JP3754588B2 - 光ケーブル保持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント配線板上に導入される光ケーブルを保持するための光ケーブル保持具に関する。
また、本発明は、光ケーブルの余長部分をプリント配線板上に保持するための光ケーブル保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、光ケーブルを利用した通信機器は、小型化されプリント配線板上で容易に実現されるようになってきている。これ等通信機能を有するプリント配線板は、一般に、収納架内に複数立設した状態で収納されることが多い。このため、この種のプリント配線板に導入される光ケーブルが隣接する他のプリント配線板に接触することを防止しなくてはならない。
【0003】
図29は、光ケーブルが導入されるこの種のプリント配線板を示している。
プリント配線板1には、複数の電子部品2、光モジュール3、および光モジュール3に接続する光ケーブル4の余長部分4aを保持するケーブルクランプ5が取り付けられている。ケーブルクランプ5は、光ケーブル4の余長部分4aが所定の環形状(例えば、直径60mm以上)になるように、間隔を置いて4ヶ所に取り付けられている。
【0004】
図30は、光ケーブルクランプ5の詳細を示している。
光ケーブルクランプ5は、ナイロン樹脂等で形成されており、光ケーブル4を保持するケーブル保持部5aと、プリント配線板1のスルーホール1aに回動自在に支持される軸部5bと、軸部5bの先端にスルーホール1aの内径より大きく形成され、幅方向に弾性を有する突起5cとを有している。ケーブル保持部5aには、光ケーブル4を出し入れする開口部5dが形成されている。この開口部5dには、ケーブル保持部5aに保持された光ケーブル4の外れを防止する外れ防止片5eが、内側に向けて形成されている。
【0005】
図31は、光ケーブルが導入される別のプリント配線板を示している。
このプリント配線板6には、複数の電子部品2、光モジュール3、および光モジュール3に接続する光ケーブル4の余長部分4aを覆う保護板7とが取り付けられている。保護板7は、ビス8によりプリント配線板6に固定されている。
光ケーブル4の余長部分4aは、環状に束ねられた状態で、保護チューブ9を介して樹脂バンド10で包縛されている。保護板7は、余長部分4aがプリント配線板6の上方に浮くことを防止している。
【0006】
図32は、光ケーブルが導入される別のプリント配線板を示している。
このプリント配線板11には、複数の電子部品2、光モジュール3、光モジュール3に接続する光ケーブル4の余長部分4aを保持するケーブルクランプ5、および光ケーブル4の余長部分4aを覆う保護板7とが取り付けられている。
なお、この種のプリント配線板1、6、11は、収納架(図示せず)に複数立設した状態で収納される。このため、プリント配線板1、6、11に実装される部品の実装高さは、例えば9.4mm以下に制限されている。また、プリント配線板1、6、11の裏面から突出する端子等の突出高さは、例えば2.5mm以下に制限されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図29に示したプリント配線板1では、光ケーブル4の余長部分4aは、ケーブルクランプ5に保持されているだけであり、光ケーブル4は、軸方向に沿って自在に移動してしまう。このため、振動等の外力により、図29に破線で示したように、光ケーブル4が緩んでケーブルクランプ5の間から突出するという問題があった。この場合には、プリント配線板1の収納架(図示せず)への収納時等に、光ケーブル4が収納架に引っ掛かり損傷するおそれがある。
【0008】
ケーブルクランプ5は、プリント配線板1に回動自在に取り付けられており、プリント配線板1上には、ケーブルクランプ5の回動により擦られる領域が存在する。この領域には、部品の実装および導電パターンの配線を行うことができなかった。この結果、パターン設計に制約ができ、部品の実装密度が低減するという問題があった。
【0009】
ケーブルクランプ5は、上記実装高さ(9.4mm)および突出高さ(2.5mm)を満足するために小さい形状のものを採用しなくてはならなかった。このため、図30に示したケーブルクランプ5の先端部5cの幅を、スルーホール1aの内径に対してあまり大きくすることができず、ケーブルクランプ5がプリント配線板1から外れやすいという問題があった。
【0010】
図31に示したプリント配線板6では、光ケーブル4の余長部分4aを樹脂バンド10で包縛した後、保護カバー7をプリント配線板6に取り付けているため、光ケーブル4の余長処理に必要な部材が増え、コストが増大するという問題があった。複数の部材を用いて光ケーブル4の余長処理を行うため、光ケーブル4の余長処理に多大な工数が必要であった。
【0011】
プリント配線板6の一部が保護カバー7で覆われており、保護カバー7の下に実装された部品2の実装状態を確認するためには、保護カバー7を外さなくてはならないという問題があった。
光ケーブル4の余長処理を樹脂バンド10で行っているため、作業者により光ケーブル4の余長形状が異なるおそれがある。余長形状が直径が60mmより小さくなった場合には、光伝送の品質が低下してしまう。また、作業者により、樹脂バンド9の包縛力が異なり、樹脂バンド9を締め付けすぎた場合には、光ケーブルが損傷するおそれがあった。
【0012】
図32に示したプリント配線板11においても、上述したケーブルクランプ5および保護カバー7と同様の問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、プリント配線板上での光ケーブルの保持を、簡易かつ確実に行うとともに、プリント配線板に搭載される部品の実装密度を向上することができる光ケーブル保持具および光ケーブル保持構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の光ケーブル保持具は、プリント配線板上に固定される固定台と、前記固定台に着脱自在に取り付けられる保持カバーとで構成され、前記固定台は、前記プリント配線板の直角方向に相互に対向して設けられ該直角方向に沿って複数の係合部を有する一対の平坦部と、前記プリント配線板の反対側に設けられ光ケーブルを載置する載置部とを備え、前記保持カバーは、前記各平坦部に対向する位置に該平坦部方向に弾性を有してそれぞれ設けられ前記係合部のいずれかに係止される係止部を有する一対の腕部と、前記プリント配線板の反対側に設けられ前記載置部に載置された前記光ケーブルを該載置部とで挟持するケーブル押さえ部とを備え、前記平坦部は、前記固定台の内側に設けられ、該固定台の前記載置部には、前記保持カバーの前記腕部を挿通する貫通穴が設けられ、前記保持カバーの前記係止部は、該保持カバーの外側に設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項2の光ケーブル保持具は、請求項1記載の光ケーブル保持具において、前記平坦部の前記各係合部は、前記プリント配線板に平行な溝により形成され、前記保持カバーの前記係止部は、前記溝に挿入される突起により形成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項3の光ケーブル保持具は、請求項1または請求項2記載の光ケーブル保持具において、前記固定台の前記プリント配線板側には、該プリント配線板に形成されたスルーホールまたはランドにはんだ付けされる導電性端子が設けられていることを特徴とする。
【0026】
(作用)
請求項1の光ケーブル保持具では、まず、プリント配線板に固定された固定台の載置部に光ケーブルが載置される。載置される光ケーブルは、1本でも複数本でもよい。次に、保持カバーの各腕部が固定台の各平坦部に沿って移動される。腕部は平坦部方向に弾性を有しているため、腕部の係止部は、隣接する係合部に順次係止されていく。保持カバーの移動は、光ケーブルが載置部とケーブル押さえ部との間に押圧状態で挟持されるまで行われる。この押圧状態により、光ケーブルが軸方向に移動することが防止される。
【0027】
したがって、保持カバーを固定台に向けて移動するだけで、光ケーブルはワンタッチで保持される。この結果、プリント配線板上での光ケーブルの保持作業の工数は低減される。
光ケーブルは、載置部と押さえ部との間に押圧状態で挟持されるため、軸方向に緩むことが防止される。光ケーブルの挟持は、保持カバーのケーブル押さえ部を載置台に向けて押圧することで行われるため、光ケーブルの損傷が防止される。
【0028】
係合部がプリント配線板の直角方向に複数形成されているため、ケーブル押さえ部と載置部との間隔を微調整することができ、保持カバーを押圧するだけで、光ケーブルは、その本数に合わせて最適に保持される。
光ケーブルの保持後は、その保持状態を目視等で容易に確認可能である。
固定台がプリント配線板に固定されており、プリント配線板が擦れることがないため、固定台の周囲および下に導電パターンの配線を行うことができる。この結果、パターン設計の自由度が増大し、部品の実装密度が向上する。
【0029】
また、平坦部は固定台の内側に設けられ、係止部は保持カバーの外側に設けられている。保持カバーは、腕部を載置台の貫通穴に挿通して固定台に取り付けられる。このため、押さえ部と載置台に押圧状態で挟持された光ケーブルの反力により、保持カバーの腕部が固定台から外れることが防止される。
請求項2の光ケーブル保持具では、固定台の係合部は溝で形成され、保持カバーの係止部は溝に挿入される突起で形成されるため、係止部と係合部との係止が確実に行われる。
【0032】
請求項3の光ケーブル保持具では、導電性端子がプリント配線板に形成されたスルーホールまたはランドにはんだ付けされ、固定台がプリント配線板に固定される。他の実装部品とともに固定台をプリント配線板にはんだ付けすることができるため、プリント配線板の組立工数が低減される。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の光ケーブル保持具の第1の実施形態を示している。
この実施形態の光ケーブル保持具は、プリント配線板20にはんだ付けされる固定台22と、固定台22に着脱自在に取り付けられる保持カバー24とで構成されている。
【0039】
固定台22は、鉄にニッケルメッキした板材を折曲することで形成されている。固定台22には、プリント配線板側20の直角方向Rに延在し、相互に対向する平面形状の平坦部26と、平坦部26の反プリント配線板20側に各平坦部26を連結して形成された光ケーブル28を載置する載置部30と、各平坦部26のプリント配線板20側に形成された平坦な棒状の端子32(導電性端子に対応する)とを有している。平坦部26と載置部30とは互いに直交している。載置部30は、プリント配線板20に平行な平面形状をしている。両平坦部26の間隔は、端子32がプリント配線板20に形成されたスルーホール20aに挿入できるように、スルーホール20aの間隔と同一にされている。
【0040】
平坦部26には、プリント配線板20に平行な細長い溝26a(係合部に対応する)が、直角方向Rに間隔を置いて複数(図1では7箇所)形成されている。各溝26aは、平坦部26を打ち抜いて形成されている。
保持カバー24は、ナイロン樹脂等をモールド成形することで形成されている。保持カバー24には、プリント配線板20に向けて延在する相互に対向する2本の腕部34と、各腕部34の反プリント配線板20側に各腕部34を連結して形成された押さえ部36とを有している。腕部34と押さえ部36とはほぼ直交している。押さえ部36の内側は、プリント配線板20と平行な平坦形状をしている。
【0041】
各腕部34は、固定台22への取付時に各平坦部26にそれぞれ対向するように形成されている。腕部34の先端には、内側に向けて相互に対向する断面ほぼ三角状の係止爪34a(係止部、突起に対応する)が形成されている。
図2は、固定台22および保持カバー24の詳細形状を示している。
保持カバー24は、係止爪34a側が若干内側に近接する形状に形成されている。係止爪34aの固定台22側には、内側に向けて押さえ部36側に傾斜する傾斜部34bが形成されている。両傾斜部34bの間隔のうち最も広い間隔W1は、固定台22の外側の幅W2より大きくされている。保持カバー24の内側の間隔W3は、光ケーブル28の外径の3倍とほぼ同一にされている。
【0042】
上述した光ケーブル保持具では、以下示すようにして、プリント配線板20上に導入された光ケーブル28が保持される。
ここで、図3に示すように、固定台22は、予め端子32をスルーホール20aにはんだ付け38することでプリント配線板20上に固定されている。すなわち、固定台22は、他の実装部品とともにプリント配線板20にはんだ付けすることが可能であり、固定台22のためだけの取付工数は不要である。端子32のプリント配線板20の裏面からの突出高さL1は、他の実装部品(図示せず)と同様、規格の2.5mmを容易に満足することが可能である。固定台22を他の実装部品と同様にはんだ付けするため、プリント配線板20上における固定台22の周囲および下に、導電パターンの配線を行うことができる。
【0043】
まず、プリント配線板20上に導入された光ケーブル28が余長処理され、その余長部分28aが固定台22の載置部30に載置される。この際、全ての光ケーブル28を整然と配列して載置部30に載置する必要はない。この実施形態では、5本の光ケーブル28を光ケーブル保持具に保持する例について説明する。
次に、図4に示すように、保持カバー24が指等(図示せず)で摘みながら、係止爪34aを載置部30に向けて移動される。この際、幾つかの光ケーブル28は、係止爪34aの間から保持カバー24の内側に入り込む。
【0044】
図5に示すように、係止爪34aの傾斜部34bが、載置部30の端に当接した後、保持カバー24をプリント配線板20に向けて押圧することで、傾斜部34bが載置部30の端で外側に押され、保持カバー24の腕部34が外側に向けて変形する。このとき、保持カバー24は、プリント配線板20に向けて押圧されているため、腕部34は、平坦部26に沿ってプリント配線板20側に移動していく。
【0045】
この後、図6に示すように、腕部34の復元力により、係止爪34aが平坦部26の一番上の溝26aに係止される。なお、この状態で、保持カバー24の押さえ部36からプリント配線板20までの距離L2は、9.2mmである。すなわち、この光ケーブル保持具は、実装高さの規格9.4mmを満足している。
さらに、保持カバー24をプリント配線板20に向けて押圧していくと、図7に示すように、係止爪34aは、順次下側の溝26aに係止されていく。保持カバー24の内側に保持されている光ケーブル28は、載置部30と押さえ部36との間に挟まれて、徐々に集まってくる。
【0046】
そして、図8に示すように、係止爪34aは、5本の光ケーブル28を保持するための最適な溝26aに係止される。光ケーブル28は、載置部30と押さえ部36との間に押圧状態で挟持され、光ケーブル28の保持作業が完了する。光ケーブル28は、この状態で軸方向にずれることはなく、所定の余長処理形状が保持される。
【0047】
なお、保持する光ケーブル28の本数が3本あるいは8本の場合、係止爪34aは、各光ケーブル28を保持するための最適な溝26aに係止される。この場合にも光ケーブル28は、載置部30と押さえ部36との間に確実に保持される。また、光ケーブル28の保持状態の解除は、保持カバー24の腕部34と固定台22の平坦部26との間にピンセット等の工具を差し込むことで容易に行われる。
【0048】
以上のように構成された光ケーブル保持具では、固定台22の平坦部26にプリント配線板20の直角方向Rに沿って複数の溝26aを形成し、保持カバー24の腕部34に溝26aに係止する係止爪34aを形成したので、保持カバー24を固定台22に向けて移動するだけで、光ケーブル28の余長部分28aを簡易かつ確実に保持することができる。この結果、プリント配線板20上の光ケーブル28の保持作業の工数を低減することができる。
【0049】
光ケーブル28を、載置部30と押さえ部36との間に押圧状態で挟持したので、光ケーブル28が軸方向に移動し緩むことを防止することができる。
光ケーブル28の挟持を、平面形状の押さえ部36を平面形状の載置台30に向けて押圧することで行ったので、挟持により光ケーブル28が損傷することを防止できる。
【0050】
各平坦部26のプリント配線板20の直角方向Rに複数の溝26aを形成したので、押さえ部36と載置部30との間隔を微調整することができ、光ケーブル28をその本数に合わせて最適に保持することができる。光ケーブル28の保持後は、その保持状態を目視等で容易に確認することができる。
【0051】
固定台22の各平坦部26を貫通して溝26aを形成したので、保持カバー24の係止爪34を溝26aに確実に係止することができる。
平坦部26を固定台22の外側に形成し、係止爪34aを保持カバー24の内側に形成したので、固定台22および保持カバー24を安価に形成することができる。固定台22および保持カバー24を簡易な形状にすることができる。このため、光ケーブル保持具のプリント配線板28での実装領域を最小限にすることができる。
【0052】
光ケーブル28の保持状態の解除は、保持カバー24の腕部34と固定台22の平坦部26との間にピンセット等の工具を差し込むことで、容易に行うことができる。
端子32をスルーホール20aにはんだ付けし、固定台22をプリント配線板20に固定したので、固定台22を他の実装部品とともにはんだ付けすることができ、プリント配線板20の部品実装に掛かる工数を低減することができる。
【0053】
固定台22をプリント配線板20にはんだ付けしたので、プリント配線板20における固定台22の周囲および下に導電パターンの配線を行うことができる。この結果、パターン設計の自由度が増大し、部品の実装密度を向上することができる。
図9は、本発明の光ケーブル保持具の第2の実施形態を示している。なお、第1の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
【0054】
この実施形態では、固定台40は、第1の実施形態に比べ幅広に形成されており、平坦部26は、固定台40の内側に形成されている。固定台40の載置部30には、平坦部26側の両端に直角方向Rに貫通する細長い貫通穴30aが形成されている。貫通穴30aは、保持カバー42の腕部44が自在に挿抜できる大きさに形成されている。平坦部26、溝26a、および端子32の形状は第1の実施形態と同一である。
【0055】
また、この実施形態では、係止爪44aは、保持カバー42の腕部44の外側に形成されている。腕部44および押さえ部36の大きさは、第1の実施形態とほぼ同一である。
図10は、固定台40および保持カバー42の詳細形状を示している。
保持カバー40は、腕部44の先端側が外側に離れる形状に形成されている。係止爪44aの固定台40側には、外側に向けて押さえ部36側に傾斜する傾斜部44bが形成されている。両傾斜部44bの間隔のうち最も狭い間隔W4は、固定台40の貫通穴30aの外側の幅W5より大きくされている。このため、保持カバー42を固定台40に向けて押圧するだけで、腕部44が内側に変形し、係止爪44aは貫通穴30aに容易に挿入される。
【0056】
この実施形態では、保持カバー42は、腕部44を載置台30の貫通穴30aに挿入し、係止爪44aを内側から溝26aに係止し、光ケーブル28を押さえ部36と載置台30との間に挟持する。
この実施形態においても上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、平坦部26を固定台40の内側に形成し、係止爪34aを保持カバー42の外側に形成したので、押さえ部36と載置台30とに押圧状態で挟持された光ケーブル28の反力により、保持カバー42の腕部44が固定台40から外れることを防止することができる。
【0057】
図11は、本発明の光ケーブル保持具の第3の実施形態を示している。なお、第1の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
この実施形態では、固定台46が第1の実施形態と相違している。保持カバー24は第1の実施形態と同じものが使用されている。固定台46には、プリント配線板側20の直角方向Rに延在し、相互に対向する平面形状の第2平坦部48が、平坦部26に隣接して形成されている。第2平坦部48には、細長い溝48a(係合部に対応する)が、直角方向Rに間隔を置いて複数(図11では6箇所)形成されている。各溝48aは、平坦部48を打ち抜くことで形成されている。各溝48aの大きさ、形成間隔は、平坦部26の溝26aと同一である。第2平坦部48の下端には、溝48aとほぼ同一の大きさの切欠48bが形成されている。この切欠48bは、溝48aとともに、保持カバー24の係止爪34aを係止するために使用される。すなわち、切欠48bは、平坦部26の一番下の溝26aに対応している。
【0058】
図12は、プリント配線板20に固定台46を取り付ける状態を示している。
固定台46は、端子32をスルーホール20aに挿入して、プリント配線板20に取り付けられる。隣接するスルーホール20aの向きは、他の実装部品(図示せず)および導電パターンのレイアウトを最適に行った結果に基づいて決められている。
【0059】
この実施形態の光ケーブル保持具では、固定台46に、平坦部26および第2平坦部48が、互いに直交して形成されているため、上記スルーホール20aの向きにかかわらず、保持カバー24は、常に光ケーブル28を保持可能な向きに取り付けることができる。
図13は、本発明の光ケーブル保持具の第4の実施形態を示している。なお、第1の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
【0060】
この実施形態では、保持カバー50が第1の実施形態と相違している。固定台22(図示せず)は、第1の実施形態と同じものが使用されている。
保持カバー50の押さえ部36の内側には、光ケーブル28の外径形状に対応する凹溝50aが幅方向に3箇所形成されている。
この実施形態の光ケーブル保持具では、保持カバー50の内側に凹溝50aを形成したので、光ケーブル28を押さえ部36と載置部30との間に挟持していく際に、光ケーブル28を凹溝50aに案内させて整列した状態で保持することができる。この結果、光ケーブル28の光ケーブル保持具への保持作業を簡易に行うことができる。
【0061】
図14は、本発明の光ケーブル保持具の第5の実施形態を示している。なお、第1の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
この実施形態では、固定台52の端子54が、プリント配線板20に形成されたランド20bに対応した矩形状に形成されている。端子54は、平坦部26の先端を外側に折曲することで形成されている。すなわち、この実施形態では、固定台52は、プリント配線板20上に他の面実装部品とともに固定される。保持カバー24(図示せず)は、第1の実施形態と同じものが使用されている。
【0062】
この実施形態の光ケーブル保持具においても上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図15は、本発明の光ケーブル保持具の第6の実施形態を示している。なお、第1の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
【0063】
この実施形態の光ケーブル保持具は、プリント配線板20にはんだ付けされる固定台60と、固定台60に着脱自在に取り付けられる保持カバー62とで構成されている。
固定台60は、プリント配線板側20に平行な四角形形状の載置部64と、載置部64の対向する辺にそれぞれ連結され反プリント配線板側20側に向けて直角方向Rに延在する平坦な板片部66(平坦部にも対応する)と、載置部64の対向する別の辺にそれぞれ連結されプリント配線板側20側に向けて直角方向Rに延在する端子片部68とを有している。各端子片部68の先端には、板棒状の端子68a(導電性端子に対応する)が、間隔をおいて2箇所に形成されている。固定台60は、鉄にニッケルメッキした十字状の板材を折曲して形成されている。そして、載置部64と両板片部66とにより、光ケーブル28を載置し、保持する空間が形成されている。
【0064】
各板片部66には、プリント配線板20に平行な細長い形状をした係合部66aが、直角方向Rに間隔を置いて複数箇所(図15では7箇所)に形成されている。各係合部66aは、板片部66を内側から外側に切り起こして形成されている。
保持カバー62は、ナイロン樹脂等をモールド成形することで厚肉の板状に形成されている。保持カバー62には、肉厚方向に貫通する細長形状の貫通穴70が互いに対向して2箇所に形成されている。各貫通穴70は、固定台60の板片部66に挿通可能な位置、大きさに形成されている。各貫通穴70内における係合部66aに対向する側壁には、互いに突出する係止部70aが長手方向に沿って形成されている。係止部70aは、貫通穴70を板片部64に挿通した際に、係合部66aに係合する大きさに形成されている。各貫通穴70における係止部70aに対向する側壁には、係止部70aに向けて膨らむ円弧部70bが形成されている。保持カバー62のプリント配線板20側の面には、光ケーブル28を押さえる押さえ部72が、載置部66に対向して形成されている。
【0065】
図16は、固定台60および保持カバー62の詳細形状を示している。
保持カバー62における両係止部70aの間隔W6は、固定台60における両板片部66の外面の間隔とほぼ同じにされている。保持カバー62における両円弧部70bの先端の距離W7は、固定台60における両板片部66の内面の間隔とほぼ同じにされている。保持カバー62における係止部70aと対向する外側面には、係止部70aに沿って凹溝62aが形成されている。係止部70aは、凹溝62aにより図の横方向に対して適度な弾性を有している。
【0066】
上述した光ケーブル保持具では、以下示すようにして、プリント配線板20上に導入された光ケーブル28が保持される。
ここで、図17に示すように、固定台60は、予め端子68aをスルーホール20aにはんだ付け38することでプリント配線板20上に固定されている。すなわち、固定台22は、他の実装部品と同様にはんだ付けされるため、プリント配線板20上における固定台22の周囲および下に、導電パターンの配線を行うことができる。
【0067】
まず、プリント配線板20上に導入された光ケーブル28は、余長処理され、その余長部分28aは、固定台60の載置部64に載置される。この際、板片部66が上方に突出しているため、余長部分28aは、板片部66の間に落とし込むだけで容易に保持される。また、載置部64に載置された光ケーブル28の外側又は内側への外れが、板片部66により防止される。
【0068】
次に、図18に示すように、保持カバー62を指等(図示せず)で摘んで、貫通穴70が板片部66に挿通される。保持カバー62は、プリント配線板20に向けて移動され、係止部70aは、隣接する2つの係合部66aの間に係止される。
さらに、図19に示すように、保持カバー62がプリント配線板20に向けて押圧されると、光ケーブル28は、載置部64側に押圧されて保持される。係止部70aは、光ケーブル28の余長部分28aを最適に保持できる位置で係合部66aに係合される。
【0069】
この実施形態の光ケーブル保持具においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、載置部64の対向する辺に反プリント配線板側20側に向けて延在する板片部66を形成した。このため、光ケーブル28を両板片部66の間に落とし込むだけで、余長部分28aを載置部64に容易に載置できる。また、載置部64に載置された光ケーブル28の載置部64からの外れを防止できる。
【0070】
保持カバー62に貫通穴70を形成し、この貫通穴70を板片部66に挿通して固定台60に取り付ける構造にした。このため、貫通穴70を板片部66に挿通するだけで、光ケーブル28を容易に保持することができる。保持カバー62は、板状であるため簡易に形成できる。
【0071】
保持カバー70の係止部70aに弾性を持たせた。このため、貫通穴70を板片部66に容易に挿通でき、係止部70aを係合部66aに容易かつ確実に係合できる。
図20は、本発明の光ケーブル保持具の第7の実施形態を示している。
【0072】
この実施形態では、保持カバー74の外形形状が第6の実施形態と相違している。固定台60(図示せず)は、第6の実施形態と同じものが使用されている。保持カバー74には、第1の実施形態と同一の形状の貫通穴76、係止部76a、円弧部76b、および凹溝74aが形成されている。
保持カバー74の押さえ部78には、光ケーブル28の外径形状に対応する凹溝78aが光ケーブル28の延在方向に沿って3箇所に形成されている。
【0073】
この実施形態の光ケーブル保持具では、上述した第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図21は、本発明の光ケーブル保持具の第8の実施形態を示している。なお、第1の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
【0074】
この実施形態では、保持カバー80が第6の実施形態と相違している。固定台60(図示せず)は、第6の実施形態と同じものが使用されている。保持カバー80には、第1の実施形態と同一の形状の貫通穴82、係止部82a、円弧部82b、および凹溝80aが形成されている。
保持カバー80には、光ケーブル28の余長形状に対応する円弧状のケーブル案内部84が、円弧部82bが形成されていない両側面から突出して一体に形成されている。ケーブル案内部84の先端側には、プリント配線板20側に開口する断面コ字状のケーブル保持部84aが形成されている。
【0075】
この実施形態の光ケーブル保持具においても、上述した第6の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、保持カバー80に光ケーブル28の余長形状に沿うケーブル案内部84を一体形成したため、固定台60(図示せず)に載置される光ケーブル28を確実に所定の余長形状に保持できる。
【0076】
図22は、本発明に関連する光ケーブル保持構造の第1の実施形態を示している。なお、第1の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
この実施形態では、4つの固定台22が、光ケーブル28の余長形状に合わせてプリント配線板20上に固定されている。光ケーブル28の余長部分28aが、固定台22の載置部30上に載置されている。余長部分28aより大きい四角形形状の保護シート86が、余長部分28aの上を覆って配置されている。保護シート86は、例えば、ポリアセタール等により形成されている。保護シート86には、保持カバー24の係止爪34aを挿通する開口部86aが、各固定台22に対応する位置に形成されている。そして、保持カバー24の腕部34が、保護シート86の開口部86aを挿通して固定台22に取り付けられる。
【0077】
この実施形態では、保持カバー24の固定台22への取付と同時に、余長部分28a全体が、保護シート86によりプリント配線板20上に保持される。この結果、余長部分28aがプリント配線板20から浮くことを防止できる。
図23は、本発明に関連する光ケーブル保持構造の第2の実施形態を示している。なお、光ケーブル保持具の第6の実施形態と同一の部材、構造のものについては、同一の符号を用いる。
【0078】
この実施形態では、4つの固定台60が、光ケーブル28の余長形状に合わせてプリント配線板20上に固定されている。光ケーブル28の余長部分28aが、固定台60の載置部64上に載置されている。余長部分28aより大きい四角形形状の保護シート88が、余長部分28aの上を覆って配置されている。ここで、保護シート88には、各固定台60の板片部66を挿通する開口部88aが形成されており、開口部88aに板片部66を挿通して固定台60上に配置されている。保護シート88は、例えば、ポリアセタール等により形成されている。そして、光ケーブル保持具の第6の実施形態と同様に、保持カバー62の貫通穴70が板片部66に挿通され、光ケーブル28がプリント配線板20上に保持される。この際、保持カバー62の固定台60への取り付けと同時に、余長部分28a全体が、保護シート88によりプリント配線板20上に保持される。この結果、余長部分28aがプリント配線板20から浮くことを防止できる。
【0079】
なお、上述した光ケーブル保持具の第1の実施形態では、固定台22を、鉄にニッケルメッキした板材を折曲して形成した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、鉄にはんだメッキした板材を折曲して形成してもよい。
上述した光ケーブル保持具の第1の実施形態では、平坦部26を打ち抜き加工することで溝26aを形成した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、平坦部26の表面を切削加工等することで内側に貫通しない溝を形成してもよい。
【0080】
上述した光ケーブル保持具の第1の実施形態では、図2に示したように、固定台22の幅W2および保持カバー24の内側の幅W3を3本の光ケーブル28が並列できる大きさにした例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。固定台22の幅W2および保持カバー24の内側の幅W3は、余長処理時に束ねる光ケーブル28の本数に合わせて決めればよい。
【0081】
上述した光ケーブル保持具の第1の実施形態では、各平坦部26に7つの溝26aを形成した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。溝26aの数は、光ケーブル28の外径寸法、保持する本数等を考慮して決めればよい。一般に、溝26aの数が多いほど、光ケーブル28を載置部30と押さえ部36とにより最適に保持することができる。一方で係止爪34aが外れやすくなる。
【0082】
上述した光ケーブル保持具の第1の実施形態では、光ケーブル保持具を、プリント配線板20に導入される光ケーブル28の余長部分28aを保持するために使用した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、プリント配線板20に導入される複数本の光ケーブル28を単に保持するために使用してもよい。
【0083】
上述した光ケーブル保持具の第4の実施形態では、図13に示したように、保持カバー50の押さえ部36の内側に、凹溝50aを幅方向に3箇所形成した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図24に示すように、凹溝50aの下方に、さらに凹溝50bを形成してもよい。
【0084】
なお、保持カバー24の係止爪34aの形状は、図25(a)〜(e)に示すようにしてもよい。
図25(a)は、係止爪の端部をなだらかな形状にしたもので、光ケーブルが当接してもその損傷が防止される。
図25(b)は、係止爪の先端を上方に向けて形成したもので、平坦部の溝に確実に係止することができる。
【0085】
図25(c)は、係止爪の先端に上方に向く突起を形成したもので、平坦部の溝に確実に係止することができる。
図25(d)は、係止爪を断面円弧状に形成したもので、小さい押圧力で平坦部の溝に係止することができる。
図25(e)は、断面円弧状の係止爪を間隔を置いて複数形成したもので、複数の平坦部の溝に確実に係止することができる。なお、この係止爪を複数形成した場合には、平坦部の溝を1箇所のみ形成することが可能である。
【0086】
上述した光ケーブル保持具の第6の実施形態では、固定台60の係合部66aを、板片部66を切り起こして形成した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図26に示すように、板片部90に貫通穴90aを形成し、この貫通穴90aの直角方向Rに沿う内側に、保持カバーの係止部を係止する三角形状の係合部90bを形成してもよい。
【0087】
あるいは、図27に示すように、板片部92の直角方向Rに沿う外側に、保持カバーの係止部94aを係止する三角形状の係合部92aを形成してもよい。このとき、保持カバーの係止部94aは、貫通穴94の長手方向の両端に互いに対向して形成される。
上述した光ケーブル保持具の第6の実施形態では、固定台60の端子片部68に、プリント配線板20のスルーホール20aに挿入する端子68aを形成した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、プリント配線板20に形成されたランドに対応した面実装用の端子を形成してもよい。
【0088】
また、上述した光ケーブル保持具の第6の実施形態において、固定台60の載置部64の幅および保持カバー62の大きさは、余長処理時に束ねる光ケーブル28の本数に合わせて決めればよい。
上述した光ケーブル保持具の第6の実施形態において、保持カバー62の両貫通穴70の間に肉抜き穴を形成してもよい。この場合、保持カバー62が、樹脂成形後に短時間で冷却されるため、成形後の変形を防止できる。
【0089】
上述した光ケーブル保持構造の第1の実施形態では、保護シート88を、固定台60の載置部64に載置された光ケーブル28の余長部分28aの上に被せた例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図28に示すように、余長部分28aを保持カバー62と固定台60とで保持した後、さらに別の保持カバー62を用いて保護シート88を余長部分28aの上に取り付けてもよい。
【0090】
また、上述した光ケーブル保持構造の第1および第2の実施形態では、保護シート88をポリアセタール等の樹脂で形成した例について述べた。しかしながら本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、保護シートを金属板で形成してもよく、あるいは、電気的な絶縁処理が施された金属板で形成してもよい。
【0091】
【発明の効果】
請求項1の光ケーブル保持具では、保持カバーを固定台に向けて移動するだけで、光ケーブルをワンタッチで保持することができ、プリント配線板上の光ケーブルの保持作業の工数を低減することができる。
光ケーブルが軸方向に緩むことを防止することができる。光ケーブルの損傷を防止することができる。光ケーブルの本数に合わせて最適に保持することができる。
【0092】
固定台の周囲および下に導電パターンの配線を行うことができ、パターン設計の自由度が増大し、部品の実装密度を向上することができる。
また、押さえ部と載置台に押圧状態で挟持された光ケーブルの反力により、保持カバーの腕部が固定台から外れることを防止することができる。
請求項2の光ケーブル保持具では、係止部と係合部との係止を確実に行うことができる。
【0094】
請求項3の光ケーブル保持具では、他の実装部品とともに固定台をプリント配線板にはんだ付けすることができ、プリント配線板の組立工数を低減することができる。
【0095】
ビス等を使用することなく固定台をプリント配線板に固定でき、プリント配線板からの突出高さを最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ケーブル保持具の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の光ケーブル保持具の部分断面図である。
【図3】光ケーブルを固定台に載置した状態を示す断面図である。
【図4】保持カバーを固定台に取り付ける状態を示す断面図である。
【図5】保持カバーの係止爪が固定台の載置部に当接された状態を示す断面図である。
【図6】保持カバーの係止爪が固定台の係合穴に係止された状態を示す断面図である。
【図7】保持カバーの係止爪が固定台の係合穴に順次係止されていく状態を示す断面図である。
【図8】光ケーブルが載置台と押さえ部との間に押圧状態で挟持された状態を示す断面図である。
【図9】本発明の光ケーブル保持具の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図10】図9の光ケーブル保持具の部分断面図である。
【図11】本発明の光ケーブル保持具の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図12】図11の光ケーブル保持具をプリント配線板上に配置する状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の光ケーブル保持具の第4の実施形態を示す側面図である。
【図14】本発明の光ケーブル保持具の第5の実施形態を示す斜視図である。
【図15】本発明の光ケーブル保持具の第6の実施形態を示す斜視図である。
【図16】図15の光ケーブル保持具の部分断面図である。
【図17】光ケーブルを固定台に載置した状態を示す断面図である。
【図18】保持カバーの係止部が固定台の係合穴に係止された状態を示す断面図である。
【図19】光ケーブルが載置台と押さえ部との間に押圧状態で挟持された状態を示す断面図である。
【図20】本発明の光ケーブル保持具の第7の実施形態を示す斜視図である。
【図21】本発明の光ケーブル保持具の第8の実施形態を示す斜視図である。
【図22】 本発明に関連する光ケーブル保持構造の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図23】 本発明に関連する光ケーブル保持構造の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図24】保持カバーの別の例を示す側面図である。
【図25】保持カバーの係止爪の別の例を示す側面図である。
【図26】固定台の板片部の別の例を示す側面図である。
【図27】固定台の板片部および保持カバーの係止部の別の例を示す側面図である。
【図28】光ケーブル保持構造の別の例を示す斜視図である。
【図29】従来のプリント配線板上における光ケーブルの余長処理を示す斜視図である。
【図30】図29の要部を示す斜視図である。
【図31】従来のプリント配線板上における光ケーブルの余長処理の別の例を示す斜視図である。
【図32】従来のプリント配線板上における光ケーブルの余長処理の別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 プリント配線板
20a スルーホール
20b ランド
22 固定台
24 保持カバー
26 平坦部
26a 溝
28 光ケーブル
30 載置部
30a 貫通穴
32 端子
34 腕部
34a 係止爪
34b 傾斜部
36 押さえ部
40 固定台
42 保持カバー
44 腕部
44a 係止爪
46 固定台
48 第2平坦部
48a 溝
48b 切欠
50 保持カバー
50a 凹溝
50b 凹溝
52 固定台
54 端子
60 固定台
62 保持カバー
62a 凹溝
64 載置部
66 板片部
66a 係合部
68 端子片部
68a 端子
70 貫通穴
70a 係止部
70b 円弧部
72 押さえ部
74 保持カバー
74a 凹溝
76 貫通穴
76a 係止部
76b 円弧部
78 押さえ部
78a 凹溝
80 保持カバー
82 貫通穴
82a 係止部
82b 円弧部
80a 凹溝
84 ケーブル案内部
84a ケーブル保持部
86、88 保護シート
R 直角方向
W1、W2、W5 幅
W3、W4、W6 間隔
W7 距離

Claims (3)

  1. プリント配線板上に固定される固定台と、前記固定台に着脱自在に取り付けられる保持カバーとで構成され、
    前記固定台は、前記プリント配線板の直角方向に相互に対向して設けられ該直角方向に沿って複数の係合部を有する一対の平坦部と、前記プリント配線板の反対側に設けられ光ケーブルを載置する載置部とを備え、
    前記保持カバーは、前記各平坦部に対向する位置に該平坦部方向に弾性を有してそれぞれ設けられ前記係合部のいずれかに係止される係止部を有する一対の腕部と、前記プリント配線板の反対側に設けられ前記載置部に載置された前記光ケーブルを該載置部とで挟持するケーブル押さえ部とを備え、
    前記平坦部は、前記固定台の内側に設けられ、該固定台の前記載置部には、前記保持カバーの前記腕部を挿通する貫通穴が設けられ、前記保持カバーの前記係止部は、該保持カバーの外側に設けられていることを特徴とする光ケーブル保持具。
  2. 請求項1記載の光ケーブル保持具において、
    前記平坦部の前記各係合部は、前記プリント配線板に平行な溝により形成され、前記保持カバーの前記係止部は、前記溝に挿入される突起により形成されていることを特徴とする光ケーブル保持具。
  3. 請求項1または請求項2記載の光ケーブル保持具において、
    前記固定台の前記プリント配線板側には、該プリント配線板に形成されたスルーホールまたはランドにはんだ付けされる導電性端子が設けられていることを特徴とする光ケーブル保持具。
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