JP3754213B2 - Rotary compressor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然冷媒の内、特に二酸化炭素(CO2)を用いた回転式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷凍サイクルには、冷媒としてフロン(R11、R12、R134aなど)が一般的に用いられていた。しかしながら、フロンは大気中に放出されると大きな温暖化効果やオゾン層破壊などの問題を有している。
【0003】
このため、近年、環境に与える影響の少ない他の自然冷媒、例えば、酸素(O2)、二酸化炭素(CO2)、ハイドロカーボン(HC)、アンモニア(NH3)、水(H2O)を冷媒として用いる研究が行われている。
【0004】
これら自然冷媒の内、酸素と水は、回転式圧縮機に用いても圧力が低くて冷凍サイクルの冷媒としては用いる事ができない。また、アンモニアやハイドロカーボンは可燃性であるため、取り扱いが難しい問題がある。
【0005】
このため、CO2即ち、二酸化炭素を用いる圧縮機の開発が望まれていた。
【0006】
また、従来では、大別してレシプロ式とロータリー式(回転式)の圧縮機があるが、レシプロ式圧縮機では騒音や振動の問題がある。
【0007】
従って、二酸化炭素を用いるロータリー式圧縮機の開発が切望されている。
【0008】
この様な、二酸化炭素を用いた圧縮機は、特開平10−19401号公報(F25B 9/06)に開示されている。この圧縮機は、一般的にロタスコ回転圧縮機と称し、高圧用として用いられるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した様なロタスコ回転圧縮機でもって、二酸化炭素を冷媒として用いた場合、冷媒圧力は高圧側で約150kg/cm2Gにも達し、低圧側では約30〜40kg/cm2Gとなる。
【0010】
この様に、二酸化炭素を冷媒として用いる冷凍サイクルでは、フロンに比較して冷媒圧力が高ものである。
【0011】
ここで、一般的には、溶接棒として銀ロウと称する銀―銅−亜鉛またはカドミウム、ニッケル及びスズなどの合金を用い、密閉容器に直接冷媒配管をろう付けする手法を用いていた。
【0012】
しかしながら、二酸化炭素冷媒を用いる回転式圧縮機であると、フロン冷媒の圧縮機に比較して内部圧力が高くなるため、前述した密閉容器と冷媒配管との接続部分が破損する問題を有していた。
【0013】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、密閉容器と冷媒配管の接続部分の破損を極力防止する事を目的とした。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段として、請求項1の発明では、両端開口を閉塞された上下のシリンダと、このシリンダ内を回転するローラと、このローラに当接することにより前記シリンダ内に圧縮空間を形成するベーンとからなる回転圧縮要素を密閉容器内に収納し、吸入した冷媒を前記回転圧縮要素にて圧縮して吐出する2シリンダの回転式圧縮機において、
前記上下のシリンダに設けられ、冷媒を導入する上下導入管と、この上下導入管に対応して設けられ、前記密閉容器に溶接、又は一体成型により設けられたジョイントベースと、このジョイントベースにボルト止めされ、前記上下導入管と冷媒配管を接続する一体型のジョイントと、このジョイントベースとジョイントとの間に介在するパッキンとよりなる回転式圧縮機を提供する。
【0015】
また、請求項2の発明では、両端開口を閉塞された上下のシリンダと、このシリンダ内を回転するローラと、このローラに当接することにより前記シリンダ内に圧縮空間を形成するベーンとからなる回転圧縮要素を密閉容器内に収納し、吸入した冷媒を前記回転圧縮要素にて圧縮して吐出する2シリンダの回転式圧縮機において、
前記上下のシリンダに設けられ、冷媒を吐出する上下出口と、この上下出口管に対応して設けられ、前記密閉容器に溶接、又は一体成型により設けられたジョイントベースと、このジョイントベースにボルト止めされ、前記上下出口管と冷媒配管を接続する一体型のジョイントと、このジョイントベースとジョイントとの間に介在するパッキンとよりなる回転式圧縮機を提供する。
【0016】
この様に、請求項1及び請求項2の発明では、冷媒配管をジョイントに取り付け、密閉容器にジョイントベースを設け、ジョイントをジョイントベースに固着する構成のため、ジョイントベースが密閉容器を補強し、密閉容器のジョイントベース部分、即ち、冷媒配管取付部分からの破損を極力防止する事ができる。
【0017】
また、請求項3の発明では、前記冷媒は二酸化炭素である請求項1または請求項2記載の回転式圧縮機を提供する。
【0018】
特に高圧となる二酸化炭素を冷媒として用いた場合でも、十分な冷凍能力を有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機の縦断面図、図2は本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機の要部拡大図、図3は本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機を用いた冷媒回路図、図4は本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機を用いた冷媒回路図におけるモリエル線図である。
【0021】
図1における1は、本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機(ロータリ式コンプレッサ)で、鉄などの金属からなる密閉容器2内の上部に設けられた電動要素3と、この電動要素3の下方に設けられ、電動要素3の回転軸4にて回転駆動される回転圧縮要素5とからなるものである。
【0022】
また、前記密閉容器2は下部をオイル溜2Cとし、前記電動要素3及び回転圧縮要素5を収納する容器体2Aと、この容器体2Aを密閉する密閉蓋2Bとよりなるもので、この密閉蓋2Bには前記電動要素3に電力を供給するためのターミナル端子(配線は省略)6が取り付けられている。
【0023】
また、電動要素3は、ロータ7及びステータ8からなるもので、ロータ7は積層した電磁鋼板からなる積層体10の内部に図示しない永久磁石を設けてなるもので、ステータ8はリング状の電磁鋼板を積層した積層体12に巻線11を取り付けてなるものである。尚、9はバランサーである。
この構造は、直流モータと称するものであるが、積層した電磁鋼板にアルミニウム製のアルミ芯を挿入してなる交流モータと称するモータを用いても良い。
【0024】
更には、自動車等のエアコンに用いる場合、自動車のエンジンなどを駆動源としても良いし、他の駆動源であっても良い。
【0025】
また、回転圧縮要素5は、プレートミドル(中間仕切板)13と、このプレートミドル13の上下に取り付けられた上下シリンダ14、15と、この上下シリンダ14、15内を回転軸4の上下偏心部16、17によって回転する上下ローラ18、19と、この上下ローラ18、19に接して上下シリンダ14、15内を高圧室と低圧室とに区画する上下ベーンと、上下シリンダ14、15の上下の開口を閉塞すると共に、前記回転軸4の回転を許容するメインフレーム22、ベアリングプレート23とで構成されている。
【0026】
更にこれらは、メインフレーム22、上シリンダ14、プレートミドル13、下シリンダ15、ベアリングプレート23の順に配置され、ボルト24にて連結されているものである。
【0027】
また、前記回転軸4には、前記回転圧縮要素5の各摺動部に潤滑油、即ちオイルAを供給するための給油孔25が設けられている。更に、回転軸4の外周面には、この給油孔25と連通し、オイルAを上下ローラ18、19の内側に導く給油溝26が形成されている。更に、前記上下ベーンには前記上下ローラ18、19に対して常時付勢するためのスプリングが設けられている。
【0028】
ここで、潤滑油としてのオイルAは、鉱物油(ミネラルオイル)、アルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油など既存のオイルで良い。
【0029】
また、前記上下シリンダ14、15には、冷媒通路として冷媒を導入する上下導入管28、29が設けられていると共に、冷媒通路として冷媒を吐出する上下出口管30、31がそれぞれ設けられている。そして、これら上下導入管28、29及び上下出口管30、31には、サクションジョイント45、ディスチャージジョイント46を介して冷媒配管32、33、34がそれぞれ接続されている。
【0030】
前記サクションジョイント45は、前記上下導入管28、29に挿入される導入側挿入管47、47が設けられており、この導入側挿入管47、47の先端部外周には、二重のゴムパッキン48、48が設けられている。尚、このサクションジョイント45は鉄、又はステンレスなどで形成されている。
【0031】
また、前記密閉容器2のサクションジョイント45取付位置には、鉄製のサクションジョイントベース49が溶接されており、前記サクションジョイント45がサクションジョイントベース49に、テフロンパッキン55を介して固着手段であるサクションジョイント接続ボルト50で螺着されているものである。そして、このサクションジョイントベース49には、前記サクションジョイント45の導入側挿入管47、47が挿通する穴が形成されている。
【0032】
更に、前記サクションジョイントベース49は、前記密閉容器2と同じ材質である鉄にて形成され、密閉容器2に溶接されているが、溶接で取り付ける場合、異種金属の溶接も可能であるため、例えば、鉄製の密閉容器2にステンレス製のサクションジョイントベース49を溶接するものであっても良い。
【0033】
ここで、密閉容器2及びサクションジョイントベース49が共に鉄である場合、アーク溶接、ガス溶接、テルミット溶接、エレクトロスラグ溶接、電子線溶接、プラズマアーク溶接、レーザビーム溶接、硬ろう付けなどの溶接方法を用いる。
【0034】
また、鉄製の密閉容器2にステンレス製のサクションジョイントベース49を溶接する場合には、ガス溶接、被覆アーク溶接、イナートガス溶接、電子ビーム溶接、点・シーム溶接(圧接)、火花突合せ溶接(圧接)、ろう付けなどの溶接方法を用いる。
【0035】
更に、密閉容器2とサクションジョイントベース49とは一体形成しても良い。即ち、密閉容器2の容器体2Aは、鋳型に加熱して液状となった鉄原料を流し込んで製造するが、この際にサクションジョイントベース49も一体となる様な鋳型を用いるものである。
【0036】
また、前記上下導入管28、29の開口端内周は、前記導入側挿入管47、47の挿入を容易とするため、傾斜状としているものであり、前記サクションジョイント45の導入側挿入管47、47の先端も、開口端外周を傾斜状としているものである。
【0037】
尚、51はメインフレーム22やベアリングプレート23と回転軸4などの間からリークし、密閉容器2内が高圧となるのを防止するための調圧管で、35は密閉容器2を支持するための台座、36はサクションマフラーである。
【0038】
次に、前記ディスチャージジョイント46は、前記上下出口管30、31に挿入される出口側挿入管52、52が設けられており、この出口側挿入管52、52の先端部外周には、二重のゴムパッキンが設けられている。尚、このディスチャージジョイント46は鉄、又はステンレスなどで形成されている。
【0039】
また、前記密閉容器2のディスチャージジョイント46取付位置には、鉄製のディスチャージジョイントベース49が溶接されており、前記ディスチャージジョイント46がディスチャージジョイントベース49に、テフロンパッキン56を介して固着手段であるディスチャージジョイント接続ボルト54で螺着されているものである。そして、このディスチャージジョイントベース49には、前記ディスチャージジョイント46の出口側挿入管52、52が挿通する穴が形成されている。
【0040】
更に、前記ディスチャージジョイントベース49は、前記密閉容器2と同じ材質である鉄にて形成され、密閉容器2に溶接されているが、溶接で取り付ける場合、異種金属の溶接も可能であるため、例えば、鉄製の密閉容器2にステンレス製のディスチャージジョイントベース49を溶接するものであっても良い。
【0041】
ここで、密閉容器2及びディスチャージジョイントベース49が共に鉄である場合、アーク溶接、ガス溶接、テルミット溶接、エレクトロスラグ溶接、電子線溶接、プラズマアーク溶接、レーザビーム溶接、硬ろう付けなどの溶接方法を用いる。
【0042】
また、鉄製の密閉容器2にステンレス製のディスチャージジョイントベース49を溶接する場合には、ガス溶接、被覆アーク溶接、イナートガス溶接、電子ビーム溶接、点・シーム溶接(圧接)、火花突合せ溶接(圧接)、ろう付けなどの溶接方法を用いる。
【0043】
更に、密閉容器2とディスチャージジョイントベース49とは一体形成しても良い。即ち、密閉容器2の容器体2Aは、鋳型に加熱して液状となった鉄原料を流し込んで製造するが、この際にディスチャージジョイントベース49も一体となる様な鋳型を用いるものである。
【0044】
また、前記上下出口管30、31の開口端内周は、前記出口側挿入管52、52の挿入を容易とするため、傾斜状としているものであり、前記ディスチャージジョイント46の出口側挿入管52、52の先端も、開口端外周を傾斜状としているものである。
【0045】
上述した回転式圧縮機1は、冷媒として二酸化炭素を用い、内部低圧または内部中間圧とした2シリンダ回転式圧縮機1であり、以下にこの回転式圧縮機1の冷媒回路について図3及び図4を参照して説明する。
【0046】
この2シリンダの回転式圧縮機1の場合、回転式圧縮機1の下シリンダ15にに設けられた下出口管31とディスチャージジョイント46を介して吐出側冷媒配管32と凝縮器37とが接続されており、この凝縮器37と冷却器38とは、膨張弁39を介して冷媒配管40にて接続されている。また、この冷却器38と回転式圧縮機1の上シリンダ14の上導入管とは、前記サクションジョイント45を介して吸込側冷媒配管33にて接続されている。
【0047】
更に、前記凝縮器37と膨張弁39とを接続する冷媒配管40には、バイパス膨張弁41を介して過冷却器42と接続するバイパス管43が設けられている。
【0048】
また、過冷却器42からの過冷却器冷媒配管44は、前記回転式圧縮機1の上シリンダ14に設けられた上出口管30及び下シリンダ15の下導入管29とを接続する接続冷媒配管34と、前記サクションマフラ36内で結合されているものである。
【0049】
この接続冷媒配管34は、前記上出口管30とはディスチャージジョイント46を介して接続され、下導入管29とはサクションジョイント45を介して接続されているものである。
【0050】
尚、前記過冷却器42は、二重管にて構成されるもので、前記バイパス管43からの冷媒を内側に流し、前記冷媒配管40の冷媒が外側を流れるものである。これは、逆に内側を冷媒配管40とし、外側をバイパス管43としても良い。
【0051】
更には、熱伝導的に接触して設けた構造であっても良い。
【0052】
また、前記バイパス管43と分岐した後の冷媒配管40は、前記過冷却器42に導入され、過冷却器42にて、バイパス膨張弁41後のバイパス管43と熱伝導可能に接触して設けられている。この後、前述した膨張弁39に接続されるものである。
【0053】
従って、2シリンダの回転式圧縮機1にて圧縮され、高温となった二酸化炭素のガス冷媒が、凝縮器37にて冷却され、更に前記過冷却器42で前記バイパス管43と熱交換、即ち放熱した後、膨張弁39にて膨張する。この後、冷却器38に流入し、ここで放熱したガス冷媒は、再び吸込側冷媒配管33から回転式圧縮機1に戻る事となる。
【0054】
また、凝縮器37にて凝縮された冷媒の一部は、バイパス管43に分流し、バイパス膨張弁41にて断熱膨張した後、過冷却器42にて前記冷媒配管40から収熱する。過冷却器42にて収熱した冷媒は、前記上シリンダ14にて高温、高圧となった冷媒と混ざり、高温、高圧の冷媒を冷却すると共に、下シリンダ15に流入する。尚、過冷却器42にて収熱した後の冷媒は、前記上シリンダ14の吐出後の高温、高圧冷媒より低温である。
【0055】
ここで、図4に示す臨界圧力は、二酸化炭素冷媒の場合、約72〜73kgf/cm2Gであり、この臨界圧力以上、即ち超臨界域では、二酸化炭素冷媒はガス化しているものである。
【0056】
図4のA点は過冷却器42及び圧縮機の上シリンダ14から吐出された冷媒が合流し、下シリンダ15に吸い込まれる冷媒で、B点は下シリンダ15から吐出される冷媒である。
【0057】
そして、C点は凝縮器37にて凝縮された後、分流した冷媒で、バイパス膨張弁41にて断熱膨張する。D点はこの断熱膨張して圧力低下し、放熱した冷媒で、過冷却器42に流入して、C点の冷媒をE点まで冷却する。
【0058】
また、E点の過冷却された冷媒は、膨張弁39にて断熱膨張し、F点の状態となる。この後、G点に示す如く、冷却器38にて収熱して高温となった冷媒は、上シリンダ14に流入する。
【0059】
H点に示す如く、上シリンダ14にて圧縮され、高温、高圧となった冷媒は、前述した過冷却器42で圧力が低下し、過冷却に使われ、温度上昇した冷媒(但し、前述した如く、上シリンダ14の吐出後の高温、高圧冷媒より低温)と合流し、A点に示す如く、温度低下した冷媒が回転式圧縮機1に流入する。
【0060】
尚、以上の説明おける内部低圧とした回転式圧縮機1とは、(密閉容器2内の圧力)<(上シリンダ14の圧縮空間の平均圧力)<(下シリンダ15の圧縮空間の平均圧力)の圧力関係である回転式圧縮機1であり、内部中間圧とした回転式圧縮機1とは、(上シリンダ14の圧縮空間の平均圧力)<(密閉容器2内の圧力)<(下シリンダ15の圧縮空間の平均圧力)の圧力関係である回転式圧縮機1である。
【0061】
また、以上詳述した回転式圧縮機1は、家庭用エアコン、業務用エアコン(パッケージエアコン)、自動車用エアコン、家庭用冷蔵庫、業務用冷蔵庫、業務用冷凍庫、業務用冷凍冷蔵庫、ショーケース、自動販売機、給湯機等に用いるものである。
【0062】
更に、この回転式圧縮機1は、15フレームのサイズであり、1馬力の出力である。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1及び請求項2の発明によると、冷媒配管をジョイントに取り付け、密閉容器にジョイントベースを設け、ジョイントをジョイントベースにボルトにて固着する構成のため、ジョイントベースが密閉容器を補強し、密閉容器のジョイントベース部分、即ち、冷媒配管取付部分からの破損を極力防止する事ができ、以って回転式圧縮機の信頼性を向上する事ができる。
【0064】
また、請求項3の発明によると、特に高圧となる二酸化炭素を冷媒として用いた場合でも、十分な冷凍能力を有する回転式圧縮機を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機の縦断面図である。
【図2】本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機の要部拡大図である。
【図3】本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機を用いた冷凍回路図である。
【図4】本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機を用いた冷媒回路図におけるモリエル線図である。
【符号の説明】
A オイル
1 2シリンダの回転式圧縮機
2 密閉容器
5 回転圧縮要素
13 プレートミドル
14 上シリンダ
15 下シリンダ
18 上ローラ
19 下ローラ
22 メインフレーム
23 ベアリングプレート
28 上導入管
29 下導入管
30 上出口管
31 下出口管
32 吐出側冷媒配管
33 吸込側冷媒配管
34 接続冷媒配管
45 サクションジョイント
46 ディスチャージジョイント
49 サクションジョイントベース
50 サクションジョイント接続ボルト
53 ディスチャージジョイントベース
54 ディスチャージジョイント接続ボルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotary compressor using carbon dioxide (CO 2 ) among natural refrigerants.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, chlorofluorocarbon (R11, R12, R134a, etc.) is generally used as a refrigerant in the refrigeration cycle. However, when CFCs are released into the atmosphere, they have problems such as a large warming effect and ozone layer destruction.
[0003]
For this reason, in recent years, other natural refrigerants having little influence on the environment, such as oxygen (O 2 ), carbon dioxide (CO 2 ), hydrocarbon (HC), ammonia (NH 3 ), and water (H 2 O), are used. Research on use as a refrigerant has been conducted.
[0004]
Among these natural refrigerants, oxygen and water cannot be used as refrigerants in a refrigeration cycle because of their low pressure even when used in a rotary compressor. Moreover, since ammonia and hydrocarbon are flammable, there is a problem that handling is difficult.
[0005]
For this reason, it has been desired to develop a compressor using CO 2, that is, carbon dioxide.
[0006]
Conventionally, there are roughly divided reciprocating and rotary (rotating) compressors, but the reciprocating compressor has problems of noise and vibration.
[0007]
Therefore, development of a rotary compressor using carbon dioxide is eagerly desired.
[0008]
Such a compressor using carbon dioxide is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-19401 (F25B 9/06). This compressor is generally referred to as a Rotasco rotary compressor and is used for high pressure.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, with by the above-described such Rotasuko rotary compressor, when carbon dioxide is used as refrigerant, refrigerant pressure reaches even about 150 kg / cm 2 G on the high pressure side, and the low-pressure side of about 30-40 kg / cm 2 G Become.
[0010]
Thus, in the refrigeration cycle using carbon dioxide as the refrigerant, the refrigerant pressure is higher than that of Freon.
[0011]
Here, generally, a technique of using a silver-copper-zinc or alloy such as cadmium, nickel and tin called silver solder as a welding rod and brazing the refrigerant pipe directly to the sealed container has been used.
[0012]
However, in the case of a rotary compressor using carbon dioxide refrigerant, the internal pressure becomes higher than that of a compressor of chlorofluorocarbon refrigerant. It was.
[0013]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to prevent damage to the connection portion between the sealed container and the refrigerant pipe as much as possible.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
As means for achieving the above object, in the invention of
Upper and lower introduction pipes provided in the upper and lower cylinders for introducing a refrigerant, a joint base provided corresponding to the upper and lower introduction pipes and welded or integrally formed with the sealed container, and bolts attached to the joint base Provided is a rotary compressor comprising an integrated joint that is stopped and connects the upper and lower introduction pipes and the refrigerant pipe, and a packing interposed between the joint base and the joint.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, the rotation includes upper and lower cylinders whose openings at both ends are closed, a roller that rotates in the cylinder, and a vane that forms a compression space in the cylinder by contacting the roller. In a two-cylinder rotary compressor that stores a compression element in a sealed container and compresses and discharges the sucked refrigerant by the rotary compression element,
Upper and lower outlets that are provided in the upper and lower cylinders and discharge the refrigerant; a joint base that is provided corresponding to the upper and lower outlet pipes and that is welded or integrally formed with the sealed container; and bolted to the joint base The rotary compressor includes an integral joint that connects the upper and lower outlet pipes and the refrigerant pipe, and a packing that is interposed between the joint base and the joint.
[0016]
Thus, in the inventions of
[0017]
Moreover, in invention of
[0018]
In particular, even when carbon dioxide having a high pressure is used as a refrigerant, it has a sufficient refrigerating capacity.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a two-cylinder rotary compressor equipped with the present invention, FIG. 2 is an enlarged view of the main part of a two-cylinder rotary compressor equipped with the present invention, and FIG. FIG. 4 is a Mollier diagram in a refrigerant circuit diagram using a two-cylinder rotary compressor equipped with the present invention.
[0021]
[0022]
The sealed
[0023]
The
This structure is referred to as a DC motor, but a motor referred to as an AC motor in which an aluminum core made of aluminum is inserted into laminated electromagnetic steel sheets may be used.
[0024]
Furthermore, when used for an air conditioner such as an automobile, the engine of the automobile may be used as a drive source, or another drive source.
[0025]
The
[0026]
Further, these are arranged in the order of the
[0027]
The rotary shaft 4 is provided with oil supply holes 25 for supplying lubricating oil, that is, oil A to the sliding portions of the
[0028]
Here, the oil A as the lubricating oil may be an existing oil such as mineral oil (mineral oil), alkylbenzene oil, ether oil, or ester oil.
[0029]
The upper and
[0030]
The suction joint 45 is provided with introduction
[0031]
Further, an iron suction
[0032]
Further, the suction
[0033]
Here, when both the sealed
[0034]
In addition, when welding the stainless steel suction
[0035]
Further, the sealed
[0036]
The inner circumferences of the open ends of the upper and
[0037]
In addition, 51 is a pressure regulating pipe for preventing leakage from between the
[0038]
Next, the discharge joint 46 is provided with outlet
[0039]
Further, an iron discharge
[0040]
Furthermore, the discharge
[0041]
Here, when both the sealed
[0042]
In addition, when welding the discharge
[0043]
Further, the sealed
[0044]
Further, the inner circumferences of the open ends of the upper and
[0045]
The
[0046]
In the case of the two-
[0047]
Furthermore, the
[0048]
The supercooler
[0049]
The
[0050]
In addition, the said
[0051]
Furthermore, the structure provided in thermal conductive contact may be used.
[0052]
The
[0053]
Therefore, the gas refrigerant of carbon dioxide which has been compressed by the two-
[0054]
A part of the refrigerant condensed in the
[0055]
Here, in the case of a carbon dioxide refrigerant, the critical pressure shown in FIG. 4 is about 72 to 73 kgf / cm 2 G, and the carbon dioxide refrigerant is gasified above the critical pressure, that is, in the supercritical region. .
[0056]
The point A in FIG. 4 is the refrigerant that is discharged from the
[0057]
Then, the point C is condensed by the
[0058]
Further, the supercooled refrigerant at the point E is adiabatically expanded by the
[0059]
As indicated by point H, the refrigerant that has been compressed by the
[0060]
The
[0061]
Further, the
[0062]
Further, the
[0063]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the first and second aspects of the invention, the refrigerant pipe is attached to the joint, the joint base is provided in the sealed container, and the joint is fixed to the joint base with bolts. The airtight container can be reinforced to prevent damage from the joint base portion of the airtight container, that is, the refrigerant pipe mounting portion as much as possible, thereby improving the reliability of the rotary compressor.
[0064]
Further, according to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a two-cylinder rotary compressor provided with the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of a two-cylinder rotary compressor provided with the present invention.
FIG. 3 is a refrigeration circuit diagram using a two-cylinder rotary compressor equipped with the present invention.
FIG. 4 is a Mollier diagram in a refrigerant circuit diagram using a two-cylinder rotary compressor including the present invention.
[Explanation of symbols]
A
Claims (3)
前記上下のシリンダに設けられ、冷媒を導入する上下導入管と、この上下導入管に対応して設けられ、前記密閉容器に溶接、又は一体成型により設けられたジョイントベースと、このジョイントベースにボルト止めされ、前記上下導入管と冷媒配管を接続する一体型のジョイントと、このジョイントベースとジョイントとの間に介在するパッキンとよりなる事を特徴とする回転式圧縮機。A rotary compression element comprising upper and lower cylinders closed at both ends, a roller that rotates in the cylinder, and a vane that forms a compression space in the cylinder by coming into contact with the roller is housed in a sealed container. A two-cylinder rotary compressor that compresses and discharges the sucked refrigerant by the rotary compression element;
Upper and lower introduction pipes provided in the upper and lower cylinders for introducing a refrigerant, a joint base provided corresponding to the upper and lower introduction pipes and welded or integrally formed with the sealed container, and bolts attached to the joint base A rotary compressor characterized by comprising an integrated joint that is fixed and connects the upper and lower introduction pipes and the refrigerant pipe, and a packing interposed between the joint base and the joint.
前記上下のシリンダに設けられ、冷媒を吐出する上下出口と、この上下出口管に対応して設けられ、前記密閉容器に溶接、又は一体成型により設けられたジョイントベースと、このジョイントベースにボルト止めされ、前記上下出口管と冷媒配管を接続する一体型のジョイントと、このジョイントベースとジョイントとの間に介在するパッキンとよりなる事を特徴とする回転式圧縮機。A rotary compression element comprising upper and lower cylinders closed at both ends, a roller that rotates in the cylinder, and a vane that forms a compression space in the cylinder by coming into contact with the roller is housed in a sealed container. A two-cylinder rotary compressor that compresses and discharges the sucked refrigerant by the rotary compression element;
Upper and lower outlets that are provided in the upper and lower cylinders and discharge the refrigerant; a joint base that is provided corresponding to the upper and lower outlet pipes and that is welded or integrally formed with the sealed container; and bolted to the joint base A rotary compressor characterized by comprising an integral joint connecting the upper and lower outlet pipes and the refrigerant pipe, and a packing interposed between the joint base and the joint.
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