JP3738595B2 - 記録媒体処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体処理装置、詳しくは、プリンタなどの画像形成装置の上部に装着され、所定の画像が形成された後の記録媒体を受け入れて、たとえば、仕分け、収容などの処理を行なうために使用される記録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置によって所定の画像が形成された用紙などの記録媒体を受け入れて、仕分け、収容などの処理を行なうための記録媒体処理装置が知られている。この種の記録媒体処理装置は、通常、画像形成装置のオプションとして用意され、たとえば、画像形成装置の上方空間を利用すべく、画像形成装置の上部に着脱自在に装着可能とされ、これによって省スペース化が図られているものが知られている。
【0003】
すなわち、より具体的には、記録媒体処理装置の下部には、記録媒体を導入するための導入口が設けられるとともに、その幅方向両側から各1本ずつの取付アームが下方に向かって突出するように形成されており、一方、画像形成装置の上部には、所定の画像を形成した後の記録媒体を排出するための排出口が設けられるとともに、各取付アームの対向位置に、各取付アームを受け入れるための2つの差込口が形成されており、記録媒体処理装置の画像形成装置への装着は、画像形成装置の上方から取付アームを差込口に差し込むとともに、排出口と導入口とを接続するような状態で、画像形成装置の上部に記録媒体処理装置を載置するようにして行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような記録媒体処理装置を画像形成装置から取り外した時に、たとえば、床などに置こうとする場合には、2本の取付アームのみでは、記録媒体処理装置を安定して置くことができず、転倒による装置の損傷を招くおそれがあった。そのため、記録媒体処理装置を画像形成装置から取り外した時には、記録媒体処理装置を寝転がすようにして横置きにしたり、また、壁に立てかけたり、あるいは、他の部材で支持するようにして置くようにする必要があり、取り外した時の記録媒体処理装置の保存、および画像形成装置からの取り外し作業、さらにはその取り外した状態からの画像形成装置への装着の作業が煩雑であった。
【0005】
本発明は、上記した不具合を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、画像形成装置から取り外した時にも、そのまま安定して置くことができるとともに、画像形成装置に対する着脱作業を簡単に行なうことができる、記録媒体処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、記録媒体に所定の画像を形成するための画像形成装置の上部に着脱自在に装着され、所定の画像が形成された後の記録媒体を処理するための記録媒体処理装置であって、この記録媒体処理装置が、前記画像形成装置から取り外して床に置いたときに、起立した姿勢で、倒れないような位置に重心を有していることを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、記録媒体処理装置は、画像形成装置に装着されていない状態において、起立するように、倒れないような位置に重心を有しているので、この記録媒体処理装置を画像形成装置から取り外した時に、起立した姿勢で床などに置いても、転倒することなくそのまま安定して載置される。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記記録媒体処理装置は、前記画像形成装置に装着するための取付部材を備え、前記取付部材が、前記画像形成装置から取り外して床に置いたときに、この記録媒体処理装置を支持するための脚となるように構成されていることを特徴している。
【0009】
このような構成によると、画像形成装置に記録媒体処理装置を装着する時には、記録媒体処理装置に設けられる取付部材によって取り付けられる一方、画像形成装置から記録媒体処理装置を取り外す時には、この取付部材が脚となり、記録媒体処理装置は、起立した姿勢でそのまま載置される。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記取付部材は、前記画像形成装置から取り外して床に置いたときに、接触面に対して面接触するように構成されていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によると、記録媒体処理装置を画像形成装置から取り外した時に、その記録媒体処理装置を床などに置いた場合には、取付部材が床面に対して面接触する。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記画像形成装置から取り外して床に置いた状態の姿勢と、前記画像形成装置に装着されていない状態の姿勢とが、実質的に同じ姿勢となるように構成されていることを特徴としている。
【0013】
このような構成によると、画像形成装置に記録媒体処理装置が装着される時と、画像形成装置から記録媒体処理装置が取り外され床などに置かれた時の、記録媒体処理装置の姿勢が実質的に同じ姿勢とされる。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記画像形成装置の上部に着脱自在に装着され、画像が形成された後の記録媒体を受け入れるための受入部と、前記受入部の上部に装着され、前記受入部に受け入れられた記録媒体を処理するための少なくとも1つの処理部とを備え、前記受入部は、前記処理部が装着されている場合、および前記処理部が装着されていない場合のいずれの場合であっても、前記画像形成装置から取り外して床に置いた状態において起立するように構成されていることを特徴としている。
【0015】
このような構成によると、受入部は、処理部が装着されているか否かにかかわらず、起立した姿勢で転倒することなく安定して載置される。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記受入部は、前記処理部が装着された状態において、前記処理部における前記受入部との接続部分と上下方向において重ならない位置に、少なくとも1つの取付部材を備えていることを特徴としている。
【0017】
このような構成によると、受入部に備えられる少なくとも1つの取付部材が、処理部における受入部との接続部分と上下方向において重ならない位置に設けられるので、受入部の上部に処理部が装着された時に、その処理部が押されるようなことがあっても、取付部材によって倒れることなくしっかりと支持される。
【0018】
また、請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、前記処理部は、前記処理部の上方に、さらなる処理部を増設可能とされ、前記処理部が複数増設された場合であっても、前記画像形成装置から取り外して床に置いた状態において起立するように構成されていることを特徴としている。
【0019】
このような構成によると、複数の処理部が増設された場合でも、起立した姿勢で転倒することなく安定して載置される。
【0020】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、画像形成装置によって所定の画像が形成された記録媒体を導入するための導入手段、前記導入手段によって導入された記録媒体を収容するための複数の収容手段、前記導入手段によって導入された記録媒体を前記収容手段に排出するための排出手段、前記導入手段によって導入された記録媒体を前記排出手段に搬送するための搬送手段、および前記導入手段によって導入された記録媒体を特定の前記排出手段に向けて搬送するために、搬送方向を切り換える搬送方向切換手段を備えていることを特徴としている。
【0021】
このような構成によれば、導入手段によって導入された記録媒体が、搬送手段および搬送方向切換手段によって特定の排出手段に向けて搬送され、その搬送された記録媒体が排出手段によって特定の収容手段に排出される。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の記録媒体処理装置としてのソータ装置1を備える、画像形成装置としてのレーザプリンタ2の一実施形態を示す要部側断面図である。
【0023】
図1において、レーザプリンタ2には、記録媒体として用紙を収容するための用紙カセット3、トナー画像を形成するための画像形成ユニット4、用紙に転写されたトナー画像を定着させるための定着ユニット5、定着された用紙を排出するための排出ローラ15および排出ローラ15によって排出される用紙を収容するための排出トレイ16が、用紙の搬送方向において順次設けられている。
【0024】
用紙カセット3は、レーザプリンタ2の下部に設けられ、用紙を積層状に収容するようにしている。この用紙カセット3には、用紙を積層状に受ける受け板10と、受け板10を上方へ付勢するばね131が設けられている。また、受け板10の一端側の近傍には、受け板10上に積層される用紙を1枚ずつ分離して送り出すための搬送ローラ11と摩擦分離パッド132とが設けられており、これら搬送ローラ11と摩擦分離パッド132とによって、用紙カセット3内に積層された用紙を、順次、画像形成ユニット4に搬送するようにしている。
【0025】
レーザプリンタ2における用紙カセット3の上方には、画像形成ユニット4および定着ユニット5が設けられている。画像形成ユニット4は、感光体ドラム6、図示しない現像装置および帯電装置などを備え、感光体ドラム6の帯電後、レーザスキャナ133の露光走査によって形成される静電潜像をトナーにより現像し、トナー画像を形成する。感光体ドラム6の下方には、感光体ドラム6上に形成されたトナー画像を用紙に転写するための転写ローラ7が設けられている。また、定着ユニット5は、加熱ローラ8と、この加熱ローラ8に対向して設けられる押圧ローラ9とを備えている。そして、用紙カセット3から搬送される用紙は、画像形成ユニット4の感光体ドラム6と転写ローラ7との間に送られて、トナー画像が転写され、その後、定着ユニット5の加熱ローラ8と押圧ローラ9との間に送られて、転写されたトナー画像が定着され、この後に排出ローラ15に送られる。
【0026】
排出ローラ15の下流側には、この排出ローラ15によって排出される用紙を、排出トレイ16側に排出するための排出トレイ側案内路18と、ソータ装置1側に排出するための導入路側案内路19とが設けられている。
【0027】
排出トレイ側案内路18の下流側には、排出ローラ15によって排出される用紙を受けて積層状に収容する排出トレイ16が設けられている。この排出トレイ16は、レーザプリンタ2の上部に形成された凹所に設けられ、用紙の排出方向における下流側端部が回動可能に支持され、上流側はばね134により上方へ付勢されている。排出トレイ16は、用紙が積載されていくと、その重量が増加していくのに従って徐々に下方へ回動していくため、大量の用紙を整列した状態で積載することができる。さらに、その排出トレイ16の上流側上方には、積層される用紙の量が満杯となったこと、つまり満レベルを検知するための排出トレイレベルセンサ17が取り付けられている。排出トレイレベルセンサ17は、回動可能な検知片を有し、用紙が仮想線Fで示す位置まで積載された時に、自重により下方へ回動する検知片が用紙上面と当接して、仮想線Fで示す位置より下方に回動しなくなったとき、満レベルを検知する。また、排出トレイ側案内路18には、用紙のそりを取るためのカール取り用ローラ20が設けられている。
【0028】
なお、このレーザプリンタ2には、手差し用トレイ13と、その手差し用トレイ13上に置かれた用紙を搬送するための搬送ローラ14とが設けられている。
【0029】
ソータ装置1は、このように構成されたレーザプリンタ2の上部に着脱自在に装着されている。図2は、図1におけるソータ装置1を拡大して示す要部側断面図、図3は、ソータ装置1のみを示す斜視図である。
【0030】
次に、図2および図3を参照してソータ装置1を説明する。図2において、このソータ装置1は、レーザプリンタ2によって所定の画像が形成された後の用紙を受け入れるための受入部としてのアダプタ部29と、このアダプタ部29の上部に着脱自在に装着される処理部としての仕分け部28とから構成されている。
【0031】
アダプタ部29には、その下側ケーシング27内に、用紙を導入するための導入手段としての導入路21と、導入路21に導入された用紙の進入を検知するためのカウントレバー31と、導入路21から導入された用紙のそりを除去するためのカール取り用ローラ30と、用紙をレーザプリンタ2の排出トレイ16に向けて搬送するか、または導入路21に向けて搬送するかを選択的に切り換える選択フラッパ12とが設けられている。
【0032】
下側ケーシング27は、図3に示すように、平面視略コ字状をなし、互いに所定の間隔を隔てて対向状に配置される2つの下側側部51および52と、これら下側側部51および52における後方側端部に連続し、これら下側側部51および52の間を連結する矩形状の下側中央部53とから構成されている。各下側側部51および52は、側面視略逆U字状をなし、基部56と、この基部56から下方に向かって二股状に分岐する前脚部54と後脚部55とを備えている。後脚部55は、基部56からそのまま垂下させるようにして形成されており、一方、前脚部54は、基部56から前方に向かって略くの字状に突出させることにより形成されている。また、各下側側部51および52内には、支持プレート(図示せず)がそれぞれ設けられており、この支持プレートに、レーザプリンタ2に装着するための取付部材としての第1取付板81および第2取付板82が一体として設けられている。
【0033】
図2に示すように、導入路21は、レーザプリンタ2の排出ローラ15によって排出される用紙を仕分け部28側に送るために、アダプタ部29において上下方向に設けられている。また、カウントレバー31およびカール取り用ローラ30は、導入路21の途中位置に臨むように設けられており、用紙の搬送方向におけるカウントレバー31の上流側にカール取り用ローラ30が配置されるように構成されている。さらに、選択フラッパ12は、後述する図4に示すように、アダプタ部29から下方に突出するようにして設けられ、アダプタ部29がレーザプリンタ2の上部に装着された時に、この装着とともにレーザプリンタ2内に挿入され、排出トレイ16側に用紙を案内する排出トレイ側案内位置(図1において仮想線で示される位置)と、導入路21側に用紙を案内する導入路側案内位置(図1において実線で示される位置)とに揺動可能に取り付けられる。そのため、排出ローラ15によって送られる用紙は、この選択フラッパ12の揺動動作によって、排出トレイ側案内路18または導入路側案内路19に選択的に送られる。なお、この選択フラッパ12は、図示しないCPUによって制御され、図示しないソレノイドによって作動可能とされている。
【0034】
仕分け部28は、その上側ケーシング26の下部に、アダプタ部29の導入路21から導入された用紙を仕分け部28に進入させるための進入口47が設けられている。また、上側ケーシング26内には、用紙を収容するための収容手段としての複数のビン23と、用紙を各ビン23に排出するための排出手段としての排紙ローラ22と、進入口47から進入した用紙を各排紙ローラ22に搬送するための搬送手段としての搬送ローラ24と、進入口47から進入した用紙を特定の排紙ローラ22に向けて搬送するために、搬送方向を切り換える搬送方向切換手段としての切換フラッパ25とが設けられている。また、上側ケーシング26の上部には、搬送ローラ24によって搬送される用紙を仕分け部28の上方外側に排出するための排出口46が設けられている。さらに、この仕分け部28には、その一端が進入口47に臨み、他端が各排紙ローラ22と排出口46とに臨む搬送路32が設けられている。この搬送路32は、仕分け部28の上下方向に形成され、一端が進入口47に臨み、他端が排出口46に臨む上下方向搬送路33と、この上下方向搬送路33から各排紙ローラ22に向かうように分岐する複数の排紙用搬送路34とを有し、進入口47に進入された用紙を各排紙ローラ22および排出口46に案内するようにしている。
【0035】
