JP3753534B2 - 光学的情報記録媒体における推奨記録パワー表示方法、光学的情報記録媒体、光学的情報記録方法および光学的情報記録装置 - Google Patents

光学的情報記録媒体における推奨記録パワー表示方法、光学的情報記録媒体、光学的情報記録方法および光学的情報記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクなどの光学的情報記録媒体における推奨記録パワー表示方法,推奨記録パワーを記録した光学的情報記録媒体,推奨記録パワーを記録した光学的情報記録媒体に光学的情報を記録する方法および光学的情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術としては、例えば、特開平9−138946号公報に示されるように、光ディスク媒体の一部に推奨記録パワーに関する情報を記録しておき、この情報を光ディスクドライブで読み取り、この情報をもとに、推奨記録パワーを設定したり、推奨記録パワーを目安にして更に最適の記録パワーを校正して求める方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、CD−R(Recordable Compact Disc)あるいはDVD−R(Recordable DVD Disc)に使われている色素系のディスクは、波長が数nm変化しただけで、最適記録パワーが大きくずれてしまい、所謂、最適記録パワーの波長依存性が大きい。そのために、記録波長が少し変わっただけで、実際の最適記録パワーを光ディスクに記録してある推奨記録パワーだけからでは、正確に設定することができないという問題があった。また、最適記録パワーの波長依存性を反映しようとすると、波長毎に最適記録パワーを表示する必要があり、多くのパラメータを備えなければならず、実用的ではなかった。
【0004】
本発明は、上述のごとき従来技術の欠点を改善し、少ないパラメータで推奨記録パワーの記録光波長依存性を効率的に表し、この少ないパラメータを有効に利用し、記録光波長の多少の変化に対して実用十分なレベルで記録パワーを校正できる光学的情報記録媒体および記録方法及び記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、色素系の光学的情報記録媒体における推奨記録パワーを表示する方法において、次式によって推奨記録パワー:
Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
ここに、
Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで、波長λに依存し
た値を表す
λ:記録ピックアップヘッドの記録レーザ光波長を表し、λcに
対して5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
^:“^”はべき乗演算を表す
γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
が求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を備えたことを特徴としたものである。
【0006】
請求項2の発明は、色素系の光学的情報記録媒体において、次式によって推奨記録パワー:
Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
ここに、
Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで、波長λに依存し
た値を表す
λ:記録ピックアップヘッドの記録レーザ光波長を表し、λcに
対して5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
^:“^”はべき乗演算を表す
γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
が求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γp値が光学的情報記録媒体の一部に記録されていることを特徴としたものである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行う光学的情報記録方法を特徴としたものである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行う光学的情報記録装置を提供するものである
求項の発明は、請求項1記載の光学的情報記録媒体において、推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、Po(λ1)とPo(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応するとき、
γp =[{Po(λ2)−Po(λ1)}/{Po(λ2)+Po(λ1)}*2]
/{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2},
として求める推奨パワー表示方法を特徴としたものである。
請求項の発明は、請求項2記載の光学的情報記録媒体において、推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、Po(λ1)とPo(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応するとき、
γp =[{Po(λ2)−Po(λ1)}/{Po(λ2)+Po(λ1)}*2]
/{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2},
として求めることを特徴としたものである。
請求項の発明は、請求項の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴としたものである。
請求項の発明は、請求項の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴としたものである。
請求項の発明は、請求項1記載の光学的情報記録媒体において、推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、光学的情報記録媒体の光吸収率Abs(λ1)とAbs(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応して既知のとき、次の式
γp=[{Abs(λ1)−Abs(λ2)}/{Abs(λ1)+Abs(λ2)}*2]
/{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2}
として求める推奨記録パワー表示方法を特徴としたものである。
請求項1の発明は、請求項2記載の光学的情報記録媒体において、推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、光学的情報記録媒体の光吸収率Abs(λ1)とAbs(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応して既知のとき、次の式
γp=[{Abs(λ1)−Abs(λ2)}/{Abs(λ1)+Abs(λ2)}*2]
/{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2}
として求めることを特徴としたものである。
請求項1の発明は、請求項1の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴としたものである。
請求項1の発明は、請求項1の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(請求項1の発明)
請求項1の発明は、光学的情報記録媒体における推奨記録パワーを表示する方法において、推奨記録パワーが次式:
Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
ここに、
Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで波長λに依存した値を表す
λ:記録ピックアップヘッド(PUH)の記録レーザ光波長を表し、5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
^:“^”はべき乗演算を表す
γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
によって求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を備えたことを特徴とする光学的情報記録媒体における推奨記録パワー表示方法である。
【0010】
上記Po(λ)の式は、明らかに、波長依存性のパラメータを1つしか含んでおらず、λの値は、通常可視光であるから830nmないし400nmの値であり、更に、Po(λ)が定義される波長の範囲は、5nmないし50nmであるため、極めて少ない数のパラメータで効率よく波長依存性を表すことができ、記録推奨値が波長依存性を持っていても、各波長毎にPoの値の表示をしておく必要がなく、λc,Po(λc),γpの3つの値でカバーできるので表示の効率がよい。
【0011】
(請求項2の発明)
請求項2の発明は、光学的情報記録媒体において、次式によって推奨記録パワー:
Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
ここに、
Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで波長λに依存した値を表す
λ:記録ピックアップヘッド(PUH)の記録レーザ光波長を表し、5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
^:“^”はべき乗演算を表す
γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
が求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γp値が光学的情報記録媒体の一部に記録されていることを特徴とする光学的情報記録媒体である。
【0012】
波長依存性を含んだ推奨記録パワーを表すパラメータが効率的に光学的情報記録媒体に記録されているので、これらのパラメータを記録するために記録媒体の情報を余分に消費することなく、また、これらのパラメータは、光学的情報記録再生装置で読み取ることができるので、光学的情報記録再生装置のレーザ光源の波長が多少λcの値と異なっていても、読み取った情報を基に正確な記録パワーの設定が可能になる。
【0013】
(請求項3の発明)
請求項3の発明は、請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録再生方法である。
【0014】
請求項2の光学的情報記録媒体に記録された推奨記録パワーを表すパラメータλc,Po(λc),γp値は、光学的情報記録再生装置で読み取ることができるので、光学的情報記録再生装置のレーザ光源の波長が多少λcの値と異なっていても、読み取った情報を基に正確な記録パワーの設定が可能になる。
【0015】
(請求項4の発明)
請求項4の発明は、請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録装置である。
【0016】
請求項2の光学的情報記録媒体に記録された推奨記録パワーを表すパラメータλc,Po(λc),γpの値は、光学的情報記録再生装置で読み取ることができるので、光学的情報記録再生装置のレーザ光源の波長が多少λcの値と異なっていても、読み取った情報を基に正確な記録パワーの設定が可能であるので、このような構成の光学的記録再生装置の記録動作の信頼性を高くすることができる。
【0017】
次に、本発明の実施例を説明する。
Poを推奨記録パワーとし、光学的情報記録装置の記録光波長λに対する依存性を考慮し、次式:
Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
ここに、
Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで波長λに依存した値を表す
λ:記録ピックアップヘッド(PUH)の記録レーザ光波長を表し、一例として630nmないし655nmの範囲で定義されるものする
λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
^:“^”はべき乗演算を表す
γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
を適用すると、波長λの値が630nmないし655nmの狭い範囲であれば、γpの値は、次の式で近似できるので、Poとλの関係から両対数のグラフの傾きとして容易にγpの値を求めることができる。
γp=d{log(Po)}/d{log(λ)}
【0018】
Po(λ1)とPo(λ2)が、λ1(630nm〜640nm)とλ2(645nm〜655nm)にそれぞれ対応して既知のとき、γpの値は、更に次の式で近似的に与えられるので、簡単な代数演算により容易に求めることができる。
γp=[{Po(λ2)−Po(λ1)}/{Po(λ2)+Po(λ1)}*2] /{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2},
光学的情報記録媒体の光吸収率Abs(λ1)とAbs(λ2)が、λ1(630nm〜640nm)とλ2(645nm−655nm)にそれぞれ対応して既知でかつ更にPo(λ1)が1/Abs(λ)に比例しているとみなせるとき、γpの値は、次の式で近似的に与えられるので、簡単な代数演算により容易に求めることができる。
γp=[{Abs(λ1)−Abs(λ2)}/{Abs(λ1)+Abs(λ2)}*2]/{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2}
【0019】
表1及び図1は、波長依存性パラメータの値γpが0(波長依存性が全くないとき)から30(波長依存性が大きいとき)の値を取ったときの推奨記録パワーPoの波長依存性の例を示す。ここで、Poの値は、波長635nmのとき10mWに揃えている。
【0020】
【表1】
Figure 0003753534
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明は、光学的情報記録媒体における推奨記録パワーを表示する方法において、推奨記録パワーが次式:
Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
ここに、
Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで波長λに依存した値を表す
λ:記録ピックアップヘッド(PUH)の記録レーザ光波長を表し、5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
^:“^”はべき乗演算を表す
γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
によって求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を備えていることを特徴とするもので、上記Po(λ)の式から、明らかなように、波長依存性のパラメータを1つしか含んでおらず、λの値は、通常可視光であるから830nmないし400nmの値であり、更に、Po(λ)が定義される波長の範囲は、5nmないし50nmであるため、極めて少ない数のパラメータで効率よく波長依存性を表すことができ、記録推奨値が波長依存性を持っていても、各波長毎にPoの値の表示しておく必要がなく、λc,Po(λc),γpの3つの値でカバーできるので表示の効率がよい。
【0022】
請求項2の発明は、光学的情報記録媒体において、次式によって推奨記録パワー:
Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
ここに、
Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで波長λに依存した値を表す
λ:記録ピックアップヘッド(PUH)の記録レーザ光波長を表し、5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
^:“^”はべき乗演算を表す
γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
が求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γp値が光学的情報記録媒体の一部に記録されていることを特徴とするもので、波長依存性を含んだ推奨記録パワーを表すパラメータが効率的に光学的情報記録媒体に記録されているので、これらのパラメータを記録するために記録媒体の情報を余分に消費することなく、また、これらのパラメータは、光学的情報記録再生装置で読み取ることができるので、光学的情報記録再生装置のレーザ光源の波長が多少λcの値と異なっていても、読み取った情報を基に正確な記録パワーの設定が可能になる。
【0023】
請求項3の発明は、請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録再生方法で、請求項2の光学的情報記録媒体に記録された推奨記録パワーを表すパラメータλc,Po(λc),γp値は、光学的情報記録再生装置で読み取ることができるので、光学的情報記録再生装置のレーザ光源の波長が多少λcの値と異なっていても、読み取った情報を基に正確な記録パワーの設定が可能になる。
【0024】
請求項4の発明は、請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録装置で、請求項2の光学的情報記録媒体に記録された推奨記録パワーを表すパラメータλc,Po(λc),γpの値は、光学的情報記録再生装置で読み取ることができるので、光学的情報記録再生装置のレーザ光源の波長が多少λcの値と異なっていても、読み取った情報を基に正確な記録パワーの設定が可能であるので、このような構成の光学的記録再生装置の記録動作の信頼性を高くすることができる
求項5、6、7、8の発明によると、Po(λ1)とPo(λ2)が、λ1(630nm〜640nm)とλ2(645nm〜655nm)にそれぞれ対応して既知のとき、γpの値は、更に、
γp=[{Po(λ2)−Po(λ1)}/{Po(λ2)+Po(λ1)}*2]
/{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2},
で近似的に与えられるので、簡単な代数演算により容易に求めることができる。
請求項、1、1、1の発明によると、光学的情報記録媒体の光吸収率Abs(λ1)とAbs(λ2)が、λ1(630nm〜640nm)とλ2(645nm〜655nm)にそれぞれ対応して既知でかつ更にPo(λ1)が1/Abs(λ)に比例しているとみなせるとき、γpの値は、
γp=[{Abs(λ1)−Abs(λ2)}
/{Abs(λ1)+Abs(λ2)}*2]
/{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2}
で近似的に与えられるので、簡単な代数演算により容易に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 波長依存性パラメータの値γpが0(波長依存性が全くないとき)から30(波長依存性が大きいとき)の値を取ったときの推奨記録パワーPoの波長依存性の例を示すものである。

Claims (12)

  1. 色素系の光学的情報記録媒体における推奨記録パワーを表示する方法において、次式によって推奨記録パワー:
    Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
    ここに、
    Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで、波長λに依存し
    た値を表す
    λ:記録ピックアップヘッドの記録レーザ光波長を表し、λcに
    対して5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
    λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
    Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
    ^:“^”はべき乗演算を表す
    γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
    が求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を備えたことを特徴とする光学的情報記録媒体における推奨記録パワー表示方法。
  2. 色素系の光学的情報記録媒体において、次式によって推奨記録パワー:
    Po(λ)=Po(λc)*(λ/λc)^γp
    ここに、
    Po(λ):波長λにおける推奨記録パワーで、波長λに依存し
    た値を表す
    λ:記録ピックアップヘッドの記録レーザ光波長を表し、λcに
    対して5nmないし50nmの所定の範囲で定義される
    λc:前記波長λの範囲の一つの光波長を表す
    Po(λc):前記波長λcにおける推奨記録パワー値を表す
    ^:“^”はべき乗演算を表す
    γp:推奨記録パワーPoの波長依存性を表す
    が求められるように、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γp値が光学的情報記録媒体の一部に記録されていることを特徴とする光学的情報記録媒体。
  3. 請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録方法。
  4. 請求項2の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録装置。
  5. 推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、Po(λ1)とPo(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応するとき、
    γp =[{Po(λ2)−Po(λ1)}/{Po(λ2)+Po(λ1)}*2]
    /{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2},
    として求めることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録媒体における推奨記録パワー表示方法。
  6. 推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、Po(λ1)とPo(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応するとき、
    γp =[{Po(λ2)−Po(λ1)}/{Po(λ2)+Po(λ1)}*2]
    /{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2},
    として求めることを特徴とする請求項2記載の光学的情報記録媒体。
  7. 請求項の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録方法。
  8. 請求項の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録装置。
  9. 推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、光学的情報記録媒体の光吸収率Abs(λ1)とAbs(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応して既知のとき、次の式
    γp=[{Abs(λ1)−Abs(λ2)}/{Abs(λ1)+Abs(λ2)}*2]
    /{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2}
    として求めることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録媒体における推奨記録パワー表示方法。
  10. 推奨記録パワーPoの波長λ依存性を表すパラメータγpの値を、
    光学的情報記録媒体の光吸収率Abs(λ1)とAbs(λ2)が、λ1とλ2にそれぞれ対応して既知のとき、次の式
    γp=[{Abs(λ1)−Abs(λ2)}/{Abs(λ1)+Abs(λ2)}*2]
    /{(λ2−λ1)/(λ2+λ1)*2}
    として求めることを特徴とする請求項2記載の光学的情報記録媒体。
  11. 請求項1の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録方法。
  12. 請求項1の光学的情報記録媒体より、推奨記録パワーを表すパラメータとして、少なくとも、λc,Po(λc),γpの値を読み取り、その情報に基づいて、記録パワーの設定を行うことを特徴とする光学的情報記録装置。
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