JP3749228B2

JP3749228B2 - Underfloor storage for vehicles

Info

Publication number: JP3749228B2
Application number: JP2003029451A
Authority: JP
Inventors: 智永本; 亮介松岡
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2003-02-06
Filing date: 2003-02-06
Publication date: 2006-02-22
Anticipated expiration: 2023-02-06
Also published as: JP2004237863A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用床下収納庫に関し、特に、使い勝手が良くジュース類などをこぼした場合にも問題のない車両用床下収納庫に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】
車両用床下収納庫としては、例えば、前後の座席間のフロアパネルにスペアタイヤのトランクルームを形成し、このトランクルームの開口部をフロアパネルに設けたフロアリッドにより開閉するものがある。このような車両用床下収納庫によれば、トランクルームの開口部を開閉するフロアリッドが前席及び後席間に配置されているので、座席を倒すことなくスペアタイヤの出し入れを行うことができ、スペアタイヤの出し入れ作業が行い易いメリットがある（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１１−１０５７４６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで近年、車両が多目的で使用される中で、利用者のニーズに合わせて車両用床下収納庫においても使い勝手の良さが要求される傾向にある。つまり、前述したような特定の荷物を対象とした固定的な利用の仕方ではなく、いろいろなものを収納でき、また、いろいろな収納態様が利用者のニーズに合わせて選択できるようなものが要望されるようになってきている。また、このようにいろいろなものを収納する場合には、床下収納である関係で、傘に付着した水やジュース類をこぼした場合など様々な状況に対応した対策が必要となってくる。
そこで、この発明は、使い勝手がよく収納できると共に傘の雨水やジュース類の浸入を確実に防止できる車両用床下収納庫を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１に記載した発明は、フロア（例えば、実施形態におけるフロアＦ）に凹部（例えば、実施形態における凹部１１）を形成し、この凹部を開閉可能に閉塞するフロアリッド（例えば、実施形態におけるフロアリッド２８）を設け、前記凹部内にフロアバケット（例えば、実施形態におけるフロアバケット１４）を着脱可能に収納し、フロアバケットの裏面に補強リブ（例えば、実施形態における補強リブ１２３）を設け、フロアバケット内にフロア面に沿う方向に回転可能なボックス（例えば、実施形態におけるボックス１５）を設け、フロアバケットとフロアリッドとの間に、シールラバー（例えば、実施形態におけるシールラバー７６）を介装し、前記シールラバーは、フロアバケットのフランジ部（例えば、実施形態におけるフランジ部４８）に取り付けられていることを特徴とする。
このように構成することで、フロアリッドを閉じた状態では、フロアリッドとフロアバケットとの間がシールラバーによりシールされるため、両者の隙間からジュース等や、傘に付着した雨水が浸入することはない。特に、フロアバケットとボックスとの間に浸入した場合は分解や排水が困難となるが、シールラバーにより確実に浸入が阻止されるためこのような心配から解放される。
【０００６】
請求項２に記載した発明は、前記シールラバーは、フロアバケットのフランジ部（例えば、実施形態におけるフランジ部４８）であってフロアバケットの後半部を取り囲むように取り付けられていることを特徴とする。
このように構成することで、凹部の後方で乗員が足元にこぼしたジュース類のボックス内部への浸入が阻止されると共にフロアバケット外側の凹部内に逃がすことができる。ここで、凹部内へ浸入したジュース類はフロアバケットを外して清掃できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面と共に説明する。
図１はこの発明の実施形態の車両用床下収納庫を適用した一例であって、前後３列シートを備えた２ボックスタイプの車両１を示している。
この車両１はフロアＦ上に前方から後方に向けて１列目シート２，２、２列目シート３，３が左右に離間して配置されたもので、更に後方に設けた３列目シート４はいわゆるベンチシートで構成されている。尚、３列目シート４も２列目シート３と同様の構成のシートに替えもよく、３列目シートが配置されていない前後２列シートの車両に適用してもよい。
【０００８】
２列目シート３，３間には図２に示すように２列目シート３よりも幅の狭い中央シート５がフロアＦに対して取り付けられている。中央シート５は一対の脚部６，６を備えたシートフレーム７上にシートクッション８が着脱可能に取り付けられ、シートフレーム７の後側部にシートバック９がシートフレーム７に対して折り畳み可能に取り付けられている。前記脚部６，６はシートフレーム７の両側部下面に車体前後方向に沿って設けられ、ヒンジ部１０を介して互いに車幅方向に向かって折り畳み可能に取り付けられている。また、この脚部６，６の下端が図示しないブラケットによりフロアＦに対して着脱可能に取り付けられている。
【０００９】
そして、取り外された中央シート５は、図３に示すように２つの脚部６，６を上側にして一方向側に折り畳み、シートクッション８を取り外した状態でシートバック９を重ね合わせるように折り畳んだシートフレーム７と、予めシートフレーム７から取り外されたシートクッション８とを前後に並べるようにして、後述する凹部１１内に収納できるようになっている。
尚、１２はヘッドレストを示す。
【００１０】
図４、図５に示すように左右シートが離間した１列目シート２，２と中央シート５を外した２列目シート３，３の間は乗員が前後に移動できる通路１３となっている。
左右の１列目シート２，２の間に位置するフロアＦには、前述したように折り畳まれシートクッション８が取り外された中央シート５が収納可能な四角形状の凹部１１が形成されている。凹部１１には後述するフロアバケットアッセンブリＦＢが着脱可能に収納されている。フロアバケットアッセンブリＦＢは凹部１１に着脱可能に取り付けられるフロアバケット１４とボックス１５とで構成されている。
【００１１】
前記凹部１１の上部開口部１６には前後方向の中央部付近に１列目シート２，２の後部脚部１７を支持する閉断面構造のクロスメンバ１８が横断するように配置されている。クロスメンバ１８には前記凹部１１の前縁に接合され後方に延出する遮蔽プレート１９の後縁が接合され、この部分におけるフロア剛性を確保している。遮蔽プレート１９はフロアＦの一部を構成している。
【００１２】
具体的には、前記クロスメンバ１８はクロスメンバアッパー２０とクロスメンバロア２１とが前縁フランジ２２と後縁フランジ２３とで接合されたもので、前縁フランジ２２下面と後縁フランジ２３上面に遮蔽プレート１９が接続されている。したがって、上部開口部１６は後半部を開放した状態となっている。尚、１列目シート２，２の前部脚部２４は、フロアパネルＰ下面に接合されフロアパネルＰとで閉断面構造を形成するクロスメンバ２５の配置部位に取り付けられている。
【００１３】
また、前記遮蔽プレート１９の後縁と凹部１１の後縁とで形成された開口部分２７を残してフロアカーペット２６が敷設されている。尚、フロアパネルＰとフロアカーペット２６とでフロアＦが構成されている。
そして、この上部開口部１６の後半部、つまり凹部１１の開口部分２７を覆うようにしてフロアリッド２８が遮蔽プレート１９に開閉可能に取り付けられている。
【００１４】
フロアリッド２８は左右の１列目シート２，２の間に配置され、その前縁に設けた一対のヒンジブラケット２９により遮蔽プレート１９に回動可能に支持されている。
また、フロアリッド２８の裏側に取り付けられたストラップ３０端部のフック３１がフロアリッド２８の裏側にセット可能に構成され、フロアリッド２８を開いた状態でフロアリッド２８を１列目シート２のシートバックに係止し、フロアリッド２８を開状態で保持できるようになっている（図１、図５参照）。
【００１５】
図６〜図９に示すように、フロアリッド２８は前縁が車幅方向に沿って直線状に形成された部材で、ここに前記一対のヒンジブラケット２９が取り付けられ、後縁は３列目シート４のシートクッション前端よりもやや前側に位置しており、後縁の両側部はアール形状に形成されて開閉時における３列目シート４に着座する乗員の脚部にできるだけ干渉しないようになっている。
【００１６】
フロアリッド２８は樹脂製の基材３２の上面側に樹脂製のマット材３３が配置された多重樹脂プレート構造となっており、基材３２に車幅方向に沿って形成された樹脂製の閉断面構造部（図６、図８、図９に示す）３４内に中空角断面形状の金属フレーム３５が前後２本内装されている。金属フレーム３５は一端がボス部材３６に挿入され、他端が基材３２に支持されて取り付けられ、前記凹部１１を横断する長さを有している。
このように基材３２の閉断面構造部３４と金属フレーム３５，３５により補強されたフロアリッド２８により前記開口部分２７が閉塞されているため、通路１３を移動する乗員の体重を支えるのに十分な強度剛性を確保してある。
【００１７】
フロアリッド２８の後部の車幅方向中央部付近には基材３２の落とし込み部３２ａ内に把持部３７が回動可能に設けられている。ここで、把持部３７はフロアＦ面下に位置してフロアＦ面の平坦性を損なうことのないように基材３２を凹設した前記落とし込み部３２ａ内に配置され、引き上げられた把持部３７はスプリング３８により水平状態に復帰できるようになっている。把持部３７にはフロアＦ側に設けられたストライカ３９に係止するロック部材４０が連係し、ロック部材４０はスプリング４１によりロック方向に付勢されている。したがって、把持部３７をスプリング３８に抗して引き上げると、ロック部材４０がスプリング４１に抗して後退しストライカ３９との係合が解除されるため、把持部３７をそのまま引き上げればフロアリッド２８を開くことができる。
【００１８】
このように配置されたフロアリッド２８の下方の凹部１１内に図１０、図１１に示すフロアバケットアッセンブリＦＢが着脱可能に取り付けられている。
フロアバケットアッセンブリＦＢは、フロアパネルＰの凹部１１に沿う形状に形成され該凹部１１内に着脱可能に取り付けられる主として樹脂製のフロアバケット１４と、このフロアバケット１４内でフロアＦ面に沿う方向、つまり略水平方向に回転可能な主として樹脂製のボックス１５とで構成されている。
【００１９】
フロアバケット１４は平坦で略円形状の底壁４２の周囲から周壁４３が斜めに立ち上がるように形成されている。フロアバケット１４の前半部の周壁４３上縁には、略半円形状のバケットリッド４６が複数のビス４７（図１０にのみ示す）によって取り付けられている。バケットリッド４６は上面に格子状の補強リブ４５を備え、下面は平坦が形状に形成され荷物が引っ掛からないようになっている。このバケットリッド４６によって、１列目シート２下のフロアパネルＰとボックス１５との間を隔てて、荷物がフロアパネルＰに噛み込みボックス１５の回転の妨げとなるのを防止し、荷物の出し入れをスムーズに行えるようになっている。
【００２０】
前記フロアバケット１４の後半部の周壁４３上縁には、前記凹部１１の後縁に沿って凹部１１を閉塞するフランジ部４８が形成されている。よって、このフランジ部４８は平面から視るとフロアバケット１４の底壁４２が円形状であるため、後部の両側で凹部１１を覆うべく２つの幅広部分４９によって構成されることとなる。そして、この幅広部分４９の後縁にフロアパネルＰに着脱可能に取り付けるための取付片５０が形成されている。また、フランジ部４８は２つの幅広部分４９の間に前記フロアリッド２８の把持部３７周囲の落とし込み部３２ａに対応する凹状部８０を有している。ここで、フランジ部４８は前記バケットリッド４６よりも高い位置に設定され、フロアリッド２８を閉じた状態でボックス１５上方に、ノートパソコンＮの収納スペースである空間部７５が確保されている。
【００２１】
また、フロアバケット１４の底壁４２裏面には図１２に示すように前方斜め下に延び上側に湾曲した弧状の係止部５１を備えたフック５２が左右に２つ形成されている。フック５２の先端には、フロアパネルＰの凹部１１の底壁に設けたストライカ５３の受け入れをスムーズに行うための案内部５４が前方斜め下に向かって形成されている。したがって、フロアリッド２８を開きフロアバケット１４を凹部１１内に挿入すると、ストライカ５３にフック５２が係止してフロアバケット１４の前方向の移動は規制される。
【００２２】
図１３に示すように、取付片５０にはロックピン５７を押し込んだ状態で保持するロックピン孔５５が形成されると共に裏面には段付部５６が形成されている。この取付片５０を介してフロアバケット１４、つまりフロアバケットアッセンブリＦＢがロックピン５７とクリップ本体５８とからなるクリップ６５を介してフロアパネルＰに着脱可能に取り付けられている。
【００２３】
具体的には、ロックピン５７は平坦な頭部５９に可倒可能な引き抜き用の取っ手６０を備え、ピン頭部５９から下側に延びるピン部６１が設けられたものである。一方、クリップ本体５８はクリップ頭部６２の下側にフロアパネルＰの挿通孔６３に挿入可能で、前記ロックピン５７のピン部６１が挿入されると拡径してフロアパネルＰの挿通孔６３からの抜けが防止される弾性部６４を有している。
【００２４】
したがって、クリップ本体５８の弾性部６４をフロアパネルＰの挿通孔６３に挿通し、クリップ本体５８のクリップ頭部６２を取付片５０の段付部５６にセットしてフロアパネルＰとの間に挟み込んだ状態で、ロックピン５７を取付片５０のロックピン孔５５に差し込むと、クリップ本体５８の弾性部６４がロックピン５７のピン部６１により拡径するため、ロックピン５７を抜かない限り取付片５０、つまりフロアバケット１４はフロアパネルＰから外れず固定される。尚、フロアバケット１４の底壁４２は、裏面の補強リブ１２３により強度剛性を確保してある。
【００２５】
フロアリッド２８の下方であって後述するボックス１５の上方には、図１４〜図１６に示すように、フロアバケット１４の周壁４３の側壁部４３ａに車幅方向に跨るようにしてＰ／Ｃブラケット６７がセットされている。Ｐ／Ｃブラケット６７は、フロアバケット１４のフランジ部４８の幅広部分４９に凹設されたセットベース６６に係止し、ノートパソコンＮ（図１０、図１１に示す）の前端部が支持される金属製の部材でこのノートパソコンＮを支持する一方の係止部として架設されている。
【００２６】
また、図１１に示すようにＰ／Ｃブラケット６７に対応してフロアバケット１４の後部のフランジ部４８にはノートパソコンＮの後部コーナー部分が支持される２つの載置部６８が落とし込み形成されている。前記載置部６８は略三角形状に形成され前記取付片５０の近傍に設けられている。つまり、Ｐ／Ｃブラケット６７と載置部６８とに渡ってフロアリッド２８の下側にノートパソコンＮが載置できるようになっている。
【００２７】
図１６に示すように、Ｐ／Ｃブラケット６７は幅の狭い板状の部材であって長手方向に沿い補強ビード６９が形成された部材である。Ｐ／Ｃブラケット６７の長手方位中央部が凹字状に折り曲げられ、この折り曲げ部７０の底部の長さ寸法はノートパソコンＮの幅寸法に設定されノートパソコンＮの前端部が収まるようになっている。また、折り曲げ部７０の底部の前縁には縦壁７１が形成され、この縦壁７１によりノートパソコンＮの前端が前側に移動するのを阻止できるようになっている。
【００２８】
したがって、ブレーキ操作などによりノートパソコンＮに前側に向かう力が作用した場合でもノートパソコンＮがＰ／Ｃブラケット６７から脱落するのを防止できる。また、折り曲げ部７０の両側壁７２，７２によりノートパソコンＮの左右方向の移動も阻止され、車両が発進する際に後ろ側に移動しようとするノートパソコンＮは、後部のコーナー部分が支持される２つの載置部６８が落とし込み形成されているため後側に移動することもない。
【００２９】
ここで、Ｐ／Ｃブラケット６７の両端部裏面には図１４に示すようにフランジ部４８のセットベース６６に形成された位置決め孔７３に選択的に係止するピン７４が設けられている。セットベース６６には位置決め孔７３が３箇所（複数箇所ならばよい）前後方向に渡って形成され、ノートパソコンＮの前後方向長さに合わせてＰ／Ｃブラケット６７の位置、厳密には縦壁７１の位置を調整できるようになっている。
【００３０】
したがって、ノートパソコンＮを載置する場合に、前記載置部６８にノートパソコンＮの後部コーナー部をセットして、次にＰ／Ｃブラケット６７を前後方向に移動してその縦壁７１の位置がノートパソコンＮの前端に整合するような位置決め孔７３を選択してここにピン７４を係止してＰ／Ｃブラケット６７をセットすればよい。
このようにすることで、フロアリッド２８の下方でボックス１５の上方にある空間部７５（図１０に示す）を有効利用して、広く普及しているものの車載のためには載置場所が確保し難いノートパソコンＮの車載を可能としている。
【００３１】
図１１、図１６、図１７に示すように前記フランジ部４８の上面にはフロアバケット１４の後半部を取り囲むようにシールラバー７６が取り付けられている。シールラバー７６は下部に形成された中空状の基部７７と、上部に形成された中空状のリップ本体７８から構成され、基部７７底壁に所定間隔をもって設けた取付部７９を介して前記フランジ部４８に取り付けられ、具体的にはフランジ部４８の２つの幅広部分４９及び前記フロアリッド２８の把持部３７の落とし込み部３２ａを受容する凹状部８０に渡って連続して取り付けられている。尚、取付部７９に替えてクリップを用いることもできる。
【００３２】
したがって、前記フロアリッド２８を閉じると前記フロアリッド２８の落とし込み部３２ａを含めたフロアリッド２８の裏面にシールラバー７６のリップ本体７８が密接し、フロアバケット１４の後半部にフロアＦのフロアカーペット２６上から水などが流れ込まないようになっている。よって、ジュース等や、傘に付着した雨水が２列目シート３下のフロアカーペット２６から前側に移動してもフロアバケット１４内に浸入することはない。
【００３３】
図２１に示すようにフロアバケット１４の底壁４２の中央部にはボックス１５をベアリング８９を介して回転可能に支持する軸部８１が設けられている。軸部８１は金属製の支持部８２と金属製の裏当て板８３とこれらに挟持されビス８４止めされる前記樹脂製のフロアバケット１４（厳密には底壁４２）で構成されている。
【００３４】
支持部８２は金属板をプレス成形したカップ状の部材で開口部を下側に向けた状態でフロアバケット１４の底壁４２に取り付けられている。この支持部８２の開口部周縁にはフランジ部８５が形成され、このフランジ部８５の位置に対応してフロアバケット１４の底壁４２の裏面に金属製の裏当て板８３が設けられ、この裏当て板８３がビス８４によりフランジ部８５に取り付けられて補強されている。つまり、支持部８２のフランジ部８５と裏当て板８３との間に介在されるようにして、フロアバケット１４の底壁４２が挟持されて支持剛性を高めている。
【００３５】
支持部８２の上壁８６には軸部８１を構成する金属パイプ製の軸８７が溶接固定され、この軸８７の外周には樹脂製のカラー８８が取り付けられている。そして、軸８７の周囲にカラー８８上端に当接して前記ベアリング８９が設けられ、このベアリング８９を介してボックス１５が回転可能に支持されている。
【００３６】
図１８に示すように、ボックス１５はフロアバケット１４に対応して円形状の底壁９０と周壁９１を備えた樹脂製の部材で、中央部には前記軸部８１を逃げるように立ち上がる肩部９２を備えたマウント部９３が設けられている。図２１に示すようにこのマウント部９３の肩部９２の裏側には金属製のプレート９４を挟んで金属製のレインフォース９５がボックス１５の底壁９０の裏側に延びるようにして取り付けられている。
【００３７】
ここで、プレート９４とレインフォース９５はロアーギヤ（後述する）９７によりベアリング８９を挟み込んだ状態で共締めされている。具体的には、図１８に示すようにボックス１５の肩部９２から立ち上がるピン９６を挿入してロアーギヤ９７を位置決めした状態で、図２１に示すようにロアーギヤ９７の底壁９７ａから挿入されたビス９８によりプレート９４とレインフォース９５が共締めされている。尚、ボックス１５の肩部９２には３つのピン９６とビス９８の６つの挿通孔９８ａが設けられている。
【００３８】
ボックス１５にはマウント部９３の周壁９９からボックス１５の底壁９０上面を経て周壁９１内面に渡る部位にボックス１５の底壁９０面から盛り上がるリブ部１０２が放射状に６箇所（６０度毎に）設けられている。そして、このリブ部１０２に沿って溝１０３が形成され、この溝１０３に仕切壁１００が着脱可能に装着されるようになっている。
したがって、仕切壁１００を溝１０３に装着することでボックス１５の内部に最も多い場合で６つの収納部１０１が形成されるようになっている。これにより各収納部１０１に荷物を種類に応じて分類分けして収納することができる。
【００３９】
図１９に示すように、仕切壁１００は、溝１０３に差し込まれる差し込み部１０４と、この差し込み部１０４を挟む位置に、前記ボックス１５のリブ部１０２上面に当接する設置部１０５を有している。
図２０に示すように設置部１０５は仕切壁１００の各面の底辺側、側辺側に沿うようにして配設されたリブ形状の部位であるため、仕切壁１００自体の強度剛性を高めることができる補強材としても機能している。
また、仕切壁１００の差し込み部１０４は中実構造ではなく、仕切壁１００の差し込み部１０４の長手方向に空隙部１０６が形成され、この空隙部１０６が厚さ方向に設けたリブ１０７により間隔を置いて連結されているため、仕切壁１００を軽量化できると共に、差し込み部１０４を溝１０３に対して弾性をもって挿入でき脱落し難い構造となっている。
【００４０】
図１０に示すように、ボックス１５の底壁９０の裏面にはフロアバケット１４の軸部８１を中心にしてベアリング８９を介して回転するボックス１５の回転抵抗を低減するため、ローラ１０８が複数取り付けられている。
ローラ１０８はフロアバケット１４の底壁４２に形成された環状の凹部１０９内に接地して転動するものであり回転するボックス１５をフロアバケット１４に対して滑らかに支持できるようになっている。
尚、ボックス１５の底壁９０の裏面には、複数の補強リブ１１０が形成されボックス１５の強度剛性を高めている。
【００４１】
図２１に示すように、前記軸部８１、具体的には軸８７内部には金属製のシャフト１１１がスプリング１１２により上方向に付勢された状態で上下動可能に装着されている。前記軸８７の下部にはシャフト１１１に形成された長孔１１３を貫く位置にロックピン１１４が挿通固定され、前記スプリング１１２により付勢されたシャフト１１１の飛び出し及び回転を阻止している。
シャフト１１１の軸８７に対する挿入部分の外周にはシャフト１１１の上下方向の移動の際に軸８７内壁に対する摺動を滑らかにするスペーサ１１５が装着されこのスペーサ１１５とロックピン１１４との間に前記スプリング１１２が装着されている。ここで、前記カラー８８の下部はロックピン１１４の頭部１１４ａを覆うように拡径部８８ａが設けられ、ロックピン１１４の抜け止め部材として機能している。したがって、例えば、Ｅリングなどのロックピン１１４の抜け止め部材が不要となり部品点数を削減できる。
【００４２】
前記ロアーギヤ９７は、図２２、図２５に示すように、上側に開口したカップ状の部材であり、底壁９７ａにはビス孔９７ｂとボックス１５の肩部９２のピン孔９７ｃが形成され、外周壁９７ｄの内周面には上下方向に長い（長さＬ）ロアーロック歯ＬＬＧが周方向に部分的に形成されている。
前記シャフト１１１の上部には段付部１１１ａが形成されこの段付部１１１ａにワッシャ１１６を介して円環状のクラッチギヤ１１７がシャフト１１１の上端の小径部１１１ｂに貫通された状態で固定されている。
【００４３】
クラッチギヤ１１７の上部周縁には、図２３、図２５に示すように、係合歯ＣＧが形成されている。尚、クラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧは内側に向かってやや傾斜して形成されている。そして、クラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧにはアッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧが噛合した状態で、アッパーギヤ１１８がクラッチギヤ１１７の上部に配置されている。尚、クラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧはアッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧに対して１山単位で回転方向位置にロックできるようになっている。
【００４４】
アッパーギヤ１１８は、図２４、図２５に示すように、中央部にシャフト１１１の小径部１１１ｂを受け入れる孔１１８ａを備えた円盤状部１１８ｂと、この円盤状部１１８ｂの外縁に形成され、ロアーギヤ９７の外周壁９７ｄを内側下部から上部を経て外側下部に至る部位で受け入れる受容部１１８ｃとを有している。アッパーギヤ１１８の円盤状部１１８ｂの下面には前記クラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧに噛合する係止歯ＵＧが形成されている。また、アッパーギヤ１１８の受容部１１８ｃの内側壁部１１８ｄの外面には前記ロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧに噛み合う上下方向に長い（長さＬ）アッパーロック歯ＵＬＧが形成されている。
【００４５】
そして、シャフト１１１の小径部１１１ｂにはキャップ１１９がスライド可能に貫通して設けられ、このキャップ１１９はシャフト１１１の小径部１１１ｂの先端にネジ１２０により固定されたブッシュ１２１により抜け止めされ、且つ、前記アッパーギヤ１１８の円盤状部１１８ｂとの間に介装されたスプリング１２２を保持する保持部１１９ａを有している。よって、このスプリング１２２により前記アッパーギヤ１１８が下方に押し付けられて、アッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧがクラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧに噛合可能（図２７参照）及び噛合解除可能（図２６参照）に構成されている。尚、図２１は噛合した状態を示す。
【００４６】
つまり、図２８に示すように前記フロアリッド２８を閉じキャップ１１９の上部が押圧されて下側のスプリング１１２が圧縮変形すると、アッパーギヤ１１８とキャップ１１９は、両者の位置関係を保ったまま、つまりアッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧがクラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧに噛み合った状態のままでシャフト１１１と共に下方に変位して、アッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧがロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧに噛合した状態となる。
【００４７】
このとき、スプリング１１２はフロアリッド２８を閉じた際に、無理なくシャフト１１１を下方に押し込めてフロアリッド２８の閉作動をさせることができる弾性係数に設定してある。一方、スプリング１２２はスプリング１１２に比較して弾性係数が大きく設定してあり、フロアリッド２８を閉じた状態でアッパーギヤ１１８がスプリング１１２を上方向に押し縮め上方に変位できるリフト量ＣＬが確保されるようになっている。
【００４８】
つまり、スプリング１２２はフロアリッド２８が閉じられた状態で、ボックス１５に所定以上の回転力が作用し、ロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧとアッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧを介してアッパーギヤ１１８が回動力を受けると、クラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧに噛み合っている状態（図２７参照）のアッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧが、クラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧにより乗り上がって歯飛びして噛合が解除され（図２１の鎖線位置、及び図２６参照）、回転力を逃がすことができるようになっている。
【００４９】
また、スプリング１１２は、図２９に示すように閉じられたフロアリッド２８を開いてキャップ１１９への押圧が解除されるとシャフト１１１を押し上げてアッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧとロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧとの噛合を解除できる弾性係数に設定されている。
【００５０】
ここで、ロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧとアッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧとは、共に長さＬの上下に長い歯であるため、多少の上下方向の寸法誤差があっても両者に少しでも噛合長があればロアーギヤ９７に対するアッパーギヤ１１８の噛み合いは維持されるため厳密な建て付け精度を確保しなくてもよい。
また、ロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧとアッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧとの上下の位置が噛合範囲内でどのように変化しようとも、これとは無関係にスプリング１２２によりアッパーギヤ１１８が下方に押し付けられているため、アッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧとクラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧとの噛み合い状態は確実に維持される。よって、ボックス１５に無理な回転力が作用した場合には確実にアッパーギヤ１１８がクラッチギヤ１１７に対して上方にリフトし歯飛びして回転力を逃がして、回転力が作用する部位の破損を防止できる。
【００５１】
このように、ボックス１５の回転を許容できるようにアッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧとクラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧとを略水平位置で噛合させ、フロアリッド２８の建て付けのバラツキ等の上下方向の寸法誤差を吸収するようにロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧとアッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧとを上下方向で噛み合わせたため、スプリング１２２はボックス１５に作用する許容回転力に応じて弾性係数を設定するだけでよく、また、スプリング１１２はフロアリッド２８を開いた状態でロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧとアッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧとの係合が解除されるような弾性係数及び取付長にすれだけでよい。よって、上述したように各スプリング１１２，１２１の機能を分けたためスプリングの設定が容易となる。
【００５２】
上記実施形態によれば、図２８に示すようにフロアリッド２８を閉じると、フロアＦはフラットな状態となるので、乗員は通路１３を支障なく移動できる。この場合、フロアリッド２８は基材３２の閉断面構造部３４と金属フレーム３５によりフロアＦと変わらない強度剛性を確保でき、移動する乗員に違和感を与えることはない。
【００５３】
このように２８を閉じた状態では、アッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧはクラッチギや１１７の係合歯ＣＧに噛み合っているため、フロアバケット１４に対してボックス１５は回転を規制された状態でロックされるため、ボックス１５が回転して異音が生ずるようなことはない。
【００５４】
そして、この状態で例えばブレーキング操作などでボックス１５に対して回転方向の所定以上の大きな力が作用した場合には、ボックス１５に作用する回転方向の力がロアーギヤ９７からアッパーギヤ１１８に伝達されると、アッパーギヤ１１８の係止歯ＵＧはクラッチギヤ１１７の係合歯ＣＧから乗り上がりスプリング１２２を上側に押し縮めて歯飛びする。これにより力が作用する部位の破損を確実に防止できる。
【００５５】
次に、図２９に示すようにフロアリッド２８を開くとフロアリッド２８による押圧が解除されたシャフト１１１はスプリング１１２により突出して、アッパーギヤ１１８のアッパーロック歯ＵＬＧがロアーギヤ９７のロアーロック歯ＬＬＧとの係合を解除するまでシャフト１１１が上方へ変位するため、ボックス１５の回転方向のロックは解除され、ボックス１５はベアリング８９によりスムーズにフロアＦに沿う方向に回転することができる。
【００５６】
したがって、利用者はボックス１５を好きな位置まで回転させて、仕切壁１００により区画された所定の収納部１０１から、あるいは所定の収納部１０１へ荷物を出し入れできる。また、荷物の種類に応じて各収納部１０１毎に分類分けして荷物を収納することができる。
ここで、各仕切壁１００は、ボックス１５のリブ部１０２の溝１０３に着脱可能に取り付けられるため、荷物の大きさに合わせて仕切壁１００を取り外して２つ分の収納部１０１を１つで使用して大きな荷物を収納することができるなど、使い勝手がよいものとなる。
【００５７】
また、フロアリッド２８を閉じた状態では、フロアリッド２８とボックス１５との間の空間部７５がデッドスペースとなるが、ここにはＰ／Ｃブラケット６７とフロアバケット１４のフランジ部４８に設けた２つの載置部６８によりノートパソコンＮを載置できるため、広く普及しているものの車載のためには載置場所が確保し難いノートパソコンＮの車載を可能としている。
また、Ｐ／Ｃブラケット６７の両端部のピン７４をセットベース６６の位置決め孔７３を選択して挿入することで、ノートパソコンＮの前後方向長さに合わせてＰ／Ｃブラケット６７の位置を調整できる。
【００５８】
とりわけ、この実施形態では、フロアバケット１４のフランジ部４８の上面にフロアバケット１４の後半部を取り囲むようにシールラバー７６が取り付けられているため、フロアリッド２８を閉じた状態では、前記フロアリッド２８の落とし込み部３２ａを含めたフロアリッド２８の裏面にシールラバー７６のリップ本体７８が密接するため、フロアバケット１４とフロアリッド２８との間がシールされるので、ジュース等や、傘に付着した雨水が２列目シート３下のフロアカーペット２６から前側に移動しても、フロアバケット１４とフロアリッド２８との間の隙間からボックス１５内に浸入することはない。よって、これら雨水やジュース類によりボックス１５内の荷物が濡れたり汚れたりしなくなる。
【００５９】
特に、フロアバケット１４とボックス１５との間に浸入した場合は分解や排水が困難となるが、シールラバー７６により確実に浸入が阻止されるためこのような心配から解放される。
このようにして、凹部１１の後方の２列目シート３，３の乗員が足元へこぼしたジューズ類等のボックス１５内への浸入が阻止されると共にフロアバケット１４外側の凹部１１内に逃がすことができ、凹部１１内へ浸入したジュース類はフロアバケット１４を外して簡単に清掃できる。
【００６０】
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、３列シートの車両以外の２列シート、４列シートの車両にも適用することができる。また、シールラバー７６はフロアバケット１４に固定する場合について説明したが、フロアバケット１４とフロアリッド２８との間に介装されてシールするものであれば、フロアリッド２８側に取り付けるようにしても良い。
【００６１】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項１に記載した発明によれば、フロアリッドを閉じた状態では、フロアリッドとフロアバケットとの間がシールラバーによりシールされるため、両者の隙間からジュース等や、傘に付着した雨水が浸入することはないため、これら雨水やジュース類によりボックス内部の荷物が濡れたり汚れたりしなくなるという効果がある。特に、フロアバケットとボックスとの間に浸入した場合は分解や排水が困難となるが、シールラバーにより確実に浸入が阻止されるためこのような心配から解放される。
【００６２】
請求項２に記載した発明によれば、凹部の後方で乗員が足元にこぼしたジュース類のボックス内部への浸入が阻止されると共にフロアバケット外側の凹部内に逃がすことができるため、確実にボックス内部への浸入を防止できる効果がある。ここで、凹部内へ浸入したジュース類はフロアバケットを外して簡単に清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態の車両の側面透視図である。
【図２】この発明の実施形態の２列目シートの斜視図である。
【図３】図１の要部拡大断面図である。
【図４】この発明の実施形態のフロアの平面図である。
【図５】この発明の実施形態のフロアバケットアッセンブリを取り外す様子を示す断面図である。
【図６】この発明の実施形態のフロアリッドの平面図である。
【図７】図６のａ−ａ線に沿う断面図である。
【図８】図６のｂ−ｂ線に沿う断面図である。
【図９】図６のｃ−ｃ線に沿う断面図である。
【図１０】図５の要部拡大断面図である。
【図１１】この発明の実施形態のフロアバケットアッセンブリの平面図である。
【図１２】フロアバケットアッセンブリ取付状態における図１１のｄ−ｄ線に沿う断面図である。
【図１３】フロアバケットアッセンブリ取付状態における図１１のｅ−ｅ線に沿う断面図である。
【図１４】Ｐ／Ｃブラケット取付前状態を示す図１１のｆ部の斜視図である。
【図１５】Ｐ／Ｃブラケット取付後状態を示す図１１のｆ部の斜視図である。
【図１６】この発明の実施形態のフロアバケットアッセンブリの斜視図である。
【図１７】図１０のｇ部拡大図である。
【図１８】この発明のボックスの斜視図である。
【図１９】この発明の実施形態の仕切壁を下側から視た斜視図である。
【図２０】この発明の実施形態の仕切壁を上側から視た斜視図である。
【図２１】ボックス取付部分の拡大断面図である。
【図２２】ロアーギヤの斜視図である。
【図２３】クラッチギヤの斜視図である。
【図２４】アッパーギヤの下側から視た斜視図である。
【図２５】各ギヤの位置関係を示す断面説明図である。
【図２６】クラッチギヤとアッパーギヤの噛合解除状態を示す説明図である。
【図２７】クラッチギヤとアッパーギヤの噛合状態を示す説明図である。
【図２８】フロアリッド閉時におけるアッパーギヤとロアーギヤとの噛合状態を示す説明図である。
【図２９】フロアリッド開時におけるアッパーギヤとロアーギヤとの噛合解除状態を示す説明図である。
【符号の説明】
５中央シート（シート）
１１凹部
１４フロアバケット
１５ボックス
２８フロアリッド
４８フランジ部
７６シールラバー
Ｆフロア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicular underfloor storage, and particularly relates to a vehicular underfloor storage that is easy to use and has no problems even when juices are spilled.
[0002]
[Prior art]
As an underfloor storage for a vehicle, for example, there is one in which a trunk room of a spare tire is formed on a floor panel between front and rear seats, and an opening of the trunk room is opened and closed by a floor lid provided on the floor panel. According to such a vehicle underfloor storage, since the floor lid that opens and closes the opening of the trunk room is arranged between the front seat and the rear seat, the spare tire can be taken in and out without tilting the seat, There is an advantage that the spare tire can be easily taken in and out (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-105746
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in recent years, as vehicles are used for various purposes, there is a tendency that user-friendliness is also required in a vehicular underfloor storage in accordance with user needs. In other words, it is not a fixed use method for specific packages as described above, but it is possible to store various items and to select various storage modes according to the user's needs. It has come to be. In addition, when storing various items in this way, measures corresponding to various situations such as spilling water and juice attached to the umbrella are necessary because of the storage under the floor.
Therefore, the present invention provides an underfloor storage for a vehicle that can be stored conveniently and can reliably prevent the intrusion of rainwater and juice from an umbrella.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in claim 1 forms a recess (for example, the recess 11 in the embodiment) in a floor (for example, the floor F in the embodiment), and closes the recess so as to be openable and closable. A floor lid (for example, the floor lid 28 in the embodiment) is provided, a floor bucket (for example, the floor bucket 14 in the embodiment) is detachably accommodated in the recess, and a reinforcing rib (for example, the embodiment ) is provided on the back surface of the floor bucket. In the floor bucket, a box (for example, the box 15 in the embodiment) that can rotate in the direction along the floor surface is provided, and a seal rubber (for example, implementation) is provided between the floor bucket and the floor lid. interposed seal rubber 76) in the form, the seal rubber, the flange portion of the floor bucket ( Eg to and being attached to the flange portion 48) in the embodiment.
By configuring in this way, when the floor lid is closed, the space between the floor lid and the floor bucket is sealed by a seal rubber, so that juice etc. and rainwater adhering to the umbrella enter through the gap between the two. There is no. In particular, when entering between the floor bucket and the box, disassembly and drainage become difficult, but since the intrusion is reliably prevented by the seal rubber, it is freed from such concerns.
[0006]
The invention described in claim 2 is characterized in that the seal rubber is a flange portion of the floor bucket (for example, the flange portion 48 in the embodiment) and is attached so as to surround the rear half portion of the floor bucket. .
By comprising in this way, the penetration | invasion into the box inside of the juice which the passenger | crew spilled to the foot behind the recessed part can be prevented, and it can escape in the recessed part outside a floor bucket. Here, juice that has entered the recess can be cleaned by removing the floor bucket.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is an example to which the vehicle underfloor storage of the embodiment of the present invention is applied, and shows a two-box type vehicle 1 having front and rear three-row seats.
This vehicle 1 has a first row of seats 2, 2, a second row of seats 3, 3 arranged on the floor F from the front to the rear, separated from each other left and right. Reference numeral 4 is a so-called bench seat. The third row seat 4 may be replaced with a seat having the same configuration as that of the second row seat 3, and may be applied to a front and rear two row seat vehicle in which the third row seat is not disposed.
[0008]
As shown in FIG. 2, a central sheet 5 narrower than the second row sheet 3 is attached to the floor F between the second row sheets 3 and 3. The central seat 5 has a seat cushion 8 detachably mounted on a seat frame 7 having a pair of leg portions 6, 6, and a seat back 9 can be folded with respect to the seat frame 7 at the rear side portion of the seat frame 7. It is attached. The leg portions 6 and 6 are provided on the lower surfaces of both side portions of the seat frame 7 along the vehicle body front-rear direction, and are attached to each other via the hinge portion 10 so as to be foldable in the vehicle width direction. Further, the lower ends of the leg portions 6 and 6 are detachably attached to the floor F by a bracket (not shown).
[0009]
As shown in FIG. 3, the removed central seat 5 is folded in one direction with the two legs 6 and 6 facing upward, and folded so that the seat back 9 is overlapped with the seat cushion 8 removed. The seat frame 7 and the seat cushion 8 previously removed from the seat frame 7 are arranged in the front-rear direction so as to be housed in a recess 11 described later.
Reference numeral 12 denotes a headrest.
[0010]
As shown in FIGS. 4 and 5, a passage 13 is provided between the first row seats 2, 2 with the left and right seats separated from each other and the second row seats 3, 3 with the central seat 5 removed. .
The floor F located between the left and right first row seats 2 and 2 is formed with a quadrangular recess 11 that can accommodate the central seat 5 that is folded and the seat cushion 8 is removed as described above. A floor bucket assembly FB, which will be described later, is detachably accommodated in the recess 11. The floor bucket assembly FB includes a floor bucket 14 and a box 15 that are detachably attached to the recess 11.
[0011]
In the upper opening 16 of the concave portion 11, a cross member 18 having a closed cross-sectional structure that supports the rear leg portions 17 of the first row seats 2 and 2 is disposed in the vicinity of the center portion in the front-rear direction. The cross member 18 is joined to the rear edge of the shielding plate 19 which is joined to the front edge of the recess 11 and extends rearward, thereby securing the floor rigidity in this portion. The shielding plate 19 constitutes a part of the floor F.
[0012]
Specifically, the cross member 18 is formed by joining a cross member upper 20 and a cross member lower 21 with a front edge flange 22 and a rear edge flange 23. A shielding plate 19 is connected. Therefore, the upper opening 16 is in a state where the latter half is open. Note that the front leg portions 24 of the first row seats 2 and 2 are attached to an arrangement site of a cross member 25 which is joined to the lower surface of the floor panel P and forms a closed cross-sectional structure with the floor panel P.
[0013]
A floor carpet 26 is laid while leaving an opening 27 formed by the rear edge of the shielding plate 19 and the rear edge of the recess 11. The floor panel P and the floor carpet 26 constitute a floor F.
A floor lid 28 is attached to the shielding plate 19 so as to be openable and closable so as to cover the latter half of the upper opening 16, that is, the opening 27 of the recess 11.
[0014]
The floor lid 28 is disposed between the left and right first row seats 2 and 2 and is rotatably supported by the shielding plate 19 by a pair of hinge brackets 29 provided at the front edges thereof.
Further, the hook 31 at the end of the strap 30 attached to the back side of the floor lid 28 is configured to be set on the back side of the floor lid 28, and the floor lid 28 is opened with the floor lid 28 opened. The floor lid 28 can be held in an open state by being locked to the back (see FIGS. 1 and 5).
[0015]
As shown in FIGS. 6 to 9, the floor lid 28 is a member whose front edge is formed in a straight line along the vehicle width direction. The pair of hinge brackets 29 are attached to the floor lid 28, and the rear edge is the third row. The seat 4 is positioned slightly in front of the front end of the seat cushion, and both side portions of the rear edge are rounded so as not to interfere as much as possible with the legs of the occupants seated on the third row seat 4 during opening and closing. ing.
[0016]
The floor lid 28 has a multiple resin plate structure in which a resin mat member 33 is disposed on the upper surface side of a resin base material 32, and a resin lid formed on the base material 32 along the vehicle width direction. Two metal frames 35 having a hollow square cross-sectional shape are housed in the cross-sectional structure portion (shown in FIGS. 6, 8, and 9). One end of the metal frame 35 is inserted into the boss member 36 and the other end is supported and attached to the base material 32, and has a length that crosses the recess 11.
As described above, since the opening 27 is closed by the floor lid 28 reinforced by the closed cross-section structure portion 34 of the base material 32 and the metal frames 35, 35, it is sufficient to support the weight of the occupant moving in the passage 13. Strong rigidity is secured.
[0017]
In the vicinity of the center in the vehicle width direction of the rear portion of the floor lid 28, a gripping portion 37 is rotatably provided in the dropping portion 32a of the base material 32. Here, the gripping portion 37 is disposed in the dropping portion 32a in which the base material 32 is recessed so as not to impair the flatness of the floor F surface while being positioned below the floor F surface, and is pulled up. Can be returned to a horizontal state by a spring 38. A lock member 40 that engages with a striker 39 provided on the floor F side is linked to the grip portion 37, and the lock member 40 is urged in a locking direction by a spring 41. Therefore, when the gripping portion 37 is pulled up against the spring 38, the lock member 40 moves backward against the spring 41 and is disengaged from the striker 39. Therefore, if the gripping portion 37 is pulled up as it is, the floor lid 28 is pulled up. Can be opened.
[0018]
The floor bucket assembly FB shown in FIGS. 10 and 11 is detachably attached in the recess 11 below the floor lid 28 arranged in this way.
The floor bucket assembly FB is formed in a shape along the concave portion 11 of the floor panel P and is detachably attached to the concave portion 11, and a direction along the floor F surface in the floor bucket 14, That is, it is composed of a box 15 mainly made of resin that can rotate in a substantially horizontal direction.
[0019]
The floor bucket 14 is formed such that a peripheral wall 43 rises obliquely from the periphery of a flat, substantially circular bottom wall 42. A substantially semicircular bucket lid 46 is attached to the upper edge of the peripheral wall 43 in the front half of the floor bucket 14 by a plurality of screws 47 (shown only in FIG. 10). The bucket lid 46 is provided with lattice-like reinforcing ribs 45 on the upper surface, and the lower surface is formed in a flat shape so that no load is caught. By this bucket lid 46, the floor panel P under the first row seat 2 and the box 15 are separated from each other to prevent the cargo from being caught in the floor panel P and obstructing the rotation of the box 15, Can be done smoothly.
[0020]
A flange portion 48 that closes the recess 11 is formed along the rear edge of the recess 11 at the upper edge of the peripheral wall 43 in the rear half of the floor bucket 14. Therefore, since the bottom wall 42 of the floor bucket 14 is circular when viewed from the plane, the flange portion 48 is constituted by two wide portions 49 so as to cover the concave portion 11 on both sides of the rear portion. An attachment piece 50 for detachably attaching to the floor panel P is formed at the rear edge of the wide portion 49. Further, the flange portion 48 has a concave portion 80 corresponding to the dropping portion 32 a around the grip portion 37 of the floor lid 28 between the two wide portions 49. Here, the flange portion 48 is set at a position higher than the bucket lid 46, and a space portion 75 that is a storage space for the notebook computer N is secured above the box 15 with the floor lid 28 closed.
[0021]
Further, as shown in FIG. 12, two hooks 52 each having an arcuate locking portion 51 that extends diagonally downward and curves upward are formed on the rear surface of the bottom wall 42 of the floor bucket 14. A guide portion 54 for smoothly receiving the striker 53 provided on the bottom wall of the recess 11 of the floor panel P is formed at the front end of the hook 52 obliquely downward and forward. Therefore, when the floor lid 28 is opened and the floor bucket 14 is inserted into the recess 11, the hook 52 is locked to the striker 53 and the forward movement of the floor bucket 14 is restricted.
[0022]
As shown in FIG. 13, the mounting piece 50 is formed with a lock pin hole 55 that holds the lock pin 57 in a pressed state, and a stepped portion 56 is formed on the back surface. The floor bucket 14, that is, the floor bucket assembly FB is detachably attached to the floor panel P through the attachment piece 50 through a clip 65 including a lock pin 57 and a clip main body 58.
[0023]
Specifically, the lock pin 57 is provided with a pullable handle 60 on a flat head 59 and provided with a pin portion 61 extending downward from the pin head 59. On the other hand, the clip main body 58 can be inserted into the insertion hole 63 of the floor panel P below the clip head 62. When the pin portion 61 of the lock pin 57 is inserted, the clip body 58 expands in diameter and is inserted into the insertion hole 63 of the floor panel P. It has an elastic part 64 that is prevented from coming off.
[0024]
Therefore, the elastic portion 64 of the clip body 58 is inserted into the insertion hole 63 of the floor panel P, and the clip head portion 62 of the clip body 58 is set on the stepped portion 56 of the mounting piece 50 and sandwiched between the floor panel P. In this state, when the lock pin 57 is inserted into the lock pin hole 55 of the mounting piece 50, the elastic portion 64 of the clip body 58 is expanded in diameter by the pin portion 61 of the lock pin 57. 50, that is, the floor bucket 14 is fixed without being detached from the floor panel P. The bottom wall 42 of the floor bucket 14 has strength and rigidity secured by the reinforcing ribs 123 on the back surface.
[0025]
Below the floor lid 28 and above the box 15 to be described later, as shown in FIGS. 14 to 16, the P / C bracket extends across the side wall 43a of the peripheral wall 43 of the floor bucket 14 in the vehicle width direction. 67 is set. The P / C bracket 67 is locked to a set base 66 that is recessed in the wide portion 49 of the flange portion 48 of the floor bucket 14, and the front end portion of the notebook computer N (shown in FIGS. 10 and 11) is supported. A metal member is installed as one locking portion for supporting the notebook computer N.
[0026]
Further, as shown in FIG. 11, two placement portions 68 for supporting the rear corner portion of the notebook computer N are dropped into the flange portion 48 at the rear portion of the floor bucket 14 corresponding to the P / C bracket 67. Yes. The mounting portion 68 is formed in a substantially triangular shape and is provided in the vicinity of the mounting piece 50. That is, the notebook computer N can be placed under the floor lid 28 across the P / C bracket 67 and the placement portion 68.
[0027]
As shown in FIG. 16, the P / C bracket 67 is a plate-like member having a narrow width, and a reinforcing bead 69 is formed along the longitudinal direction. The central portion of the longitudinal direction of the P / C bracket 67 is bent into a concave shape, and the length of the bottom of the bent portion 70 is set to the width of the notebook computer N so that the front end of the notebook computer N can be accommodated. Yes. Further, a vertical wall 71 is formed at the front edge of the bottom of the bent portion 70, and the vertical wall 71 can prevent the front end of the notebook computer N from moving forward.
[0028]
Therefore, it is possible to prevent the notebook personal computer N from falling off the P / C bracket 67 even when a forward force is applied to the notebook personal computer N due to a brake operation or the like. Further, the left and right side movements of the notebook computer N are also prevented by the side walls 72, 72 of the bent portion 70, and the corner portion of the rear portion of the notebook computer N that attempts to move to the rear side when the vehicle starts is supported. Since the two placement portions 68 are formed to drop, they do not move to the rear side.
[0029]
Here, pins 74 that selectively engage with positioning holes 73 formed in the set base 66 of the flange portion 48 are provided on the back surfaces of both ends of the P / C bracket 67 as shown in FIG. The set base 66 has three positioning holes 73 extending in the front-rear direction (if there are a plurality of positions), and the position of the P / C bracket 67 according to the length of the notebook computer N in the front-rear direction, strictly speaking, the vertical wall The position of 71 can be adjusted.
[0030]
Therefore, when the notebook computer N is placed, the rear corner portion of the notebook computer N is set in the placement portion 68, and then the P / C bracket 67 is moved in the front-rear direction so that the vertical wall 71 is positioned. A positioning hole 73 that aligns with the front end of the notebook personal computer N is selected, and the pin 74 is locked here and the P / C bracket 67 is set.
In this way, a space 75 (shown in FIG. 10) below the floor lid 28 and above the box 15 is effectively used to secure a mounting place for in-vehicle use although it is widely used. This makes it possible to mount a notebook PC N that is difficult to carry.
[0031]
As shown in FIGS. 11, 16, and 17, a seal rubber 76 is attached to the upper surface of the flange portion 48 so as to surround the rear half of the floor bucket 14. The seal rubber 76 includes a hollow base portion 77 formed in the lower portion and a hollow lip body 78 formed in the upper portion, and the flange portion is interposed through a mounting portion 79 provided on the bottom wall of the base portion 77 at a predetermined interval. 48, specifically, the two wide portions 49 of the flange portion 48 and the concave portion 80 that receives the drop portion 32a of the grip portion 37 of the floor lid 28 are attached continuously. In addition, it can replace with the attaching part 79 and a clip can also be used.
[0032]
Accordingly, when the floor lid 28 is closed, the lip body 78 of the seal rubber 76 is in close contact with the back surface of the floor lid 28 including the dropping portion 32a of the floor lid 28, and the floor carpet 26 of the floor F is placed in the rear half of the floor bucket 14. Water is prevented from flowing in from above. Therefore, even if juice etc. or rainwater adhering to the umbrella moves from the floor carpet 26 below the second row seat 3 to the front side, it does not enter the floor bucket 14.
[0033]
As shown in FIG. 21, a shaft portion 81 that rotatably supports the box 15 via a bearing 89 is provided at the center portion of the bottom wall 42 of the floor bucket 14. The shaft portion 81 includes a metal support portion 82, a metal backing plate 83, and the resin floor bucket 14 (strictly speaking, the bottom wall 42) sandwiched between the shaft portions 81 and fastened with screws 84.
[0034]
The support portion 82 is a cup-shaped member formed by press-molding a metal plate, and is attached to the bottom wall 42 of the floor bucket 14 with the opening portion facing downward. A flange portion 85 is formed on the periphery of the opening of the support portion 82, and a metal backing plate 83 is provided on the back surface of the bottom wall 42 of the floor bucket 14 corresponding to the position of the flange portion 85. The contact plate 83 is attached to the flange portion 85 with screws 84 and is reinforced. That is, the bottom wall 42 of the floor bucket 14 is sandwiched between the flange portion 85 of the support portion 82 and the backing plate 83 to enhance the support rigidity.
[0035]
A metal pipe shaft 87 constituting the shaft portion 81 is welded and fixed to the upper wall 86 of the support portion 82, and a resin collar 88 is attached to the outer periphery of the shaft 87. The bearing 89 is provided around the shaft 87 in contact with the upper end of the collar 88, and the box 15 is rotatably supported via the bearing 89.
[0036]
As shown in FIG. 18, the box 15 is a resin member provided with a circular bottom wall 90 and a peripheral wall 91 corresponding to the floor bucket 14, and a shoulder portion that rises so as to escape the shaft portion 81 at the center portion. A mount portion 93 having 92 is provided. As shown in FIG. 21, a metal reinforcement 95 is attached to the back side of the shoulder portion 92 of the mount portion 93 so as to extend to the back side of the bottom wall 90 of the box 15 with a metal plate 94 interposed therebetween. .
[0037]
Here, the plate 94 and the reinforcement 95 are fastened together with a bearing 89 sandwiched by a lower gear (described later) 97. Specifically, the screw 96 inserted from the bottom wall 97a of the lower gear 97 as shown in FIG. 21 in a state where the pin 96 rising from the shoulder portion 92 of the box 15 is inserted and the lower gear 97 is positioned as shown in FIG. The plate 94 and the reinforcement 95 are fastened together by 98. The shoulder portion 92 of the box 15 is provided with three insertion holes 98a for three pins 96 and screws 98.
[0038]
In the box 15, rib portions 102 that swell from the bottom wall 90 surface of the box 15 radiate at a portion extending from the peripheral wall 99 of the mount portion 93 to the inner surface of the peripheral wall 91 through the top surface of the bottom wall 90 of the box 15 (every 60 degrees). Is provided. A groove 103 is formed along the rib portion 102, and the partition wall 100 is detachably mounted in the groove 103.
Accordingly, by attaching the partition wall 100 to the groove 103, the six storage portions 101 are formed in the case of the largest number inside the box 15. As a result, the luggage can be classified and stored in each storage unit 101 according to the type.
[0039]
As shown in FIG. 19, the partition wall 100 has an insertion portion 104 to be inserted into the groove 103, and an installation portion 105 that contacts the upper surface of the rib portion 102 of the box 15 at a position sandwiching the insertion portion 104. .
As shown in FIG. 20, the installation part 105 is a rib-shaped part arranged along the bottom side and the side side of each surface of the partition wall 100, so that the strength and rigidity of the partition wall 100 itself is increased. It also functions as a reinforcing material.
Further, the insertion portion 104 of the partition wall 100 is not a solid structure, and a gap portion 106 is formed in the longitudinal direction of the insertion portion 104 of the partition wall 100, and the gap portion 106 is spaced by a rib 107 provided in the thickness direction. Since it is placed and connected, the partition wall 100 can be reduced in weight, and the insertion portion 104 can be inserted into the groove 103 with elasticity, so that it does not easily fall off.
[0040]
As shown in FIG. 10, a plurality of rollers 108 are attached to the back surface of the bottom wall 90 of the box 15 in order to reduce the rotational resistance of the box 15 that rotates through the bearing 89 around the shaft portion 81 of the floor bucket 14. It has been.
The roller 108 is grounded and rolled in an annular recess 109 formed in the bottom wall 42 of the floor bucket 14, and can smoothly support the rotating box 15 with respect to the floor bucket 14.
A plurality of reinforcing ribs 110 are formed on the back surface of the bottom wall 90 of the box 15 to increase the strength and rigidity of the box 15.
[0041]
As shown in FIG. 21, a metal shaft 111 is mounted in the shaft portion 81, specifically, the shaft 87 so as to be movable up and down while being urged upward by a spring 112. A lock pin 114 is inserted and fixed at a position passing through a long hole 113 formed in the shaft 111 below the shaft 87 to prevent the shaft 111 urged by the spring 112 from protruding and rotating.
A spacer 115 for smooth sliding on the inner wall of the shaft 87 when the shaft 111 moves in the vertical direction is mounted on the outer periphery of the insertion portion of the shaft 111 with respect to the shaft 87, and the spring is interposed between the spacer 115 and the lock pin 114. 112 is attached. Here, the lower portion of the collar 88 is provided with an enlarged diameter portion 88 a so as to cover the head portion 114 a of the lock pin 114, and functions as a retaining member for the lock pin 114. Therefore, for example, a retaining member for the lock pin 114 such as an E ring is not required, and the number of parts can be reduced.
[0042]
As shown in FIGS. 22 and 25, the lower gear 97 is a cup-shaped member opened upward, and a screw hole 97b and a pin hole 97c of the shoulder portion 92 of the box 15 are formed in the bottom wall 97a, Lower walls LLG that are long in the vertical direction (length L) are partially formed in the circumferential direction on the inner circumferential surface of the wall 97d.
A stepped portion 111 a is formed at the upper portion of the shaft 111, and an annular clutch gear 117 is fixed to the stepped portion 111 a through a washer 116 through a small diameter portion 111 b at the upper end of the shaft 111. .
[0043]
Engagement teeth CG are formed on the upper peripheral edge of the clutch gear 117 as shown in FIGS. Note that the engaging teeth CG of the clutch gear 117 are formed to be slightly inclined inward. The upper gear 118 is arranged on the upper part of the clutch gear 117 in a state where the engaging teeth UG of the upper gear 118 are engaged with the engaging teeth CG of the clutch gear 117. The engagement teeth CG of the clutch gear 117 can be locked at the rotational position in units of one mountain with respect to the locking teeth UG of the upper gear 118.
[0044]
As shown in FIGS. 24 and 25, the upper gear 118 is formed on a disc-like portion 118b having a hole 118a for receiving the small-diameter portion 111b of the shaft 111 at the center, and an outer edge of the disc-like portion 118b. And a receiving portion 118c that receives the outer peripheral wall 97d from the inner lower portion through the upper portion to the outer lower portion. Locking teeth UG that mesh with the engagement teeth CG of the clutch gear 117 are formed on the lower surface of the disk-shaped portion 118 b of the upper gear 118. Further, upper lock teeth ULG that are long in the vertical direction (length L) and engage with the lower lock teeth LLG of the lower gear 97 are formed on the outer surface of the inner wall portion 118d of the receiving portion 118c of the upper gear 118.
[0045]
A cap 119 is slidably provided in the small-diameter portion 111b of the shaft 111, and the cap 119 is retained by a bush 121 fixed to the tip of the small-diameter portion 111b of the shaft 111 by a screw 120, and A holding portion 119a for holding a spring 122 interposed between the upper gear 118 and the disk-like portion 118b is provided. Therefore, the upper gear 118 is pressed downward by the spring 122 so that the locking teeth UG of the upper gear 118 can be engaged with the engaging teeth CG of the clutch gear 117 (see FIG. 27) and disengaged (see FIG. 26). ). FIG. 21 shows a meshed state.
[0046]
That is, as shown in FIG. 28, when the floor lid 28 is closed and the upper part of the cap 119 is pressed and the lower spring 112 is compressed and deformed, the upper gear 118 and the cap 119 maintain the positional relationship between them. While the engagement teeth UG of the upper gear 118 are engaged with the engagement teeth CG of the clutch gear 117, the upper lock teeth ULG of the upper gear 118 are displaced to the lower lock teeth LLG of the lower gear 97. Engaged state.
[0047]
At this time, when the floor lid 28 is closed, the spring 112 is set to have an elastic coefficient that can force the shaft 111 to be pushed downward to cause the floor lid 28 to be closed. On the other hand, the spring 122 has a larger elastic coefficient than the spring 112, and a lift amount CL is secured so that the upper gear 118 can push the spring 112 upward and displace upward while the floor lid 28 is closed. It has become so.
[0048]
That is, when the floor lid 28 is closed, the spring 122 is subjected to a rotational force greater than a predetermined value on the box 15, and the upper gear 118 is moved via the lower lock teeth LLG of the lower gear 97 and the upper lock teeth ULG of the upper gear 118. When the rotational force is received, the locking teeth UG of the upper gear 118 engaged with the engaging teeth CG of the clutch gear 117 (see FIG. 27) ride on the engaging teeth CG of the clutch gear 117 and jump out. The meshing is released (see the chain line position in FIG. 21 and FIG. 26), and the rotational force can be released.
[0049]
29, when the closed floor lid 28 is opened and the pressure on the cap 119 is released as shown in FIG. 29, the shaft 111 is pushed up to raise the upper lock teeth ULG of the upper gear 118 and the lower lock of the lower gear 97. The elastic modulus is set so that the meshing with the tooth LLG can be released.
[0050]
Here, since the lower lock teeth LLG of the lower gear 97 and the upper lock teeth ULG of the upper gear 118 are both teeth that are long in the vertical direction, even if there is some dimensional error in the vertical direction, there is a slight difference in both. If there is a meshing length, the meshing of the upper gear 118 with the lower gear 97 is maintained, and therefore it is not necessary to ensure strict installation accuracy.
The upper gear 118 is pressed downward by the spring 122 regardless of how the upper and lower positions of the lower lock teeth LLG of the lower gear 97 and the upper lock teeth ULG of the upper gear 118 change within the meshing range. Therefore, the meshing state between the engagement teeth UG of the upper gear 118 and the engagement teeth CG of the clutch gear 117 is reliably maintained. Therefore, when an unreasonable rotational force is applied to the box 15, the upper gear 118 is surely lifted upward with respect to the clutch gear 117, and the tooth is disengaged to release the rotational force, thereby damaging the portion where the rotational force acts. Can be prevented.
[0051]
In this way, the engagement teeth UG of the upper gear 118 and the engagement teeth CG of the clutch gear 117 are meshed in a substantially horizontal position so that the rotation of the box 15 can be allowed. Since the lower lock teeth LLG of the lower gear 97 and the upper lock teeth ULG of the upper gear 118 are meshed in the vertical direction so as to absorb the dimensional error in the direction, the spring 122 has an elastic coefficient according to the allowable rotational force acting on the box 15. In addition, the spring 112 has an elastic coefficient and an attachment so that the engagement between the lower lock teeth LLG of the lower gear 97 and the upper lock teeth ULG of the upper gear 118 is released with the floor lid 28 opened. You only need to pass long. Therefore, since the functions of the springs 112 and 121 are divided as described above, setting of the springs becomes easy.
[0052]
According to the above embodiment, when the floor lid 28 is closed as shown in FIG. 28, the floor F is in a flat state, so that the occupant can move through the passage 13 without any trouble. In this case, the floor lid 28 can ensure the strength and rigidity that is the same as the floor F by the closed cross-section structure portion 34 and the metal frame 35 of the base material 32, and does not give a sense of incongruity to the moving passenger.
[0053]
Thus, in the state where 28 is closed, the locking teeth UG of the upper gear 118 are engaged with the clutch gears and the engaging teeth CG of the 117, so that the box 15 is locked in a state where the rotation of the floor bucket 14 is restricted. Therefore, the box 15 does not rotate and no abnormal noise is generated.
[0054]
In this state, when a large force more than a predetermined value in the rotational direction is applied to the box 15 by, for example, a braking operation, the rotational force acting on the box 15 is transmitted from the lower gear 97 to the upper gear 118. Then, the locking teeth UG of the upper gear 118 ride up from the engaging teeth CG of the clutch gear 117 and push the springs 122 upward to fly. As a result, it is possible to reliably prevent damage to the site where the force acts.
[0055]
Next, as shown in FIG. 29, when the floor lid 28 is opened, the shaft 111 released from pressing by the floor lid 28 is projected by the spring 112, and the upper lock teeth ULG of the upper gear 118 and the lower lock teeth LLG of the lower gear 97. Since the shaft 111 is displaced upward until the engagement is released, the lock in the rotational direction of the box 15 is released, and the box 15 can be smoothly rotated in the direction along the floor F by the bearing 89.
[0056]
Therefore, the user can rotate the box 15 to a desired position, and load / unload the luggage from / to the predetermined storage unit 101 partitioned by the partition wall 100. In addition, according to the type of luggage, it is possible to classify each storage unit 101 and store the luggage.
Here, since each partition wall 100 is detachably attached to the groove 103 of the rib portion 102 of the box 15, the partition wall 100 is removed in accordance with the size of the luggage, and two storage portions 101 are provided as one. It is easy to use, such as being able to use it to store large luggage.
[0057]
When the floor lid 28 is closed, the space 75 between the floor lid 28 and the box 15 becomes a dead space, which is provided in the P / C bracket 67 and the flange portion 48 of the floor bucket 14. Since the notebook personal computer N can be placed by the two placement portions 68, the notebook personal computer N can be mounted on the vehicle, which is widely used, but it is difficult to secure a mounting place for mounting.
Further, the pins 74 at both ends of the P / C bracket 67 are selected and inserted into the positioning holes 73 of the set base 66 to adjust the position of the P / C bracket 67 according to the length of the notebook computer N in the front-rear direction. it can.
[0058]
In particular, in this embodiment, since the seal rubber 76 is attached to the upper surface of the flange portion 48 of the floor bucket 14 so as to surround the rear half portion of the floor bucket 14, the floor lid 28 is in a state where the floor lid 28 is closed. Since the lip body 78 of the seal rubber 76 is in intimate contact with the back surface of the floor lid 28 including the drop-in portion 32a, the space between the floor bucket 14 and the floor lid 28 is sealed. Does not enter the box 15 from the gap between the floor bucket 14 and the floor lid 28 even if it moves forward from the floor carpet 26 below the second row seat 3. Therefore, the luggage in the box 15 is not wetted or soiled by these rainwater and juices.
[0059]
In particular, when entering between the floor bucket 14 and the box 15, disassembly and drainage become difficult, but since the intrusion is surely prevented by the seal rubber 76, it is freed from such concerns.
In this way, the occupants of the second row seats 3, 3 behind the recess 11 are prevented from entering the box 15 of juzes or the like that have spilled on the feet, and escape into the recess 11 outside the floor bucket 14. The juice that has entered the recess 11 can be easily cleaned by removing the floor bucket 14.
[0060]
In addition, this invention is not restricted to the said embodiment, It can apply also to the vehicle of 2 row seats and 4 row seats other than the vehicle of 3 row seats. Further, the case where the seal rubber 76 is fixed to the floor bucket 14 has been described. However, if the seal rubber 76 is interposed between the floor bucket 14 and the floor lid 28 and seals, the seal rubber 76 may be attached to the floor lid 28 side. good.
[0061]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention described in claim 1, when the floor lid is closed, the space between the floor lid and the floor bucket is sealed by the seal rubber, so that juice or Since rainwater adhering to the umbrella does not enter, there is an effect that the rainwater and juices do not wet or soil the luggage inside the box. In particular, when entering between the floor bucket and the box, it becomes difficult to disassemble and drain, but since the intrusion is surely prevented by the seal rubber, it is freed from such concerns.
[0062]
According to the second aspect of the present invention, the juice that has spilled on the feet of the occupant behind the concave portion can be prevented from entering the inside of the box and can be released into the concave portion outside the floor bucket. It has the effect of preventing intrusion inside. Here, the juice that has entered the recess can be easily cleaned by removing the floor bucket.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side perspective view of a vehicle according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a second row seat according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a main part of FIG.
FIG. 4 is a plan view of the floor according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state where the floor bucket assembly according to the embodiment of the present invention is removed.
FIG. 6 is a plan view of the floor lid according to the embodiment of the present invention.
7 is a cross-sectional view taken along line aa in FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line bb in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along the line cc of FIG.
10 is an enlarged cross-sectional view of a main part of FIG.
FIG. 11 is a plan view of the floor bucket assembly according to the embodiment of the present invention.
12 is a cross-sectional view taken along the line dd of FIG. 11 in a state where the floor bucket assembly is attached.
13 is a sectional view taken along line ee of FIG. 11 in a state where the floor bucket assembly is attached.
14 is a perspective view of a portion f in FIG. 11 showing a state before the P / C bracket is attached.
15 is a perspective view of a portion f in FIG. 11 showing a state after the P / C bracket is attached.
FIG. 16 is a perspective view of the floor bucket assembly according to the embodiment of the present invention.
FIG. 17 is an enlarged view of a part g in FIG.
FIG. 18 is a perspective view of the box of the present invention.
FIG. 19 is a perspective view of the partition wall according to the embodiment of the present invention viewed from below.
FIG. 20 is a perspective view of the partition wall according to the embodiment of the present invention as viewed from above.
FIG. 21 is an enlarged cross-sectional view of a box mounting portion.
FIG. 22 is a perspective view of a lower gear.
FIG. 23 is a perspective view of a clutch gear.
FIG. 24 is a perspective view seen from the lower side of the upper gear.
FIG. 25 is a cross-sectional explanatory view showing the positional relationship of each gear.
FIG. 26 is an explanatory diagram showing a state of disengagement between the clutch gear and the upper gear.
FIG. 27 is an explanatory view showing a meshed state of a clutch gear and an upper gear.
FIG. 28 is an explanatory diagram showing a meshed state of the upper gear and the lower gear when the floor lid is closed.
FIG. 29 is an explanatory view showing a state in which the upper gear and the lower gear are disengaged when the floor lid is opened.
[Explanation of symbols]
5 Central sheet (sheet)
11 Recess 14 Floor bucket 15 Box 28 Floor lid 48 Flange portion 76 Seal rubber F Floor

Claims

A recess is formed in the floor, a floor lid is provided for closing the recess so as to be openable and closable, a floor bucket is detachably stored in the recess , a reinforcing rib is provided on the back surface of the floor bucket, and a floor surface is provided in the floor bucket. A vehicular floor that is rotatable in a direction along which a seal rubber is interposed between the floor bucket and the floor lid, and the seal rubber is attached to a flange portion of the floor bucket. Storage.

The under floor storage for a vehicle according to claim 1, wherein the seal rubber is attached so as to surround a rear half of the floor bucket, which is a flange portion of the floor bucket.