JP3745667B2 - Icソケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソケット本体のコンタクトとICパッケージの外部接点との開閉を行うICソケットに関するもので、特に、コンタクトの移動弾性接片と固定弾性接片がICパッケージの外部接点を挟み込んで接続するように適用されるICソケットに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気部品としてのICパッケージ等は、ICソケットのソケット本体に装着し、傾斜カムを有する移動板を操作部材の押圧により傾斜カムを介して横方向に移動して成るICソケットが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来におけるこのようなICソケットにおいては、操作板が下降すると適宜なカム機構を介して移動板が一方向に横動されることによって、移動板に設けられた押圧部によって移動弾性接片が開かれ、ICパッケージの外部接点が収納可能となり、コンタクトオープン状態となる。また、操作部材が上昇すると、移動弾性接片の回復力によって移動板が他方向に横動し、移動弾性接片と固定弾性接片とがICパッケージの外部接点を挟み込んで接触し、ICパッケージ嵌合状態となる。
【0004】
このように、従来のICソケットにおいては、ソケット本体のコンタクトの移動弾性接片をその弾性に抗して一方向に変位させてコンタクトと外部接点との接触解除状態を形成し、この移動弾性接片の復元力による他方向への変位によって移動板を他方向に移動させると共に、移動弾性接片を外部接点の側面に当接してコンタクトと外部接点との接触状態を形成するようにコンタクトが構成されている。
【0005】
しかしながら、このようなICソケットは、外部接点とコンタクト接触部との高温接触等によって外部接点とコンタクト接触部との貼り付きが発生するケースが見られる。その際に、移動弾性接片は、コンタクトオープン時に移動板の押圧部と案内部材によって引き剥がされてしまうことがある。しかし、固定弾性接片においては、コンタクト自体のばね定数による反発力に頼らざるを得ないのが一般的で、厄介である。また、固定弾性接片とソケット本体の壁との間に、クリアランスがある場合には、ばね定数が低くなって、反発力が小さくなって剥がれ難くなってしまう。この反発力が、外部接点とコンタクト接触部が貼り付いている力を下回った場合に、コンタクトオープン状態でも引き剥がしが行われず、ICパッケージがソケットから取り出せなくなる可能性がある。
【0006】
従って、本発明の目的は、このような従来における問題を解決するために、固定弾性接片の反発力を大きくするために内側へのばね定数を高くしたり、外側にプリロードをかけたり、固定弾性接片接触部を移動弾性接片接触部よりも貼り付き難くい形状に形成すると共に、コンタクトの開閉操作を容易に、かつ良好にできるようにしたICソケットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、前記固定弾性接片の内側にダボを設けることで、前記コンタクトの固定弾性接片の内側へのばね定数を高くすることを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片の内側にモールド突部を設けることを特徴とする。
【0010】
さらにまた、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片の内側のモールド部を高くすることを特徴とする。
【0011】
本発明のICソケットは、前記固定弾性接片の内側に曲げ部を設けることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片の内側に長いダボを設けることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、前記固定弾性接片を外側に傾けて外側にプリロードをかけることを特徴とする。
【0015】
本発明のICソケットは、前記固定弾性接片の内側に曲げ部を設け、外側にプリロードをかけると同時に、ばね定数を高くすることを特徴とする。
【0016】
また、本発明のICソケットは、コンタクトの移動弾性接片を、ICパッケージの外部接点が貼り付き易い接触形状に設け、前記固定弾性接片を前記移動弾性接片よりも貼り付き難い形状に設けることを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端角度をそれぞれ変えることを特徴とする。
【0018】
さらにまた、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端長さをそれぞれ変えることを特徴とする。
【0019】
本発明のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端テーパの数を変えることを特徴とする。
【0020】
また、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端側面の角度をそれぞれ変えることを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端の、前記ICパッケージの外部接点に食い込む面の数を変えることを特徴とする。
【0022】
さらにまた、本発明のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端接触部に種々の異なるアンダーカットをそれぞれ設けることを特徴とする。
【0023】
本発明のその他の目的や特徴および利点は、添付図面に示される本発明のICソケットの実施形態についての以下の詳細な説明から明らかである。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1乃至図8は、本発明のICソケットの実施例1を示す中央縦断面概要図、およびコンタクトの部分断面図で、図1はフリー状態の時の図、図2はコンタクトオープン状態の時の図で、図3はICパッケージ嵌合状態の時の図、図4はコンタクトオープン状態におけるICソケットの中央縦断面図で、図5はオープン状態における1つのコンタクト部分の拡大部分図、図6はICパッケージの嵌合状態での同様な拡大部分図で、図7と図8はコンタクトオープン状態での拡大部分図である。
【0025】
図1に示されるように、本発明のICソケット1は、ICパッケージ10を装着して電気的接続を形成する挟み込み形のコンタクト5を有するタイプのICソケット1である。このような本発明のICソケット1は、固定のソケット本体2と、この固定のソケット本体2に対して上下動可能で、かつカム機構(図示しない)を有する操作部材3と、この操作部材3のカム機構によって横方向に移動される案内部材4と、固定弾性接片6と移動弾性接片7を有する複数個のコンタクト5と、コンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7を開閉するための移動部材8とから構成されており、さらに、コンタクト5の固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くして固定弾性接片6の反発力を大きくするようにしている。
【0026】
図示されるように、本発明のICソケット1において、ソケット本体2は、ほぼ四角形をなしていて、中央部分に複数個のコンタクト5が固設されており、回路基板等の適宜な固定部材に固着されている。さらに、このソケット本体2の上部には移動板8が横方向に移動可能に収容されており、その上に案内部材4が同様に横方向に移動可能に設けられると共に、さらにその上に、操作部材3が上下動可能に配設されている。なお、ソケット本体2は四角形に限らず、長方形等の他の形状に構成することができるものであり、適用されるICパッケージ10の形状に対応して適宜に形成することができるものである。
【0027】
また、操作部材3は、ほぼ四角形の枠形または筒形の形状に形成されていて、上下方向に移動可能に設けられており、適宜な傾斜カムや凹凸カム等のカム機構を介して案内部材4を横方向に移動するように形成されている。
【0028】
案内部材4は、ほぼ四角形の容器状をなしていて、内側に、ICパッケージ10の形状に対応した形状をなしているICパッケージ装着部12が設けられており、このICパッケージ装着部12の直下に開口部14が設けられていて、ICパッケージ装着部12に装着されたICパッケージ10の外部接点11と、コンタクト5の上端接触部とが位置されるように形成されており、底部にソケット本体2と係合する突部15と、移動板8と係合する突部16が設けられていて、突部15はソケット本体2に対するストッパーとして作用し、さらに、突部16は移動板8と当接して押圧する作動部材として作用するように形成されている。
【0029】
コンタクト5は、ソケット本体2に固設されていて、この固設された上方の接触部分に一対の固定弾性接片6と移動弾性接片7が設けられており、移動板8の上部に形成された格子状の押圧部9を固定弾性接片6と移動弾性接片7との間に挟むように配置されている。従って、移動板8の横方向の移動により、押圧部9によってコンタクト5の固定弾性接片6に対して移動弾性接片7が離れたり近接するように動かされ、固定弾性接片6と移動弾性接片7の間にICパッケージ10の外部接点11を嵌合するよう挟み込んで接触できるように形成されている。特に、本実施例においては、固定弾性接片6の反発力を大きくするために、内側へのばね定数が高くなるように作られるのが好適である。
【0030】
いま、図1においては、ICソケット1がフリー状態にあって、コンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7がフリーな閉じた状態にある。
【0031】
また、本実施例においては、ICパッケージ10にはボール・グリッド・タイプのICパッケージが用いられて、半球状またはボール状の外部接点11を有しており、これら半球状またはボール状の外部接点11がコンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7の間に挟み込まれて接触されるように構成されている。
【0032】
このように構成された本発明のICソケット1は、図1に示されるフリー状態において、ソケット本体2上に、移動板8、コンタクト5、案内部材4、操作部材3等がフリーな状態に配置されており、特に、コンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7が閉じた状態に位置されている。このようなフリー状態から、ICソケット1の操作部材3を押圧して下降させると、適宜なカム機構を介して案内部材4により移動板8が横動され、移動板8の押圧部9によってコンタクト5の移動弾性接片7が押し開かれて、ICパッケージ10の外部接点11が嵌合可能な、図2のコンタクトオープン状態(操作部材3のフルストローク状態)となる。
【0033】
この図2のコンタクトオープン状態(操作部材のフルストローク状態)において、ICパッケージ10を案内部材4のICパッケージ装着部12に装着して、操作部材3を上昇させると、コンタクト5の移動弾性接片7の弾性回復力によって移動板8が他方向に横動されて、コンタクト5の移動弾性接片7と固定弾性接片6がICパッケージ10の外部接点11を挟み込んで接触し、図3のICパッケージ嵌合状態となる。この時に、ICパッケージ10のセンターは、図2のオープン時のセンターとずれており、ICパッケージ10のセンターズレが生じるので、案内部材4が移動板8とソケット本体2に対してフリーとなって、ICパッケージ10のセンターズレを吸収して、操作部材3を作動することによって、ICパッケージ10を案内部材4によりセンター付近に位置決めして、図4に示されるようなコンタクトオープン状態となり、ICパッケージ10が好適にセンターに位置決めされる。なお、このようなコンタクトオープン状態とICパッケージ嵌合状態が図5と図6に、部分的に拡大して詳細に示されている。
【0034】
また、本発明のICソケット1は、上述のコンタクトオープン状態において、図7に示されるようにコンタクト5の移動弾性接片7が移動板8の押圧部9によって押圧されるので、ICパッケージ10の外部接点11にコンタクト5の移動弾性接片7が貼り付いても、外部接点11から好適に引き剥がされる等の、引き剥がし効果を有するものである。また、本発明におけるICソケット1は、コンタクト5の固定弾性接片6が、内側へのばね定数が高くて固定弾性接片6の反発力が大きいために、図8に示されるように、固定弾性接片6が外部接点11に貼り付いても、自己のばね反発力だけによって外部接点11から良好に引き剥がされる等の、引き剥がし効果を有している。
【0035】
さらにまた、このような本発明のICソケット1において、ICパッケージ10をICソケット1から取り出す際には、再度、操作板3を下降させて、バキューム等を用いてICパッケージ10を取り出すのが好適である。この時には、ICパッケージ10は案内部材4等によりコンタクトオープンセンター付近に位置決めされているので、案内部材4内に挿入された状態において、ICパッケージ10をロボットや他の手段、または手作業等によって外に取り出して上方に引き上げれば、図2に示されるように多数のコンタクト5の移動弾性接片7の弾性力によって移動板8の格子状の押圧部9を介して図示にて右方に押圧されて移動板8が移動されるので、コンタクト5が閉じたICソケット1のフリーな状態(図1)にすることができる。
【0036】
このように、本発明のICソケットにおいては、固定のソケット本体2と、カム機構を有する上下動可能な操作部材3と、この操作部材3のカム機構によって横動される案内部材4と、固定弾性接片6と移動弾性接片7を有するコンタクト5と、コンタクト5を開閉する移動部材7とを有し、コンタクト5の固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くすることによって、固定弾性接片6の反発力を大きくすることができ、ICパッケージ10の外部接点11が各コンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7の間に挟み込まれるように嵌合されて良好に接触でき、コンタクト5の開閉操作が容易かつ良好にできる。
【0037】
上記のように構成された本発明が適用されるICソケットにおいて、コンタクトの開閉操作が容易にでき、コンタクトが良好に接触でき、ICパッケージの外部接点とコンタクト接触部の高温接触等による貼り付きの発生を阻止し、コンタクトオープン時の移動板の押圧部と案内部材による引き剥がしを行って、ICパッケージの取り出しを容易にすることができる。
【0038】
このように、本発明のICソケットにおいては、ICソケットへのICパッケージの挿入作業がロボット等の自動機や、手作業によって好適に行うことができ、ICパッケージのICソケットへの実装作業の効率を向上し、かつ改善することが出来る。
【0039】
(実施例2)
上述したように、本発明のICソケットの実施例1においては、コンタクト5の固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くして反発力を大きくしているが、本実施例においては固定弾性接片6の内側に突部や突起部等のようなダボ20を設けることによって同様の効果を得るようにしている。
【0040】
すなわち、図9に示されるように、本発明のICソケットにおいて、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6の中程の内側に、ダボ20が設けられている。実施例2におけるこのようなダボ20は、コンタクト5の固定弾性接片6の内側中程に図示の如く設けられており、これによって固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くして固定弾性接片6自体における反発力を大きくすることができるので、ICパッケージの外部接点に対する固定弾性接片6の貼り付きを良好に防止することができる効果が同様に得られる。
【0041】
(実施例3)
図10に示されるように、本発明のICソケットにおいて、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6の中程の内側面に対して、モールド突部25が設けられている。本発明の実施例3におけるこのようなモールド突部25は、コンタクト5の固定弾性接片6の内側中程に対して図示の如く当接して押圧するように設けられており、これによって固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くして固定弾性接片6自体における反発力を大きくすることができるので、従って、ICパッケージの外部接点に対する固定弾性接片6の高温接触等による貼り付きを良好に防止することができる等の効果が同じ様に得られる。
【0042】
(実施例4)
図11に示されるように、本発明のICソケットにおいて、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6の内側面に対して、モールド突部30が設けられている。実施例3におけるこのようなモールド突部30は、コンタクト5の固定弾性接片6の内側面に沿って図示のように近接して上方に中間部分にまで延びるように設けられており、これによって固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くして固定弾性接片6における反発力を大きくすることができ、ICパッケージの外部接点に対する固定弾性接片6の高温接触等による貼り付きを良好に防止することができる効果が得られる。
【0043】
(実施例5)
図12に示されるように、本発明のICソケットにおいて、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6の内側の中程に曲げ部35が設けられている。実施例5におけるこのような曲げ部35は、コンタクト5の固定弾性接片6自体における、固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くして固定弾性接片6における反発力を大きくすることができ、ICパッケージの外部接点に対する固定弾性接片6の高温接触等による貼り付きを防止することができる。
【0044】
(実施例6)
図13に示されるように、本発明のICソケットにおいて、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6の内側の中程から上部にかけて、長ダボ40が設けられている。本実施例におけるこのような長ダボ40は、コンタクト5の固定弾性接片6の内側中程に、上方に先端近くにまで延びるように設けられており、これによって固定弾性接片6の内側へのばね定数を高くして固定弾性接片6自体における反発力を大きくすることができるので、ICパッケージの外部接点に対する固定弾性接片6の貼り付きを良好に防止することができる。
【0045】
(実施例7)
図14に示されるように、本発明のICソケットにおいて、この実施例7ではソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6にプリロードがかけられる。プリロードは、固定弾性接片6を外側に傾けるようにかけられて、図示にて点線で示されるような状態に迄かけられるもので、取付位置よりも外側に変位量Sだけ変位するように作用されるのが好適である。
【0046】
このように、本実施例においては、固定弾性接片6に対して外側に向ってプリロードがかけられて固定弾性接片6の反発力が大きくなるようにしているので、ICパッケージの外部接点に対する固定弾性接片6の高温接触等による貼り付きを良好に防止する効果を得ることができる。
【0047】
(実施例8)
図15は、本発明におけるICソケットの実施例8を示すもので、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6にプリロードがかけられると共に、固定弾性接片6の下方部分が内側に屈曲されて曲げ部45が設けられている。プリロードは、固定弾性接片6を外側に傾けるようにかけられるもので、図示にて点線で示されるように曲げ部45による外側への曲げと一緒に合計で、取付位置よりも外側に変位量Sだけ変位するように作用されるのが好適である。
【0048】
このように、本実施例においては、固定弾性接片6に対して外側に向ってプリロードがかけられると共に曲げ部45を設けることによって、固定弾性接片6の反発力が大きくなるようにしているので、ICパッケージの外部接点に対する固定弾性接片6の高温接触等による貼り付きを良好に防止することができる。
【0049】
(実施例9)
図16と図17は、本発明におけるICソケットの実施例9を示すもので、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7のそれぞれの先端部に切欠き50、51が設けられている。これら切欠き50、51は、図16に示されるように切欠き角度A、Bの如く角度の大きさがそれぞれ異なっており、これによって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に設けられていて、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に設けられている。
【0050】
この場合に、コンタクト5の接触部の先端角度と貼り付き力の関係は次の通りである。すなわち、コンタクト5が外部接点11に対して作用する力F1、F2は、F1<F2で、A>Bの時に、
F1=2・R1・sin(A/2)
F2=2・R2・sin(B/2)
である。但し、R1=R2である。また、この場合の先端角度の差の目安は、
A−B=10゜以上である。
【0051】
従って、このように、先端部に角度の異なる切欠き50、51が固定弾性接片6と移動弾性接片7とに設けられることによって、ICパッケージの外部接点11に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0052】
また、固定弾性接片6が外部接点11に溶着している力Pに対して、固定弾性接片6がこの溶着力Pに達するのに必要な変移量δ以上になるように設定することが好適である。
【0053】
(実施例10)
図18と図19は、本発明におけるICソケットの実施例10を示すもので、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7との先端に設けられる先端部55、56の長さA、Bがそれぞれ異なるように形成されている。すなわち、固定弾性接片6に形成される先端部55は長さAであり、移動弾性接片7に形成される先端部56は長さBであって、図示されるように固定弾性接片6の先端部55の長さAは、移動弾性接片7の先端部56の長さBよりも短く、両先端部55、56の長さA、Bが図示されるように異なっており、これによって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に設けられており、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に設けられている。従って、このように長さA、Bがそれぞれ異なる先端部55、56を固定弾性接片6および移動弾性接片7に設けることによって、ICパッケージの外部接点11に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0054】
(実施例11)
図20と図21は、本発明におけるICソケットの実施例11を示しており、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7との先端に設けられるテーパ部60、61の数がそれぞれ異なっている。すなわち、固定弾性接片6に形成されるテーパ部60は2組であって、移動弾性接片7に形成されるテーパ部61は1組であり、図示されるように固定弾性接片6の先端に形成されるテーパ部60の数が、移動弾性接片7の先端に形成されるテーパ部61の数と図示される如く異なっている。従って、このようなテーパ部60、61の数の相違によって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に設けられており、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に設けられている。従って、このようにテーパ部60、61の数が異なる固定弾性接片6と移動弾性接片7とを設けることによって、ICパッケージの外部接点11に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0055】
(実施例12)
図22と図23は、本発明におけるICソケットの実施例12を示しており、本実施例において、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7との先端部65、66の上面と下面の間の角度A、Bがそれぞれ異なっている。すなわち、固定弾性接片6に形成される先端部65における角度Aは、移動弾性接片7に形成される先端部66の角度Bよりも大きく、角度A、Bがそれぞれ異なっている。従って、このような先端部65、66の角度A、Bの相違によって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に設けられており、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に設けられており、このような先端部65、66の角度A、Bが異なる固定弾性接片6と移動弾性接片7とを設けることによって、ICパッケージの外部接点11に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0056】
(実施例13)
図24と図25は、本発明におけるICソケットの実施例13を示すもので、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の固定弾性接片6と移動弾性接片7との先端部70、71の、外部接点11に食い込む面の数がそれぞれ異なっている。すなわち、固定弾性接片6に形成される先端部70の面は、移動弾性接片7に形成される先端部71の面よりも大きく、両先端部70、71の高さ方向の面の大きさが異なっている。従って、このような先端部70、71の面の高さ方向における大きさの相違によって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に形成されており、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に形成されており、このような先端部70、71の面の大きさが異なるように固定弾性接片6と移動弾性接片7との先端部70、71を設けることによって、ICパッケージの外部接点11に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0057】
(実施例14)
図26と図27は、本発明におけるICソケットの実施例14を示すもので、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の、固定弾性接片6の先端には切欠き75が設けられ、移動弾性接片7の先端にはアンダーカット部76が設けられていることが異なっている。すなわち、固定弾性接片6の先端には切欠き75が設けられているのに対して、移動弾性接片7の先端にはアンダーカット部76が設けられていて、先端の形状がそれぞれ異なっている。従って、このような先端部分における切欠き75とアンダーカット部76との、形状の相違によって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に形成されており、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に形成されていて、このような先端部分の切欠き75とアンダーカット部76との形状が異なるように固定弾性接片6と移動弾性接片7との先端部分を設けることによって、ICパッケージの外部接点11に対する固定弾性接片6と移動弾性接片7との離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0058】
(実施例15)
図28と図29は、本発明におけるICソケットの実施例15を示すもので、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の、固定弾性接片6の先端には切欠き80が設けられ、移動弾性接片7の先端にはアンダーカット部81が設けられていて先端部分の形状がそれぞれ異なっている。すなわち、固定弾性接片6の先端には切欠き80が設けられているのに対して、移動弾性接片7の先端にはアンダーカット部81が設けられていることが異なっており、従って、このような先端部分における切欠き80とアンダーカット部81との形状の相違によって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に形成されており、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に形成されていて、このような先端部分の切欠き80とアンダーカット部81との形状が異なるものが形成されるように固定弾性接片6と移動弾性接片7の先端部分を設けることによって、ICパッケージの外部接点11に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0059】
(実施例16)
図30と図31は、本発明におけるICソケットの実施例16を示しており、本実施例においては、ソケット本体2に固設されるコンタクト5の、固定弾性接片6の先端には切欠き85が設けられ、移動弾性接片7の先端にはアンダーカット部86が設けられていることが異なっている。すなわち、固定弾性接片6の先端には切欠き85が設けられているのに対して、移動弾性接片7の先端にはアンダーカット部86が設けられていることが異なっている。従って、このような先端部分における切欠き85とアンダーカット部86との形状の相違する形成によって、外部接点11が移動弾性接片7に対しては固定弾性接片6よりも貼り付き易い接触形状に形成されており、固定弾性接片6に対しては移動弾性接片7よりも貼り付き難くい接触形状に形成されていて、このような先端部分の切欠き85とアンダーカット部86との形状が異なるように固定弾性接片6と移動弾性接片7の先端部分を設けることによって、ICパッケージの外部接点11に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、前記コンタクトの固定弾性接片の内側へのばね定数を高くするので、固定弾性接片の反発力を大きくすることができ、ICパッケージの外部接点が各コンタクトの可動弾性接片部分に挟み込まれるように嵌合されて良好に接触でき、コンタクトの開閉操作が容易かつ良好にできる。
【0061】
本発明の請求項2記載のICソケットは、前記固定弾性接片の内側にダボを設けるので、内側へのばね定数を高くして固定弾性接片の反発力を大きくすることができる。
【0062】
本発明の請求項3記載のICソケットは、前記固定弾性接片の内側にモールド突部を設けるので、同じように内側へのばね定数を高くして固定弾性接片の反発力を大きくすることができる。
【0063】
本発明の請求項4記載のICソケットは、前記固定弾性接片の内側のモールド部を高くするので、内側へのばね定数を高くして固定弾性接片の反発力を大きくすることができる。
【0064】
本発明の請求項5記載のICソケットは、前記固定弾性接片の内側に曲げ部を設けるので、同じ様に内側へのばね定数を高くして固定弾性接片の反発力を大きくすることができる。
【0065】
本発明の請求項6記載のICソケットは、前記固定弾性接片の内側に長いダボを設けるので、内側へのばね定数を高くして同じように固定弾性接片の反発力を大きくすることができる。
【0066】
本発明の請求項7記載のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、前記コンタクトの固定弾性接片の外側にプリロードをかけるので、固定弾性接片の反発力を大きくすることができ、ICパッケージの外部接点が各コンタクトの可動弾性接片部分に挟み込まれるように嵌合されて良好に接触でき、コンタクトの開閉操作が容易かつ良好にできる。
【0067】
本発明の請求項8記載のICソケットは、前記固定弾性接片を外側に傾けて外側にプリロードをかけるので、固定弾性接片の反発力を大きくすることができ、コンタクトの開閉操作が容易に、良好にできる。
【0068】
本発明の請求項9記載のICソケットは、前記固定弾性接片の内側に曲げ部を設け、外側にプリロードをかけると同時に、ばね定数を高くするので、固定弾性接片の反発力を大きくすることができ、コンタクトの開閉操作が容易、かつ良好に行うことができる。
【0069】
本発明の請求項10記載のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、前記コンタクトの移動弾性接片を、ICパッケージの外部接点が貼り付き易い接触形状に設け、前記固定弾性接片を前記移動弾性接片よりも貼り付き難い形状に設けるので、固定弾性接片の反発力を大きくすることができ、ICパッケージの外部接点が各コンタクトの可動弾性接片部分に挟み込まれるように嵌合されて良好に接触でき、コンタクトの開閉操作が容易かつ良好にできる。
【0070】
本発明の請求項11記載のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端角度をそれぞれ変えるので、先端部分の角度の相違によってICパッケージの外部接点に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0071】
本発明の請求項12記載のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端長さをそれぞれ変えるので、ICパッケージの外部接点に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【0072】
本発明の請求項13記載のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端テーパの数を変えるので、ICパッケージの外部接点に対する離脱を良好にして、貼り付きを防止することができる。
【0073】
本発明の請求項14記載のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端側面の角度をそれぞれ変えるので、ICパッケージの外部接点に対する離脱を良好にして貼り付きを好適に防止できる。
【0074】
本発明の請求項15記載のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端の、前記ICパッケージの外部接点に食い込む面の数を変えるので、ICパッケージの外部接点に対する離脱を良好にして、貼り付きを防止することができる。
【0075】
本発明の請求項16記載のICソケットは、前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端接触部に種々の異なるアンダーカット部をそれぞれ設けるので、先端部分の切欠きとアンダーカット部との形状が異なることによって、ICパッケージの外部接点に対する離脱を良好にして、高温接触等による貼り付きを好適に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるICソケットの実施例1をフリー状態で示す中央縦断面概要図である。
【図2】図1の本発明のICソケットをコンタクトオープン状態で示す中央縦断面概要図である。
【図3】図1の本発明のICソケットをICパッケージ嵌合状態で示す中央縦断面概要図である。
【図4】本発明のICソケットにおけるコンタクトオープン状態の時の中央縦断面図である。
【図5】本発明のICソケットのオープン状態における1つのコンタクト部分の拡大部分図である。
【図6】本発明のICソケットにおけるICパッケージの嵌合状態での同様な拡大部分図である。
【図7】コンタクトオープン状態での拡大部分図で、移動弾性接片が引き剥がされる時の図である。
【図8】コンタクトオープン状態での拡大部分図で、固定弾性接片が引き剥がされる時の図である。
【図9】本発明のICソケットの実施例2におけるコンタクトの先端部分の拡大部分図である。
【図10】本発明のICソケットの実施例3におけるコンタクトの先端部分の同様な拡大部分図である。
【図11】本発明のICソケットの実施例4におけるコンタクトの先端部分の拡大部分図である。
【図12】本発明のICソケットの実施例5におけるコンタクトの先端部分の同様な拡大部分図である。
【図13】本発明のICソケットの実施例6におけるコンタクトの先端部分の拡大部分図である。
【図14】本発明のICソケットの実施例7におけるコンタクトの先端部分の同様な拡大部分図である。
【図15】本発明のICソケットの実施例8におけるコンタクトの先端部分の拡大部分図である。
【図16】本発明のICソケットの実施例9におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図17】図16のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【図18】本発明のICソケットの実施例10におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図19】図18のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【図20】本発明のICソケットの実施例11におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図21】図20のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【図22】本発明のICソケットの実施例12におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図23】図22のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【図24】本発明のICソケットの実施例13におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図25】図24のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【図26】本発明のICソケットの実施例14におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図27】図26のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【図28】本発明のICソケットの実施例15におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図29】図28のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【図30】本発明のICソケットの実施例16におけるコンタクトの先端部分の拡大部分平面図である。
【図31】図30のコンタクトの先端部分の拡大部分側面図である。
【符号の説明】
1 ICソケット
2 ソケット本体
3 操作部材
4 案内部材
5 コンタクト
6 固定弾性接片
7 移動弾性接片
8 移動板
9 押圧部
10 ICパッケージ
11 外部接点
12 ICパッケージ装着部
14 開口部
15 突部
16 突部
20 ダボ
25 モールド突部
30 モールド突部
35 曲げ部
40 長ダボ
45 曲げ部
50 切欠き
51 切欠き
55 先端部
56 先端部
60 テーパ部
61 テーパ部
65 先端部
66 先端部
70 先端部
71 先端部
75 切欠き
76 アンダーカット部
80 切欠き
81 アンダーカット部
85 切欠き
86 アンダーカット部

Claims (14)

  1. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、
    カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、
    前記固定弾性接片の内側にダボを設けることで、前記コンタクトの固定弾性接片の内側へのばね定数を高くすることを特徴とするICソケット。
  2. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、
    カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、
    前記固定弾性接片の内側にモールド突部を設けることで、前記コンタクトの固定弾性接片の内側へのばね定数を高くすることを特徴とするICソケット。
  3. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、
    カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、
    前記固定弾性接片の内側のモールド部を高くすることで、前記コンタクトの固定弾性接片の内側へのばね定数を高くすることを特徴とするICソケット。
  4. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、
    カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、
    前記固定弾性接片の内側に曲げ部を設けることで、前記コンタクトの固定弾性接片の内側へのばね定数を高くすることを特徴とするICソケット。
  5. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、
    カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、
    前記固定弾性接片の内側に長いダボを設けることで、前記コンタクトの固定弾性接片の内側へのばね定数を高くすることを特徴とするICソケット。
  6. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成する挟み込みコンタクトを有するICソケットにおいて、
    カム機構を有する上下動可能な操作部材と、該操作部材のカム機構によって横動される案内部材と、固定弾性接片と移動弾性接片を有するコンタクトと、該コンタクトが固設されるソケット本体と、前記コンタクトを開閉する移動部材とを有し、前記固定弾性接片を外側に傾けて外側にプリロードをかけることを特徴とするICソケット。
  7. 前記固定弾性接片の内側に曲げ部を設け、外側にプリロードをかけると同時に、ばね定数を高くすることを特徴とする請求項6記載のICソケット。
  8. 前記コンタクトの移動弾性接片を、ICパッケージの外部接点が貼り付き易い接触形状に設け、前記固定弾性接片を前記移動弾性接片よりも貼り付き難い形状に設けることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のICソケット。
  9. 前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端角度をそれぞれ変えることを特徴とする請求項8記載のICソケット。
  10. 前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端長さをそれぞれ変えることを特徴とする請求項8記載のICソケット。
  11. 前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端テーパの数を変えることを特徴とする請求項8記載のICソケット。
  12. 前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端側面の角度をそれぞれ変えることを特徴とする請求項8記載のICソケット。
  13. 前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端の、前記ICパッケージの外部接点に食い込む面の数を変えることを特徴とする請求項8記載のICソケット。
  14. 前記固定弾性接片と移動弾性接片の先端接触部に種々の異なるアンダーカットをそれぞれ設けることを特徴とする請求項8記載のICソケット。
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