JP3084872U - プッシュ式コンパクトディスクケースの構造 - Google Patents

プッシュ式コンパクトディスクケースの構造

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JP3084872U JP2001006286U JP2001006286U JP3084872U JP 3084872 U JP3084872 U JP 3084872U JP 2001006286 U JP2001006286 U JP 2001006286U JP 2001006286 U JP2001006286 U JP 2001006286U JP 3084872 U JP3084872 U JP 3084872U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDの着脱が容易で確実、便利なプッシュ式
コンパクトシーディーケースの構造を提供する。 【解決手段】 一体射出成型により、中央部位の弾性嵌
合片21の弾性でCD3を固定する他、該弾性嵌合片2
1の周囲には三本或いは三本以上のY型溝12、冂型溝
を設けて弾性片15を形成し、CDを押した際該弾性片
15が連動してCDを持ち上げる作用を提供する、と同
時に「てこの原理」を利用し、CDを収納する、或いは
取り出す際に、該弾性片15及び凸部16で持ち上げら
れる作用が働き、CDが素早く且つ確実に該弾性嵌合片
21より一定の高度を有して放たれるようにし、CDを
取り出すのに更に便利なようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プッシュ式コンパクトディスクケースの構造に係り、CDをケース 内にセットする際に確実に固定でき、また、取り出す際にはCDが素早く勝つ確 実に固定位置より放たれて、便利なものに関わる。
【0002】
【従来の技術】
公知構造のプッシュ式のコンパクトディスクケースにおいては、嵌合により固 定する構造を有する。また、取り出す際にはCDの中央の嵌合個所を押し、陥没 させることによってCDを取り出すことができるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、公知構造のものにおいては、中央部位の弾性によって固定するもので あり、比較的大きな力が必要であり、且つ取り外し難い等の欠点を有するため使 用上不便である。そこで、CDの着脱が容易で確実、便利な本考案のプッシュ式 コンパクトディスクケースの構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のプッシュ式コンパクトディスクケースは、次の構造からなる。 蓋体を具有する箱体であり、該箱体中には底板が設置され、該底板の中心部位 置には略逆L字型を呈した片により構成されており、主に円柱状の弾性嵌合片と 、該弾性嵌合片に設けられた環状の凹型溝によって形成されたプッシュ部とを有 し、また、周囲には複数の溝が設けられており、該プッシュ部を押すと該弾性嵌 合片が下方に収縮して直径が縮小することでCDを放ち、また、該プッシュ部を 押していないときは弾性が回復して元の直径に戻り、該CDを嵌設して固定する タイプのプッシュ式コンパクトディスクケースの構造において、 該弾性嵌合片の周囲には弧凸片が設けられ、該箱体の底板と底板との間には隙 間を有し、該弧凸片の表面には更にY型を呈したY型溝が設けられていることに より、該弾性嵌合片を押すと、該Y型溝間の片を伴って下方に傾斜し、 該Y型溝とY型溝間の片上には両側に側溝、及び前溝が設けられて冂字型の溝 が形成されて弾性片を形成しており、該弾性片正面前段には一体の凸部、また、 底部には傾斜支え片が設置されており、該弾性嵌合片を押す該Y型溝で形成する 片が下降し、該弾性片底面の傾斜支え片が該箱体の底板を押し、下降する力の作 用と合わせて、該弾性片が該凸部を持ち上げて上昇させ、 よって、該CDを取り出す際は該プッシュ片を押し、同時に該弾性嵌合片を収 縮させ、底部は傾斜支え片を支点とし、「てこの原理」により、該弾性片及び凸 部が上に持ち上がる作用が提供されることでCD底部に作用する力を補助し、 よって、CDが素早く且つ確実に該弾性嵌合片より取り外されて、一定の高さ にまで持ち上げられて、CDが取りだし易く便利なことを特徴とするプッシュ式 コンパクトディスクケースの構造。
【0005】 本考案のプッシュ式コンパクトディスクケースは、その中央部位に円柱状の弾 性嵌合片を設置してCDをその弾性によって固定する他、円柱状の弾性嵌合片の 周囲には三本或いは三本以上のY型溝、冂型溝を設けて、弾性片を形成させ、C Dを押した際に同時に該弾性片が連動してCDが持ち上げられる作用を提供する 。 また、「てこの原理」を利用し、CDを箱体内にセットする、或いは取り出す 際に、弾性片及び凸部によって片側が傾斜して持ち上げられる作用が働き、CD が素早く且つ確実に弾性嵌合片より一定の高度を有して放たれるようにし、CD を取り出すのに更に便利なようにする。 尚、これらの構造は一体射出成型とし、加工のコストを低減させる。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1から図5に示すように、本考案は、蓋体2を有する箱体1であり、該箱体 1中には底板10が設置されており、該底板10の中心部は略逆L字片を呈して 突起しており、主に円柱状の弾性嵌合片21によって構成されており、該弾性嵌 合片21には凹型溝22が設けられてプッシュ部20が形成されている。周囲に は溝23が設けられており、該プッシュ部20を押すと該弾性嵌合片21は下方 に収縮し、この縮小した直径によってCD3をセットする。該プッシュ部20を 押すのを止めると、直径は元の大きさに戻り、該CD3と嵌合されて該CD3を 固定する。
【0007】 該弾性嵌合片21の周囲には弧形状に凸起した弧凸片11を有し、該箱体1の 底板10との間には隙間を有し、該弧凸片11表面には三本或いは三本以上のY 型溝12が設けられており、また、該Y型溝12と該弾性嵌合片21とは隣接し ており、よって、該弾性嵌合片21を押すとき、該Y型溝12とY型溝12の間 の片は共に下方に傾斜するようになっている。
【0008】 該Y型溝12とY型溝12との間の片は、両側に側溝13を有し、前溝14が 冂字型の溝を形成しており、これによって弾性片15が形成されている。該弾性 片15の正面側には突起した凸部16が設けられており、また、底側には傾斜支 え片17が設けられており、該弾性嵌合片21を押すことで該Y型溝12によっ て形成される片が同時に下方へ沈み、該弾性片15の底面の該傾斜支え片17が 該1の底板10に当たり、下方へ降りる力によって該弾性片15が該凸部16端 にて上昇する力が発生する。
【0009】 上述の構造により、実際に該CD3を置く際は、図4に示すように、円柱状の 弾性嵌合片21は該CD3の中心孔に嵌合され、弾性によって該CD3を嵌設固 定する。また、該CD3を取り外す際には図5、図6に示すように、該プッシュ 部20を押すことで取り外せる。周囲の該凹型溝22によって略逆L字型の該弾 性嵌合片21が内部に収縮して直径を縮小させる際、該CD3を緊密に圧迫する ことがなく、該CD3は緩んで動ける状態となる。また、該プッシュ部20を下 方に押したとき、該弾性嵌合片21を連動するため、該傾斜支え片17を支点と して該弾性片15の一端(内側後段)が下方に傾斜し、もう一端(内側前段)が 上方に持ち上げられた状態となり、よって、該凸部16は該CD3に高度をもた らして、該CD3が完全に円柱状の該弾性嵌合片21より取り外せるようになっ て容易に該CD3が取り出せる。
【0010】 更に、詳細に説明すると、該プッシュ部20を押すとき、該弾性嵌合片21が 連動して下向の力が発生し、このとき、該傾斜支え片17がちょうど支えとなり 、即ち「てこの原理」により、該弾性片15が上方に持ち上げられるのを補助す ることになり、よって、該凸部16が上方に持ち上げられて、該CD3を持ち上 げる。該プッシュ部20を押すのと同時に該弾性片15には上方に持ちあがる力 が働き、よって、該CD3が素早く持ちあがって、確実に該円柱状の弾性嵌合片 21を離れることができ、該CD3が容易に取り出せる。また、該Y型溝12が 設けられていることにより、該Y型溝12とY型溝12との間の片が容易に下降 、即ち該弾性片15が下降すると、該傾斜支え片17には更に大きな仰角(持ち 上がり)の効果が発生して、該CD3が確実で且つ取り出しやすくなる。
【0011】 また、該CD3をセットする際、本考案では該弧凸片11、数個の凸部16が 設置されているため、該CD3は該凸部16上に設置された状態を呈し、該弧凸 片11が弧形を呈して突出していることも合わせて、該CD3の底面と該底板1 0との接触面積は大きくなく、よって、該CD3の底面の摩擦が極力低減されて いる。
【0012】
【考案の効果】
本考案によると、弾性片の外側にY型溝が設けられていることで、該Y型溝が 直線の溝或いはその他の幾何学形状を呈した溝に比較して、効果的に複数の独立 した片を形成するようになり、よって、弾性片はより容易に下降するようになっ てCDの着脱が確実且つ容易になった。 また、底板が凸片及び全体の構造と直接一体射出成型方法により製造されてい ることにより、構造が強固で且つコストを低減させる目的が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプッシュ式コンパクトディスクケース
の俯瞰図である。
【図2】本考案のプッシュ式コンパクトディスクケース
を局部(表面側)斜視図である。
【図3】本考案のプッシュ式コンパクトディスクケース
の局部(底部側)斜視図である。
【図4】本考案のプッシュ式コンパクトディスクケース
の側面断面図である。
【図5】本考案のプッシュ式コンパクトディスクケース
がプッシュアップされた状態における説明図である。
【図6】本考案のプッシュ式コンパクトディスクケース
をプッシュした状態の立体説明図である。
【符号の説明】
1 箱体 2 蓋体 3 CD 10 底板 11 弧凸片 12 Y型溝 13 側溝 14 前溝 15 弾性片 16 凸部 17 傾斜支え片 20 プッシュ部 21 弾性嵌合片 22 凹型溝 23 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体を具有する箱体であり、該箱体中に
    は底板が設置され、該底板の中心部位置には略逆L字型
    を呈した片により構成されており、主に円柱状の弾性嵌
    合片と、該弾性嵌合片に設けられた環状の凹型溝によっ
    て形成されたプッシュ部とを有し、また、周囲には複数
    の溝が設けられており、該プッシュ部を押すと該弾性嵌
    合片が下方に収縮して直径が縮小することでCDを放
    ち、また、該プッシュ部を押していないときは弾性が回
    復して元の直径に戻り、該CDを嵌設して固定するタイ
    プのプッシュ式コンパクトディスクケースの構造におい
    て、 該弾性嵌合片の周囲には弧凸片が設けられ、該箱体の底
    板と底板との間には隙間を有し、該弧凸片の表面には更
    にY型を呈したY型溝が設けられていることにより、該
    弾性嵌合片を押すと、該Y型溝間の片を伴って下方に傾
    斜し、 該Y型溝とY型溝間の片上には両側に側溝、及び前溝が
    設けられて冂字型の溝が形成されて弾性片を形成してお
    り、該弾性片正面前段には一体の凸部、また、底部には
    傾斜支え片が設置されており、該弾性嵌合片を押す該Y
    型溝で形成する片が下降し、該弾性片底面の傾斜支え片
    が該箱体の底板を押し、下降する力の作用と合わせて、
    該弾性片が該凸部を持ち上げて上昇させ、 よって、該CDを取り出す際は該プッシュ片を押し、同
    時に該弾性嵌合片を収縮させ、底部は傾斜支え片を支点
    とし、「てこの原理」により、該弾性片及び凸部が上に
    持ち上がる作用が提供されることでCD底部に作用する
    力を補助し、 よって、CDが素早く且つ確実に該弾性嵌合片より取り
    外されて、一定の高さにまで持ち上げられて、CDが取
    りだし易く便利なことを特徴とするプッシュ式コンパク
    トディスクケースの構造。
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