JP3749974B2 - 電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、電気自動車に搭載された蓄電装置を充電するための蓄電装置充電用電源コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車の動力原としては、鉛電池、電気二重層コンデンサ等の蓄電装置があり、この蓄電装置は、残存容量がなくなった場合に外部の充電装置によって充電される。この充電に際しては、充電装置用電源コネクタにより充電装置と蓄電装置とが接続される。
【0003】
一般的に、このようなコネクタは、互いに結合されるように構成された一対のオス型コネクタとメス型コネクタとからなる。通常、オス型コネクタを電源供給側のコネクタとして使用すると、その両突出部がショートする可能性があると共に操作者がその突出部に触れて感電する危険性があるので好ましくなく、該ショートの可能性や操作者の感電の危険性が少ないメス型コネクタが電源の供給側のコネクタとして使用されるのが通常である。この場合、必然的に電源受容側コネクタとしてはオス型コネクタが使用される。
【0004】
電気自動車に搭載された蓄電装置を充電するための蓄電装置充電用電源コネクタにおいても、充電装置側コネクタ部には電気が供給されるので、ショートの可能性や操作者の感電の危険性をなくすために充電装置側コネクタ部にはメス型コネクタが使用され、必然的に蓄電装置側コネクタ部にはオス型コネクタが使用されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蓄電装置側コネクタには、蓄電装置に充電された電気が導かれるので、蓄電装置側のコネクタの型式がオス型であると、ショートの可能性や作業者の感電の危険性がある。
【0006】
本発明の目的は、接続作業を安全に行い得る電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、請求項1の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタは、電気自動車の車体に取り付けられた蓄電装置側コネクタ部と、充電装置側コネクタ部とからなる電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタにおいて、前記蓄電装置側コネクタ部は、凹部と、前記凹部の中に設けられていると共に前記電気自動車に備えられた蓄電装置に接続された複数の棒状電極端子と、前記凹部を閉鎖すべく前記凹部の開口部近傍に設けられたシャッタと、前記凹部を規定する前記蓄電装置側コネクタ部の部分には前記凹部内に突出可能に配設される共に当該凹部内方向に付勢される突出部材と、前記複数の棒状電極端子を保護すべく該複数の棒状電極端子に摺動自在に外挿されると共に前記凹部内に摺動自在に挿入され、且つ前記複数の棒状電極端子の保護状態において前記突出部材を受容する第1の窪みを有する電極保護部材と、前記シャッタの開閉及び前記突出部材の移動を制御する接続制御装置とを備え、前記充電装置側コネクタ部は、前記凹部に挿入可能に構成されており、前記凹部に挿入される際前記複数の棒状電極端子に嵌合する二つの孔を規定すると共に、充電ステーションに備えられた充電装置に接続され、前記複数の棒状電極端子に前記二つの孔が嵌合する場合前記突出部材を収容する第2の窪みを有するソケット部を備え、前記接続制御装置は、前記充電装置側コネクタ部が前記蓄電装置側コネクタ部に接する場合に前記シャッタを開くと共に前記突出部材を移動可能にし、前記複数の棒状電極端子に前記二つの孔が嵌合する場合に前記突出部材を固定することを特徴とする。
【0008】
請求項1の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタによれば、蓄電装置側コネクタ部及び充電装置側コネクタ部の双方がメス型コネクタとして構成されているので、ショートの可能性及び操作者の感電の危険性を低減させることができる。加えて、接続制御装置は、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接するとシャッタを開くので、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部から引き抜かれた後は、シャッタで蓄電装置側コネクタ部の凹部が閉鎖されて、凹部内に設けられた電極端子のショートの可能性及び操作者の感電の危険性をなくすことができる。
また、凹部を規定する蓄電装置側コネクタ部の部分には凹部に向かって突出可能に配設される共に凹部内方向に付勢される突出部材が設けられており、接続制御装置は、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接すると突出部材を移動可能にするので、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接続されていない場合において、突出部材は第1の窪みに収容された状態で固定される。このとき、固定された突出部材は第1の窪みと係合し、電極保護部材が複数の棒状電極端子の保護状態に固定されるため、凹部内に設けられた電極端子のショートの可能性及び操作者の感電の危険性を確実になくすことができる。加えて、接続制御装置は、複数の棒状電極端子に充電装置側コネクタ部のソケット部の二つの孔が嵌合する場合に突出部材を固定するので、突出部材はソケット部の第2の窪みに収容された状態で固定されて第2の窪みと係合し、ソケット部が凹部に挿入された状態において固定されるため、接続制御装置は、電極保護部材及び充電装置側コネクタ部のソケット部の一方を確実に蓄電装置側コネクタ部にロックすることができる。
【0009】
請求項2の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタは、請求項1の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタにおいて、前記充電装置側コネクタ部は複数の突起部を有し、前記蓄電装置側コネクタ部は前記複数の突起部をそれぞれ受容する複数の受容部を有し、前記接続制御装置は、前記複数の受容部が前記複数の突起部をそれぞれ受容すると前記シャッタを開くと共に前記突出部材を移動可能にすることを特徴とする。
【0010】
請求項2の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタによれば、接続制御装置は、充電装置側コネクタ部の有する複数の突起部が、複数の突起部に対応して蓄電装置側コネクタ部の有する複数の受容部にそれぞれ受容されるとシャッタを開くと共に突出部材を移動可能にするので、電極の正負が逆の状態で充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接続されることを防止することができ、もってコネクタ部の電極の正負が逆になることを防止することができる。
【0012】
請求項3の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタは、請求項2の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタにおいて、前記複数の突起部と前記複数の受容部は互いに対応する位置に夫々配設されており、前記二つの孔は前記複数の受容部の各々が前記複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に前記複数の棒状電極端子と嵌合し、前記接続制御装置は前記複数の受容部の各々が前記複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に前記シャッタを開くと共に前記突出部材を移動可能にすることを特徴とする。
【0013】
請求項3の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタによれば、複数の突起部と複数の受容部は互いに対応する位置に夫々配設されており、二つの孔は複数の受容部の各々が複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に複数の棒状電極端子と嵌合し、接続制御装置は、複数の受容部の各々が複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に、シャッタを開くと共に突出部材を移動可能にするので、電極の正負が逆の状態で充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接続されることを確実に防止することができ、もってコネクタ部の電極の正負が逆になることを確実に防止することができる。
【0014】
請求項4の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタは、請求項1乃至3のいずれか1項の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタにおいて、前記シャッタが絞り機構からなることを特徴とする。
【0015】
請求項5の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタは、請求項2乃至4のいずれか1項の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタにおいて、前記突出部材が前記第1の窪み及び前記第2の窪みに収容可能な球頭部を有するスプリングキャッチを含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1及び図2に示す好ましい実施の形態に係る電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタを詳述する。ここに、図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電装置充電用電源コネクタの被接続状態における断面図を示しており、図2は、本発明の実施の形態に係る蓄電装置充電用電源コネクタの接続状態における断面図を示している。
【0017】
以下、図1及び図2を参照しながら、電気自動車に備えられた電気二重層コンデンサ型の蓄電装置1に接続されるべき蓄電装置側コネクタ部10の構造を説明する。
【0018】
図1において、蓄電装置側コネクタ部10は円筒カップ状凹部11と、凹部11の開口部に設けられたフランジ12とからなる。蓄電装置側コネクタ部10は、フランジ12を介して該電気自動車の車体構造2に適宜な手段で固定される。
【0019】
凹部11の底部13における中央部には絶縁部14が設けられており、絶縁部14には、棒状銅製の2本の電極端子15,16がそれぞれその根本部17,18で固定されている。該根本部17,18は絶縁部14を貫通している。凹部11の底部13の外側には、根本部17,18を覆うようにカバー22が取付けられている。
【0020】
電極端子15,16は互い平行に配列されていると共に、それらの各先端19,20が凹部11の中に収まる長さを有する。電極端子16,15の根本部18,17にはそれぞれ接続線24,25が接続されている。接続線24、25は、カバー22の貫通部23を通って蓄電装置1の正極端子及び負極端子にそれぞれ接続されている。ここに、接続線24にはスイッチ45が設けられている。また、蓄電装置1の正極端子は、接続線46介して推進用モータ(M)47に接続されている。接続線46の途中には、スイッチ48及び推進用モータドライバ49が設けられている。スイッチ45は、電気自動車に備えられた後述する制御装置80に接続されており、制御装置80によってオン・オフが制御されている。スイッチ48はイグニッションキーの操作に連動してオン・オフするスイッチである。
【0021】
一方、電極端子15,16を保護するための電極保護部材26は、凹部10の内部空間の横断面形状と相補的な横断面形状を有していると共に、電極端子15,16が挿通する二つの長手方向孔27,28を有しており、この電極部材26は、凹部11の中に摺動自在に収容され、その際2本の電極端子15,16は、電極保護部材26の孔27,28にそれぞれ通される。凹部11の底部13と電極保護部材26の底部29との間には、電極保護部材26を凹部11の開口部に向けて付勢する圧縮バネ30が配設されている。
【0022】
凹部11の側部の中位における対角位置には、突出部材としての一対のスプリングキャッチ31,31が設けられている。スプリングキャッチ31,31のそれぞれは、球頭32,32と、球頭32,32を付勢するバネ33,33とからなる。一方、電極保護部材26の側面には、電極保護部材26が凹所11の開口部側に位置するときにスプリングキャッチ31,31の球頭32,32を受容する窪み35,35を対角位置に一対備える。これにより、電極保護部材26が圧縮バネ30により凹部11の開口部側に移動したときに、電極保護部材26の窪み35,35にスプリングキャッチ31,31の球頭32,32が嵌合して、電極保護部材26は、その位置でロックされる(図1参照)。さらには、球頭32,32は、制御装置80の制御に応じて電磁作用によって突出位置で固定されるように構成されている。
【0023】
また、凹部11の開口部近傍には、図3に示すような絞り構造のシャッタ36が設けられている。ここに、図3は、蓄電装置側コネクタ部のシャッタ36が閉鎖している状態における端面図である。シャッタ36の操作端37には、制御装置80の制御に応じて電磁的に動作するアクチュエータ38が接続されている。
【0024】
さらに、図3に示すように、フランジ12の外側端面には、対角位置に一対のプッシュ式スイッチ39,40を中に有する凹所41,42が設けられている。スイッチ39、40は、制御装置80に接続されており、制御装置80によりオン・オフが制御される。凹所41の形状は四角であり、凹所42の形状は三角であり、各形状が互いに異なる。
【0025】
以下、図1及び図2を参照しながら、充電ステーション4に備えられた充電装置3に接続されるべき充電装置側コネクタ部50を説明する。ここに、充電装置3の電圧は200V(直流)である。
【0026】
充電装置側コネクタ部50は段付き円筒状をなしており、小径のソケット部51と、大径部52とからなる。ソケット部51には、長手方向に二つの円筒状の盲孔52,53が設けられている。盲孔52,53は、蓄電装置側コネクタ部10の電極端子15,16がそれぞれ差し込まれ得るように配置されている。盲孔52,53を規定するソケット部51の部分54,55は銅で作られており、その底部54a,55aの先端は、大径部52の中央部に設けられた凹所56にまで伸長している。大径部52の肩部には環状凹所57が設けられている。環状凹所57には中空部59を有する環状部材58が大径部57の長手方向に摺動自在に収容されており、さらに、環状部材58の中空部59の中には環状部材60が該長手方向に摺動自在に収容されている。環状部材58,60は、それぞれ環状凹所57、中空部59から抜け落ちないように適宜に突起部が設けられている。
【0027】
環状凹所57の底部を規定する大径部52の部分61と環状部材60の底部62の間には、環状部材58,60をソケット部51の先端に向かって付勢するように圧縮バネ63,63が配設されている。環状部材58,60の各長さは環状凹所57の深さとほぼ同じであり、それらの収縮時は環状凹所57の中に収容され得、また、環状部材58,60が伸長したときは、環状部材60の先端がソケット部51の先端よりも少し越える程度となるように各部材の長さが設定されている。環状部材60の先端には、対角位置であって凹所39,40と対応する位置に一対の突起75,76が設けられている。突起75の形状は凹所39の四角形状と相補的であり、突起76の形状は凹所40の三角形状と相補的である。
【0028】
大径部52の凹所56の開口部には、凹所56を閉鎖する蓋部65が設けられている。底部54a,55aの各突出部には、接続線67,68がそれぞれ接続されている。接続線67,68は蓋部65に設けられた貫通部69を通って充電ステーションの充電装置の負極端子及び正極端子に接続されている。
【0029】
また、ソケット部51の先端部における側部の対角位置には、充電装置側コネクタ部50のソケット部51が蓄電装置側コネクタ部10の凹部11に差し込まれる際に、スプリングキャッチ31の球頭32が嵌合する一対の孔70,70が設けられている。
【0030】
以下、図1から図3を参照しながら、本発明の実施の形態に係る電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタの作動について説明する。
【0031】
電気自動車は、蓄電装置1に充電された電気量が少なくなったときに、充電ステーション4にいき、充電装置3に接続された充電装置側コネクタ50を以下のように電気自動車の車体構造2に設けられた蓄電装置側コネクタ10に接続する。
【0032】
充電装置側コネクタ部50は、環状部材58,60が圧縮バネ63の付勢力によって伸長状態にある。充電装置側コネクタ部50を蓄電装置側コネクタ部10に差し込むときに、環状部材60の先端に設けられた突起75,76が凹所39,40にそれぞれ嵌合するように充電装置側コネクタ部50を蓄電装置側コネクタ部10に向きを合わせる。180°反転した位置では突起75と凹所40の各形状が、突起76と凹所39の各形状がそれぞれ一致しないので、コネクタ部50の突起75,76をコネクタ部10の凹所39,40に嵌合させることができず、電極端子15,16が孔52,55に反対に差し込まれて電極の正負が逆になるのを防止できる。スイッチ41,42を有する凹所39,40の数、同様に先端部の突起75,76の数は三つ以上でもよい。
【0033】
上記のように、突起75,76によって、凹所39,40内のスイッチ41,42の双方がオンになり、かつイグニッションキーがオフのとき、すなわち、スイッチ48がオフのときに、制御装置80はスイッチ45をオンにし、アクチュエータ38を作動させてシャッタ36を開け、同時に凹部11に設けられたスプリングキャッチ31,31の球頭32,32における電磁的作用による固定を解除する。その後、充電装置側コネクタ部50をさらに押し込むと、充電装置側コネクタ部50のソケット部51は電極部材15,16を孔52,53に収容しつつ電極保護部材26を圧縮バネ30,30の付勢力に抗して凹部11の奧へ押し込む。その際、環状部材58,60は、圧縮バネ63,63の付勢力に抗して環状凹所57の中に収容される。ソケット部51の先端が電極保護部材26を押し切ったときに、凹部11に設けられたスプリングキャッチ31,31の球頭32,32が充電装置側コネクタ部50のソケット部51の窪み70、70に嵌合してソケット部51、すなわち充電装置側コネクタ部50をロックする。この際、制御装置80は、スプリングキャッチ31,31の球頭32,32を電磁作用により固定する。これにより、充電装置側コネクタ部50を蓄電装置側コネクタ10に確実にロックできる。
【0034】
以上の動作により、本システムは充電スタンバイモードとなり、操作者の適宜な操作によって充電装置3から蓄電装置1へ充電がなされる。
【0035】
蓄電装置1の充電完了後、制御装置80は、スイッチ45をオフにし、同時に凹部11に設けられたスプリングキャッチ31,31の球頭32,32における電磁的作用による固定を解除する。次に、操作者によって、充電装置側コネクタ50が蓄電装置用コネクタ10から引き抜かれると、縮んでいた環状部材58,60が伸長し、その先端部にある突起75,76がスイッチ39,40から離れ、スイッチ39,40がオフになる。これにより、制御装置80は、アクチュエータ38を作動させてシャッタ36を閉じる。また、電極保護部材26が凹部11内の開口部側に位置したとき、凹部11に設けられたスプリングキャッチ31,31の球頭32,32が電極保護部材26に設けられた窪み35,35に嵌合して電極保護部材26をロックする。この際、制御装置80は、スプリングキャッチ31,31の球頭32,32を電磁作用により固定する。これにより、電極保護部材26を蓄電装置側コネクタ部10の凹部11内の開口部側に確実にロックできる。
【0036】
以上により、本システムは走行スタンバイモードとなり、イグニッションキーの操作によりスイッチ48をオンとすることによって、電気自動車は走行可能となる。
【0037】
本実施の形態によれば、蓄電装置側コネクタ部10及び充電装置側コネクタ部50の双方がメス型コネクタとして構成されているので、ショートの可能性及び操作者の感電の危険性を低減させることができる。また、充電装置側コネクタ部50を蓄電装置側コネクタ部10から引き抜いた後、シャッタ36で蓄電装置側コネクタ部10の凹部11を閉鎖するので、凹部11内に設けられた電極端子15、16のショートの可能性及び操作者の感電の危険性をなくすことができる。さらには、充電装置側コネクタ部50を蓄電装置側コネクタ部10から引き抜いたときに、接続線24に設けられたスイッチ45をオフにするので、凹部11内に設けられた電極端子15、16のショートの可能性及び操作者の感電の危険性を確実になくすことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタによれば、蓄電装置側コネクタ部及び充電装置側コネクタ部の双方がメス型コネクタとして構成されているので、ショートの可能性及び操作者の感電の危険性を低減させることができる。加えて、接続制御装置は、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接するとシャッタを開くので、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部から引き抜かれた後は、シャッタで蓄電装置側コネクタ部の凹部が閉鎖されて、凹部内に設けられた電極端子のショートの可能性及び操作者の感電の危険性をなくすことができる。
また、凹部を規定する蓄電装置側コネクタ部の部分には凹部に向かって突出可能に配設される共に凹部内方向に付勢される突出部材が設けられており、接続制御装置は、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接すると突出部材を移動可能にするので、充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接続されていない場合において、突出部材は第1の窪みに収容された状態で固定される。このとき、固定された突出部材は第1の窪みと係合し、電極保護部材が複数の棒状電極端子の保護状態に固定されるため、凹部内に設けられた電極端子のショートの可能性及び操作者の感電の危険性を確実になくすことができる。加えて、接続制御装置は、複数の棒状電極端子に充電装置側コネクタ部のソケット部の二つの孔が嵌合する場合に突出部材を固定するので、突出部材はソケット部の第2の窪みに収容された状態で固定されて第2の窪みと係合し、ソケット部が凹部に挿入された状態において固定されるため、接続制御装置は、電極保護部材及び充電装置側コネクタ部のソケット部の一方を確実に蓄電装置側コネクタ部にロックすることができる。
【0039】
請求項2の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタによれば、接続制御装置は、充電装置側コネクタ部の有する複数の突起部が、複数の突起部に対応して蓄電装置側コネクタ部の有する複数の受容部にそれぞれ受容されるとシャッタを開くと共に突出部材を移動可能にするので、電極の正負が逆の状態で充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接続されることを防止することができ、もってコネクタ部の電極の正負が逆になることを防止することができる。
【0040】
請求項3の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタによれば、複数の突起部と複数の受容部は互いに対応する位置に夫々配設されており、二つの孔は複数の受容部の各々が複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に複数の棒状電極端子と嵌合し、接続制御装置は、複数の受容部の各々が複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に、シャッタを開くと共に突出部材を移動可能にするので、電極の正負が逆の状態で充電装置側コネクタ部が蓄電装置側コネクタ部に接続されることを確実に防止することができ、もってコネクタ部の電極の正負が逆になることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタの被接続状態における断面図である。
【図2】図1の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタの被接続状態における断面図である。
【図3】図1の蓄電装置充電用電源コネクタに係る蓄電装置側コネクタ部のシャッタが閉鎖している状態における端面図である。
【符号の説明】
1 蓄電装置
2 車体構造
3 充電装置
10 蓄電装置側コネクタ部
11 円筒カップ状凹部
14 絶縁部
15,16 電極端子
17,18 接続線
26 電極保護部材
30 圧縮バネ
31 スプリングキャッチ
36 シャッタ
38 アクチュエータ
39,40 プッシュ式スイッチ
41,42 凹所
45,48 スイッチ
50 充電装置側コネクタ部
51 ソケット部
52 大径部
57 環状凹所
58,60 環状部材
63 圧縮バネ
65 蓋部
67,68 接続線
75,76 突起
Claims (5)
- 電気自動車の車体に取り付けられた蓄電装置側コネクタ部と、充電装置側コネクタ部とからなる電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタにおいて、
前記蓄電装置側コネクタ部は、凹部と、前記凹部の中に設けられていると共に前記電気自動車に備えられた蓄電装置に接続された複数の棒状電極端子と、前記凹部を閉鎖すべく前記凹部の開口部近傍に設けられたシャッタと、前記凹部を規定する前記蓄電装置側コネクタ部の部分には前記凹部内に突出可能に配設される共に当該凹部内方向に付勢される突出部材と、前記複数の棒状電極端子を保護すべく該複数の棒状電極端子に摺動自在に外挿されると共に前記凹部内に摺動自在に挿入され、且つ前記複数の棒状電極端子の保護状態において前記突出部材を受容する第1の窪みを有する電極保護部材と、前記シャッタの開閉及び前記突出部材の移動を制御する接続制御装置とを備え、
前記充電装置側コネクタ部は、前記凹部に挿入可能に構成されており、前記凹部に挿入される際前記複数の棒状電極端子に嵌合する二つの孔を規定すると共に、充電ステーションに備えられた充電装置に接続され、前記複数の棒状電極端子に前記二つの孔が嵌合する場合前記突出部材を収容する第2の窪みを有するソケット部を備え、
前記接続制御装置は、前記充電装置側コネクタ部が前記蓄電装置側コネクタ部に接する場合に前記シャッタを開くと共に前記突出部材を移動可能にし、前記複数の棒状電極端子に前記二つの孔が嵌合する場合に前記突出部材を固定することを特徴とする電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタ。 - 前記充電装置側コネクタ部は複数の突起部を有し、前記蓄電装置側コネクタ部は前記複数の突起部をそれぞれ受容する複数の受容部を有し、前記接続制御装置は、前記複数の受容部が前記複数の突起部をそれぞれ受容すると前記シャッタを開くと共に前記突出部材を移動可能にすることを特徴とする請求項1記載の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタ。
- 前記複数の突起部と前記複数の受容部は互いに対応する位置に夫々配設されており、前記二つの孔は前記複数の受容部の各々が前記複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に前記複数の棒状電極端子と嵌合し、前記接続制御装置は前記複数の受容部の各々が前記複数の突起部のうち対応する突起部を受容する場合に前記シャッタを開くと共に前記突出部材を移動可能にすることを特徴とする請求項2記載の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタ。
- 前記シャッタが絞り機構からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタ。
- 前記突出部材が前記第1の窪み及び前記第2の窪みに収容可能な球頭部を有するスプリングキャッチからなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の電気自動車の蓄電装置充電用電源コネクタ。
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