JP3757862B2 - 車両用検出装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両、たとえば自動車に搭載されて種々の物理量を検出する車両用検出装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用検出装置としては、たとえば、特開昭62−113021号公報に開示される液面レベルセンサがある。この液面レベルセンサは、パイプ内に磁力によりオンオフされるスイッチ手段を収容し、液面レベルに応じてパイプ外周に沿って移動するフロートに磁石を一体的に取付け、液面レベルに応じてスイッチ手段をオンまたはオフさせて液面レベルを検出するものである。この液面レベルセンサにおいては、車両側に液面レベルセンサに取付けるための台座にパイプが固定されると共に、スイッチ手段を外部に接続するためのリード線が台座を貫通して引き出されている。ここで、パイプ内において車両の振動によりスイッチ手段が損傷することを防止するために、パイプ内には樹脂がスイッチ手段が埋没するように充填されている。この樹脂は硬化後も或る程度の柔軟性を有する樹脂が好ましく、たとえばシリコン樹脂が用いられている。一方、台座とリード線間にも、台座とリード線間の気密を確保し、且つリード線を保持するために樹脂が充填されている。この樹脂は強度が必要なため、たとえばエポキシ樹脂が用いられている。
【0003】
一般に、上述のスイッチ手段、たとえばリードスイッチに流れる電流を制限するために、車両用検出装置内において、スイッチ手段には抵抗素子が直列に接続されている。この抵抗素子の抵抗体としては、精度の点から酸化金属皮膜が用いられている。また、リード線の絶縁皮膜材料としては、柔軟性、耐油性、コストの点からクロロプレンゴムが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のエポキシ樹脂は微量ながら塩素を含有している。そのためエポキシ樹脂の硬化処理工程における高温(200℃前後)条件下にて、エポキシ樹脂が熱分解して塩素ガスが発生する可能性がある。さらに、リード線の絶縁皮膜材料としてクロロプレンゴムを用いた場合には、クロロプレンゴムがエポキシ樹脂の硬化処理時に熱分解して塩素ガスが発生する可能性がある。車両用検出装置内において塩素ガスが発生すると、この塩素ガスは、シリコン樹脂内に浸透して抵抗器に達し、さらに抵抗素子の塗膜の隙間から抵抗体に達する。そのため、抵抗体である酸化金属が塩素により腐蝕されて、抵抗素子の抵抗値が大幅に変化して、車両検出装置が正常に作動しなくなる可能性がある。
【0005】
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、その目的は、車両用検出装置に内臓される抵抗素子の抵抗体として炭素皮膜を用いることにより、塩素による抵抗体の腐食を抑制して、常に正常な作動を維持できる車両用検出装置、並びに該車両用検出装置を製造するための製造方法を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成する為に以下の技術的手段を採用する。
【0007】
本発明の請求項1に記載の車両用検出装置では、有底筒状のケースと、このケース内に配設されたセンサ部と、ケース内に配設され、センサ部と電気的に接続された抵抗素子と、センサ部および抵抗素子が埋没するようにケース内に充填されたシリコン樹脂と、ケースの開口部を介してケース外部に延出され、センサ部および/または抵抗素子を外部に接続する電線とを備え、ケースの開口部を密閉するようにケース内に充填されたエポキシ樹脂とを備える車両用検出装置であって、抵抗素子の抵抗体は、炭素皮膜であるような構成とした。これにより、エポキシ樹脂の硬化処理工程における、エポキシ樹脂あるいは電線の被覆材料の熱分解により発生した塩素ガスにより抵抗体が腐蝕されることが抑制されるので、車両用検出装置の正常な作動を維持することができる。ここで、請求項2のように電線の絶縁皮膜が塩素を含有する材質からなる場合、あるいは請求項3のように電線の絶縁皮膜がクロロプレンゴムからなる場合には、エポキシ樹脂および電線の絶縁皮膜の熱分解により発生した塩素ガスにより抵抗体が腐蝕されることが確実に抑制されるので、車両用検出装置の正常な作動を維持することができる。
【0008】
本発明の請求項4に記載の車両用検出装置では、ケースの外周にケースに沿って液面レベルに応じて移動可能に嵌合された略ドーナッツ型のフロートと、フロートと一体的に移動可能にフロートに固定された磁石とを備え、センサ部は磁気検出素子から構成され、フロートがケースの外周に沿って移動すると、磁石が磁気検出素子を作動させ液面レベルを検出する構成とした。これにより、液面レベル検出用の車両用検出装置においても、エポキシ樹脂の硬化処理工程における、エポキシ樹脂あるいは電線の絶縁皮膜材料の熱分解により発生した塩素ガスにより抵抗体が腐蝕されることが抑制されるので、車両用検出装置の正常な作動を維持することができる。この場合、請求項5のように、磁気検出素子としてリードスイッチを用いることにより磁石の磁気を確実に検出することができる。
【0009】
本発明の請求項6に記載の車両用検出装置では、センサ部は温度検出素子である構成としている。これにより、温度検出用の車両用検出装置においても、エポキシ樹脂の硬化処理工程における、エポキシ樹脂あるいは電線の被覆材料の熱分解により発生した塩素ガスにより抵抗体が腐食されることが抑制されるので、車両用検出装置の正常な作動を維持することができる。この場合、請求項7のように、温度検出素子としてのサーミスタを用いることにより温度を確実に検出することができる。
また、本発明の請求項8に記載の製造方法は、請求項1の車両用検出装置を製造する方法であって、そのケース内にセンサ部、抵抗素子、シリコン樹脂を配置した状態で、かつセンサ部および/または抵抗素子に電線を接続した状態でエポキシ樹脂を前記ケース内に充填した後、該エポキシ樹脂を硬化処理することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態による車両用検出装置を、自動車のエンジンに装着されて潤滑油の液面レベルを検出するオイルレベルセンサに適用した場合を例として、図に基づいて説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態による車両用検出装置であるオイルレベルセンサ1の断面図である。図は、潤滑油の液面10が最低位にある状態を示している。また、図1において、図の上方が自動車に搭載された状態における上方となっている。
【0012】
オイルレベルセンサ1は、有底筒状のケースであるハウジング2が、図1に示すように、自動車のエンジンのオイルパン9の底面側に取付けられている。また、ハウジング2には、磁石4が取付けられたフロート3が、ハウジング2に沿って移動可能に嵌合されている。液面10の変動に追随するフロート3が上下動すると、フロート3と一体的に磁石4も上下動するので、この磁石4に対向してハウジング2内に取付けられている磁気検出素子であるリードスイッチ6が作動する。このリードスイッチ6の作動によってフロート3の位置、すなわち潤滑油の液面10レベルが検出される。
【0013】
なお、図1は、潤滑油の液面10が最低位にある状態を示している。
【0014】
有底筒状のケースであるハウジング2は、たとえば樹脂等から形成されている。ハウジング2の底部側には、後述する磁気検出素子であるリードスイッチ6等を収容する収用部2aが設けられている。
【0015】
ハウジング2の収用部2aの外周には、図1に示すように、略ドーナッツ型のフロート3が、収用部2aの外周に沿って移動可能に嵌合されている。また、フロート3の内周側には、磁石4が固定されている。この磁石4はフェライト磁石等から略ドーナッツ型に形成されている。オイルレベルセンサ1が自動車のエンジンのオイルパン9に取付けられた状態で、オイルパン9内における潤滑油の液面レベル10の変動に対応してフロート3が図1上下方向に動くと、磁石4もフロート3と一体に動く。また、フロート3は、樹脂等から形成され、磁石4が取付けられた状態で、潤滑油の液面10に確実に浮かぶように見掛けの比重が設定されている。
【0016】
ハウジング2の収用部2a内には、上述の磁石4に対応させて磁気検出素子であるリードスイッチ6が収容されている。リードスイッチ6は、固定接点(図示せず)と、磁気を受けると磁束の作用により弾性変形する可動接点(図示せず)とを有している。リードスイッチ6の周囲に磁気が無い状態、つまり、磁石4がリードスイッチ6から離れた位置にある時は、両接点は離れて開状態となっている。一方、磁気がある状態、つまり、磁石4がリードスイッチ6の近く、すなわち可動接点(図示せず)に対向する位置にある時は、可動接点が弾性変形して両接点が接触し閉状態となる。すなわち、磁気の有無によりスイッチの開閉動作が切替わる。そして、リードスイッチ6、リードスイッチ6に流れる電流を制限し両接点を保護するために抵抗素子である抵抗器7がプリント基板5上に実装されている。この抵抗器7の抵抗体は、炭素皮膜から形成されている。また、このプリント基板5には電線であるリード線8が接続され、このリード線8は、ハウジング2の開口部2bからオイルレベルセンサ1の外へ引き出されて、自動車(図示せず)の油量警告装置(図示せず)等に接続されている。このリード線8の絶縁皮膜材料としては、耐油性、柔軟性を確保するために塩素を含有する材質であるクロロプレンゴムが用いられている。
【0017】
次に、本発明の一実施形態におけるオイルレベルセンサ1の作動について説明する。図2には、本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1の電気回路構成を示す。
【0018】
オイルレベルセンサ1は、オイルパン9内の潤滑油の液面10レベルを検出して運転者が告知するための制御装置16に接続されている。制御装置16は、図2に示すように、イグニッションスイッチ17がONされてバッテリ18から電力が供給されると作動状態となる。潤滑油の液面10レベルの変動に追随してフロート3および磁石4が上下動すると、この磁石4の位置の変化に応じてリードスイッチ6の開閉が切替わる。それによる抵抗器7を流れる電流値の変化を制御装置16が検出することにより液面10レベルの変動が検出される。
【0019】
ここで、リードスイッチ6と磁石4の位置関係、すなわち、図1における上下方向の位置関係について説明する。図1は、オイルパン9内の潤滑油の液面10が最低位にある時の磁石4(フロート3)の位置を示している。この状態で、リードスイッチ6が作動、つまり開→閉となるように、収用部2内におけるリードスイッチ6の位置が設定されている。したがって、オイルパン9内の潤滑油量が十分有る場合は、フロート3は、液面10に対応して図1の上方に移動しており、リードスイッチ6は開状態となっている。
【0020】
したがって、オイルパン9内の潤滑油量が十分有る場合はリードスイッチ6が開状態となっており、抵抗器7に流れる電流は0である。一方、オイルパン9内の潤滑油量が減少して、液面10レベルが最低位、つまり図1に示すような状態になると、リードスイッチ6は閉状態となり、抵抗器7には所定の電流が流れる。
【0021】
次に、本発明の一実施形態におけるオイルレベルセンサ1の組付け方法について説明する。
【0022】
ここまでに、プリント基板5には、リードスイッチ6、抵抗器7等が実装され、リード線8が接続されている。また、フロート3には磁石4が固定されている。
【0023】
先ず、ハウジング2の上下を図1に示す方向とは逆、すなわち開口部2bを上方として、ハウジング2の収用部2a内にプリント基板5を挿入後、リードスイッチ6等の損傷を防止し絶縁性を確保するために、収用部2a内にシリコン樹脂11を充填する。
【0024】
次に、シリコン樹脂11が硬化した後に、ハウジング2の開口部2bを密閉しリード線8を固定するために、ハウジング2内にエポキシ樹脂12を充填し硬化させる。この時、図1に示すように、エポキシ樹脂12はシリコン樹脂11と直接接触している。また、エポキシ樹脂12の硬化処理工程においては、オイルレベルセンサ1は所定時間だけ高温(たとえば200℃)雰囲気中に保持される。
【0025】
ところで、エポキシ樹脂12およびリード線8の絶縁皮膜、本実施例の場合、塩素を含む材質として、たとえばクロロプレンゴムは、高温(たとえば200℃)雰囲気中に保持されると熱分解して塩素ガスが発生する。従来の車両用検出装置では、抵抗器7の抵抗体として酸化金属皮膜、たとえば酸化錫皮膜を用いていた。このため、上述の塩素ガスが抵抗器7に到達し抵抗器7の塗装皮膜の下側に浸透して酸化金属が腐蝕され、このため抵抗器7の抵抗値が大幅に変化して車両検出装置が正常に作動しなくなる可能性があった。本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1では、抵抗器7の抵抗体として従来の酸化金属皮膜の替わりに、塩素に対する耐腐蝕性に優れる材料として炭素皮膜を用いている。これにより、塩素ガスが抵抗器7に到達して浸透しても炭素皮膜は腐蝕されず、抵抗器7が腐蝕されることが抑制され、抵抗器7の抵抗値の変動が防止されて、オイルレベルセンサ1の正常な作動を維持することができる。
【0026】
図3には、本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1の抵抗器7、すなわち炭素皮膜抵抗の耐塩素腐蝕性試験結果を示すグラフである。この耐塩素腐蝕性試験は、抵抗器7を塩素ガス雰囲気の代用として塩酸水溶液中に浸漬して、抵抗値を測定したものである。図3において、横軸は、塩酸水溶液中への浸漬時間を表し、縦軸は、抵抗器7の抵抗値を表している。また、図3中の実線は、本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1の抵抗器7、すなわち炭素皮膜抵抗を示し、破線は、従来の抵抗器である酸化金属皮膜抵抗を示している。図3に示すように、酸化金属皮膜抵抗では、塩酸水溶液浸漬後直ぐに腐蝕されて抵抗値が変化(増加)する。一方、炭素皮膜抵抗では塩酸水溶液浸漬後、その抵抗値はほとんど変化せず安定している。これから、炭素皮膜抵抗が優れた耐塩素腐蝕性を有することが明らかである。
【0027】
エポキシ樹脂12が硬化した後に、磁石4と一体化されたフロート3を、ハウジング2の収容部の外周に嵌合させる。
【0028】
最後に、フロート3の保護およびハウジング2からの脱落防止のために、カバー13をハウジング2に取付ける。以上で、オイルレベルセンサ1の組付けが完了する。
【0029】
以上説明した、本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1においては、抵抗器7の抵抗体として従来の酸化金属皮膜の替わりに、塩素に対する耐腐蝕性に優れる材料として炭素皮膜を用いている。これにより、塩素ガスが抵抗器7に到達して浸透しても炭素皮膜は腐蝕されず、抵抗器7が腐蝕されることが抑制され、抵抗器7の抵抗値の変動が防止されて、オイルレベルセンサ1の正常な作動を維持することができる。
【0030】
なお、本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1においては、磁気検出素子であるリードスイッチ6の個数を1個としているが、複数個設けてもよい。その場合、図4に示すように、複数のリードスイッチ6の上下方向の取付け位置を互いにずらすと共に、各リードスイッチ6に接続される抵抗器71、72の抵抗値を互いに異なる値とすることにより、検出する液面10レベルを複数個設定することができる。
【0031】
また、本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1においては、磁気検出素子としてリードスイッチ6を用いているが、これ以外の磁気検出素子、たとえばMRE素子(磁気抵抗素子)、ホール素子(ホール効果素子)、あるいは磁気ダイオード等を用いてもよい。
【0032】
また、本発明の一実施形態においては、車両用検出装置をオイルレベルセンサ1に適用した場合を例に説明したが、液面検出対象である液体は、オイル以外に水、潤滑油、各種薬品等であってもよい。
【0033】
また、本発明の一実施形態においては、車両用検出装置をオイルレベルセンサ1、つまり液面検出装置に適用しているが、他の車両用検出装置に適用することも可能である。たとえば、オイルレベルセンサ1におけるリードスイッチ6を温度検出素子、たとえばサーミスタ等に置換えることにより、エンジンの冷却水温センサ、あるいは潤滑油温センサに適用することができる。いずれの場合も、車両用検出装置に内蔵されて電気回路を構成する抵抗器7の抵抗体として炭素皮膜を用いることにより、車両用検出装置が高温状態に保持され(たとえばエポキシ樹脂の硬化処理工程等)た時に、エポキシ樹脂12およびリード線8の絶縁皮膜であるクロロプレンゴムが熱分解して生じる塩素ガスによって抵抗器7の抵抗体が腐蝕されることを抑制することができる。したがって、抵抗器7の抵抗値の変動が防止されるので、オイルレベルセンサ1の正常な作動を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両用検出装置としてのオイルレベルセンサ1の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による車両用検出装置としてのオイルレベルセンサ1の電気回路構成図である。
【図3】本発明の一実施形態によるオイルレベルセンサ1の抵抗器7の耐塩素腐蝕性試験結果を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施形態による車両用検出装置としてのオイルレベルセンサ1の変形例の電気回路構成図である。
【符号の説明】
1 オイルレベルゲージ(車両用検出装置)
2 ハウジング(ケース)
2a 収容部
3 フロート
4 磁石
5 プリント基板
6 リードスイッチ(センサ部、磁気検出素子)
7 抵抗器(抵抗素子)
8 リード線(電線)
9 オイルパン
10 液面
11 シリコン樹脂
12 エポキシ樹脂
16 制御装置
71 抵抗器(抵抗素子)
72 抵抗器(抵抗素子)
Claims (8)
- 有底筒状のケースと、
前記ケース内に配設されたセンサ部と、
前記ケース内に配設され前記センサ部と電気的に接続された抵抗素子と、
前記センサ部および前記抵抗素子が埋没するように前記ケース内に充填されたシリコン樹脂と、
前記ケースの前記開口部を介して前記ケース外部に延出され、前記センサ部および/または前記抵抗素子を外部に接続する電線とを備え、
前記ケースの前記開口部を密閉するように前記ケース内に充填されたエポキシ樹脂とを備える車両用検出装置であって、
前記抵抗素子の抵抗体は、炭素皮膜から形成されることを特徴とする車両用検出装置。 - 前記電線の絶縁被膜は塩素を含有する材質であることを特徴とする請求項1に記載の車両用検出装置。
- 前記電線の絶縁被膜はクロロプレンゴムであることを特徴とする請求項1に記載の車両用検出装置。
- 前記ケースの外周に前記ケースに沿って移動可能に嵌合された略ドーナッツ型のフロートと、
前記フロートと一体的に移動可能に前記フロートに固定された磁石とを備え、
前記センサ部は磁気検出素子から構成され、
前記フロートが前記ケースの外周に沿って移動すると、前記磁石が前記磁気検出素子を作動されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車両用検出装置。 - 前記磁気検出素子はリードスイッチであることを特徴とする請求項4に記載の車両用検出装置。
- 前記センサ部は温度検出素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車両用検出装置。
- 前記温度検出素子はサーミスタであることを特徴とする請求項6に記載の車両用検出装置。
- 請求項1の車両用検出装置を製造する方法であって、前記ケース内に前記センサ部、前記抵抗素子、シリコン樹脂を配置した状態で、かつ前記センサ部および/または抵抗素子に電線を接続した状態で前記エポキシ樹脂を前記ケース内に充填した後、該エポキシ樹脂を硬化処理することを特徴とする車両用検出装置の製造方法。
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