JP3758024B2 - 裏面マークを付与可能な両面印刷装置 - Google Patents

裏面マークを付与可能な両面印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3758024B2
JP3758024B2 JP2000248407A JP2000248407A JP3758024B2 JP 3758024 B2 JP3758024 B2 JP 3758024B2 JP 2000248407 A JP2000248407 A JP 2000248407A JP 2000248407 A JP2000248407 A JP 2000248407A JP 3758024 B2 JP3758024 B2 JP 3758024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
mark
back surface
surface mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000248407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002059606A (ja
Inventor
正樹 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000248407A priority Critical patent/JP3758024B2/ja
Publication of JP2002059606A publication Critical patent/JP2002059606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3758024B2 publication Critical patent/JP3758024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置、特に裏面マークを付与可能な印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタなどの印刷装置でミスコピーなどにした場合、その片面のみに印刷を行った用紙を有効利用するため、ミス印刷等をした用紙の反対面に必要な印刷を行うことがある。この場合、当該用紙にはその両面に文字などの印刷が存在することになるため、どちらの面が古い情報の記録されたミスコピー面で、どちらの面が新しい必要情報の記録された新規な面であるかが解らなくなる虞があり、このためユーザは手書きにより「×」印等の識別マーク(本明細書において「裏面マーク」と称する)を付与することを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような裏面マークを手書きにより付与することは面倒であり、また、裏面マークを付与し忘れた場合には、どちらの面が古いミスコピー面で、どちらの面が新規な面であるかの判別に時間をとられたり、その判別が困難となることがある。
【0004】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、自動的にミス印刷面を明示する「裏面マーク」を付するようにした印刷装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1の発明に係る裏面マークを付与可能な両面印刷装置は、シート供給装置の給紙ローラから印字ヘッドへ向けて用紙を搬送し、印字ヘッドの前後に設けた紙送りローラ及び排紙ローラにより印字ヘッド部分に用紙を通過させることにより印刷を行い、片方の印刷時には裏面マークを付す印刷モードを備えた両面印刷装置であって、上記シート供給装置の給紙ローラより上流の搬送経路の、用紙に対して印字ヘッドと同じ側の位置に、用紙にミス印刷面を明示する裏面マークをインクにより付する裏面マーク付与手段を設け、ミス印刷した用紙の非印刷面を有効利用する印刷を行う場合、この有効印刷の開始に先立ち、前記裏面マーク付与手段により自動的に既印刷面に裏面マークを付する制御部を設け、前記両面印刷装置は、既印刷面に裏面マークを印刷した後に、前記紙送りローラを逆転させて該用紙を反転ユニットに導入し、前記反転ユニットに備えられた反転用搬送路を搬送させて反転し、裏面マークの反対面に正式な印刷を行うことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、制御部のコントロールによって、ミス印刷した用紙の非印刷面を有効利用する印刷を行う場合、この有効印刷の開始に先立ち、前記裏面マーク付与手段により自動的に既印刷面に裏面マークを付するようにしたので、従来のような裏面マークを手書きにより付与する面倒は無くなり、また、裏面マークを付与し忘れる虞を簡単且つ確実に低減することができる。
【0007】
また本願請求項2の発明は、請求項1に記載された裏面マークを付与可能な両面印刷装置において、前記裏面マーク付与手段は、その構成要素である可動のマーカが位置切換駆動手段によって、用紙搬送路に進退可能に設けられていることを特徴とする。これにより、構造簡単にして、裏面マークを付与することができる。
【0008】
また本願請求項1の発明においては、前記裏面マーク付与手段は、シート供給装置の給紙ローラより上流に設けられていることを特徴とする。これにより、有効印刷の開始に先立って、簡単に裏面マークを付すことができる。
【0011】
また、本願請求項1においては、片方の印刷時には裏面マークを付す印刷モードを備えた両面印刷装置であるので、両面印刷装置の両面印刷モードの一方のモードを裏面マークの印刷に利用でき、ソフト的な処置で簡単に裏面マーク印刷を実行することができる。
【0012】
更に、本願請求項1において、前記両面印刷装置は、最初に裏面マークを印刷し、次に正式な印刷をその反対面に行うことを特徴とする。裏面マークの印刷は、例えば「×」マークといった単純なものが一般的であるので、最初に裏面マークを付して、次にその反対側の面に有効な印刷を実行する場合、最初の裏面マーク印刷のインク乾燥時間は短時間で足り、トータルのスループットを小さくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、反転用搬送路を備えた両面印刷が可能なインクジェット印刷装置の一例を示す概略側面図である。この印刷装置は、駆動ローラ21及びこれに対接する従動ローラ22から成る紙送りローラ20と、この紙送りローラ20に用紙Sを供給するシート供給装置30と、紙送りローラ20により搬送される用紙Sの表面にインクを吐出して画像(文字を含む)を形成する印字ヘッド40と、印字済の用紙Sを排出する排紙ローラ50とを備えている。
【0014】
シート供給装置30は、D型の給紙ローラ31と、この給紙ローラ31に向けて用紙Sを付勢するホッパ33と、給紙ローラ31との間で用紙Sを挟圧してシートを分離する分離パッド32とを備えている。シート供給時には、1回転する給紙ローラ31に向けて用紙Sがホッパにより押圧され、分離パッド32で分離されて、1枚の用紙Sのみが紙送りローラ20に向けて供給される。
【0015】
印字ヘッド40は、キャリッジ41に取り付けられおり、キャリッジ41にはインクタンクが搭載されている。 印字動作は、キャリッジ41が紙面と直交方向に移動しつつヘッド40からインクが吐出されることにより1行分の印字がなされ、1行分の印字がなされる毎に、紙送りローラ20で用紙Sが所定ピッチ(通常行間分)搬送され、これらの動作が繰り返されることによって片面印刷が行なわれる。なお、符号44は印字時に用紙Sの下面を支持して用紙Sとヘッド40との間隔を所定値に規定する規定部材である。
【0016】
排紙ローラ50は、駆動ローラ51と、これに向けて付勢されている従動スターホイール52とからなっており、印字済の用紙Sを機外に排出する。
【0017】
上記構成において、下ガイド63及び上ガイド64の対と、紙送りローラ20の駆動ローラ21及び従動ローラ22の対と、印字ヘッド40及び規定部材44の対と、そして排紙ローラ50とは、印字ヘッド40部分に用紙を前進方向(正送り方向)又は逆進方向(逆送り方向)に通過させる共通搬送路(印刷搬送路)72を形成する。また、ホッパ33と、給紙ローラ31及び分離パッド32の対と、下ガイド63及び上ガイド64の対とは、ホッパ33上の用紙を給紙ローラ31及び分離パッド32間を経て、印字ヘッド40の手前で共通搬送路72へ合流させる給紙用搬送路71を形成する。
【0018】
一方、シート供給装置30において、給紙トレイを兼ねるホッパ33が斜め尻上がりに配設されており、その下方の三角状の後方空間には、閉ループ状の反転用搬送路81を備えた反転ユニット80が、その先端部を差し込んだ形で着脱自在に取り付けられている。
【0019】
この反転ユニット80は、互いに離して配置した反転用大ローラ82及び反転用小ローラ83を、用紙案内部材を兼ねる支持部材(図示せず)によって軸支することにより、全体として先細状に形成した内側部材を有する。そして、反転用小ローラ83が設けられている先端側には、用紙の流路を切り換えるための反転用フラップ90が、実線の受入位置と点線の排出位置とに切り換え可能に設けられている。本明細書では、この反転用フラップ90に、片面印刷された用紙を逆送りさせて引き渡す中継通路91も反転用搬送路81の一部であるとして説明する。
【0020】
即ち、この印刷装置は、上記給紙用搬送路71と上記反転用搬送路81、91とを印字ヘッド40の手前の合流部73で合流させ、この合流部73に続く共通搬送路72の印字ヘッド40部分に用紙を正送りで通過させることにより片面に印刷を行い、その片面印刷された用紙を逆送りさせて中継通路91及び反転用フラップ90を経て反転用搬送路81に導き、この反転用搬送路81で反転させた用紙を、再度正送りで共通搬送路72へ送り出して、印字ヘッド40で裏面の印刷を行う構成となっている。従って、給紙用搬送路71から共通搬送路72への第1の搬送経路と、共通搬送路72から反転用搬送路81を経て共通搬送路72に戻る第2の搬送経路とが存在する。
【0021】
さらに、上記合流部73にはフラップ(第1のフラップ)10が配設されている。このフラップ10は、上記反転用搬送路81への入口通路、正確には中継通路91への入口通路を形成する開姿勢となるように自己復帰習性が付与され、かつ、給紙用搬送路71からの用紙Sに従動して回動し、用紙Sを補助レバー4に案内するように軸11に枢支されている。そして、このフラップ10には、紙検知器2の主レバー3及び補助レバー4が通過され交差させられている。
【0022】
次に上記構成の作用について説明する。
片面印刷する表面給紙時には、用紙Sがシート供給装置30の給紙ローラ31より給紙用搬送路71に沿って合流部73へと送り込まれる。
用紙Sは、まずフラップ10の案内面に沿って侵入し、主レバー3及びフラップ10に当接し、主レバー3及びフラップ10の双方に力が作用する。このとき、先にフラップ10が徐々に下方に押し下げられるように構成されている。次いで、補助レバー4が用紙の正送り方向に回動し、一定範囲の回動後、主レバー3を連行して回動するように一体化する。そして、フラップ10が所定の退避位置まで押し下げられたときから、主レバー3及び補助レバー4が一体的に徐々に回動し始めて傾斜状態まで変化し、図示してないフォトセンサが非遮光状態(紙有り検出状態)となる。
【0023】
この後、用紙Sは印字ヘッド40で片面印刷され、用紙の後端が紙検知器2を抜け出ることにより、用紙の後端が検知される。
【0024】
上記片面印刷された用紙Sが反転用搬送路81に向けて逆送り方向にバックフィードされるときには、フラップ10は反転用搬送路81への入口通路を形成する開姿勢(上位置)にある。また紙検知器2は、その主レバー3及び補助レバー4が立位姿勢にある。上記片面印刷された用紙Sは、共通搬送路72を逆送り方向に搬送され、合流部73において開姿勢(上位置)を保っているフラップ10の下側空間に入り、ここで下側案内面より突出している補助レバー4に当接する。この補助レバー4は軸6を中心として逆送り方向に回動しうるので、この補助レバー4を押し退けながら中継通路91より反転用搬送路81に向けて逆送り方向に搬送される。この補助レバー4の動きは独立に行われ、主レバー3は動かないので、フォトセンサは紙無しの検出状態にある。
【0025】
上記逆送り方向に搬送される用紙は、自重によって自由端が常時下位置にある反転用フラップ90により反転用搬送路81の上側に受け入れられ、反転用搬送路81を一周した後、反転用フラップ90の下を通過するときに、該用紙の送り力によって該反転用フラップ90を上に押し上げる。このように反転用フラップ90を上位置に押し上げることにより、当該用紙Sは、反転用搬送路81の下側から排出され、再び中継通路91より共通搬送路72へと戻される。
【0026】
上記反転用搬送路81より共通搬送路72へ戻される用紙は、合流部73において開姿勢(上位置)を保っているフラップ10の下側空間に入り、ここで下側案内面より突出している補助レバー4に当接する。この補助レバー4は軸6を中心として逆送り方向には回動しうるが正送り方向には回動し得ないので、補助レバー4に連行されて、主レバー3が正送り方向に回動する。従って、紙検知器2は、紙有りの検出状態になる。
【0027】
用紙Sは、共通搬送路72中を印字ヘッド40へと正送り方向に搬送され、印字ヘッド40にて裏面に印刷がなされた後、排出される。
【0028】
さて、上記シート供給装置30から紙送りローラ20及び排紙ローラ50を経て排紙口に至る搬送経路には、その任意の位置に、用紙にミス印刷面を明示する裏面マークを付する裏面マーク付与手段100が設けられている。この裏面マーク付与手段100は、その可動のマーカ(図示せず)が、プランジャから成る位置切換駆動手段によって、用紙搬送路に対して進退可能に設けられている。本実施形態の場合、裏面マーク付与手段100の可動のマーカは、常時は用紙搬送路に対して退避位置にあり、裏面マークを付与する作動時にのみ用紙搬送路に対して突出(押印)するようになっている。
【0029】
上記裏面マーク付与手段100が取り付けられる具体的位置の第1は、符号100aで示すように、シート供給装置30の給紙ローラ31より上流であり、図1では給紙トレイを兼ねるホッパ33の領域に設けられている。具体的位置の第2は、符号100bで示すように排紙ローラ50の下流近傍である。具体的位置の第3は、シート供給装置30が給紙カセット34から横U字形に用紙を紙送りローラ20に送り出すU字搬送タイプの場合であって、図1に符号100cで示すように、裏面マーク付与手段を、この紙送りローラ20の上流の給紙カセット34の近傍位置に設けるものである。
【0030】
そして、ミス印刷した用紙の非印刷面を有効利用するために裏面マーク印刷を行う場合、その印刷完了に先立ち、上記の裏面マーク付与手段100により、制御部(図示せず)による制御の下で、自動的に既印刷面に、裏面マークとして例えば×印を付する。
【0031】
次に、上記構成の印刷装置における制御部は、図示してないが、ホストコンピュータから印字データや制御命令を受けとる入力インタフェース、印字データの解析、中間データの作成、ビットマップメモリへの展開および再給紙処理を含めた印刷装置制御を行うCPU、このCPUの制御プログラムや各種データを記憶しているROM、各種データを一時的に記憶するRAM等を備えて構成されている。
【0032】
次に、前期制御部の処理内容を説明する。
図2は、裏面マーク付与手段100が符号100aで示すように給紙ローラ31の上流に在る場合の制御例であり、ミスコピーされた用紙束は、その既印刷面を上側にしてホッパ33上に載置される。
【0033】
図2のフローチャートにおいて、CPUはまず使用者がマーク印刷モードを選択したかをチェックする(ステップS10)。このマーク印刷モードの選択は、使用者がパソコンで選択することができるようになっている。ステップS10の判断がNOで、通常の片面印刷モードの場合は、通常給紙、通常印刷、通常排紙がなされて、片面印刷が実行される(ステップS11〜S13)。
【0034】
使用者がマーク印刷モードを選択指令した場合は、先ず符号100aで示した裏面マーク付与手段100によって裏面マークの印刷が実行される(ステップS14)。次いで給紙を開始して共通搬送路72まで用紙Sを送り出す(ステップS15)。その後紙送りローラ20を逆転させて反転ユニット80を使って裏面反転給紙を行う(ステップS16)。そして、反転された用紙Sに対して通常の印刷が実行され、排紙される(ステップS17,S18)。
【0035】
図3は、裏面マーク付与手段100が符号100bで示すように排紙ローラ50の下流に在る場合の制御例であり、ミスコピーされた用紙束は、その既印刷面を上側にしてホッパ33上に載置される。
【0036】
図3のフローチャートにおいて、CPUはまず使用者がマーク印刷モードを選択したかをチェックする(ステップS20)。このマーク印刷モードの選択は、使用者がパソコンで選択することができるようになっている。ステップS20の判断がNOで、通常の片面印刷モードの場合は、通常給紙、通常印刷、通常排紙がなされて、片面印刷が実行される(ステップS21〜S23)。
【0037】
使用者がマーク印刷モードを選択指令した場合は、給紙を開始して(ステップS24)、通常印刷を実行する(ステップS25)。同時に用紙の先端が、裏面マーク付与手段100bの存在するマーク位置に来るのを待つ(ステップS26)。このマーク位置は、紙検知器2で用紙の先端が検出されてから、予め分かっている距離分のパルスモータの駆動パルス数をカウンタが計数することで判別される。
【0038】
用紙の先端が、裏面マーク付与手段100bのマーク位置に来たときは、一旦用紙の搬送を停止し(ステップS27)、裏面マーク付与手段100bで裏面マークを付する(ステップS28)。そして、残りの印刷を完了させ(ステップS29)、排紙を行って処理を終わる(ステップS30)。
【0039】
図4は、裏面マーク付与手段100が符号100cで示すようにU字搬送経路の上流位置にある給紙カセット34に在る場合の制御例であり、ミスコピーされた用紙束は、その既印刷面を下側にして給紙カセット34内に載置される。これは用紙が搬送途中で反転されてから紙送りローラ20に送り込まれるためである。
【0040】
図4のフローチャートにおいて、CPUはまず使用者がマーク印刷モードを選択したかをチェックする(ステップS30)。このマーク印刷モードの選択は、使用者がパソコンで選択することができるようになっている。ステップS30の判断がNOで、通常の片面印刷モードの場合は、通常給紙、通常印刷、通常排紙がなされて、片面印刷が実行される(ステップS31〜S33)。
【0041】
使用者がマーク印刷モードを選択指令した場合は、給紙カセット34内に載置されている用紙に、裏面マーク付与手段100cにて裏面マークを付する(ステップS34)。その後、通常の片面印刷時と同じ通常給紙及び通常排紙を経て排出させる(ステップS35〜S36)。
【0042】
図5は、両面印刷装置としての機能を活用するようにした制御例である。
【0043】
図5のフローチャートにおいて、CPUはまず使用者が片面印刷モードと両面印刷モードのいずれを選択したかをチェックする(ステップS40)。この印刷モードの選択は、使用者がパソコンで選択することができるようになっており、使用者が特に指定しないときはデフォルトの設定値“片面印刷モード”が選択され、使用者が選択指令した場合にのみ両面印刷モードに移行するようになっている。
【0044】
ステップS40の判断がNOで、片面印刷モードの場合(両面印刷が選ばれない場合)は、通常給紙、通常印刷、通常排紙がなされて、片面印刷が実行される(ステップS41)。
【0045】
次に、CPUは使用者がマーク印刷モードを選択したかをチェックする(ステップS42)。ステップS42の判断がNOで、通常の両面印刷モードの場合は、通常給紙、通常印刷、反転給紙、通常印刷、通常排紙がなされて、両面印刷が実行される(ステップS43)。
【0046】
使用者がマーク印刷モードを選択指令した場合は、上述した3つのケース(図2、図3、図4)のいずれかの形態において、裏面マーク印刷が実行される(ステップS44)。
【0047】
その後、裏面マーク印刷済の用紙を逆送り方向に搬送し、裏面反転給紙(ステップS45)を行い反転ユニット80で表裏を反転した後、印字ヘッド40に送って、裏面マークの存在しない新規な面に対し通常印刷を行い排紙する(ステップS46、S47)。
【0048】
上記実施形態では、専用の裏面マーク付与手段100を設けたが、本来備わっている印刷機能に基づき、上記裏面マークを付与することもできる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、ミス印刷した用紙の非印刷面を有効利用する印刷を行う場合に、自動的にミス印刷面を明示する裏面マークを付するようにしたので、従来の手書きによる面倒さをなくし、マーク付けをし忘れた場合に判別が困難になるという不都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置としての両面印刷装置の概要を示す図である。
【図2】本発明の印刷装置の一制御処理例を示した流れ図である。
【図3】本発明の印刷装置の他の制御処理例を示した流れ図である。
【図4】本発明の印刷装置の更に他の制御処理例を示した流れ図である。
【図5】本発明の印刷装置の他の実施形態に係る制御処理例を示した流れ図である。
【符号の説明】
2 紙検知器
3 主レバー
4 補助レバー
10 フラップ
11 軸
20 紙送りローラ
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
30 シート供給装置
31 給紙ローラ
32 分離パッド
33 ホッパ
34 給紙カセット
40 印字ヘッド
41 キャリッジ
44 規定部材
50 排紙ローラ
51 駆動ローラ
52 従動スターホイール
63 下ガイド
64 上ガイド
71 給紙用搬送路
72 共通搬送路
73 合流部
80 反転ユニット
81 反転用搬送路
82 反転用大ローラ
83 反転用小ローラ
90 反転用フラップ
91 中継通路
100、100a、100b、100c 裏面マーク付与手段

Claims (2)

  1. シート供給装置の給紙ローラから印字ヘッドへ向けて用紙を搬送し、印字ヘッドの前後に設けた紙送りローラ及び排紙ローラにより印字ヘッド部分に用紙を通過させることにより印刷を行い、片方の印刷時には裏面マークを付す印刷モードを備えた両面印刷装置であって、
    上記シート供給装置の給紙ローラより上流の搬送経路の、用紙に対して印字ヘッドと同じ側の位置に、用紙にミス印刷面を明示する裏面マークをインクにより付する裏面マーク付与手段を設け、
    ミス印刷した用紙の非印刷面を有効利用する印刷を行う場合、この有効印刷の開始に先立ち、前記裏面マーク付与手段により自動的に既印刷面に裏面マークを付する制御部を設け
    前記両面印刷装置は、既印刷面に裏面マークを印刷した後に、前記紙送りローラを逆転させて該用紙を反転ユニットに導入し、前記反転ユニットに備えられた反転用搬送路を搬送させて反転し、裏面マークの反対面に正式な印刷を行うことを特徴とする裏面マークを付与可能な両面印刷装置。
  2. 請求項1において、前記裏面マーク付与手段は、その構成要素の可動のマーカが位置切換駆動手段によって、用紙搬送路に進退可能に設けられていることを特徴とする裏面マークを付与可能な両面印刷装置。
JP2000248407A 2000-08-18 2000-08-18 裏面マークを付与可能な両面印刷装置 Expired - Fee Related JP3758024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248407A JP3758024B2 (ja) 2000-08-18 2000-08-18 裏面マークを付与可能な両面印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248407A JP3758024B2 (ja) 2000-08-18 2000-08-18 裏面マークを付与可能な両面印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002059606A JP2002059606A (ja) 2002-02-26
JP3758024B2 true JP3758024B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=18738322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000248407A Expired - Fee Related JP3758024B2 (ja) 2000-08-18 2000-08-18 裏面マークを付与可能な両面印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3758024B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6531053B2 (ja) 2016-03-15 2019-06-12 富士フイルム株式会社 印刷装置及びその制御方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002059606A (ja) 2002-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019089302A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP3821204B2 (ja) 両面印刷装置
EP1582367B1 (en) Serial printer with print-medium detecting function
JP4174103B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP7041498B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP3821203B2 (ja) 両面印刷装置
JP3758024B2 (ja) 裏面マークを付与可能な両面印刷装置
JP3809772B2 (ja) 給紙制御装置、給紙制御方法
US9493018B2 (en) Printing apparatus with cut unit configured to cut a sheet according to an operator's instructions
JP3826990B2 (ja) 両面印刷装置の紙検出装置
JP2003292197A (ja) スキューを修正する媒体送りシステムおよび方法
JP2745053B2 (ja) 記録装置
US6490050B2 (en) Printing apparatus and control method for same, and a data storage medium recording the control method
JP2884523B2 (ja) プリンタの媒体排出方法
JP6439549B2 (ja) 画像記録装置
JP2004160844A (ja) インクジェット記録装置
JP2004188656A (ja) インクジェット記録装置
JP2001138600A (ja) 記録装置
JP2023073826A (ja) 記録装置、制御方法、記憶媒体及びプログラム
US20190233232A1 (en) Print device and method of controlling print device
JP2009083233A (ja) 画像記録装置
JP2023095543A (ja) 印刷装置
JP5644308B2 (ja) 記録媒体供給装置、記録媒体供給装置の制御方法及び記録装置
JP4544365B2 (ja) ファクシミリ機能付きシリアルプリンタ
JP2010137366A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees