JP3739487B2 - Decorative sheet material with uneven pattern and method for producing the same - Google Patents

Decorative sheet material with uneven pattern and method for producing the same Download PDF

Info

Publication number
JP3739487B2
JP3739487B2 JP15348696A JP15348696A JP3739487B2 JP 3739487 B2 JP3739487 B2 JP 3739487B2 JP 15348696 A JP15348696 A JP 15348696A JP 15348696 A JP15348696 A JP 15348696A JP 3739487 B2 JP3739487 B2 JP 3739487B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
adhesive
foamed
decorative sheet
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15348696A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH0941296A (en
Inventor
俊夫 中本
和重 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP15348696A priority Critical patent/JP3739487B2/en
Publication of JPH0941296A publication Critical patent/JPH0941296A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3739487B2 publication Critical patent/JP3739487B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁装材などに使用される凹凸模様のある装飾シート材、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅の内装材、特に壁装材として、紙などの基材に合成樹脂による装飾層を形成した装飾シート材が使用されている。
特に、我が国においては、壁装材として使用されている装飾シートは、基材として紙を用い、その基材の表面に塩化ビニル系樹脂からなる発泡あるいは非発泡の装飾層を形成したいわゆる「ビニール壁紙」と呼ばれる装飾シート材がほとんどである。
【0003】
一方、近年環境問題等の見地から、塩化ビニル系樹脂を使用しない装飾シート材が注目されている。特に欧米においては、上記の壁装材として使用される装飾シート材として、約半数が塩化ビニル系樹脂等の合成樹脂からなる装飾層を持たない、いわゆる「紙壁紙」と呼ばれる装飾シート材が使用されている。
この紙壁紙と呼ばれる装飾シート材は、紙面に直接印刷を施し、立体感を付与するために、必要に応じて、紙にエンボス加工を施して凹凸模様を付与したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のエンボス加工を施し、凹凸を付与した紙からなる装飾シート材は、裏面側、即ち施工時にデンプン糊などの接着剤を塗布する側の面にまで凹凸が形成されるために、接着剤を均一に塗布することができないという問題があるばかりでなく、施工後の壁面との接着が、裏面側からみて凸部となっている箇所のみによる点接着とならざるを得ず、従って、装飾シート材と壁面との接着性に劣るといった問題もあった。
さらに、施工時に使用する接着剤に含有される水分が装飾シート材自体にしみ込むため、付与した凹凸が消失してしまうといった問題もあった。
【0005】
上記の課題を解決するために、凹凸模様を付与した紙の裏面側に、凹凸模様を付与していない表面が平坦な裏打紙を、接着剤を介してラミネートし、壁面への施工性を改良しようとする試みもなされている。このような装飾シート材では、接着剤を均一に塗布することができないといった問題や、装飾シート材と壁面との接着性の問題は解決することができるものの、裏打紙と凹凸模様を付与した紙の凸部との間に空隙が形成されて、装飾シート材を表面から押圧した際に、形成した凹凸が潰れてしまうという問題があった。そのため、このような装飾シート材には、潰れやすい段差の大きな凹凸模様を形成することができず、立体感に劣るものであった。
また、裏打紙と凹凸模様を付与した紙との接着が、上記した裏打紙をラミネートしていない装飾シート材と壁面との接着の場合と同様に、点接着とならざるを得ないため、裏打紙と凹凸模様を付与した紙との接着性に劣るといった問題があった。
さらには、裏打紙と凹凸模様を付与した紙との間には、接着剤による薄膜が存在しているのみであることから、壁面施工時に使用するデンプン糊などが含有する水分が凹凸模様を付与した紙に浸透するのを防止するのに充分でなく、裏打紙をラミネートしない装飾シート材の場合と同様、凹凸模様を付与した紙の凹凸が消失してしまうという問題があった。
【0006】
一方、上記の課題を解決するためには、裏打紙と凹凸模様を付与した紙との間に塗布する接着剤の目付け量を多くし、塗布した接着剤が固化する前に裏打紙と凹凸模様を付与した紙とを重ね合わせ、両者の接着部の面積を広げるともに、凹凸模様を付与した紙の凸部と裏打紙との間に形成された空隙部を前記接着剤によって埋めるということも考えられるが、この場合、接着剤として柔軟な樹脂からなるものを使用したとしても、装飾シート自体の風合いが硬くなってしまい、壁装材等の装飾シート材として不適なものしか得られない。
【0007】
本発明は、上記した多くの課題を解決するためになされたものであって、施工性に優れ、押圧等によって潰れにくい段差の大きな凹凸模様を形成することが可能であり、さらには風合いに優れる装飾シート材およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の凹凸模様を有する装飾シート材は、模様状に形成された凹凸を有する紙からなる表面シート材の裏面に発泡せしめられた接着剤を介して裏打シート材を積層した装飾シート材であって、表面シート材に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されてなり、裏打ちシート材がクレープ紙であることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の凹凸模様を有する装飾シート材について説明する。
図1は、本発明の凹凸模様を有する装飾シート材の一実施例を示す部分拡大断面図である。
【0010】
本発明に使用される表面シート材2としては、従来の紙壁紙として使用されている紙、合成樹脂シート、これらの積層体等、エンボス加工等の手段により凹凸を形成することができるシート材が使用できるが、装飾シート材1の廃棄処理等のし易さ等から見て、好ましくは紙である。
また、表面シート材2は、必要に応じて従来の紙壁紙等と同様、各種印刷手段によって、模様などが印刷された後、立体感を持たせるために、エンボスロール等の手段によって凹凸が付与される。
【0011】
裏面シート材3としては、紙、合成樹脂シート、不織布など表面平滑なシート材であればいずれのものであっても使用できるが、装飾シート材1の廃棄処理等のし易さ等から見て、好ましくは紙である。
また、裏面シート材3としては、装飾シート材1の貼り換え作業性を向上させる目的で、いわゆるピールアップ性が付与されたものであるのが好ましい。
【0012】
また、裏面シート材3として、一般にクレープ紙と呼ばれる微細な縮み皺を付した紙を使用することもできる。
このクレープ紙を裏打シート材3として用いると、風合いの柔らかな装飾シート材1が得られるとともに、デンプン糊などを塗布した後に発生する収縮が微細な縮み皺によって吸収されるので、装飾シート材1を壁面等に施工した後の目開きが抑止される。
【0013】
表面シート材2と裏面シート材3とを積層するために使用される接着剤4の主体となる合成樹脂としては、従来より接着剤として使用されている合成樹脂であればいずれのものであっても使用できるが、得られる装飾シート材1にしなやかな風合いを付与するためには、柔軟性のある合成樹脂を用いるのが好ましい。
具体的には、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などである。
上記した合成樹脂は、必要に応じて添加される各種添加剤とともに水あるいは各種溶剤に分散あるいは溶解され、接着剤4とされる。
【0014】
上記の接着剤4を発泡させるためにマイクロカプセル5を用いる場合にあっては、上記接着剤4に、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させた粒径が10〜30μm程度のマイクロカプセル5を適当量、具体的には接着剤4の主体となる合成樹脂100重量部に対して3〜40重量部、更に好ましくは5〜20重量部程度添加する。
上記のマイクロカプセル5の被膜あるいは殻を形成する熱可塑性高分子材料としては、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル等のアクリル系樹脂、塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリブタジエン、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂などから選ばれる熱可塑性高分子材料、あるいはこれらを混合した熱可塑性高分子材料などが挙げられ、また、熱によって膨張する特性を有する芯物質としては、ブタンやイソブタン等の炭化水素系化合物、その他の有機溶剤や重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、アジド化合物、ヒドラジド化合物等の炭酸ガス、窒素ガス等の分解ガスを発生する有機物質、無機物質が挙げられる。
【0015】
また、上記の接着剤4を発泡させるために熱分解型発泡剤を用いる場合にあっては、上記接着剤4に、アゾジカーボンアミド、オキシビスベンゼンスルフォンヒドラジドなどの公知の熱分解型発泡剤を適当量、具体的には、接着剤4の主体となる合成樹脂100重量部に対して0.5〜20重量部、更に好ましくは3〜8重量部程度添加する。またこのとき、上記した熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5を併用することもできる。
【0016】
更にまた、上記の接着剤4は、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5や熱分解型発泡剤を添加せずに、機械的攪拌手段などにより接着剤4中にエアーを含有させるメカニカル発泡手段によって発泡せしめられていてもよい。
【0017】
本発明の装飾シート材1においては、表面シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材3とがなす間隙部に発泡せしめられた接着剤4が充填されてなる。
このとき、発泡せしめられた接着剤4は、表面シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材3とがなす間隙部に完全に充填されているのが最も望ましいが、表面シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材3との間隙部の少なくとも30%、好ましくは50%以上に発泡せしめられた接着剤4が充填されていればよい。
【0018】
次に、図面に基づいて本発明の装飾シート材の製造方法について説明する。
【0019】
まず、本発明の装飾シート材1の製造方法の第一方法としては、図2に示す、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5または/および熱分解型発泡剤を、ドクターナイフコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、グラビアプリント、ロータリースクリーンプリント等の公知の手段にて裏面シート材3表面に塗布し、該接着剤4の固化前に模様状に形成された凹凸を有する表面シート材2を圧着せしめた後加熱して、接着剤4を発泡せしめる方法が挙げられる。
この方法においては、接着剤4が未固化状態のうちに表面シート材2を圧着することにより、表面シート材2と裏面シート材3の接触箇所における接着剤4の付着量を、表面シート材2と裏面シート材3が接触しない箇所に比較して少なくすることができるため、表面シート材2と裏面シート材3が接触しない箇所での接着剤4の発泡による体積増加の度合いは大きく、表面シート材2と裏面シート材3の接触箇所での接着剤4の発泡による体積増加の度合いが小さくなり、従って、予め表面シート材2に付与した凹凸と裏面シート材3との間隙部形状に沿って体積が膨張し、表面シート材2に付与した凹凸と裏面シート材3の間隙部が発泡した接着剤4によって充填される。
【0020】
上記の接着剤4を発泡させるときの条件は、発泡せしめる手段、接着剤4の組成などに応じて適宜選定される。
例えば、接着剤4の発泡を、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5によって行う場合では、100〜190℃の温度で30〜90秒程度、接着剤4の発泡を、熱分解型発泡剤により発泡を行う場合には、160〜220℃で30〜90秒程度とするのが一般的である。
【0021】
裏面シート材3表面に塗布し、該接着剤4の固化前に模様状に形成された凹凸を有する表面シート材2を圧着せしめた後加熱して、接着剤4を発泡せしめる方法において、接着剤4を発泡せしめる手段として特に好ましくは、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5による発泡手段である。
マイクロカプセル5を用いると、図3に示すように、接着剤4が未固化状態のうちに表面シート材2を圧着する際に、表面シート材2と裏面シート材3の接触箇所における接着剤4の付着量を、表面シート材2と裏面シート材3が接触しない箇所に比較して少なくすることができるのは勿論のこと、接着剤4発泡の要因となるマイクロカプセル5が表面シート材2と裏面シート材3が接触しない箇所に移動するため、表面シート材2と裏面シート材3の接触箇所では接着剤4の発泡が殆ど起こらず、従って、発泡した接着剤4の形状が表面シート材2に付与した凹凸と裏面シート材3との間隙部形状により近いものとなる。
【0022】
本発明の装飾シート材1の製造方法の第二方法としては、図4に示す、予めメカニカル発泡させた接着剤4を裏面シート材3表面に塗布し、該接着剤4が固化する前に表面シート材2を圧着させた後、接着剤4を乾燥、固化せしめる手段が挙げられる。
このとき裏面シート材3に塗布するメカニカル発泡せしめられた接着剤4の塗布厚は、表面シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材3との間隙部の少なくとも30%がメカニカル発泡せしめられた接着剤4により充填されるように選定される必要があるのは言うまでもない。
【0023】
上記のメカニカル発泡させた接着剤4の乾燥、固化する条件としては、接着剤4の組成等により適宜選定されるが、一般的には100〜190℃で30〜180秒程度である。
【0024】
本発明の装飾シート材1の製造方法の第三方法としては、図5に示す、表面シート材2裏面に、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5または/および熱分解型発泡剤を含有する接着剤4を塗布し、該接着剤4の固化前に裏面シート材3を重ね合わせた後加熱して、接着剤4を発泡せしめるとともに、表面シート材2と裏面シート材3とを接着せしめる方法が挙げられる。
表面シート材2裏面に塗布する接着剤4は、少なくとも表面シート材2の裏面側からみて凹部となる箇所に塗布されていれば充分であるが、この場合、後に発泡せしめたときに裏面シート材3表面まで接着剤4が到達するに充分な量が塗布されていることが必要である。
【0025】
本発明の装飾シート材1の製造方法の第三方法では、図示しないが、裏面シート材3表面にも予め接着剤4を塗布しておくこともできる。裏面シート材3表面にも接着剤4を塗布しておくことによって、表面シート材2と裏面シート材3との接着が、より強固なものとなり、特に表面シート材2の裏面側からみて凹部となる箇所のみに接着剤4が塗布された場合に、重ね合わせた裏面シート材3がずれてしまうのが防止され、作業性が向上する。
【0026】
また、このとき裏面シート材3表面に塗布する接着剤4としては、表面シート材2裏面に塗布したものと同様の、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5または/および熱分解型発泡剤を含有する接着剤4であってもよい。
裏面シート材3表面に塗布する接着剤4を、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5または/および熱分解型発泡剤を含有する接着剤4とすることによって、後に接着剤4を発泡せしめる際に、表面シート材2と裏面シート材3との間隙部の表面シート材2側と裏面シート材3側の両側から発泡した接着剤4の充填がなされるため、充填がより確実に行われるとともに、充填が不充分であったとしても、未充填部中の空気がその周辺にある接着剤4による層によって閉じ込められ、いわゆるエアークッションと同様の作用を示し、装飾シート材1に形成された凹凸の潰れ防止に寄与するものとなる。
【0027】
本発明の装飾シート材1の製造方法の第四方法としては、図6に示す、表面シート材2裏面に、メカニカル発泡せしめた接着剤4を塗布し、該接着剤4の固化前に裏面シート材3を重ね合わせた後加熱して、接着剤4を乾燥、固化させる方法が挙げられる。
この手段においては、メカニカル発泡せしめられた接着剤4が裏面シート材3表面まで到達するに充分な量、即ち、少なくとも表面シート材2の裏面側からみて凹部となる箇所に、略完全に充填されている必要があるため、結果として、表面シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材3とがなす間隙部に完全に充填されている装飾シート材1が得られる。
また、この場合においても、第三方法と同様、裏面シート材3表面にも予め接着剤4を塗布しておくこともできる。
【0028】
【実施例】
以下に具体的な実施例を挙げ、本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
【0029】
〔実施例1〕
坪量50g/m2 の紙からなる裏打シート材の表面に、表1に示す配合からなる接着剤を80メッシュのグラビアロールを用いて、目付量が50g/m2 となるように塗布し、次いで接着剤4が未固化状態のうちに、予め表面に模様を印刷し、エンボスロールにて凹凸を付与した表面シート材を圧着した後、150℃で60秒間加熱して接着剤を発泡せしめるとともに、該接着剤を乾燥固化させ、表面に凹凸模様のある装飾シート材を得た。
【0030】
【表1】
酢酸ビニルエマルジョン(固形分40%) 100重量部
マイクロカプセル *1 10重量部
水 5重量部
*1 マイクロスフェアー F−50;松本油脂製薬社製
【0031】
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約70%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れず、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0032】
〔実施例2〕
接着剤の目付量を25g/m2 とする以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約40%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は容易に潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0033】
〔実施例3〕
接着剤を表2に示す配合からなる接着剤に代えるとともに、発泡条件を210℃で60秒間に変える以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約45%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は容易に潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0034】
【表2】
ポリ塩化ビニル樹脂 100重量部
ジ−2−エチルヘキシルフタレート 70重量部
アゾジカーボンアミド 5重量部
Ba−Zn系安定剤 3重量部
炭酸カルシウム(充填剤) 50重量部
酸化チタン(顔料) 10重量部
【0035】
〔実施例4〕
裏面シート材表面に塗布する接着剤を表3に示す配合からなり、約3倍にメカニカル発泡せしめられた接着剤に代え、目付量を75g/m2 とする以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部は略完全に、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0036】
【表3】
アクリルエマルジョン 90重量部
整泡剤 10重量部
増粘剤 1重量部
25%アンモニア水 0.5重量部
架橋剤 2重量部
【0037】
〔実施例5〕
接着剤を塗布する箇所を表面シート材の裏面とし、目付量を70g/m2 とする以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約95%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0038】
〔実施例6〕
接着剤を塗布する箇所を表面シート材の裏面とし、目付量を70g/m2 とする以外は、実施例3と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約90%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0039】
〔実施例7〕
接着剤を塗布する箇所を表面シート材の裏面とし、目付量を70g/m2 とする以外は、実施例4と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部が略完全に、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0040】
〔実施例8〕
裏面シート材に、表4に示す配合からなる接着剤を、目付量を25g/m2 となるように塗布する以外は、実施例5と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約95%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0041】
【表4】
ポリ塩化ビニル樹脂 100重量部
ジ−2−エチルヘキシルフタレート 70重量部
Ba−Zn系安定剤 3重量部
炭酸カルシウム(充填剤) 50重量部
酸化チタン(顔料) 10重量部
【0042】
〔実施例9〕
裏面シート材に、表4に示す配合からなる接着剤を、目付量を25g/m2 となるように塗布する以外は、実施例6と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約90%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0043】
〔実施例10〕
裏面シート材に、表4に示す配合からなる接着剤を、目付量を25g/m2 となるように塗布する以外は、実施例7と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部が略完全に、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0044】
〔実施例11〕
表面シート材に塗布する接着剤の目付量を35g/m2 とし、裏面シート材に塗布する接着剤を表1に示すものに代える以外は、実施例8と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約85%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0045】
〔実施例12〕
表面シート材に塗布する接着剤の目付量を35g/m2 とし、裏面シート材に塗布する接着剤を表2に示すものに代える以外は、実施例9と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約75%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0046】
〔実施例13〕
裏面シート材として、坪量50g/m2 のクレープ紙を使用する以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は風合いが柔らかく、また、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約70%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人指し指で押圧しても、凸部は潰れず、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0047】
〔実施例14〕
裏面シート材として、坪量50g/m2 のクレープ紙を使用する以外は、実施例3と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は風合いが柔らかく、また、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約45%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人指し指で押圧しても、凸部は潰れず、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0048】
〔実施例15〕
裏面シート材として、坪量50g/m2 のクレープ紙を使用する以外は、実施例4と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は風合いが柔らかく、また、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部は略完全に、発泡した接着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人指し指で押圧しても、凸部は潰れず、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0049】
〔比較例1〕
裏面シート材に塗布する接着剤を、表4に示すものに代える以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約25%が発泡していない接着剤にて充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧したところ、容易に潰れるとともに、表面シート材と裏面シート材の接着性に劣るものであった。
【0050】
〔比較例2〕
裏面シート材に塗布する接着剤の目付量を10g/m2 に代える以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約25%が発泡した接着剤にて充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧したところ、容易に潰れるとともに、表面シート材と裏面シート材の接着性に劣るものであった。
【0051】
〔比較例3〕
裏面シート材に塗布する接着剤の目付量を100g/m2 に代える以外は、比較例1と同様にして装飾シート材を得た。
得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約95%が発泡しない接着剤にて充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧しても潰れず、表面シート材と裏面シート材は強固に接着していたが、風合いが硬く、壁装材としては不適なものであった。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の装飾シート材は、表面に凹凸模様が形成されているにもかかわらず、裏面が平坦であるために、壁面などへの施工作業性に優れるのみならず、表面に形成された凹凸が潰れにくく、従って、段差の大きい凹凸模様を有する装飾シート材とすることも可能である。
【0053】
また、表面シート材と裏面シート材との間に介在する接着剤は、発泡したものであるため、装飾シートの風合いはしなやかであるとともに、発泡せしめられた接着剤がクッションの役割を果たし、施工面の凹凸が、装飾シート材表面に悪影響を及ぼすことがないといった効果も得られる。
【0054】
更に、本発明の装飾シート材の製造方法によれば、発泡せしめられた接着剤の模様状に形成された凹凸を有する表面シート材と裏面シート材の間隙部への充填が確実かつ容易になされるため、低コストでもって、上記の優れた効果を奏する装飾シート材を提供することができるものである。
【0055】
更にまた、裏打シート材としてクレープ紙を使用することによって、風合いの柔らかな装飾シート材が得られ、かつ、このクレープ紙を裏打シート材として用いた装飾シート材は、施工後の目開きが発生しにくいという効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾シート材の一実施例を示す部分拡大断面図である。
【図2】本発明の装飾シート材の製造方法の一実施例における各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図である。
【図3】本発明の装飾シート材の製造方法の一実施例において、マイクロカプセルを使用したときの作用を説明するための、部分拡大断面図である。
【図4】本発明の装飾シート材の製造方法の他の一実施例における各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図である。
【図5】本発明の装飾シート材の製造方法の他の一実施例における各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】本発明の装飾シート材の製造方法の他の一実施例における各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・装飾シート材
2・・・表面シート材
3・・・裏面シート材
4・・・接着剤
5・・・マイクロカプセル
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a decorative sheet material having a concavo-convex pattern used for wall covering materials and the like, and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a decorative sheet material in which a decorative layer made of a synthetic resin is formed on a base material such as paper has been used as a housing interior material, particularly a wall covering material.
In particular, in Japan, decorative sheets used as wall coverings are so-called “vinyl” in which paper is used as a base material and a foamed or non-foamed decorative layer made of a vinyl chloride resin is formed on the surface of the base material. Most of them are decorative sheet materials called “wallpaper”.
[0003]
On the other hand, in recent years, a decorative sheet material that does not use a vinyl chloride resin has attracted attention from the viewpoint of environmental problems. Especially in Europe and the United States, as a decorative sheet material used as the above-mentioned wall covering material, a decorative sheet material called a “paper wallpaper” that does not have a decorative layer made of a synthetic resin such as vinyl chloride resin is used. Has been.
This decorative sheet material called paper wallpaper is obtained by embossing paper as necessary to give a concavo-convex pattern in order to print directly on the paper surface and give a three-dimensional effect.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the decorative sheet material made of paper that has been embossed and provided with unevenness is formed with unevenness on the back side, that is, the surface to which an adhesive such as starch paste is applied during construction. Not only has the problem that the agent cannot be applied uniformly, but the adhesion to the wall surface after construction must be point adhesion only by the location that is convex as seen from the back side. There was also a problem that the adhesion between the decorative sheet material and the wall surface was poor.
Furthermore, since the moisture contained in the adhesive used at the time of construction permeates into the decorative sheet material itself, there is also a problem that the provided unevenness disappears.
[0005]
In order to solve the above problems, the back side of the paper with the concavo-convex pattern is laminated on the back side of the paper without the concavo-convex pattern with an adhesive to improve the workability on the wall surface. Attempts have also been made to try. With such a decorative sheet material, the problem that the adhesive cannot be applied uniformly and the problem of adhesion between the decorative sheet material and the wall surface can be solved, but the paper provided with the backing paper and the uneven pattern There was a problem that when the decorative sheet material was pressed from the surface, a gap was formed between the projections and the projections, and the formed irregularities were crushed. For this reason, such a decorative sheet material cannot form a large uneven pattern with a step that is easily crushed, and is inferior in stereoscopic effect.
Also, since the bonding between the backing paper and the paper with the concavo-convex pattern has to be point bonding as in the case of the above-mentioned bonding between the decorative sheet material not laminated with the backing paper and the wall surface, There was a problem that the adhesiveness between the paper and the paper with the uneven pattern was poor.
Furthermore, since there is only a thin film made of an adhesive between the backing paper and the paper with the concavo-convex pattern, the moisture contained in the starch paste used during wall construction gives the concavo-convex pattern. This is not sufficient to prevent the paper from penetrating, and there is a problem that the unevenness of the paper provided with the uneven pattern disappears as in the case of the decorative sheet material that does not laminate the backing paper.
[0006]
On the other hand, in order to solve the above-mentioned problem, the basis weight of the adhesive applied between the backing paper and the paper provided with the uneven pattern is increased, and the backing paper and the uneven pattern are formed before the applied adhesive is solidified. It is also considered that the gap formed between the convex part and the backing paper of the paper to which the concavo-convex pattern is given is filled with the adhesive while overlapping the paper to which the paper is given to increase the area of the adhesive part between the two. However, in this case, even if a material made of a flexible resin is used as the adhesive, the texture of the decorative sheet itself becomes hard, and only an unsuitable decorative sheet material such as a wall covering can be obtained.
[0007]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned many problems, and is excellent in workability, can form a large uneven pattern with a step that is not easily crushed by pressing or the like, and is excellent in texture. An object of the present invention is to provide a decorative sheet material and a manufacturing method thereof.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The decorative sheet material having a concavo-convex pattern of the present invention made to solve the above problems has concavo-convex formed in a pattern. Made of paper A decorative sheet material in which a backing sheet material is laminated via an adhesive foamed on the back surface of the surface sheet material, wherein at least 30% of a gap portion between the uneven portion and the backing sheet material formed on the surface sheet material It is filled with a foamed adhesive, and the backing sheet material is crepe paper.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the decorative sheet material having an uneven pattern according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a partially enlarged cross-sectional view showing an embodiment of a decorative sheet material having an uneven pattern according to the present invention.
[0010]
As the surface sheet material 2 used in the present invention, a sheet material capable of forming irregularities by means of embossing or the like, such as paper, synthetic resin sheets, laminates thereof, etc., used as conventional paper wallpaper. Although it can be used, it is preferably paper in view of ease of disposal of the decorative sheet material 1 and the like.
Further, the surface sheet material 2 is provided with irregularities by means of an embossing roll or the like in order to give a three-dimensional effect after a pattern or the like is printed by various printing means, as in the case of a conventional paper wallpaper or the like, if necessary. Is done.
[0011]
The back sheet material 3 may be any sheet material such as paper, synthetic resin sheet, and non-woven fabric that has a smooth surface. However, from the viewpoint of ease of disposal of the decorative sheet material 1, etc. Preferably, it is paper.
In addition, the back sheet material 3 is preferably provided with so-called peel-up properties for the purpose of improving the workability of attaching the decorative sheet material 1.
[0012]
Further, as the back sheet material 3, paper with a fine shrinkage generally called crepe paper can be used.
When this crepe paper is used as the backing sheet material 3, the decorative sheet material 1 having a soft texture can be obtained, and the shrinkage generated after applying starch paste or the like is absorbed by the fine shrinkage folds. Opening after construction on the wall is suppressed.
[0013]
The synthetic resin that is the main component of the adhesive 4 used for laminating the top sheet material 2 and the back sheet material 3 is any synthetic resin that has been conventionally used as an adhesive. However, in order to give a supple texture to the resulting decorative sheet material 1, it is preferable to use a flexible synthetic resin.
Specifically, acrylic resins, vinyl acetate resins, vinyl acetate-ethylene copolymer resins, urethane resins, vinyl chloride resins, and the like.
The above-described synthetic resin is dispersed or dissolved in water or various solvents together with various additives that are added as necessary, to form an adhesive 4.
[0014]
When the microcapsule 5 is used to foam the adhesive 4, a core substance having a property of expanding by heat is included in the adhesive 4 in a coating or shell of a thermoplastic polymer material. An appropriate amount of microcapsule 5 having a particle size of about 10 to 30 μm is added, specifically 3 to 40 parts by weight, more preferably about 5 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the synthetic resin as the main component of adhesive 4 To do.
The thermoplastic polymer material forming the coating or shell of the microcapsule 5 is a heat selected from acrylic resins such as methyl methacrylate and acrylonitrile, vinylidene chloride, polyamide, polybutadiene, urethane resins, styrene resins, and the like. Examples thereof include thermoplastic polymer materials, thermoplastic polymer materials obtained by mixing these materials, and other core materials having a property of expanding by heat, such as hydrocarbon compounds such as butane and isobutane, other organic solvents and heavy metals. Examples thereof include organic substances and inorganic substances that generate decomposition gas such as carbon dioxide and nitrogen gas such as sodium carbonate, sodium carbonate, ammonium carbonate, azide compound and hydrazide compound.
[0015]
In the case where a pyrolytic foaming agent is used for foaming the adhesive 4, a known pyrolytic foaming agent such as azodicarbonamide or oxybisbenzenesulfonhydrazide is used as the adhesive 4. Is added in an appropriate amount, specifically, 0.5 to 20 parts by weight, more preferably about 3 to 8 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the synthetic resin as the main component of the adhesive 4. At this time, a microcapsule 5 in which a core substance having the above-described property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material can be used in combination.
[0016]
Furthermore, the adhesive 4 can be obtained without adding a microcapsule 5 in which a core material having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material or a pyrolytic foaming agent. It may be foamed by mechanical foaming means for containing air in the adhesive 4 by stirring means or the like.
[0017]
In the decorative sheet material 1 of the present invention, a foamed adhesive 4 is filled in a gap formed by the concavo-convex portion formed on the top sheet material 2 and the back sheet material 3.
At this time, it is most desirable that the foamed adhesive 4 is completely filled in the gap formed by the uneven portion formed on the top sheet material 2 and the back sheet material 3. It is sufficient that the adhesive 4 foamed is filled in at least 30%, preferably 50% or more of the gap between the formed uneven portion and the back sheet material 3.
[0018]
Next, the manufacturing method of the decoration sheet material of this invention is demonstrated based on drawing.
[0019]
First, as a first method of manufacturing the decorative sheet material 1 of the present invention, a microcapsule 5 shown in FIG. 2 in which a core substance having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material. Or / and a thermal decomposition type foaming agent is applied to the surface of the back sheet material 3 by a known means such as a doctor knife coater, a roll coater, an air knife coater, a gravure print, a rotary screen print, and the like before the adhesive 4 is solidified. There is a method in which the surface sheet material 2 having irregularities formed in a pattern is pressed and then heated to foam the adhesive 4.
In this method, the adhesion amount of the adhesive 4 at the contact portion between the top sheet material 2 and the back sheet material 3 is determined by pressing the top sheet material 2 while the adhesive 4 is not solidified. Therefore, the volume increase due to foaming of the adhesive 4 in the portion where the top sheet material 2 and the back sheet material 3 do not contact each other is large. The degree of volume increase due to foaming of the adhesive 4 at the contact portion between the material 2 and the back sheet material 3 is reduced, and accordingly, along the shape of the gap between the unevenness previously given to the top sheet material 2 and the back sheet material 3. The volume expands, and the gap between the unevenness imparted to the top sheet material 2 and the back sheet material 3 is filled with the foamed adhesive 4.
[0020]
The conditions for foaming the adhesive 4 are appropriately selected according to the means for foaming, the composition of the adhesive 4 and the like.
For example, when foaming of the adhesive 4 is performed by the microcapsule 5 in which a core substance having a property of expanding by heat is encapsulated in a film or shell of a thermoplastic polymer material, the temperature is 30 to 90 ° C. at a temperature of 100 to 190 ° C. When the foaming of the adhesive 4 is performed with a thermally decomposable foaming agent for about a second, it is generally set at 160 to 220 ° C. for about 30 to 90 seconds.
[0021]
In the method of applying the adhesive to the surface of the back sheet material 3 and pressurizing the surface sheet material 2 having irregularities formed in a pattern before the adhesive 4 is solidified and then heating it to foam the adhesive 4. Particularly preferred as a means for foaming 4 is a foaming means using microcapsules 5 in which a core substance having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material.
When the microcapsule 5 is used, as shown in FIG. 3, the adhesive 4 at the contact portion between the top sheet material 2 and the back sheet material 3 when the top sheet material 2 is pressure-bonded while the adhesive 4 is not solidified. As a matter of course, the microcapsule 5 that causes foaming of the adhesive 4 and the surface sheet material 2 can be reduced in comparison with the location where the surface sheet material 2 and the back surface sheet material 3 do not contact each other. Since the back sheet material 3 moves to a place where the back sheet material 3 does not contact, the adhesive 4 hardly foams at the contact position between the top sheet material 2 and the back sheet material 3. It becomes closer to the shape of the gap between the unevenness imparted to the back surface material 3.
[0022]
As a second method of manufacturing the decorative sheet material 1 of the present invention, the adhesive 4 that has been mechanically foamed as shown in FIG. 4 is applied to the surface of the back sheet material 3, and the surface before the adhesive 4 is solidified. Examples include means for drying and solidifying the adhesive 4 after the sheet material 2 is pressure-bonded.
At this time, the applied thickness of the mechanically foamed adhesive 4 applied to the back sheet material 3 is such that at least 30% of the gap between the uneven portion formed on the top sheet material 2 and the back sheet material 3 is mechanically foamed. Needless to say, it should be selected so as to be filled with the adhesive 4.
[0023]
The conditions for drying and solidifying the mechanically foamed adhesive 4 are appropriately selected depending on the composition of the adhesive 4 and the like, and are generally about 100 to 190 ° C. for about 30 to 180 seconds.
[0024]
As a third method of manufacturing the decorative sheet material 1 of the present invention, a core substance having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material on the back surface of the surface sheet material 2 shown in FIG. The adhesive 4 containing the microcapsules 5 and / or the pyrolyzable foaming agent applied is applied, and the back sheet material 3 is superposed before the adhesive 4 is solidified, and then heated to foam the adhesive 4. In addition, a method of adhering the top sheet material 2 and the back sheet material 3 may be mentioned.
It is sufficient that the adhesive 4 applied to the back surface of the top sheet material 2 is applied at least to a portion that becomes a recess when viewed from the back side of the top sheet material 2, but in this case, the back sheet material is used when foamed later. It is necessary that a sufficient amount of the adhesive 4 reaches 3 surfaces.
[0025]
In the third method of manufacturing the decorative sheet material 1 of the present invention, although not shown, the adhesive 4 can also be applied in advance to the surface of the back sheet material 3. By applying the adhesive 4 to the surface of the back sheet material 3 as well, the adhesion between the top sheet material 2 and the back sheet material 3 becomes stronger. When the adhesive 4 is applied only to a certain portion, the overlapped back sheet material 3 is prevented from being displaced, and workability is improved.
[0026]
At this time, as the adhesive 4 applied to the surface of the back sheet material 3, a core material having a property of expanding by heat, similar to that applied to the back surface of the surface sheet material 2, is coated with a coating or shell of a thermoplastic polymer material. It may be the microcapsule 5 encapsulated therein and / or the adhesive 4 containing a pyrolytic foaming agent.
The adhesive 4 applied to the surface of the back sheet material 3 contains a microcapsule 5 in which a core material having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material and / or a pyrolytic foaming agent. By forming the adhesive 4 later, when the adhesive 4 is foamed later, the adhesive foamed from both sides of the surface sheet material 2 side and the back sheet material 3 side of the gap between the top sheet material 2 and the back sheet material 3. 4 is filled, so that the filling is performed more reliably, and even if the filling is insufficient, the air in the unfilled part is trapped by the layer of the adhesive 4 around it, so-called air cushion This contributes to the prevention of crushing of the irregularities formed on the decorative sheet material 1.
[0027]
As a fourth method of manufacturing the decorative sheet material 1 of the present invention, the adhesive sheet 4 mechanically foamed is applied to the back surface of the top sheet material 2 shown in FIG. 6, and the back sheet is solidified before the adhesive 4 is solidified. There is a method in which the adhesive 3 is dried and solidified by heating after superposing the materials 3.
In this means, a sufficient amount of the mechanically foamed adhesive 4 to reach the surface of the back sheet material 3, that is, at least a portion that becomes a recess when viewed from the back surface side of the top sheet material 2 is almost completely filled. As a result, the decorative sheet material 1 that is completely filled in the gap formed by the concave and convex portions formed on the top sheet material 2 and the back sheet material 3 is obtained.
Also in this case, the adhesive 4 can be applied in advance to the surface of the back sheet material 3 as in the third method.
[0028]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to specific examples. However, the present invention is not limited to the examples shown below.
[0029]
[Example 1]
Basis weight 50g / m 2 Using an 80-mesh gravure roll with an adhesive comprising the composition shown in Table 1 on the surface of a backing sheet material made of paper, the basis weight is 50 g / m. 2 Next, while the adhesive 4 is in an unsolidified state, a pattern is printed on the surface in advance, and a surface sheet material provided with irregularities is embossed with an embossing roll, and then heated at 150 ° C. for 60 seconds. Thus, the adhesive was foamed and the adhesive was dried and solidified to obtain a decorative sheet material having an uneven pattern on the surface.
[0030]
[Table 1]
100 parts by weight of vinyl acetate emulsion (solid content 40%)
Micro capsule * 1 10 parts by weight
5 parts by weight of water
* 1 Microsphere F-50; manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd.
[0031]
In the obtained decorative sheet material, approximately 70% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when pressed with the index finger, the convex portion was not crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0032]
[Example 2]
Adhesive weight is 25 g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 1 except that.
In the obtained decorative sheet material, about 40% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when pressed with the index finger, the convex portion was not easily crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0033]
Example 3
A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 1 except that the adhesive was changed to an adhesive having the composition shown in Table 2 and the foaming conditions were changed to 210 ° C. for 60 seconds.
In the obtained decorative sheet material, approximately 45% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when pressed with the index finger, the convex portion was not easily crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0034]
[Table 2]
100 parts by weight of polyvinyl chloride resin
70 parts by weight of di-2-ethylhexyl phthalate
Azodicarbonamide 5 parts by weight
Ba-Zn stabilizer 3 parts by weight
50 parts by weight of calcium carbonate (filler)
Titanium oxide (pigment) 10 parts by weight
[0035]
Example 4
The adhesive applied to the surface of the back sheet material is composed of the formulation shown in Table 3. Instead of the adhesive that is mechanically foamed about 3 times, the basis weight is 75 g / m. 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 1 except that.
In the obtained decorative sheet material, the unevenness of the top sheet material and the gap between the back sheet material are almost completely filled with the foamed adhesive, and the convex and concave portions formed on the surface of the decorative sheet material are indexed. Even if pressed, the convex portion was not crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0036]
[Table 3]
90 parts by weight of acrylic emulsion
10 parts by weight of foam stabilizer
Thickener 1 part by weight
0.5% by weight of 25% aqueous ammonia
2 parts by weight of crosslinking agent
[0037]
Example 5
The part where the adhesive is applied is the back side of the top sheet material, and the basis weight is 70 g / m. 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 1 except that.
In the obtained decorative sheet material, approximately 95% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when the index finger is pressed, the convex portion is not crushed, and the top sheet material and the back sheet material are firmly bonded.
[0038]
Example 6
The part where the adhesive is applied is the back side of the top sheet material, and the basis weight is 70 g / m. 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 3 except that.
In the obtained decorative sheet material, approximately 90% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when the index finger is pressed, the convex portion is not crushed, and the top sheet material and the back sheet material are firmly bonded.
[0039]
Example 7
The part where the adhesive is applied is the back side of the top sheet material, and the basis weight is 70 g / m. 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 4 except that.
In the obtained decorative sheet material, the gap between the surface sheet material and the back sheet material is almost completely filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material is indicated by the index finger. Even if pressed, the convex portion was not crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0040]
Example 8
On the back sheet material, an adhesive comprising the formulation shown in Table 4 was applied, and the basis weight was 25 g / m. 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 5 except that the coating was applied in the same manner as in Example 5.
In the obtained decorative sheet material, approximately 95% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when the index finger is pressed, the convex portion is not crushed, and the top sheet material and the back sheet material are firmly bonded.
[0041]
[Table 4]
100 parts by weight of polyvinyl chloride resin
70 parts by weight of di-2-ethylhexyl phthalate
Ba-Zn stabilizer 3 parts by weight
50 parts by weight of calcium carbonate (filler)
Titanium oxide (pigment) 10 parts by weight
[0042]
Example 9
On the back sheet material, an adhesive comprising the formulation shown in Table 4 was applied, and the basis weight was 25 g / m. 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 6 except that the coating was applied in the same manner as in Example 6.
In the obtained decorative sheet material, approximately 90% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when the index finger is pressed, the convex portion is not crushed, and the top sheet material and the back sheet material are firmly bonded.
[0043]
Example 10
On the back sheet material, an adhesive comprising the formulation shown in Table 4 was applied, and the basis weight was 25 g / m. 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 7 except that the coating was applied in the same manner as in Example 7.
In the obtained decorative sheet material, the gap between the surface sheet material and the back sheet material is almost completely filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material is indicated by the index finger. Even if pressed, the convex portion was not crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0044]
Example 11
The basis weight of the adhesive applied to the top sheet material is 35 g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 8 except that the adhesive applied to the back sheet material was changed to that shown in Table 1.
In the obtained decorative sheet material, approximately 85% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when the index finger is pressed, the convex portion is not crushed, and the top sheet material and the back sheet material are firmly bonded.
[0045]
Example 12
The basis weight of the adhesive applied to the top sheet material is 35 g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 9 except that the adhesive applied to the back sheet material was changed to that shown in Table 2.
In the obtained decorative sheet material, approximately 75% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material Even when the index finger is pressed, the convex portion is not crushed, and the top sheet material and the back sheet material are firmly bonded.
[0046]
Example 13
As a back sheet material, basis weight 50g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 1 except that the crepe paper was used.
The obtained decorative sheet material has a soft texture, and about 70% of the gap between the unevenness of the top sheet material and the back sheet material is filled with the foamed adhesive, and is formed on the surface of the decorative sheet material. Even when the uneven convex part was pressed with an index finger, the convex part was not crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0047]
Example 14
As a back sheet material, basis weight 50g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 3 except that the crepe paper was used.
The resulting decorative sheet material had a soft texture, and about 45% of the gap between the unevenness of the top sheet material and the back sheet material was filled with the foamed adhesive, and formed on the surface of the decorative sheet material. Even when the uneven convex part was pressed with an index finger, the convex part was not crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0048]
Example 15
As a back sheet material, basis weight 50g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 4 except that the crepe paper was used.
The resulting decorative sheet material has a soft texture, and the gap between the surface sheet material and the back sheet material is almost completely filled with the foamed adhesive, and the unevenness formed on the surface of the decorative sheet material. Even when the convex part was pressed with an index finger, the convex part was not crushed, and the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded.
[0049]
[Comparative Example 1]
A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 1 except that the adhesive applied to the back sheet material was changed to that shown in Table 4.
In the obtained decorative sheet material, approximately 25% of the gaps between the top sheet material and the back sheet material are filled with an unfoamed adhesive, and the uneven sheet surface formed on the surface of the decorative sheet material. When the part was pressed with the index finger, it was easily crushed and inferior in adhesion between the top sheet material and the back sheet material.
[0050]
[Comparative Example 2]
The basis weight of the adhesive applied to the back sheet material is 10 g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Example 1 except that.
The obtained decorative sheet material is filled with approximately 25% of the gap between the top sheet material and the back sheet material with a foamed adhesive, and the uneven projections formed on the surface of the decorative sheet material. When pressed with the index finger, it was easily crushed and inferior in adhesion between the top sheet material and the back sheet material.
[0051]
[Comparative Example 3]
The basis weight of the adhesive applied to the back sheet material is 100 g / m 2 A decorative sheet material was obtained in the same manner as in Comparative Example 1 except that.
The obtained decorative sheet material is filled with an adhesive that does not foam about 95% of the gap between the surface sheet material and the back sheet material, and the uneven surface formed on the surface of the decorative sheet material. Even when pressed with the index finger, the top sheet material and the back sheet material were firmly bonded, but the texture was hard and unsuitable as a wall covering.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, the decorative sheet material of the present invention is not only excellent in workability to the wall surface and the like because the back surface is flat despite the uneven pattern formed on the surface. Therefore, it is possible to obtain a decorative sheet material having a concavo-convex pattern having a large level difference.
[0053]
In addition, since the adhesive interposed between the top sheet material and the back sheet material is foamed, the texture of the decorative sheet is supple and the foamed adhesive acts as a cushion to The effect that the unevenness of the surface does not adversely affect the surface of the decorative sheet material is also obtained.
[0054]
Furthermore, according to the method for manufacturing a decorative sheet material of the present invention, filling of the gap between the surface sheet material and the back sheet material having irregularities formed in the pattern of the foamed adhesive is reliably and easily performed. Therefore, it is possible to provide a decorative sheet material that exhibits the above-described excellent effects at low cost.
[0055]
Furthermore, by using crepe paper as the backing sheet material, a decorative sheet material with a soft texture can be obtained, and the decorative sheet material using this crepe paper as the backing sheet material generates openings after construction. It also has the effect of being difficult to do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially enlarged sectional view showing an embodiment of a decorative sheet material of the present invention.
FIG. 2 is a partially enlarged cross-sectional view showing a state during each manufacturing process in an embodiment of the method for manufacturing a decorative sheet material of the present invention.
FIG. 3 is a partially enlarged cross-sectional view for explaining the operation when a microcapsule is used in an embodiment of the method for producing a decorative sheet material of the present invention.
FIG. 4 is a partially enlarged sectional view showing a state during each manufacturing process in another embodiment of the method for manufacturing a decorative sheet material of the present invention.
FIG. 5 is a partially enlarged cross-sectional view showing a state during each manufacturing process in another embodiment of the method for manufacturing a decorative sheet material of the present invention.
FIG. 6 is a partially enlarged cross-sectional view showing a state during each manufacturing process in another embodiment of the method for manufacturing a decorative sheet material of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Decorative sheet material
2 ... Surface sheet material
3 ... Back sheet material
4 ... Adhesive
5 ... Micro capsule

Claims (11)

模様状に形成された凹凸を有する紙からなる表面シート材の裏面に発泡せしめられた接着剤を介して裏打シート材を積層した装飾シート材であって、表面シート材に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されてなる凹凸模様のあり、裏打ちシート材がクレープ紙である装飾シート材。A decorative sheet material in which a backing sheet material is laminated via an adhesive foamed on the back surface of a surface sheet material made of paper having unevenness formed into a pattern, and an uneven portion formed on the surface sheet material; A decorative sheet material having a concavo-convex pattern in which at least 30% of a gap with the backing sheet material is filled with a foamed adhesive, and the backing sheet material is crepe paper. 接着剤が、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセルによって発泡せしめられてなる請求項1記載の凹凸模様のある装飾シート材。 2. The decorative sheet material having a concavo-convex pattern according to claim 1, wherein the adhesive is foamed by a microcapsule in which a core substance having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material. 接着剤が、熱分解型発泡剤により発泡せしめられてなる請求項1記載の凹凸模様のある装飾シート材。 The decorative sheet material having a concavo-convex pattern according to claim 1, wherein the adhesive is foamed with a pyrolytic foaming agent. 接着剤が、メカニカル発泡法により発泡せしめられてなる請求項1記載の凹凸模様のある装飾シート材。 The decorative sheet material having an uneven pattern according to claim 1, wherein the adhesive is foamed by a mechanical foaming method. クレープ紙からなる裏打シート材表面に、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセルを含有する接着剤を塗布し、該接着剤の固化前に模様状に形成された凹凸を有する紙からなる表面シート材を圧着せしめた後加熱して、マイクロカプセルを膨張させ、接着剤を発泡せしめ、表面シート材に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されてなることを特徴とする凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。An adhesive containing a microcapsule in which a core substance having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material is applied to the surface of the backing sheet material made of crepe paper, and before the adhesive is solidified The surface sheet material made of paper having unevenness formed into a pattern is pressed and then heated to expand the microcapsule, foam the adhesive, and the uneven portion and the backing sheet material formed on the surface sheet material A method for producing a decorative sheet material having a concavo-convex pattern, wherein at least 30% of the gap portion is filled with a foamed adhesive. クレープ紙かなる裏打シート材表面に、熱分解型発泡剤を含有する接着剤を塗布し、該接着剤の固化前に模様状に形成された凹凸を有する紙からなる表面シート材を圧着せしめた後加熱して、接着剤を発泡せしめ、表面シート材に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されてなることを特徴とする凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。An adhesive containing a pyrolyzable foaming agent was applied to the surface of the backing sheet material made of crepe paper, and the surface sheet material made of paper having unevenness formed into a pattern before the adhesive was solidified was pressure-bonded. Irregularities characterized in that after heating, the adhesive is foamed, and at least 30% of the gap between the irregularities formed on the surface sheet material and the backing sheet material is filled with the foamed adhesive. A method for producing a patterned decorative sheet material. クレープ紙からなる裏打シート材表面に、メカニカル発泡せしめられた接着剤を塗布し、該接着剤の固化前に模様状に形成された凹凸を有する紙からなる表面シート材を圧着せしめた後加熱して、接着剤を乾燥、固化せしめ、表面シート材に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されてなることを特徴とする凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。Apply the mechanical foamed adhesive to the surface of the backing sheet material made of crepe paper, press the surface sheet material made of paper with unevenness formed into a pattern before solidifying the adhesive, and then heat it. The adhesive is dried and solidified, and at least 30% of the gap between the uneven portion formed on the surface sheet material and the backing sheet material is filled with the foamed adhesive. Method for manufacturing decorative sheet material. 模様状に形成された凹凸を有する紙からなる表面シート材の裏面に、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセルまたは/および熱分解型発泡剤を含有する接着剤を塗布し、該接着剤の固化前にクレープ紙からなる裏面シート材を重ね合わせた後加熱して、接着剤を発泡せしめるとともに、表面シート材と裏面シート材とを接着せしめ、表面シート材に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されてなることを特徴とする凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。Microcapsules and / or thermal decomposition type in which a core material having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material on the back surface of a surface sheet material made of paper having irregularities formed in a pattern Apply an adhesive containing a foaming agent, superimpose the back sheet material made of crepe paper before solidifying the adhesive, and heat it to foam the adhesive, and the top sheet material and back sheet material Production of a decorative sheet material having a concavo-convex pattern, characterized in that at least 30% of the gap between the concavo-convex portion formed on the surface sheet material and the backing sheet material is filled with a foamed adhesive. Method. 模様状に形成された凹凸を有する紙からなる表面シート材の裏面に、メカニカル発泡させた接着剤を塗布し、該接着剤の固化前にクレープ紙からなる裏面シート材を重ね合わせた後加熱して、接着剤を乾燥、固化せしめるとともに、表面シート材と裏面シート材とを接着せしめ、表面シート材に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されてなることを特徴とする凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。Apply the mechanically foamed adhesive to the back side of the surface sheet material made of paper with unevenness formed in a pattern, superimpose the back side sheet material made of crepe paper before solidifying the adhesive, and heat it. The adhesive is dried and solidified, and the top sheet material and the back sheet material are adhered to each other, and at least 30% of the gap between the concave and convex portions formed on the top sheet material and the backing sheet material is foamed. A method for producing a decorative sheet material having a concavo-convex pattern, which is filled with an agent. 裏面シート材表面に、予め接着剤を塗布しておくことを特徴とする請求項8または9記載の凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。 The method for producing a decorative sheet material having a concavo-convex pattern according to claim 8 or 9, wherein an adhesive is applied in advance to the surface of the back sheet material. 裏面シート材表面に塗布する接着剤が、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセルまたは/および熱分解型発泡剤を含有する接着剤である請求項10記載の凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。 The adhesive applied to the surface of the back sheet material is an adhesive containing a microcapsule in which a core substance having a property of expanding by heat is encapsulated in a coating or shell of a thermoplastic polymer material and / or a pyrolytic foaming agent. A method for producing a decorative sheet material having an uneven pattern according to claim 10.
JP15348696A 1995-05-24 1996-05-24 Decorative sheet material with uneven pattern and method for producing the same Expired - Fee Related JP3739487B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15348696A JP3739487B2 (en) 1995-05-24 1996-05-24 Decorative sheet material with uneven pattern and method for producing the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-149627 1995-05-24
JP14962795 1995-05-24
JP15348696A JP3739487B2 (en) 1995-05-24 1996-05-24 Decorative sheet material with uneven pattern and method for producing the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0941296A JPH0941296A (en) 1997-02-10
JP3739487B2 true JP3739487B2 (en) 2006-01-25

Family

ID=26479457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15348696A Expired - Fee Related JP3739487B2 (en) 1995-05-24 1996-05-24 Decorative sheet material with uneven pattern and method for producing the same

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3739487B2 (en)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3809931B2 (en) * 1999-02-02 2006-08-16 アキレス株式会社 Paper wallpaper
KR100565567B1 (en) * 1999-05-10 2006-03-30 엘지전자 주식회사 optical recording medium
KR100616367B1 (en) * 2002-07-29 2006-08-28 김두현 Method for manufacturing embossing wallpaper
KR20040024099A (en) * 2002-09-13 2004-03-20 주식회사아이 A wallpaper and the manufacturing process
KR101611334B1 (en) * 2008-02-14 2016-04-12 나고야 유카 가부시키가이샤 Sound absorbing skin material and sound absorbing material utilizing the same
JP5524558B2 (en) 2009-09-30 2014-06-18 大王製紙株式会社 Kitchen paper
JP5490479B2 (en) 2009-09-30 2014-05-14 大王製紙株式会社 Kitchen paper
JP5351690B2 (en) 2009-09-30 2013-11-27 大王製紙株式会社 Kitchen paper

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0941296A (en) 1997-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4022943A (en) Sheet type covering material with metallic luster and process for making same
US4418106A (en) Method of producing a flocked composite body
JP3739487B2 (en) Decorative sheet material with uneven pattern and method for producing the same
GB2202184A (en) Surface covering and process for its manufacture
JP2851995B2 (en) Decorative sheet and method for producing the same
JPH0725160B2 (en) Decorative sheet
JPH07310417A (en) Decorative paper and manufacture of decorative sheet using the decorative paper
JP2004252291A (en) Label having heat foamavbility and foaming method therefor
JP3111373B2 (en) Foam interior material and method for producing the same
JP2009091794A (en) Foamed floor material, and method of manufacturing foamed floor material
JPH0216254A (en) Chip pattern decoration member and its manufacture
JP3401916B2 (en) How to make wallpaper
JPS6049114B2 (en) Decorative material manufacturing method
JPH04140200A (en) Decorative sheet having sharp embossed pattern
JPS5919754Y2 (en) vinyl chloride leather
JPH02231132A (en) Deodorizing decorative sheet
JPS584624B2 (en) Decorative board with three-dimensional pattern and method for manufacturing the same
JPH0761109A (en) Emboss forming transfer sheet
JPH10157046A (en) Manufacture of decorative sheet
JP2886207B2 (en) Method for producing foamed sheet having uneven surface
JP2004256938A (en) Thermally foamable paper base, thermally foamable paper container using the same and method for foaming the base and the container
JP2002254588A (en) Decorative sheet
JP3077247B2 (en) Foam decorative material and method for producing the same
JPH0985921A (en) Interior finish ornamental sheet and method of producing the same
JPH07238476A (en) Facing for interior

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees