JP3752485B2 - ペットケージ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペットケージに関するもので、詳しくは、底板に対してペットケージ本体を着脱可能に係止したペットケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ペットケージとしては、ケージ本体を針金等によって格子状に形成し、それを合成樹脂等によって形成した底板に対して着脱可能に係止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1のペットケージで採用されている係止装置は、倍力機構を利用したもので、バックルの基端をリンクによって底板の軸受に支持させ、バックルの先端に形成したフックをケージ本体の横桟に係合させ、バックルを回動させることによってケージ本体を底板にロックするようにしている。
【0003】
【特許文献1】
実公平6−46292号公報(第1図,第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような係止装置を採用した場合には、ケージ本体に水平方向の力が作用し、ケージ本体が底板に対して水平方向に移動した場合には、ケージ本体を拘束することはできない。
そこで、特許文献1のペットケージでは、ケージ本体を形成する横桟にコ字状の膨出部を形成し、その膨出部にバックルのフックを係合させることによってケージ本体の水平方向の移動を阻止している。
【0005】
しかしながら、このようにケージ本体の横桟の一部を膨出させることは、それだけ加工が複雑になり、製造コストが嵩むばかりでなく、ケージ本体製造過程において、ケージ本体を並べた場合に、膨出部が互いに接触して、それだけ保管スペースを必要とする。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ケージ本体の保管スペースを減少させ、かつ製造コストの低減を図ったペットケージを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のペットケージでは、格子状の側壁を有する底面開口状のケージ本体と、該ケージ本体の底面開口を閉鎖する底板と、前記底板の周縁に設置し、前記側壁を形成する横桟にバックルのフックを係合させ、前記横桟を底板に引き寄せて前記ケージ本体を前記底板に係止する係止装置とを備えたペットケージにおいて、前記バックルのフックを係合させる横桟を、前記側壁を形成する縦桟間に差し渡して配設された直線状の棒体とすると共に、前記バックルのフックが係合する横桟の両側に位置する前記縦桟間の幅を、前記バックルの幅よりも僅かに大きくしたことを特徴としている。
【0008】
この発明によるペットケージでは、先行技術のように、略コ字状の膨出部を形成していないので、それだけ桟の形状が単純になり、製造コストの低減が図れ、ケージ本体製造過程において、ケージ本体を隙間なく並べることができ、それだけ保管スペースを減少させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を図面に示した一実施の形態に基づいて説明する。
図1は本発明に係るペットケージの分解斜視図,図2は要部である係止装置の斜視図,図3はその係止装置の作用を説明するための断面図である。
【0010】
このペットケージでは、図1に示したように、ケージ本体10と底板20とによって構成されている。
【0011】
ケージ本体10は、針金等の線状材料を格子状に形成したもので、下方に開口している。
【0012】
一方、底板20は、合成樹脂等で一体に形成されたもので、ケージ本体10の下部を収容する面をもった底壁21と、該底壁の周縁に立設した側壁22を有しており、相対向する一組の側壁22,22のそれぞれ2箇所に切欠き23が形成されている。また、底壁21と側壁22との会合部近傍における切欠き23に対応する位置には、図2に示したように、底壁21から上方に向けてガイド壁24が立設され、側壁22から内方に向けて位置決め壁25が立設されている。
【0013】
そして、側壁22の切欠き23には、図1及び図2に示したように、ケージ本体10を底板20に係止する係止装置30が配設されている。
【0014】
この係止装置30は、バックル31,リンク32等によって構成され、リンクの一端の軸32aが切欠き23の底面から立設された軸受26に支持され、リンク32の他端の軸32bがバックル31の基端部に連結されている。バックル31の先端にはフック33が形成されている。
【0015】
また、ケージ本体10では、上記係止装置30のバックル31に対向する位置にある縦桟11,11間の幅W1を、バックル31の幅W2よりも僅かに大きくし、その縦桟11,11間に、図2に示したように、ケージ本体10の側壁内側に位置するように横桟12を差し渡して溶接,接着剤等によって縦桟11,11に固着させている。
【0016】
このように構成されたペットケージでは、以下のようにして、ケージ本体10が底板20に係止される。
【0017】
先ず、ケージ本体10をその下端が底板20のガイド壁24と位置決め壁25との間に落とし込む。すると、ケージ本体10は、図3(a)に示したように、ガイド壁24と位置決め壁25によって底板20の所定位置に案内される。
【0018】
次いで、バックル31のフック33を、図3(b)に示したように、ケージ本体10の横桟12に係合させる。
【0019】
そして、図3(c)に示したように、バックル31を回動させて、リンク32の軸32bを、横桟12とリンク32の軸32aとを結ぶ線Aに対して図3(b)にある軸32bの位置と反対側の位置に移動させる。
この状態においては、倍力機構と同様の原理によりバックル31はケージ本体10を底板20にロックする。
【0020】
係止装置30のロックを解除するには、バックル31の基端に指を掛けて、バックル31を上方に引き上げればよい。
【0021】
なお、上記実施の形態では、ケージ本体10におけるバックル31のフック33を係合させる横桟12を、図1に示したように、特別に配設しているが、この横桟12をケージ本体10を形成するために全周に亘って張り巡らされいる横桟を利用してもよい。
【0022】
また、縦桟11についても、ケージ本体10を形成するために張り巡らされている縦桟間の幅を全てバックル31の幅W2よりも僅かに大きな幅にする必要はなく、係止装置30のバックル31に対向する位置にある縦桟11,11の幅W1のみをバックル31の幅W2よりも僅かに大きな幅にすればよいことは言うまでもない。
【0023】
更に、上記実施の形態では、ケージ本体10を底板20に装着させた状態で、ケージ本体10の横桟12とリンク32の軸32aとをほぼ水平になるように配置している。このようにすると、ケージ本体10の水平方向の力(図3における左方向の力)に対する抗力が増大するとともに、側壁22の高さを低く抑えることができるが、横桟12とリンク32の軸32aとのレイアウトは適宜設定すればよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のペットケージでは、ケージ本体が底板に対して水平方向に移動しようとした場合に、側壁を形成する縦桟がバックルに当接して、その移動が阻止される。しかも、この発明によるペットケージでは、先行技術のように、略コ字状の膨出部を形成していないので、それだけ桟の形状が単純になり、製造コストの低減が図れる。 また、ケージ本体製造過程において、ケージ本体を隙間なく並べることができるので、それだけ保管スペースを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペットケージを示した分解斜視図である。
【図2】本発明に係るペットケージの要部である係止装置を示した斜視図である。
【図3】本発明に係る係止装置の作用を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10 ケージ本体
11 縦桟
12 横桟
20 底板
21 底壁
22 側壁
23 切欠き
24 ガイド壁
25 位置決め壁
26 軸受
30 係止装置
31 バックル
32a,32b 軸
33 フック
Claims (3)
- 格子状の側壁を有する底面開口状のケージ本体と、該ケージ本体の底面開口を閉鎖する底板と、前記底板の周縁に設置し、前記側壁を形成する横桟にバックルのフックを係合させ、前記横桟を底板に引き寄せて前記ケージ本体を前記底板に係止する係止装置とを備えたペットケージにおいて、前記バックルのフックを係合させる横桟を、前記側壁を形成する縦桟間に差し渡して配設された直線状の棒体とすると共に、前記バックルのフックが係合する横桟の両側に位置する前記縦桟間の幅を、前記バックルの幅よりも僅かに大きくしたことを特徴とするペットケージ。
- 上記バックルのフックを係合させる横桟を、ケージ本体を形成するために全幅に亘って張り巡らされる横桟とは別個の短尺な直線状の棒体とし、該短尺な直線状の棒体をケージ本体の側壁下方の縦桟間に差し渡して配設したことを特徴とする、請求項1に記載のペットケージ。
- 上記バックルのフックを係合させる横桟を、ケージ本体の側壁内側に位置するように縦桟間に差し渡して配設したことを特徴とする、請求項1又は2に記載のペットケージ。
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2002
- 2002-11-22 JP JP2002339466A patent/JP3752485B2/ja not_active Expired - Lifetime
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