JP3749166B2 - 内面潤滑油及びこれを使用する内面溝付管の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調機器の熱交換器等に使用される伝熱管として好適な内面溝付管の内面加工時に使用する内面潤滑油及びこの内面潤滑油を使用する内面溝付管の製造方法に関し、特に、冬季においても安定して内面溝付管の内面加工を行うことができる内面潤滑油及びこれを使用する内面溝付管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」、所謂省エネ法の改正に伴い、空調機器においてもエネルギー消費効率を大幅に向上させることが求められている。内面溝付管は空調機器の空冷熱交換器に組み込む伝熱管として広く使用されており、空調機器の高性能化のために内面溝付管の伝熱性能を向上させることが要求されている。内面溝付管の伝熱性能を向上させるためには、管内面に形成されるフィンの高さを高くすることが有効である。なお、内面溝付管においては、溝と溝との間がフィンになる。一方、フィンを高くすることにより内面溝付管の質量が増加するため、フィンの山頂角及びフィン先端の曲率半径を小さくし、フィンをスリム化して内面溝付管の軽量化を図ることも求められている。
【0003】
内面溝付管の製造方法には、シームレス管に転造加工を施して内面溝を形成する方法と、予め溝が形成された条材を幅方向に丸めて端縁同士を溶接することにより管に成形する方法との2種類の方法がある。このうち、前者は後者と比較してコストの点で優れている。
【0004】
シームレス管に転造加工を施して内面溝付管を製造する方法を以下に説明する。シームレス管である素管の内部にプラグ及びこのプラグに連結軸により回転可能に連結された溝付プラグを挿入する。溝付プラグの外面には螺旋状の溝が形成されている。また、素管の外面にはダイスを接触させ、前記プラグを前記ダイスに係合させる。また、素管の外面における溝付プラグに整合する位置には、複数の転造ボールを設ける。この転造ボールは遊星回転しながら素管の外面を押圧し、素管の内面を溝付プラグに押圧するものである。素管は引抜かれることにより前記ダイスと前記プラグとにより縮径加工され、引き続き遊星回転する転造ボールにより溝付プラグに押圧される。これにより、溝付プラグの外面に形成されている溝が素管の内面に転写され、フィンが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来の技術には以下に示すような問題点がある。前述のようにフィンの高さが高く、山頂角及び先端の曲率半径が小さい内面溝付管は、フィンの形成工程において溝付プラグに印加される負荷が大きいため製造が困難である。このため、素管を引抜くことにより素管の内面にフィンを形成する加工(以下、抽伸加工という)の条件を精密に調製する必要がある。
【0006】
しかしながら、前述のようなフィンの高さが高く山頂角及び先端の曲率半径が小さい内面溝付管を冬季に製造する場合は、フィン形成条件を最適と思われる条件に調製しても、夏季に製造する場合と比較して、抽伸加工開始時にはフィンの高さが低く、抽伸加工の進行に伴って形成されるフィンの高さが徐々に高くなるという問題点がある。この結果、夏季に製造する場合と同じ条件で冬季に抽伸加工を行うと、抽伸加工開始時において製造された内面溝付管のフィンの高さが不足して不良材となることがある。また、抽伸加工開始時に適正なフィン高さが得られるように抽伸加工条件を調節すると、抽伸加工の途中で材料破断を生じることがある。この結果、冬季には内面溝付管の歩留まりが大きく低下してしまう。従来、前記問題点の原因は不明であった。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、冬季に転造加工により内面溝付管を製造する場合において、形成されるフィンの高さが抽伸加工中に変動することを抑制できる内面溝付管の製造方法及びこの製造方法において使用する内面潤滑油を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る内面潤滑油は、銅又は銅合金からなる素管を縮径加工するダイスと、前記素管の内部に配置されると共に前記ダイスにより係止されるプラグと、前記素管の進行方向の下流側にて前記プラグに回転自在に連結され外面に溝が形成された溝付プラグと、前記素管の外側に配置され前記素管の周方向に回転する複数個の転造ボール又は前記素管に転接する転造ロールとを設け、前記素管を引き抜くことにより、前記ダイスにより前記素管を縮径加工した後、前記転造ボール又は前記転造ロールにより前記素管の内面を前記溝付プラグに押し付けて、前記溝付プラグの溝形状を前記素管の内面に転写し、前記素管の内面に管軸直交断面における高さが0.20mm以上、管軸直交断面における山頂角が20°以下、管軸直交断面における先端の曲率半径が0.05mm以下であるフィンを形成する内面溝付管の製造に使用される内面潤滑油において、温度が5℃であるときの動粘度が100乃至7000cStであることを特徴とする。
【0009】
本発明においては、温度が5℃であるときの内面潤滑油の動粘度を100乃至7000cStとすることにより、管軸直交断面におけるフィン高さが0.20mm以上、管軸直交断面におけるフィン山頂角が20°以下、管軸直交断面におけるフィン先端の曲率半径が0.05mm以下である内面溝付管を冬季に製造する場合において、内面潤滑油がプラグを素管の抽伸方向に押圧する力(以下、後方押圧力という)を抑制することができる。これにより、内面潤滑油の消費に伴って後方押圧力が変動することを抑制し、プラグ及びダイスによる前記素管の縮径後の肉厚が変動することを抑制できる。この結果、形成されるフィンの高さが抽伸加工の進行に伴って変動することを抑制でき、抽伸加工の途中において素管が破断することを防止できる。
【0010】
また、前記内面潤滑油は脂肪酸エステルを0.1乃至15質量%含有することが好ましい。これにより、前記内面溝付管を夏季に製造する場合において、前記内面潤滑油の動粘度の低下により、プラグと素管との間及び溝付プラグと素管との間において内面潤滑油の油膜が薄くなることを防止することができる。この結果、この油膜の薄膜化に起因するプラグ及び溝付プラグの磨耗の促進を抑制することができる。
【0011】
更に、前記内面潤滑油は炭素数が6乃至13であるアルコールを0.1乃至15質量%含有することが好ましい。これにより、脂肪酸エステルを含有する場合と同様に、前記内面溝付管を夏季に製造する場合において、プラグと素管との間及び溝付プラグと素管との間において油膜が薄くなることを防止することができ、プラグ及び溝付プラグの磨耗を抑制することができる。
【0012】
本発明に係る内面溝付管の製造方法は、銅又は銅合金からなる素管を縮径加工するダイスと、前記素管の内部に配置されると共に前記ダイスにより係止されるプラグと、前記素管の進行方向の下流側にて前記プラグに回転自在に連結され外面に溝が形成された溝付プラグと、前記素管の外側に配置され前記素管の周方向に回転する複数個の転造ボール又は前記素管に転接する転造ロールとを設け、前記素管を引き抜くことにより、前記ダイスにより前記素管を縮径加工した後、前記転造ボール又は前記転造ロールにより前記素管の内面を前記溝付プラグに押し付けて、前記溝付プラグの溝形状を前記素管の内面に転写し、前記素管の内面に管軸直交断面における高さが0.20mm以上、管軸直交断面における山頂角が20°以下、管軸直交断面における先端の曲率半径が0.05mm以下であるフィンを形成する内面溝付管の製造方法において、温度が5℃であるときの動粘度が100乃至7000cStである内面潤滑油を使用することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本実施例の内面溝付管の製造方法に使用する製造装置の構成を示す断面図である。図1に示すように、銅又は銅合金からなるシームレス管である素管1の内部にプラグ2を挿入する。このプラグ2の形状は、管供給側(抽伸方向上流側)の外径を素管1の内径よりやや小さくし、管引抜き側(抽伸方向下流側)の外径を管供給側の外径よりも小さくする。プラグ2には連結軸4を介してほぼ円柱形の溝付プラグ5を連結する。溝付プラグ5の外周面には、素管1の内周面に形成すべき形状の溝5aが形成されている。溝付プラグ5は連結軸4を軸として自在に回転することができる。
