JP3747849B2 - 電子部品のボンディング装置およびボンディング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を基板にボンディングする電子部品のボンディング装置およびボンディング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バンプ付電子部品などの電子部品を基板にボンディングする方法として超音波圧接を用いる方法が知られている。この方法は、電子部品のバンプを基板に押圧しながら超音波振動を付与し、バンプと基板の電極などの接合面を相互に摩擦させてボンディングするものである。このボンディングを良好な接合品質で効率よく行うためには、バンプを基板の電極に対して適切な圧着荷重で押圧するとともに、バンプと基板の電極との接合部を加熱することが効果的である。
【0003】
このため従来より電子部品のボンディング装置には、電子部品または基板をボンディング動作に先立って予め加熱するための加熱手段が設けられている。電子部品を加熱する加熱方式としては、電子部品を保持して基板に押圧するボンディングツールに発熱体を組み込む方式が一般的であり、また基板を加熱する場合には、基板が載置される載置テーブルに発熱体を設ける方式が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の加熱方式には、以下に述べるような不都合があった。まずボンディングツールに発熱体を組み込む方式では、ボンディングツールに装備された超音波振動子の振動特性が加熱による温度上昇の影響で変化し、安定した超音波振動の付与が困難であった。そして超音波振動子への熱影響を防止しようとすれば、ボンディングツールに断熱機構や冷却機構を別途追加して設けなければならず、ボンディングツールの構造が複雑化してコンパクト化が阻害される結果となっていた。
【0005】
また、上記問題点を回避するため基板を加熱する場合には、基板の材質によっては基板が温度上昇によって軟化することによる超音波接合時の不具合が避けられなかった。すなわち、超音波を用いたボンディングにおいては、電子部品のバンプと基板の電極とを接触させた状態で接触面を超音波振動によって微小に摺動させることが行われる。
【0006】
このとき、基板が樹脂材質など温度上昇によって軟化する性質を有する材質である場合には、付与された超音波振動は軟化した基板の伸縮によって吸収されやすい。この結果、バンプと電極の接触面に超音波振動が有効に作用しなくなり、接合効率が低下するとともに接合品質を確保することが困難になっていた。このように、従来の電子部品のボンディング装置には、電子部品や基板の加熱方式に起因して、良好な接合品質で効率よくボンディングを行うことが困難であるという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、接合効率の低下を防止して接合品質を確保することができる電子部品のボンディング装置およびボンディング方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子部品のボンディング装置は、ボンディングヘッドによって電子部品を基板に押圧して超音波振動を印加することにより前記電子部品をボンディングする電子部品のボンディング装置であって、前記基板が載置される基板載置部と、前記ボンディングヘッドに設けられ前記電子部品に当接して押圧するボンディングツールと、このボンディングツールに超音波振動を付与する振動付与手段と、前記ボンディングツールと別体で設けられ前記電子部品の基板への搭載に先立ってこの電子部品を加熱する部品加熱手段とを備え、前記部品加熱手段は電子部品の下面を接触させて加熱する部品加熱ステージである。
【0010】
請求項2記載の電子部品のボンディング装置は、請求項1記載の電子部品のボンディング装置であって、前記基板は樹脂基板であり、前記基板載置部は載置された樹脂基板をこの樹脂基板のガラス転移温度以下の加熱温度で加熱する基板加熱手段を備えた。
【0011】
請求項3記載の電子部品のボンディング方法は、ボンディングヘッドによって電子部品を基板に押圧して超音波振動を印加することにより前記電子部品をボンディングする電子部品のボンディング方法であって、前記基板を基板載置部に載置する基板載置工程と、前記電子部品の基板への搭載に先立ってこの電子部品を加熱する部品加熱工程と、加熱された電子部品を前記ボンディングヘッドに備えられたボンディングツールによって基板に押圧するとともにボンディングツールに超音波振動を付与して電子部品を基板にボンディングするボンディング工程とを含み、前記部品加熱工程において電子部品の下面を部品加熱ステージに接触させて加熱する。
【0013】
請求項4記載の電子部品のボンディング方法は、請求項3記載の電子部品のボンディング方法であって、前記基板は樹脂基板であり、樹脂基板を前記基板載置部に備えられた基板加熱手段によってこの樹脂基板のガラス転移温度以下の加熱温度で加熱する。
【0014】
本発明によれば、電子部品の基板への搭載に先だって、電子部品の下面を部品加熱手段に予め接触させて加熱することにより、基板の加熱による軟化を生じることなく接合面の温度を上昇させて、超音波接合を効率よく行うとともに接合品質を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の側面図、図2は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の部分正面図、図3は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の部品加熱手段の説明図、図4、図5は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング方法の工程説明図である。
【0016】
まず図1、図2を参照して電子部品のボンディング装置の構造について説明する。図1において、XYテーブル1上には基板位置決め部2aが設けられている。基板位置決め部2aはXYテーブル1上に配置されたボンディングステージ3(基板載置部)を備えており、ボンディングステージ3上には基板4が載置されている。ボンディングステージ3は温度調節機能備えたヒータ3a(基板加熱手段)を内蔵しており、ヒータ3aを作動させることにより、上面に載置された基板4を加熱できるようになっている。
【0017】
基板4は、エポキシ系、ポリイミド系、アクリル系、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂を材質とする樹脂基板である。ヒータ3aによって基板4を加熱する際には、当該基板4の樹脂材質のガラス転移温度以下の加熱温度で基板4が加熱されるように、温度調整機能によってヒータ3aの設定温度が調整される。基板4の上面には電子部品実装用の電極4aが設けられており、電極4aの表面には金膜が形成されている。ボンディング時にヒータ3aによって基板4を上述の設定温度で加熱することにより、基板4の樹脂材質が軟化しない範囲で電極4aの温度を上昇させることができるようになっている。
【0018】
図2に示すように、XYテーブル1上の基板位置決め部2aの側方には部品供給部2bが設けられており、部品供給部2b上にはボンディング対象の電子部品9が収納されている。XYテーブル1を駆動することにより、基板位置決め部2a、部品供給部2bを以下に説明するボンディング部5に対して水平方向に相対移動させることができるようになっている。電子部品9の下面には接続用の金電極9aが形成されており、金電極9aを基板4の電極4aにボンディングすることにより、電子部品9は基板4に実装される。
【0019】
図1において、基板位置決め部2aの上方にはボンディング部5が配設されている。ボンディング部5は、ヘッド昇降機構6によって昇降するボンディングヘッド7を備えており、ボンディングヘッド7の下端部にはボンディングツール8(以下、単に「ツール8」と略記。)が装着される。図2に示すように、ツール8は細長形状の水平なホーン8aを備えており、ホーン8aの下面には、接合作用部8bが下方に突出して設けられている。
【0020】
接合作用部8bの下面に吸着孔(図示せず)が設けられており、接合作用部8bを電子部品9の上面に当接させてこの吸着孔から真空吸引することにより、電子部品9を吸着して保持する。またホーン8aの一方側の端部には、振動子8c(振動付与手段)が装着されている。振動子8cを駆動することにより、ホーン8a、接合作用部8bを介して電子部品9に超音波振動が付与される。
【0021】
ボンディング動作においては、電子部品9を吸着保持したホーン8aの下方に基板位置決め部2aを移動させる。そしてヘッド昇降機構6を駆動してボンディングヘッド7を基板位置決め部2a上の基板4に対して下降させ、電子部品9の金電極9aを基板4の電極4aに位置合わせして押圧する。このとき、振動子8cを駆動して、電子部品9に超音波振動を印加する。これにより電子部品9は、基板4に押圧荷重と超音波振動によってボンディングされる。
【0022】
ボンディングヘッド7とボンディングステージ3との間の空間には、上下両方向の観察を同時に行うことが可能な上下観察光学装置10が配設されている。上下観察光学装置10は進退機構11によって水平方向に進退可能に配設されており、上下観察光学装置10がボンディングヘッド7とボンディングステージ3との間に進入することにより、ボンディングステージ3上の基板4およびボンディングヘッド7に保持されている電子部品9を同時に観察できるようになっている。
【0023】
図1において、ボンディング部5の手前側(図1において左側)には、部品加熱手段としての赤外線照射ランプ18が配設されている。赤外線照射ランプ18は、移動テーブル17によって水平移動可能となっており、赤外線照射ランプ18がボンディング部5側に移動した状態では、図3に示すように赤外線照射ランプ18はツール8の接合作用部8bに保持された電子部品9の下方に位置する。
【0024】
この状態で赤外線照射ランプ18を点灯することにより、電子部品9の下面側(電極形成面側)に対して赤外線が照射される。そして電子部品9の下面側は赤外線の輻射熱によって加熱され、金電極9aの温度が上昇する。なお部品加熱手段の加熱源としては、赤外線照射ランプのほか、同様に赤外線を発生するセラミックヒータや、電磁誘導加熱によって電子部品9を昇温させる方法など、各種の加熱方法を用いることができる。
【0025】
次にボンディング装置の制御系について説明する。制御部14は、ヘッド昇降機構6、XYテーブル1、移動テーブル17の動作を制御する。これにより、ボンディングヘッド7によるボンディング動作や、ボンディング動作に先立って電子部品9を加熱する際の赤外線照射ランプ18の動作制御が行われる。上下観察光学装置10の撮像データは認識部13に送られ、認識部13がこれらの撮像データを認識処理することにより、ボンディングヘッド7に保持された電子部品9およびボンディングステージ3上の基板4の位置が検出される。前述の電子部品9の金電極9aと基板4の電極4aの位置合わせは、この位置検出結果に基づいて制御部14が前述の各部を制御することにより行われる。
【0026】
制御部14は、表示部15および操作・入力部16と接続されている。操作・入力部16は、各種データの入力や、動作指令のための操作コマンドの入力を行う。表示部15は、上記操作入力時の案内画面を表示するほか、上下観察光学装置10によって撮像された画面を表示する。
【0027】
この電子部品のボンディング装置は上記のように構成されており、次にボンディング方法について図4、図5を参照して説明する。まず図4(a)において、ボンディングステージ3上には、ボンディング対象の基板4が載置される(基板載置工程)。そしてヒータ3aを作動させて、基板4を当該基板の樹脂材質のガラス転移温度以下の加熱温度で加熱する。これにより、基板4の電極4aの温度が上昇する。
【0028】
次いで図4(b)に示すように、部品供給部2bをボンディングヘッド7のツール8の下方に位置させ、ヘッド昇降機構6を駆動してツール8を部品供給部2b上の電子部品9に対して昇降させる。これにより、図4(c)に示すように、ツール8の接合作用部8bに電子部品9が真空吸着により保持される。そしてこの状態で、上下観察光学装置10をツール8の下方に進出させて、電子部品9および基板4の撮像が行われ、この撮像データを認識部13が認識処理することにより、電子部品9および基板4の位置が検出される。
【0029】
この後、搭載動作に移行する。まず電子部品9の基板4への搭載に先立って、移動テーブル17を駆動して、図5(a)に示すように赤外線照射ランプ18をツール8に保持された電子部品9の下方に位置させ、赤外線照射ランプ18を点灯して電子部品9の下面側を赤外線によって加熱する(部品加熱工程)。これにより、電子部品9の金電極9aが所定の加熱温度まで加熱される。このときの加熱温度は、電子部品9と基板4の種類の組み合わせに応じて、100℃〜300℃の間の温度に設定される。この部品加熱工程においては、超音波接合における接合部である金電極9aを下方の至近位置から加熱するため、接合部を集中的に効率よく昇温させることができるようになっている。
【0030】
次いでボンディングヘッド7を下降させるとともに、XYテーブル1を駆動して基板4を水平移動させることにより、図5(b)に示すように、ツール8に保持された電子部品9の金電極9aと基板4の電極4aとを図4(c)に示す認識により求めた位置検出結果に基づいて位置合わせする。
【0031】
そして図5(c)に示すように、ツール8によって電子部品9を基板4に対して押圧することにより、電極4aに金電極9aを所定ボンディング荷重で押しつけるとともに、振動子8cを駆動して接合作用部8bを介して電子部品9に超音波振動を印加する。これにより、電子部品9は金電極9aが電極4aの表面に形成された金膜と拡散接合されることによりボンディングされ(ボンディング工程)、電子部品9の基板4への実装が完了する。
【0032】
この超音波接合においては、接合対象の金電極9aは赤外線照射ランプ18によって、また電極4aはヒータ3aによって予め加熱されており、しかもこれらの加熱は基板4への部品搭載の直前に行われ温度低下が少ないことから、超音波ボンディング過程における接合温度を極力高温に保つことが可能となっている。これにより、金電極9aと電極4aの接合表面部分を軟化させて接合界面の面積を増大することができるとともに、接合過程における金属拡散を促進して良好な接合品質を得ることができる。
【0033】
このとき、基板4の加熱に際しては、当該樹脂材質のガラス転移温度以下となるように加熱温度が設定されることから、基板4が過度に昇温することによる基板本体の軟化が発生しない。これにより、接合部の周囲の軟化した基板4が超音波振動を吸収することによる振動作用の損失が少なく、電子部品9に伝達された超音波振動を金電極9aと電極4aの接合部に有効に作用させて、効率のよい接合を行うことができる。
【0034】
また、電子部品9を予め加熱する部品加熱手段をツール8と別体に設けていることから、この部品加熱によってツール8の温度が上昇することがない。このため振動子8cの温度上昇に起因する振動特性の変化を防止することができ、安定した振動付与が可能となっている。従って、部品加熱手段を内蔵した従来のボンディングツールに必要とされた断熱機構や冷却機構を設ける必要がなく、構造が簡単でコンパクトなボンディングツールが実現される。
【0035】
なお上記実施の形態1では、基板4の種類として、温度上昇によって軟化しやすく本発明の効果が顕著に現れる樹脂基板を対象とした例を説明したが、本発明の対象は樹脂基板には限定されないことはもちろんである。また、ボンディングに先立って行われる基板4の加熱は必ずしも必須ではなく、電子部品9の加熱のみによっても上述の効果を得ることができる。
【0036】
さらに上記実施の形態1では、接合部の材質の組み合わせとして、表面に金膜を有する電極4aに金電極9aを接合する例を示したが、金属表面を相互に押し当てて金属拡散によって接合を行うことが可能な組み合わせであれば、金以外の金属材質を接合部に用いてもよい。
【0037】
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2の電子部品のボンディング装置の部分正面図、図7は本発明の実施の形態2の電子部品のボンディング装置の動作説明図、図8は本発明の実施の形態2の電子部品のボンディング装置の部分正面図である。
【0038】
図6において、XYテーブル1上には、実施の形態1に示すものと同様の基板位置決め部2a、部品供給部2bが配設されており、基板位置決め部2aと部品供給部2bの間には、ヒータ19aが内蔵された部品加熱ステージ19が配置されている。XYテーブル1を駆動することにより、基板位置決め部2a、部品加熱ステージ19、部品供給部2bのいずれかをボンディングヘッド7の下方に位置させることができる。
【0039】
図7(a)に示すように、ヒータ19aによって上面が加熱された状態の部品加熱ステージ19に、ツール8によって部品供給部2bから取り出した電子部品9を載置し、電子部品9の下面の金電極9aを部品加熱ステージ19に接触させることにより、金電極9aは部品加熱ステージ19上面からの熱伝達により加熱される。すなわち、ここでは部品加熱ステージ19が部品加熱手段となっている。
【0040】
金電極9aの部品加熱ステージ19への押し当てを所定時間行ったならば、ツール8を上昇させてXYテーブル1を移動させ、図7(b)に示すように、電子部品9を保持したツール8に対してボンディングステージ3上の基板4を位置合わせする。そして実施の形態1と同様に、金電極9aを基板の電極4aに押し当て、振動子8cを駆動して電子部品9に超音波振動を印加する。これにより、電子部品9は基板4にボンディングされる。
【0041】
本実施の形態2においても、電子部品9の基板4への搭載に先だって金電極9aを加熱していることから、実施の形態1に示す例と同様に、接合品質の確保と接合効率の向上が実現される。
【0042】
なお、部品加熱ステージ19を用いる構成として、図8に示すような構成、すなわち、部品供給部2b’をXYステージ1と別個に配置し、移載ヘッド20により部品供給部2b’から電子部品9を取り出して部品加熱ステージ19上に載置するようにしてもよい。この構成においては、部品加熱ステージ19によって所定時間加熱された電子部品9を、ツール8によって保持して基板4にボンディングする。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品の基板への搭載に先だって、電子部品の下面を部品加熱手段に予め接触させて加熱するようにしたので、基板の加熱による軟化を生じることなく接合面の温度を上昇させて超音波接合を効率よく行うとともに接合品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の側面図
【図2】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の部分正面図
【図3】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の部品加熱手段の説明図
【図4】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング方法の工程説明図
【図5】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング方法の工程説明図
【図6】本発明の実施の形態2の電子部品のボンディング装置の部分正面図
【図7】本発明の実施の形態2の電子部品のボンディング装置の動作説明図
【図8】本発明の実施の形態2の電子部品のボンディング装置の部分正面図
【符号の説明】
3 ボンディングステージ
4 基板
4a 電極
5 ボンディング部
7 ボンディングヘッド
8 ボンディングツール(ツール)
9 電子部品
9a 金電極
18 赤外線照射ランプ
Claims (4)
- ボンディングヘッドによって電子部品を基板に押圧して超音波振動を印加することにより前記電子部品をボンディングする電子部品のボンディング装置であって、前記基板が載置される基板載置部と、前記ボンディングヘッドに設けられ前記電子部品に当接して押圧するボンディングツールと、このボンディングツールに超音波振動を付与する振動付与手段と、前記ボンディングツールと別体で設けられ前記電子部品の基板への搭載に先立ってこの電子部品を加熱する部品加熱手段とを備え、前記部品加熱手段は電子部品の下面を接触させて加熱する部品加熱ステージであることを特徴とする電子部品のボンディング装置。
- 前記基板は樹脂基板であり、前記基板載置部は載置された樹脂基板をこの樹脂基板のガラス転移温度以下の加熱温度で加熱する基板加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子部品のボンディング装置。
- ボンディングヘッドによって電子部品を基板に押圧して超音波振動を印加することにより前記電子部品をボンディングする電子部品のボンディング方法であって、前記基板を基板載置部に載置する基板載置工程と、前記電子部品の基板への搭載に先立ってこの電子部品を加熱する部品加熱工程と、加熱された電子部品を前記ボンディングヘッドに備えられたボンディングツールによって基板に押圧するとともにボンディングツールに超音波振動を付与して電子部品を基板にボンディングするボンディング工程とを含み、前記部品加熱工程において電子部品の下面を部品加熱ステージに接触させて加熱することを特徴とする電子部品のボンディング方法。
- 前記基板は樹脂基板であり、樹脂基板を前記基板載置部に備えられた加熱手段によってこの樹脂基板のガラス転移温度以下の加熱温度で加熱することを特徴とする請求項3記載の電子部品のボンディング方法。
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