上側ケーシング26は、図3に示すように、平面視略コ字状をなし、互いに所定の間隔を隔てて対向状に配置される2つの上側側部48および49と、これら上側側部48および49における後方側端部に連続し、これら上側側部48および49の間を連結する矩形状の上側中央部50とから構成されている。
【0036】
各ビン23は、用紙を受けて収容するために略板状をなし、その後端部を、上側ケーシング26の側部48および49、ならびに中央部50において支持させるとともに、その前端部を、側面視において、上側ケーシング26の側部48および49よりも前方に向かって突出するように、後端部から前方上方に向かって傾斜状に突出させている。そして、この状態において、複数のビン23を上下方向において整列状態で配置させている。図1ないし図3においては、各ビン23を、最下位から最上位まで、順次、第1ビン41、第2ビン42、第3ビン43、第4ビン44および第5ビン45の順に並んだ状態で配置させている。
【0037】
また、図2に示すように、各ビン23の後端部上方には、排紙ローラ22が各ビン23に対応してそれぞれ設けられている。なお、各排紙ローラ22は1対として設けられ、一方が駆動され他方が従動される。
【0038】
また、上下方向搬送路33から各排紙用搬送路34に分岐される位置には、各排紙ローラ22に対応して、切換フラッパ25がそれぞれ設けられている(以下、第1ビン41ないし第5ビン45にそれぞれ対応する切換フラッパ25を互いに区別したいときは、第1フラッパ35ないし第5フラッパ39と言う)。この切換フラッパ25は、用紙を上下方向に案内する上下方向案内位置(図2における第3切換フラッパ37以外の切換フラッパ25が示す位置)と、用紙を対応する排紙ローラ22に案内する排紙方向案内位置(図2における第3切換フラッパ37が示す位置)とに揺動可能に支持されている。仕分け部28内に進入された用紙は、切換フラッパ25の揺動動作によって、上下方向搬送路33から任意の排紙用搬送路34に案内される。
【0039】
さらに、上下方向搬送路33には、用紙を上下方向に搬送するための搬送ローラ24が各切換フラッパ25の間に設けられている。なお、各搬送ローラ24は1対として設けられ、一方が駆動され他方が従動される。
【0040】
なお、仕分け部28には、駆動源として図示しないモータが設けられており、各排紙ローラ22および搬送ローラ24は、このモータからの動力が図示しないギヤ列を介して伝達されることにより駆動される。また、アダプタ部29にはモータはなく、カール取り用ローラ30は、仕分け部28に設けられるモータからの駆動が伝達されるように構成されている。
【0041】
このように構成されたソータ装置1において、レーザプリンタ2から、排出された用紙は、以下のように各ビン23に収容される。
【0042】
すなわち、レーザプリンタ2内に挿入された選択フラッパ12が導入路側案内位置(図1において実線で示される位置)に切り換えられると、所定の画像が形成された後の用紙は、排出ローラ15から、この選択フラッパ12によって、ソータ装置1のアダプタ部29に設けられる導入路21に導入される。導入路21に導入された用紙は、カール取り用ローラ30でそりが除去され、カウントレバー31を押動した後、進入口47から仕分け部28内に進入され、搬送路32に送られる。
【0043】
このような用紙の搬送においては、カール取り用ローラ30がアダプタ部29に設けられているので、仕分け部28にて仕分けおよび収容される直前で用紙のそりが除去される。そのため、そりが除去された用紙をそのまま円滑に仕分け部28に進入させることにより、各ビン23に用紙を整然と収容できるとともに紙詰まりの発生を低減することができる。
【0044】
また、カウントレバー31が押動されると検知信号が出力され、図示しないCPUによって、ソータ装置1側への用紙の進入の有無が判断される。したがって、このようなカウントレバー31をアダプタ部29に設けることによって、用紙がソータ装置1側に受け入れられたか否かを検知することができる。そのため、たとえば、紙詰まりなどが発生したときには、レーザプリンタ2側で発生したのか、あるいはソータ装置1側で発生したのかを容易に判断することができる。
【0045】
搬送路32に進入された用紙は、上下方向搬送路33内を、搬送ローラ24の回転駆動によって搬送される。そして、排紙方向案内位置に位置された切換フラッパ25に達したときには、その切換フラッパ25によって、その切換フラッパ25に対応する排紙ローラ22に案内される。さらに詳述すると、第1ないし第5フラッパ35ないし39は、図示しないCPUによって制御され、図示しないソレノイドによって作動させるようにしており、収容したいビン23に対応する排紙ローラ22に向かう特定の切換フラッパ25のみが、排紙方向案内位置に位置され、その他の切換フラッパ25は、上下方向案内位置に位置される。
【0046】
図2においては、用紙を第3ビン43に収容するために、第3フラッパ37以外の第1、第2、第4および第5フラッパ35、36、38および39が上下方向案内位置に位置され、第3フラッパ37のみが、排紙方向案内位置に位置される例を示している。この図2の例において、用紙が搬送路21に進入すると、第1切換フラッパ35および第2切換フラッパ36が上下方向案内位置に位置されているので、用紙は、上下方向搬送路33内を搬送ローラ24によって上方に送られ、排紙方向案内位置に位置された第3フラッパ37に達すると、搬送方向が排紙用搬送路34へと切り換えられて、第3ビン43に対応する排紙ローラ22に送られる。そして、用紙はこの排紙ローラ22によって排出され第3ビン43に収容される。
【0047】
このような構成によると、導入路21から導入された用紙は、特定の切換フラッパ25に達するまでは、搬送ローラ24によって、その速度が落ちることなく上下方向搬送路33内を搬送され、特定の切換フラッパ25によって搬送方向が切り換えられた後も、排紙ローラ22によって、その速度が落ちることなく、用紙の先端部から後端部が排出されるまで、その排紙ローラ22に対応するビン23に向かって排出される。したがって、このようなソータ装置1を使用することによって、レーザプリンタ2によって画像が形成された後の用紙を、高速かつ確実に仕分けおよび収納することができる。
【0048】
図4は、ソータ装置1をレーザプリンタ2に装着する状態を示す要部側断面図、図5は、ソータ装置1をレーザプリンタ2に装着した状態を示す要部側断面図、図6は、ソータ装置1をレーザプリンタ2から取り外して床に置いた状態を示す要部側断面図である。次に、このように構成された本実施形態のソータ装置1のレーザプリンタ2に対する着脱を図3ないし図6を参照して説明する。
【0049】
図3ないし図6に示すように、アダプタ部29の下側ケーシング27において各下側側部51および52内に設けられる支持プレートの第1取付板81が、各前脚部54の下端から下方へ突出するように設けられており、また、支持プレートの第2取付板82が、各後脚部55の下端から下方へ突出するように設けられている。
【0050】
第1取付板81は、略矩形板状であってその先端部が細くなるように形成されているが、その先端縁は平坦に形成されており、この先端縁に接触する面に対しては、面接触できるように形成されている。また、第2取付板82は、略矩形板状であってその先端部が細くなり、かつ先割れ状に形成されているが、その2つに割れた先端部の先端縁には丸みをもたせて、この先端縁に接触する面に対しても、面接触できるように形成されている。そして、これら各第1取付板81および各第2取付板82の先端縁は、水平方向において実質的に同じ位置に位置されるとともに、ソータ装置1の重心(たとえば、図6において点線85で示されている)が、これら各第1取付板81および各第2取付板82で囲まれる範囲に位置されている。
【0051】
一方、レーザプリンタ2の上部内側には、第1取付板81を嵌め込んで位置決めした状態で保持することのできる第1保持板83が設けられるとともに、第2取付板82を嵌め込んで位置決めした状態で保持することのできる第2保持板84が、それぞれ各第1取付板81および各第2取付板82の対向位置に設けられている。そして、図4に示すように、アダプタ部29の各第1取付板81および各第2取付板82を、レーザプリンタ2の上方側より、レーザプリンタ2の各第1保持板83および各第2保持板84にそれぞれ差し込んで嵌め合うことにより、ソータ装置1がレーザプリンタ2に装着される状態となる。この状態が図5に示されている。図5に示す状態では、各第1保持板83および各第2保持板84によって、各第1取付板81および各第2取付板82が位置決めされているので、ソータ装置1は、レーザプリンタ2の上部に起立した姿勢で安定して装着される。
【0052】
また、レーザプリンタ2からソータ装置1を取り外す時には、アダプタ部29をそのまま上方に持ち上げて、レーザプリンタ2の各第1保持板83および各第2保持板84から各第1取付板81および各第2取付板82を引き抜けばよい。そして、取り外した後に、ソータ装置1を床に置いた時には、図6に示すように、各第1取付板81および各第2取付板82の先端縁が、水平方向において実質的に同じ位置に位置されており、かつ、ソータ装置1の重心85が、これら各第1取付板81および各第2取付板82で囲まれる範囲、すなわち、図6に示すように、重心85が、その前後方向においては、第1取付板81と第2取付板82との間のほぼ中央であって、また、図6には示されていないが、その幅方向においては、各第1取付板81および各第2取付板82の間のほぼ中央に位置していることから、ソータ装置1は、床面上において転倒することなく、装着されている時と実質的に同じような起立した姿勢で、そのまま安定して載置される。
【0053】
したがって、従来のように、たとえば、ソータ装置1を床面上に寝転がすようにして横置きにしたり、また、壁に立てかけたり、あるいは、他の部材で支持するようにして置く必要がなく、取り外した時のソータ装置1の保存、およびレーザプリンタ2からの取り外し作業、さらにはその取り外した状態からのレーザプリンタ2への装着の作業を簡単にすることができる。
【0054】
しかも、この時、各第1取付板81および各第2取付板82の先端縁は、床面に対して面接触するので、ソータ装置1の安定した載置を良好に保持することができる。
【0055】
また、このような構成であると、装着時における取り付けのための部材として設けられる各第1取付板81および各第2取付板82が、取り外して床に置いた時には脚を兼ねるため、わざわざ各第1取付板81および各第2取付板82とは別に、取り外した時にソータ装置1を安定して載置するための脚を設ける必要がなく、装置構成の簡略化および部品点数の低減化が図られる。
【0056】
また、本実施形態では、ソータ装置1はレーザプリンタ2に起立した姿勢で装着され、また、取り外して床に置いた時にも、その起立姿勢を保ったままの状態で載置される、つまり、装着状態および取り外し状態における姿勢が、ともに実質的に同じ姿勢となる。そのため、たとえば、取り外しの時に、ソータ装置1をそのままの状態で上方に持ち上げて、その後、その同じ姿勢のままで床に置くことができ、あるいは、装着する時においては、床に置かれている姿勢のままソータ装置1を持ち上げて、その後、その同じ姿勢のままで、上方側からレーザプリンタ2に装着することができる。したがって、レーザプリンタ2に対するソータ装置1の着脱作業をより行ないやすくすることができる。
【0057】
図7は、仕分け部28をアダプタ部29に装着する状態を示す要部側断面図、図8は、仕分け部28を複数増設する状態を示す要部側断面図、図9は、仕分け部28を複数増設した状態を示す要部側断面図である。
【0058】
次に、以上のように構成される本実施形態のソータ装置1において、アダプタ部29に仕分け部28を組み付ける場合について、図6ないし図7を参照して説明する。図7に示すように、アダプタ部29の上部には、仕分け部28に取り付けるための第3取付板86および第4取付板87が、図7には現れていないが、下側ケーシング27の各下側側部51および52のそれぞれから上方へ突出するように設けられている。一方、仕分け部28の下部には、アダプタ部29に取り付けるための第5取付板88が、図7には現れていないが、上側ケーシング26の各上側側部48および49のそれぞれから下方へ突出するように設けられている。そして、アダプタ部29の各第3取付板86および各第4取付板87を、仕分け部28の内側にぞれぞれ差し込むとともに、仕分け部28の各第5取付板88を、アダプタ部29の内側にぞれぞれ差し込むことにより、仕分け部28がアダプタ部29に位置決めされた状態で装着される。この状態が図6に示されている。
【0059】
そして、このような組み付けにおいては、図6および図7に示すように、アダプタ部29は、仕分け部28が装着されているか否かにかかわらず、起立した姿勢で転倒することなく安定して載置されているので、ソータ装置1の製造時においては、アダプタ部29を載置して、その上に仕分け部28を組み付けていくことができ、これによって、製造時における組み付け性が良好となり生産性の向上を図ることができる。
【0060】
さらに、本実施形態のソータ装置1は、仕分け部29を、その上方に複数増設して使用できるように構成されている。
【0061】
図8に示すように、この仕分け部28の天上部分には、着脱自在の上蓋127が取り付けられるようにされており、図8においては、アダプタ部29に取り付けられている仕分け部28(次に述べる、その上に増設する仕分け部28と区別する場合には、このアダプタ部29に取り付けられている仕分け部28を第1の仕分け部128とし、増設する仕分け部28を第2の仕分け部129とする。)の上蓋127が取り外され、第2の仕分け部129に上蓋127を取り付けようとする状態が示されている。
【0062】
仕分け部28の下部には、前述したように、各第5取付板88が、仕分け部28から下方へ突出するように形成されているので、第2の仕分け部129の各第5取付板88を、第1の仕分け部128の上部内側にそれぞれ差し込むことにより、第1の仕分け部128の上に第2の仕分け部129を積み重ね状に増設することができる。この状態が図9に示されている。そして、第1の仕分け部128の上に第2の仕分け部129を積み重ね状に取り付けたときには、図9に示すように、第1の仕分け部128の排出口46が第2の仕分け部129の進入口47と接続される。なお、このとき、第2の仕分け部129の天井部分には、上蓋127が取り付られる。
【0063】
このようにした場合には、たとえば、第1の仕分け部128の切換フラッパ25をすべて上下方向案内位置に位置させておくことで、第1の仕分け部128の排出口46から第2の仕分け部129の進入口47に用紙を進入させることができ、よって、第1の仕分け部128と第2の仕分け部129とを組み合わせた状態で仕分けおよび収納することができる。
【0064】
特に、排出口46の最も近傍に設けられた第5フラッパ39(図6および図7参照)は、仕分け部28を1つだけしか使用しないのであれば、他のフラッパ25のように揺動可能に設ける必要はなく、排紙方向案内位置に固定しておけばよい。しかし、本実施形態においては最も排出口46に近い第5ビン45に対応する第5フラッパ39を他のフラッパ25と同様に上下方向案内位置と排紙方向案内位置とに揺動可能に設けたので、用紙を排紙口46へ排出可能であり、複数の仕分け部28の組み合わせを可能にしている。
【0065】
したがって、このように構成すると、ユーザが必要とするビン23の数に応じて仕分け部28を増設することができる。そのため、ユーザが必要とする仕分けの数に最も適合するようなビン23の数を備えるソータ装置1を、個々に設計することなく容易に提供することができる。また、複数の仕分け部28は、上方に増設されるため、多数の仕分け部28を増設してもソータ装置1の設置面積は変わらず、少ない設置スペースで、多数のビン23を備えるソータ装置1を構成することができる。
【0066】
しかも、このように、仕分け部28が複数増設された場合であっても、その重心85が、実質的に変わらず、図6および図9に示すように、前後方向においては、第1取付板81と第2取付板82との間のほぼ中央であって、また、図6および図9には示されていないが、幅方向においては、各第1取付板81および各第2取付板82の間のほぼ中央に位置されるので、ソータ装置1が床面上において転倒することなく、装着されている時と実質的に同じような起立した姿勢で、そのまま安定して載置される。したがって、仕分け部28の増設またはその取り外しを行なう時には、たとえば、アダプタ部29を床に置いた状態で、仕分け部28の着脱を行なえるので、その増設またはその取り外し作業をより簡単に行なうことができる。すなわち、レーザプリンタ2にソータ装置1を装着した状態において仕分け部28を増設する場合には、そのレーザプリンタ2の高さ分さらに高い位置で作業を行なわなければならず非常に作業性がしにくいのに対し、本実施形態のように床に置いて作業できる場合には、その作業がしやすく、作業効率を大幅に向上させることができる。
【0067】
また、本実施形態のアダプタ部29では、仕分け部28とアダプタ部29との接続部分、すなわち、仕分け部28の上側ケーシング26の下端部と、アダプタ部29の下側ケーシング27の上端部とが当接する部分によって囲まれる範囲とその上下方向に重ならない位置、すなわち、図3に示すように、上側ケーシング26の上側側部48および49よりも前方に、下側ケーシング27の各前脚部54が突出状に形成されており、この各前脚部54に各第1取付板81が設けられているので、アダプタ部29に仕分け部28が装着された時にも、たとえば、後側からその仕分け部28が押されるようなことがあっても、この各第1取付板81によって倒れることなくしっかりと支持される。そのため、仕分け部28が装着された状態においても、安定して置くことができる。
【0068】
なお、図9において、各仕分け部28の駆動は、各仕分け部28にモータをそれぞれ設けてもよく、また、いずれか特定の仕分け部28のみにモータを設けて、各仕分け部28内の駆動系を相互にギヤを噛み合わすことによって駆動させるようにしてもよい。さらに、アダプタ部29にモータを設けて、仕分け部28にはモータを設けないようにしてもよい。
【0069】
また、本実施形態では、処理部として仕分け処理がなされる仕分け部28が使用されるソータ装置1について説明したが、本発明において、処理部でなされる処理は、仕分け処理に限らず、たとえば、各用紙をホッチキス止めするためのステープル処理、パンチ孔を穿孔するためのパンチ処理、その他カット処理、ラミネート処理など、その種類は問われず、それに対応して、本発明の記録媒体処理装置は、ソータ装置1の他、ステープル装置、パンチング装置、カット装置、ラミネート装置など、その種類の如何を問わない。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、記録媒体処理装置を画像形成装置から取り外した時に、起立した姿勢で床などに置いても、転倒することなくそのまま安定して載置される。そのため、従来のように、たとえば、記録媒体処理装置を寝転がすようにして横置きにしたり、また、壁に立てかけたり、あるいは、他の部材で支持するようにして置く必要がなく、取り外した時の記録媒体処理装置の保存、および画像形成装置からの取り外し作業、さらにはその取り外した状態からの画像形成装置への装着の作業を簡単にすることができる。
【0071】
請求項2に記載の発明によれば、装着時における取り付けのための部材としての取付部材が、取り外し時においては脚を兼ねるため、わざわざ取付部材とは別に、取り外した時に記録媒体処理装置を安定して載置するための脚を設ける必要がなく、装置構成の簡略化および部品点数の低減化を図ることができる。
【0072】
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体処理装置を画像形成装置から取り外した時に、その記録媒体処理装置を床などに置いた場合には、取付部材が床面に対して面接触するため、画像形成装置から取り外した状態における記録媒体処理装置の安定した載置を、より良好に保持することができる。
【0073】
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体処理装置の装着状態および取り外し状態における姿勢が、ともに実質的に同じ姿勢であるため、たとえば、取り外しの時には、記録媒体処理装置を画像形成装置に装着されている姿勢のまま取り外して、そのままの姿勢で床などに置くことができ、また、装着する時には、床などに置かれている姿勢のまま画像形成装置に装着することができる。したがって、画像形成装置に対する記録媒体処理装置の着脱作業をより行ないやすくすることができる。
【0074】
請求項5に記載の発明によれば、受入部は、処理部が装着されているか否かにかかわらず、起立した姿勢で転倒することなく安定して載置されるので、たとえば、記録媒体処理装置の製造時においては、受入部を載置して、その上に処理部を組み付けていくことができるので、製造時における組み付け性が良好となり生産性の向上を図ることができる。
【0075】
請求項6に記載の発明によれば、受入部の上部に処理部が装着された時に、その処理部が押されるようなことがあっても、取付部材によって倒れることなくしっかりと支持される。そのため、処理部が装着された状態において、安定して置くことができる。
【0076】
請求項7に記載の発明によれば、ユーザが必要とする処理量に応じて処理部を増設することができる。そのため、ユーザが必要とする処理量に最も適合するような数の処理部を備える記録媒体処理装置を、個々に設計することなく容易に提供することができる。また、処理部は上方に増設されるため、多数の処理部を増設しても記録媒体処理装置の設置面積は変わらず、少ない設置スペースで、多数の処理部を備える記録媒体処理装置を構成することができる。
【0077】
しかも、このように複数の処理部が増設された場合でも、起立した姿勢で転倒することなく安定して載置されるので、処理部の増設またはその取り外しを行なう時には、たとえば、受入部を床に置いた状態で、処理部の着脱を行なえるので、その増設またはその取り外し作業をより簡単に行なうことができる。すなわち、画像形成装置に記録媒体処理装置を装着した状態において処理部を増設する場合には、その画像形成装置の高さ分さらに高い位置で作業を行なわなければならず非常に作業性がしにくいのに対し、床に置いて作業できる場合には、その作業がしやすく、作業効率を大幅に向上させることができる。
【0078】
請求項8に記載の発明によれば、記録媒体処理装置が、導入手段、搬送手段、搬送方向切換手段、排出手段および収容手段を備えているので、導入された記録媒体を、高速かつ確実に仕分けおよび収容することができ、ソータまたはスタッカとして、好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録媒体処理装置としてのソータ装置を備える、画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】 図1におけるソータ装置を拡大して示す要部側断面図である。
【図3】 ソータ装置のみを示す斜視図である。
【図4】 ソータ装置をレーザプリンタに装着する状態を示す要部側断面図である。
【図5】 ソータ装置をレーザプリンタに装着した状態を示す要部側断面図である。
【図6】 ソータ装置をレーザプリンタから取り外して床に置いた状態を示す要部側断面図である。
【図7】 仕分け部をアダプタ部に装着する状態を示す要部側断面図である。
【図8】 仕分け部を複数増設する状態を示す要部側断面図である。
【図9】 仕分け部を複数増設した状態を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
1 ソータ装置
2 レーザプリンタ
21 導入路
22 排紙ローラ
23 ビン
24 搬送ローラ
25 切換フラッパ
28 仕分け部
29 アダプタ部
58 重心
81 第1取付板
82 第2取付板
Claims (8)
- 記録媒体に所定の画像を形成するための画像形成装置の上部に着脱自在に装着され、所定の画像が形成された後の記録媒体を処理するための記録媒体処理装置であって、
前記画像形成装置から取り外して床に置いたときに、起立した姿勢で、倒れないような位置に重心を有していることを特徴とする、記録媒体処理装置。 - 前記画像形成装置に装着するための取付部材を備え、
前記取付部材が、前記画像形成装置から取り外して床に置いたときに、この記録媒体処理装置を支持するための脚となるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体処理装置。 - 前記取付部材は、前記画像形成装置から取り外して床に置いたときに、接触面に対して面接触するように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の記録媒体処理装置。
- 前記画像形成装置に装着されている状態の姿勢と、前記画像形成装置から取り外して床に置いた状態の姿勢とが、実質的に同じ姿勢となるように構成されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の記録媒体処理装置。
- 前記画像形成装置の上部に着脱自在に装着され、画像が形成された後の記録媒体を受け入れるための受入部と、前記受入部の上部に装着され、前記受入部に受け入れられた記録媒体を処理するための少なくとも1つの処理部とを備え、
前記受入部は、前記処理部が装着されている場合、および前記処理部が装着されていない場合のいずれの場合であっても、前記画像形成装置から取り外して床に置いた状態において起立するように構成されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の記録媒体処理装置。 - 前記受入部は、前記処理部が装着された状態において、前記処理部における前記受入部との接続部分と上下方向において重ならない位置に、少なくとも1つの取付部材を備えていることを特徴とする、請求項5に記載の記録媒体処理装置。
- 前記処理部は、前記処理部の上方に、さらなる処理部を増設可能とされ、前記処理部が複数増設された場合であっても、前記画像形成装置から取り外して床に置いた状態において起立するように構成されていることを特徴とする、請求項5または6に記載の記録媒体処理装置。
- 画像形成装置によって所定の画像が形成された記録媒体を導入するための導入手段、
前記導入手段によって導入された記録媒体を収容するための複数の収容手段、
前記導入手段によって導入された記録媒体を前記収容手段に排出するための排出手段、
前記導入手段によって導入された記録媒体を前記排出手段に搬送するための搬送手段、および
前記導入手段によって導入された記録媒体を特定の前記排出手段に向けて搬送するために、搬送方向を切り換える搬送方向切換手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の記録媒体処理装置。
詳細な説明
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