【0014】
また、プラグ2と整合する位置における素管1の外面には、プラグ2と共に素管1を縮径加工するダイス3を配置する。更に、溝付プラグ5に整合する位置の素管1の外面には、複数個の転造ボール6を素管1の管軸を中心として管周方向に公転回転可能に配設する。各転造ボール6は自転することができ、各転造ボール6は素管1の外面に転接しながら遊星回転することができる。なお、転造ボール6は転造ロール(図示せず)に置き換えることもできる。更にまた、転造ボール6の抽伸方向下流側には、内面に溝が形成された素管1の外径を所定の寸法に縮径加工する仕上ダイス7を設ける。また、素管1の内部におけるプラグ2の上流側には、内面潤滑油8を注入する。
【0015】
内面潤滑油8は、例えば、ポリブテン又はポリアルキレングリコールを基油とする潤滑油であり、脂肪酸エステル又は炭素数が8であるアルコール(以下、C8アルコールという)を0.1乃至15質量%含有している。また、内面潤滑油8の5℃における動粘度は100乃至7000cStである。なお、内面潤滑油の動粘度は、例えば、基油の分子量を変えることにより制御することができる。
【0016】
次に、本実施例における内面溝付管の製造方法について説明する。本実施例においては、雰囲気温度が5℃である条件下で内面溝付管を製造する。先ず、図1に示すように、素管1を抽伸方向に引抜くことにより、素管1をプラグ2及びダイス3により縮径加工する。次に、この縮径加工された素管1を、素管1の外面を遊星回転する転造ボール6によって押圧することにより縮径すると共に、素管1の内面を溝付プラグ5の外周面に押圧する。これにより、素管1の内面に溝付プラグ5の溝5aが転写され、フィン9が形成される。このとき、内面潤滑油8は素管1とプラグ2との間及び素管1と溝付プラグ5との間に油膜を形成し、これらの間の潤滑性を確保する。この後、内面にフィン9が形成された素管1は仕上ダイス7により更に縮径されて、内面溝付管10となる。
【0017】
内面溝付管10において、フィン9は管内面において螺旋状に形成されており、フィン9の高さは0.20mm以上、山頂角は20°以下、先端の曲率半径は0.05mm以下である。このフィン9の高さ、山頂角及び先端の曲率半径は、いずれも管軸直交断面において測定した値である。なお、本発明においては、フィンが延びる方向と内面溝付管の内面における管軸方向に平行な方向とのなす角度、即ちフィンのリード角は特に規定しないが、本発明は、例えば、リード角が5乃至40°である前記形状のフィンを有する内面溝付管の製造に好適に適用することができる。
【0018】
以下、本実施例の効果について説明する。本発明者等は、前述の内面溝付管を冬季に製造する際に、抽伸加工の進行に伴って形成されるフィンの高さが変動するという問題点を解決するために鋭意実験研究を重ねた結果、以下に示す知見を得た。以下、前記問題点の原因について説明する。
【0019】
図1に示すように、内面溝付管10を製造する際には、予め内面潤滑油8が素管1の内部におけるプラグ2の上流側に一定量注入されている。素管1を抽伸方向に引抜くと、内面潤滑油8は素管1の内面との間に働く摩擦力により、抽伸方向へ移動する。この内面潤滑油8の移動により、内面潤滑油8はプラグ2の上流側の端部を抽伸方向に押圧する。この内面潤滑油8がプラグ2を押圧する力(後方押圧力)の大きさは、下記数式1に示すダルシー・ワイスバッハの式より与えられる。
【0020】
【数1】
【0021】
但し、Pは後方押圧力の大きさ(Pa)、λは素管の内壁と内面潤滑油との間の摩擦係数、Lは内面潤滑油と素管内壁との接触長さ(m)、dは素管の内径(m)、Vは素管の抽伸速度(m/秒)、ρは内面潤滑油の密度(kg/m3)である。なお、λは下記数式2により与えられる。また、素管1の内部におけるプラグ2の上流側の内面潤滑油8の量をQ(m3)、素管1の内部における管軸直交面積をAi(m2)とすると、Lは下記数式3により与えられる。Reはレイノルズ数(無次元数)、νは内面潤滑油の動粘度(St=m2・s−1)である。
【0022】
【数2】
【0023】
【数3】
【0024】
