JP3747160B2 - 炊飯のための米処理機 - Google Patents

炊飯のための米処理機 Download PDF

Info

Publication number
JP3747160B2
JP3747160B2 JP2001094146A JP2001094146A JP3747160B2 JP 3747160 B2 JP3747160 B2 JP 3747160B2 JP 2001094146 A JP2001094146 A JP 2001094146A JP 2001094146 A JP2001094146 A JP 2001094146A JP 3747160 B2 JP3747160 B2 JP 3747160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
valve
washing tank
rice washing
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001094146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002282720A (ja
Inventor
恵一 三平
信英 柳川
好央 松本
定生 福島
伸司 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001094146A priority Critical patent/JP3747160B2/ja
Publication of JP2002282720A publication Critical patent/JP2002282720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3747160B2 publication Critical patent/JP3747160B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用、業務用等に使用可能な炊飯のための米処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術においては、特許第2736290号公報に開示されているように、筐体内に、米を貯蔵していて送り出し可能な貯米部と、この貯米部から供給される米を洗米して下方の容器に供給可能な洗米部とを上下方向に配置している。
前記洗米部は、洗米槽の上部に撹拌体を有する縦筒軸を回転自在に支持し、この縦筒軸内に弁棒を昇降自在に挿通し、この弁棒の下部に洗米槽の排米口を開閉する排米弁を設け、洗米槽の上方に弁棒を昇降動作させる昇降機構を配置している。
【0003】
前記昇降機構は、弁棒の上端部に係合して揺動するリンクと、このリンクと当接するカムと、このカムを横軸回りに回動する排米モータとを有し、カムでリンク揺動して弁棒の先端を大きく昇降する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術においては、洗米槽の上部から上方へ突出した弁棒を昇降機構で昇降しており、弁棒と係合しているリンクの先端は、弁棒よりも更に大きく昇降する構造になっているため、洗米槽の上方に大きい昇降機構配置空間を形成しておかねばならなく、米処理機の天井高さが高くなったり、洗米槽の容量が抑えられたりすることになり、米処理機をコンパクトに構成する障害になっている。
ところで、筐体の上面を調理台に利用しようとする場合、洗米部の上部に大きな空間をとることは、必要かつ十分な洗米容量を確保する上で、大きなネックとなる。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした炊飯のための米処理機を提供することを目的とする。
本発明は、排米弁の開閉に牽引索を使用し、洗米槽の上方で牽引索の先端に設けた牽引体の水平位置を変更することにより、洗米槽の上方に上下方向の大きい空間を形成しなくとも、排米弁を開閉できるようにした炊飯のための米処理機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、洗米槽20の下部に排米口20aを開閉する排米弁24を設け、この排米弁24に上方へ延びる牽引索41を連結し、この牽引索41を洗米槽20の上方で案内部材50を介して横向きに延設し、牽引索41の端部に牽引体43を連結し、前記排米弁24を排米口20aを閉鎖する位置と開放する位置との間で昇降すべく、前記牽引体43にその水平位置を変更する移動手段28を連結していることである。
