JP3748913B2 - 建造物における激震防除機能を有する建築基盤 - Google Patents

建造物における激震防除機能を有する建築基盤 Download PDF

Info

Publication number
JP3748913B2
JP3748913B2 JP10157295A JP10157295A JP3748913B2 JP 3748913 B2 JP3748913 B2 JP 3748913B2 JP 10157295 A JP10157295 A JP 10157295A JP 10157295 A JP10157295 A JP 10157295A JP 3748913 B2 JP3748913 B2 JP 3748913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
steel plate
cylindrical
building
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10157295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08260754A (ja
Inventor
高雄 近藤
Original Assignee
高雄 近藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 高雄 近藤 filed Critical 高雄 近藤
Priority to JP10157295A priority Critical patent/JP3748913B2/ja
Publication of JPH08260754A publication Critical patent/JPH08260754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3748913B2 publication Critical patent/JP3748913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【0001】
【現況】
阪神大震災を機に緊急を要する課題となって来ている震度7級という縦揺れに耐え得る建築手段の確立については、官公民の各研究機関が真剣に取り組んでいることと思われる。最近、大手企業で阪神大震災級の揺れにも耐えられる新工法が開発されたと言われている。然しこれは中高層ビル用のものであって、一般住宅向きではない。そして、現在のところ一般住宅に適するもので、具体的に決め手となる新工法、ないし構造の公表はない。地震国日本の如何なる震度にも耐え得る建築構造の家屋の出現は、全国民の希いであると言えると思う。
地震と家屋の崩壊という因果関係を改めて考えてみる時、地震が無ければ何十年も健在であったはずの貴重な家屋が一瞬にして崩壊するのは、何故なのか、この当り前の分かり切った結論の中で気付く幾つかの教訓がある。その一つは地震が無ければ一番良いのだが、地震は気紛れであり予告無く、且つ、必ずやって来るということ。二つ目は、地面が揺れても家が揺れなければ家は決して壊れないということ。三つ目は揺れない家を造れば良いということ。この結論に至ることになる。然し地震の質にもいろいろあって、よく耳にする直下型地震という言葉である。この言葉につき注意深く考えてみる時、地面の落下が先か、然らざるか先に押し上げられることもあり得る訳で、どちらが先でも良いように思える。このどちらが先かに、建造物への衝撃度に変化をもたらす要因が潜んでおり、耐震のメカニズムを構成する上で重要なテーマになるのである。
【0002】
【目的】
当発明は、上記全国民の希いであり、至った結論を満たすに足る、建造物における激震防除機能を有する建築基盤に関するものである。
【0003】
構造