前記数式1及び2に示されているように、後方押圧力Pは内面潤滑油の動粘度ν、潤滑油と管内壁の接触長さL及び抽伸速度Vに比例する。即ち、内面潤滑油の動粘度νが大きいと、後方押圧力Pも大きくなる。内面潤滑油の動粘度は温度によって変化し、一般に雰囲気温度が低いほど内面潤滑油の温度も低くなるため動粘度は高くなる。従って、雰囲気温度が低いほど後方押圧力は大きくなる。
【0025】
また、図1に示す内面潤滑油8は、素管1とプラグ2との隙間及び素管1と溝付プラグ5との隙間を通して徐々に抽伸方向に移動して消費されるため、加工時間が経過するに従って、プラグ2の後方(上流側)に注入されている内面潤滑油8の量Qも徐々に減少し、内面潤滑油8と素管1の内壁との接触長さLも徐々に減少する。その結果、数式1より、後方押圧力Pは加工時間の増加に伴って減少する。
【0026】
図2は、横軸に素管内におけるプラグの上流側に注入されている内面潤滑油の量をとり、縦軸に素管の抽伸力に対する後方押圧力の比をとって、本実施例において内面潤滑油の量が後方押圧力に及ぼす影響を示すグラフ図である。なお、図2の横軸においては、内面潤滑油の量を左から右に移動するに従って内面潤滑油の量が減少するように示している。これは、抽伸加工が進行するに従って内面潤滑油の量が減少するため、図2の横軸において左から右に移動するに従って抽伸加工時間が経過していることを示すためである。図2は従来の一般的な内面潤滑油を使用して内面溝付管を製造する場合の後方押圧力の変化を示し、線11は内面潤滑油の温度が低温(0乃至10℃)の場合を示し、線12は内面潤滑油の温度が高温(30乃至40℃)の場合を示している。図2より、内面潤滑油の温度が低温である場合、即ち内面潤滑油の動粘度が高い場合(線11)は、内面潤滑油の温度が高温である場合、即ち内面潤滑油の動粘度が低い場合(線12)と比較して後方押圧力が大きく、また、後方押圧力は、内面潤滑油量の変化に伴って大きく変化することがわかる。即ち、抽伸加工開始時には内面潤滑油の量が多いため後方押圧力が大きく、抽伸加工の進行に伴って内面潤滑油の量が減少するため、後方押圧力も減少する。
【0027】
図3は、横軸に後方押圧力と抽伸力との比をとり、縦軸にダイス3(図1参照)通過前後における素管1の肉厚の変化量をとって、本実施例において後方押圧力が素管の肉厚に及ぼす影響を示すグラフ図である。なお、図3の縦軸において、変化量が正の値である場合は素管の肉厚が増加していることを示し、変化量が負である場合は素管の肉厚が減少していることを示す。図3に示すように、後方押圧力が小さい場合は、ダイス3による縮径加工により素管1の肉厚は若干増加する。そして、(後方押圧力/抽伸力)比が十分に小さい範囲13においては、素管1の肉厚変化量がほぼ一定値となり安定する。これに対して、後方押圧力がある程度以上大きいと素管が肉厚方向に塑性変形し、ダイス3通過後の素管1の肉厚はダイス3通過前よりも減少する。図2に示すように、抽伸加工の進行に伴って後方押圧力は減少するため、ダイス3通過後の素管1の肉厚は、抽伸加工開始時には薄く、抽伸加工の進行に伴って厚くなる。
【0028】
図4は図1における溝付プラグ5付近の構成を示す拡大断面図である。図4に示すように、溝付プラグ5と転造ボール6との間の間隔tは一定である。この間隔tの値が、抽伸加工(溝付加工)後の管の底肉厚、即ち、管底部1aの厚さになる。溝付プラグ5と転造ボール6との間に流入した素管1を構成する材料のうち、管底部1aを構成しない材料がフィン9を構成する材料になる。管底部1aの厚さは一定(t)であるため、ダイス3通過後の素管1の肉厚が厚ければ、溝付プラグ5と転造ボール6との間に流入する材料が多くなり、フィン9の高さが高くなる。一方、ダイス3通過後の素管1の肉厚が薄ければ、溝付プラグ5と転造ボール6との間に流入する材料が不足するため、フィン9の高さが低くなる。
【0029】
従来、転造加工に使用する内面潤滑油の5℃における動粘度は20000乃至36000cSt程度である。このように内面潤滑油の動粘度が高い場合、図2の線11に示すように、抽伸加工開始時においては後方押圧力が大きく、加工時間が増大すると共に素管1(図1参照)の内部におけるプラグ2の上流側に保持されている内面潤滑油の量が減少し、後方押圧力が小さくなる。これにより、図3に示すように、ダイス3通過後の素管1の肉厚は抽伸加工開始時には薄く、抽伸加工の進行に伴って厚くなっていく。このため、図4に示すように、フィン9の高さは抽伸加工開始時には低く、抽伸加工の進行に伴って高くなっていく。内面溝付管の製造においては、抽伸加工開始時にはフィン9の高さが低いため、転造ボールと溝付プラグとの間隔を小さくする等の手段により、フィン9の高さが高くなるような条件に設定する必要がある。しかしながら、この場合、抽伸加工の進行に伴って素管1の肉厚が厚くなり、転造ボールと溝付プラグとの間隙に許容範囲を超える量の材料が供給されるようになる。この結果、素管1に対する加工率が高くなり過ぎ、素管1の抽伸破断に至る。
【0030】
本実施例においては、内面潤滑油として、温度が5℃における動粘度は100乃至7000cStである潤滑油を使用しているため、加工開始時における後方押圧力が小さい。このため、プラグ2の上流側に保持されている内面潤滑油の量が減少しても、後方押圧力の変化が少ない。従って、ダイス3通過後における素管1の肉厚の変動が小さく、フィン9の高さの変動も小さい。また、素管1の肉厚の変動が小さいため、転造加工中に素管1が破断することがない。以下、本発明の各構成要件における数値限定理由について説明する。
【0031】
温度が5℃であるときの内面潤滑油の動粘度:100乃至7000cSt
前述の如く、内面潤滑油の動粘度が高すぎる場合には、抽伸加工の進行に伴ってフィンの高さが変動して不良材となったり、抽伸加工の途中で材料破断を生じたりする。図3に示すように、(後方押圧力/抽伸力)比を範囲13内、即ち、0.12以下に制御すれば、ダイス3通過前後の肉厚変化量はほぼ一定値となり肉厚変動を抑えられる。
【0032】
図5は、横軸に内面潤滑油の動粘度をとり、縦軸に(後方押圧力/抽伸力)比をとって、本実施例の抽伸加工開始時における内面潤滑油の動粘度と後方押圧力との関係を示すグラフ図である。図5に示すように、内面潤滑油の動粘度を7000cSt以下にすれば、抽伸加工開始時の(後方押圧力/抽伸力)比を0.12以下に制御することができる。図2に示すように、抽伸加工の進行に伴って(後方押圧力/抽伸力)比は減少していくため、抽伸加工開始時の(後方押圧力/抽伸力)比を0.12以下にすれば、抽伸加工中の(後方押圧力/抽伸力)比も0.12以下に制御でき、ダイス3通過後の肉厚変動を抑制できる。従って、温度が5℃であるときの内面潤滑油の動粘度は7000cSt以下とする。一方、温度が5℃であるときの内面潤滑油の動粘度が100cSt未満であると、雰囲気温度が高くなった場合、例えば夏季に内面溝付管を製造する場合に、内面潤滑油の動粘度が低くなりすぎる。この結果、素管とプラグとの間及び素管と溝付プラグとの間における内面潤滑油の油膜の厚さが薄くなりすぎ、プラグ及び溝付プラグの磨耗が促進される。このため、形成されるフィンの高さが抽伸加工の進行に伴って低くなる。従って、温度が5℃であるときの内面潤滑油の動粘度は100乃至7000cStとする。
【0033】
内面潤滑油における脂肪酸エステル又は炭素数が6乃至13であるアルコールの含有量:0.1乃至15質量%
前述の如く本発明においては、低温(5℃)での内面潤滑油の動粘度を100乃至7000cStと低く抑えている。一般に潤滑油の動粘度は雰囲気温度が上昇すると低下するため、高温での内面潤滑油の動粘度は100乃至7000cStよりも更に低下する。動粘度が低くなりすぎると、素管とプラグとの間及び素管と溝付プラグとの間における油膜の厚さが薄くなりすぎ、プラグ及び溝付プラグの磨耗が促進される。このため、内面潤滑油の動粘度の低下を補うために、内面潤滑油に油性剤を添加することが望ましい。油性剤には例えば脂肪酸エステル及びアルコールがある。内面潤滑油に脂肪酸エステル又はアルコールを添加すると、その極性基がプラグ及び溝付プラグ等の金属表面に物理的吸着膜を形成し、この物理的吸着膜に内面潤滑油を誘導する。この効果を油性効果という。但し、アルコールにおいては、炭素数が6未満では潤滑性がなく、また炭素数が13より多いと、内面溝付管の管内に残る油量が多くなる。残留する油量が多いと、空調機器の膨張弁及びキャピラリーチューブ等を閉塞させる原因となる。また、脂肪酸エステル又はアルコールの含有量は、0.1質量%未満では前記油性効果が十分でなく、プラグ及び溝付プラグが磨耗し、形成されるフィンの高さが抽伸加工の進行に伴って低くなる。このため、抽伸加工終了時のフィン高さが抽伸加工開始時のフィン高さよりも低くなる。一方、脂肪酸エステル又は前記アルコールを、15質量%を超えて添加しても油性効果が飽和し、内面潤滑油のコストのみが増加する。従って、内面潤滑油における脂肪酸エステル又は炭素数が6乃至13であるアルコールの含有量は0.1乃至15質量%であることが好ましい。
【0034】
管軸直交断面における内面溝付管のフィンの高さ:0.20mm以上
管軸直交断面におけるフィンの高さが0.20mm未満では内面溝付管の伝熱性能が不十分となる。また、管軸直交断面におけるフィンの高さが0.20mm未満であれば、溝付加工におけるメタルフローが良好であるため、フィンの形成が比較的容易である。このため、内面潤滑油の動粘度が大きく後方押圧力が大きい場合においても、所定の高さのフィンを得ることができる。また、抽伸加工時間の増加と共にダイスによる縮径加工後の素管の肉厚が増加しても、転造ボールと溝付プラグとの間隔によって決まる許容範囲から外れることがなく、素管が抽伸破断することがない。従って、本発明においては、形成するフィンの高さを管軸直交断面において0.20mm以上とする。
【0035】
管軸直交断面における内面溝付管のフィンの山頂角:20°以下
管軸直交断面におけるフィンの山頂角が20°を超えると、フィンが厚くなり内面溝付管の質量が増加する。また、管軸直交断面におけるフィンの山頂角が20°を超えると、溝付加工におけるメタルフローが良好でありフィンの形成が比較的容易であるため、内面潤滑油の動粘度が大きく後方押圧力が大きい場合においても、所定の形状のフィンが得られる。また、加工時間の増加と共にダイスによる縮径加工後の素管の肉厚が増加しても許容範囲から外れることがなく、素管が抽伸破断することがない。従って、本発明においては、形成するフィンの山頂角を管軸直交断面において20°以下とする。
【0036】
管軸直交断面における内面溝付管のフィン先端の曲率半径:0.05mm以下
管軸直交断面におけるフィンの先端の曲率半径が0.05mmを超える場合においても、フィンが厚くなり内面溝付管の質量が増加する。また、溝付加工時のメタルフローが良好であり、フィンの形成が比較的容易であるため、内面潤滑油の動粘度が大きく後方押圧力が大きい場合においても、所定の形状のフィンが得られる。また、加工時間の増加と共にダイスによる縮径加工後の素管の肉厚が増加しても許容範囲から外れず、素管が抽伸破断することがない。従って、本発明においては、形成するフィンの先端の曲率半径を管軸直交断面において0.05mm以下とする。
【0037】
なお、本実施例においては上述のように、低温において動粘度が低い内面潤滑油を使用して後方押圧力の変化を抑制したが、抽伸加工中の動粘度が所定の範囲となるように内面潤滑油の温度を制御して後方押圧力の変化を抑制してもよい。
【0038】
【実施例】
以下、本発明の実施例の効果について、その特許請求の範囲から外れる比較例と比較して具体的に説明する。
【0039】
試験例1
本試験例は内面潤滑油の温度が低温(0乃至10℃)となる条件において内面溝付管を製造した試験例である。前述の本発明の実施例において示した方法により、内面溝付管を製造した。形成するフィン形状の狙い値を表1に示した。このとき、内面潤滑油には表2に示す潤滑油を使用した。なお、内面潤滑油の動粘度は基油の分子量を変えることにより変化させた。表2には内面潤滑油の基油及び5℃における動粘度を示した。前述の内面溝付管の製造において、抽伸加工開始時及び約5000m加工した後の抽伸加工終了時のフィン高さを測定した。測定結果を表2に示す。この測定値と表1に示す狙い値との差が表1に示す許容差以下であれば合格である。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
表2に示すNo.4、5、10、11、12は請求項1に記載の発明の実施例である。実施例No.4、5、10、11、12においては、5℃における動粘度(以下、単に動粘度という)が100乃至7000cStである内面潤滑油を使用したため、抽伸加工開始時及び抽伸加工終了時の双方において、フィン高さが表1に示す狙い値から許容差の範囲内にあり、フィン形状が良好であった。
【0043】
これに対して、No.1乃至3、6乃至9及び13は比較例である。比較例No.1、2、7、9は、内面潤滑油の動粘度が7000cStを超え高かったため、抽伸加工開始時のフィン高さが低かった。また、比較例No.3及び8においては、内面潤滑油の動粘度が7000cStを超えていたが、抽伸加工条件を抽伸加工開始時にフィン高さが0.22mmになるように調製し、無理にフィンを成形した。この結果、抽伸加工の途中で管が破断した。更に、比較例No.6及び13は、動粘度が100cSt未満であり低かったため、溝付プラグが磨耗し、抽伸加工終了時のフィン高さが極めて低くなった。
【0044】
試験例2
本試験例は内面潤滑油の温度が高温(30乃至40℃)となる条件において内面溝付管を製造した試験例である。前述の本発明の実施例において示した方法により、内面溝付管を製造した。形成するフィン形状の狙い値は表1に示す形状とした。このとき、内面潤滑油には、表3に示す潤滑油を使用した。なお、内面潤滑油の動粘度は基油の分子量を変えることにより変化させた。表3には内面潤滑油の基油及び含有させた油性剤の種類と含有量並びに5℃及び35℃における動粘度を示した。前述の内面溝付管の製造において、抽伸加工開始時及び約5000m加工した後の抽伸加工終了時のフィン高さを測定した。測定結果を表3に示す。この測定値と表1に示す狙い値との差が表1に示す許容差以下であれば合格である。
【0045】
【表3】
【0046】
表3に示すNo.16乃至18並びに22乃至24は、請求項2又は3に記載の発明の実施例である。実施例No.16乃至18並びに22乃至24においては、5℃における動粘度が100乃至7000cStの範囲にあり、且つ、脂肪酸エステル又はC8アルコールを0.1乃至15質量%含有する内面潤滑油を使用した。本試験例においては雰囲気温度が35℃と高いため、35℃における動粘度は低い値となっている。しかしながら、内面潤滑油に油性剤として脂肪酸エステル又はC8アルコールを0.1乃至15質量%の範囲で添加しているため、動粘度の低下を補うことができ、抽伸加工終了時のフィン高さは抽伸加工開始時のフィン高さと比較して殆ど減少しなかった。このため、抽伸加工開始時及び抽伸加工終了時の双方において、フィン高さの測定値と表1に示す狙い値との差が許容差の範囲内にあり、フィン形状が良好であった。
【0047】
これに対して、No.14、15、19、20、21、25は比較例である。比較例No.14、15、20、21においては、内面潤滑油に油性剤を全く添加しないか、又は0.1質量%未満しか添加しなかったため、溝付プラグが磨耗し、抽伸加工終了時のフィン高さが大幅に減少した。また、比較例No.19及び25においては、油性剤の添加量が15質量%を超えており、実施例No.16乃至18並びに22乃至24と比較して内面潤滑油のコストが高かったが、フィン高さは前述の実施例No.16乃至18並びに22乃至24と同様であった。
【0048】
なお、前述の試験例1及び2においては、内面潤滑油の基油としてポリブテン又はポリアルキレングリコールを使用したが、内面潤滑油の基油はこれらに限定されず、他の成分を基油とする内面潤滑油を使用してもよい。また、試験例1及び2においては、ポリブテンを基油とする内面潤滑油には油性剤として脂肪酸エステルを添加し、ポリアルキレングリコールを基油とする内面潤滑油には油性剤としてC8アルコールを添加する例を示したが、ポリブテンを基油とする内面潤滑油にC8アルコールを添加し、ポリアルキレングリコールを基油とする内面潤滑油に脂肪酸エステルを添加してもよい。又は、ポリブテン又はポリアルキレングリコールを基油とする内面潤滑油に脂肪酸エステル及びC8アルコールの双方を添加してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、冬季に転造加工により内面溝付管を製造する場合において、形成されるフィンの高さが加工の進行に伴って変動することを抑制することができる。このため、加工中に管が破断することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における内面溝付管の製造装置の構成を示す断面図である。
【図2】横軸に素管内におけるプラグの上流側に注入されている内面潤滑油の量をとり、縦軸に素管の抽伸力に対する後方押圧力の比をとって、本実施例において内面潤滑油の量が後方押圧力に及ぼす影響を示すグラフ図である。
【図3】横軸に後方押圧力と抽伸力との比をとり、縦軸にダイス通過前後における素管の肉厚の変化量をとって、本実施例において後方押圧力が素管の肉厚に及ぼす影響を示すグラフ図である。
【図4】図1における溝付プラグ付近の構成を示す拡大断面図である。
【図5】横軸に内面潤滑油の動粘度をとり、縦軸に(後方押圧力/抽伸力)比をとって、本実施例の抽伸加工開始時における内面潤滑油の動粘度と後方押圧力との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1;素管
1a;管底部
2;プラグ
3;ダイス
4;連結軸
5;溝付プラグ
5a;溝
6;転造ボール
7;仕上ダイス
8;内面潤滑油
9;フィン
10;内面溝付管
11;線(内面潤滑油の温度が低温(0乃至10℃)の場合)
12;線(内面潤滑油の温度が高温(30乃至40℃)の場合)
13;範囲
Claims (6)
- 銅又は銅合金からなる素管を縮径加工するダイスと、前記素管の内部に配置されると共に前記ダイスにより係止されるプラグと、前記素管の進行方向の下流側にて前記プラグに回転自在に連結され外面に溝が形成された溝付プラグと、前記素管の外側に配置され前記素管の周方向に回転する複数個の転造ボール又は前記素管に転接する転造ロールとを設け、前記素管を引き抜くことにより、前記ダイスにより前記素管を縮径加工した後、前記転造ボール又は前記転造ロールにより前記素管の内面を前記溝付プラグに押し付けて、前記溝付プラグの溝形状を前記素管の内面に転写し、前記素管の内面に管軸直交断面における高さが0.20mm以上、管軸直交断面における山頂角が20°以下、管軸直交断面における先端の曲率半径が0.05mm以下であるフィンを形成する内面溝付管の製造に使用される内面潤滑油において、温度が5℃であるときの動粘度が100乃至7000cStであることを特徴とする内面潤滑油。
- 脂肪酸エステルを0.1乃至15質量%含有することを特徴とする請求項1に記載の内面潤滑油。
- 炭素数が6乃至13であるアルコールを0.1乃至15質量%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の内面潤滑油。
- 銅又は銅合金からなる素管を縮径加工するダイスと、前記素管の内部に配置されると共に前記ダイスにより係止されるプラグと、前記素管の進行方向の下流側にて前記プラグに回転自在に連結され外面に溝が形成された溝付プラグと、前記素管の外側に配置され前記素管の周方向に回転する複数個の転造ボール又は前記素管に転接する転造ロールとを設け、前記素管を引き抜くことにより、前記ダイスにより前記素管を縮径加工した後、前記転造ボール又は前記転造ロールにより前記素管の内面を前記溝付プラグに押し付けて、前記溝付プラグの溝形状を前記素管の内面に転写し、前記素管の内面に管軸直交断面における高さが0.20mm以上、管軸直交断面における山頂角が20°以下、管軸直交断面における先端の曲率半径が0.05mm以下であるフィンを形成する内面溝付管の製造方法において、温度が5℃であるときの動粘度が100乃至7000cStである内面潤滑油を使用することを特徴とする内面溝付管の製造方法。
- 前記内面潤滑油が、脂肪酸エステルを0.1乃至15質量%含有することを特徴とする請求項4に記載の内面溝付管の製造方法。
- 前記内面潤滑油が、炭素数が6乃至13であるアルコールを0.1乃至15質量%含有することを特徴とする請求項4又は5に記載の内面溝付管の製造方法。
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