JP3737298B2 - 被削性及び溶接性に優れたプラスチック成形用大型金型用鋼及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被削性および溶接性に優れたプラスチック成形金型用鋼及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック成形金型は、プラスチック成形金型用鋼を切削加工により所定形状に機械加工し、シボ模様の形成や鏡面仕上げを行って作製される。従来、かかるプラスチック成形金型、特に大型の金型としては、S55Cなどの炭素鋼やSCMなどの中低炭素鋼が用いられてきた。上記成形金型の作製工程において、まず機械加工の能率を高めるには被削性の向上が望まれるところであるが、従来用いられてきたS55Cなどの金型用鋼は被削性が十分とは言い難い。また特開昭62−202050号公報では、被削性を向上させるために特定量のSを添加する技術が提案されているが、かかる技術でも被削性が十分とは言えない。
【0003】
また金型作製においては加工の誤りや設計変更のため、溶接による補修が施されることがあり、溶接割れ防止のために当該補修にはかなり高い予熱、後熱が必要である。ところが均一な加熱のためには専用の加熱炉が必要となり、また金型が大きいほど予熱に長時間を要するという問題がある。
【0004】
また最近はプラスチック製品の意匠性の向上にともなって、金型用鋼に対してシボ加工性の向上も求められる。このため、特に大型の金型には鍛造により製造された均質な鋼が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、被削性および溶接性に優れるとともに予熱および後熱が不要なプラスチック成形金型用鋼及びその製造方法を提供することをその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、重量%で、C:0.07〜0.20%、Mn:0.5〜2.0%、Cr:1.5〜2.5%、Mo:0.01〜1.0%、V:0.01〜0.2%、S:0.1%以下(0%を含む)、Si:0.38〜0.90%を含み、残部鉄及び不可避不純物である鋼であって、フェライト+ベイナイト又はフェライト+パーライト+ベイナイトである組織を有し、焼き入れ又は焼きならし時の500℃までの平均冷却速度をR(℃/min)、下記式から算出した値をPとした場合に、
P=T(20+logt)×10-3
(式中、Tは焼き戻し温度(K)、tは焼き戻し時間(hr))
下記式(1)から算出される計算硬さ(HB)が、P=20、R=10のとき(HB)≦240を満足し、かつP=17、R=0.3のとき(HB)≧160を満足するのが望ましい。
(HB)=793.5[C]+9.7[Si]+188.5[Mo]+39.7[Cr]+44.8(logR)−19.4P+330.7・・・・・(1)
(式中、[元素]は、鋼中の各元素の含有率(%)を表す)
【0007】
また本発明によれば、重量%で、C:0.07〜0.20%、Mn:0.5〜2.0%、Cr:1.5〜2.5%、Mo:0.01〜1.0%、V:0.01〜0.2%、S:0.1%以下(0%を含む)、Si:0.38〜0.90%を含み、残部鉄及び不可避不純物である鋼を用いて、熱間加工工程において鍛錬比が2以上となるよう鍛錬を行い、次に割れ防止のために200〜350℃で保持した後、800〜950℃に再加熱・保持して焼きならしを行い、空冷した後550〜680℃に再加熱して焼き戻しを行うことによって、焼き入れ又は焼きならし時の500℃までの平均冷却速度をR(℃/min)、下記式から算出した値をPとした場合に、
P=T(20+logt)×10-3
(式中、Tは焼き戻し温度(K)、tは焼き戻し時間(hr))
上記式(1)から算出される計算硬さ(HB)が、
P=20、R=10のとき(HB)≦240を満足し、かつ
P=17、R=0.3のとき(HB)≧160を満たすようにする
被削性及び溶接性に優れたプラスチック成形用大型金型用鋼の製造方法が提供される。
【0008】
このとき前記鋼の残部は実質的にFe及び不可避不純物であることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、被削性および溶接性に優れたプラスチック成形金型用鋼が得られないか鋭意検討した結果、C含有量を低く抑えると共に、Si含有量を従来よりも多くした化学組成とし、また組織をフェライト+ベイナイト又はフェライト+パーライト+ベイナイトとし、さらに特定の製造条件のときの計算硬さ(HB)を特定範囲とすることによって、被削性および溶接性に優れるプラスチック成形金型用鋼が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
【0010】
本発明のプラスチック成形金型用鋼において、各合金元素のはたらきと組成範囲の限定理由を示せば、次の通りである。
【0011】
Si:0.38〜0.90%
Siは、溶製時の脱酸性元素として作用し、また強度を高める上で重要な元素であり、また高Si鋼では、SiO2 を主体とする融点の低い酸化膜が生成され、かかる酸化膜が切削工具と被切削材との間で潤滑剤としての作用を果たし、切削工具の摩耗を減少させる。また靭性を若干減少させる作用もあり、これにより切削時の切り屑の処理を向上させる。かかる作用を有効に発揮させるには0.38%以上含有させる必要がある。一方、多量に含有させると鋼の硬度が増し、被削抵抗が大きくなるという問題があるから、0.90%以下にする必要がある。より好ましい範囲としては0.38〜0.80%である。
【0012】
C:0.07〜0.20%
Cは鋼の強化元素として強度を確保すると共に焼き入れ性を高める上で欠くことができない元素であり、C量が0.07%未満では十分な強度が得られない。一方C量が過度に多くなると、溶接性を阻害し、また鋼塊中の偏析を助長し、さらには炭化物が生成して被削性が悪くなるので、C量は0.20%以下に抑えることが必要である。硬さ、強度、溶接性、被削性をすべて満足するには、C量は0.10〜0.17%の範囲とすることがより好ましい。
【0013】
Mn:0.5〜2.0%
Mnは、鋼の脱酸と焼き入れ性の向上に有効に作用する元素であり、また鋼中に不可避的に混入してくるSを固定し被削性を向上させるうえでも有効に作用する。こうした作用を有効に発揮させるには0.5%以上含有させなければならない。一方含有量が多いと鋼組織を硬化させ被削性を悪くするので、2.0%以下に抑える必要がある。Mnのより好ましい含有率は0.8〜1.9%である。
【0014】
Cr:1.5〜2.5%
Crは、焼き入れ性の向上に有効な元素であり、加えて本願発明ではC量を少なくしたことによる強度不足の補完をする元素であるから、1.5%以上含有させる必要がある。一方Cr量が多すぎると鋼が硬質化して被削性が低下するので2.5%以下に抑える必要がある。焼き入れ性、補強作用、被削性などをすべて満足するには、1.7〜2.1%の範囲がより好ましい。
【0015】
Mo:0.01〜1.0%
Moは、Crと同様焼き入れ性を高めて高強度化に寄与する元素であるから、0.01%以上含有させる必要がある。一方、Moを多量に含有させると多量の炭化物を生成し被削性を悪くするので、Cr量との関係で1.0%以下に抑える必要がある。より好ましい範囲としては0.05〜0.5%である。
【0016】
V:0.01〜0.2%
Vは、焼き戻し軟化抵抗性の向上を図り、必要な硬さの確保に有効である。また結晶粒の微細化効果もある。かかる効果を発揮させるには0.01%以上含有させる必要がある。一方、多量に含有させすぎると炭化物を多量に生成し被削性を悪くさせるので0.2%以下に抑える必要がある。より好ましい範囲としては0.03〜0.1%である。
【0017】
S:0.1%以下(0%を含む)
前述のようにMnと反応してMnSを生成し、被削性の向上に寄与するが、大型金型材のしぼむら等を考慮すればなるべく少量に抑える必要があり、0.1%以下にする必要がある。より好ましくは0.07%以下である。
【0018】
また本発明の金型用鋼は、上記成分組成の要件を満たすという条件の下で、フェライト+ベイナイト又はフェライト+パーライト+ベイナイトの組織を有していることも重要である。軟質なフェライト組織を含んだ2相組織または3相組織とすることにより被削性の向上が図れる。一層の被削性向上を図るには、フェライトの面積率は10〜50%の範囲であるのがよい。
【0019】
また前記式(1)から算出される計算硬さ(HB)が、P=20、R=10のとき240以下で、P=17、R=0.3のとき160以上となるように化学組成を規定範囲内で調整することが望ましい。
【0020】
前記式(1)は、種々の組成の鋼において熱処理条件を種々変化させて得た鋼の硬さと組成との実験的に得られた関係式であり、調質後の硬さを示す指標となる。この式によれば、焼き入れ又は焼きならし時の500℃までの平均冷却速度R、焼き戻し時の温度と時間から算出されるPから最適な化学成分の範囲を決定することができる。ここでPが20、17のときの硬さを算出するようにしているのは、Pが17〜20の範囲が、実際に工業的に製造可能な範囲だからであり、Pが17のときは最も硬くなる焼き戻し条件、Pが20のときは最も軟らかくなる焼き戻し条件である。また、平均冷却速度Rが10、0.3のときの硬さを算出するようにしているのは、鍛鋼製の金型用鋼の場合、一般に厚さは100〜1,000mmの範囲であり、これに対応する平均冷却速度は10〜0.3℃/minの範囲だからであり、Rが0.3のときは最も軟らかくなる冷却速度、Rが10のときは最も硬くなる冷却速度である。以上から理解されるように、P=20、R=10及びP=17、R=0.3のときとは、厚さ100〜1,000mmの範囲の鋼の硬さが最も硬くなる条件及び最も軟らかくなる条件である。
【0021】
請求項1の組成において、フェライト+ベイナイト又はフェライト+パーライト+ベイナイトの組織とするには下記に説明する製造方法によるのが望ましい。すなわち、熱間加工工程において鍛錬比が2以上となるよう鍛錬を行い、次に200〜350℃で保持した後、800〜950℃に再度加熱・保持して焼きならしを行い、空冷した後550〜680℃に再加熱して焼き戻しを行う方法が望ましい。
【0022】
まず熱間加工工程において鍛錬比が2以上になるまで鍛錬することにより、鋼塊内部の空隙が圧着され、十分な強度と靭性が得られる。
【0023】
次に200〜350℃の範囲で温度保持することにより未変態組織(硬質部分)に起因する割れなどが防止される。このとき保持温度が200℃未満では、
低温割れ発生の可能性があり、他方保持温度が350℃を超えるとベイナイト変態が終了しないという問題が生じる。保持時間に特に限定はないが、20〜50時間が望ましい。
【0024】
また800〜950℃まで再加熱・保持して焼きならしを行うことで、組織が細かくなり所定の強度を得ることができる。焼きならしの温度が800℃未満では結晶粒の分布が不均一になるという問題が生じ、他方焼きならし温度が950℃を超えると結晶粒が粗大化が起こるという問題が生じる。焼きならしの時間は特に限定はないが、2〜30時間が望ましい。
【0025】
さらに空冷後に550〜680℃まで再加熱して焼き戻しすることで硬度が低下し、所望の被削性を得ることができる。焼き戻し温度が550℃未満では、硬度が高く被削性が悪くなり、また残留応力が大きくなるという問題が生じ、他方焼き戻し温度が680℃を超えると必要とする硬さが得られないという問題が生じる。焼き戻しの時間は特に限定はないが、2〜30時間が望ましい。
【0026】
【実施例】
以下に実験例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実験例により何ら限定されるものではない。
【0027】
実験例1〜11
表1に示す化学組成を有する鋼塊を電気炉で溶製した後、鍛錬比2となるように熱間鍛錬を行った。つぎに270℃で24時間保持した後880℃まで加熱し保持して焼きならしを行い、空冷した後600℃まで再度加熱し焼き戻しを行い、供試材を作製した。
【0028】
かかる金型用鋼の実測硬さ(HB)、計算硬さ(HB)、被削性、溶接最高硬さ、予熱・後熱なしの場合の溶接割れの有無を下記に示すように測定・調査した。結果を表2に示す。
【0029】
(実測硬さ(ブリネル硬さ))
JIS Z−2243に準拠して測定した。
【0030】
(被削性試験)
1.直径10mmのハイスエンドミルを用いて、切削速度21m/min、送り速度260mm/minの条件で供試材の切削を行い、逃げ面の摩耗量(mm)を測定した。
2.直径30mmの超硬エンドミルを用いて、切削速度99m/min、送り速度260mm/minの条件で供試材の切削を行い、逃げ面の摩耗量(mm)を測定した。
【0031】
(溶接最高硬さ(HV))
JIS Z3101に準拠して溶接最高硬さを測定した。
【0032】
(溶接割れ)
L字材料のコーナー部に溶接を施し、割れ発生の有無を調査した。
【0033】
実験例12
表1に示す化学組成を有する実際の製品相当の大型鋼塊を電気炉で溶製後、熱間にて鍛錬比2となるよう鍛錬し、その後200〜350℃で24時間保持した後、800〜950℃に加熱し焼きならしを行う。その後550〜680℃で焼き戻しを行った。実験例1〜11と同様に物性を測定・評価した。結果を表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
本発明で規定する元素組成及び組織を有し、所定の硬さを有する実験例1〜5の金型用鋼は、ハイスエンドミルを用いた切削性試験では逃げ面の摩耗量が0.07mm以下と良好な結果を示し、超硬エンドミルを用いた切削試験でも逃げ面の摩耗量は0.18mm以下と優れた結果を示した。また溶接最高硬さは505以下と低く、そしてまた溶接割れも発生しなかった。
【0037】
これに対して、Siの含有割合が本発明の規定範囲より少ない実験例6〜11の金型用鋼は、ハイスエンドミルを用いた切削性試験では逃げ面の摩耗量が0.09mm以上で、超硬エンドミルを用いた切削試験でも実験例6,9,10では逃げ面の摩耗量は0.20mm以上となり、Si含有割合が少ないと摩耗量が多くなっている。またC含有割合が本発明の規定範囲より多い実験例10,11の金型用鋼は、溶接最高硬さが700,850と高く、そして溶接割れも発生した。
【0038】
実際に製品相当の大型鋼塊を用いて金型用鋼を作製した実験例12では、鍛錬時の未圧着に伴うUT不良、鍛錬後の熱扱いによる割れなどは認められず、硬さ、摩耗量、溶接最高硬さの諸物性も良好なものであった。これにより、金型に施されるシボ加工や放電加工も良好なものであった。さらに断面の硬さ分布も均一なものであった。
【0039】
【発明の効果】
本発明のプラスチック成形金型用鋼は、被削性および溶接性に優れるとともに予熱および後熱がなくても溶接割れが発生することがない。
Claims (2)
- 重量%で、
C:0.07〜0.20%、
Mn:0.5〜2.0%、
Cr:1.5〜2.5%、
Mo:0.01〜1.0%、
V:0.01〜0.2%、
S:0.1%以下(0%を含む)
Si:0.38〜0.90%
を含み、残部鉄及び不可避不純物である鋼であって、
フェライト+ベイナイト又はフェライト+パーライト+ベイナイトである組織を有し、焼き入れ又は焼きならし時の500℃までの平均冷却速度をR(℃/min)、下記式から算出した値をPとした場合に、
P=T(20+logt)×10-3
(式中、Tは焼き戻し温度(K)、tは焼き戻し時間(hr))
下記式(1)から算出される計算硬さ(HB)が、
P=20、R=10のとき(HB)≦240を満足し、かつ
P=17、R=0.3のとき(HB)≧160を満足する被削性及び溶接性に優れたプラスチック成形用大型金型用鋼。
(HB)=793.5[C]+9.7[Si]+188.5[Mo]+39.7[Cr]+44.8(logR)−19.4P+330.7・・・・・(1)
(式中、[元素]は、鋼中の各元素の含有率(%)を表す) - 前記請求項1に記載のプラスチック成形用大型金型用鋼を製造する方法であって、
重量%で、
C:0.07〜0.20%、
Mn:0.5〜2.0%、
Cr:1.5〜2.5%、
Mo:0.01〜1.0%、
V:0.01〜0.2%、
S:0.1%以下(0%を含む)
Si:0.38〜0.90%
を含み、残部鉄及び不可避不純物である鋼を用いて、熱間加工工程において鍛錬比が2以上となるよう鍛錬を行い、次に200〜350℃で保持した後、800〜950℃に再度加熱・保持して焼きならしを行い、空冷した後550〜680℃に再加熱して焼き戻しを行うことによって、
焼き入れ又は焼きならし時の500℃までの平均冷却速度をR(℃/min)、下記式から算出した値をPとした場合に、
P=T(20+logt)×10 -3
(式中、Tは焼き戻し温度(K)、tは焼き戻し時間(hr))
下記式(1)から算出される計算硬さ(HB)が、
P=20、R=10のとき(HB)≦240を満足し、かつ
P=17、R=0.3のとき(HB)≧160を満たすようにする
被削性及び溶接性に優れたプラスチック成形用大型金型用鋼の製造方法。
(HB)=793.5[C]+9.7[Si]+188.5[Mo]+39.7[Cr]+44.8(logR)−19.4P+330.7・・・・・(1)
(式中、[元素]は、鋼中の各元素の含有率(%)を表す)
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