本発明に係る激震防除機能を有する建築基盤は、上面に鋼板Aを取り付けてなり、地面に固定される円形状の基台(3)と、下面に鋼板Bを取り付け且つ上面に鋼板Cが取り付けられるとともに、前記鋼板Bより外周側の下面に球を嵌入保持した第1の磁性小角子(6)を取り付けて構成され、前記基台(3)の前記鋼板Aの上に載置した第1の小鋼球群Qを前記鋼板Bとの間に挟持するとともに前記第1の磁性小角子(6)の球を前記鋼板Aに当接させて前記基台(3)の上に載置された本体載置盤(7)と、下面に鋼板Dを取り付けるとともに、前記鋼板Dより外周側の下面に球を嵌入保持した第2の磁性小角子(17)を取り付けて構成され、前記本体載置盤(7)の前記鋼板Cの上に載置した第2の小鋼球群Qを前記鋼板Dとの間に挟持するとともに前記第2の磁性小角子(17)の球を前記鋼板Cに当接させて前記本体載置盤(7)の上に載置された雄状本体下部(18)と、前記雄状本体下部(18)の上面側に一体に繋がって上方に延びて設けられ、上端が上方に開口した円筒状に形成された第1の筒状子(8)と、下端が下方に開口した円筒状に形成され、前記第1の筒状子(8)を挿入嵌合させて上下に移動可能に装着された第2の筒状子(22)と、前記第2の筒状子(22)の上部に一体に繋がって形成された雌状本体(26)と、前記雌状本体(26)の上面に矢車形湾状板バネを介して支持されたショック受盤と、前記雄状本体下部(18)と前記雌状本体(26)を繋ぐとともに前記第1及び第2の筒状子(8,22)の外周を囲むように配設された複数の弓状板バネ(20)と、挿入嵌合された状態の前記第1及び第2の筒状子(8,22)の内部円筒状空間内に上下に延びて配設された圧縮コイルスプリングSとから構成され、前記第1及び第2の筒状子(8,22)の前記内部円筒状空間は空気が入れられた状態で密封されており、前記ショック受盤の上面に建造物Mを支持するように構成される。
なお、前記複数の弓状板バネ(20)は上端および下端に上下に延びる長形孔(19)が形成され、上端側が前記長形孔(19)に挿入したネジNにより上下に移動可能に前記雌状本体(26)に結合され、下端が前記長形孔(19)に挿入したネジNにより上下に移動可能に前記雄状本体下部(18)に結合されるのが好ましい。
また、前記ショック受盤が、前記雌状本体(26)の上面に第1の矢車形湾状板バネ(35−36)を介して支持された第1のショック受盤(37)と、前記第1のショック受盤(37)の上面に第2の矢車形湾状板バネ(38−40)を介して支持された第2のショック受盤(41)とから構成され、前記第2のショック受盤(41)の上面に建造物Mを支持するように構成されるのが好ましい。
さらに、空気が入れられた状態で密封された前記内部円筒状空間に自動開閉弁内蔵の気圧調整装置を介して圧力タンクが繋がって構成されても良い。
【0004】
【作用概要】
最底辺の基台3は地表に固定されるもので、この基台3上に重ねられた各パー
ツは
【図2】の通りである。やや圧縮された状態のスプリングSの入った筒状子内には、圧縮空気が詰められていて、最上部に建造物の土台が載置されることになる。尚、当基盤の1建造物当りの使用量は、建造面積に比例し、強度も又1基範囲上の建造物の重量に適した強度に造られて用いる性格のものである。当基盤の平常時の形態は、
【図1】、
【図9】、
【図10】の通りであるが、地震発生時の揺れの限界値を示す形態は、
【図5】から
【図8】迄の通りとなり、基盤の配置要領は
【図17】、
【図18】に示す縮尺線図のようになる。
【0005】
【作用】
【請求項1の作用】 横揺れについて、地面に固定化される基台3は、地面と一緒に揺れることになるが、360度どの方向から揺れたとしても、基台3上面の鋼板A上にある磁性の小鋼球群Qが無抵抗且つなめらかに回転し、揺れ幅が半径約50センチに至ると、回転する小鋼球群Qが本体載置盤7の端位置まで移転する。揺れがそれ以上になると、載置盤7の移動が始まり、
【図6】の位置辺りで止まるとして、この位置即ち往復揺れ幅約1.2メートルが、図面上の機能の限界値となる。但し、限界値を伸ばすことは構造の緊張で可能となる。
次に、縦揺れの内、先に上に揺れた時の作用について、縦揺れ度合いの進みに比例して、雄状本体下部18迄が押し上げられてゆくのであるが、複数の弓状板バネ20−20’、スプリングS、及び空気圧Eと二段の矢車形湾状板バネ35−36が、筒状子8内の縮圧に対する抵抗力の自動増強作用を発生せしめ、建造物を載置している雌状本体26の不動を補うことになる。
更に、衝撃発生の因となる地面の揺れ上下の接点、即ち昇停降の内、停の瞬間に発生する衝撃、つまり停止摩擦による反動力が発生する。しかし、地震の反動速は、スプリング、空気圧、弓状板バネ等の反応速に比べ、遥かに遅いから衝撃力が建造物に伝わる前に各パーツ群の作用力で防除し得ることになる。