【0007】
これによって、移動手段28で牽引体43の水平位置を変更すると、排米弁24が昇降されて排米口20aを開閉することができ、洗米槽20の上方側で上下方向に移動するものがなく、排米弁を開閉するための機構の配置空間が低くなり、洗米槽20の容量を十分に確保可能になる。
本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、洗米槽20の上部に撹拌体23を有する縦筒軸21を回転自在に支持し、この縦筒軸21内に弁棒22を昇降自在に挿通し、この弁棒22の下部に洗米槽20の排米口20aを開閉する排米弁24を設け、洗米槽20の上方に弁棒22を昇降する昇降機構26を配置した炊飯のための米処理機において、
前記昇降機構26は、洗米槽20の上方に配置されていて水平位置変更可能な牽引体43と、この牽引体43と弁棒22とを連結する牽引索41と、この牽引索41を弁棒22の上方で略横方向から縦方向に方向変換する案内部材50と、前記排米弁24を排米口20aを閉鎖する位置と開放する位置との間で昇降すべく、前記牽引体43の水平位置を変更する移動手段28とを有することである。
【0008】
これによって、移動手段28で牽引体43の水平位置を変更すると、排米弁24が昇降されて排米口20aを開閉することができ、洗米槽20の上方側で上下方向に移動するものがなく、昇降機構26の配置空間が低くでき、洗米槽20の容量を十分に確保可能になる。
本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に加えて、前記牽引体43は、牽引索41との間に、排米弁24を閉鎖状態で排米口20aに弾圧する弾性体48を有することである。
【0009】
これによって、閉鎖状態のとき排米弁24を排米口20aに弾圧し、また、排米弁24を開放するときに牽引体43を排米弁24に近づける方向に速やかに移動する。
本発明における課題解決のための第4の具体的手段は、第1〜3のいずれかの具体的手段に加えて、前記移動手段28は、モータ27によって回転駆動される回動体42と、この回動体42の偏心位置に牽引体43を揺動可能に枢支する連結ピン46とを有することである。
【0010】
これによって、モータ27の回転で牽引体43の水平位置を変更し、牽引索41の引っ張り及び戻しを可能にする。
本発明における課題解決のための第5の具体的手段は、第4の具体的手段に加えて、前記移動手段28は、モータ27と回動体42との間に、牽引体43が排米弁24に水平方向で近づいた位置から遠のく位置まで回動体42を駆動しかつ牽引体43が最遠位置から戻り行程に変換したときに回動体42の遊転を可能にするクラッチ手段45を有することである。
【0011】
これによって、牽引体43が最遠位置から戻り行程になったときに、クラッチ手段45が切りの状態になって回動体42が遊転し、牽引体43を速やかに水平方向で排米弁24に近づいた位置に移動させ、排米弁24を快速に開放させる。本発明における課題解決のための第6の具体的手段は、第1〜5のいずれかの具体的手段に加えて、米を貯蔵していて送り出し可能な貯米部Aと、この貯米部Aから洗米槽20に供給される米を洗米して下方の容器5に供給可能な洗米部Bとを水平配置し、両部A、Bの上側に調理台部Cを設けていることである。
【0012】
これによって、米処理機の天井を低くして、上側に調理台部Cを調理必要高さに設定することが可能になり、洗米部Bの高さを必要高さにした上で、洗米容量を十分確保することが可能になる。
本発明における課題解決のための第7の具体的手段は、第6の具体的手段に加えて、前記洗米部Bと貯米部Aとを左右に配置していることである。
これによって、調理台部Cを左右に広くして、容器5の出し入れも貯米部Aの米補給も容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜5において、米処理機1は、米の貯蔵から所要量取り出して、洗米してから炊飯装置の内釜等の容器5に供給するまでを、自動的に行えるようにしたものであり、家庭のシステムキッチンの一部として又は飲食店の業務用として使用可能である。
米処理機1は、米を貯蔵していて送り出し可能な貯米部Aと、この貯米部Aから供給される米を洗米して下方の容器5に供給可能な洗米部Bとを有し、貯米部Aと洗米部Bとを水平配置しており、貯米部A及び洗米部Bの上側に調理台部Cを設けている。
【0014】
前記米処理機1は、アングル材及び板金等で筐体2を形成し、この筐体2内を左右に区別して、正面視右側に貯米装置3を収納して貯米部Aを形成し、左側に洗米装置4及び容器5を収納して洗米部Bを形成し、筐体2の天板9で調理台部Cを形成しおり、洗米装置4及び容器5に対して貯米装置3は水平配置(並列配置)されている。
前記調理台部Cの高さは、地上から略75〜85cmが最も好ましく、その前後の高さでもよいが、市販の調理台と並べて使用できるように、また、調理人、作業種等に最適な高さに設定される。
【0015】
この調理台部Cの高さに合わせて、貯米装置3の高さ及び容量が設定され、また洗米装置4の高さ及び容量も設定される。これら貯米装置3及び洗米装置4は筐体2内に入り得る可及的大きなものが使用される。
筐体2は下部に複数の設置体17を有し、この設置体17を調整して筐体2の高さを調整することができ、前記調理台部Cの高さを調整することができる。
前記貯米装置3は、貯米ホッパ11の底部に米を計量する計量手段12を設け、この計量手段12から洗米装置4へ米を送給する米供給手段13を有している。
【0016】
計量手段12は、例えば、円筒の一部を切り欠いたドラム12Aをモータ12Bで回転し、切欠を介して貯米ホッパ11から入った米を、ドラム12Aを回転することにより切欠から下方に落下し、これを所要回繰り返すことにより、所要量の米を取り出すようになっている。
米供給手段13は、ブロア14の吐出側と吸入側とをホース15で洗米装置4に接続して、空気流の閉回路を形成している。
計量手段12のドラム12Aの下方には落下供給される米を受ける受け部材16が受けられ、モータ駆動のブロア14からの吐出風を受け部材16から洗米装置4の上部まで送り側ホース15Aで案内し、前記受け部材16上に供給された米を送風で洗米装置4内まで送るように構成されている。
【0017】
洗米装置4とブロア14の吸入側との間には吸引側ホース15Bが接続されており、ブロア14の空気吸引作用によって、洗米槽20内を負圧にし、送り側ホース15A内に空気吸引力を与えて、米の搬送を確実にしている。
洗米装置4は、ロート形状の洗米槽20を有し、筐体2の上部に洗米槽20の上部を密閉状に形成する密閉板18及び補強フレーム19を固定し、これら密閉板18及び補強フレーム19で縦筒軸21と弁棒22とを二重軸構造で支持し、縦筒軸21に複数本の攪拌棒23を取り付け、弁棒22の下部に略円錐形状の排米弁24を取り付けている。
【0018】
排米弁24は上昇することにより、洗米槽20の下部の排米口20aを閉鎖し、洗米槽20内での洗米行程を可能にし、下降して排米口20aを開放することにより、洗米後の米を容器5へ供給する。
前記補強フレーム19(又は密閉板18)の上面に洗米モータ25、回転センサなどが取り付けられており、洗米モータ25は一対のベベルギヤ40A、40Bを介して縦筒軸21を駆動し、回転センサはその回転を検出する。
各撹拌棒23は丸棒などで略コ字形に形成され、その上部の内端が縦筒軸21に固着され、中途部が縦筒軸21から径方向に離れていて縦筒軸21と平行であり、下部が中途部の下端から縦筒軸21の軸心に近ずくと共に下向きに傾斜している。
【0019】
前記ベベルギヤ40Bは縦筒軸21の上端に設けられていて、縦筒軸21の内部は上方へ開放されており、弁棒22の上端に連結した牽引索(ワイヤ等索条体)41が挿通されている。
前記弁棒22は牽引索41を有する昇降機構26によって、排米弁24を上昇した閉鎖位置から下降した開放位置まで昇降自在となっており、前記昇降機構26は、牽引索41の先端に連結した牽引体43の水平位置を変更する移動手段28を有する。
【0020】
移動手段28は、牽引体43を水平方向において排米弁24から遠近移動させる、即ち、縦筒軸21から径方向に移動させるもので、牽引体43を遠のく方向に移動させることによって、排米弁24を上昇閉鎖動作させ、近づく方向に移動させることによって、排米弁24を下降開放動作させる。
前記移動手段28は、モータ27で回動体42を回転して、回動体42に枢支連結した牽引体43を略水平姿勢で円運動させて、牽引索41を引っ張るように構成されている。
【0021】
前記モータ27は補強フレーム19に立設の支持台44の外面に取り付けられ、支持台44の内側に突出したモータ27の出力軸27Aにはクラッチ手段45が設けられている。
回動体42は2枚の円板を連結ピン46で連結して形成したものであり、その回動軸42Aは支持台44に枢支され、またモータ27の出力軸27Aと同心に配置されていて、クラッチ手段45の一部を支持している。
前記連結ピン46は回動軸42Aから偏心した位置にあり、牽引体43を回転自在に支持している。
【0022】
牽引体43は平板の前後・左右端部を同一方向に直角に屈曲し、前端部に止め部材47をネジ止めすることにより連結ピン46に連結しており、後端部の受け部43aで牽引索41を挿通案内すると共にスプリング(弾性体)48を受けている。
牽引索41の端部には端部具49が固着されており、この端部具49は牽引体43内に移動自在に配置されており、前記スプリング48の他端部と当接していて、受け部43aとの間でスプリング48を伸縮自在にしている。
【0023】
前記クラッチ手段45は、モータ27の出力軸27A側に固定の第1爪体45aと回動体42側に固定の第2爪体45bとを有し、第1爪体45aと第2爪体45bとはそれぞれ爪45a、45bを1つずつ有し、周方向1箇所で係合し、180度以上相対回転自在となっている。
牽引索41は牽引体43と弁棒22とを連結しており、中途部がベベルギヤ40Bの上方に配置されたプーリ(案内部材)50によって、略直角に方向転換されている。プーリ50は補強フレーム19に立設の支持台50Aに軸50Bを介して回転自在に支持されていて、弁棒22の真上で牽引索41を垂直(縦)方向から水平(横)方向に方向転換するように案内しており、磨き棒材等で形成してもよい。
【0024】
前記回動体42は円板形状でなくてもよく、連結ピン46を回動軸42Aから偏心して取り付けるアーム部分を有しておればよく、その形状を図6、7に示しており、この図6、7及び図2、4を参照して、昇降機構26の動作を説明する。
図6は排米弁24を開放した状態を示し、弁棒22及び排米弁24の重量(開方向に付勢しておいてもよい)で、牽引体43が引っ張られて牽引体43、第2爪体45b及び連結ピン46はそれぞれプーリ50に最も近い位置(水平方向で排米弁24に最も近い位置)に位置している。
【0025】
この状態から、排米弁24を閉鎖すべくモータ27を駆動すると、出力軸27Aの回転により、クラッチ手段45の第1爪体45aが図6、7時計方向に回動して、それが第2爪体45bと係合して回動体42を時計方向に回動し、連結ピン46を回動軸42A回りに略180度、実際には170〜179度回動し、牽引体43を図7の位置までしてその水平位置を変更させ、これによって排米弁24を上昇させて排米口20aに押し当てる。なお、回動体42はリミットスイッチ等のセンサで角度を検出して、設定角度に停止するように制御されている。
【0026】
排米弁24が排米口20aに当接するのは、連結ピン46の回動途中(例えば、90〜120度前後)であり、排米弁24が排米口20aに当接した後の牽引体43の移動は、スプリング48を圧縮することになり、このスプリング48の弾発力で排米弁24が排米口20aに弾圧される。
図6、7に示す中心線は上死点(不安定切換線)Sであり、排米弁24閉鎖時の連結ピン46はこの上死点Sの手前数度P、例えば、1から10度手前で停止されており、排米弁24の閉鎖を維持している。
【0027】
図7の状態から排米弁24を開放すべくモータ27を駆動すると、出力軸27Aの数度Pの回転により、クラッチ手段45の第1爪体45aが図6、7時計方向に僅かに回動して、第2爪体45bを介して回動体42を時計方向に回動し、連結ピン46に上死点Sを越えさせ、牽引体43を水平方向で排米弁24から最も遠ざかる位置を越えさせ、排米弁24側に近づく戻り行程に変換させる。
連結ピン46が上死点Sを越えると、それまで圧縮されていたスプリング48の弾発力で牽引体43がプーリ50側に弾発され、第2爪体45bが第1爪体45aから離れるように回動体42が時計方向に遊転し(クラッチ手段45が切れた状態)、弁棒22及び排米弁24の重量も加わって、回動体42が略180度回動され、牽引体43、第2爪体45b及び連結ピン46は元のプーリ50に最も近い図6の位置になる。
【0028】
これによって、排米弁24は快速に下降して排米口20aを開放し、洗米槽20内から容器5への排米を速やかに行う。
前記洗米槽20の上部には、適量の洗米水及び炊飯水を供給する水供給手段30が接続され、下部には洗米水を排水するための排水手段31が接続され、この排水手段31には洗米槽20の上部からのオーバフロー水の排水パイプ32が接続されている。
前記水供給手段30は、水道配管に接続される主管30A、この主管30Aから分岐して洗米槽20の上部から散水するためのシャワー供給管30B、洗米槽20の下部から給水するためのオーバーフロー供給管(図示せず)等を有し、主管30Aには流量計52、開閉弁53等が設けられている。
【0029】
前記排水手段31は、排水ボックス33に下部排水管34と前記排水パイプ32が接続されている。排水ボックス33内には下部排水管34を開閉する排水弁35が設けられ、この排水弁35はソレノイドモータ36A、クランクアーム36B、ロッド36C、押動体36D等からなる弁駆動手段36によって開閉駆動される。
前記排水パイプ32の上下中途部には吸引側ホース15Bが接続されていて、排水パイプ32は吸引側ホース15Bの一部を構成している。即ち、ブロア14は吸引側ホース15B及び排水パイプ32の上部を介して洗米槽20内に負圧を発生するようになっている。
【0030】
なお、排水パイプ32の下部には開閉弁を設けておいて、負圧発生時に排水ボックス33内と隔離するように構成することが好ましく、その場合、開閉弁は空気吸引で閉鎖する構造にするか、又は前記押動体36Dで閉鎖する構造にする。洗米槽20の下方に配置される容器5は、通常炊飯装置の内釜が使用され、洗米槽20から落下供給される洗米及び水加減後の水を収納し、そのまま炊飯装置に収納して炊飯に共するようになる。しかし、内釜以外の容器を用いて、その容器から炊飯装置内の内釜に米を移し替えるようにしてもよい。
【0031】
筐体2内の洗米部Bの底部にはレール37が敷設され、このレール37に案内される載置台車38が配置されており、容器5を載置台車38に載置して、筐体2の前面から挿入して排米弁24の直下に容易に配置できるようになっている。
洗米部Bに対向する筐体2の前部は、少なくとも容器5を挿脱する部分が開放され、出入口8となっている。この開放部分の出入口8はドアを設けて開閉自在にしてもよい。
洗米部Bの奥側には容器検出センサ39が設けられており、容器5が排米弁24の直下の所定位置に配置されているか否かを検出可能にしている。
【0032】
前記筐体2は、貯米装置3に対向する上部前面に補給口6が形成され、補給扉6Aで補給口6を開閉可能にしており、補給扉6Aは左右両側に扇形状の側板を有する。補給扉6Aを開放して補給口6を開放して米を外部から貯米装置3内に補給できるようになっている。
また、筐体2の上部には、貯米部Aの計量手段12及び米供給手段13、洗米部Bのモータ25、昇降機構26、水供給手段30及び排水手段31等を制御するための操作部7が設けられている。この操作部7は米処理機1の前上側から見易いように、筐体2の前上部に配置され、かつ表示面が前上向きに傾斜されている。
【0033】
前記調理台部Cを形成している筐体2の天板9は、その上面で調理したり又は物を載置したりできるものであり、この天板9は筐体2のその他の部分と別個に形成し、その後部を筐体2に横軸回り揺動自在に枢支してもよい。
そのように構成すると、貯米部A及び洗米部Bの上部蓋として利用でき、開放することにより洗米装置4の上部のメンテナンスをしたり、また、補給口6を割愛して、貯米装置3のホッパ11の上側から米を供給したりすることが可能になる。
【0034】
この場合、貯米部Aの上部を第1調理台部とし、洗米部Bの上部を第2調理台部とし、それらを面一に配置し、第1、第2調理台部の一方を固定に他方を開閉自在としてもよい。
貯米部A及び洗米部Bの上側に設けた調理台部Cは、簡便に利用可能となり、洗米部Bの高さを必要高さにした上で、貯米部Aの貯米容量を十分確保することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、昇降機構26において、クラッチ手段45は1方向クラッチを用いてもよく、スプリング48は牽引体43と牽引索41との間で圧縮されて弾発力を発生するように設けられているが、引っ張りによって弾発力を発生するように構成してもよい。
【0035】
また、昇降機構26の移動手段28は、牽引体43を円運動で水平方向位置を変更しているが、ソレノイド等で直線移動させるように構成しり、牽引体43を巻き取るように構成したりしてもよい。
弁棒22は縦筒軸21に支持されていることが好ましいが、縦筒軸21より上方に突出している必要はなく、短いものでもよく、撹拌棒23を設けない米処理機では、牽引索41を排米弁24に連結し、密閉板18に挿通してもよい。
容器5の代わりに、内釜(容器5)を内蔵した炊飯装置を配置して、洗米装置4の下方で炊飯作業も行うようにしたり、貯米部Aを洗米部Bの後側に併設配置したり、操作部7を調理台部Cの後上部に設けたり、リモートコントロール式にしたり、米補給を筐体2の側面から行うようにしたりしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、移動手段28で牽引体43の水平位置を変更すると、排米弁24が昇降されて排米口20aを開閉することができ、洗米槽20の上方側で上下方向に移動するものがなく、昇降機構26の配置空間が低くでき、洗米槽20の容量を十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体正面図である。
【図2】昇降機構の拡大正面図である。
【図3】全体平面図である。
【図4】昇降機構の拡大平面図である。
【図5】全体側面図図である。
【図6】昇降機構の弁開放状態の説明図である。
【図7】昇降機構の弁閉鎖状態の説明図である。
【符号の説明】
1 米処理機
2 筐体
3 貯米装置
4 洗米装置
20 洗米槽
20a 洗米口
21 縦筒軸
22 弁棒
23 撹拌棒
24 排米弁
26 昇降機構
27 モータ
27A 出力軸
28 移動手段
41 牽引索
42 回動体
43 牽引体
45 クラッチ手段
46 連結ピン
48 スプリング(弾性体)
50 プーリ(案内部材)
A 貯米部
B 洗米部
C 調理台部

Claims (4)

  1. 洗米槽(20)の下部に排米口(20a)を開閉する排米弁(24)を設け、この排米弁(24)に上方へ延びる牽引索(41)を連結し、この牽引索(41)を洗米槽(20)の上方で案内部材(50)を介して横向きに延設し、牽引索(41)の端部に牽引体(43)を連結し、前記排米弁(24)を排米口(20a)を閉鎖する位置と開放する位置との間で昇降すべく、前記牽引体(43)にその水平位置を変更する移動手段(28)を連結しており、
    前記移動手段(28)は、モータ(27)によって回転駆動される回動体(42)と、この回動体(42)の偏心位置に牽引体(43)を揺動可能に枢支する連結ピン(46)と、モータ(27)と回動体(42)との間に、牽引体(43)が排米弁(24)に水平方向で近づいた位置から遠のく位置まで回動体(42)を駆動しかつ牽引体(43)が最遠位置から戻り行程に変換したときに回動体(42)を遊転させて牽引体(43)を最近位置に戻すクラッチ手段(45)とを有し、
    前記牽引索(41)の端部に端部具(49)を固着して前記牽引体(43)内に移動自在に配置し、この端部具(49)と牽引体(43)との間に牽引索(41)を排米弁(24)閉鎖方向に付勢していて牽引体(43)が遠近方向中途位置から最遠位置まで移動する間に前記排米弁(24)を排米口(20a)に弾圧する弾性体(48)を設けていることを特徴とする炊飯のための米処理機。
  2. 洗米槽(20)の上部に撹拌体を有する縦筒軸(21)を回転自在に支持し、この縦筒軸(21)内に弁棒(22)を昇降自在に挿通し、この弁棒(22)の下部に洗米槽(20)の排米口(20a)を開閉する排米弁(24)を設け、洗米槽(20)の上方に弁棒(22)を昇降する昇降機構(26)を配置しており、
    前記昇降機構(26)は、洗米槽(20)の上方に配置されていて水平位置変更可能な牽引体(43)と、この牽引体(43)と弁棒(22)とを連結する牽引索(41)と、この牽引索(41)を弁棒(22)の上方で略横方向から縦方向に方向変換する案内部材(50)と、前記排米弁(24)を排米口(20a)を閉鎖する位置と開放する位置との間で昇降すべく、前記牽引体(43)の水平位置を変更する移動手段(28)とを有し、
    前記移動手段(28)は、モータ(27)によって回転駆動される回動体(42)と、この回動体(42)の偏心位置に牽引体(43)を揺動可能に枢支する連結ピン(46)と、モータ(27)と回動体(42)との間に、牽引体(43)が排米弁(24)に水平方向で近づいた位置から遠のく位置まで回動体(42)を駆動しかつ牽引体(43)が最遠位置から戻り行程に変換したときに回動体(42)を遊転させて牽引体(43)を最近位置に戻すクラッチ手段(45)とを有し、
    前記牽引索(41)の端部に端部具(49)を固着して前記牽引体(43)内に移動自在に配置し、この端部具(49)と牽引体(43)との間に牽引索(41)を排米弁(24)閉鎖方向に付勢していて牽引体(43)が遠近方向中途位置から最遠位置まで移動する間に前記排米弁(24)を排米口(20a)に弾圧する弾性体(48)を設けていることを特徴とする炊飯のための米処理機。
  3. 米を貯蔵していて送り出し可能な貯米部(A)と、この貯米部(A)から洗米槽(20)に供給される米を洗米して下方の容器(5)に供給可能な洗米部(B)とを水平配置し、両部(A、B)の上側に調理台部(C)を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯のための米処理機。
  4. 前記洗米部(B)と貯米部(A)とを左右に配置していることを特徴とする請求項3に記載の炊飯のための米処理機。
JP2001094146A 2001-03-28 2001-03-28 炊飯のための米処理機 Expired - Fee Related JP3747160B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001094146A JP3747160B2 (ja) 2001-03-28 2001-03-28 炊飯のための米処理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001094146A JP3747160B2 (ja) 2001-03-28 2001-03-28 炊飯のための米処理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002282720A JP2002282720A (ja) 2002-10-02
JP3747160B2 true JP3747160B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=18948388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001094146A Expired - Fee Related JP3747160B2 (ja) 2001-03-28 2001-03-28 炊飯のための米処理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3747160B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019237795A1 (zh) * 2018-06-13 2019-12-19 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪器具
CN110279305A (zh) * 2019-06-24 2019-09-27 北京鲲鹏神通科技有限公司 一种智能厨房烹饪食材自动投放装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002282720A (ja) 2002-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1010147B1 (en) Vending machine
WO2019105181A1 (zh) 现制现售自助贩卖机
CN105030046B (zh) 多功能一体式烹煮机及自动烹煮方法
CA2342804C (en) Vending machine
CN109998365A (zh) 一种炒菜机器人及其智能炒菜控制系统
JP3747160B2 (ja) 炊飯のための米処理機
CN109362665B (zh) 一种捕鱼机构及自动售鱼机
CN208429495U (zh) 一种自称重垃圾压缩箱
CN2354366Y (zh) 杠杆重锤式定时定量投鱼饵机
CN209708233U (zh) 智能售饭机定量出饭结构
CN216363633U (zh) 一种爆米花工坊
CN217161750U (zh) 一种具有自动倾倒功能食物的大锅灶
JP3749680B2 (ja) 洗米装置
CN216984502U (zh) 一种带有升降式称重机构的自动煮饭机
CN210630525U (zh) 一种花生米油炸机
CN111419086B (zh) L型泡茶机
JP3347260B2 (ja) 洗米装置
US5735189A (en) Water dipper for a brewing machine
JP2813275B2 (ja) 炊飯装置
JP2002262997A (ja) 炊飯のための米処理機
JP2922829B2 (ja) 精米機能を有する洗米炊飯装置
JP2002292497A (ja) 空き缶潰し機
CN114468740A (zh) 一种带有升降式称重机构的自动煮饭机
AU742226B2 (en) Vending machine
JP2759026B2 (ja) 炊飯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131202

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees