JP3752472B2 - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FET等の半導体素子を収納するための半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マイクロ波帯域やミリ波帯域の高周波信号により作動するFET(Field Effect Transistor:電界効果型トランジスター)等の半導体素子を収納するための半導体素子収納用パッケージ(以下、半導体パッケージともいう)には、大電力を入力したり、半導体素子と外部電気回路との高周波信号の入出力を行うための入出力端子が設けられている。この半導体パッケージについて、図4に斜視図を示し、図5に半導体パッケージに用いられる入出力端子の拡大斜視図を示す。
【0003】
入出力端子103は、略長方形の平板部103aの上面に略直方体の立壁部103bが積層されて成り、一般的にセラミックグリーンシート積層法によって多数個取りの手法を用いて作製され、半導体素子109と外部電気回路(図示せず)との高周波信号の入出力を行う機能を有するとともに、半導体パッケージの内外を遮断する機能を有する。
【0004】
この平板部103aは、アルミナ(Al23),窒化アルミニウム(AlN),ムライト(3Al23・2SiO2)等のセラミックスから成り、その上面に、一長辺から対向する他の長辺にかけて、タングステン(W),モリブデン(Mo)−マンガン(Mn)等のメタライズ層から成る複数の線路導体103a−Aが形成される。平板部103aの下面には、その全面に線路導体103a−Aと同様のメタライズ層から成る下部接地導体103a−Cが形成され、また線路導体103a−Aと略平行な側面には、その中央部に線路導体103a−Aと同様のメタライズ層から成る側部接地導体103a−Bが形成される。
【0005】
メタライズ層から成る線路導体103a−A,側部接地導体103a−B,下部接地導体103a−Cは、W,Mo−Mn等で形成されている。例えば、Wから成る場合、Wを主成分とする粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、平板部103a用のセラミックグリーンシートに予め従来周知のスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておき、これを焼成することにより形成される。
【0006】
一方、立壁部103bは、平板部103aと同様のセラミックスから成り、その上面の全面に線路導体103a−Aと同様のメタライズ層から成る上部接地導体103b−Aが形成される。また、平板部103aの線路導体103a−Aと略平行な側面に略面一な立壁部103bの側面(端面)には、その全面に線路導体103a−Aと同様のメタライズ層から成る側部接地導体103b−Bが形成される。
【0007】
メタライズ層から成る上部接地導体103b−A,側部接地導体103b−Bは、平板部103aに形成される線路導体103a−A,側部接地導体103a−B,下部接地導体103a−Cと同様の方法によりセラミックグリーンシートの積層体に所定パターンで印刷塗布しておき、焼成することにより形成される。
【0008】
この半導体パッケージは、基体101と、その上面に接合された枠体102と、この枠体102の側部に嵌着された入出力端子103と、枠体102上面に接合されたシールリング106とを具備している。基体101は、半導体素子109を載置する載置部101aを有し、半導体素子109の作動時に発する熱を外部に効率よく放散する機能を有する銅(Cu)、銅(Cu)−タングステン(W)等の複合金属材料から成る。枠体102は、基体101上面に載置部101aを囲繞するように銀ロウ等のロウ材で接合され、側部に入出力端子103を嵌着する取付部102aが形成されたものであり、Fe−Ni−Co合金やFe−Ni合金等の金属から成る。
【0009】
入出力端子103の側面のメタライズ層は、立壁部103bの側部接地導体103b−Bの全面と平板部103aの側部の中央部の側部接地導体103a−Bとから成り、この側面のメタライズ層が側面の中央部に形成されているとともに、端に位置する線路導体103a−Aと側面のメタライズ層との距離が離れているため、線路導体103a−Aに及ぼす影響は少なくなり両者間に発生する浮遊容量は小さくなる(実開平2−88242号参照)。
【0010】
また、リード端子104は、入出力端子103の線路導体103a−Aに銀ロウ等のロウ材を介して接合され、外部電気回路と入出力端子103との高周波信号の入出力を行うものであり、Fe−Ni−Co合金等の金属から成る。シールリング106は、枠体102上面に銀ロウ等のロウ材で接合され入出力端子103を枠体102とともに挟持し、その上面に蓋体(図示せず)をシーム溶接等により接合するための接合媒体として機能する。
【0011】
このような半導体パッケージに、半導体素子109を載置部101aに錫(Sn)−鉛(Pb)半田等の低融点ロウ材で載置固定するとともに、線路導体103a−Aと半導体素子109とをボンディングワイヤ(図示せず)で電気的に接続し、シールリング106上面に蓋体(図示せず)をシーム溶接等により接合することにより、製品としての半導体装置となる。この半導体装置は、例えば半導体素子109がFETであれば、外部電気回路から供給される電力により半導体素子109を作動させて外部から入力される大容量の情報を高速で処理し外部に出力するものであり、通信分野に多用されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の半導体パッケージにおいては、近年、小型化および高密度化が進み、それに伴って入出力端子103の幅を小さくすることが行われている。そのため、複数の線路導体103a−Aのうち端に位置するものを平板部103a上面の辺部に形成し、これにより平板部103aの面積を小さくした状態で平板部103aの上面を有効に利用することができる。しかしこの場合、図6に示すように、平板部103a上面の辺部に辺に近接して形成された端部線路導体103a−A’と側面のメタライズ層とが、立壁部103bおよび平板部103aの側面での境界線Bの両端Cで接近し、端部線路導体103a−A’が電流供給用であれば放電する場合があり、また端部線路導体103a−A’が信号伝送用であれば側面のメタライズ層に電磁波が漏れるという不具合が発生し易いものであった。
【0013】
また、端部線路導体103a−A’を平板部103a上面の辺に近接して形成する場合、端部線路導体103a−A’や側面のメタライズ層となる金属ペーストを印刷塗布する際のニジミにより、端部線路導体103a−A’が側面のメタライズ層に繋がって短絡し、さらには枠体102に短絡してしまうという不具合が発生する場合があった。
【0014】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑み完成されたものであり、その目的は、入出力端子の平板部上に高密度に複数の線路導体を設ける際に、端部線路導体と側面のメタライズ層との間で放電や電磁波の漏れが発生することを有効に防止し、また、線路導体となる金属ペーストにニジミが発生したとしても端部線路導体が枠体に電気的に短絡することを防止し、その結果、大電力を入力することを可能にするとともに高周波信号の伝送特性を良好なものとして、内部に収納する半導体素子を長期にわたり正常かつ安定的に作動させることである。また、小型の入出力端子に高密度に複数の線路導体を形成可能とすることにより、半導体パッケージを小型化することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、上側主面に半導体素子が載置される載置部を有する基体と、該基体の前記上側主面に前記載置部を囲繞するように取着された金属製の枠体と、該枠体の側部に形成された貫通孔または切欠き部から成る入出力端子の取付部と、上面に一辺から対向する他辺にかけて複数の線路導体が形成された略四角形の誘電体から成る平板部および該平板部の上面に前記複数の線路導体の一部を間に挟んで接合された誘電体から成る立壁部を有し、かつ前記平板部および前記立壁部の前記線路導体に略平行な側面にメタライズ層が連続して形成されて前記取付部に嵌着された前記入出力端子とを具備しており、前記複数の線路導体のうち端に位置する端部線路導体は、前記メタライズ層側の側辺を前記平板部上面の辺に合わせて形成されているとともに前記平板部と前記立壁部との前記側面における境界線を囲むように中央部が前記境界線に略平行な導体非形成部が形成されており、前記メタライズ層は、前記立壁部の前記側面の略全面に形成されているとともに前記平板部での幅が前記立壁部での幅よりも大きく前記導体非形成部の長さよりも小さいことを特徴とする。
【0016】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、複数の線路導体の端に位置する端部線路導体は、メタライズ層側の側辺を平板部上面の辺に合わせて形成されているとともに平板部と立壁部との側面における境界線を囲むように中央部が境界線に略平行な導体非形成部が形成されていることから、端部線路導体と平板部および立壁部の側面の接地導体との間で放電の発生や電磁波の漏れ等を解消することができ、また、端部線路導体となる金属ペーストの印刷塗布層にニジミが発生したとしても、端部線路導体が金属製の枠体に接触して電気的に短絡することがない。
【0017】
また、メタライズ層は立壁部の側面の略全面に形成されているとともに平板部での幅が立壁部での幅よりも大きく導体非形成部の長さよりも小さいことから、入出力端子を枠体にロウ材等で接合する際に、ロウ材が立壁部側よりも幅広とされた平板部側のメタライズ層に広がるため、ロウ材が端部線路導体側に侵入するのを防ぐことができる。また、枠体の取付部内面と平板部のメタライズ層の端部との間でロウ材の良好なメニスカスが形成されるため、入出力端子の接合性および気密性が向上する。その結果、内部に収容する半導体素子を長期にわたり正常かつ安定に作動させることができる。
【0018】
本発明の半導体素子収納用パッケージにおいて、好ましくは、前記導体非形成部は、その前記端部線路導体の幅方向における幅をbとし、前記端部線路導体の幅をcとしたときに、c/4≦b≦2c/3であることを特徴とする。
【0019】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、端部線路導体がc/4≦b≦2c/3であることから、端部線路導体となる金属ペーストが枠体に接触して短絡するのを有効に防ぐとともに、端部線路導体の幅が小さくならないようにして抵抗の増大による高周波信号の伝送損失および大電流による発熱を防ぐことができる。
【0020】
本発明の半導体素子収納用パッケージにおいて、好ましくは、前記導体非形成部は両端部が前記端部線路導体側に凸の曲線状とされていることを特徴とする。
【0021】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、導体非形成部の両端部が端部線路導体側に凸の曲線状とされていることから、高周波信号が伝送される場合に導体非形成部の両端部で反射等の損失が発生するのを有効に防ぐことができる。
【0022】
本発明の半導体装置は、本発明の半導体素子収納用パッケージと、前記載置部に載置固定されるとともに前記入出力端子に電気的に接続された半導体素子と、前記枠体の上面に接合された蓋体とを具備したことを特徴とする。
【0023】
本発明の半導体装置は、上記の構成により、半導体素子が長期に亘って安定的に作動する信頼性の高いものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の半導体素子収納用パッケージを以下に詳細に説明する。図1は本発明の半導体パッケージについて実施の形態を示す斜視図、図2は図1の入出力端子の拡大斜視図、図2の(a)は入出力端子の斜視図、(b)は入出力端子の上面視における部分拡大図である。
【0025】
図1,図2において、1は基体、1aは載置部、2は枠体、2aは入出力端子3の取付部、3は入出力端子、3aは入出力端子3の平板部、3a−Aは線路導体、3a−Bは側部接地導体、Aは端部線路導体、3bは立壁部、3b−Bは側部接地導体、4はリード端子、5は導体非形成部、5aは導体非形成部5の両端部、6はシールリング、Bは入出力端子3の側面における境界線、Cは境界線Bの両端である。これら基体1と枠体2と入出力端子3とシールリング6とで、内部にFET等の半導体素子9を収納するための半導体パッケージが基本的に構成される。また、半導体パッケージ内に半導体素子9を収容してシールリング6の上面に蓋体(図示せず)を取着することにより半導体装置となる。
【0026】
本発明の半導体パッケージは、上側主面に半導体素子9が載置される載置部1aを有する基体1と、基体1の上側主面に載置部1aを囲繞するように取着された金属製の枠体2と、枠体2の側部に形成された貫通孔または切欠き部から成る入出力端子3の取付部2aと、上面に一辺から対向する他辺にかけて複数の線路導体3a−Aが形成された略四角形の誘電体から成る平板部3aおよび平板部3aの上面に複数の線路導体3a−Aの一部を間に挟んで接合された誘電体から成る立壁部3bを有し、かつ平板部3aおよび立壁部3bの線路導体3a−Aに略平行な側面にメタライズ層が連続して形成されて取付部2aに嵌着された入出力端子3とを具備した基本構成である。
【0027】
本発明の基体1は、上側主面に半導体素子9を載置する載置部1aを有し、半導体素子9を支持する支持部材として機能するとともに、半導体素子9の熱を外部に効率良く放散する機能を有する。この基体1は、その形状は略直方体または略長方形であり、Fe−Ni−Co合金やCu−W等の金属や、アルミナ,窒化アルミニウム,ムライト等のセラミックスから成り、金属から成る場合、例えば、Fe−Ni−Co合金のインゴット(塊)に圧延加工や打ち抜き加工等の従来周知の金属加工法を施すことによって所定形状に製作される。セラミックスから成る場合、その原料粉末に適当な有機バインダや溶剤等を添加混合しスラリー状と成し、このスラリーをドクターブレード法やカレンダーロール法などの成形法によってセラミックグリーンシートと成し、しかる後、セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施し、これを複数枚積層し焼成することによって作製される。
【0028】
なお、基体1が金属からなる場合、その表面に耐蝕性に優れかつロウ材との濡れ性に優れる金属、具体的には厚さ0.5〜9μmのNi層と、厚さ0.5〜5μmのAu層を順次メッキ法により被着させておくのがよく、基体1が酸化腐蝕するのを有効に防止できるとともに、基体1の載置部1aに半導体素子9を強固に接着固定させることができる。また、基体1がセラミックスから成る場合、載置部1aに耐蝕性に優れかつロウ材との濡れ性に優れる金属、具体的には厚さ0.5〜9μmのNi層と厚さ0.5〜5μmのAu層を順次メッキ法により被着させておくのがよく、基体1の上側主面の載置部1aに半導体素子9を強固に接着固定させることができる。
【0029】
また、基体1の上側主面には、載置部1aを囲繞するように、側部に入出力端子4を嵌着するための貫通孔または切欠き部から成る取付部2aが形成された枠体2が銀ロウ等のロウ材で接合されており、枠体2の内側に半導体素子9を収納するための空所が形成される。この枠体2は、基体1と同様の金属から成り箱状体の側壁を成すものであり、その製作は基体1と同様の加工法により、側部に取付部2aを有するような形状に加工される。
【0030】
なお、枠体2の基体1への接合は、基体1の上側主面と枠体2の下面とを、基体1の上側主面に敷設した適度なボリュームを有するプリフォームとされた銀ロウ等のロウ材を介して接合される。さらに、枠体2の表面には、基体1と同様に0.5〜9μmのNi層や厚さ0.5〜5μmのAu層等の金属層をメッキ法により被着させておくと良い。
【0031】
また、枠体2の取付部2aには、半導体素子9と外部電気回路との高周波信号の入出力を行う機能を有するとともに半導体パッケージの内外を遮断する機能を有する入出力端子3が、これに設けられているメタライズ層を介して銀ロウ等のロウ材で接合される。この入出力端子3は、略長方形等の略四角形の平板部3aの上面に、横倒しにされた四角柱状の立壁部3bが積層されて成る。
【0032】
入出力端子3の平板部3aおよび立壁部3bは、アルミナ,窒化アルミニウム,ムライト等のセラミックスから成る。そして、平板部3aの上面には、長辺の1辺から対向する他辺にかけて、W,Mo−Mn等のメタライズ層から成る複数の線路導体3a−Aが形成される。複数の線路導体3a−Aにおいては、平板部3aの上面の辺部(短辺部)に端部線路導体Aが一方の辺部または両方の辺部に形成される。
【0033】
また、平板部3aの下面には、全面に線路導体3a−Aと同様のメタライズ層から成る下部接地導体3a−Cが形成される。
【0034】
平板部3aの線路導体3a−A、側部接地導体3a−Bおよび下部接地導体3a−Cは、W,Mo,Mn等のメタライズ層から成り、例えばW等の粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、平板部3a形成用のセラミックグリーンシートに、予め従来周知のスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておき、焼成することによって形成される。
【0035】
また、平板部3aの上面には立壁部3bが積層される。この立壁部3bは、平板部3aと同様のセラミックスから成り、その上面の全面に線路導体3a−Aと同様のメタライズ層から成る上部接地導体3b−Aが形成され、また側面には側部接地導体3a−Bが形成される。立壁部3bの上部接地導体3b−A、側部接地導体3b−Bは、平板部3aに形成される線路導体3a−A、側部接地導体3a−Bおよび下部接地導体3a−Cと同様の方法により所定パターンに印刷塗布しておき、焼成することにより形成される。
【0036】
本発明において、図2(a)に示すように、平板部3aの線路導体3a−Aに略平行な側面からその側面に略面一な立壁部3bの側面(端面)にかけて、立壁部3bの側面と略同じ幅のメタライズ層(側部接地導体3a−B,側部接地導体3b−B)が形成される。
【0037】
そして本発明では、端部線路導体Aが、メタライズ層側の側辺を平板部3aの上面の辺に合わせて形成されているとともに平板部3aおよび立壁部3bの側面における境界線Bを囲むように中央部が境界部Bに略平行な導体非形成部5が形成されており、メタライズ層は、立壁部3bの側面の略全面に形成されているとともに平板部3aでの幅が立壁部3bでの幅よりも大きく導体非形成部5の長さよりも短くなっている。従って、端部線路導体Aの幅は、導体非形成部5の部位でその残部よりも狭くなっている。
【0038】
この構成により、側部接地導体層3a−Bおよび側部接地導体3b−Bと端部線路導体Aとの間隔を充分なものとすることができ、側部接地導体層3a−Bおよび側部接地導体3b−Bと端部線路導体Aとの間で放電や高周波信号の漏れ等が発生するのを有効に防止できる。また、製造工程において端部線路導体Aとなる金属ペーストの印刷層にニジミが発生しても、導体非形成部5が設けられていることから、金属ペーストが側部接地導体層3a−Bおよび側部接地導体3b−Bに接触して枠体に短絡することが解消される。
【0039】
また、入出力端子3を枠体2にロウ材等で接合する際に、ロウ材が立壁部3b側よりも幅広とされた平板部3a側の側部接地導体層3a−Bに広がるため、ロウ材が端部線路導体A側に侵入するのを防ぐことができる。また、枠体2の取付部2a内面と平板部3aの側部接地導体層3a−Bの端部(辺部)との間でロウ材の良好なメニスカスが形成されるため、入出力端子3の接合性および気密性が向上する。
【0040】
本発明では、側部接地導体層3a−Bの幅が側部接地導体3b−Bよりも幅広になっているが、それらの幅の差は片側で0.05mm以上あればよく、0.05mm未満では、ロウ材が端部線路導体A側に侵入し易くなる。また、側部接地導体層3a−Bは、少なくとも片側で平板部3aの線路導体3a−Aに直交する側面側の近傍まで形成してもよいが、導体非形成部5が長くなりすぎて伝送損失等が増大するため、立壁部3bからの距離が幅広部の幅に加えて0.25〜0.3mm長い距離程度以下までの領域内に形成するのがよい。
【0041】
本発明において、図2(b)に示すように、導体非形成部5は、その端部線路導体Aの幅方向における幅をb(mm)とし、端部線路導体Aの幅をc(mm)としたときに、c/4≦b≦2c/3であることが好ましい。b<c/4であると、端部線路導体Aとなる金属ペーストをセラミックグリーンシートに印刷する際に発生するニジミにより、枠体2に短絡してしまう場合があるため、半導体パッケージの電気特性を正常に保持することが困難となる。b>2c/3となると、端部線路導体Aの幅が小さくなり過ぎて抵抗が増大し、高周波信号を伝送する伝送線路として用いた場合に伝送遅延や反射が発生し、また大電流の入力用として用いた場合には発熱する場合がある。
【0042】
例えば、端部線路導体Aの幅cが0.6mmである場合、導体非形成部5の幅bは0.15〜0.4mmであれば良く、この範囲であれば入出力端子3を正常に作動させることができる。
【0043】
また、図3に示すように、導体非形成部5の露出した両端部5aの長さがそれぞれb以上であることが好ましい。この場合、側部接地導体3a−Bの幅が立壁部3bの側面の幅に近似した場合とする。端部線路導体Aの露出した端部5aの長さがb未満の場合、端部線路導体Aとなる金属ペーストをセラミックグリーンシートに印刷する際に発生するニジミにより、枠体2に短絡してしまう場合がある。また、端部線路導体Aの導体非形成部5における放電や伝送遅延等の不具合の発生を有効に抑えることができる。
【0044】
さらに、図2,図3のように導体非形成部5は両端部が端部線路導体A側に凸の曲線状とされていることが好ましい。これにより、導体非形成部5は両端部で高周波信号の反射が発生しにくくなり、また端部線路導体Aの抵抗がなめらかに変化するものとなり、高周波信号の伝送損失を低減することができる。具体的には、円弧状、部分楕円状、2次曲線状(放物線状)、双曲線状等とすることができる。
【0045】
このような半導体パッケージに、半導体素子9を載置部1aにSn−Pb半田等の低融点ロウ材で載置固定するとともに、線路導体3a−Aと半導体素子9とをボンディングワイヤで電気的に接続し、シールリング6上面に蓋体(図示せず)をシーム溶接等により接合することにより、製品としての半導体装置となる。この半導体装置は、例えば外部電気回路から供給される高周波信号等の駆動信号によって半導体素子9を作動させ、大容量の情報を高速に伝送する、通信基地局などの通信装置等に用いられる。
【0046】
【実施例】
本発明の実施例を以下に説明する。図2の入出力端子3を以下のように構成した。アルミナ質焼結体から成る平板部3aの上面に、厚さ15μmのMo−Mnのメタライズ層から成る複数の線路導体3a−Aを形成し、複数の線路導体3a−Aの一部を間に挟んでアルミナ質焼結体から成る立壁部3bをロウ付けして接合した。平板部3aの大きさを縦1.5mm、横4mm、厚さ0.6mmとし、また、幅0.5mm、高さ0.5mmの立壁部を平板部3aの上面に厚さ15μmの端部線路導体Aを挟んでロウ付けしたサンプルを作製した。このとき、端部線路導体Aの幅cを0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,1(mm)として、それぞれの幅に対して導体非形成部5の幅bがb<c/4の場合、c/4≦b≦2c/3の場合、2c/3<bの場合の5種の場合について、サンプルを各5個で計25個作製し、総数で150個作製した。
【0047】
なお、これらのサンプルにおいて側部接地導体層3a−Bの幅は側部接地導体層3b−Bよりも片側で0.1mm幅広になるようにした。
【0048】
そして、これらのサンプルについて、端部線路導体Aに10GHzの高周波信号を伝送させたときの伝送特性を評価し、また端部線路導体Aに別途10A(アンペア)の電流を入力して短絡の有無を評価した。その結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
Figure 0003752472
【0050】
表1より、端部線路導体Aに導体非形成部5をc/4≦b≦2c/3となるように設けることにより、高周波信号の伝送特性が良好であり、また電流を流した際の短絡が効果的に防止されることが明らかになった。
【0051】
また、端部線路導体Aの幅cを0.6mm、導体非形成部5の幅bを0.3mmとした場合に、側部接地導体層3a−Bの幅と側部接地導体層3b−Bの幅が同じである入出力端子3をサンプルS1、側部接地導体層3a−Bの幅が側部接地導体層3b−Bよりも片側で0.03mm大きい入出力端子3をサンプルS2、側部接地導体層3a−Bの幅が側部接地導体層3b−Bよりも片側で0.05mm大きい入出力端子3をサンプルS3、側部接地導体層3a−Bの幅が側部接地導体層3b−Bよりも片側で0.07mm大きい入出力端子3をサンプルS4とした。
【0052】
これらのサンプルS1〜S4を各5個作製し、Fe−Ni−Co合金から成る枠体2の取付部2aにAgロウでロウ付けした際の、Agロウが端部線路導体A側へ侵入して接触していないか観察した。サンプルS1では、5個中3個においてAgロウが端部線路導体Aに接触した。サンプルS2では、5個中1個においてAgロウが端部線路導体Aに接触した。サンプルS3,S4では、5個全てにおいてAgロウが端部線路導体Aに接触することはなかった。
【0053】
従って、側部接地導体層3a−Bの幅が側部接地導体層3b−Bよりも幅広であり、好ましくは側部接地導体層3a−Bの幅が側部接地導体層3b−Bよりも片側で0.05mm大きいことがよいことが判った。
【0054】
さらに、端部線路導体Aの幅cを0.6mm、導体非形成部5の幅bを0.3mmとした場合に、導体非形成部5の両端部が端部線路導体A側に凸の円弧状とされている入出力端子3をサンプルS5とし、導体非形成部5の両端部が傾斜した直線状とされている入出力端子3をサンプルS6とし、これらのサンプルS5,S6の各端部線路導体Aに10GHzの高周波信号を伝送させたときのそれぞれの伝送特性を評価した。その結果、サンプルS6ではサンプルS5に比べて伝送損失が発生した。これは、導体非形成部5の両端部で高周波信号の反射が生じたためと考えられる。
【0055】
なお、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更を施すことは何等差し支えない。例えば、半導体素子9が半導体レーザ(LD),フォトダイオード(PD)等の光半導体素子である場合においても本発明の効果は同様であり、その場合は枠体2に光ファイバ取着用の貫通孔を設ければ良い。
【0056】
【発明の効果】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、上側主面に半導体素子が載置される載置部を有する基体と、基体の上側主面に載置部を囲繞するように取着された金属製の枠体と、枠体の側部に形成された貫通孔または切欠き部から成る入出力端子の取付部と、上面に一辺から対向する他辺にかけて複数の線路導体が形成された略四角形の誘電体から成る平板部および平板部の上面に複数の線路導体の一部を間に挟んで接合された誘電体から成る立壁部を有し、かつ平板部および立壁部の線路導体に略平行な側面にメタライズ層が連続して形成されて取付部に嵌着された入出力端子とを具備し、複数の線路導体のうち端に位置する端部線路導体は、メタライズ層側の側辺を平板部上面の辺に合わせて形成されているとともに平板部と立壁部との側面における境界線を囲むように中央部が境界線に略平行な導体非形成部が形成されており、メタライズ層は、立壁部の側面の略全面に形成されているとともに平板部での幅が立壁部での幅よりも大きく導体非形成部の長さよりも小さいことにより、端部線路導体と平板部および立壁部の側面の接地導体との間で放電の発生や電磁波の漏れ等を解消することができ、また、端部線路導体となる金属ペーストの印刷塗布層にニジミが発生したとしても、端部線路導体が金属製の枠体に接触して電気的に短絡することがない。
【0057】
また、入出力端子を枠体にロウ材等で接合する際に、ロウ材が立壁部側よりも幅広とされた平板部側のメタライズ層に広がるため、ロウ材が端部線路導体側に侵入するのを防ぐことができる。また、枠体の取付部内面と平板部のメタライズ層の端部との間でロウ材の良好なメニスカスが形成されるため、入出力端子の接合性および気密性が向上する。その結果、内部に収容する半導体素子を長期にわたり正常かつ安定に作動させることができる。
【0058】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、好ましくは、導体非形成部は、その端部線路導体の幅方向における幅をbとし、端部線路導体の幅をcとしたときに、c/4≦b≦2c/3であることにより、端部線路導体となる金属ペーストが枠体に接触して短絡するのを有効に防ぐとともに、端部線路導体の幅が小さくならないようにして抵抗の増大による高周波信号の伝送損失および大電流による発熱を防ぐことができる。
【0059】
また本発明の半導体素子収納用パッケージは、好ましくは、導体非形成部は両端部が端部線路導体側に凸の曲線状とされていることにより、高周波信号が伝送される場合に導体非形成部の両端部で反射等の損失が発生するのを有効に防ぐことができる。
【0060】
本発明の半導体装置は、本発明の半導体素子収納用パッケージと、載置部に載置固定されるとともに入出力端子に電気的に接続された半導体素子と、枠体の上面に接合された蓋体とを具備したことにより、半導体素子が長期に亘って安定的に作動する信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子収納用パッケージについて実施の形態の例を示す斜視図である。
【図2】図1の半導体素子収納用パッケージにおける入出力端子の実施の形態の例を示し、(a)は入出力端子の斜視図、(b)は入出力端子の端部線路導体の導体非形成部を示す部分拡大平面図である。
【図3】本発明の半導体素子収納用パッケージにおける入出力端子について実施の形態の他の例を示し、端部線路導体の導体非形成部の部分拡大平面図である。
【図4】従来の半導体素子収納用パッケージの斜視図である。
【図5】図4の半導体素子収納用パッケージに用いられる入出力端子の斜視図である。
【図6】従来の半導体素子収納用パッケージに用いられる入出力端子の他の例の斜視図である。
【符号の説明】
1:基体
1a:載置部
2:枠体
2a:取付部
3:入出力端子
3a:平板部
3a−A:線路導体
3b:立壁部
5:導体非形成部
9:半導体素子
A:端部線路導体
B:境界線

Claims (4)

  1. 上側主面に半導体素子が載置される載置部を有する基体と、該基体の前記上側主面に前記載置部を囲繞するように取着された金属製の枠体と、該枠体の側部に形成された貫通孔または切欠き部から成る入出力端子の取付部と、上面に一辺から対向する他辺にかけて複数の線路導体が形成された略四角形の誘電体から成る平板部および該平板部の上面に前記複数の線路導体の一部を間に挟んで接合された誘電体から成る立壁部を有し、かつ前記平板部および前記立壁部の前記線路導体に略平行な側面にメタライズ層が連続して形成されて前記取付部に嵌着された前記入出力端子とを具備しており、前記複数の線路導体のうち端に位置する端部線路導体は、前記メタライズ層側の側辺を前記平板部上面の辺に合わせて形成されているとともに前記平板部と前記立壁部との前記側面における境界線を囲むように中央部が前記境界線に略平行な導体非形成部が形成されており、前記メタライズ層は、前記立壁部の前記側面の略全面に形成されているとともに前記平板部での幅が前記立壁部での幅よりも大きく前記導体非形成部の長さよりも小さいことを特徴とする半導体素子収納用パッケージ。
  2. 前記導体非形成部は、その前記端部線路導体の幅方向における幅をbとし、前記端部線路導体の幅をcとしたときに、c/4≦b≦2c/3であることを特徴とする請求項1記載の半導体素子収納用パッケージ。
  3. 前記導体非形成部は、両端部が前記端部線路導体側に凸の曲線状とされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体素子収納用パッケージ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の半導体素子収納用パッケージと、前記載置部に載置固定されるとともに前記入出力端子に電気的に接続された半導体素子と、前記枠体の上面に接合された蓋体とを具備したことを特徴とする半導体装置。
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