JP3755405B2 - ポリエチレン組成物、これの押出成形物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品と直接接する食品包装や食品容器用に好適に用いることの出来る、押出成形用や押出ラミネート用の添加剤を含ないポリエチレン組成物、この押出成形物、このポリエチレン組成物の押出成形の層を有する成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平9−254341号公報には、下記の外層樹脂組成物からなる外層間に、下記の内層樹脂または樹脂組成物からなる内層が積層されていることを特徴とする包装用多層フィルム。
外層樹脂組成物:(A)エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合体であって、
190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜10g/10分、
密度が0.850g/cm3以上0.910g/cm3未満のエチレン・α−オレフィン共重合体59.5〜99.5重量%、
(B)密度が0.915〜0.930g/cm3の高圧法低密度ポリエチレン0〜40重量%、および(C)防曇剤0.5〜10重量%。
内層樹脂:(D)エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合体であって、190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜10g/10分、密度が0.900〜0.950g/cm3で、かつ前記外層樹脂組成物の(A)成分であるエチレン・α−オレフィン共重合体の密度よりも相対的に大きいエチレン・α−オレフィン共重合体。内層樹脂組成物:(E)190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜5g/10分、密度が0.890〜0.930g/cm3のブテン系ポリマー、および(F)230℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜100g/10分、密度が0.880〜0.920g/cm3のプロピレン系ポリマーを含む樹脂組成物が開示されている。
【0003】
特開平9−169359号公報には、(i)エチレンと炭素原子数3〜20のα−オレフィンとの共重合体であって、(ii)密度が0.880〜0.960g/cm3の範囲にあり、(iii)メルトフローレート(MFR;ASTMD1238−65T、190℃、2.16kg荷重)が0.01〜20g/10分の範囲にあり、(iv)示差走査型熱量計(DSC)により測定した吸熱曲線の最大ピーク位置の温度(Tm(℃))と密度(d(g/cm3))とが、Tm<400×d−250で示される関係を満たすエチレン系共重合体[A]からなるポリエチレン樹脂で形成されていることを特徴とするバッグインボックス用ポリエチレン樹脂製内装容器が開示されている。
【0004】
特開平9−99035号公報には、密度0.920g/cm3以下のメタロセン触媒系線状低密度ポリエチレンからなる層が内層または中間層を構成している多層シートにより形成されていることを特徴とする医療用容器が開示されている。
【0005】
特開平10−237190号公報には、下記の特性を有するエチレン−α−オレフィン共重合体10〜100重量%、高圧法低密度ポリエチレン90〜0重量%からなるゴム包装用フィルム。
エチレン−α−オレフィン共重合体;
(A−1)密度(d)=0.880〜0.915(g/cm3)
(A−2)190℃、2.16kg荷重におけるメルトフロレート(MFR2.16)=0.01〜200(g/10min)
(A−3)190℃、2.16kg荷重におけるメルトフロレート(MFR2.16)と、190℃、21.6kg荷重におけるメルトフロレート(MFR21.6)との比(MFR21.6)/(MFR2.16)=10〜20
(A−4)分子量分布(Mw/Mn)=2.0〜4.0、が開示されている。
【0006】
特開平10−168249号公報には、
メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−オレフィン共重合体(成分A)50〜99重量%、およびMFRが0.1〜20g/10分;密度が0.915〜0.93g/cm3である高圧法低密度ポリエチレン(成分B)1〜50重量%を含有し、MFRが5〜25g/10分;密度が0.87〜0.932g/cm3;Q値が3〜6;ME(3g)が1.2〜2.3;MTが1.0g以上である樹脂組成物からなるフィルムが開示されている。
【0007】
特開平10−120841号公報には、
直鎖状低密度エチレン系共重合体(A)と低密度ポリエチレン(B)と(C)とからなるポリエチレン系樹脂組成物であって、上記(A)がメタロセン化合物を触媒とした重合法で得られるエチレン80〜99.5モル%と炭素数3〜20のα−オレフィン20〜0.5モル%とを共重合して得られる密度0.86〜0.94g/cm3、メルトフローレート0.1〜40g/10minで、上記(B)が密度0.91〜0.93g/cm3、メルトフローレートが0.1〜10g/10min、溶融張力4g以上で、上記(C)が密度0.91〜0.93g/cm3、メルトフローレート1〜30g/10min、溶融張力4g未満であり、しかも、配合割合が(A)50〜99重量%、{(B)+(C)}が50〜1重量%、かつ(B)と(C)の配合比率(重量比)(B)/(C)が100/0〜1/99であることを特徴とする押出しラミネート用ポリエチレン系樹脂組成物が開示されている。
【0008】
特開平11−207900号公報には、
下記に示す成分Aおよび成分Bからなる樹脂組成物と基材とを積層してなる、ホットタック性が5〜25℃のラミネートフィルム。成分A:エチレン系樹脂50重量%超過99重量%以下成分B:以下の(a)〜(c)の性状を有するエチレンと炭素数4〜40のα−オレフィンとの共重合体1重量%以上50重量%未満(a)密度が0.86〜0.935g/cm3(b)メルトフローレート(MFR)が1〜50g/10分(c)温度上昇溶離分別(TREF)による積分溶出量が、90℃のとき90%以上である、が開示されている。
【0009】
特開平11−166081号公報には、
直鎖状低密度ポリエチレン(A)と高圧法低密度ポリエチレン(B)とからなるポリエチレン系樹脂組成物において、直鎖状低密度ポリエチレン(A)がメタロセン化合物を触媒とした重合法で得られるエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとからなる共重合体で、密度0.88〜0.94g/cm3、メルトフローレート0.1〜20g/10minであり、高圧法低密度ポリエチレン(B)が、密度0.91〜0.93g/cm3、メルトフローレート0.1〜20g/10min、分子量分布5以上、溶融張力8g以上であり、しかも、配合割合が(A)40〜90重量%、(B)10〜60重量%であり、密度0.89〜0.93g/cm3、メルトフローレート0.1〜10g/10min、溶融張力8g以上であることを特徴とするポリエチレン系樹脂組成物が開示されている。
【0010】
特開平2000−52514号公報には、
メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−オレフィン共重合体(成分A)50〜99重量%、およびMFRが0.1〜20g/10分;密度が0.915〜0.93g/cm3である高圧法低密度ポリエチレン(成分B)1〜50重量%を含有し、MFRが5〜25g/10分;密度が0.87〜0.932g/cm3;ME(3g)が1.2〜2.3;MTが1.0g以上である樹脂組成物からなる層を含む積層体が開示されている。
【0011】
特開2000−53823号公報には、
下記の(1)〜(5)の性状を有する樹脂組成物をフィルムに成形し、さらに基材と積層することを特徴とする積層体の製造方法:(1)MFRが5〜25g/10分、(2)密度が0.87〜0.932g/cm3、(3)ME(3g)が1.2〜2.3、(4)MTが1.0g以上、(5)ME(3g)とMTが以下の関係を有する。ME≧[0.2×MT+1]が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ネックイン、ホットタック性および溶融時の流動性などの押出ラミネート性に優れ、金属腐食性のない、酸化防止剤、触媒失活剤、滑剤、アンチブロッキング剤などに代表される添加剤を含まない重合体だけで構成されるポリエチレン系樹脂の提供を目的とした。
本発明は、ゲーブルトップ型紙容器、ブリックパック型紙容器などの紙複合容器の最内層に用いて水、ジュース、コーヒー、生乳、工業薬品の包装容器として用いることができ、
ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレンなどのフィルムとラミネートが可能で、多層軟包装フィルムの最内層に用いて、水、ソース、ドレッシング、たれ、スープ、めんつゆ、牛乳、ジュースなどの液体食品、ふりかけ、塩、こしょう、ごまなどの粉体食品、菓子、漬物、魚介類、肉類などの固体食品、工業用部品、電子部品などの非食品材などの包装材として用いることができるポリエチレン系樹脂の提供を目的とした。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メタロセン触媒より製造される下記特性の(A)エチレン−α−オレフィン共重合体51〜95重量%と下記特性の(B)高圧法低密度ポリエチレン49〜5重量%とからなり、
添加剤を含むポリエチレン組成物を除く、
押出成形用であることを特徴とするポリエチレン組成物に関する。
(A)エチレン−α−オレフィン共重合体の特性:
(A−1)密度(d)が、0.901〜0.925(g/cm3)。
(A−2)190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16)が、6〜40(g/10分)。
(A−3)FIが、150〜4000(sec-1)。
(B)高圧法低密度ポリエチレンの特性(但し、前記(A)エチレン−α−オレフィン共重合体は除く):
(B−1)密度(d)が、0.915〜0.928(g/cm3)。
(B−2)190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16)が、0.3〜15(g/10分)。
【0014】
さらに好ましくは、本発明は、上記のポリエチレン組成物が、n−ヘキサン抽出量2.5重量%以下であり、
キシレン抽出量11重量%以下であることを特徴とするポリエチレン組成物に関する。
【0015】
さらに本発明は、上記の本発明のポリエチレン組成物の押出成形物に関する。
【0016】
さらに好ましくは本発明は、上記の本発明のポリエチレン組成物の押出成形物を最内層に有する成形物に関する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のポリエチレン組成物は、メタロセン触媒より製造される下記特性の(A)[(A−1)〜(A−3)]エチレン−α−オレフィン共重合体51〜95重量%と下記特性の(B)[(B−1)〜(B−2)]高圧法低密度ポリエチレン49〜5重量%、
好ましくはメタロセン触媒より製造される下記特性の(A)[(A−1)〜(A−3)]エチレン−α−オレフィン共重合体55〜90重量%と下記特性の(B)[(B−1)〜(B−2)]高圧法低密度ポリエチレン45〜10重量%、
さらに好ましくはメタロセン触媒より製造される下記特性の(A)[(A−1)〜(A−3)]エチレン−α−オレフィン共重合体60〜85重量%と下記特性の(B)[(B−1)〜(B−2)]高圧法低密度ポリエチレン40〜15重量%、
特に好ましくはメタロセン触媒より製造される下記特性の(A)[(A−1)〜(A−3)]エチレン−α−オレフィン共重合体70〜80重量%と下記特性の(B)[(B−1)〜(B−2)]高圧法低密度ポリエチレン30〜20重量%とからなり、
添加剤を含むポリエチレン組成物を除くまたは添加剤を含ず、
添加剤を含まない重合体のみで構成される、
押出成形用または押出ラミネート用であることを特徴とするポリエチレン組成物である。
本発明のポリエチレン組成物は、添加剤を含むポリエチレン組成物を除いたものである。
【0018】
(A)エチレン−α−オレフィン共重合体の特性:
(A−1)密度(d)が、0.901〜0.925(g/cm3)、好ましくは0.902〜0.920(g/cm3)、さらに好ましくは0.903〜0.915(g/cm3)、より好ましくは0.904〜0.912(g/cm3)、特に好ましくは0.904〜0.910(g/cm3)。
(A−2)190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16)が、6〜40(g/10分)、好ましくは8〜35(g/10分)、さらに好ましくは12〜33(g/10分)、より好ましくは15〜31(g/10分)、特に好ましくは18〜30(g/10分)。
(A−3)FIが、150〜4000(sec-1)、好ましくは400〜3000(sec-1)、さらに好ましくは800〜2500(sec-1)、特に好ましくは1000〜2300(sec-1)、特に好ましくは1200〜2200(sec-1)。
【0019】
(B)高圧法低密度ポリエチレン(但し、前記(A)エチレン−α−オレフィン共重合体は除く)の特性:
(B−1)密度(d)が、0.915〜0.928g/cm3)、好ましくは0.916〜0.926(g/cm3)、さらに好ましくは0.917〜0.925(g/cm3)、特に好ましくは0.918〜0.924(g/cm3)。
(B−2)190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16)が、0.3〜15(g/10分)、好ましくは1〜12(g/10分)、さらに好ましくは2〜9(g/10分)、より好ましくは2.2〜8(g/10分)、特に好ましくは2.5〜6(g/10分)。
【0020】
上記のポリエチレン組成物において、メタロセン触媒より製造される(A)エチレン−α−オレフィン共重合体が上記の組成割合より低い場合、ホットタック性能が低下するため好ましくなく、
メタロセン触媒より製造される(A)エチレン−α−オレフィン共重合体が上記の組成割合より高い場合、押出ラミネート成形時のネックインが悪化するため好ましくなく、
また、(B)高圧法低密度ポリエチレンが上記の組成割合より高い場合、ホットタック性能が低下するため好ましくなく、(B)高圧法低密度ポリエチレンが上記の組成割合より低い場合、押出ラミネート成形時のネックインが悪化するため好ましくない。
【0021】
上記のポリエチレン組成物において、メタロセン触媒より製造される(A)エチレン−α−オレフィン共重合体の密度が、上記の範囲より低い場合、n−ヘキサン抽出量やキシレン抽出量などの溶剤に溶出する成分が増大し,包装する物を汚染する可能性が高まるため好ましくなく、上記の範囲より大きい場合、ホットタック性能が低下するため好ましくない。
【0022】
上記のポリエチレン組成物において、メタロセン触媒より製造される(A)エチレン−α−オレフィン共重合体の190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16)が、上記の範囲より低い場合、フィッシュアイ量(FE)が増えるため好ましくなく、上記の範囲より大きい場合押出ラミネート成形時のネックインが悪化し,またホットタック性能が低下するため好ましくない。
【0023】
上記のメタロセン触媒より製造される(A)エチレン−α−オレフィン共重合体のFI(フロー・インデックス)が、上記の範囲より低い場合、押出ラミネート成形時のトルクが増大するため好ましくなく、上記の範囲より大きい場合、押出ラミネート成形時の樹脂温度が不安定になる等の不具合が生じるため好ましくない。
【0024】
上記のポリエチレン組成物において、(B)高圧法低密度ポリエチレン(但し、前記(A)エチレン−α−オレフィン共重合体は除く)の密度が、上記の範囲より低い場合押出ラミネート成形時の発煙や臭いが生ずるため好ましくなく、上記の範囲より大きい場合、ホットタック性能が低下するため好ましくない。
【0025】
上記のポリエチレン組成物において、(B)高圧法低密度ポリエチレン(但し、前記(A)エチレン−α−オレフィン共重合体は除く)の190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16)が、上記の範囲より低い場合フィッシュアイ量が増えるため好ましくなく、上記の範囲より大きい場合、押出ラミネート成形時のネックインが悪化するため好ましくない。
【0026】
ポリエチレン組成物は、n−ヘキサン抽出量2.5重量%以下、好ましくはn−ヘキサン抽出量2.3重量%以下であり、さらに好ましくはn−ヘキサン抽出量2.1重量%以下であり、より好ましくはn−ヘキサン抽出量1.8重量%以下であり、特に好ましくはn−ヘキサン抽出量1.5重量%以下である。
ポリエチレン組成物は、キシレン抽出量11重量%以下、好ましくはキシレン抽出量10重量%以下、さらに好ましくはキシレン抽出量9重量%以下、より好ましくはキシレン抽出量8重量%以下、特に好ましくはキシレン抽出量6重量%以下である。
【0027】
ポリエチレン組成物は、ネックインが好ましくは140mm以下、さらに好ましくは120mm以下、より好ましくは100mm以下、特に好ましくは60mm以下が、好ましい。
【0028】
ポリエチレン組成物は、トルクが好ましくは70A以下、さらに好ましくは65A以下、より好ましくは60A以下、特に好ましくは50A以下が、好ましい。
【0029】
メタロセン触媒より製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体(A)は、メタロセン触媒を用いた公知の重合方法、例えば気相重合反応、液相重合反応などの方法により製造することが出来る。気相重合反応より製造されたメタロセン触媒より製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体を用いることが出来る。
【0030】
メタロセン触媒は、公知のメタロセン系触媒を用いることができる。例えば、メタロセン系触媒として、周期律表第IV又はV族遷移金属のメタロセン化合物と、有機アルミニウム化合物及び/又はイオン性化合物の組合せを用いることが出来る。
【0031】
周期律表第IV又はV族遷移金属としては、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)などが好ましい。
【0032】
(A)エチレン−α−オレフィン共重合体は、エチレンを主成分として、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などの炭素数2〜8の直鎖状α−オレフィンや、シクロペンテン、シクロヘキセンなどの環状α−オレフィンなどのα−オレフィンあるいはこれらの混合物とメタロセン触媒より製造された共重合体を用いることが出来る。さらにエチレン50モル%以上、さらに60モル%以上、特に70モル%以上と炭素数3〜8のオレフィンとのエチレン−α−オレフィン共重合体を好ましく用いることができる。
特に、エチレンとα−オレフィンとの共重合体中のα−オレフィンから誘導される繰り返し単位は、通常、好ましくは10モル%以下の範囲、さらに好ましくは0.1〜9モル%の範囲、より好ましくは0.1〜8モル%の範囲、特に好ましくは0.1〜7モル%の範囲である。
【0033】
(B)高圧法低密度ポリエチレンは、公知の高圧法ラジカル重合により製造することができる。
(B)高圧法低密度ポリエチレンとしては、エチレンの単独重合体の他、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の他のモノマーとの共重合体を用いることができる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体を用いる場合は、共重合体中の酢酸ビニルから誘導される繰り返し単位は、通常、20wt%以下であることが好ましい。
【0034】
本発明のポリエチレン組成物は、各成分をバンバリーミキサー、ロールミキサー、ニーダー、高速回転ミキサー、押出機等の各種混練機、好ましくは単軸もしくは2軸押出機を用いて混合・混練して得ることができる。また、Tダイ成形加工時に混練することもできる。また、適当な良溶媒を用いて、溶液ブレンドによって混合することもできる。
【0035】
本発明のポリエチレン組成物は、厚み5μm〜300μmの層として他のフィルム、シートまたは成形物などに押出ラミネートすることができる。
【0036】
本発明のポリエチレン組成物は、単独で用いることはもちろん、延伸プラスチックフィルム(ナイロン、ポリエステル、ポリロピレンの単独または、ポリエチレン、エチレンビニルアルコール等との共押出フィルム)、無延伸プラスチックフィルム、紙、アルミ、金属または無機物、有機物蒸着フィルムなどと貼りあわせた多層の成形物、押出ラミネートした多層の成形物として用いることが出来る。
【0037】
本発明のポリエチレン組成物は、上記フィルム、紙、金属、またはこれらの複合体と貼りあわせて食品、雑貨、工業用部品、工業製品等を包装するために用いられる貼合用フィルムとして用いることが出来る。
【0038】
本発明のポリエチレン組成物は、紙と直接積層することにより、または紙と他の層を介してラミネートすることによりゲーブルトップ型紙容器、ブリックパック型紙容器などの紙複合容器の最内層として用いることができ、該紙複合容器は、水、ジュース、コーヒー、生乳などの食品包装容器、工業薬品の包装容器として用いることができる。
本発明のポリエチレン組成物は、紙に直接押出ラミネートすることにより、紙に他の層積層した積層体に、直接または他の層を介して押出ラミネートすることにより、または紙に他の層を介して押出ラミネートすることによりゲーブルトップ型紙容器、ブリックパック型紙容器などの紙複合容器の最内層として用いることができ、該紙複合容器は、水、ジュース、コーヒー、生乳などの食品包装容器、工業薬品の包装容器として用いることができる。
【0039】
本発明のポリエチレン組成物は、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレンなどのフィルムと直接または他の層を介して押出成形などのよりラミネートすることにより、多層軟包装フィルムの最内層に用いることができ、水、ソース、ドレッシング、たれ、スープ、めんつゆ、牛乳、ジュースなどの液体食品、ふりかけ、塩、こしょう、ごまなどの粉体食品、菓子、漬物、魚介類、肉類などの固体食品、工業用部品、電子部品などの非食品材などの包装材として用いることができる。
【0040】
本発明のポリエチレン組成物は、水、ソース、ドレッシング、たれ、スープ、めんつゆ、牛乳、ジュースなどの液体食品、ふりかけ、塩、こしょう、ごまなどの粉体食品、菓子、漬物、魚介類、肉類などの固体食品、工業用部品、電子部品などの非食品材などと直接接触する層として用いることができる。
ポリエチレン組成物は、添加剤を含まないため食品と直接接触する用途、例えば、食品包装用や食品を入れる容器の最内層に用いることが出来る。
【0041】
本発明のポリエチレン組成物は、紙やポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレンなどのフィルムと直接積層することにより、または他の層を介して押出ラミネートすることによりゲーブルトップ型紙容器、ブリックパック型紙容器などの紙複合容器や包装材、好ましくはポリエチレン組成物の押出ラミネート層を最内層に有する紙複合容器や包装材を製造することができる。
【0042】
本発明のポリエチレン組成物は、公知の押出成形機を用いて成形でき、例えば、Tダイ成形機などで押出成形することができる。
本発明のポリエチレン組成物は、公知の押出ラミネート成形機を用いてフィルムなどに押出ラミネートを行うことが出来る、例えばシングルラミネーター、タンデムラミネーター、共押出ラミネーターなどを用いてフィルムなどに押出ラミネートすることができる。
【0043】
本発明のポリエチレン組成物は、下記添加剤を含まない組成物である。
本発明のポリエチレン組成物に含まない添加剤としては、
高級脂肪酸、高級脂肪族アミド、金属せっけん、グリセリンエステル等の滑剤;天然シリカ、合成シリカ、シリケート類、タルク、珪藻土等のアンチブロッキング剤;フェノール系、りん系、イオウ系等の酸化防止剤;ステアリン酸塩、ハイドロタルサイト類化合物等の触媒失活剤・酸中和剤;ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、HALS等の紫外線吸収剤;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、りん系、ハロゲン系等の難燃剤;シリカ、炭酸カルシウム、マイカ、カーボンブラック等の無機・有機充填剤;アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、酸化鉄、群青等の顔料;帯電防止剤;界面活性剤、増核剤、可塑剤、防曇剤、抗菌剤、セラミックス、油脂などを挙げることが出来る。
本発明のポリエチレン組成物は、「食品用ポリエチレン中の添加剤の分析」[食衛誌(229頁、vol.27、No.3、1986)]に記載の分析方法で、添加剤が分析されないポリエチレン組成物が好ましい。
【0044】
【実施例】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0045】
樹脂およびフィルムの特性は、下記の測定方法により求めた。
(1)密度:JIS K7112に準拠して、190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレイト測定時に得られるストランドを100℃で1時間熱処理し、1時間かけて室温まで徐冷したサンプルを密度勾配管を用いて測定した。
(2)メルトフローレイト(MFR2.16):JIS K7210に準拠して、メルトインデクサーを用いて、190℃における2.16Kg荷重での10分間にストランド状に押し出される樹脂の重量を測定することにより求めた。
(3)FI(フロー・インデックス):東洋精機社製・キャビログラフ1Cにて、バレル温度190℃、バレル径9.55mm、オリフィス直径1mm、オリフィス長さ30mmにて、剪断応力が240kPaとなるときの剪断速度より求めた。
【0046】
(4)ネックイン:65mmφ押出機、L/D=24,押出機駆動モーター30KW、ダイス開口長450mm、ダイスリップクリアランス0.7mmtの押出ラミネータ(南千住製作所(株)製作)を用いて、フィルム製膜速度100m/分、スクリュー回転数75rpm(吐出量55Kg/h)、320℃、エアーギャップ100mmの条件にて、基材にPETフィルムを用い押出ラミネート成形を行った。このPETフィルム上へ押し出されたフィルム巾より,以下の式(1)に従い、ネックインを算出した。
【数1】
【0047】
(5)トルク:上記(3)ネックイン測定において、フィルム成形時の押出機モーターにかかる電流値(A)を読み取った。
【0048】
(6)ホットタック性:90mmφ×2・タンデム押出ラミネーターを用いて、表面基材層として二軸延伸6−ナイロン(厚み:15μm)を用い、二軸延伸6−ナイロンの一面にイソシアネート系アンカーコート剤を塗布,乾燥した後、このアンカーコート剤を塗布した二軸延伸6−ナイロンの側にNo.1押出機より中間層の樹脂(ミラソン16P)を樹脂温度320℃にて押出ラミネートし、さらにその直後にNo.2押出機により評価対象組成物を押出ラミネートし、表面基材層として二軸延伸6−ナイロン、中間層(ミラソン16P)および評価対象組成物層の順に積層した3層のフィルムを製造した。製造した3層のフィルムの厚みは、二軸延伸6−ナイロンが15μm、中間層が20μm、評価対象組成物層が30μmであった。
そのフィルムをテラー社製ホットタックテスターにて、上部熱盤として金属ダイ、下部熱盤としてシリコンゴムコーティングダイ、シール時間0.2秒、シール圧力2Kg/cm2、剥離速度2000mm/分、剥離開始後0.187秒後の条件での剥離応力を、1インチ巾のフィルムを用いて、温度120℃で観察し、以下のように判断した。
○:0.8N/インチ以上の応力を示す場合、
×:0.8N/インチ未満の応力を示す場合。
【0049】
(7)金属腐食性:以下の促進試験により,樹脂が金属腐食を引き起こすか否かを判定した。
評価対象とする樹脂をSPCC鋼板(1mm厚、鏡面仕上げ品)を包含するように、温度170℃、時間5分でプレス成形した。さらに、溶融プレス機にて280℃、30分間保持した後,室温まで冷却し、SPCC鋼板を樹脂より丁寧に切り出し、鋼板を40℃、95%RH雰囲気下で24時間放置した後、SPCC鋼板の錆の発生度合いを目視にて観察した。
○:促進試験前のSPCC鋼板と同等の表面状態の場合、
×:鋼板表面にサビによるわずかな赤茶色の変色が認められた場合。
【0050】
(8)フィッシュアイ量(FE):上記(3)ネックイン測定において、フィルム成形時の溶融ウェブ中のジェル量を目視で観察し、標準サンプルでの溶融ウェブ中のジェル量の目視の観察とを比較した。
標準サンプルとして、ミラソン16P(密度:0.923g/cm3、MFR:3.7g/10分)を用いた。
○:標準サンプルよりジェル量が少ない、×:標準サンプルと同等以上にジェル量が多い。
【0051】
(8)n−ヘキサン抽出量:試料約2.5gを精密に量り、温度計、還流冷却器及びかくはん棒を装置した2000mlの三頚フラスコに採り、n−ヘキサン1000mlを加え、これを20分から25分の間に50℃となるように徐々に加熱し、この温度で二時間保つた後抽出液を温時ろ過して重量既知の共栓三角フラスコ中に採り、ろ液の重量を量る。この場合、回収率は少なくとも最初の溶媒の90%以上でなければならない。次に、ろ液の約半量を1000mlのビーカーに移し、ビーカーをガラスカバーで覆い、窒素を連続的に流しながら溶媒を蒸発させる。溶媒を蒸発させながら残りのろ液及び最後に三角フラスコをn−ヘキサン20mlずつで2回洗つた洗液を加え、全溶液を約50mlまで濃縮した後、これを重量既知の石英製蒸発皿に採り、ビーカーを20mlずつ温n−ヘキサンで2回洗い、洗液を蒸発皿に合わす。ビーカー中に温n−ヘキサン不溶性の残渣のあるときは、トルエンを加え加熱して溶かし、蒸発皿に合わす。蒸発皿を注意して水溶上で加熱して溶液を蒸発乾固した後、真空デシケーター中に入れ、12時間放冷後蒸発残渣量を精密に量り、この残渣量(g)をAとし式(2)によりn−ヘキサン抽出物を求める。
【数2】
(9)キシレン抽出量:試料5gを精密に量り、温度計及び還流冷却器を装置した2000mlの二頚フラスコに採り、キシレン1000mlを加え、これにガラス製沸騰石を投入した後急速に加熱し、沸騰開始後は還流が起こる程度に加熱を続ける。2時間還流後フラスコを50℃まで冷却し、更に冷水により25℃から30℃までの温度に急速に冷却した後、25℃±1℃の恒温槽中に一夜放置する。次に、抽出液をろ紙、更にガラスろ過器を用いてろ過し、最初のろ液450mlから500mlを重量既知の1000mlの三角フラスコ中に採り、これを精密に量り、このろ液の重さ(g)をW1とする。三角フラスコ中にマグネチツクスターラーを入れ冷却管に連結後、窒素を毎分2Lから3Lの速度で吹き込み、撹拌しながら毎分12mlから13mlの速度で蒸留する。フラスコ中の溶液が30mlから50mlとなつたとき、これを重量既知の乾燥蒸発皿に採り、フラスコを約15mlずつのキシレンで二回洗浄し、洗液は蒸発皿に合わす。次に、蒸発皿上に静かな窒素気流を送り、過熱しないよう注意しながら熱板上で蒸板乾固させる。蒸発皿を真空デシケーター中で12時間放冷した後、蒸発残渣量を精密に量り、この残渣量(g)をW2とし、式(3)によりキシレン可溶物を求める。
【数3】
【0052】
[実施例1〜3、比較例1〜4]
表1に示す粉状のエチレン−α−オレフィン共重合体:75重量%と、高圧法低密度ポリエチレンとしてミラソン16P(密度:0.923g/cm3、MFR2.16:3.7g/10分):25重量%との割合でコーンブレンダーにてドライブレンドを行った後、添加剤を添加することなく単軸混練押出機(池貝鉄工(株)製:FS65)を用い、樹脂温度190℃、吐出量40Kg/時、スクリーンメッシュ(5層:80/100/120/120/80)の条件にて溶融混練を行い、添加剤を含まない重合体のみの樹脂組成物を得た。
得られた添加剤を含まない重合体のみの樹脂組成物を用いて、フィッシュアイ量、ホットタック性、ネックイン、トルク、金属腐食性、n−ヘキサン抽出量およびキシレン抽出量の評価を行い、結果を表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】
本発明のポリエチレン樹脂は、ジェル量が少なく、ネックイン、ホットタック性および溶融時の流動性などの押出成形性や押出ラミネート性に優れ、金属腐食性のない、酸化防止剤、触媒失活剤、滑剤、アンチブロッキング剤などに代表される添加剤を含まないポリエチレンのみの組成物を提供することが出来る。
Claims (5)
- メタロセン触媒より製造される下記特性の(A)エチレン−α−オレフィン共重合体51〜95重量%と下記特性の(B)高圧法低密度ポリエチレン49〜5重量%とからなり、添加剤を含むポリエチレン組成物を除く、押出成形用であることを特徴とするポリエチレン組成物。
(A)エチレン−α−オレフィン共重合体の特性:
(A−1)密度(d)が、0.901〜0.925(g/cm3)。
(A−2)190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16)が、6〜40(g/10分)。
(A−3)FIが、150〜4000(sec-1)(但し、FI(フロー・インデックス)は、東洋精機社製・キャビログラフ1Cにて、バレル温度190℃、バレル径9.55mm、オリフィス直径1mm、オリフィス長さ30mmにて、剪断応力が240kPaとなるときの剪断速度)。
(B)高圧法低密度ポリエチレンの特性(但し、前記(A)エチレン−α−オレフィン共重合体は除く):
(B−1)密度(d)が、0.915〜0.928(g/cm3 )。
(B−2)190℃、2.16Kg荷重におけるメルトフローレート(MFR2.16 )が、0.3〜15(g/10分)。 - ポリエチレン組成物が、n−ヘキサン抽出量2.5重量%以下であり、キシレン抽出量11重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリエチレン組成物。
- ポリエチレン組成物が、食品包装用の最内層に用いることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のポリエチレン組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリエチレン組成物の押出成形物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリエチレン組成物の押出成形物を最内層に有する成形物。
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