JP3758077B2 - 車両用発電制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多相交流発電機の出力電流を整流し、レギュレータで所定電圧に制御する車両用発電制御装置に係り、特に、各相がレギュレート状態から確実に復帰できるようにした車両用発電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多相交流発電機の出力電流を整流回路で整流し、レギュレータで所定電圧に制御する発電制御が知られている。このような発電制御において、整流回路の出力電圧が所定のレギュレート電圧を超えると、前記レギュレータが整流回路を制御して全ての相を接地させ、いわゆるレギュレート状態とする。レギュレート状態からの復帰は相ごとに行われ、各相は、その相電流がゼロクロスするタイミングで前記接地状態から解放される。
【0003】
一方、交流電動機あるいは発電機として、ステータの外周に円筒状のロータヨークが回転する外転型の永久磁石式発電機が知られている。また、このような永久磁石式発電機において、隣接する永久磁石の間に補極部を形成した永久磁石式発電機が、例えば特開平8−275476号公報に開始されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した補極構造の永久磁石式発電機では、磁界のバランスが悪かったり、あるいは車両用の交流発電機として採用したりすると、各相を接地させてレギュレートする際に電流の極性分離が発生する。このため、例えば3相交流発電機では、図11に示したように、3相のうちの2相(ここでは、V,W相)がゼロクロスしてレギュレート状態から復帰できても、残りの1相(ここでは、U相)がゼロクロスできないためにレギュレート状態から復帰できない場合が想定される。
【0005】
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、多相交流発電機の出力電流を整流し、レギュレータで所定電圧に制御する車両用発電制御装置において、レギュレート状態からの確実な復帰を可能にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、多相交流発電機の各相が出力する交流電流を整流する整流回路と、整流回路の出力電圧が所定のレギュレート電圧に達すると全ての相をレギュレート状態とするレギュレータとを具備した車両用発電制御装置において、レギュレート状態において、各相ごとに、その交流電流がゼロクロスしたことを検知するゼロクロス検知手段と、ゼロクロスした相をレギュレート状態から復帰させる第1復帰手段と、いずれかの相がゼロクロスしたときに、当該相の前の相の電流方向を判定する判定手段と、前記判定手段により前記前の相の電流方向が正方向と判定されると、当該前の相をレギュレート状態から復帰させる第2復帰手段とを含むことを特徴とする。
【0007】
上記した特徴によれば、レギュレート状態において相電流がゼロクロスしない相に関しては、その後ろの相がゼロクロスしたときに自身の相電流がプラスであればレギュレート状態から復帰できるので、相電流がゼロクロスしなくてもレギュレート状態から復帰できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の車両用発電制御装置を適用したスクータ型自動二輪車の全体側面図である。
【0009】
車体前部と車体後部とは低いフロア部4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とから構成される。燃料タンクおよび収納ボックス(共に図示せず)はメインパイプ7により支持され、その上方にシート8が配置されている。
【0010】
車体前部では、ステアリングヘッド5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方にフロントフォーク12が延び、その下端に前輪FWが軸支されている。ハンドル11の上部は計器板を兼ねたハンドルカバー13で覆われている。メインパイプ7の立ち上がり部下端にはブラケット15が突設され、このブラケット15には、スイングユニット2のハンガーブラケット18がリンク部材16を介して揺動自在に連結支持されている。
【0011】
スイングユニット2には、その前部に単気筒の2ストローク内燃機関Eが搭載されている。この内燃機関Eから後方にかけてベルト式無段変速機10が構成され、その後部に遠心クラッチを介して設けられた減速機構9に後輪RWが軸支されている。この減速機構9の上端とメインパイプ7の上部屈曲部との間にはリヤクッション3が介装されている。スイングユニット2の前部には内燃機関Eから延出した吸気管19に接続された気化器17および同気化器17に連結されるエアクリーナ14が配設されている。
【0012】
図2は、前記スイングユニット2をクランク軸201に沿って切断した断面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0013】
スイングユニット2は、左右のクランクケース202L、202Rを合体して構成されるクランクケース202に覆われ、クランク軸201は、クランクケース202Rに固定された軸受け208、209により回転自在に支持されている。クランク軸201には、クランクピン213を介してコンロッド(図示せず)が連結されている。
【0014】
左クランクケース202Lは、ベルト式無段変速室ケースを兼ねており、左クランクケース202Lまで延びたクランク軸201にはベルト駆動プーリ210が回転可能に設けられている。ベルト駆動プーリ210は、固定側プーリ半体210Lと可動側プーリ半体210Rとからなり、固定側プーリ半体210Lはクランク軸201の左端部にボス211を介して固着され、その右側に可動側プーリ半体210Rがクランク軸201にスプライン嵌合され、固定側プーリ半体210Lに接近・離反することができる。両プーリ半体210L、210R間にはVベルト212が巻き掛けられている。
【0015】
可動側プーリ半体210Rの右側ではカムプレート215がクランク軸201に固着されており、その外周端に設けたスライドピース215aが、可動側プーリ半体210Rの外周端で軸方向に形成したカムプレート摺動ボス部210Raに摺動自在に係合している。可動側プーリ半体210Rのカムプレート215は、外周寄りがカムプレート215側に傾斜したテーパ面を有しており、該テーパ面と可動プーリ半体210Rとの間の空所にドライウェイトポール216が収容されている。
【0016】
クランク軸201の回転速度が増加すると、可動側プーリ半体210Rとカムプレート215との間にあって共に回転する前記ドライウェイトボール216が、遠心力により遠心方向に移動し、可動側プーリ半体210Rはドライウェイトボール216に押圧されて左方に移動して固定側プーリ半体210Lに接近する。その結果、両プーリ半体210L、210R間に挟まれたVベルト212は遠心方向に移動し、その巻き掛け径が大きくなる。
【0017】
車両の後部には前記ベルト駆動プーリ210に対応する被動プーリ(図示せず)が設けられ、Vベルト212はこの被動プーリに巻き掛けられている。このベルト伝達機構により、内燃機関Eの動力は自動調整されて遠心クラッチに伝えられ、前記減速機構9等を介して後輪RWを駆動する。
【0018】
右クランクケース202R内には、スタータモータとACジェネレータとを組み合わせたスタータ兼ジェネレータ1が配設されている。スタータ兼ジェネレータ1では、クランク軸201の先端テーパ部にアウターロータ60がネジ253により固定されている。前記アウターロータ60の内側に配設されるインナステータ50は、クランクケース202にボルト279により螺着されて支持される。なお、前記スタータ兼ジェネレータ1の構成については、後に図3ないし図7を参照して詳細に説明する。
【0019】
ファン280は、その中央円錐部280aの裾部分をボルト246によりアウターロータ60に固着されており、ファン280はラジエタ282を介してファンカバー281により覆われている。
【0020】
クランク軸201上には、前記スタータ兼ジェネレータ1と軸受け209との間にスプロケット231が固定されており、このスプロケット231にはクランク軸201からカムシャフト(図示せず)を駆動するためのチェーンが巻き掛けられている。なお、前記スプロケット231は、潤滑オイルを循環させるポンプに動力を伝達するためのギヤ232と一体的に形成されている。
【0021】
図3、4は、前記スタータ兼ジェネレータ1(永久磁石式回転電動機)の回転軸(クランク軸201)に垂直な面での一部破断平面図およびその側面断面図、図5、6は、ロータヨークの平面図およびその部分拡大図であり、いずれも前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0022】
本実施形態のスタータ兼ジェネレータ1は、図3、4に示したように、ステータ50と、当該ステータ50の外周を回転するアウターロータ60とから構成され、前記アウターロータ60は、図4、5に示したように、リング状のケイ素鋼板(薄板)を略円筒状に積層して構成されたロータヨーク61と、図3、7に示したように、ロータヨーク61の円周方向に設けられた複数の開口部611内に交互に挿貫されたN極永久磁石62NおよびS極永久磁石62Sと、図3、4に示したように、前記ロータヨーク61を前記クランク軸201に連結するカップ状のロータケース63とによって構成されている。
【0023】
前記ロータケース63は、その円周端部に爪部63aを具備し、当該爪部63aを内側へ折り曲げることによって前記積層構造のロータヨーク61が軸方向に挟持され、かつ前記ロータヨーク61の開口部611内に挿貫された各永久磁石62(62N,62S)がロータヨーク61内の所定位置に保持される。
【0024】
前記ステータ50は、ケイ素鋼板(薄板)を積層して構成され、図3に示したように、ステータコア51およびステータ突極52を含む。各ステータ突極52にはステータ巻線53が単極集中方式で巻回され、ステータ50の主面は保護カバー71で覆われている。
【0025】
前記ロータヨーク61には、図5、6に示したように、前記永久磁石62が軸方向に挿入される開口部611が円周方向に30度間隔で12個形成されている。隣接する各開口部611の間は補極部613として機能する。
【0026】
前記各開口部611内には、図7に示したように、断面が略太鼓状の永久磁石62が挿入されている。ここで、本実施形態では前記開口部611の形状と永久磁石62の断面形状とが同一ではなく、前記開口部611に前記永久磁石62が挿入された状態では、各永久磁石62の円周方向に沿った両側部に第1空隙612が形成され、かつ各永久磁石62の両端部におけるステータ側には第2空隙614が形成される。
【0027】
図8は、前記スタータ兼ジェネレータ1の制御系のブロック図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0028】
ECUには、スタータ兼ジェネレータ1のジェネレータ機能が発生する三相交流を全波整流する3相全波整流器300と、全波整流器300の出力を予定のレギュレート電圧(レギュレータ作動電圧:例えば、14.5V)に制限するレギュレータ100とが設けられる。
【0029】
ECUには、ロータ角度センサ29、点火コイル21、スロットルセンサ23、フューエルセンサ24、シートスイッチ25、アイドルスイッチ26、冷却水温センサ27および点火パルサ30が接続され、各部から検出信号がECUに入力される。点火コイル21の二次側には点火プラグ22が接続されている。
【0030】
さらに、ECUには、スタータリレー34、スタータスイッチ35、ストップスイッチ36,37、スタンバイインジケータ38、フューエルインジケータ39、スピードセンサ40、オートバイスタ41、およびヘッドライト42が接続される。ヘッドライト42には、ディマースイッチ43が設けられる。
【0031】
上記の各部には、メインヒュ−ズ44およびメインスイッチ45を介してバッテリ46から電流が供給される。なお、バッテリ46は、スタータリレー34によってECUに直接接続される一方、メインスイッチ45を介さず、メインヒューズ44だけを介してECUに接続される回路を有する。
【0032】
図9は、前記ECUの発電制御に係る主要部の構成を示した図であり、3相全波整流器300は、直列接続された2つのFETの3組を並列接続して構成されたブリッジ回路である。レギュレータ100は、各相の低電位側のFET(U−FET,V−FET,W−FET)の開閉すなわちゲート電圧を制御してバッテリ電圧VB を所定の電圧に制限する。
【0033】
図10は、前記レギュレータ100の主要部のブロック図であり、コンパレータ112は所定のレギュレート電圧Vreg とバッテリVB とを比較する。ワンショット・マルチバイブレータ101は、前記コンパレータ112の出力変化に基づいてQ出力を発生する。ORゲート105は、前記コンパレータ112の出力とQ出力との論理和を、U相F/F(フリップフロップ)109,V相F/F110およびW相F/F111のセット端子Sへ出力する。
【0034】
コンパレータ113,114,115はそれぞれ、3相交流発電機1のU,V,W相の各電圧VU ,VV ,VW と、ゼロクロス相当の所定電圧(本実施形態では、−12.5mV)とを比較する。インバータ116,117,118はそれぞれ、前記各コンパレータ113,114,115の出力を反転する。ワンショット・マルチバイブレータ102,103,104はそれぞれ、前記各コンパレータ113,114,115の出力変化に基づいてQ出力を発生する。
【0035】
U相ANDゲート119は、U相インバータ116の出力と、W相ワンショット・マルチバイブレータ104のQ出力と、W相F/F111のQバー出力との論理積を出力する。U相ORゲート106は、前記U相ANDゲート119の出力とワンショット・マルチバイブレータ102のQ出力との論理和をU相F/F109のリセット端子Rへ出力する。
【0036】
V相ANDゲート120は、前記V相インバータ117の出力と、U相ワンショット・マルチバイブレータ102のQ出力と、U相F/F109のQバー出力との論理積を出力する。V相ORゲート107は、V相ANDゲート120の出力とワンショット・マルチバイブレータ103のQ出力との論理和をV相F/F110のリセット端子Rへ出力する。
【0037】
W相ANDゲート121は、W相インバータ118の出力と、V相ワンショット・マルチバイブレータ103のQ出力と、V相F/F110のQバー出力との論理積を出力する。W相ORゲート108は、W相ANDゲート121の出力とワンショット・マルチバイブレータ104のQ出力との論理和をW相F/F111のリセット端子Rへ出力する。
【0038】
次いで、上記した制御部100によるレギュレート動作を、図11の波形図および図12の入出力対応表を参照して説明する。
【0039】
図11の時刻t1 において、バッテリ電圧VB がレギュレート電圧Vreg に達すると、図10のコンパレータ112の出力が“L”レベルから“H”レベルへ転じ、ORゲート105が“H”レベルを出力するので、各相のF/F109,110,111がセットされる。この結果、全波整流器300のU−FET,V−FET,W−FETが、図12の入出力対応表に示したように、全てオンになって各相が接地される、すらわちレギュレート状態となるので、全波整流器300の出力電圧が低下する。
【0040】
その後、時刻t2 においてW相の電流IW がゼロクロスすると、W相コンパレータ115の出力が“H”レベルに転じるので、W相マルチバイブレータ104が1パルスを発生する。この結果、W相F/F111がリセットされ、そのQ出力が“L”レベルに転じるので、全波整流器300のW−FETがオフになる。すなわち、W相がレギュレート状態から復帰する。
【0041】
このとき、W相の前の相であるU相の電圧VU が−12.5mVよりも低い、すなわちU相の電流IU がマイナスであると、U相コンパレータ113の出力が“L”レベル、インバータ116の出力が“L”レベルなので、U相のレギュレート状態が維持される。
【0042】
その後、時刻t3 においてV相の電流IV がゼロクロスすると、V相コンパレータ114の出力が“H”レベルに転じるので、V相マルチバイブレータ103が1パルスを発生する。この結果、V相F/F110がリセットされ、そのQ出力が“L”レベルに転じるので、全波整流器300のV−FETがオフになる。すなわち、V相もレギュレート状態から復帰する。
【0043】
その後、時刻t4 においてW相の電流IW が再びゼロクロスすると、W相のインバータ118の出力が“H”レベルに転じるので、マルチバイブレータ104が1パルスを発生し、これがU相ANDゲート119にも入力される。さらに、この時点ではW相F/F111のQバー出力が“H”レベルであり、これがU相ANDゲート119に入力される。さらに、時刻t4 ではU相の電圧VU が−12.5mVよりも高い、すなわちU相の電流IU がプラスなので、U相コンパレータ113の出力が“L”レベル、インバータ116の出力が“H”レベルに転じる。
【0044】
この結果、U相ANDゲート119の3入力が全て“H”レベルとなるので、その出力が“H”レベルとなる。さらに、U相F/F109がリセットされてQ出力が“L”レベルに転じるので、全波整流器300のU−FETがオフになる。すなわち、U相もレギュレート状態から復帰する。
【0045】
このように、本実施形態によれば、3相のうちの2つの相がレギュレート状態から復帰すると、残りの1相は、その後続の相がゼロクロスしたときに自身の相電流がプラスであればレギュレート状態から復帰できるので、最後の相がいつまでもレギュレート状態から復帰できなくなることがない。
【0046】
なお、上記した実施形態では、本発明を3相交流発電機を例にして説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、4相以上の交流発電機にも同様に適用できる。
【0047】
また、上記した実施形態では、相電流のゼロクロスを一方向に関してのみ検知するものとして説明したが、図10の構成をもう一組設ければ、双方向に関してゼロクロスを検知できるようになる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、3相のうちの2つの相がレギュレート状態から復帰すると、残りの相は、その後続の相がゼロクロスしたときに相電流がプラスであればレギュレート状態から復帰できる。したがって、補極構造の電機を発電機として採用した場合でも、最後の相がいつまでもレギュレート状態から復帰できなくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したスクータ型自動二輪車の全体側面図である。
【図2】 図1のスイングユニットのクランク軸に沿った断面図である。
【図3】 スタータ兼ジェネレータ(永久磁石式回転電動機)の回転軸(クランク軸)に垂直な面での一部破断平面図である。
【図4】 図3の側面断面図である。
【図5】 ロータヨークの平面図である。
【図6】 ロータヨークの側面図である。
【図7】 ロータヨークの部分拡大図である。
【図8】 スタータ兼ジェネレータの制御系のブロック図である。
【図9】 図8のECUの主要部の構成を示したブロック図である。
【図10】 図8のレギュレータの構成を示したブロック図である。
【図11】 レギュレータの動作を示した波形図である。
【図12】 レギュレータの入力と出力との対応関係を示した図である。
【符号の説明】
1…スタータ兼ジェネレータ,50…ステータ,51…ステータコア,52…ステータ突極,53…ステータ巻線,60…アウターロータ,61…ロータヨーク,62(62N,62S)永久磁石…,63…ロータケース,71…保護カバー,201…クランク軸,611…開口部,612…第1空隙,613…補極部,614…第2空隙

Claims (2)

  1. 多相交流発電機の各相が出力する交流電流を整流する整流回路と、整流回路の出力電圧が所定のレギュレート電圧に達すると全ての相をレギュレート状態とするレギュレータとを具備した車両用発電制御装置において、
    レギュレート状態において、各相ごとに、その交流電流がゼロクロスしたことを検知するゼロクロス検知手段と、
    ゼロクロスした相をレギュレート状態から復帰させる第1復帰手段と、
    いずれかの相がゼロクロスしたときに、当該相の前の相の電流方向を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記前の相の電流方向が正方向と判定されると、当該前の相をレギュレート状態から復帰させる第2復帰手段とを含むことを特徴とする車両用発電制御装置。
  2. 前記多相交流発電機は、ステータおよびその巻線と、複数の永久磁石を円周方向に沿って配置して前記ステータの外周を回転する略円筒形状のロータヨークとを含み、前記ロータヨークが、互いに隣接する各永久磁石間に補極部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用発電制御装置。
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