ディスク収容枚数、オーディオディスク中の最大グループ数、および、各グループ中の最大トラック数の範囲内でディスク番号、グループ番号およびトラック番号をランダムに生成する曲番号生成手順と、
前記生成したディスク番号のオーディオディスクにアクセスするとともに、このオーディオディスクのグループ数および各グループ中のトラック数を読み取るオーディオディスク情報読取手順と、
前記生成したグループ番号およびトラック番号で指定されるトラックが前記生成したディスク番号のオーディオディスクに存在しないとき、前記オーディオディスクから読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号を再度ランダムに生成し、これを再生すべきトラックのグループ番号およびトラック番号とする再生成手順と、
を繰り返し実行することを特徴とするディスク再生装置のランダム選曲方法。 - 前記オーディオディスク情報読取手順において、読み取ったグループ数および各グループ中のトラック数を前記記憶手段に書き込み、
前記曲番号生成手順において、前記グループ数および各グループ中のトラック数が書き込まれたディスクのディスク番号が生成されたときは、前記憶手段に書き込まれたグループ数および前記グループ中のトラック数の範囲内でグループ番号およびトラック番号をランダムに生成することを特徴とする請求項12に記載のディスク再生装置のランダム選曲方法。
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