次に、地震発生の瞬間、地面の降下が先の場合の各パーツの反応作用と変化する形態につき述べる。地面が降下すると固定化された基台3上に置かれた雄状本体下部18までが共に同速で下降するが、内蔵されたスプリング、空気圧、及び弓状板バネ、矢車形湾状板バネが地面の降下速より早い伸び反応作用を発揮して、雌状本体の降下を防除することになるが、地面の降下幅が進むにつれて、弓状板バネ20の伸び幅は約15センチ程で限界となる。しかし、弓状板バネの両端に形成された長形孔19間のネジ棒部分が摺動する。この摺動幅が約25センチ、外に二段に設けられた矢車形湾状板バネの発生幅が約20センチ、合計60センチの下降幅を得ることが可能となる。この事は、
【図7】、
【図8】の通り、上下揺れ幅1.2メートルまで建造物の静止不動を可能にしている事を示すものであって、しかも
【図8】の矢車形湾状板バネ部分にゆとりを残した状態なのである。但し、揺れ上下の限界値に至る過程で筒内は、降下の時は筒が伸びて、その分空気圧が下がり、スプリング、板バネ等の能力に負荷が及び建造物への影響をもたらす恐れが生ずる。また、押し上げられる過程から限界値に至るに連れてパーツ及び空気圧の高まりから、やはり建造物への影響が生ずることになる。この影響を解消する為には、伸縮の如何に関わらず筒内気圧を常に一定化させておく必要がある。その手段として筒内の必要気圧と同圧を貯蔵した圧力タンクを外設し、自動開閉弁内蔵の気圧調整装置を介して、筒内上部に設けた気圧流出入用の2本の細管32−33に直結しておく縦揺れ発生により、筒内気圧が高まれば自動流出弁が開きオーバー気圧分がタンク側に流れ、気圧が下がれば不足分がタンク側から筒内に流れ込み、圧力バランスが取れた値点で弁が閉じられることになる。このような圧力一定化によって、各パーツの能力低下を補い建造物へのより安定的静止不動の状態を保持することが可能となる。尚、圧力タンクの設置位置は適宜であるが、当基盤を用いた上に設置されることになる。更に一般住宅の平屋2階建て位までならば、外設の圧力タンクは不要であり、気圧流出入弁を密閉することで足りる。
【請求項2の作用】 雄状本体下部aが押し上げられると側面に直結した単壁袖が共に押し上げられ、スプリングSの圧縮限界値に達すると雌状本体bが押し上げられ直結する挟状壁袖も押し上げられ、湾状板バネ共々第1ショック受け盤cが押し上げられ、直結の垂直二又壁袖が押し上げられてゆき、更に単壁袖を付けた第2ショック受け盤dに達することになる。尚、下降時も同様の作用をすることで各壁袖はいわゆる伸縮作用をする。
【請求項3の作用】 周囲を湾状に形成したゴム性カバーは取り付けた時点で間隙をを封ずる作用をなしているが、第1、第2ショック受け盤に伸縮が発生すると伸縮に比例して湾状部分が伸縮する作用をなすことになる。
【請求項4の作用】 地面に直結した床面の押し上げと共に雄状本体下部が共に押し上げられ、スプリングSが圧縮されたゆくが縮圧が限界値まで押し上げられると中筒が押し上げられ始め、スプリングS’が圧縮されてゆき、縮圧限界値に達する。この押し上げ過程で約70センチの摺動幅を得る作用をすることになる。
【0006】
【特長】
通常の基礎床に固定化された基台上面の小鋼球群上に載置された基盤であることが特長の1であり、スプリングを内蔵した機密性のある伸縮筒内に圧縮空気を入れ、且つ伸縮時の圧力一定化を図った点が特長の2であり、角及び周辺使用用の伸縮基盤に伸縮壁袖を形成した点が特長の3であり、3重筒内に二段のスプリングを押入した点を特長の4としている。
【0007】
【発明の効果】
構造作用上記の通りであるから、当発明の基盤を用いれば横揺れ幅往復1.2メートル以内、360度如何なる方向からの揺れに対して建造物は平常時と同様の静止状態の保持が可能であり、縦揺れも同様に建造物は不動の状態を保つことが可能である。よって阪神大震災度級の地震に対してはびくともしない家屋が実現する。このことの持つ意味は人命の生死の危険性が無くなることである。尚、当基盤使用に当っては、必然的に地下室同等の構造、スペースが必要となるが、当基盤上に構築される地下室は地震に対して不動であり、水の貯蔵タンク等の付設その他使用の付加価値が発生する。この使用利益算定内に当基盤コストが算入されてゆく時、基盤生産コストは低いものになる。更に、当基盤は交換性を有しており損傷時には簡単に交換が可能であること、又当基盤は一般住宅用建造物に主眼をおいたものであるが、当然中高層ビル建築の基盤として使用することも可能である。以上が当発明の効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図。
【図2】スプリング部分を除く縦断面図。
【図3】V−V’線間の横断面図。
【図4】矢車形湾状板バネを固定した第2ショック受け盤の上面図。
【図5】横揺れ状態時の基盤の変化と揺れ幅を示す断片断面図。
【図6】横揺れ幅と機能限界値を示す断片図。
【図7】降下時の限界値を示す縦断面図。
【図8】縦揺れの内、先に上に押し上げられた状態の限界値と揺れ幅を示す縦断面図。
【図9】角用の伸縮壁袖を形成した伸縮盤の側面図。
【図10】直線状の伸縮壁袖を形成した伸縮盤で、片側に隣接する壁材を接続した形態を云す側面図。
【図11】【図10】の縦断面図で、隣接壁を除いてある。
【図12】角用第一ショック受け盤の垂直二又壁袖部分を示す底面図。
【図13】角用第二ショック受け盤の単壁袖部分を示す底面図。
【図14】隣接壁袖との接続形態を示す【図15】の鍵線FF’間の上面断面断片図。
【図15】【図9】のU−U’線間の断面図。
【図16】【図11】のW−W’線間の断面図。
【図17】壁袖を形成した伸縮基盤の配列形態を示す縮尺側面図。
【図18】【図17】及び激震防除機能を有する建築基盤の配置例を示す上面線図。
【図19】間隙封じ用ゴムカバーを取付けた状態を示す側面図。
【図20】【図19】の半径対象の取付け要部を示す底面図。
【図21】縦揺れ防除用二段伸縮基盤の縦断面図。図中の点線は基台と水平の地表を示し、鎖線は揺れ幅を示すものであり、同一符号は共に同一又は対等を示しており、尚、符号の引出し線の引き得ない部分、例えば、孔の形成等、他のパーツと重なり合っている部分は引出し線及び符号の記載を省くことで図面の見易さをはかっている。
【図1】から【図8】までは、【請求項1】の分、【図9】から【図18】までは、【請求項2】の分、【図19】から【図20】までは、【請求項3】の分、【図21】は、【請求項4】の分である。
【符号の説明】
1 切欠
2 鉄板嵌着用凹部
3 基台
4−4’ 鉄板嵌着用凹部
5−5’ 小角状凹部
6−6’ 磁性小角子
7 本体載置盤
8 筒状子
9 斜状切欠
10 段差切欠
11−11’ 板バネ差込み用深溝
12−12’ ネジ受け孔
13 鉄板嵌着用凹部
14−14’ 小角状凹部
15 鋼筒
16 鋼管
17 磁性小角子
18 雄状本体下部
19−19’ 長形孔
20−20’ 弓状板バネ
21 スプリング安定棒
22 筒状子
23−23’ 小貫通孔
24−24’ 板バネ差込み用深溝
25 段差凹部
26 雌状本体
27 細管
28 細管
29 鋼筒
30 鋼管
31 補強盤
32 鍵状継ぎ細管
33 鍵状継ぎ細管
34 上盤
35 矢車形湾状板バネ
36 矢車形湾状板バネ
37 第1ショック受け盤
38 矢車形湾状板バネ
39 矢車形湾状板バネ
40 矢車形湾状板バネ
41 第2ショック受け盤
42 単壁袖
43 挟状壁袖
44 垂直二又壁袖
45 単壁袖
46 接続板
47−47’ 湾状
48−48’ 留め代
49 間隙封じ用ゴムカバー
50 筒状子
51 筒状子
52 筒状子
53 雄状本体
54 スプリング安定棒
55 スプリング受け凸部
56 中筒
57 筒状子
58 筒状子
59 雌状本体
A 鋼板
B 鋼板
C 鋼板
D 鋼板
N ネジ
Q 小鋼球群
S スプリング
P ゴム性パッキン
R ゴム板
K 左右、上下の往復ないし半径の揺れ幅を示す鎖線
T 地下床及び地表値を示す点線
Y ダウンを示す矢線
a 雄状本体下部
b 雌状本体
c 第1ショック受け盤
d 第2ショック受け盤
M 建造物基礎材
H 補強リング
V−V’ 断面位置
W−W’ 断面位置
F−F’ 断面位置
E 圧縮空気
G 建造物
U−U’ 断面位置
L 空間
イ 伸縮壁袖付伸縮基盤
ロ 激震防除機能を有する建築基盤
ハ 通常の壁
ニ 地下室床
ホ−ホ’ 【図19】の右断面位置
ヘ−ヘ’ 【図19】の左断面位置

Claims (4)

  1. 上面に鋼板Aを取り付けてなり、地面に固定される円形状の基台(3)と、
    下面に鋼板Bを取り付け且つ上面に鋼板Cが取り付けられるとともに、前記鋼板Bより外周側の下面に球を嵌入保持した第1の磁性小角子(6)を取り付けて構成され、前記基台(3)の前記鋼板Aの上に載置した第1の小鋼球群Qを前記鋼板Bとの間に挟持するとともに前記第1の磁性小角子(6)の球を前記鋼板Aに当接させて前記基台(3)の上に載置された本体載置盤(7)と、
    下面に鋼板Dを取り付けるとともに、前記鋼板Dより外周側の下面に球を嵌入保持した第2の磁性小角子(17)を取り付けて構成され、前記本体載置盤(7)の前記鋼板Cの上に載置した第2の小鋼球群Qを前記鋼板Dとの間に挟持するとともに前記本体載置盤(7)の上に載置された雄状本体下部(18)と、
    前記雄状本体下部(18)の上面側に一体に繋がって上方に延びて設けられ、上端が上方に開口した円筒状に形成された第1の筒状子(8)と、
    下端が下方に開口した円筒状に形成され、前記第1の筒状子(8)を挿入嵌合させて上下に移動可能に装着された第2の筒状子(22)と、
    前記第2の筒状子(22)の上部に一体に繋がって形成された雌状本体(26)と、
    前記雌状本体(26)の上面に矢車形湾状板バネを介して支持されたショック受盤と、
    前記雄状本体下部(18)と前記雌状本体(26)を繋ぐとともに前記第1及び第2の筒状子(8,22)の外周を囲むように配設された複数の弓状板バネ(20)と、
    挿入嵌合された状態の前記第1及び第2の筒状子(8,22)の内部円筒状空間内に上下に延びて配設された圧縮コイルスプリングSとから構成され、
    前記第1及び第2の筒状子(8,22)の前記内部円筒状空間は空気が入れられた状態で密封されており、
    前記ショック受盤の上面に建造物Mを支持するように構成された激震防除機能を有する建築基盤。
  2. 前記複数の弓状板バネ(20)は上端および下端に上下に延びる長形孔(19)が形成され、上端側が前記長形孔(19)に挿入したネジNにより上下に移動可能に前記雌状本体(26)に結合され、下端が前記長形孔(19)に挿入したネジNにより上下に移動可能に前記雄状本体下部(18)に結合されることを特徴とする請求項1に記載の建築基盤。
  3. 前記ショック受盤が、前記雌状本体(26)の上面に第1の矢車形湾状板バネ(35−36)を介して支持された第1のショック受盤(37)と、前記第1のショック受盤(37)の上面に第2の矢車形湾状板バネ(38−40)を介して支持された第2のショック受盤(41)とから構成され、
    前記第2のショック受盤(41)の上面に建造物Mを支持するように構成されたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の建築基盤。
  4. 空気が入れられた状態で密封された前記内部円筒状空間に自動開閉弁内蔵の気圧調整装置を介して圧力タンクが繋がって構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建築基盤。
JP10157295A 1995-03-22 1995-03-22 建造物における激震防除機能を有する建築基盤 Expired - Fee Related JP3748913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10157295A JP3748913B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 建造物における激震防除機能を有する建築基盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10157295A JP3748913B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 建造物における激震防除機能を有する建築基盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08260754A JPH08260754A (ja) 1996-10-08
JP3748913B2 true JP3748913B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=14304125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10157295A Expired - Fee Related JP3748913B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 建造物における激震防除機能を有する建築基盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3748913B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4752382B2 (ja) * 2005-08-02 2011-08-17 Jfeスチール株式会社 鉄骨軸組構造の低層建築物、耐力壁パネル、耐力壁パネル取付部材、耐力壁パネルの取付方法
CN104061276B (zh) * 2014-07-02 2016-01-20 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 空间光学载荷在轨隔振器
CN105297903B (zh) * 2015-11-19 2017-12-08 中铁城建集团北京工程有限公司 一种大震与小震刚度切换减震球型支座及其减震方法
CN106286697B (zh) * 2016-11-08 2018-03-27 浙江工业大学 基于剪切增稠胶非线性弹簧装置
CN112962435A (zh) * 2021-01-25 2021-06-15 沈义秀 一种桥梁用抗倾覆支座
CN114922304B (zh) * 2022-04-27 2023-09-29 中国人民解放军火箭军工程大学 基于负刚度的筒状设备三维隔震运输/贮存体系

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08260754A (ja) 1996-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140338271A1 (en) Frictional non rocking seismic base isolator for structure seismic protection (fnsi)
JP3748913B2 (ja) 建造物における激震防除機能を有する建築基盤
JP2691471B2 (ja) 免震支持装置
US20210002846A1 (en) Civil engineering anti-seismic structure
Kawamura et al. Study of a sliding-type base isolation system–system composition and element properties
CN205426467U (zh) 一种分层支撑式剪切变形实验装置
Michiels et al. Seismic assessment of Félix Candela's concrete shells and their behavior during the 1985 Mexico City earthquake. A case study on the Church of our Lady of the Miraculous Medal
JP2009007916A (ja) 制振構造およびその諸元設定方法
CN211850112U (zh) 一种新型隔震装置
JP5192731B2 (ja) 3次元免震システム
JP3884837B2 (ja) 免振床装置
JP2002130370A (ja) 免震装置
JP5348945B2 (ja) 建築物の免震構造
JP5382367B2 (ja) 加圧液体による浮体式免震構造
JP2012077876A (ja) 免震構造
JPH0913696A (ja) リフトアップ工法
CN214942940U (zh) 一种砌体结构房屋抗震用装置
CN218292325U (zh) 一种用于建筑工程的新型抗震结构
JP2005061598A (ja) 浮体式免震構造物の付加減衰機構
JP2006118288A (ja) 免震用工法および同工法に用いる免震用部材
JP2013002206A (ja) 転がり免震支持装置及び該免震支持装置を有する免震構造系
JPH01145441A (ja) 免震支持装置
Rikhari Making Buildings Earthquake Resistant is Good Economics
KR200494920Y1 (ko) 건물 내진 성능 보강용 액체댐퍼조립체
KR102228046B1 (ko) 시설물의 안전 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20020311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050413

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131209

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees