JP3755822B2 - 介護用車椅子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体障害者、高齢者、疾病者等の要介護者に対しての利用に適した介護用車椅子に係り、特に要介護者の寝たきり状態にあるベッドから浴室への移動や、浴室において要介護者を着座させたままの状態で洗浄や排泄等の介護作業を、容易かつ簡便に行うことができるように構成した介護用車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の介護用車椅子としては、要介護者を車椅子に乗せて、浴室まで移動させ、要介護者を車椅子に着座させたままの状態で、洗浄、清拭、入浴等を行うことができるように構成したものが種々提案されている。そこで、この種の介護用車椅子としては、一般的に、要介護者に対する洗浄、清拭、入浴等の介護作業を行い易くするために、座部の高さを変更できるように昇降手段を設けた車椅子が提案されている。
【0003】
例えば、入浴時において、座席部は浴槽内に位置し、台車部は浴槽外に位置するようにして、座席部と台車部の間が支柱で連結された入浴用の昇降式車椅子であって、座席部と台車部の間隔を任意に変更できる直動式シリンダからなる昇降機能部を、座席部と台車部の間に設けたものが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、同様の昇降式車椅子として、座面下方の前後に相対して設けられた一対のX字状フレームを、開閉して左右方向に折り畳めるようにし、一対のX字状フレームの交差部を支点として、前後のX字状フレームの間に懸架された基底部と、基底部に取り付けられた上下方向に伸縮する流体圧シリンダからなる伸縮部材と、伸縮部材の上部に取り付けられた座面側縁部バーと、前後一対のX字状フレームの上端部同士を前後方向に連結する連結バーとを連結する4節のリンク機構とを設けた構成とし、前記伸縮部材を伸ばすことにより、座面側縁部バーが上昇しつつ前方に迫り出して、座面が上昇するようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
あるいは、同様の昇降式車椅子として、車体フレームとは別体に形成された座面を備え、この座面の前後左右の4隅を、それぞれ車体フレームに取り付けられた複数の油圧シリンダからなる伸縮部材を介して、車体フレームに対し昇降自在に保持したものも提案されている(特許文献3参照)。
【0006】
一方、この種の介護用車椅子としては、要介護者のベッドから車椅子への乗り移り、あるいは車椅子からベッドへの乗り移りが、容易であることが好ましい。そこで、従来の車椅子においては、座部の一側をベッドの側部に十分に接近できるように、アームレストの退避移動、フットレストの退避移動、車輪の位置等について、種々の提案がなされている。
【0007】
例えば、車椅子の側部からの乗降に際して障害となるアームレストについては、背側フレームを後側に一体に設けた車椅子本体において、ほぼ重心位置にシート(座部)を設けると共に、このシートの側面と平行に後方に回動可能にアームレストを取り付けることにより、アームレストを後方に回動させ、シートの側面からアームレストを除き、車椅子をベッド等に接近して横付けができるようにして、シートの側面から直接ベッドへの乗り移りを容易にしたものが提案されている(特許文献4参照)。
【0008】
あるいは、座部の少なくとも一方の側部に、水平使用状態から上方に回動可能なアームレストを備えた車椅子において、アームレストの上縁後端部が、車椅子の本体フレームの背部側であって、且つ座部の高さよりも低い位置に枢着することにより、アームレストを水平使用状態から上方に回動させた際に、アームレストの前縁フレームと把手部とに所定間隔を形成するようにして、介護者が急にブレーキをかける必要があるときでも、ブレーキ操作を誤操作することなく確実に操作することができるようにしたものも提案されている(特許文献5参照)。
【0009】
また、車椅子の乗降に際して障害となるフットレストについては、乗降時において、ピストン棒を押し下げることによってフットレストのロックが解除され、この状態でフットレストを持ち上げることなく、フットレストホルダにスプリングの作用によって側部方向への回転力を加え、フットレストを容易に回転させて側部に位置設定することができるようにして、車椅子の乗降を容易にしたものが提案されている(特許文献6参照)。
【0010】
あるいは、前記フットレストとして、車椅子側の旋回基部で、足載板を取り付けたスイングアーム端に設けた取付部を軸支し、この足載板を跳ね上げ可能に支持した構成とし、一対の係合部位となる突部および溝部を旋回基部および取付部それぞれに割り当てて設け、足載板が使用位置または待避位置に達したとき、突部が溝部と完全に係合する直前でスイングアームの旋回が規制されるように、一対の当接部位となるストッパ部および被ストッパ部を旋回基部および取付部それぞれに割り当てて設けることにより、介護者が要介護者を両手で抱いた状態であっても、負担なくスイングアームの操作ができ、足載板が使用状態に至ればスイングアームのがたつきは一切なくなり、介護者の負担が減り、より円滑で適切な介護を実現できるようにしたものも提案されている(特許文献7参照)。
【0011】
また、車椅子の移動走行に際し、路面、床面等に凹凸や段差が存在する場合、振動やショック等の発生により要介護者に対して不快感を与えるばかりでなく、移動騒音の発生により周囲に悪影響を与える要因となることから、介護用車椅子に適用するキャスタとしては、接地移動状態において、支持力およびこの支持力とは別に車輪を介してブラケット主体に作用する衝撃力の合力に対応して変形するように、前記ブラケット主体の支持軸の周囲に、これと同心的に弾性部材を被嵌させた緩衝手段を設けて、前記振動等を吸収し緩和するようにした旋回キャスタが提案されている(特許文献8参照)。
【0012】
さらに、介護用車椅子において、介護者の労力を軽減し得るように、要介護者を着座したままで用便介護することができるように、介護用車椅子の着座部に、着座式便器の開口部に対応する切欠部を設け、着座部を昇降させることなく介護用車椅子を便器にセットすることができるようにしたものが提案されている(特許文献9参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−75988号公報(特許請求の範囲の請求項1、発明の詳細な説明全般、図1〜4)。
【特許文献2】
特開2002−126008号公報(特許請求の範囲の請求項1、発明の詳細な説明全般、図1〜5)。
【特許文献3】
特開2002−209949号公報(特許請求の範囲の請求項1、発明の詳細な説明全般、図1〜4)。
【特許文献4】
特開平11−128276公報(特許請求の範囲の請求項1、発明の詳細な説明全般、図1、2、9)。
【特許文献5】
特開2000−210336号公報(特許請求の範囲の請求項1、発明の詳細な説明全般、図1)。
【特許文献6】
実公平6−30178号公報(考案の詳細な説明全般、第1〜9図)。
【特許文献7】
特開2001−8976号公報(発明の詳細な説明全般、図1〜5)。
【特許文献8】
特開2002−19408号公報(特許請求の範囲の請求項1、発明の詳細な説明全般、図1〜8)。
【特許文献9】
特開平6−169859号公報(発明の詳細な説明全般、図1〜5)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記従来の介護用車椅子において、座席部の昇降手段を設けた前記特許文献1に記載のものは、座席部を昇降手段としての直動式シリンダのみによって支持しているため、構造的に簡単で入浴介護に使用する場合に取扱いおよびメンテナンスが容易となる利点はあるが、座席部に要介護者を乗せて昇降動作させる際に、座席部が前後左右において安定しないという難点がある。
【0015】
そこで、要介護者を乗せる座面を安定させるために、前記特許文献2に示されるように、座面に対し前後一対のX字状フレームとリンク機構とにより支持する構成としたものでは、構造が複雑となり、特に入浴介護等に使用する場合においての取扱いおよびメンテナンスが煩雑となり、製造コストも増大するばかりでなく、要介護者を座らせたままでの用便介護には適応し難い等の難点がある。
【0016】
前記特許文献3に示されるように、座面の前後左右の4隅を、それぞれ複数の油圧シリンダからなる伸縮部材により支持する構成としたものでは、前記と同様に、昇降動作に際して座面を安定化することができるが、入浴介護等に使用する場合においての取扱いおよびメンテナンスが煩雑となり、製造コストも著しく増大するばかりでなく、要介護者を座らせたままでの用便介護には適応し難い等の難点がある。
【0017】
また、従来の介護用車椅子においては、要介護者のベッドから車椅子への乗り移り、あるいは車椅子からベッドへの乗り移りに際して、要介護者および介護者の便宜を図るために、アームレストやフットレストを円滑に退避移動させることが必要とされる。そこで、特許文献4に示されるように、アームレストをシート(座部)より後方に移動するようにしたものでは、アームレストの旋回移動量を少なくして退避させる利点はあるが、アームレストが上方に上りながら旋回移動するので、要介護者は腕を上げるか、体を捩じって避ける必要がある等の難点がある。
【0018】
前記特許文献5に示されるように、アームレストの枢着位置を車椅子の本体フレームの背部側であって、座部の高さよりも低い位置に設定したものでは、退アームレストを低い位置で旋回させることができる利点はあるが、前記と同様に、アームレストが上方に上りながら旋回移動するので、要介護者は腕を上げるか、体を捩じって避ける必要がある等の難点がある。
【0019】
前記特許文献6に示されるように、フットレストを、手動により持ち上げたり、旋回動作させたりすることなく、スプリングの作用によって側部方向への回転力を加えて、退避位置へ簡便に移動させることができるようにしたものでは、フットレストを支持するための構造が複雑で部品点数も多くなり、製造コストが増大するばかりでなく、退避位置がフレームの横位置となって介護者の足元の邪魔になり、特に入浴介護等に使用する場合においての取扱いおよびメンテナンスが煩雑となる等の難点がある。
【0020】
前記特許文献7に示されるように、フットレストを旋回可能に支持するため、車椅子側の旋回基部に、フットレストを取り付けたスイングアームの取付部を軸支して、フットレストを使用位置および退避位置において、がたつきの無いように保持するようにしたものでは、前記と同様に、フットレストを支持するための構造が複雑で部品点数も多くなり、製造コストが増大するばかりでなく、退避位置がフレームの横位置となって介護者の足元の邪魔になり、特に入浴介護等に使用する場合においての取扱いおよびメンテナンスが煩雑となる難点がある。
【0021】
さらに、従来の介護用車椅子においては、車椅子の移動走行に際し、路面や床面等の凹凸や段差等によって、それぞれ発生する振動や騒音等に基づき、要介護者や周囲環境に与える不快感やその他の悪影響を回避するために、緩衝手段を設けたキャスタを取り付ける必要がある。そこで、前記特許文献8に示されるように、車輪を支持するブラケット主体に対して、車輪に対する衝撃力に対応して変形する弾性部材を緩衝手段として取り付けたものでは、弾性変形量に限界があるばかりでなく、特に入浴介護等に使用する場合においての耐久性およびメンテナンスに問題があるばかりでなく、構造が複雑で部品点数も多くなり、製造コストも増大する等の難点がある。
【0022】
そして、前記特許文献9においては、用便介護用車椅子として、車椅子着座部を昇降させることなく、着座式便器を所定の位置に簡便に配置することができるようにしたものであって、特に入浴介護等に使用する場合においての取扱いおよびメンテナンスについては、全く考慮されておらず、この種の介護用車椅子として適応し難い等の難点がある。
【0023】
そこで、本発明者は、鋭意検討並びに工夫を重ねた結果、(1) 左右対称的に形成した一対の下部サイドパイプと、この下部サイドパイプと対応して左右対称的にそれぞれ一対の脚部とシート部とバックレスト部とグリップ部とを形成した上部サイドパイプとから車体フレームを構成し、(2) 前記上部サイドパイプのシート部には要介護者を座らせるシート面を形成するためのシート支持板を結合配置し、(3) 前記下部サイドパイプにはその先端に旋回式キャスタを取り付け、その後端を結合部材により相互に結合すると共にそれぞれ一対の緩衝機構を備えた後部車輪を取り付け、(4) 前記下部サイドパイプの中間部より後部側と前記上部サイドパイプのシート部ないしシート支持板との間に、それぞれ左右対称的に上下動可能なスライドガイド支持部材を結合し、(5) 前記下部サイドパイプの後端に結合された結合部材の中間部と前記上部サイドパイプに結合したシート支持板の後部中央との間に昇降手段を設け、(6) 前記シート支持板により形成されたシート面の下方に前方から排泄物回収容器を出入れ可能に設定した構成とすることにより、シート支持板の上に適宜保温可能なシート部材を敷設して要介護者を乗せて昇降動作させる際に、それぞれ車体フレームを構成する下部サイドパイプに対し、上部サイドパイプ全体が昇降動作して、シート支持板が前後左右に揺動することなく極めて安定した昇降動作を行うことができることを突き止めた。
【0024】
この場合、前記上部サイドパイプのシート部の下方に、それぞれ左右対称的にブラケットを結合し、これらのブラケットに前記シート部の上方に位置するように形成したアームレストの後部側の一端を旋回可能に枢着保持して、その旋回半径を大きく設定すると共に、前記枢着部を支点として後方へほぼ水平に旋回可能に設定し、前記アームレストの前部側をほぼU字状に湾曲形成してその先端部分を要介護者の握り部として設定することにより、着座した要介護者の脇の下を無理無く通過させ、アームレストを退避位置とセット位置との間において円滑に旋回移動させることができるばかりでなく、その旋回動作状態においても介護者の邪魔にならないような適正位置となり、さらに要介護者にとって極めて掴まり易い構造のアームレストを提供できることを突き止めた。
【0025】
また、前記上部サイドパイプの脚部先端にそれぞれ左右対称的にフットレストを設け、このフットレストを、前記上部サイドパイプの脚部の先端に装着した回転スリーブと、この回転スリーブに一端を固定すると共にその他端に足載板を跳ね上げ可能に取り付けたスイングアームとから構成し、前記回転スリーブには、スイングアームを介して足載板を足載せ位置から内方へ旋回させて後方の退避位置に移動させる際に、前記上部サイドパイプの脚部上方に偏位させるカム溝を設けると共に、前記上部サイドパイプの脚部に前記カム溝に係合するカムピンを設けた構成とすることにより、フットレストを介護者の邪魔にならないような適正位置に簡便に退避させることができることを突き止めた。
【0026】
さらに、前記下部サイドパイプの後端に結合した結合部材にそれぞれ取り付けられた一対の後部車輪につき、車輪支持軸を渦巻き状に形成して上下方向に弾力的に変位するように設定した、ばね弾性力を有する支持ブラケットからなる緩衝機構により、それぞれ支持するように構成することにより、介護用車椅子の移動走行に際して発生する振動や騒音等による、要介護者や周囲環境に与える不快感、その他の悪影響を、容易に回避することができることを突き止めた。
【0027】
また、前記上部サイドパイプのグリップ部について、前記上部サイドパイプのバックレスト部の上端部から後方かつ下方へ左右対称的に湾曲しながら折曲すると共に、左右の上部サイドパイプが相互に水平方向に結合した構成とすることにより、特にシート部を上昇させた場合において、グリップ部の位置が低いために、介護者による介護作業を極めて容易化し得ることを突き止めた。
【0028】
従って、本発明の目的は、要介護者の入浴介護等に適応すると共に、要介護者のベッドから車椅子への乗り移り、あるいは車椅子からベッドへの乗り移りに際して、介護者による入浴介護等を簡便かつ円滑に行うことができると共に、介護者の労力を軽減することができ、しかも比較的簡単な構成にして耐久性を有し、取扱いおよびメンテナンスが容易にして、低コストに製造することができる介護用車椅子を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の介護用車椅子は、左右対称的に形成した一対の下部サイドパイプと、この下部サイドパイプと対応して左右対称的に一対の脚部と、シート部と、バックレスト部と、グリップ部とを形成した上部サイドパイプとにより、車体フレームを形成してなる介護用車椅子において
前記下部サイドパイプには、その先端に旋回式キャスタを取り付け、その後端を結合部材により相互に結合すると共にそれぞれ一対の後部車輪を取り付けて移動自在に構成し
前記下部サイドパイプのほぼ中間部と、前記上部サイドパイプのシート部との間に、上下動可能なバックスプリングを備えた一対のスライドガイド支持部材を結合配置すると共に、前記下部サイドパイプの結合部材の中間部と、上部サイドパイプのシート部に結合配置されたシート支持板との間に、流体圧シリンダ装置からなる昇降手段を結合配置して、前記シート支持板と上部サイドパイプ全体とが昇降動作するように構成し
前記旋回式キャスタを取り付けた下部サイドパイプの先端部に対して、上部サイドパイプの脚部を上下においてほぼ対向させると共に、下部サイドパイプをそれぞれ後方に指向して相互に内方へ折曲形成し、前記上部サイドパイプのシート部には前縁部から中央部に指向して所要幅で切除すると共に中央部分において円形に開口した切欠部を設けたシート支持板により形成されるシート面の下方中央部に前方から排泄物回収容器を出入れ可能に構成し
前記上部サイドパイプのシート部の上方に位置するように、左右対称的にそれぞれパイプを折曲形成してなるアームレストを配置し、このアームレストの後部側の一端を前記シート部の下方にそれぞれ左右対称的に結合配置したブラケットに対して枢着保持して、前記アームレストの旋回半径を大きく設定すると共に前記枢着部を支点として前記アームレストを後方へほぼ水平に旋回可能とし、さらに前記アームレストの前部側をほぼU字状に湾曲形成してその先端部分を要介護者の握り部として構成し
前記上部サイドパイプの脚部先端に、それぞれ左右対称的に内方へ退避可能にフットレストを設け、このフットレストを、前記上部サイドパイプの脚部の先端に装着した回転スリーブと、この回転スリーブに一端を固定すると共にその他端に足載板を跳ね上げ可能に取り付けたスイングアームとから構成し、前記足載板を回転スリーブと共に旋回させるにより前記フットレストの足載せ位置を低くすると共に旋回収納位置を高くするように設定した構成からなることを特徴とする。
【0030】
本発明の請求項2に記載の介護用車椅子は、前記上部サイドパイプの脚部先端に設けたフットレストについて、前記回転スリーブに対し、スイングアームを介して足載板を足載せ位置から内方へ旋回させて後方の退避位置に移動させる際に前記上部サイドパイプの脚部上方に偏位させるカム溝を設けると共に、前記上部サイドパイプの脚部に対し、前記カム溝に係合するカムピンを設けた構成とし、前記足載板を足載せ位置から180°旋回させることにより、前記フットレストを脚部の後方かつ上方に退避させて介護者の邪魔にならない適正位置になるように構成したことを特徴とする。
【0031】
本発明の請求項3に記載の介護用車椅子は、前記下部サイドパイプの後端に結合した結合部材にそれぞれ取り付けられた一対の後部車輪を、渦巻き状に形成してばね弾性力を有する支持ブラケットの一端部を前記車輪の支持軸に結合すると共に、その他端部を車体フレームにそれぞれ結合固定して、前記車輪を車体フレームに対し上下方向に弾力的に変位するように支持する構成としたことを特徴とする。
【0032】
本発明の請求項4に記載の介護用車椅子は、前記下部サイドパイプの後端を相互に結合する結合部材には、一方の後部車輪に対して作用するストッパ機構を載置固定すると共に、前記結合部材の中間部に配置した前記昇降手段に対して上昇操作と下降操作とを切換え可能に制御するための足踏みペタルを設けた構成からなることを特徴とする。
【0033】
本発明の請求項5に記載の介護用車椅子は、前記上部サイドパイプのバックレスト部には、その上端部から後方かつ下方へ左右対称的に湾曲しながら折曲してグリップ部を形成し、左右の上部サイドパイプが相互に水平方向に一体的に結合した構成からなることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る介護用車椅子の実施例につき、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
【0036】
図1ないし図4は、本発明に係る介護用車椅子の一実施例を示すもので、図1は概略正面図、図2は概略背面図、図3は概略右側面図および図4は概略底面図である。すなわち、前記図1〜図4において、本実施例の介護用車椅子は、左右対称的に形成した一対の下部サイドパイプ12、12と、この下部サイドパイプ12、12と対応して左右対称的にそれぞれ一対の脚部15、15と、シート部16、16と、バックレスト部17、17と、グリップ部18とを形成した上部サイドパイプ14、14とから車体フレーム10を形成した構成からなる。なお、前記上部サイドパイプ14、14のバックレスト部17、17の相互間には、適宜背板19が結合横架される。
【0037】
前記上部サイドパイプ14、14のシート部16、16には、要介護者を座らせるシート面Sを形成するためのシート支持板20を結合配置し、前記下部サイドパイプ12、12には、その先端に旋回式キャスタ22、22を取り付け、その後端を結合部材24により相互に結合すると共に、それぞれ一対の後部車輪26、26を取り付ける(図2ないし図4参照)。なお、前記後部車輪26、26の一方に対して、公知の構成からなるストッパ機構27を設けて、適宜結合部材24の一部に載置固定する(図5参照)。
【0038】
また、前記下部サイドパイプ12、12の中間部より後部側において、前記上部サイドパイプ14、14のシート部16、16ないしシート支持板20に対して、それぞれ左右対称的に上下動可能なスライドガイド支持部材28、28が結合配置されている。また、前記下部サイドパイプ12、12の後端に結合された結合部材24の中間部と、前記上部サイドパイプ14、14に結合したシート支持板20の後部中央との間には、昇降手段30が結合配置されている(図3ないし図5参照)。
【0039】
なお、前記下部サイドパイプ12、12には、旋回式キャスタ22、22を取り付けた先端部を、上部サイドパイプ14、14の脚部15、15と上下においてほぼ対向させると共に、下部サイドパイプ12、12の後方を相互に内方へ折曲形成し、その中間部より後部側と前記上部サイドパイプ14、14のシート部16、16に結合したシート支持板20の裏面との間において、昇降手段30を中心として左右対称的に上下動可能なバックスプリングを備えたスライドガイド支持部材28、28が、それぞれ結合配置されている(図4参照)。
【0040】
このように前記下部サイドパイプ12、12を構成することにより、介護者の足元が介護用車椅子の側面において、より接近し得る空間を形成することができ、介護作業を容易化することができる。また、介護用車椅子の前方側は、車軸等の障害物のない開放状態とすることができるので、後述するように、排泄物回収容器等の出入れ可能な構成とすることもできる。
【0041】
一方、前記上部サイドパイプ14、14のシート部16、16の下方には、それぞれ左右対称的にブラケット29、29を結合し、これらのブラケット29、29に対して、前記シート部16、16の上方に位置するように、パイプを折曲形成して構成したアームレスト32、32の一端部を、旋回可能に枢着保持する(図3参照)。また、前記上部サイドパイプ14、14の脚部15、15先端には、それぞれ左右対称的に内方へ退避動作可能にフットレスト34、34が設けられている(図3参照)。
【0042】
前記上部サイドパイプ14、14のシート部16、16の下方に結合したブラケット29、29に、それぞれ左右対称的に枢着保持されたアームレスト32、32は、その後部側に位置するパイプの一端32aを、前記上部サイドパイプ14、14のシート部16、16の下方に結合したブラケット29、29に旋回可能に枢着保持して、前記枢着部Pを支点とし、比較的大きな旋回半径Rにより、後方へ旋回し得るように設定されると共に、前記枢着部Pを支点として後方へほぼ水平に旋回可能に設定される〔図3および図6の(a)、(b)参照〕。
【0043】
すなわち、このように構成することにより、前記アームレスト32、32は、要介護者を着座させたままの状態で、脇の下を無理無く通過させて、退避位置とセット位置との間の円滑な旋回移動を行うことができる。従って、要介護者のみならず介護者にとっても、全く負担の掛からない作業を行うことができる。なお、前記アームレスト32、32の旋回半径Rを、大きく設定するためには、前記枢着部Pの位置をアームレスト32、32の全長の中間位置より、前方となる位置に設定すれば好適である。
【0044】
さらに、前記アームレスト32、32の前部側を、ほぼU字状に湾曲形成して、その先端部分32bを要介護者の握り部として構成する〔図3および図6の(a)、(b)参照〕。このように構成することにより、要介護者にとって掴まり易く、極めて安全性の高い介護用車椅子を提供することができる。なお、前記アームレスト32、32のセット位置においては、その状態を適宜ロックし得るように、例えば図2に示すように、前記上部サイドパイプ14のバックレスト部17の一部に係止するようにしたロックレバー17aを設けることができる。
【0045】
そして、前記上部サイドパイプ14、14のグリップ部18は、前記上部サイドパイプ14、14のバックレスト部17、17の上端部から後方かつ下方へ左右対称的に湾曲しながら折曲形成すると共に、左右の上部サイドパイプ14、14が相互に水平方向に一体的に結合するように構成されている(図2および図3参照)。このように構成することにより、特にシート部を上昇させた場合において、グリップ部18の位置が低いために、介護者にとって操作がし易いという利点が得られる。
【0046】
以上の構成からなる本実施例の介護用車椅子によれば、比較的簡単な構成により、要介護者の乗り降りを安定かつ容易に行うことができると共に、介護者の介護作業に際しても必要以上の労力を要することなく簡便に行うことができ、極めて作業性の良好な介護用車椅子が得られる。
【0047】
なお、本実施例の介護用車椅子において、前記上部サイドパイプ14、14のシート部16、16に結合配置したシート支持板20上には、保温可能なシート部材21を敷設し、これらシート支持板20とシート部材21に、その前縁部から中央部に指向して所要幅で切除すると共に、中央部において円形に開口した切欠部35を設け、前記シート支持板20の下降位置において、その前側から市販のバケツ等からなる排泄物回収容器36を簡便かつ容易に出し入れし得るように設定されている(図7参照)。
【0048】
また、本実施例の介護用車椅子において、前述した昇降手段30は、油圧または空気圧等を利用した流体圧シリンダ装置を使用することができる。この場合、前記流体圧シリンダ装置の操作に際しては、上昇操作と下降操作とを切換え可能に制御できる足踏みペタル37を設けた構成とすることができる(図2、図5参照)。そして、このように構成された本実施例の介護用車椅子は、図8に示すように、上部サイドパイプ14、14の全体を上昇させ、シート支持板20およびシート部材21によって形成されるシート面Sを、要介護者のベッドの高さ位置に設定することができる。
【0049】
さらに、本実施例の介護用車椅子において、前述したフットレスト34、34は、図9に示すように、上部サイドパイプ14の脚部15の先端に装着した回転スリーブ38と、この回転スリーブ38に一端を固定すると共にその他端に足載板39を跳ね上げ可能に取り付けたスイングアーム40とから構成する。そして、前記回転スリーブ38には、図10に破線で示す展開説明図から明らかなように、スイングアーム40を介して足載板39を足載せ位置(0°位置)から内方へ旋回させて、後方の退避位置(180°位置)に移動させる際に、前記上部サイドパイプ14の脚部15の上方に偏位させるカム溝42を設けると共に、前記上部サイドパイプ14の脚部15に前記カム溝42に係合するカムピン43を設けた構成とする。
【0050】
このように構成することにより、前記回転スリーブ38を、足載板39を跳ね上げ状態にして、その内方へ180°旋回させることにより、上部サイドパイプ14の脚部15の上方位置に順次スライドさせて、フットレスト34、34を、介護者の邪魔にならないような適正位置に簡便に退避されることができる。すなわち、本実施例によれば、フットレスト34、34を、前記回転スリーブ38により、その足載せ位置を低く設定すると共に、旋回収納位置を高く設定することができる。
【0051】
さらにまた、本実施例の介護用車椅子において、前述した後部車輪26、26は、図11の(a)、(b)に示すように、渦巻き状に形成してばね弾性力を有する支持ブラケット45の一端部を前記車輪26の支持軸44に結合すると共に前記支持ブラケット45の他端部を車体フレーム10にそれぞれ結合固定することにより、前記車輪26、26を車体フレーム10に対して上下方向に弾力的に変位するように支持する構成とすることができる。このように構成することによって、介護用車椅子の移動走行に際して発生する振動や騒音等による、要介護者や周囲環境に与える不快感、その他の悪影響を、容易に回避することが可能となる。
【0052】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更を行うことができることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
前述した実施例から明らかな通り、本発明に係る請求項1に記載の介護用車椅子によれば、車体フレームを構成する下部サイドパイプに対し、上部サイドパイプ全体が昇降動作して、シート支持板が前後左右に揺動することなく極めて安定した昇降動作を行うことができ、要介護者の入浴介護等に適応して、要介護者のベッドから車椅子への乗り移り、あるいは車椅子からベッドへの乗り移りに際して、介護者による入浴介護等を簡便かつ円滑に行うことができると共に、介護者の労力を軽減することができ、しかも比較的簡単な構成にして耐久性を有し、取扱いおよびメンテナンスが容易にして、低コストに製造することができる。
【0054】
特に、本発明に係る請求項1に記載の介護用車椅子によれば、アームレストを、着座した要介護者の脇の下を無理無く通過させ、しかも退避位置とセット位置との間において円滑に旋回移動させることができるばかりでなく、その旋回動作状態においても介護者の邪魔にならないような適正位置となり、さらに要介護者にとって極めて掴まり易い構造のアームレストを提供することができる。
【0055】
本発明に係る請求項2に記載の介護用車椅子によれば、フットレストを介護者の邪魔にならないような適正位置に簡便に退避させることができる。
【0056】
本発明に係る請求項3に記載の介護用車椅子によれば、介護用車椅子の移動走行に際して発生する振動や騒音等による、要介護者や周囲環境に与える不快感、その他の悪影響を、容易に回避することができる。
【0057】
本発明に係る請求項4および5に記載の介護用車椅子によれば、介護者による介護作業を極めて簡便かつ容易化すると共に、その作業性を極めて良好にし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用車椅子の一実施例を示す正面から見た斜視図である。
【図2】図1に示す介護用車椅子の背面から見た斜視図である。
【図3】図1に示す介護用車椅子の右側面から見た斜視図である。
【図4】図1に示す介護用車椅子の底面から見た斜視図である。
【図5】本発明に係る介護用車椅子の後方から見た要部拡大斜視図である。
【図6】本発明に係る介護用車椅子のアームレストの退避動作を示すものであって、(a)は退避動作開始状態の斜視図、(b)は退避動作完了状態の要部拡大説明図である。
【図7】本発明に係る介護用車椅子における排泄物回収容器のセット状態を示す正面から見た斜視図である。
【図8】本発明に係る介護用車椅子の昇降手段によるシート面の上昇動作時における右側面から見た斜視図である。
【図9】本発明に係る介護用車椅子のフットレストの退避動作を示す要部拡大説明図である。
【図10】図9に示す介護用車椅子のフットレストの退避動作を行うための操作部材の構成例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る介護用車椅子の後部車輪に設ける緩衝手段の一実施例であって、(a)は後部車輪への取り付け状態を示す要部拡大断面説明図、(b)は(a)の中央縦断面図である。
【符号の説明】
10 車体フレーム
12、12 下部サイドパイプ
14、14 上部サイドパイプ
15、15 脚部
16、16 シート部
17、17 バックレスト部
17a ロックレバー
18 グリップ部
19 背板
20 シート支持板
21 シート部材
22、22 旋回式キャスタ
24 結合部材
26、26 後部車輪
27 ストッパ機構
28、28 スライドガイド支持部材
29、29 ブラケット
30 昇降手段
32、32 アームレスト
32a 後部側の一端(枢着側)
32b 先端部分(握り部)
34、34 フットレスト
35 切欠部
36 排泄物回収容器
37 足踏みペタル
38 回転スリーブ
39 足載板
40 スイングアーム
42 カム溝
43 カムピン
44 車輪支持軸
45 支持ブラケット
R 旋回半径
S シート面
P 枢着部

Claims (5)

  1. 左右対称的に形成した一対の下部サイドパイプと、この下部サイドパイプと対応して左右対称的に一対の脚部と、シート部と、バックレスト部と、グリップ部とを形成した上部サイドパイプとにより、車体フレームを形成してなる介護用車椅子において
    前記下部サイドパイプには、その先端に旋回式キャスタを取り付け、その後端を結合部材により相互に結合すると共にそれぞれ一対の後部車輪を取り付けて移動自在に構成し
    前記下部サイドパイプのほぼ中間部と、前記上部サイドパイプのシート部との間に、上下動可能なバックスプリングを備えた一対のスライドガイド支持部材を結合配置すると共に、前記下部サイドパイプの結合部材の中間部と、上部サイドパイプのシート部に結合配置されたシート支持板との間に、流体圧シリンダ装置からなる昇降手段を結合配置して、前記シート支持板と上部サイドパイプ全体とが昇降動作するように構成し
    前記旋回式キャスタを取り付けた下部サイドパイプの先端部に対して、上部サイドパイプの脚部を上下においてほぼ対向させると共に、下部サイドパイプをそれぞれ後方に指向して相互に内方へ折曲形成し、前記上部サイドパイプのシート部には前縁部から中央部に指向して所要幅で切除すると共に中央部分において円形に開口した切欠部を設けたシート支持板により形成されるシート面の下方中央部に前方から排泄物回収容器を出入れ可能に構成し
    前記上部サイドパイプのシート部の上方に位置するように、左右対称的にそれぞれパイプを折曲形成してなるアームレストを配置し、このアームレストの後部側の一端を前記シート部の下方にそれぞれ左右対称的に結合配置したブラケットに対して枢着保持して、前記アームレストの旋回半径を大きく設定すると共に前記枢着部を支点として前記アームレストを後方へほぼ水平に旋回可能とし、さらに前記アームレストの前部側をほぼU字状に湾曲形成してその先端部分を要介護者の握り部として構成し
    前記上部サイドパイプの脚部先端に、それぞれ左右対称的に内方へ退避可能にフットレストを設け、このフットレストを、前記上部サイドパイプの脚部の先端に装着した回転スリーブと、この回転スリーブに一端を固定すると共にその他端に足載板を跳ね上げ可能に取り付けたスイングアームとから構成し、前記足載板を回転スリーブと共に旋回させるにより前記フットレストの足載せ位置を低くすると共に旋回収納位置を高くするように設定した構成からなることを特徴とする介護用車椅子。
  2. 前記上部サイドパイプの脚部先端に設けたフットレストは、前記回転スリーブに対し、スイングアームを介して足載板を足載せ位置から内方へ旋回させて後方の退避位置に移動させる際に前記上部サイドパイプの脚部上方に偏位させるカム溝を設けると共に、前記上部サイドパイプの脚部に対し、前記カム溝に係合するカムピンを設けた構成とし、前記足載板を足載せ位置から180°旋回させることにより、前記フットレストを脚部の後方かつ上方に退避させて介護者の邪魔にならない適正位置になるように構成したことを特徴とする請求項1記載の介護用車椅子
  3. 前記下部サイドパイプの後端に結合した結合部材にそれぞれ取り付けられた一対の後部車輪は、渦巻き状に形成してばね弾性力を有する支持ブラケットの一端部を前記車輪の支持軸に結合すると共に、その他端部を車体フレームにそれぞれ結合固定して、前記車輪を車体フレームに対し上下方向に弾力的に変位するように支持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の介護用車椅子
  4. 前記下部サイドパイプの後端を相互に結合する結合部材には、一方の後部車輪に対して作用するストッパ機構を載置固定すると共に、前記結合部材の中間部に配置した前記昇降手段に対して上昇操作と下降操作とを切換え可能に制御するための足踏みペタルを設けた構成からなることを特徴とする請求項1記載の介護用車椅子。
  5. 前記上部サイドパイプのバックレスト部には、その上端部から後方かつ下方へ左右対称的に湾曲しながら折曲してグリップ部を形成し、左右の上部サイドパイプが相互に水平方向に一体的に結合した構成からなることを特徴とする請求項1記載の介護用車椅子
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